JP2001300423A - 多機能振動アクチュエータ - Google Patents

多機能振動アクチュエータ

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JP2001300423A
JP2001300423A JP2000123798A JP2000123798A JP2001300423A JP 2001300423 A JP2001300423 A JP 2001300423A JP 2000123798 A JP2000123798 A JP 2000123798A JP 2000123798 A JP2000123798 A JP 2000123798A JP 2001300423 A JP2001300423 A JP 2001300423A
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coil
vibration actuator
magnetic circuit
vibrating body
coils
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JP2000123798A
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Nobuyasu Sakai
延恭 酒井
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Tokin Corp
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Tokin Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B06GENERATING OR TRANSMITTING MECHANICAL VIBRATIONS IN GENERAL
    • B06BMETHODS OR APPARATUS FOR GENERATING OR TRANSMITTING MECHANICAL VIBRATIONS OF INFRASONIC, SONIC, OR ULTRASONIC FREQUENCY, e.g. FOR PERFORMING MECHANICAL WORK IN GENERAL
    • B06B1/00Methods or apparatus for generating mechanical vibrations of infrasonic, sonic, or ultrasonic frequency
    • B06B1/02Methods or apparatus for generating mechanical vibrations of infrasonic, sonic, or ultrasonic frequency making use of electrical energy
    • B06B1/04Methods or apparatus for generating mechanical vibrations of infrasonic, sonic, or ultrasonic frequency making use of electrical energy operating with electromagnetism
    • B06B1/045Methods or apparatus for generating mechanical vibrations of infrasonic, sonic, or ultrasonic frequency making use of electrical energy operating with electromagnetism using vibrating magnet, armature or coil system
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R9/00Transducers of moving-coil, moving-strip, or moving-wire type
    • H04R9/06Loudspeakers
