JP2003061990A - 可動継手および可動継手の被覆方法 - Google Patents
可動継手および可動継手の被覆方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】継手において、摩耗による弊害を低減するこ
と。 【解決手段】可動継手はボール部分10およびソケット
部分20と、ボール部分10およびソケット部分20の
間のインタフェースを形成するクロム材料から成る少な
くとも1つの堆積物とを有する。ボール部分10は外表
面12を有し、ソケット部分20は外表面22を有し、
クロム材料の堆積物は、外表面12,22間のインタフ
ェースを形成する。
と。 【解決手段】可動継手はボール部分10およびソケット
部分20と、ボール部分10およびソケット部分20の
間のインタフェースを形成するクロム材料から成る少な
くとも1つの堆積物とを有する。ボール部分10は外表
面12を有し、ソケット部分20は外表面22を有し、
クロム材料の堆積物は、外表面12,22間のインタフ
ェースを形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般に可動継手の分
野に関する。本発明は詳細には、クロム外表面を有する
改良型可動継手と、可動継手の該表面の被覆方法に関す
る。
野に関する。本発明は詳細には、クロム外表面を有する
改良型可動継手と、可動継手の該表面の被覆方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】可動継手は、医用インプラントから自動
車部分まで、種々の重要な特徴を有する様々な技術分野
で利用されている。ある応用例では、継手が長期間にわ
たって一定の負荷を支持できることが重要である。別の
応用例では、継手が短期間にわたって最大の負荷を支持
できることが重要である。さらに別の例では、継手の部
分が比較的一定の動きをしているときの継手の耐摩耗性
が重要である。ほとんどの応用例では、このような重要
な要素が組み合わせて要求される。
車部分まで、種々の重要な特徴を有する様々な技術分野
で利用されている。ある応用例では、継手が長期間にわ
たって一定の負荷を支持できることが重要である。別の
応用例では、継手が短期間にわたって最大の負荷を支持
できることが重要である。さらに別の例では、継手の部
分が比較的一定の動きをしているときの継手の耐摩耗性
が重要である。ほとんどの応用例では、このような重要
な要素が組み合わせて要求される。
【0003】そのような1つの応用例は、人または動物
の自然な関節の代わりとなるボール型継手の使用であ
る。ボール型継手は、インプラントに取り替えられる自
然の関節と同様、ボール型継手は広範囲な動きを提供す
るため、そのような用途に有用であることがわかってい
る。しかしながら、そのような条件下では、比較的一定
に動き、かつ摩耗されずに種々の負荷に曝され得る継手
を有することが重要である。摩耗により継手を取り替え
る必要があるためである。継手の取り替えは侵襲的外科
手術によって行われるため、継手が修理または取り替え
をせずに長く利用されればされるほど、侵襲的外科手術
からまたは手術による併発症からの損害を被る危険性は
少なくなる。
の自然な関節の代わりとなるボール型継手の使用であ
る。ボール型継手は、インプラントに取り替えられる自
然の関節と同様、ボール型継手は広範囲な動きを提供す
るため、そのような用途に有用であることがわかってい
る。しかしながら、そのような条件下では、比較的一定
に動き、かつ摩耗されずに種々の負荷に曝され得る継手
を有することが重要である。摩耗により継手を取り替え
る必要があるためである。継手の取り替えは侵襲的外科
手術によって行われるため、継手が修理または取り替え
をせずに長く利用されればされるほど、侵襲的外科手術
からまたは手術による併発症からの損害を被る危険性は
少なくなる。
【0004】本発明は、任意の可動継手に利用され得る
が、ボール型継手に特に適用可能である。可動ボール継
手は、一般に、ボール部分およびソケット部分という、
2つの主要な部分から成る。ソケットはボール部分の半
分を超える部分を包むために構成され、それにより、ソ
ケットに対して移動可能な関係にボール部分が固定され
る。
が、ボール型継手に特に適用可能である。可動ボール継
手は、一般に、ボール部分およびソケット部分という、
2つの主要な部分から成る。ソケットはボール部分の半
分を超える部分を包むために構成され、それにより、ソ
ケットに対して移動可能な関係にボール部分が固定され
る。
【0005】従来、そのような継手の部分は、同じ材料
から作られていた。例えば、医用インプラントの分野で
これまでに最もよく利用されている材料は、コバルトク
ロム合金である。コバルトクロム合金材料は、適切な特
性の中でも特に、加えられた日々の力に耐えるのに十分
な強さがあり、かつ自然継手の代替物として適している
程度に十分に軽いため、医用インプラントの用途に有効
である。しかしながら、上記2つの部分の間の摩耗によ
り、長期間の適用での継手装置の使用は、幾分不都合な
ものとなっている。これまでに提案されている1つの解
