JP2003062923A - 透明無機蒸着膜層を有する生分解性フィルム積層体および袋状物 - Google Patents

透明無機蒸着膜層を有する生分解性フィルム積層体および袋状物

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JP2003062923A
JP2003062923A JP2001255039A JP2001255039A JP2003062923A JP 2003062923 A JP2003062923 A JP 2003062923A JP 2001255039 A JP2001255039 A JP 2001255039A JP 2001255039 A JP2001255039 A JP 2001255039A JP 2003062923 A JP2003062923 A JP 2003062923A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】層間接着力が高く、なおかつ生分解性の高い透
明無機膜層を持つフィルム積層体を提供する。 【解決手段】透明無機薄膜層(A)、L-乳酸とD-乳酸の
モル比(L/D)が1〜9である脂肪族ポリエステルを含む
ことを特徴とするアンカー層(B)、生分解性フィルム
層(C)、が積層されたことを特徴とする生分解性フィ
ルム積層体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生分解性フィルム
積層体に関するものであり、より特定的には、透明無機
薄膜層を設けた生分解性ポリ乳酸フィルム積層体に関す
る。さらには、本発明により得られた生分解性フィルム
積層体を用いた袋状物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の環境問題に対する意識の高まりか
ら、天然素材または生分解性構成素材を利用した商品の
開発が盛んに行われている。
【0003】このような世の中の流れから、包装材料用
など様々な分野でポリL乳酸フィルムの検討が実施され
ている。包装材料のうち、特に食品包装の分野では内容
物を酸素による酸化に起因する風味の変化から守るた
め、ガスバリア性持つフィルムが用いられることが多
い。また、近年内容物が見えるように酸化珪素、酸化ア
ルミニウム、酸化珪素/アルミニウム混合膜を施した透
明無機膜が提案されている。
【0004】しかしながら、ポリ乳酸フィルムに上記透
明絵無機膜を設けようとすると、無機膜層とポリ乳酸フ
ィルムとの接着性が低く、無機膜層とポリ乳酸フィルム
間で層間剥離し、ガスバリア性包装体としての機能を十
分果たせないことがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明の主目的は、
層間接着力が高く、なおかつ生分解性の高い透明無機膜
層を持つフィルム積層体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、透明無機膜層
(A)、L-乳酸とD-乳酸のモル比(L/D)が1〜9、反応性
又は極性基濃度が100〜500当量/106gである脂肪族ポリ
エステルを含むことを特徴とするアンカー層(B)、生
分解性フィルム層(C)、が積層されたことを特徴とす
る生分解性フィルム積層体である。また、本発明は上記
の生分解性積層体を用いたことを特徴とする袋状物であ
る。
【0007】 [発明の詳細な説明]まず、アンカー層に関して説明す
る。本発明に用いられるアンカー層は、脂肪族ポリエス
テルを非ハロゲン系有機溶剤に溶解させたアンカー剤を
フィルム上に塗布することにより設置される。アンカー
剤に用いられる脂肪族ポリエステルは乳酸残基を好まし
くは60モル%以上、より好ましくは70モル%以上、
さらに好ましくは80モル%以上、特に好ましくは90
モル%以上、最も好ましくは95モル%以上含む。乳酸
残基が60モル%未満であると、良好な接着強度、良好
な生分解性が得られないことがある。また、上記脂肪族
ポリエステルの乳酸残基の含有量は接着性の面から9
9.99モル%以下であることが好ましい。また、重量
では、上記脂肪族ポリエステルは乳酸残基を好ましくは
80重量%以上、より好ましくは90重量%以上、さら
に好ましくは95重量%以上含有していることが好まし
い。
【0008】上記脂肪族ポリエステル中の乳酸残基のL
−乳酸とD−乳酸のモル比(L/D)は、1〜9の範囲
にあることが好ましい。L/Dが1よりも小さいとき、
すなわちD−乳酸過剰であると、コスト的に高くなって
しまうことがある。またL/Dが9を越えてしまうと、
非ハロゲン系の汎用溶剤に対する溶解性が悪化し、アン
カー剤が塗工し難くなることがある。
【0009】ポリエステル中のL−乳酸とD−乳酸のモ
ル比は、仕込み量から求めているが、ポリエステル中の
L−乳酸とD−乳酸のモル比を旋光光度計(堀場製作所
SEPA−200)を用いて決定したものと同じである
ことを確認した。
【0010】前記、非ハロゲン系剤とはメチルエチルケ
トン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等の
ケトン系溶剤、トルエン、キシレン等の芳香族系溶剤、
酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル等のエステル系
溶剤、テトロヒドロフラン、ジエチルエーテル等のエー
テル系溶剤等が挙げられる。
【0011】上記脂肪族ポリエステルの還元粘度は0.