    • H04R9/063Loudspeakers using a plurality of acoustic drivers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R2400/00Loudspeakers
    • H04R2400/03Transducers capable of generating both sound as well as tactile vibration, e.g. as used in cellular phones
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R2400/00Loudspeakers
    • H04R2400/07Suspension between moving magnetic core and housing

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コイルが磁極空隙の均一磁束分布領域から飛
び出した場合でも駆動力の低下が生じない、またコイル
の十分な追随性を確保し、かつ電流対駆動力の非線形性
が生じない、電気音響変換器としての音響歪み特性を損
なわない多機能振動アクチュエータを得る。 【解決手段】 磁気回路、および該磁気回路の空隙に配
置したコイル6a,6bと、振動伝達部8に固定された
円弧状の螺旋形板ばねのサスペンション4により該磁気
回路を柔軟に支持している多機能振動アクチュエータに
おいて、該コイル6a,6bは少なくとも2つ以上の複
数のコイル6a,6bにより形成された多機能振動アク
チュエータであって、前記コイル6a,6bは、可動時
において磁極空隙の均一磁束分布範囲から飛び出した際
も均一の磁束がかかるように少なくとも1つの補助コイ
ル6bを装着した多機能振動アクチュエータとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として携帯電話
等の移動体通信機器に搭載され、呼び出し音、音声、振
動を発生させる機能を有する多機能振動アクチュエータ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の多機能振動アクチュエータにおい
ては、図5に示すように、ヨーク1’、永久磁石2’、
プレート3’で構成される磁気回路は、振動伝達部8’
に固定した円弧状の螺旋形板ばねのサスペンション4’
で柔軟に支持しており、サスペンション4’は、磁気回
路のヨーク1’外周部および振動伝達部8’に固定され
ている。
【0003】振動体5’の径方向の任意の位置に設けた
振動体U字形部16’に接着剤等により固着されたコイ
ル6’は、磁気回路の空隙に配されており、コイル線1
9’は、振動体5’面に振動体5’の振動に悪影響がな
いように振動体5’面上をくの字形、U字形、蛇腹形も
しくは各々を組み合わせた形状で這わせて、振動体5’
の任意の位置に点状にした接着剤等の弾性材で貼り付け
られて端子板14’に半田15’付けされている。
【0004】このとき、コイル6’は、図6に示すよう
に、整列巻きされたコイル6’を1つ使用し、図5もし
くは図7(a)、図7(b)に示す配置で構成されてい
た。振動体5’は、サスペンション4’と同様、振動伝
達部8’に固定され、コイル6’に駆動電流を流すと磁
気回路あるいはコイル6’は軸方向を上下に移動を繰り
返して起こし、振動伝達部8’は、低周波においては固
定部、高周波においては弾性体と化して振動体5’の一
部となって振動し、振動モードで磁気回路と振動体5’
に固着したコイル6’は、互いに作用して逆位相で動作
を行い外部に振動を伝えるような構造であった。
【0005】このとき、振動伝達部8’には、機能本体
を保護するためのカバーA9’およびカバーB10’が
固定され、カバーA9’には、1個もしくは複数個の任
意の径の空気粘性減衰用の放音孔11’が設けられてい
た。なお、7’は磁気回路の中心穴を貫通させて嵌入し
た中心軸である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の多機能振動アク
チュエータでの構造において、整列巻きされた単一のコ
イルは、振動体の径方向の任意の位置に接着、振動体に
設けた凹部内への嵌め込みもしくは凹部により形成され
た凸部頂面上への接着等により固定されていたが、駆動
時においてコイルが磁極空隙の均一磁束分布から磁極外
に飛び出した際に、駆動力の低下および十分な追随性が