決策は、継手の部分を構成するために、一方の材料が他
方の材料よりも丈夫な、異なる材料を使用することであ
る。これによって、両方の部分の取り替えの代わりに、
1つの部分の取り替えが必要となる。しかしながら、摩
耗部分を削除および交換するのには、やはり侵襲的外科
手術が必要である。したがって、この解決策は依然とし
て患者に損害の本質的な危険性を与える。更に、柔軟な
方の部分から摩擦により剥がれた破片を患者から取除く
ことが困難であり得る。
から作られていた。例えば、医用インプラントの分野で
これまでに最もよく利用されている材料は、コバルトク
ロム合金である。コバルトクロム合金材料は、適切な特
性の中でも特に、加えられた日々の力に耐えるのに十分
な強さがあり、かつ自然継手の代替物として適している
程度に十分に軽いため、医用インプラントの用途に有効
である。しかしながら、上記2つの部分の間の摩耗によ
り、長期間の適用での継手装置の使用は、幾分不都合な
ものとなっている。これまでに提案されている1つの解
決策は、継手の部分を構成するために、一方の材料が他
方の材料よりも丈夫な、異なる材料を使用することであ
る。これによって、両方の部分の取り替えの代わりに、
1つの部分の取り替えが必要となる。しかしながら、摩
耗部分を削除および交換するのには、やはり侵襲的外科
手術が必要である。したがって、この解決策は依然とし
て患者に損害の本質的な危険性を与える。更に、柔軟な
方の部分から摩擦により剥がれた破片を患者から取除く
ことが困難であり得る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記問題に対する解決
策を提供するために、本発明は、ボール継手のボール部
分とソケット部分の両方の部分等の継手表面間の摩耗を
その本質的硬度と潤滑性により低減するクロムインタフ
ェース表面を備えて構築された継手を提供することにあ
る。
策を提供するために、本発明は、ボール継手のボール部
分とソケット部分の両方の部分等の継手表面間の摩耗を
その本質的硬度と潤滑性により低減するクロムインタフ
ェース表面を備えて構築された継手を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、可動継手であって、外
表面を有する第1部分と;外表面を有する第2部分と;
前記第1部分の前記外表面と前記第2部分の前記外表面
の間のインタフェースを形成するクロム材料から成る少
なくとも1つの堆積物と;を備えたことを要旨とする。
めに、請求項1に記載の発明は、可動継手であって、外
表面を有する第1部分と;外表面を有する第2部分と;
前記第1部分の前記外表面と前記第2部分の前記外表面
の間のインタフェースを形成するクロム材料から成る少
なくとも1つの堆積物と;を備えたことを要旨とする。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の継手において、クロム材料の前記堆積物が、前記第1
部分の外表面に堆積されることを要旨とする。請求項3
に記載の発明は、請求項1に記載の継手において、前記
第1部分はボールの形状をしており、前記第2部分は前
記ボール形状部分を該領域の範囲内に移動可能な関係で
受取るように構成かつ配置された領域を有するソケット
の形状をしており、前記ボール形状部分は、前記ソケッ
ト部分の前記領域内に捕捉されるように適合されること
を要旨とする。
の継手において、クロム材料の前記堆積物が、前記第1
部分の外表面に堆積されることを要旨とする。請求項3
に記載の発明は、請求項1に記載の継手において、前記
第1部分はボールの形状をしており、前記第2部分は前
記ボール形状部分を該領域の範囲内に移動可能な関係で
受取るように構成かつ配置された領域を有するソケット
の形状をしており、前記ボール形状部分は、前記ソケッ
ト部分の前記領域内に捕捉されるように適合されること
を要旨とする。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の継手において、前記ボール形状部分を受取るように構
成かつ配置された前記領域は外表面を有し、クロム材料
の前記堆積物が、前記ソケット部分の前記領域の外表面
に堆積されることを要旨とする。
の継手において、前記ボール形状部分を受取るように構
成かつ配置された前記領域は外表面を有し、クロム材料
の前記堆積物が、前記ソケット部分の前記領域の外表面
に堆積されることを要旨とする。
【0010】請求項5に記載の発明は、請求項1に記載
の継手において、前記クロム材料は6価クロムであるこ
とを要旨とする。請求項6に記載の発明は、請求項1に
記載の継手において、前記継手の前記第2部分は超高分
子量ポリエチレンより形成されることを要旨とする。
の継手において、前記クロム材料は6価クロムであるこ
とを要旨とする。請求項6に記載の発明は、請求項1に
記載の継手において、前記継手の前記第2部分は超高分
子量ポリエチレンより形成されることを要旨とする。
【0011】請求項7に記載の発明は、請求項1に記載
の継手において、前記クロム堆積物は、前記第1部分の
