JP2003061225A - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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JP2003061225A
JP2003061225A JP2001242087A JP2001242087A JP2003061225A JP 2003061225 A JP2003061225 A JP 2003061225A JP 2001242087 A JP2001242087 A JP 2001242087A JP 2001242087 A JP2001242087 A JP 2001242087A JP 2003061225 A JP2003061225 A JP 2003061225A
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JP
Japan
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wiring board
circuit board
terminal
board
electric
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Pending
Application number
JP2001242087A
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English (en)
Inventor
Kazumasa Sakata
和正 坂田
Kokichi Tashiro
光吉 田代
Kenji Enomoto
憲嗣 榎本
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路基板と端子との半田付け部に不用な応力
を及ぼすことを抑制した電気接続箱を提供する。 【解決手段】 電線10が所望パターンに配線された配線
板5と電子部品8a或いは電気部品8bが搭載された回
路基板8とを有し、回路基板8が内部に組み込まれる電
気接続箱1。配線板5は、板面方向延長上に、配線板か
ら延長した電線10に端子12を圧接するコネクタハウジン
グ5fが連結部を介して設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気接続箱に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車の車内配線の接続に用いられる電
気接続箱には、電子部品或いは電気部品が搭載された回
路基板を内蔵したものがある(例えば、特開平11−2
43618号公報参照)。この電気接続箱は、配線板に
配線された電線に端子の一端を圧接し、他端を電子部品
を搭載した回路基板の導電部に形成したスルーホールに
挿通した後、半田付けにより端子と導電部とを電気的に
接続している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、通常、配線
板はポリプロピレン系の樹脂が、また回路基板はガラス
エポキシ等の材料が使用され、構成素材の線膨張係数が
異なっている。また、電気接続箱は、環境温度が非常に
変化する自動車のエンジンルームにも設置される。この
ため、電気接続箱は、温度変化に伴う配線板と回路基板
との線膨張係数の違いにより、端子が撓み、半田付け部
に不要な応力が発生する原因となる。
【0004】また、回路を形成する電線として接触安定
性の高い単芯線が用いられた場合、単芯線は剛性を有
し、撚り線に比べて曲げに対して相当に硬い。このた
め、極端な電線の曲げ配索によっては、端子の半田付け
後にその残留歪が端子を通して半田付け部に不用な応力
を及ぼす恐れがある。本発明は上記の点に鑑みてなされ
たもので、回路基板と端子との半田付け部に不用な応力
を及ぼすことを抑制した電気接続箱を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明においては上記目
的を達成するため、電線が所望パターンに配線された配
線板と電子部品或いは電気部品が搭載された回路基板と
を有し、前記回路基板が内部に組み込まれる電気接続箱
において、前記配線板は、板面方向延長上に、前記配線
板から延長した電線に端子を圧接するコネクタハウジン
グが連結部を介して設けられている構成としたのであ
る。
【0006】好ましくは、前記電線は前記配線板と前記
コネクタハウジングとの間に弛みを付与する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電気接続箱に係る
一実施形態を図1乃至図6に基づいて詳細に説明する。
電気接続箱1は、図1に示すように、ロアケース2、配
線板5、絶縁板7、回路基板8及びアッパケース9を備
えている。
【0008】ロアケース2は、図1に示すように、アッ
パケース9と組み合わせて内部に配線板5、絶縁板7及
び回路基板8を後述するバスバー3,4,6と共に収納
するケースで、ポリプロピレン(PP)やポリフェニレ
ンオキシド(PPO)等の合成樹脂又はこれらの合成樹
脂にタルクやガラスフィラーを添加した材料から成形さ
れている。ロアケース2は、所望箇所にコネクタ部2a
が形成され、所定の回路パターンに形成されたバスバー
3,4が配線板5との間に配置される。バスバー3,4
は、後述するバスバー6と共に大電流用の回路を形成す
る。
【0009】配線板5は、ポリプロピレン(PP)やポ
リフェニレンオキシド(PPO)等の合成樹脂から成形
され、小電流用の回路が電線10によって形成される。
配線板5は、図1乃至図5に示すように、本体5aの板
面方向延長上の複数箇所、例えば、4箇所に設けた連結
部5eを介してコネクタハウジング5fが設けられてい
る。本体5aは、圧接端子12を取り付けると共に、電
線10を配線する配線溝が形成された取付部5bが適宜
箇所に形成され、図2,図4(a)及び図5に示すよう
に、コネクタハウジング5f側の壁5cには電線10を
コネクタハウジング5f側へ導出する溝5dが形成され
ている。連結部5eは、図3に示すように、本体5aと
コネクタハウジング5fとの間を連結する部分で、中間