3〜1.0dl/gであることが好ましい。還元粘度が
0.3dl/g未満であると、コーティング時にハジキ
が生じたり、接着強度不足が生じたりすることがある。
また、還元粘度が1.0dl/gを超えると、コーティ
ング液の粘度が高くなり、コーティング適性が悪化する
ことがある。
【0012】尚、当該還元粘度は、サンプル濃度0.1
25g/25ml、測定溶剤クロロホルム、測定温度2
5℃で、ウベローデ−粘度管を用いて測定した値であ
る。
【0013】上記脂肪族ポリエステルのガラス転位温度
Tgは35〜60℃の範囲にあることが好ましい。Tg
が35℃未満であると、蒸着膜の接着強度が不十分とな
ることがあり、Tgが60℃を越えると、蒸着膜にクラ
ックが生じ易くなり、意匠性やガスバリア性に劣ること
がある。Tgの好ましい下限は38℃であり、さらに好
ましい下限は40℃である。また、Tgの好ましい上限
は57℃であり、さらに好ましい上限は55℃である
【0014】尚、Tgは樹脂10mgをアルミニウムパン
に取り、アルミニウム蓋をかぶせて強くクリンプし、こ
れをDSC(示差走査熱量計)法により10℃/分の昇温
速度で測定した値である。
【0015】脂肪族ポリエステルの反応性又は極性基の
濃度は100〜500当量/106gの範囲にあること
が必要である。反応性又は極性基の濃度が100当量/
10 6g未満であると良好な無機蒸着膜との密着性が得
られないことがある。また500当量/106gを越え
ると耐水性が悪化してしまうことがある。反応性基と
は、他の基と反応して共有結合可能な基であり、たとえ
ば、水酸基、エポキシ基、アミノ基、イミノ基、カルボ
ン酸基、などが挙げられる。また極性基としては、たと
えば水酸基、アミノ基、イミノ基、カルボン酸基、スル
ホン酸基、ホスホン酸基、これらの塩(アミノ基、イミ
ノ記の場合は塩素、臭素等のバロゲン塩、酢酸塩など、
カルボン酸基、スルホン酸基、ホスホン酸基の場合はカ
リウム、ナトリウム等のアルカリ金属塩、アンモニウム
塩など)の基などが挙げられる。これら反応性基又は局
性基の中では水酸基が高い密着性が得られる点で好まし
い。これらの基の濃度は仕込量からの計算、滴定、等公
知の様々な方法で測定することができる。
【0016】なお、水酸基を例にして反応性基の濃度の
求め方を説明すると、水酸基の濃度は仕込量より計算し
た値(反応に添加する多価アルコールやポリグリセリン
の水酸基価から算出)に酸価を測定して得られた酸価
(ラクチドの分解による酸価=ラクチドの分解による水
酸基価)を足して求めても良いし、さらには、過剰のフ
ェニルイソシアネートを加え樹脂水酸基を反応させ、次
に未反応のフェニルイソシアネートを過剰のジエチルア
ミンと反応させ、未反応ジエチルアミン量を酸により滴
定する等の滴定法で求めることもできる。
【0017】これらの基を導入する方法を以下に例示す
る。水酸基を例に取ると、水酸基濃度を上記範囲にする
方法としては、例えば、分子量自体を調整して合わせる
方法、ラクチドを用いてポリ乳酸を重合する際や、重合
中に多価アルコール化合物を添加する方法、ポリ乳酸を
重合後、多価アルコールを加えて解重合する方法、ヒド
ロキシ基含有エポキシ化合物等と反応させて末端部に複
数の水酸基を導入する方法等が挙げられる。
【0018】多価アルコール化合物としては、ポリグリ
セリン、ポリビニルアルコール、ソルビトール、グルコ
ース、ガラクトース等糖類、ペンタエリスリトールなど
が挙げられる。これらの中でもポリグリセリンが好まし
い。
【0019】ポリグリセリンの重合度は3〜20が好ま
しく、より好ましくは5以上であり、上限はより好まし
くは15以下である。重合度が3未満では、良好な無機
蒸着膜への密着性が得られないことがある。またポリグ
リセリンの重合度が20を越えると、耐水性が悪化して
しまうことがある。
【0020】ポリグリセリンの含有量は脂肪族ポリエス