前記外表面上に電気化学的に接着されたクロムから成る
薄い堆積物の形をしていることを要旨とする。
の継手において、前記クロム堆積物は、前記第1部分の
前記外表面上に電気化学的に接着されたクロムから成る
薄い堆積物の形をしていることを要旨とする。
【0012】請求項8に記載の発明は、請求項1に記載
の継手において、前記クロムは電着により前記第1部分
の前記外表面に接着されることを要旨とする。請求項9
に記載の発明は、請求項1に記載の継手において、前記
第1部分はコバルトクロムを主成分とした合金から構成
されることを要旨とする。
の継手において、前記クロムは電着により前記第1部分
の前記外表面に接着されることを要旨とする。請求項9
に記載の発明は、請求項1に記載の継手において、前記
第1部分はコバルトクロムを主成分とした合金から構成
されることを要旨とする。
【0013】請求項10に記載の発明は、請求項1に記
載の継手において、第1部分および第2部分がコバルト
クロムを主成分とした合金から構成されることを要旨と
する。
載の継手において、第1部分および第2部分がコバルト
クロムを主成分とした合金から構成されることを要旨と
する。
【0014】請求項11に記載の発明は、請求項1に記
載の継手において、前記可動継手は人体中の関節と取り
替えられるように適合されることを要旨とする。請求項
12に記載の発明は、請求項1に記載の継手において、
前記可動継手は膝関節インプラントであることを要旨と
する。
載の継手において、前記可動継手は人体中の関節と取り
替えられるように適合されることを要旨とする。請求項
12に記載の発明は、請求項1に記載の継手において、
前記可動継手は膝関節インプラントであることを要旨と
する。
【0015】請求項13に記載の発明は、請求項3に記
載の継手において、前記継手の前記ソケット部分が超高
分子量ポリエチレンから形成されることを要旨とする。
請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の継手に
おいて、前記クロム堆積物が、前記ボール部分の前記外
表面上に電気化学的に接着されたクロムから成る薄い堆
積物の形をしていることを要旨とする。
載の継手において、前記継手の前記ソケット部分が超高
分子量ポリエチレンから形成されることを要旨とする。
請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の継手に
おいて、前記クロム堆積物が、前記ボール部分の前記外
表面上に電気化学的に接着されたクロムから成る薄い堆
積物の形をしていることを要旨とする。
【0016】請求項15に記載の発明は、請求項14に
記載の継手において、前記コーティングは電着により前
記ボール部分の前記外表面に接着されることを要旨とす
る。請求項16に記載の発明は、請求項14に記載の継
手において、前記ボール部分は、外表面上にクロム堆積
物が形成されたコバルトクロムを主成分とした合金から
構成されることを要旨とする。
記載の継手において、前記コーティングは電着により前
記ボール部分の前記外表面に接着されることを要旨とす
る。請求項16に記載の発明は、請求項14に記載の継
手において、前記ボール部分は、外表面上にクロム堆積
物が形成されたコバルトクロムを主成分とした合金から
構成されることを要旨とする。
【0017】請求項17に記載の発明は、被覆された可
動継手を製造する方法であって、外表面を有する第1部
分と、前記第1部分の外表面の一部分と接続するように
適合された領域を備えた第2部分とを提供する工程であ
って、それにより前記第1部分と第2部分が互いに対し
て移動できるように前記第1部分と前記第2部分の間の
インタフェースを形成する工程と;前記第1部分および
前記第2部分の間の前記インタフェースにクロム材料の
堆積物を提供する工程と;から成ることを要旨とする。
動継手を製造する方法であって、外表面を有する第1部
分と、前記第1部分の外表面の一部分と接続するように
適合された領域を備えた第2部分とを提供する工程であ
って、それにより前記第1部分と第2部分が互いに対し
て移動できるように前記第1部分と前記第2部分の間の
インタフェースを形成する工程と;前記第1部分および
前記第2部分の間の前記インタフェースにクロム材料の
堆積物を提供する工程と;から成ることを要旨とする。
【0018】請求項18に記載の発明は、請求項17に
記載の方法において、クロム材料の堆積物を提供する前
記工程は、前記ボール部分の外表面に前記材料を堆積す
ることにより提供されることを要旨とする。
記載の方法において、クロム材料の堆積物を提供する前
記工程は、前記ボール部分の外表面に前記材料を堆積す
ることにより提供されることを要旨とする。
【0019】請求項19に記載の発明は、請求項17に
記載の方法において、前記ボール部分を受取るように構
成かつ配置された前記領域は外表面を有し、クロム材料
の堆積物を提供する前記工程は、前記ソケット部分の前
記領域の外表面に前記材料を堆積することにより提供さ
れることを要旨とする。
記載の方法において、前記ボール部分を受取るように構
成かつ配置された前記領域は外表面を有し、クロム材料
