JP2003062889A - プラスチック押出ダイスの加熱方法、プラスチック押出ダイスおよび押出機 - Google Patents

プラスチック押出ダイスの加熱方法、プラスチック押出ダイスおよび押出機

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JP2003062889A
JP2003062889A JP2001255524A JP2001255524A JP2003062889A JP 2003062889 A JP2003062889 A JP 2003062889A JP 2001255524 A JP2001255524 A JP 2001255524A JP 2001255524 A JP2001255524 A JP 2001255524A JP 2003062889 A JP2003062889 A JP 2003062889A
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nozzle
extrusion die
plastic extrusion
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哲生 牧田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノズルの周りの加熱効率を上げる。 【解決手段】 ダイス10のノズルPの周りには、ソレ
ノイド形コイルCを設ける。これらコイルCの周りに
は、例えば鉄製の導磁板Fを設ける。 【効果】 これらのコイルCの発生する磁束が、ノズル
の周りにうず電流を誘導し、ノズルPの周りを加熱し
て、ダイス目詰りを防止する。一方、コイルCの発生す
る磁束が、ノズルPと反対側では、磁気抵抗の低い導磁
板Fを通り、エネルギーを実質的に消費しない。この結
果、ノズルPの周りの加熱効率を上げることが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、押出機や混練機な
どに使用されるプラスチック押出ダイスの加熱方法、プ
ラスチック押出ダイスおよび押出機に関し、さらに詳し
くは、ノズルの周りの加熱効率を上げることが出来るプ
ラスチック押出ダイスの加熱方法、プラスチック押出ダ
イスおよび押出機に関する。
【0002】
【従来の技術】特許第2969437号公報には、押出
機のダイスに設けられた多数のノズルの近傍にコイルを
設け、そのコイルに高周波電流を通電することにより、
ノズルの周りにうず電流を誘導し、ジュール熱によりノ
ズルの周りを直接的に加熱する押出機のダイス加熱方法
が開示されている。
【0003】また、特許第2969437号公報には、
次のダイスが開示されている。 (a)多数のノズルが複数の区画に分けて設けられ、各
区画ごとのノズルの周りにコイルがそれぞれ設けられ、
さらに、ダイスの樹脂出口側面に断熱材が設けられたダ
イス。 (b)多数のノズルが複数の区画に分けて設けられ、各
区画ごとのノズルの周りに加熱板がそれぞれ設けられる
と共にそれら加熱板の周りにコイルがそれぞれ設けら
れ、さらに、ダイスの樹脂出口側面に断熱材が設けられ
たダイス。 (c)多数のノズルが円環状に配設され、前記円環の中
心部に加熱板が設けられると共にその加熱板に対向して
コイルが設けられ、さらに、ダイスの樹脂出口側面に断
熱材が設けられたダイス。
【0004】さらに、特許第2969437号公報に
は、ダイスに設けられた多数のノズルから溶融樹脂を棒
状に押し出し、切断し且つ冷却してペレットを得る押出
機において、上記(a)〜(c)のいずれかのダイスを
用いると共に、高周波インバータを備えた押出機が開示
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の押出機のダ
イス加熱方法、ダイスおよび押出機では、コイルから発
生する磁束が、ノズルの周りにうず電流を誘導するだけ
でなく、ノズルと反対側にもうず電流を誘導する。しか
し、ノズルと反対側にうず電流を誘導しても、エネルギ
ーを消費するだけであり、ノズルの周りの加熱にほとん
ど寄与せず、加熱効率を低下させる問題点があった。そ
こで、本発明の目的は、ノズルの周りの加熱効率を上げ
ることが出来るプラスチック押出ダイスの加熱方法、プ
ラスチック押出ダイスおよび押出機を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の観点では、本発明
は、プラスチック押出ダイス(10,20)に設けられ
た多数のノズル(P)の近傍にコイル(C)を設け、そ