なくなり、電流対駆動力の非線形性が生じて電気音響変
換器としての音響歪み特性を損なっていた。
【0007】従って、本発明の目的は、コイルが磁極空
隙の均一磁束分布領域から飛び出した場合でも駆動力の
低下が少ない、またコイルの十分な追随性を確保し、か
つ電流対駆動力の非線形性が生じ難い、電気音響変換器
としての音響歪み特性を損なわない多機能振動アクチュ
エータを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の多機能振動アク
チュエータは、これらの問題を解決するため、コイル
は、複数個で形成されており、少なくとも1つ以上の歪
み改善補助コイル6bを主コイル6aに装着すること
で、可動時にコイルが磁極空隙の均一分布から、飛び出
した状態でも均一の磁束がコイルにかかるようにした多
機能振動アクチュエータである。あるいは、コイルは、
任意の高さ(列数)で疎・密巻きを繰り返し、巻き幅
(層数)に変化をもたせて磁気勾配をつけ、可動時にお
いてコイルが磁極空隙の均一磁束分布範囲から飛び出し
た際も常時均一の磁束がコイルにかかっている多機能振
動アクチュエータである。
【0009】ここで、振動体は、径方向の任意の位置に
凹部が設けられ、コイルは、凹部内への填め込みまたは
凹部により形成された凸部頂面上へ固着されている。コ
イルは、コイルの線径、線材などが同等もしくは異なっ
ているものを用い、コイルを固着する振動体側が密に巻
かれている。コイル線の結線方法は、2端子の直列や並
列、もしくは3端子で行われている。
【0010】即ち、本発明は、磁気回路および該磁気回
路の空隙に配置したコイルと、振動伝達部に固定された
サスペンションにより該磁気回路を柔軟に支持している
多機能振動アクチュエータにおいて、該コイルは少なく
とも2つ以上の複数のコイルにより形成されている多機
能振動アクチュエータである。
【0011】また、本発明は、前記コイルが可動時にお
いて磁極空隙の均一磁束分布範囲から飛び出した際も均
一の磁束がかかるように、少なくとも1つの補助コイル
を装着してなる多機能振動アクチュエータである。
【0012】また、本発明は、磁気回路および該磁気回
路の空隙に配置したコイルと、振動伝達部に固定された
サスペンションにより該磁気回路を柔軟に支持している
多機能振動アクチュエータにおいて、前記コイルが任意
の高さで巻き幅に変化をもたせて磁気勾配をつけた多機
能振動アクチュエータである。
【0013】また、本発明は、前記コイルが振動体に固
着され、該振動体は、径方向の任意の位置に凹部が設け
られ、前記コイルは、凹部内へ嵌め込みまたは凹部によ
り形成された凸部頂面上へ固着されていることを特徴と
する多機能振動アクチュエータである。
【0014】また、本発明は、前記コイルが1つもしく
は複数個設けられ、前記コイルの線径、線材の少なくと
も1つが異なっている多機能振動アクチュエータであ
る。
【0015】また、本発明は、前記コイル線の結線方法
が2端子の直列や並列、もしくは3端子で行われている
多機能振動アクチュエータである。
【0016】また、本発明は、前記コイルのコイル線が
該コイルを固着する前記振動体側で密に巻かれている多
機能振動アクチュエータである。
【0017】また、本発明は、前記磁気回路と、前記振
動体に固着したコイルは、互いに作用し、逆位相で動作
する多機能振動アクチュエータである。
【0018】
【実施例】本発明の実施例による多機能振動アクチュエ
ータについて、以下に説明する。
【0019】(実施例1)図1は、本発明の実施例1の
多機能振動アクチュエータの断面図である。図1の多機
能振動アクチュエータは、円盤状の永久磁石2を挟み込
むようにヨーク1とプレート3で磁気回路が形成されて
おり、内磁型構造である。
【0020】ここで、ボルトの形状、あるいはピンの形
状をした中心軸7は、磁気回路の中心穴を貫通させて嵌
入しており、ヨーク1、永久磁石2、プレート3を同軸
上に位置決めしている。このとき、中心軸7は、ヨーク
1、永久磁石2、プレート3を同軸上に位置決め後、取
り除いても良い。また、磁気回路構成部材は、永久磁石
2の吸引力もしくは接着剤との併用により固定されてい
る。
【0021】ここで、サスペンション4は、1枚の円弧
状の螺旋形板ばねで構成されていて、磁気回路を柔軟に
支持しており、粘着剤、接着剤もしくは樹脂等の弾性材