の堆積物を提供する前記工程は、前記ソケット部分の前
記領域の外表面に前記材料を堆積することにより提供さ
れることを要旨とする。
【0020】請求項20に記載の発明は、請求項17に
記載の方法において、前記クロム材料は6価クロムであ
ることを要旨とする。請求項21に記載の発明は、請求
項17に記載の方法において、前記継手の前記ソケット
部分が、超高分子量ポリエチレンから形成されることを
要旨とする。
記載の方法において、前記クロム材料は6価クロムであ
ることを要旨とする。請求項21に記載の発明は、請求
項17に記載の方法において、前記継手の前記ソケット
部分が、超高分子量ポリエチレンから形成されることを
要旨とする。
【0021】請求項22に記載の発明は、請求項17に
記載の方法において、前記クロム堆積物が、前記ボール
部分の前記外表面上に電気化学的に接着されたクロムか
ら成る薄い堆積物の形をしていることを要旨とする。
記載の方法において、前記クロム堆積物が、前記ボール
部分の前記外表面上に電気化学的に接着されたクロムか
ら成る薄い堆積物の形をしていることを要旨とする。
【0022】請求項23に記載の発明は、請求項17に
記載の方法において、前記クロムは電着によって前記外
表面に接着されることを要旨とする。請求項24に記載
の発明は、可動継手であって、コバルトクロムを主成分
とした合金から形成され、6価クロム堆積物により被覆
された外表面を有する第1部分と;超高分子量ポリエチ
レン材料から形成された第2部分であって、前記第1部
分と第2部分が互いに関して移動可能な関係となるよう
に前記第1部分と接続するように構成かつ配置された領
域を有する第2部分と;から成る可動継手を要旨とす
る。
記載の方法において、前記クロムは電着によって前記外
表面に接着されることを要旨とする。請求項24に記載
の発明は、可動継手であって、コバルトクロムを主成分
とした合金から形成され、6価クロム堆積物により被覆
された外表面を有する第1部分と;超高分子量ポリエチ
レン材料から形成された第2部分であって、前記第1部
分と第2部分が互いに関して移動可能な関係となるよう
に前記第1部分と接続するように構成かつ配置された領
域を有する第2部分と;から成る可動継手を要旨とす
る。
【0023】請求項25に記載の発明は、可動継手であ
って、超高分子量ポリエチレン材料から形成された第1
部分と;コバルトクロムを主成分とした合金から形成さ
れ、6価クロム堆積物により被覆された外表面を有する
第2部分であって、前記第1部分と第2部分が互いに関
して移動可能な関係となるように前記第1部分と接続す
るように構成かつ配置された領域を有する第2部分と;
から成る可動継手を要旨とする。
って、超高分子量ポリエチレン材料から形成された第1
部分と;コバルトクロムを主成分とした合金から形成さ
れ、6価クロム堆積物により被覆された外表面を有する
第2部分であって、前記第1部分と第2部分が互いに関
して移動可能な関係となるように前記第1部分と接続す
るように構成かつ配置された領域を有する第2部分と;
から成る可動継手を要旨とする。
【0024】本発明は一般に、第1部分および第2部分
のいずれかがクロム外表面を有する、第1部分および第
2部分を提供する。例えば、本発明の1実施形態は、ボ
ール部分の外表面を形成するクロムの堆積物を少なくと
も有するボール継手を提供する。代わりに、ソケット部
分が、インタフェース表面を形成するクロムの堆積物を
有してもよい。ボール部分はソケット部分の区画領域に
回転可能に捕捉されるように適合され、それによりボー
ル部分はソケット部分内に捕捉される。各実施形態で
は、クロム堆積物が、第1部分と第2部分の間のインタ
フェース表面を形成する。
のいずれかがクロム外表面を有する、第1部分および第
2部分を提供する。例えば、本発明の1実施形態は、ボ
ール部分の外表面を形成するクロムの堆積物を少なくと
も有するボール継手を提供する。代わりに、ソケット部
分が、インタフェース表面を形成するクロムの堆積物を
有してもよい。ボール部分はソケット部分の区画領域に
回転可能に捕捉されるように適合され、それによりボー
ル部分はソケット部分内に捕捉される。各実施形態で
は、クロム堆積物が、第1部分と第2部分の間のインタ
フェース表面を形成する。
【0025】特定の実施形態では、可動継手の第1また
は第2部分のいずれかの上に堆積させるために使用され
るクロム材料が、6価クロムで構成される。クロム材料
は、上記部分の外表面上の、電気化学的に接着されたク
ロムから成る薄い堆積物の形であり得る。そのような実
施形態では、上記部分の内部構造が、コバルトクロムを
主成分とした合金で構成され得る。更に、クロムは、電
着により、上記部分の外表面に接着され得る。
は第2部分のいずれかの上に堆積させるために使用され
るクロム材料が、6価クロムで構成される。クロム材料
は、上記部分の外表面上の、電気化学的に接着されたク
ロムから成る薄い堆積物の形であり得る。そのような実
施形態では、上記部分の内部構造が、コバルトクロムを
主成分とした合金で構成され得る。更に、クロムは、電
着により、上記部分の外表面に接着され得る。