テル中20重量%以下が好ましく、より好ましくは10
重量%以下、さらに好ましくは5重量%以下、特に好ま
しくは3重量%以下である。また、ポリグリセリンの含
有量は好ましくは0.01重量%以上、より好ましくは
0.05重量%以上、さらに好ましくは0.1重量%以
上、特に好ましくは0.2重量%以上である。ポリグリ
セリンの含有量が20重量%を越えると耐水性が悪化し
てしまうことがある。また、0.01重量%未満では、
無機蒸着層の接着力が低下することがある。
【0021】水酸基以外では、アミノ基の場合の例とし
ては、ポリアリルアミン、ポリメタリルアミン、ポリN
エチルアミノアクリレート等、ジエタノールアミン等の
存在下にラクチドを開環重合させる方法が挙げられる。
イミノ基の場合の例としては、ポリエチレンイミン等の
存在下にラクチドを開環重合させる方法が挙げられる。
カルボン酸基の場合の例としては、ポリ(メタ)アクリ
ル酸などの存在下にラクチドを開環重合させる方法が挙
げられる。スルホン酸基の場合には、スルホイソフタル
酸等の存在下にラクチドを開環重合させる方法等が挙げ
られる。
【0022】アンカー剤に用いられる脂肪族ポリエステ
ルにおいて、乳酸以外に他のオキシ酸、ジカルボン酸と
ジオールからなるポリエステルを共重合しても良い。共
重合可能な乳酸以外のオキシ酸としては、グリコール
酸、2−ヒドロキシイソ酪酸、3−ヒドロキシ酪酸、1
6−ヒドロキシヘキサデカン酸、2−ヒドロキシ−2−
メチル酪酸、12−ヒドロキシステアリン酸、4−ヒド
ロキシ酪酸、10−ヒドロキシステアリン酸、リンゴ
酸、クエン酸、グルコン酸等が挙げられる。また、カプ
ロラクトンのようなヒドロキシ酸の分子内エステル、ラ
クチドのようなα−オキシ酸から水分子を失って生成し
た環状エステルも用いられる。
【0023】ジカルボン酸としては、コハク酸、アジピ
ン酸、アゼライン酸、セバシン酸などが挙げられ、ジオ
ールとしてはエチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ブタンジオールなどが挙げ
られる。なお、ジカルボン酸とジオールからなるポリエ
ステルを共重合させた場合の乳酸の含有量(モル%)の
算出は、ジカルボン酸、ジオールを個々の単位として計
算する。また、ポリグリセリンもポリオール成分として
モル数計算に入れ算出する。
【0024】次に、脂肪族ポリエステルの製造方法につ
いて説明する。脂肪族ポリエステルの製造方法として
は、特に限定されず、従来の公知の方法を用いることが
できる。例えば、乳酸の二量体であるラクチドと、他の
オキシ酸等を溶融混合し、公知の開環重合触媒(たとえ
ばオクチル酸スズ、アルミニウムアセチルアセトナー
ト)を使用し、加熱開環重合させる方法や加熱および減
圧により直接脱水重縮合を行う方法等が挙げられる。
【0025】アンカー剤には、必要に応じて、多官能イ
ソシアネート、多官能エポキシ、メラミン等の架橋剤、
粘度調整剤、劣化防止剤、着色料等を配合することがで
きる。特には、脂肪族系のイソシアネートが好ましい。
脂肪族系のイソシアネートとしては、ヘキサメチレンジ
イソシアネート、リジンジイソシアネート、水添トルイ
レンジイソシアネート、水添ジフェニルメタンジイソシ
アネートなどが挙げられ、これらの3量体がとくに好ま
しい。本発明のアンカー剤は、生分解性の面から、上記
脂肪族ポリエステルを固形分中に70重量%以上、さら
には80重量%以上、特には90重量%以上含むことが
好ましい。
【0026】アンカー剤は生分解性のフィルム、好まし
くはポリ乳酸フィルムに塗布される。塗布方法としては
特に限定されず、リバースロールコーター、グラビアコ
ーター、マイクログラビアコーター、コンマコーター、
バーコーター、エアドクターコーター等公知の方法が用
いられる。
【0027】アンカー剤層の膜厚は特に限定されない
が、0.01μm以上、2.0μm以下が好ましく0.
