JP2003061191A - スピーカ用ダンパー - Google Patents

スピーカ用ダンパー

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JP2003061191A
JP2003061191A JP2001246452A JP2001246452A JP2003061191A JP 2003061191 A JP2003061191 A JP 2003061191A JP 2001246452 A JP2001246452 A JP 2001246452A JP 2001246452 A JP2001246452 A JP 2001246452A JP 2003061191 A JP2003061191 A JP 2003061191A
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JP
Japan
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arm
main body
inner ring
damper
circumferential direction
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Pending
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JP2001246452A
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English (en)
Inventor
Yasuji Hashimoto
保治 橋本
Hiroshi Tonegawa
寛 利根川
Makoto Murakami
真 村上
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Foster Electric Co Ltd
Original Assignee
Foster Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音が歪まないスピーカ用ダンパーを提供する
ことを課題とする。 【解決手段】 ボイスコイルが巻回されたボビンが嵌合
する内環部127aと、スピーカフレームに固定される
外環部127bと、内環部127aと、外環部127b
との間に橋架された複数のアーム部127cとを有し、
樹脂材料を射出成形してなるスピーカ用ダンパーにおい
て、アーム部127cは、内環部127a,外環部12
7b間に配置され、円周方向に伸び、その円周方向の縦
断面形状が波状であるアーム部本体127dと、アーム
部本体127dの一方の端部から内環部127aに接続
される内環接続部127eと、アーム部本体127dの
他方の端部から外環部127bに接続される外環接続部
127fとから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボイスコイルが巻
回されたボビンが嵌合する内環部と、スピーカフレーム
に固定される外環部と、前記内環部と、前記外環部との
間に橋架された複数のアーム部とを有し、樹脂材料を射
出成形してなるスピーカ用ダンパーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスピーカの断面図である図3にお
いて、磁気回路1は、中央部にセンタポール部3が形成
されたヨーク5と、ヨーク5上に積層され、中央部にセ
ンタポール部3が挿通する穴7が設けられた円環状のマ
グネット9と、マグネット9上に積層され、中央部にセ
ンタポール部3が挿通する穴11が設けられたトッププ
レート13とからなり、トッププレート13の穴7の内
壁面と、センタポール部3の周面との間に磁気ギャップ
15が形成されている。
【0003】この磁気回路1は、円錐台状のフレーム1
7の下面に設けられる。フレーム17の上部には、エッ
ジ部材19を介して振動板21の外周部が取り付けら
れ、振動板21の内周部には、ボイスコイル23が巻回
されたボビン25が取り付けられている。
【0004】ボビン25は、フレーム17に設けられた
樹脂を射出成形してなるダンパー27によってそのボイ
スコイル23が磁気回路1の磁気ギャップ15間に位置
するように支持されている。
【0005】ダンパー27はその平面からみた拡大図で
ある図4に示すように、ボイスコイル23が巻回された
ボビン25が嵌合する内環部27aと、スピーカのフレ
ーム17に固定される外環部27bと、内環部27a
と、外環部27bとの間に橋架された複数のアーム部2
7cとからなっている。
【0006】このアーム部27cは、内環部27a,外
環部27b間に配置され、円周方向に伸びるアーム部本
体27dと、アーム部本体27dの一方の端部から内環
部27aに接続される内環接続部27eと、アーム部本
体27dの他方の端部から外環部27bに接続される外
環接続部27fとからなっている。
【0007】さらに、振動板21には、ボビン25内に
塵埃が侵入するのを防止するキャップ33が設けられて
いる。そして、ボイスコイル23に音声電流を流すと、
ボイスコイル23が駆動され、ボビン25を介して振動