【0026】ボール型継手では、ソケット部分が、通
常、区画領域の範囲内に移動可能な関係でボール部分を
受取るように構成されると共に配置された領域を有す
る。1実施形態では、継手のソケット部分が超高分子量
ポリエチレンより形成される。この材料は、クロムが堆
積されたボール部分の表面に、適切で相補的な表面を提
供し、そのため、継手装置に増大された摩耗抵抗を提供
する。
常、区画領域の範囲内に移動可能な関係でボール部分を
受取るように構成されると共に配置された領域を有す
る。1実施形態では、継手のソケット部分が超高分子量
ポリエチレンより形成される。この材料は、クロムが堆
積されたボール部分の表面に、適切で相補的な表面を提
供し、そのため、継手装置に増大された摩耗抵抗を提供
する。
【0027】以上に提供した特徴は、6価クロムで被覆
された外表面を有するコバルトクロムを主成分とした合
金から形成された第1部分と、超高分子量ポリエチレン
材料より形成された第2部分とを有する継手から成る実
施形態を提供するために、組み合わせてもよい。
された外表面を有するコバルトクロムを主成分とした合
金から形成された第1部分と、超高分子量ポリエチレン
材料より形成された第2部分とを有する継手から成る実
施形態を提供するために、組み合わせてもよい。
【0028】本発明に従って構成される継手に特に適し
た適用例は、膝、足首、肘、肩、脊柱のような自然な人
または動物の関節の代用である。しかしながら、継手装
置は、良好な耐摩耗性のある継手を必要とするすべての
医学的または非医学的用途に有用であり得る。本発明に
従って作成された継手は、フレッティングの減少も与え
るため、上記の適用例に適している。フレッティングと
は、2つ以上の部分間の相互作用による摩耗破片の生成
のことである。フレッティングの減少により、摩耗破片
が血流に入る時に起こる骨融解(オステオリシス)の機
会が減る。
た適用例は、膝、足首、肘、肩、脊柱のような自然な人
または動物の関節の代用である。しかしながら、継手装
置は、良好な耐摩耗性のある継手を必要とするすべての
医学的または非医学的用途に有用であり得る。本発明に
従って作成された継手は、フレッティングの減少も与え
るため、上記の適用例に適している。フレッティングと
は、2つ以上の部分間の相互作用による摩耗破片の生成
のことである。フレッティングの減少により、摩耗破片
が血流に入る時に起こる骨融解(オステオリシス)の機
会が減る。
【0029】被覆したボール継手を製造する1つの好ま
しい方法は、ボール部分を受取るように適合された領域
を有するソケット部分を提供する工程と、クロムから成
る少なくとも1つの外部インタフェース表面を有するボ
ールまたはソケット部分のいずれかを形成する工程とか
ら成り、ボール部分が、ボール部分が回転可能に移動で
きるようソケット部分の領域内に受取られかつ捕捉され
るように適合される。該方法はさらに、ソケット部分の
該領域内にボール部分を捕捉する工程からも成り得る。
ボールが第1部分でありソケットが第2部分であるボー
ル型継手では、ソケットは、区画領域の範囲内に移動可
能な関係でボールを受取るように構成かつ配置された領
域を有し、ボール部分は、ソケット部分の該区画領域内
に回転可能に捕捉されるように適合される。
しい方法は、ボール部分を受取るように適合された領域
を有するソケット部分を提供する工程と、クロムから成
る少なくとも1つの外部インタフェース表面を有するボ
ールまたはソケット部分のいずれかを形成する工程とか
ら成り、ボール部分が、ボール部分が回転可能に移動で
きるようソケット部分の領域内に受取られかつ捕捉され
るように適合される。該方法はさらに、ソケット部分の
該領域内にボール部分を捕捉する工程からも成り得る。
ボールが第1部分でありソケットが第2部分であるボー
ル型継手では、ソケットは、区画領域の範囲内に移動可
能な関係でボールを受取るように構成かつ配置された領
域を有し、ボール部分は、ソケット部分の該区画領域内
に回転可能に捕捉されるように適合される。
【0030】本発明の特定の特徴を含む前述の利点およ
び他の利点が、添付図面を参照することで、以下の説明
から明らかになるだろう。
び他の利点が、添付図面を参照することで、以下の説明
から明らかになるだろう。
【0031】
【発明の実施の形態】ここで同様な参照数字はいくつか
の図面にわたって同様な構成要素のことを指す図面を参
照すると、図1は、本発明の実施形態の切欠側面図を示
す。本発明のボール型実施形態は、外表面12(図2参
照)を有する第1のボール形の部分10と、外表面22
を有する第2のソケット形の部分20とを備えている。
ボール部分10はソケット部分20に形成されたカップ
部18に係合するような寸法および形状に形成される。
図4,5に示されるように、カップ部18は、ボール部
分10をカップ部18の範囲内に保持し、ボール部分1
0がカップ部18の範囲内で回転するのを許容するよう
に、構成かつ配置される。ボール部分10は、ソケット
部分20とのボール部分10の回転可能な係合によって
ソケット部分20に対して移動可能な、軸部16に通常
取り付けられる。