01μm未満であるとフィルムと薄膜層の密着強度が十
分に得られず、2.0μmを越えると薄膜層を真空蒸着
により成型する際に薄膜層に微細なクラックが発生し、
外観上好ましくなくなる場合がある。また、包装材とし
て用いる場合、ガスバリア性が低下することがある。
【0028】また、フィルムにアンカーコート剤を塗工
する際には、フィルムの延伸前にアンカー剤をコートし
その後延伸するインラインコートであってもかまわない
し、延伸後別工程で塗工するオフラインコートであって
もよい。ポリ乳酸フィルム(C)としては、ポリL酸フィ
ルム、特にはL乳酸含有率が97モル%以上の光学純度
のものが好ましく、99モル%以上のものがさらに好ま
しい。
【0029】さらに、アンカー剤がコートされたフィル
ムには透明無機膜層が施される。透明無機膜層として
は、無機酸化物の蒸着膜が好ましい。蒸着膜の無機酸化
物としては、酸化珪素薄膜、酸化アルミニウム薄膜、酸
化珪素と酸化アルミニウムの2元系の薄膜などが好まし
い。
【0030】ここで言う透明無機膜としては、光透過性
の金属光沢を持たない無機膜であって、透明蒸着膜を設
ける前の全光線透過率(JIS K7105に準拠して
測定)をa、基材に透明蒸着膜を設けた後の全光線透過
率(JIS K7105に準拠して測定)をbとした
際、b/aが0.25以上のものが好ましく、より好ま
しくは0.5以上、さらに好ましくは0.6以上、特に
好ましくは0.7以上、最も好ましくは0.8以上にな
るものが望ましい。
【0031】透明無機膜を設けた積層体としては、積層
体の全光線透過率(JIS K7105に準拠して測
定)で25%以上であることが好ましく、より好ましく
は50%以上、さらに好ましくは60%以上、特に好ま
しくは70%以上、最も好ましくは80%以上である。
全光線透過率が25%未満であると、包装体等として用
いた場合に内容物が見えにくく、好ましくない。
【0032】酸化硅素薄膜とはSi、SiO、SiO2
等から成り立っていると考えられ、これらの比率も作成
条件異なる。この成分中に、特性が損なわれない範囲で
微量(全成分に対して3%程度まで)の他成分を含んで
もよい。酸化アルミニウム薄膜とはAl、AlO、Al
23等から成り立っていると考えられ、これらの比率も
作成条件で異なる。この成分中に、特性が損なわれない
範囲で微量(全成分に対して3%程度まで)の他成分を
含んでもよい。酸化硅素と酸化アルミニウムの2元系薄
膜とは酸化アルミニウムと酸化硅素の混合物、あるいは
化合物等とから成り立っていると考えられる。ここでい
う酸化アルミニウムとは、Al,AlO,Al23等の
各種アルミニウム酸化物の混合物から成り立ち、酸化ア
ルミニウム内での各々の含有率等は作成条件で異なる。
酸化珪素とは、Si,SiO,SiO2 等から成り立っ
ていると考えられ、これらの比率も作成条件で異なる。
本発明における該薄膜の酸化アルミニウムの比率として
は、20重量%以上、99重量%以下であって、好まし
くは30重量%以上、95重量%以下である。また、こ
の成分中に、特性が損なわれない範囲で微量(全成分に
対して3%程度まで)の他成分を含んでもよい。
【0033】これら薄膜の厚さとしては、特にこれを限
定するものではないが、ガスバリア性及び可尭性の点か
らは、5−800nmが好ましく、更に好ましくは7−
500nmである。
【0034】かかる無機酸化物薄膜の作成には、真空蒸
着法、スパッター法、イオンプレーテイングなどのPV
D法(物理蒸着法)、あるいは、CVD法(化学蒸着
法)などが適宜用いられる。例えば、真空蒸着法におい
ては、蒸着源材料として、酸化珪素薄膜の場合にはSi
OやSiとSiO2の混合物等が用いられ、酸化アルミ
ニウム薄膜の場合にはAlやAl23等 が用いら