のコイル(C)に交流電流を通電することにより、ノズ
ル(P)の周りにうず電流を誘導し、ジュール熱により
ノズル(P)の周りを直接的に加熱するプラスチック押
出ダイスの加熱方法であって、ノズル(P)と反対側の
コイル(C)の近傍位置に導磁板(F)を設けて、ノズ
ル(P)の周りの加熱効率を上げることを特徴とするプ
ラスチック押出ダイスの加熱方法を提供する。上記第1
の観点によるプラスチック押出ダイスの加熱方法では、
コイル(C)から発生する磁束が、ノズル(P)と反対
側では、磁気抵抗の低い導磁板(F)を通るため、エネ
ルギーを実質的に消費しない。この結果、ノズルの周り
の加熱効率を上げることが出来る。
【0007】第2の観点では、本発明は、上記構成のプ
ラスチック押出ダイスの加熱方法において、コイル
(C)の温度を検出するための温度センサ(T)を設
け、コイル(C)の温度が耐熱許容温度以上にならない
ように交流電流の電流値または周波数の少なくとも一方
を制御することを特徴とするプラスチック押出ダイスの
加熱方法を提供する。上記第2の観点によるプラスチッ
ク押出ダイスの加熱方法では、コイル(C)の温度を温
度センサ(T)で監視するため、コイル(C)が耐熱許
容温度以上になることを確実に防止できる。
【0008】第3の観点では、本発明は、請求項1また
は請求項2に記載のプラスチック押出ダイスの加熱方法
において、可変周波数インバータ(H)に電流制限機能
を設けて、コイル(C)に供給しうる交流電流の最大値
を制限することを特徴とするプラスチック押出ダイスの
加熱方法を提供する。上記第3の観点によるプラスチッ
ク押出ダイスの加熱方法では、可変周波数インバータ
(H)の電流制限機能を利用して、コイル(C)に供給
しうる交流電流の最大値を制限することが出来る。
【0009】第4の観点では、本発明は、多数のノズル
(P)が複数の区画に分けて設けられ、各区画ごとのノ
ズル(P)の周りにコイル(C)がそれぞれ設けられた
プラスチック押出ダイス(10)において、ノズル
(P)と反対側のコイル(C)の近傍位置に導磁板
(F)を設けたことを特徴とするプラスチック押出ダイ
ス(10)を提供する。上記第4の観点によるプラスチ
ック押出ダイス(10)では、各区画ごとのノズル
(P)の周りにコイル(C)を設け、それらコイル
(C)に交流電流を通じる。これにより、コイル(C)
に囲まれた導電体部分に渦電流が誘導され、ジュール熱
が発生し、各区画ごとのノズル(P)の周りをそれぞれ
加熱することが出来る。このような誘導加熱方式では、
ダイノズル部を直接加熱するので、温度ムラを制御する
ことができ、ダイス目詰りを十分に防止することが出来
る。また、ノズル(P)の各区画ごとに分けて加熱する
ため、無駄に加熱される部分がなく、効率を上げられ
る。また、コイル(C)から発生する磁束が、ノズル
(P)と反対側では、磁気抵抗の低い導磁板(F)を通
るため、エネルギーを実質的に消費しない。この結果、
ノズルの周りの加熱効率を上げることが出来る。
【0010】第5の観点では、本発明は、多数のノズル
(P)が円環状に配設され、それらノズル(P)の周り
にコイル(C)が設けられたプラスチック押出ダイス
(20)において、ノズル(P)と反対側のコイル
(C)の近傍位置に導磁板(F)を設けたことを特徴と
するプラスチック押出ダイス(20)を提供する。上記
第5の観点によるプラスチック押出ダイス(20)で
は、円環状に配設されたノズル(P)の周りにコイル
(C)を設け、それらコイル(C)に交流電流を通じ
る。これにより、コイル(C)の近傍の導電体に渦電流
が誘導され、ジュール熱が発生し、ノズル(P)の周り
の導電体を直接的に加熱することが出来る。このような
誘導加熱方式では、ダイノズル部を直接加熱するので、
温度ムラを制御することができ、ダイス目詰りを十分に
防止することが出来る。また、コイル(C)から発生す
る磁束が、ノズル(P)と反対側では、磁気抵抗の低い
導磁板(F)を通るため、エネルギーを実質的に消費し
ない。この結果、ノズルの周りの加熱効率を上げること
が出来る。
【0011】第6の観点では、本発明は、上記構成のプ
ラスチック押出ダイス(10,20)において、前記コ
イル(C)が多層または多数回巻回したコイルであり、
コイル(C)の温度を検出するための温度センサ(T)
が設けられ、さらに、ダイス(10,20)の樹脂出口
側面には断熱材(A)が設けられていることを特徴とす
るプラスチック押出ダイス(10,20)を提供する。
上記第6の観点によるプラスチック押出ダイス(10,
20)では、コイル(C)には、耐熱許容温度が高いア
ルマイト電線やセラミックなどをコーティングした1.
