JP2003062084A5 - - Google Patents
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【0002】
【従来の技術】
血管等の管腔径を広げ、得られた管腔のサイズを維持するために、従来、ステントが採用されている。ステントの拡張方法としては、バルーンによる拡張、形状記憶材料を用いた自己拡張、機械的拡張などがあるが、バルーンによる拡張が一般的である。バルーンによる拡張の場合、ステントはバルーンカテーテルと一緒に身体の所望の位置まで導入され、バルーンの膨張により拡張されて管腔径を広げる。ステントは、通常、血管等の管腔径を広げて保持する管腔径保持部と、それらを長手方向に繋ぐジョイント部からなり、拡張後の形状は維持される。
このような管腔径保持部とジョイント部からなるステントとしては、半径方向に独立に膨張可能な複数の円筒要素が、共通の軸線に略整列するように連結されたもの(特開平6−181993号公報)や、相互に交差する複数の細長い部材によって形成された半径方向に伸張可能な管状部材からなるもの(特開昭62−231657号公報)、軸曲げ部にて一体的に接続された複数個の実質的に真っ直ぐで重なり合っていないセグメントを形成するように曲げられた少なくとも2つの単一のワイヤー状円形部材を備え、円形部材同士が軸曲げ部で堅固に接続されてなるもの(特開平8−155035号)、第一及び第二方向に広がる軸を有する第一及び第二メアンダー模様をもつ模様形状の管よりなるもの(特開表10−503676号)、斜め方向の相互連結素子で複数の円筒形セグメントを纏めてなり、末端が結合した支柱からなる開放構造型のもの(特表平11−505441号公報)等が提案されている。
【従来の技術】
血管等の管腔径を広げ、得られた管腔のサイズを維持するために、従来、ステントが採用されている。ステントの拡張方法としては、バルーンによる拡張、形状記憶材料を用いた自己拡張、機械的拡張などがあるが、バルーンによる拡張が一般的である。バルーンによる拡張の場合、ステントはバルーンカテーテルと一緒に身体の所望の位置まで導入され、バルーンの膨張により拡張されて管腔径を広げる。ステントは、通常、血管等の管腔径を広げて保持する管腔径保持部と、それらを長手方向に繋ぐジョイント部からなり、拡張後の形状は維持される。
このような管腔径保持部とジョイント部からなるステントとしては、半径方向に独立に膨張可能な複数の円筒要素が、共通の軸線に略整列するように連結されたもの(特開平6−181993号公報)や、相互に交差する複数の細長い部材によって形成された半径方向に伸張可能な管状部材からなるもの(特開昭62−231657号公報)、軸曲げ部にて一体的に接続された複数個の実質的に真っ直ぐで重なり合っていないセグメントを形成するように曲げられた少なくとも2つの単一のワイヤー状円形部材を備え、円形部材同士が軸曲げ部で堅固に接続されてなるもの(特開平8−155035号)、第一及び第二方向に広がる軸を有する第一及び第二メアンダー模様をもつ模様形状の管よりなるもの(特開表10−503676号)、斜め方向の相互連結素子で複数の円筒形セグメントを纏めてなり、末端が結合した支柱からなる開放構造型のもの(特表平11−505441号公報)等が提案されている。
【0006】
ここで、隣合う管腔径保持部のジョイント部による長手方向への連結は、隣合う一方の第1の端部と他方の第2の端部の間で行うのが好ましく、この場合、ジョイント部は直線形状に形成されていても曲線形状に形成されていてもよい。隣合う管腔径保持部はジョイント部に関して鏡対称にされてなるものが好ましい。また、少なくとも両端の管腔径保持部とこれに隣接する管腔径保持部のジョイント部による接続は、1〜2つ置きの反復模様部分同士の間で行われるのがよい。
ステントは生体適合性材料または生体吸収性材料で形成されるのが好ましく、生体適合性材料としては、ステンレス鋼、タングステン、タンタル、ニッケル−チタン合金の群から選ばれる1つが好ましい。また、生体吸収性材料としては、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、ポリグラクチン、ポリジオキサノン、ポリグリコネート、ポリグリコール酸とイプシロン-カプロラクトンの共重合体、乳酸とイプシロン-カプロラクトンの共重合体、の群から選ばれる1つが好ましい。ステントは生体適合性材料でコーティングされたものであってもよい。この場合、生体適合性材料としては、カーボン、金、白金、ホスホリルコリン、ヘパリン、フィブリンの群から選ばれる1つが好ましい。
ステントには再狭窄防止のための薬剤がコーティングされていてもよい。この場合、再狭窄防止のための薬剤としては、シロリムス、タキソール、アクチノマイシン-Dの群から選ばれる1つが好ましい。
ここで、隣合う管腔径保持部のジョイント部による長手方向への連結は、隣合う一方の第1の端部と他方の第2の端部の間で行うのが好ましく、この場合、ジョイント部は直線形状に形成されていても曲線形状に形成されていてもよい。隣合う管腔径保持部はジョイント部に関して鏡対称にされてなるものが好ましい。また、少なくとも両端の管腔径保持部とこれに隣接する管腔径保持部のジョイント部による接続は、1〜2つ置きの反復模様部分同士の間で行われるのがよい。
ステントは生体適合性材料または生体吸収性材料で形成されるのが好ましく、生体適合性材料としては、ステンレス鋼、タングステン、タンタル、ニッケル−チタン合金の群から選ばれる1つが好ましい。また、生体吸収性材料としては、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、ポリグラクチン、ポリジオキサノン、ポリグリコネート、ポリグリコール酸とイプシロン-カプロラクトンの共重合体、乳酸とイプシロン-カプロラクトンの共重合体、の群から選ばれる1つが好ましい。ステントは生体適合性材料でコーティングされたものであってもよい。この場合、生体適合性材料としては、カーボン、金、白金、ホスホリルコリン、ヘパリン、フィブリンの群から選ばれる1つが好ましい。