18もしくはカシメ等によりヨーク1の外周部に固定さ
れ、もう一端は振動伝達部8に固定されている。一方、
コイル6a,6bは、振動体5の任意の位置に設けた脱
落しにくい信頼性の高い振動体U字形部16面に接着剤
等により固着されており、磁気回路の空隙に配置されて
いる。
【0022】このとき、コイル線19は、振動体5面に
前記振動体5の振動に悪影響がないように振動体5面上
をくの字形、U字形、蛇腹形もしくは各々を組み合わせ
た形状で這わせて、振動体5の任意の位置に点状にした
接着剤等の弾性材で貼り付けることにより、音響モード
における不安定動作を抑制して歪み成分を低減させ、か
つ駆動入力電圧および長時間駆動等による断線を防止す
ることができ、さらに振動伝達部8の外周部に設けた端
子台13の端子板14に半田15により接続し、コイル
線19および接続部を保護する保護剤17で覆われてい
る。
【0023】また、サスペンション4をヨーク1の外周
部へ固定することにより磁気回路の揺れを抑制し、磁気
回路の落下衝撃等の過剰振幅による振動体7への接触を
避けるため、振動伝達部8の内周部にはストッパ12が
設けられている。このとき、ストッパ12は、1つ、複
数個もしくは内周部全体に形成されている。
【0024】本発明の多機能振動アクチュエータの振動
モードにおいて、磁気回路と振動体5に固着したコイル
6a,6bは、互いに吸引力と反発力が作用し逆位相で
動作を行うため、磁気回路もしくはサスペンション4と
振動体5との隙間は、磁気回路および振動体5の各々の
振幅を考慮し、磁気回路とカバーA9との隙間の各部よ
り大きく設けられ、磁気回路もしくはサスペンション4
と振動体5が接触を避ける構造になっている。
【0025】磁気回路の構造は、図1の多機能振動アク
チュエータに示した、内磁型構造の他に、外磁型もしく
はラジアル構造いずれでもかまわない。また、磁気回路
のヨーク1の先端部は、内磁型や外磁型でも高磁束密度
が発生しやすいように突起、凹凸等の形状にしている。
永久磁石2の磁極の向きは、どちらを向いていてもかま
わない。また、サスペンション4は、振動伝達部8とイ
ンサートモールド成形、溶着、接着等により一体化され
ている。
【0026】ここで、振動体5は、平面状、皿板状、曲
面状、コルゲーションもしくは各々を組み合わせた形状
の任意の板厚で、曲面状の場合には単一曲率もしくは異
種曲率の組み合わせ、さらにコイル6a,6bの内側の
振動体5の剛性を高めて高調波歪み成分を最小限に抑え
る任意の曲率形状にすることにより、振動モードにおい
ては磁気回路もしくはサスペンション4と振動体5の接
触を避け、音響モードにおいては所定の音響特性が得ら
れるようにしている。なお、振動体5は、ポリエーテル
イミド(PEI)、ポリエステル(PET)、ポリカー
ボネート(PC)、ポリフェニレンサルファイド(PP
S)、ポリアリレート(PAR)、ポリイミド(PI)
およびアラミド(PPTA)のうち、少なくとも一種類
のプラスチックフィルム材により形成されている。
【0027】また、振動体5の外周部は、振動体5の振
幅をより大きく得るために、必要に応じて粘着剤、接着
剤もしくは樹脂等の弾性材を介して振動伝達部8に同軸
上に取り付けられている。振動伝達部8は、弾性作用を
もたらす樹脂等で作られている。
【0028】振動伝達部8には、振動をもたらす機能本
体の保護としてカバーA9およびカバーB10が設けら
れ、振動伝達部8に固定したカバーA9は、振動体5の
非線形的な不安定動作を抑制して共振付近での高調波歪
み成分を低減するために、任意の径の空気粘性減衰用の
放音孔11を1個もしくは複数個設けられ、円、楕円、
長円、多角形もしくは各々を組み合わせた形状である。
また、空気粘性減衰作用放音孔11以外に空気流入出が
ないように注意する必要がある。
【0029】図1の多機能振動アクチュエータにおい
て、コイル配置の第1形態である、複数個使用したコイ
ル配置図が示されている。図1に示したコイル配置は、
主コイル6aを振動体5側へ、歪み補正用の補助コイル
6bを磁気回路側へ振動方向に並べてボビン状にして振
動体5に接着剤等により固着したものである。
【0030】(実施例2)図2は、本発明の実施例2の
多機能振動アクチュエータについてのコイル配置図を示
す。図2(a)は、振動体5の径方向の任意の位置に設
けた振動体凹部20に主コイル6aを嵌め込み、さらに
振動体凹部20により形成された凸部頂面上に歪み補正