の図面にわたって同様な構成要素のことを指す図面を参
照すると、図1は、本発明の実施形態の切欠側面図を示
す。本発明のボール型実施形態は、外表面12(図2参
照)を有する第1のボール形の部分10と、外表面22
を有する第2のソケット形の部分20とを備えている。
ボール部分10はソケット部分20に形成されたカップ
部18に係合するような寸法および形状に形成される。
図4,5に示されるように、カップ部18は、ボール部
分10をカップ部18の範囲内に保持し、ボール部分1
0がカップ部18の範囲内で回転するのを許容するよう
に、構成かつ配置される。ボール部分10は、ソケット
部分20とのボール部分10の回転可能な係合によって
ソケット部分20に対して移動可能な、軸部16に通常
取り付けられる。
【0032】ソケット部分20とボール部分10の軸部
16とは、当該技術分野において周知の任意の手段によ
り、取付表面28に取り付けられ得る。取付手段の適切
な例には、例えばねじやナットとボルトのような機械的
取付アセンブリや、例えばセメントおよび接着剤のよう
な接着機構が挙げられる。
16とは、当該技術分野において周知の任意の手段によ
り、取付表面28に取り付けられ得る。取付手段の適切
な例には、例えばねじやナットとボルトのような機械的
取付アセンブリや、例えばセメントおよび接着剤のよう
な接着機構が挙げられる。
【0033】更に、取付表面28への取付のために使用
されるソケット部分20の表面26の形は、当該技術分
野において周知のいかなる適当な形をしていてもよい。
例えば、図1,3,4は実質的に一様な球形表面を有す
るソケット表面26を示すが、図5は一様でない表面2
6を有するソケット部分20を例証する。
されるソケット部分20の表面26の形は、当該技術分
野において周知のいかなる適当な形をしていてもよい。
例えば、図1,3,4は実質的に一様な球形表面を有す
るソケット表面26を示すが、図5は一様でない表面2
6を有するソケット部分20を例証する。
【0034】クロム材料で覆われた表面は、第1部分1
0の外表面12と、第2部分20の外表面22の、いず
れであってもよい。図1,2,5に示される実施形態で
は、クロムの薄い堆積物が第1部分10の外表面12上
に配置される。図3,4で示される実施形態では、クロ
ムの薄い堆積物が、カップ部18内に通常形成された、
第2部分20の外表面22上に配置される。
0の外表面12と、第2部分20の外表面22の、いず
れであってもよい。図1,2,5に示される実施形態で
は、クロムの薄い堆積物が第1部分10の外表面12上
に配置される。図3,4で示される実施形態では、クロ
ムの薄い堆積物が、カップ部18内に通常形成された、
第2部分20の外表面22上に配置される。
【0035】外表面12または22のうちの1つにクロ
ムを施すことによって、クロムは、第1部分と第2部分
を形成するために使用される材料間のインタフェースす
なわち接続面を提供する。インタフェースは、当該技術
分野において周知の第1および第2部分を形成する任意
の材料に関して使用することが可能である。例えば、コ
バルトクロム合金またはステンレス鋼は、本発明の範囲
内のクロムで被覆され得る材料の2つの例である。
ムを施すことによって、クロムは、第1部分と第2部分
を形成するために使用される材料間のインタフェースす
なわち接続面を提供する。インタフェースは、当該技術
分野において周知の第1および第2部分を形成する任意
の材料に関して使用することが可能である。例えば、コ
バルトクロム合金またはステンレス鋼は、本発明の範囲
内のクロムで被覆され得る材料の2つの例である。
【0036】さらに、本発明の好ましい実施形態では、
第1または第2部分の一方がクロムで被覆されたとき、
第1または第2部分の他方は好ましくは超高分子量ポリ
エチレン材料より構成される。例えば、1つの実施形態
では、ボール部分がクロムの堆積物で被覆されたコバル
トクロム合金より構成され、ソケット部分が超高分子量
ポリエチレンにより構成される。別の実施形態では、第
1部分と第2部分の両方が、コバルトクロムを主成分と
した合金より形成され、その2つの部分の表面のうちの
1つの上には、クロム堆積物が設けられる。上記のよう
に、本発明は、単一の材料で両部分が形成された継手、
例えば、継手の第1部分と第2部分の両方が金属より形
成された継手、に提供されてもよい。
第1または第2部分の一方がクロムで被覆されたとき、
第1または第2部分の他方は好ましくは超高分子量ポリ
エチレン材料より構成される。例えば、1つの実施形態
では、ボール部分がクロムの堆積物で被覆されたコバル
トクロム合金より構成され、ソケット部分が超高分子量
ポリエチレンにより構成される。別の実施形態では、第
1部分と第2部分の両方が、コバルトクロムを主成分と
した合金より形成され、その2つの部分の表面のうちの
1つの上には、クロム堆積物が設けられる。上記のよう
に、本発明は、単一の材料で両部分が形成された継手、
例えば、継手の第1部分と第2部分の両方が金属より形
成された継手、に提供されてもよい。
【0037】堆積プロセスに使用されるクロムが6価ク