5〜3.0mmφの線材や2.0×5.0mm平角の線材
などが使用できるため、溶融樹脂温度が高い樹脂にも対
応できる。また、コイル(C)の温度を温度センサ
(T)で監視するため、コイル(C)が耐熱許容温度以
上になることを確実に防止できる。さらに、ダイス(1
0,20)の樹脂出口側面から冷却されるのを断熱材
(A)により防止するため、熱エネルギーの無駄な漏洩
をなくすことが出来る。
【0012】第7の観点では、本発明は、ダイス(1
0,20)に設けられた多数のノズル(P)から溶融樹
脂を棒状に押し出し、切断し且つ冷却してペレットを得
る押出機において、請求項4から請求項6のいずれかに
記載のプラスチック押出ダイス(10,20)を用いる
と共に、コイル(C)に供給する交流電流の周波数を変
更可能な可変周波数インバータ(H)を備えたことを特
徴とする押出機(100,200)を提供する。上記第
7の観点による押出機(100,200)では、上記構
成のダイス(10,20)および可変周波数インバータ
(H)を備えたため、誘導加熱方式によりノズル(P)
の周りを加熱することが出来る。この誘導加熱方式で
は、ダイノズル部を直接加熱するので、温度ムラを制御
することが出来、ダイス目詰りを十分に防止することが
出来る。また、コイル(C)から発生する磁束が、ノズ
ル(P)と反対側では、磁気抵抗の低い導磁板(F)を
通るため、エネルギーを実質的に消費しない。この結
果、ノズルの周りの加熱効率を上げることが出来る。ま
た、コイル(C)には、耐熱許容温度が高いアルマイト
電線やセラミックなどをコーティングした1.5〜3.0
mmφの線材や2.0×5.0mm平角の線材などが使用
できるため、溶融樹脂温度が高い樹脂にも対応できる。
また、コイル(C)の温度を温度センサ(T)で監視で
きるため、コイル(C)が耐熱許容温度以上になること
を確実に防止できる。さらに、可変周波数インバータ
(H)により交流電流の周波数を下げた場合には、電磁
放射による周辺への悪影響を抑制できる。また、可変周
波数インバータ(H)により交流電流の周波数を変える
ことで、構造および/または材質の異なる種々のダイス
に対応できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図に示す実施形態により本
発明をさらに詳細に説明する。なお、これにより本発明
が限定されるものではない。
【0014】−第1の実施形態− 図1は、本発明の第1の実施形態にかかる押出機の断面
図である。この押出機100において、押出部1は、図
示せぬフィーダから供給された原材料ペレットおよび添
加物をヒータ3で加熱溶融し、スクリュー4で混練し、
ダイス10の多数のノズルPから溶融樹脂を棒状に押し
出す。カット部5は、ダイス10から押し出された棒状
樹脂をカッタブレード6で切断し、水Mで冷却し、樹脂
ペレットJとする。21は、ダイホルダである。
【0015】前記ダイス10のノズルPの周りには、ソ
レノイド形コイルCが設けられている。これらのコイル
Cの発生する磁束が、ノズルの周りにうず電流を誘導
し、ノズルPの周りを加熱して、ダイス目詰りを防止す
る。一方、コイルCの周りには、例えば鉄製の導磁板F
が設けられている。このため、コイルCの発生する磁束
が、ノズルPと反対側では、磁気抵抗の低い導磁板Fを
通り、エネルギーを実質的に消費しない。この結果、ノ
ズルPの周りの加熱効率を上げることが出来る。すなわ
ち、可変周波数インバータHから交流電流をコイルCに
通じると、コイルCに囲まれた部分に渦電流が誘導さ
れ、ジュール熱が発生し、それによりノズルPの周りが
効率的に加熱される。22は、コイル押えである。
【0016】第1の実施形態のコイルCは、アルマイト
電線やセラミックなどをコーティングした1.5〜3.0
mmφの線材や2.0×5.0mm平角の線材などを1層
当たり数回〜数十回巻回したものを2層〜6層にしたコ
イルであり(例えば、1.5〜3.0mm径の耐熱線材を
1層20回で4層として計80ターン巻いたり、あるい
は、平角材を1層20回で2層巻きで計40ターンとす
る)、480℃〜550℃の耐熱許容温度を有してい
る。
【0017】可変周波数インバータHから供給する交流
電流の周波数は、生産樹脂に合わせて構造(形状、サイ
ズ)および/または材質の異なるダイスに応じて、ジュ
ール熱を最も効率よく発生させうる周波数に設定され
る。交流電流の周波数が例えば50/60Hz〜800