板21が振動し、音が発生する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成のス
ピーカのダンパー27において、ボイスコイル23が巻
回されたボビン25がその軸方向に振動した場合、アー
ム部27cがボビン25の軸方向に撓むので、ボビン2
5には円周方向の回転力が作用する。
【0009】この回転力は、ボビン25、振動板21に
伝達され、音が歪む問題点がある。本発明は、上記問題
点に鑑みてなされたもので、その課題は、音が歪まない
スピーカ用ダンパーを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1記載の発明は、ボイスコイルが巻回されたボビンが
嵌合する内環部と、スピーカフレームに固定される外環
部と、前記内環部と、前記外環部との間に橋架された複
数のアーム部とを有し、樹脂材料を射出成形してなるス
ピーカ用ダンパーにおいて、前記アーム部は、前記内環
部,前記外環部間に配置され、円周方向に伸び、その円
周方向の縦断面形状が波状であるアーム部本体と、該ア
ーム部本体の一方の端部から前記内環部に接続される内
環接続部と、前記アーム部本体の他方の端部から前記外
環部に接続される外環接続部とから構成したことを特徴
とするスピーカ用ダンパーである。
【0011】アーム部のアーム部本体は、その円周方向
の縦断面形状が波状であることにより、ボイスコイルが
巻回されたボビンがその軸方向に振動し、円周方向の回
転力が発生しても、アーム部のアーム部本体が円周方向
に伸縮し、ボビンは回転せず、音が歪まない。
【0012】更に、アーム部のアーム部本体は、その円
周方向の縦断面形状が波状であることにより、ストロー
クを充分にとれ、広き範囲にわたって略均一なかたさで
動作するので、リニアリティーも向上する。
【0013】請求項2記載の発明は、前記アーム部のア
ーム部本体の幅は、円周方向において、中心部側を両端
側より狭く設定したことを特徴とする請求項1記載のス
ピーカ用ダンパーである。
【0014】前記アーム部のアーム部本体の幅は、円周
方向において、中心部側を両端側より狭く設定したこと
により、円周方向の各部における応力値の差が小さくな
り、耐久性が向上する。
【0015】又、ダンパーの質量も軽くなり、スピーカ
の応答性が良くなる。請求項3の発明は、材質がポリエ
ステル系熱可塑性エラストマーで、結晶性芳香族ポリエ
ステルをハードセグメント、ポリエーテルをソフトセグ
メントとしたマルチブロック共重合体であることを特徴
とする請求項1または2記載のスピーカ用ダンパーであ
る。
【0016】材質をポリエステル系熱可塑性エラストマ
ーで、結晶性芳香族ポリエステルをハードセグメント、
ポリエーテルをソフトセグメントとしたマルチブロック
共重合体としたことにより、対屈曲疲労性に優れ、追従
性が良い。
【0017】又、強靭で柔軟性、耐熱性があり、加工コ
ストも安くなり、又、リサイクル可能である。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態例のダンパー
の平面図である図1を用いて説明する。本実施の形態例
のダンパーが設けられるスピーカは従来例で説明したス
ピーカと同様であるので、重複する説明は省略する。
【0019】図において、ダンパー127は、従来例と
同様に、ボイスコイルが巻回されたボビンが嵌合する内
環部127aと、スピーカのフレームに固定される外環
部127bと、内環部127aと、外環部127bとの
間に橋架された複数(本実施の形態例では4本)のアー
ム部127cとからなっている。
【0020】このアーム部127cは、内環部127
a,外環部127b間に配置され、円周方向に伸びるア
ーム部本体27dと、アーム部本体127dの一方の端
部から内環部127aに接続される内環接続部127e
と、アーム部本体127dの他方の端部から外環部12
7bに接続される外環接続部27fとからなっている。
【0021】そして、本実施の形態例では、アーム部1
27cのアーム部本体127dの幅は、円周方向におい
て、中心部側の幅(w)を両端側の幅(W)より狭く設
定した。
【0022】又、アーム部本体127dは、図1の切断
線A−Aでの断面図である図2に示すように、円周方向
の縦断面形状が、山部と谷部とからなる波状となってい
る。更に、材質は、ポリエステル系熱可塑性エラストマ
ーで、結晶性芳香族ポリエステルをハードセグメント、
ポリエーテルをソフトセグメントとしたマルチブロック
共重合体(ハイトレル:東レ・デュポン社製)とした。
【0023】上記構成のダンパー127によれば、以下
のような効果を得ることができる。 (1)アーム部127cのアーム部本体127dは、そ
の円周方向の縦断面形状が波状であることにより、ボイ
スコイルが巻回されたボビンがその軸方向に振動し、円
周方向の回転力が発生しても、アーム部127cのアー
ム部本体127dが円周方向に伸縮し、ボビンは回転せ
ず、音が歪まない。
【0024】更に、アーム部127cのアーム部本体1
27dは、その円周方向の縦断面形状が波状であること
により、ストロークを充分にとれ、広き範囲にわたって
略均一なかたさで動作するので、リニアリティーも向上
する。
【0025】(2)アーム部127cのアーム部本体1
27dの幅は、円周方向において、中心部側を両端側よ