が細径に形成されている。コネクタハウジング5fは、
本体5aから延長した電線10に圧接端子12を圧接す
る部分と、ねじ止め部5gと圧接端子12の挿通部5h
とが形成されている。配線板5は、図1に示すように、
バスバー6が設置される。
【0010】ここで、圧接端子12は、図4(b)に示
すように、一端が2又に分岐して電線10に圧接される
圧接刃12aが設けられ、他端にオス端子部12bが形
成されている。絶縁板7は、ポリプロピレン(PP)や
ポリフェニレンオキシド(PPO)等の合成樹脂又はこ
れらの合成樹脂にタルクやガラスフィラーを添加した材
料から成形され、本体5a上のコネクタハウジング5f
側に配置される。
【0011】回路基板8は、ガラスエポキシ,ポリプロ
ピレン(PP)やポリフェニレンオキシド(PPO)等
の合成樹脂又はこれらの合成樹脂にタルクやガラスフィ
ラーを添加した材料から成形され、図1に示すように、
電子部品8aや電気部品8bが搭載されている。回路基
板8は、図1乃至図3,図5に示すように、一方の長辺
側にねじ孔8cが設けられ、上面に形成した導電部8d
(図3参照)にはスルーホール8eが設けられている。
ここで、回路基板8は、電子部品8a或いは電気部品8
bのどちらか一方が搭載されていればよく、必ずしも両
方が搭載されている必要はない。
【0012】アッパケース9は、ポリプロピレン(P
P)やポリフェニレンオキシド(PPO)等の合成樹脂
又はこれらの合成樹脂にタルクやガラスフィラーを添加
した材料から成形され、所望箇所にコネクタ部9aが形
成されている。以上のように構成される電気接続箱1
は、図1に示した各構成部材3〜8をロアケース2とア
ッパケース9とによって形成される空間に収納して組み
立てられる。
【0013】ここで、本発明の電気接続箱1において
は、配線板5は、本体5aの溝5dから電線10をコネ
クタハウジング5f側へ導出し、挿通部5hに圧接端子
12を挿通して圧接刃12aで一端を電線10と接続す
る。このとき、電線10は、図4(a)及び図5に示す
ように、溝5dとコネクタハウジング5fの間でS字状
あるいは逆S字状等に成形して弛みを付与しておく。ま
た、圧接端子12の他端のオス端子部12bは、挿通部
5hから上方へ突出している。
【0014】次に、絶縁板7を本体5aのコネクタハウ
ジング5f側上に配置し、その上から回路基板8を被せ
る。そして、各オス端子部12bの先端を対応するスル
ーホール8eに挿通し、図1に示したように、ねじ孔8
cに挿通したねじ8fで回路基板8をコネクタハウジン
グ5fに固定する。このようにして回路基板8が配線板
5に固定された状態を図6に示す。
【0015】次いで、各オス端子部12bの先端を、図
3に示すようにスルーホール8eに半田付けし、圧接端
子8と導電部8dとを電気的に接続する。しかる後、連
結部5eを中間で切断し、本体5aとコネクタハウジン
グ5fとの間を連結を解放する。ここで、連結部5eを
切断するのは、各オス端子部12bの先端をスルーホー
ル8eに半田付けする前でもよい。
【0016】このように、電気接続箱1においては、配
線板5は本体5aとコネクタハウジング5fとの連結が
遮断され、電線10は溝5dと圧接端子12の間で弛み
が付与されている。このため、電気接続箱1は、線膨張
係数の相違によって配線板5と回路基板8との位置関係
がずれても、電線10が弛みを付与した部分で延びるこ
とでこのずれを吸収してしまう。
【0017】この結果、電気接続箱1においては、配線
板5の本体5aとコネクタハウジング5fとの間が位置
ずれに伴う応力を吸収する応力吸収部として機能する。
このため、電気接続箱1は、回路基板8と圧接端子12
との半田付け部で圧接端子12が撓み、半田付け部に不
用な応力を及ぼすことが抑制されるので、回路基板8と
圧接端子12とが確実に接続され、長期に亘る信頼性が
確保される。
【0018】
【発明の効果】請求項1,2の発明によれば、回路基板
と端子との半田付け部に不用な応力を及ぼすことを抑制
した電気接続箱を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気接続箱の分解斜視図である。
【図2】図1の電気接続箱で用いる配線板、絶縁板及び
回路基板の配置を示す斜視図である。
【図3】配線板、絶縁板及び回路基板を組み合わせ、部
分的に断面で示した正面図である。
【図4】配線板のコネクタハウジング側における溝を示
す平面図(a)と、圧接端子の正面図(b)である。
【図5】配線板、絶縁板及び回路基板を組み合わせ、部
分的に断面で示した斜視図である。
【図6】配線板、絶縁板及び回路基板を組み合わせた斜
視図である。
【符号の説明】
1 電気接続箱 2 ロアケース 3,4 バスバー 5 配線板 5f コネクタハウジング 6 バスバー 7 絶縁板 8 回路基板 9 アッパケース 10 電線 12 圧接端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 榎本 憲嗣 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 Fターム(参考) 5E012 AA44 5E077 BB02 BB11 BB31 CC22 DD01 DD11 JJ24 5G361 BA01 BB01 BB02 BC01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線が所望パターンに配線された配線板
    と電子部品或いは電気部品が搭載された回路基板とを有
    し、前記回路基板が内部に組み込まれる電気接続箱にお
    いて、 前記配線板は、板面方向延長上に、前記配線板から延長
    した電線に端子を圧接するコネクタハウジングが連結部
    を介して設けられていることを特徴とする電気接続箱。
  2. 【請求項2】 前記電線は前記配線板と前記コネクタハ
    ウジングとの間で弛みが付与されている、請求項1の電
    気接続箱。
JP2001242087A 2001-08-09 2001-08-09 電気接続箱 Pending JP2003061225A (ja)

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