れ、酸化珪素と酸化アルミニウムの2元系薄膜の場合に
はAl23とSiO2やAlとSiO2等が用いられる。
また、加熱方式としては、抵抗加熱、高周波誘導加熱、
電子ビーム加熱等を用いることができる。また、反応性
ガスとして、酸素、窒素、水蒸気等を導入したり、オゾ
ン添加、イオンアシスト等の手段を用いた反応性蒸着を
用いてもよい。また、基板にバイアス等を加えたり、基
板温度を上昇、あるいは、冷却したり等、本発明の目的
を損なわない限りに於て、作成条件を変更してもよい。
スパッター法やCVD法等のほかの作成法でも同様であ
る。また、本発明品は、そのままで使用されてもよい
が、他の生分解性のフィルム、または薄層をラミネート
またはコーティングして使用してもよい。
【0035】このようにして得られた、無機薄膜膜を設
けた生分解性フィルム積層体は、高い酸素遮断性能、高
い水分遮断性能を持ち、かつ透明であり、加えて高い生
分解性を持つだけでなく、無機薄膜と基材との間にアン
ダーコート層を設けているために高い層間接着力を持
ち、皺や折り曲げなどによっても基材フィルムと無機薄
膜層とが剥離することないため、様々な取り扱い後も高
度のバリア性を保持する。
【0036】酸素透過率は5.0cc/m2・24hr
s 以下で、水分透過率は5.0g/m2・24hrs
以下であることが好ましい。本発明の生分解性フィルム
積層体は、和洋菓子、水産絞り製品、干し物、もち、佃
煮などの包装に用いることが出来る。本発明の脱酸素剤
入り包装用包装材料の使用形態としては、袋、フタ材、
カップ、チューブ、スタンディングバッグ、トレイなど
がある。ヒートシール層は袋、チューブ、スタンディン
グバッグなどの用途の場合には必要となる。更に、装飾
または、内容物の説明のために印刷を施したり、意匠用
フィルムあるいは、補強剤等と張り合わせてもよい。
又、ゲルボ特性をはじめとする機械特性が優れているた
め、ラミネート工程、印刷工程、製袋工程での劣下が少
なく、袋化したのちも、その取り扱いに対して、必要以
上に注意を要しない。
【0037】
【実施例】ポリエステルの製造例1 DLラクチド1000部、重合度が10であるポリクリ
セリン(ダイセル化学PGL10:水酸基濃度850K
OHmg/g)10部、開環重合触媒として、アルミニ
ウムアセチルアセトナート1部を4つロフラスコに仕込
み、窒素雰囲気下、180℃で3時間加熱溶融させるこ
とにより開環重合させ、残留ラクチドを減圧下留去させ
ることにより、ポリエステル(I)を得た。
【0038】ここで、ポリエステル(I)の水酸基濃度
を求めるには、理論的には、ポリエステル(I)の水酸
基濃度は、ポリクリセリン由来の水酸基だけで決まり、
また、酸価もOとなるはずだが、実際には、原料には不
純物が含まれていることが一般的であり、この場合、D
Lラクチド中に含まれるラクチル乳酸が不純物の大部分
を占める。このような場合、ポリクリセリンの代わりに
不純物のラクチル乳酸が重合開始剤として働き、不純物
がなければ生じないはずの水酸基が生じることがある。
また、オキシ酸であるラクチル乳酸においては、酸価と
水酸基価は等量であるので、不純物由来の水酸基濃度
は、ポリエステル(I)の酸価を測定することにより知
ることができる。よって、ポリクリセリンの水酸基濃度
と測定した酸価を加えると、求める脂肪族ポリエステル
の水酸基濃度が得られる。
【0039】上記の方法に基づき、ポリエステル(I)
の水酸基濃度を以下のようにして求めた。ポリエステル
(I)中のグリセリン由来の水酸基濃度は、(850×
1000)/56×10/(1000+10)=150
という計算(KOH換算水酸基濃度/KOHの分子量×
ポリクリセリンの重量部/ポリマーの重量部)に基づ