り狭く設定したことにより、円周方向の各部における応
力値の差が小さくなり、耐久性が向上する。
【0026】又、ダンパー27の質量も軽くなり、スピ
ーカの応答性が良くなる。 (3)ダンパー127の材質をポリエステル系熱可塑性
エラストマーで、結晶性芳香族ポリエステルをハードセ
グメント、ポリエーテルをソフトセグメントとしたマル
チブロック共重合体としたことにより、対屈曲疲労性に
優れ、追従性が良い。
【0027】又、強靭で柔軟性、耐熱性があり、加工コ
ストも安くなり、又、リサイクル可能である。尚、本発
明は、上記実施の形態例に限定するものではない。
【0028】上記実施の形態例では、アーム部127c
の本数を4本としたが、4本に限定するものではなく、
複数本あればよい。更に、アーム部127cのアーム部
本体127dは、その円周方向の縦断面形状を山部と谷
部とからなる波状としたが、1つの山部、または、1つ
の谷部だけであってもよい。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1記載の発明
によれば、アーム部のアーム部本体は、その円周方向の
縦断面形状が波状であることにより、ボイスコイルが巻
回されたボビンがその軸方向に振動し、円周方向の回転
力が発生しても、アーム部のアーム部本体が円周方向に
伸縮し、ボビンは回転せず、音が歪まない。
【0030】更に、アーム部のアーム部本体は、その円
周方向の縦断面形状が波状であることにより、ストロー
クを充分にとれ、広き範囲にわたって略均一なかたさで
動作するので、リニアリティーも向上する。
【0031】請求項2記載の発明によれば、前記アーム
部のアーム部本体の幅は、円周方向において、中心部側
を両端側より狭く設定したことにより、円周方向の各部
における垂直値の差が小さくなり、耐久性が向上する。
【0032】又、ダンパーの質量も軽くなり、スピーカ
の応答性が良くなる。請求項3の発明によれば、材質を
ポリエステル系熱可塑性エラストマーで、結晶性芳香族
ポリエステルをハードセグメント、ポリエーテルをソフ
トセグメントとしたマルチブロック共重合体としたこと
により、対屈曲疲労性に優れ、追従性が良い。
【0033】又、強靭で柔軟性、耐熱性があり、加工コ
ストも安くなり、又、リサイクル可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態例のダンパーの平面図である。
【図2】図1の切断線A−Aでの断面図である。
【図3】従来のスピーカの断面図である。
【図4】図3のダンパーの平面図である。
【符号の説明】
127 ダンパー 127a 内環部 127b 外環部 127c アーム部 127d アーム部本体 127e 内環部接続部 127f 外環部接続部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 真 東京都昭島市宮沢町512番地 フォスター 電機株式会社内 Fターム(参考) 5D012 BA08 EA01 EA06 FA03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボイスコイルが巻回されたボビンが嵌合
    する内環部と、 スピーカフレームに固定される外環部と、 前記内環部と、前記外環部との間に橋架された複数のア
    ーム部とを有し、 樹脂材料を射出成形してなるスピーカ用ダンパーにおい
    て、 前記アーム部は、 前記内環部,前記外環部間に配置され、円周方向に伸
    び、その円周方向の縦断面形状が波状であるアーム部本
    体と、 該アーム部本体の一方の端部から前記内環部に接続され
    る内環接続部と、 前記アーム部本体の他方の端部から前記外環部に接続さ
    れる外環接続部と、 から構成したことを特徴とするスピーカ用ダンパー。
  2. 【請求項2】 前記アーム部のアーム部本体の幅は、円
    周方向において、中心部側を両端側より狭く設定したこ
    とを特徴とする請求項1記載のスピーカ用ダンパー。
  3. 【請求項3】 材質が、ポリエステル系熱可塑性エラス
    トマーで、結晶性芳香族ポリエステルをハードセグメン
    ト、ポリエーテルをソフトセグメントとしたマルチブロ
    ック共重合体であることを特徴とする請求項1または2
    記載のスピーカ用ダンパー。
JP2001246452A 2001-08-15 2001-08-15 スピーカ用ダンパー Pending JP2003061191A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040082690A (ko) * 2003-03-20 2004-09-30 에스텍 주식회사 고출력 및 고성능 스피커용 댐퍼
JP2013126246A (ja) * 2011-12-13 2013-06-24 Reui Men Co Ltd スピーカ

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KR20040082690A (ko) * 2003-03-20 2004-09-30 에스텍 주식회사 고출력 및 고성능 스피커용 댐퍼
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