ステントには再狭窄防止のための薬剤がコーティングされていてもよい。この場合、再狭窄防止のための薬剤としては、シロリムス、タキソール、アクチノマイシン-Dの群から選ばれる1つが好ましい。
【0010】
ジョイント部2は、隣接する管腔径保持部1同士を長手方向に連結する部材であり、同じ断面形状を有する場合、断面積が小さいほど、隣接する管腔径保持部1間におけるジョイント部2が長いほど、また、ジョイント部2の数が少ないほどステントの可撓性が良くなり、従って管腔等に対する追従性がよくなる。しかしながら、ジョイント部2の数が少なすぎると、拡張および屈曲時に管腔径保持部1のジョイント部2により接続されていない部分が外側に突出してしまい、この突出部分が管腔壁に対する負荷の原因となる。一方、ステントの拡張時および屈曲時の円筒形状は、ジョイント部2が多いほど安定しステント表面が滑らかになる。例えば、隣接する管腔径保持部1同士が全てジョイント部2で接続された図1に示すようなステントは、拡張時、図3に示すようにステント表面が滑らかになる。しかしながら、ジョイント部2の数が多くなるほど、ステントの可撓性が悪くなり、従って管腔等への追従性が悪くなる。そしてその結果、ステントエッジ付近において血管等の管腔壁に大きな負荷を与える虞がある。従って、隣接する管腔径保持部1のジョイント部2による接続は、1〜2つ置きの反復模様同士の間で行うのが好ましい(図4、図5参照)。また、両端の管腔径保持部1とこれに隣接する管腔径保持部1のジョイント部2による接続を、1〜2つ置きの反復模様同士の間で行い、中間部分の隣接する管腔径保持部1の反復模様は全てジョイント部2で接続する様にしてもよい。
ジョイント部2は、隣接する管腔径保持部1同士を長手方向に連結する部材であり、同じ断面形状を有する場合、断面積が小さいほど、隣接する管腔径保持部1間におけるジョイント部2が長いほど、また、ジョイント部2の数が少ないほどステントの可撓性が良くなり、従って管腔等に対する追従性がよくなる。しかしながら、ジョイント部2の数が少なすぎると、拡張および屈曲時に管腔径保持部1のジョイント部2により接続されていない部分が外側に突出してしまい、この突出部分が管腔壁に対する負荷の原因となる。一方、ステントの拡張時および屈曲時の円筒形状は、ジョイント部2が多いほど安定しステント表面が滑らかになる。例えば、隣接する管腔径保持部1同士が全てジョイント部2で接続された図1に示すようなステントは、拡張時、図3に示すようにステント表面が滑らかになる。しかしながら、ジョイント部2の数が多くなるほど、ステントの可撓性が悪くなり、従って管腔等への追従性が悪くなる。そしてその結果、ステントエッジ付近において血管等の管腔壁に大きな負荷を与える虞がある。従って、隣接する管腔径保持部1のジョイント部2による接続は、1〜2つ置きの反復模様同士の間で行うのが好ましい(図4、図5参照)。また、両端の管腔径保持部1とこれに隣接する管腔径保持部1のジョイント部2による接続を、1〜2つ置きの反復模様同士の間で行い、中間部分の隣接する管腔径保持部1の反復模様は全てジョイント部2で接続する様にしてもよい。
Claims (1)
- 少なくとも両端の管腔径保持部とこれに隣接する管腔径保持部のジョイント部による接続が、1〜2つ置きの反復模様部分同士の間で行われてなる請求項1〜5に記載のステント。
Priority Applications (4)
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---|---|---|---|
JP2001256012A JP2003062084A (ja) | 2001-08-27 | 2001-08-27 | 可撓性の改良されたステント |
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EP02758852A EP1428549A4 (en) | 2001-08-27 | 2002-08-20 | STENT |
US10/487,983 US7384427B2 (en) | 2001-08-27 | 2002-08-20 | Stent |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001256012A JP2003062084A (ja) | 2001-08-27 | 2001-08-27 | 可撓性の改良されたステント |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003062084A JP2003062084A (ja) | 2003-03-04 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001256012A Pending JP2003062084A (ja) | 2001-08-27 | 2001-08-27 | 可撓性の改良されたステント |
Country Status (4)
Country | Link |
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EP (1) | EP1428549A4 (ja) |
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US20070191931A1 (en) * | 2006-02-16 | 2007-08-16 | Jan Weber | Bioerodible endoprostheses and methods of making the same |