き、150当量/106gであった。また、不純物由来
の水酸基濃度、すなわち、ポリエステル(I)の酸価の
測定値は40当量/106gであった。よって、ポリエ
ステル(I)の水酸基濃度は、合計値の190当量/1
6gと求められた。なお、酸価はポリエステル(I)
0.2gを25mlのクロロホルムに溶解し、0.1N
のKOHエタノール溶液で滴定した。滴定の指示薬とし
てはフェノールフタレインを用いた。
【0040】ポリエステルの製造例2 DLラクチド1000部、重合度が10であるポリクリ
セリン(ダイセル化学PGL10:水酸基濃度850K
OHmg/g)5.6部、開環重合触媒として、アルミ
ニウムアセチルアセトナート1部を4つロフラスコに仕
込み、窒素雰囲気下、180℃で3時間加熱溶融させる
ことにより開環重合させ、残留ラクチドを減圧下留去さ
せることにより、ポリエステル(II)を得た。ここ
で、ポリエステル(II)の水酸基濃度を実施例1と同
様にして求めたところ、ポリクリセリン由来の水酸基濃
度は85当量/106g、不純物由来の水酸基濃度は2
5当量/106gであった。よって、ポリエステル(I
I)の水酸基濃度は合計値110当量/106gであ
る。
【0041】ポリエステルの製造例3 DLラクチド1000部、重合度が10であるポリクリ
セリン(ダイセル化学PGL10:水酸基濃度850K
OHmg/g)16.5部、開環重合触媒として、アル
ミニウムアセチルアセトナート1部を4つロフラスコに
仕込み、窒素雰囲気下、180℃で3時間加熱溶融させ
ることにより開環重合させ、残留ラクチドを減圧下留去
させることにより、ポリエステル(III)を得た。こ
こで、ポリエステル(III)の水酸基濃度を実施例1
と同様にして求めたところ、ポリクリセリン由来の水酸
基濃度は246当量/106g、不純物由来の水酸基濃
度は30当量/106gであった。よって、ポリエステ
ル(III)g水酸基濃度は合計値276当量/106
gである。
【0042】ポリエステルの製造例4 DLラクチド1000部、重合度が10であるポリクリ
セリン (ダイセル化学PGL10:水酸基濃度850
KOHmg/g)26.3部、開環重合触媒としてアル
ミニウムァセチルァセトナート1部を4つロフラスコに
仕込み、窒素雰囲気下、180℃で3時間加熱溶融させ
ることにより開環重合させ、残留ラクチドを減圧下留去
させることにより、ポリエステル(IV)を得た。ここ
で、ポリエステル(IV)の水酸基濃度を実施例1と同
様にして求めたところ、ポリクリセリン由来の水酸基濃
度は409当量/106g、不細物由来の水酸基濃度は
50当量/106gであった。よって、ポリエステル
(IV)の水酸基濃度は合計値459当量/106gで
ある。なお、ポリエステル(I)から(IV)の特性は
表1に示した。
【0043】
【表1】
【0044】・還元粘度 サンプル濃度0.125g/25ml、測定溶剤クロロ
ホルム、測定温度25℃でウベローデ粘度管を用いて測
定した。 ・ガラス転移点 DSC法により測定した。 ・乳酸残基(重量%) 仕込量より計算した。また、500MHzのNMRによ
り、ポリエステル中にも同じ量が含まれていることを確
認した。 ・L/D比 仕込量から求めた。また、旋光度計(堀場製作所SEP
A−200)を用いてポリエステル中の乳酸残基のL/
D比も同じであることを確認した。
【0045】アンカーコートフィルム(I)〜(IV)
の製造例 厚さ50μmのポリL乳酸フィルムの片面に、ポリエス
テル(I)1重量部およびトルエン40重量部からなる
塗液をグラビアコーターで、乾燥膜厚が0.02μmに
なるように塗布してアンカー剤層を形成し、アンカーコ
ートフィルム(I)を得た。ポリエステルを(II)〜