ロムであり、堆積物は電気化学的に接着されることがさ
らに好ましい。クロムは、電着のような当該技術分野で
周知の任意のプロセスによって堆積され得る。堆積物
は、表面をフラッシュコーティングし、該表面上にクロ
ムを堆積させることで生じ得る。クロム堆積物に適した
厚さの1例は、約5.08μm(2/10,000イン
チ)である。しかし、堆積物は約0.127μm(50
/100万インチ)程度に小さくてもよい。コーティン
グを施すプロセスはさらに、めっき前かめっき後の機械
的研摩を含んでもよい。
ロムであり、堆積物は電気化学的に接着されることがさ
らに好ましい。クロムは、電着のような当該技術分野で
周知の任意のプロセスによって堆積され得る。堆積物
は、表面をフラッシュコーティングし、該表面上にクロ
ムを堆積させることで生じ得る。クロム堆積物に適した
厚さの1例は、約5.08μm(2/10,000イン
チ)である。しかし、堆積物は約0.127μm(50
/100万インチ)程度に小さくてもよい。コーティン
グを施すプロセスはさらに、めっき前かめっき後の機械
的研摩を含んでもよい。
【0038】本発明の範囲から逸脱せずに、多くの可能
な実施形態を本発明から創作できるため、本明細書で説
明し、添付図面で示したすべての事柄は、例証的なもの
であって限定的な意味ではないものと解釈されるべきで
ある。
な実施形態を本発明から創作できるため、本明細書で説
明し、添付図面で示したすべての事柄は、例証的なもの
であって限定的な意味ではないものと解釈されるべきで
ある。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、摩耗による弊害が低減
された継手が与えられる。この継手を特に医用に使用し
た場合、外科手術によって被る患者の被害を低減させる
ことができ、かつ摩耗破片の生成を減少させることがで
きる。
された継手が与えられる。この継手を特に医用に使用し
た場合、外科手術によって被る患者の被害を低減させる
ことができ、かつ摩耗破片の生成を減少させることがで
きる。
【図1】ソケットが患者の骨表面に取り付けられた本発
明のボール型実施形態の切欠側面図。
明のボール型実施形態の切欠側面図。
【図2】図1の丸い点線で囲んだ部分を拡大した、ボー
ル部分の表面に施されたクロムのインタフェースを示
す、図1の実施形態のインプラントのボールの一部分の
拡大切欠側面図。
ル部分の表面に施されたクロムのインタフェースを示
す、図1の実施形態のインプラントのボールの一部分の
拡大切欠側面図。
【図3】ソケット部分の表面に施されたクロムのインタ
フェースを示す、本発明の実施形態の切欠側面図。
フェースを示す、本発明の実施形態の切欠側面図。
【図4】図3の実施形態の切欠側面図。
【図5】ボール部分の表面に施されたクロムのインタフ
ェースを示す、組立てられた状態の本発明の実施形態の
切欠側面図。
ェースを示す、組立てられた状態の本発明の実施形態の
切欠側面図。
10…ボール部分,12…ボール部分の外表面,20…
ソケット部分,22…ソケット部分の外表面。
ソケット部分,22…ソケット部分の外表面。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 ハリー イー.コール ザ サード
アメリカ合衆国 44087 オハイオ州 ツ
インズバーグ ダリアン レーン 3090
(72)発明者 ローレンス イー.ノーブル
アメリカ合衆国 85258 アリゾナ州 ス
コッツデール ノース ワンハンドレッド
ファースト ストリート 10239
Fターム(参考) 3J105 AA23 AA32 AB31 AB42 AC10
CB12 CB72
4C097 AA07 BB01 CC02 CC03 CC17
DD01 DD09 EE02 MM04 SC08
Claims (25)
- 【請求項1】可動継手であって、 外表面を有する第1部分と;外表面を有する第2部分
と;前記第1部分の前記外表面と前記第2部分の前記外
表面の間のインタフェースを形成するクロム材料から成
る少なくとも1つの堆積物と;を備えた可動継手。 - 【請求項2】クロム材料の前記堆積物が、前記第1部分
の外表面に堆積される請求項1に記載の継手。 - 【請求項3】前記第1部分はボールの形状をしており、
前記第2部分は前記ボール形状部分を該領域の範囲内に
移動可能な関係で受取るように構成かつ配置された領域
を有するソケットの形状をしており、前記ボール形状部
分は、前記ソケット部分の前記領域内に捕捉されるよう
に適合される請求項1に記載の継手。 - 【請求項4】前記ボール形状部分を受取るように構成か
つ配置された前記領域は外表面を有し、クロム材料の前
記堆積物が、前記ソケット部分の前記領域の外表面に堆
積される請求項3に記載の継手。 - 【請求項5】前記クロム材料は6価クロムである請求項
1に記載の継手。 - 【請求項6】前記継手の前記第2部分は超高分子量ポリ
エチレンより形成される請求項1に記載の継手。 - 【請求項7】前記クロム堆積物は、前記第1部分の前記
外表面上に電気化学的に接着されたクロムから成る薄い
堆積物の形をしている請求項1に記載の継手。 - 【請求項8】前記クロムは電着により前記第1部分の前