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JP2011115634A (ja) * | 2011-03-16 | 2011-06-16 | Terumo Corp | 生体内留置用ステントおよび生体器官拡張器具 |
CA3081285C (en) | 2012-05-14 | 2022-05-31 | C.R. Bard, Inc. | Uniformly expandable stent |
USD723165S1 (en) | 2013-03-12 | 2015-02-24 | C. R. Bard, Inc. | Stent |
Family Cites Families (17)
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CA2079417C (en) | 1991-10-28 | 2003-01-07 | Lilip Lau | Expandable stents and method of making same |
DE4303181A1 (de) * | 1993-02-04 | 1994-08-11 | Angiomed Ag | Implantierbarer Katheter |
US5843120A (en) * | 1994-03-17 | 1998-12-01 | Medinol Ltd. | Flexible-expandable stent |
US5733303A (en) | 1994-03-17 | 1998-03-31 | Medinol Ltd. | Flexible expandable stent |
EP0688545B1 (en) * | 1994-06-17 | 2002-09-18 | Terumo Kabushiki Kaisha | Method for manufacturing an indwelling stent |
JP3566986B2 (ja) * | 1994-06-17 | 2004-09-15 | テルモ株式会社 | 生体内留置用ステントの製造方法 |
US5817152A (en) | 1994-10-19 | 1998-10-06 | Birdsall; Matthew | Connected stent apparatus |
CA2186029C (en) * | 1995-03-01 | 2003-04-08 | Brian J. Brown | Improved longitudinally flexible expandable stent |
US5925061A (en) * | 1997-01-13 | 1999-07-20 | Gore Enterprise Holdings, Inc. | Low profile vascular stent |
DE29702671U1 (de) * | 1997-02-17 | 1997-04-10 | Jomed Implantate Gmbh | Stent |
DE69729203D1 (de) * | 1997-07-04 | 2004-06-24 | Alain Fouere | Flexible und expandierbare, interne, vaskuläre prothese für chirurgische anwendung |
EP1076534B1 (en) * | 1998-05-05 | 2007-04-04 | Boston Scientific Limited | Stent with smooth ends |
US6153252A (en) * | 1998-06-30 | 2000-11-28 | Ethicon, Inc. | Process for coating stents |
US6293967B1 (en) * | 1998-10-29 | 2001-09-25 | Conor Medsystems, Inc. | Expandable medical device with ductile hinges |
US6325825B1 (en) * | 1999-04-08 | 2001-12-04 | Cordis Corporation | Stent with variable wall thickness |
US6258121B1 (en) * | 1999-07-02 | 2001-07-10 | Scimed Life Systems, Inc. | Stent coating |
-
2001
- 2001-08-27 JP JP2001256012A patent/JP2003062084A/ja active Pending
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2002
- 2002-08-20 US US10/487,983 patent/US7384427B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2002-08-20 EP EP02758852A patent/EP1428549A4/en not_active Withdrawn
- 2002-08-20 WO PCT/JP2002/008356 patent/WO2003018101A1/ja active Application Filing
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