(IV)にした以外は同様にして、アンカーコートフィ
ルム(II)〜(IV)を得た。
【0046】アンカーコートフィルム(V)、(VI)
の製造例 厚さ50μmのポリL乳酸フィルムの片面に、ポリエス
テル(I)1重量部、脂肪族イソシアネート(商品名デ
ュラネートTPA−100、旭化成工業(株)製)、ト
ルエン36重量部およびシクロヘキサノン4重量部から
なる塗液をグラビアコーターで、乾燥膜厚が0.02μ
mになるように塗布してアンカー剤層を形成し、アンカ
ーコートフィルム(V)を得た。ポリエステル(I)を
ポリエステル(III)に代えて同様にしてアンカーコ
ートフィルム(VI)を得た。
【0047】アンカーコートフィルム(VII)の製造
例 厚さ50μmのポリL乳酸フィルムの片面に、バイロン
200(共重合ポリエステル、東洋紡績株式会社製)1
重量部、コロネートL(日本ポリウレタン株式会社製)
0.1部、ジブチルスズラウレート0.02部、トルエ
ン20重量部およびメチルエチルケトン20重量部から
なる塗液をグラビアコーターで、乾燥膜厚が0.02μ
mになるように塗布してアンカー剤層を形成し、アンカ
ーコートフィルム(VII)を得た。
【0048】フィルム(VIII) 厚さ50μmのポリL乳酸フィルムをそのまま用いた。
【0049】実施例および比較例 各種フィルムを用いて下記に示す方法でフィルム上に各
種の透明無機蒸着膜層を設けた。
【0050】酸化珪素系膜の製造 蒸着源として、3−5mm程度の大きさの粒子状のSi
(純度99.9%)とSiO2 (純度99.9%)を用
い、電子ビーム蒸着法で、上記アンカーコートフィルム
上に酸化硅素系ガスバリア薄膜の形成を行った。蒸着材
料は、混合せずに、2つに区切っていれた。加熱源とし
て、電子銃(以下EB銃)を用い、SiとSiO2 のそ
れぞれを時分割で加熱した。その時のEB銃のエミッシ
ョン電流を1.3Aとし、SiとSiO2 への加熱比
は、30:10とした。フィルム送り速度は、80m/
minとし、約200nm厚の透明酸化珪素系膜を作っ
た。又、蒸気圧は酸素ガスの供給量を調整し、1×10
-5Torrとした。
【0051】酸化アルミニウム系膜の製造 蒸着源として、3−5mm程度の大きさの粒子状のAl
23 (純度99.9%)を用い、電子ビーム蒸着法
で、前記アンカーコートフィルム上に酸化アルミニウム
系ガスバリア薄膜の形成を行った。加熱源として、電子
銃(以下EB銃)を用い、エミッション電流を1.3A
とした。フィルム送り速度は、80m/minとし、2
00nm厚の酸化アルミニウム系膜を作った。又、蒸気
圧は酸素ガスの供給量を調整し、1×10-5Torrと
した。
【0052】酸化珪素/酸化アルミニウム2元系膜の製
造 蒸着源として、3−5mm程度の大きさの粒子状のAl
23(純度99.5%)とSiO2(純度99.9%)
を用い、電子ビーム蒸着法で、前記アンカーコートフィ
ルム上に酸化アルミニウム、酸化硅素薄膜の形成を行っ
た。蒸着材料は、混合せずに、ハース内をカーボン板で
2つに仕切り、加熱源として一台の電子銃(以下EB
銃)を用い、Al23とSiO2のそれぞれを時分割で
加熱した。その時のEB銃のエミッション電流を1.5
Aとし、Al23とSiO2への加熱比は、40:10
とした。フィルム送り速度は、80m/minとして、
250nm厚の酸化珪素−酸化アルミニウム2元系膜を
作った。又、蒸気圧は酸素ガスの供給量を調整して、1
×10-5とした。
【0053】このようにして得られた透明無機蒸着膜層
が積層されたフィルムの特性を評価した。結果は表2、
3に示す。
【0054】接着性:1mm間隔の碁盤目(11本×11
本)を切り、セロハンテープ剥離により密着性を評価し