記外表面に接着される請求項1に記載の継手。 - 【請求項9】前記第1部分はコバルトクロムを主成分と
した合金から構成される請求項1に記載の継手。 - 【請求項10】第1部分および第2部分がコバルトクロ
ムを主成分とした合金から構成される請求項1に記載の
継手。 - 【請求項11】前記可動継手は人体中の関節と取り替え
られるように適合される請求項1に記載の継手。 - 【請求項12】前記可動継手は膝関節インプラントであ
る請求項1に記載の継手。 - 【請求項13】前記継手の前記ソケット部分が超高分子
量ポリエチレンから形成される請求項3に記載の継手。 - 【請求項14】前記クロム堆積物が、前記ボール部分の
前記外表面上に電気化学的に接着されたクロムから成る
薄い堆積物の形をしている請求項13に記載の継手。 - 【請求項15】前記コーティングは電着により前記ボー
ル部分の前記外表面に接着される請求項14に記載の継
手。 - 【請求項16】前記ボール部分は、外表面上にクロム堆
積物が形成されたコバルトクロムを主成分とした合金か
ら構成される請求項14に記載の継手。 - 【請求項17】被覆された可動継手を製造する方法であ
って、 外表面を有する第1部分と、前記第1部分の外表面の一
部分と接続するように適合された領域を備えた第2部分
とを提供する工程であって、それにより前記第1部分と
第2部分が互いに対して移動できるように前記第1部分
と前記第2部分の間のインタフェースを形成する工程
と;前記第1部分および前記第2部分の間の前記インタ
フェースにクロム材料の堆積物を提供する工程と;から
成る方法。 - 【請求項18】クロム材料の堆積物を提供する前記工程
は、前記ボール部分の外表面に前記材料を堆積すること
により提供される請求項17に記載の方法。 - 【請求項19】前記ボール部分を受取るように構成かつ
配置された前記領域は外表面を有し、クロム材料の堆積
物を提供する前記工程は、前記ソケット部分の前記領域
の外表面に前記材料を堆積することにより提供される請
求項17に記載の方法。 - 【請求項20】前記クロム材料は6価クロムである請求
項17に記載の方法。 - 【請求項21】前記継手の前記ソケット部分が、超高分
子量ポリエチレンから形成される請求項17に記載の方
法。 - 【請求項22】前記クロム堆積物が、前記ボール部分の
前記外表面上に電気化学的に接着されたクロムから成る
薄い堆積物の形をしている請求項17に記載の方法。 - 【請求項23】前記クロムは電着によって前記外表面に
接着される請求項17に記載の方法。 - 【請求項24】可動継手であって、 コバルトクロムを主成分とした合金から形成され、6価
クロム堆積物により被覆された外表面を有する第1部分
と;超高分子量ポリエチレン材料から形成された第2部
分であって、前記第1部分と第2部分が互いに関して移
動可能な関係となるように前記第1部分と接続するよう
に構成かつ配置された領域を有する第2部分と;から成
る可動継手。 - 【請求項25】可動継手であって、 超高分子量ポリエチレン材料から形成された第1部分
と;コバルトクロムを主成分とした合金から形成され、
6価クロム堆積物により被覆された外表面を有する第2
部分であって、前記第1部分と第2部分が互いに関して
移動可能な関係となるように前記第1部分と接続するよ
うに構成かつ配置された領域を有する第2領域と;から
成る可動継手。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US09/859,352 US20020173853A1 (en) | 2001-05-17 | 2001-05-17 | Movable joint and method for coating movable joints |
US09/859352 | 2001-05-17 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003061990A true JP2003061990A (ja) | 2003-03-04 |
Family
ID=25330702
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002143205A Pending JP2003061990A (ja) | 2001-05-17 | 2002-05-17 | 可動継手および可動継手の被覆方法 |
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Country | Link |
---|---|
US (2) | US20020173853A1 (ja) |
EP (1) | EP1260198B1 (ja) |
JP (1) | JP2003061990A (ja) |
AT (1) | ATE343356T1 (ja) |
CA (1) | CA2386972A1 (ja) |
DE (1) | DE60215578D1 (ja) |
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