Hzの場合は、給電ケーブルBからの電磁放射による周
辺への悪影響は無視できる程度になる。そこで、この場
合には、給電ケーブルBを伸ばして、ダイス10の近傍
から離れた電気室などの場所に可変周波数インバータH
を設置するのが好ましい。これにより、ダストや危険ガ
スなど雰囲気が悪く、また、水濡れなどの心配もあるダ
イス10の近傍に可変周波数インバータHを設置しなく
ても済む。可変周波数インバータHは、電流制限機能を
有している。この電流制限機能を利用して、コイルCに
供給しうる交流電流の最大値を制限するのが好ましい。
【0018】コイルCの中心(近傍でもよい)には、温
度センサTが設置されている。可変周波数インバータH
は、温度センサTにより温度を検出し、コイルCの温度
が耐熱許容温度以上にならないように交流電流の電流値
または周波数の少なくとも一方を制御する。
【0019】前記ダイス10の樹脂出口側面には、例え
ばガスケットなどをステンレス板にて挟み込んだ断熱材
Aが設けられている。これら断熱材Aにより、ダイス1
0の樹脂出口側面からノズルPの周りが冷却されるのを
防止している。
【0020】図2は、図1のL−L’断面図である。ノ
ズルPは、複数の区画に分けて設けられている。そし
て、各区画ごとのノズルPの周りにコイルCがそれぞれ
設けられている。また、各コイルCの周りに導磁板Fが
それぞれ設けられている。さらに、各コイルCの中心
(近傍でもよい)には、温度センサTがそれぞれ設置さ
れている。
【0021】上記第1の実施形態にかかるダイス10お
よび押出機100によれば、誘導加熱方式であるため、
ダイノズル部を直接的に加熱するので、温度ムラを生じ
ず、ダイス目詰りを十分に防止することが出来る。ま
た、ノズルPの各区画ごとに分けて加熱するため、必要
な部分のみを効率的に加熱できる。また、コイルCから
発生する磁束が、ノズルPと反対側では、磁気抵抗の低
い導磁板Fを通るため、エネルギーを実質的に消費しな
い。この結果、ノズルの周りの加熱効率を上げることが
出来る。さらに、断熱材Aにより、熱エネルギーの無駄
な漏洩を防止することが出来る。
【0022】また、コイルCの耐熱許容温度が480℃
〜550℃と高いため、溶融樹脂温度が220℃〜25
0℃のポリプロピレンから350℃〜400℃のエンジ
ニアリングプラスチックまで対応できるようになる。ま
た、交流電流の周波数を下げた場合には、給電ケーブル
Bからの電磁放射による周辺への悪影響を抑制できるよ
うになる。また、交流電流の周波数を変えることで、構
造の異なる種々のダイス10に対応できるようになる。
また、可変周波数インバータHの電流制限機能を利用し
て、コイルCに供給しうる交流電流の最大値を制限する
ことが出来る。さらに、コイルCの温度を監視するた
め、コイルCが耐熱許容温度以上になることを確実に防
止できる。
【0023】−第2の実施形態− 図3は、本発明の第2の実施形態にかかる押出機の断面
図である。この押出機200において、押出部1は、図
示せぬフィーダから供給された原材料ペレットおよび添
加物をヒータ3で加熱溶融し、スクリュー4で混練し、
ダイス20の多数のノズルPから溶融樹脂を棒状に押し
出す。カット部5は、ダイス20から押し出された棒状
樹脂をカッタブレード6で切断し、水Mで冷却し、樹脂
ペレットJとする。21は、ダイホルダである。
【0024】前記ダイス20のノズルPは円環状に配設
されている。前記ダイス20のノズルPの外周部および
内周部には、それぞれソレノイド形コイルCがノズルP
を挟むように設けられている。これらコイルCによりノ
ズルPの周りを誘導加熱し、ダイス目詰りを防止してい
る。一方、ノズルPと反対側のコイルCの周りには、例
えば鉄製の導磁板Fが設けられている。このため、コイ
ルCの発生する磁束が、ノズルPと反対側では、磁気抵
抗の低い導磁板Fを通り、エネルギーを実質的に消費し
ない。この結果、ノズルPの周りの加熱効率を上げるこ
とが出来る。すなわち、可変周波数インバータHから給
電ケーブルBを介して交流電流をコイルCに通じると、
コイルCに挟まれた部分に渦電流が誘導され、ジュール
熱が発生し、ノズルPの周りが効率的に加熱される。2
2は、コイル押えである。
【0025】第2の実施形態のコイルCは、アルマイト
電線やセラミックなどをコーティングした1.5〜3.0
mmφの線材や2.0×5.0mm平角の線材などを1層
当たり数回〜数十回巻回したものを2層〜6層にしたコ