た。 ◎:95%以上の蒸着層が残った。 ○:80%以上の蒸着層が残った △:40%以上の蒸着層が残った ×:残った蒸着層は40%未満であった。
【0055】耐水性:蒸着フィルムを10cm×10c
mに切り取り、これを25℃の水に浸漬し、1時間後取
り出して指で蒸着面を擦った。 ◎:蒸着層は剥がれなかった。 ○:蒸着層の一部が剥がれた。 △:蒸着層の大部分が剥がれた。 ×:浸漬のみで蒸着層が剥がれた。
【0056】耐熱性:80℃に熱したホットプレートに
蒸着フィルムの蒸着面が上になるように置き、蒸着面を
布で擦った。 ◎:蒸着層は剥がれなかった。 ○:蒸着層の一部が剥がれた。 △:蒸着層の半分程度が剥がれた。 ×:蒸着層の大部分が剥がれた。
【0057】生分解性:蒸着フィルムの10cm×10
cmをコンポスター(生ゴミ処理機、三井ホーム社製
〔MAM〕)中に入れ、7日後にサンプルの形態を目視で
評価した。 ○:フィルムは形をとどめていなかった。 △:フィルムは一部が形をとどめていた。 ×:フィルムはそのままの形をとどめていた。
【0058】全光線透過率:蒸着フィルムの全光線透過
率をJIS K−7105に準拠して測定した。
【0059】
【表2】
【0060】
【表3】
【0061】表2、表3でSiは酸化珪素系蒸着膜、A
lは酸化アルミニウム系蒸着膜、Si−Alは酸化珪素
/酸化アルミニウム2元系蒸着膜を表す。
【0062】さらに、実施例9で得られた蒸着フィルム
の蒸着面にポリ乳酸(L/D比=1/1(モル比、還元
粘度=0.47dl/g)のトルエン/メチルエチルケ
トン溶液を乾燥膜厚で5μになるよう塗布し、乾燥させ
た。このフィルムを20cm×10cmに切り取り、塗
布面を内側にして2つ折りにして2方を120℃でシー
ルし、袋状物を得た。中に、中華風味の粉末スープを入
れ、残りの一方をシールした。この袋は、透明で内容物
が見える上、酸素、水蒸気遮断性能も高く、食品等の包
装に適するものであった。
【0063】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明により、
無機蒸着膜との接着性を飛躍的に向上させることができ
た無機透明蒸着膜層を有する生分解性フィルム積層体が
得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AA17A AA19 AA20 AK00C AK41B BA10A DA02 EH66 EJ65B GB16 JB20B JC00C JD02 JL11 JN01A 4K029 AA11 AA25 BA44 BA46 BA64 BC00 BD00 CA01 CA03 CA05 4K030 BA43 BA44 CA07 CA12 LA01 LA24

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明無機薄膜層(A)、L-乳酸とD-乳酸
    のモル比(L/D)が1〜9である脂肪族ポリエステルを含
    むことを特徴とするアンカー層(B)、生分解性フィル
    ム層(C)、が積層されたことを特徴とする生分解性フ
    ィルム積層体。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の脂肪族ポリエステルが
    反応性又は極性基濃度を有し、これらの合計量の濃度が
    100〜500当量/106gであることを特徴とする請求項1に
    記載の生分解性フィルム積層体。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の生分解性積層
    体を用いたことを特徴とする袋状物。
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