イルであり(例えば、1.5〜3.0mm径の耐熱線材を
1層20回で4層として計80ターン巻いたり、あるい
は、平角材を1層20回で2層巻きで計40ターンとす
る)、480℃〜550℃の耐熱許容温度を有してい
る。
【0026】可変周波数インバータHから供給する交流
電流の周波数は、生産樹脂に合わせて構造(形状、サイ
ズ)および/または材質の異なるダイスに応じてジュー
ル熱を最も効率よく発生させうる周波数に設定される。
交流電流の周波数が例えば50/60Hz〜800Hz
の場合は、給電ケーブルBからの電磁放射による周辺へ
の悪影響は無視できる程度になる。そこで、この場合に
は、給電ケーブルBを伸ばして、ダイス20の近傍から
離れた電気室などの場所に可変周波数インバータHを設
置するのが好ましい。これにより、ダストや危険ガスな
ど雰囲気が悪く、また、水濡れなどの心配もあるダイス
20の近傍に可変周波数インバータHを設置しなくても
済む。可変周波数インバータHは、電流制限機能を有し
ている。この電流制限機能を利用して、コイルCに供給
しうる交流電流の最大値を制限するのが好ましい。
【0027】コイルCの中心(近傍でもよい)には、温
度センサTが設置されている。可変周波数インバータH
は、温度センサTにより温度を検出し、コイルCの温度
が耐熱許容温度以上にならないように交流電流の電流値
または周波数の少なくとも一方を制御する。
【0028】前記ダイス20の樹脂出口側面には、例え
ばガスケットなどをステンレス板にて挟み込んだ断熱材
Aが設けられている。これら断熱材Aにより、ダイス2
0の樹脂出口側面からノズルPの周りが冷却されるのを
防止している。
【0029】図4は、図3のL−L’断面図である。ノ
ズルPは、円環状に配設されている。そして、ノズルP
の外周部および内周部には、それぞれソレノイド形コイ
ルCがノズルPを挟むように設けられている。また、ノ
ズルPと反対側の各コイルCの周りには、導磁板Fがそ
れぞれ設けられている。さらに、各コイルCの中心(近
傍でもよい)には、温度センサTがそれぞれ設置されて
いる。
【0030】上記第2の実施形態にかかるダイス20お
よび押出機200によれば、誘導加熱方式であるため、
ダイノズル部を直接的に加熱するので、温度ムラを生じ
ず、ダイス目詰りを十分に防止することが出来る。ま
た、コイルCから発生する磁束が、ノズルPと反対側で
は、磁気抵抗の低い導磁板Fを通るため、エネルギーを
実質的に消費しない。この結果、ノズルの周りの加熱効
率を上げることが出来る。さらに、断熱材Aにより、熱
エネルギーの無駄な漏洩を防止することが出来る。
【0031】また、コイルCの耐熱許容温度が480℃
〜550℃と高いため、溶融樹脂温度が220℃〜25
0℃のポリプロピレンから350℃〜400℃のエンジ
ニアリングプラスチックまで対応できるようになる。ま
た、交流電流の周波数を下げた場合には、給電ケーブル
Bからの電磁放射による周辺への悪影響を抑制できるよ
うになる。また、交流電流の周波数を変えることで、構
造の異なる種々のダイス20に対応できるようになる。
また、可変周波数インバータHの電流制限機能を利用し
て、コイルCに供給しうる交流電流の最大値を制限する
ことが出来る。さらに、コイルCの温度を監視するた
め、コイルCが耐熱許容温度以上になることを確実に防
止できる。
【0032】
【発明の効果】本発明のプラスチック押出ダイスの加熱
方法、プラスチック押出ダイス(10,20)および押
出機(100,200)によれば、誘導加熱方式により
ノズル(P)の周りを直接的に加熱するので、温度ムラ
を制御できるため、ダイス目詰りを十分に防止すること
が出来る。また、コイル(C)から発生する磁束が、ノ
ズル(P)と反対側では、磁気抵抗の低い導磁板(F)
を通るため、エネルギーを実質的に消費しない。この結
果、ノズルの周りの加熱効率を上げることが出来る。ま
た、コイルCの耐熱許容温度が高いため、溶融樹脂温度
が高い樹脂にも対応できる。また、交流電流の周波数を
下げた場合には、電磁放射による周辺への悪影響を抑制
できる。また、交流電流の周波数を変えることで、構造
や材質の異なる種々のダイスに対応できる。また、可変
周波数インバータ(H)の電流制限機能を利用して、コ
イル(C)に供給しうる交流電流の最大値を制限するこ
とが出来る。さらに、コイル(C)の温度を温度センサ
(T)で監視するため、コイル(C)が耐熱許容温度以
上になることを確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の押出機の断面図であ
る。
【図2】図1のL−L’断面図である。
【図3】本発明の第2の実施形態の押出機の断面図であ
る。
【図4】図3のL−L’断面図である。
【符号の説明】
1 押出部 5 カット部 10,20 ダイス 100,200 押出機 A 断熱材 B 給電ケーブル C コイル K 加熱板 H 可変周波数イ
ンバータ P ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保 秀夫 広島市安芸区船越南一丁目6番1号 株式 会社日本製鋼所内 Fターム(参考) 4F201 AK08 AK10 BA02 BC01 BC19 BD05 BL25 BL29 BL33 BL50 BQ57 4F207 AC01 AG14 AP05 AQ03 AR06 AR16 AR20 KA01 KA17 KL64 KM05 KM15 KW23

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック押出ダイス(10,20)
    に設けられた多数のノズル(P)の近傍にコイル(C)
    を設け、そのコイル(C)に交流電流を通電することに
    より、ノズル(P)の周りにうず電流を誘導し、ジュー
    ル熱によりノズル(P)の周りを直接的に加熱するプラ
    スチック押出ダイスの加熱方法であって、 ノズル(P)と反対側のコイル(C)の近傍位置に導磁
    板(F)を設けて、ノズル(P)の周りの加熱効率を上
    げることを特徴とするプラスチック押出ダイスの加熱方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプラスチック押出ダイ
    スの加熱方法において、コイル(C)の温度を検出する
    ための温度センサ(T)を設け、コイル(C)の温度が
    耐熱許容温度以上にならないように交流電流の電流値ま
    たは周波数の少なくとも一方を制御することを特徴とす
    るプラスチック押出ダイスの加熱方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のプラス
    チック押出ダイスの加熱方法において、可変周波数イン
    バータ(H)に電流制限機能を設けて、コイル(C)に
    供給しうる交流電流の最大値を制限することを特徴とす
    るプラスチック押出ダイスの加熱方法。
  4. 【請求項4】 多数のノズル(P)が複数の区画に分け
    て設けられ、各区画ごとのノズル(P)の周りにコイル
    (C)がそれぞれ設けられたプラスチック押出ダイス
    (10)において、 ノズル(P)と反対側のコイル(C)の近傍位置に導磁
    板(F)を設けたことを特徴とするプラスチック押出ダ
    イス(10)。
  5. 【請求項5】 多数のノズル(P)が円環状に配設さ
    れ、それらノズル(P)の周りにコイル(C)が設けら
    れたプラスチック押出ダイス(20)において、 ノズル(P)と反対側のコイル(C)の近傍位置に導磁
    板(F)を設けたことを特徴とするプラスチック押出ダ
    イス(20)。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5に記載のプラス
    チック押出ダイス(10,20)において、 前記コイル(C)が多層または多数回巻回したコイルで
    あり、コイル(C)の温度を検出するための温度センサ
    (T)が設けられ、さらに、ダイス(10,20)の樹
    脂出口側面には断熱材(A)が設けられていることを特
    徴とするプラスチック押出ダイス(10,20)。
  7. 【請求項7】 ダイス(10,20)に設けられた多数
    のノズル(P)から溶融樹脂を棒状に押し出し、切断し
    且つ冷却してペレットを得る押出機において、請求項4
    から請求項6のいずれかに記載のプラスチック押出ダイ
    ス(10,20)を用いると共に、コイル(C)に供給
    する交流電流の周波数を変更可能な可変周波数インバー
    タ(H)を備えたことを特徴とする押出機(100,2
    00)。
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