用の補助コイル6bを接着剤等により固着したもの、図
2(b)は、振動体5の凹部20の振動方向に並べて磁
気回路側へ歪み補正用の補助コイル6b、振動体5側へ
主コイル6aを嵌め込んだものであり、補助コイル6b
と主コイル6aの間には、振動体凹部に設けた突起21
が形成されており、図2(c)は、振動体5の凹部20
へ振動方向と平行に主コイル6aと歪み補正用の補助コ
イル6bが設けられたものである。
【0031】このとき、各コイルは、同種もしくは異種
の線径・線材等で構成されている。従来においては、図
5から図7に示すように、単一コイル6’を使用した多
機能振動アクチュエータであった。電気音響変換器にお
いて、磁気ギャップとコイル6’のクリアランスは、一
様磁界中でのコイル6’の安定した動作を確保するため
に必要であったが、磁気回路をサスペンション4にて保
持し、低周波印加時にこの磁気回路の振動にて振動機能
を有す多機能振動アクチュエータにおいてコイル6’が
印加信号に忠実に駆動できずに非線形振動を起こし、十
分な歪み特性が得られていなかった。
【0032】従って、図1および図2に示す本発明にお
いては、従来のコイル(主コイル)6aに歪み補正用の
補助コイル6bを追加することで、磁気ギャップから離
れた均一磁束分布範囲外にコイルが動作したときにも補
助コイル6bが歪み改善コイルの役目として働き、コイ
ル全体の磁束感度を上げることで印加信号に忠実な駆動
動作を可能として、良好な歪み特性を得ることが可能と
なった。
【0033】図3に、コイル線の結線方法を示す。図3
(a)は、コイルa,b,cを直列接続した結線方法を
示し、図3(b)は、コイルa,b,cを並列接続した
結線方法を示し、図3(c)は、コイルa,bを直列接
続し、接続点から端子を引き出す結線方法を示す。
【0034】(実施例3)図4は、本発明の実施例3の
多機能振動アクチュエータについてのコイル配置図であ
り、これは、コイルaと歪み改善用の補助コイル6bの
機能をコイルの巻線方法により可能としたものである。
図4(a)は、整列巻きしたコイル6aの高さ方向の両
端にコイル6bおよび6cを巻いた場合を示す図、図4
(b)は、振動体5側をコイル6aで密に巻いてさらに
反対の端を別のコイル6bで巻いた場合を示す図、図4
(c)は、整列巻きしたコイル6aの振動体側をさらに
コイル6bで巻いた場合を示す図、図4(d)は、振動
体5側をコイル6aで密に巻いた場合を示す図である。
【0035】ここで、各コイルは、図4に示すように、
任意の高さ(列数)で疎・密巻きを繰り返し、巻き幅
(層数)に変化をもたせて磁気勾配をつけ、可動時にお
いてコイルが磁極空隙の均一磁束分布範囲から飛び出し
た際も常時均一の磁束が、少なくとも1つのコイルにか
かるようになっている。
【0036】このとき、コイルは、1つもしくは複数個
設けられており、各コイルの線径、線材などは、同等も
しくは異なるものを用いている。同等のものを用いる場
合は、コイルの製造工程が簡単であり、異種のものを用
いる場合は、コイルの特性の設計が容易になる利点があ
る。
【0037】上記に示すコイル形状にすることにより、
振動体5のコイル取付部の形状を変えることなく、コイ
ルのみで巻き方に変化をもたせることにより、駆動時に
おいて磁極外でも駆動力の低下を防止して追随性を保
ち、電流対駆動力の非線形性がなくなるため、歪みの発
生が生じなくなった。
【0038】駆動電流をコイル6a,6bに印加する
と、振動伝達部8に固定された振動体5およびサスペン
ション4により柔軟に支持された磁気回路は振動する。
このとき、振動伝達部8は、低周波においては固定部、
高周波においては弾性体と化して振動体5の一部となっ
て振動し、磁気回路と振動体5に固着したコイル6a,
6bは、互いに吸引力と反発力が作用し逆位相で動作を
行っており、図1、図2もしくは図4に示すコイル形状
を採用したことで、駆動力の低下を防止し、追随性を保
ち、電流対駆動力の非線形性を抑制され、歪み成分を低
減させることが可能となった多機能振動アクチュエータ
である。
【0039】
【発明の効果】以上、述べたごとく、本発明によれば、
従来の単一コイルに歪み補正用の補助コイルを設けるこ
とで、磁気ギャップから離れた均一磁束分布範囲外にコ
イルが動作した際にも、歪み補正用の補助コイルが歪み
改善コイルとして働き、コイル全体の磁束感度を上げる
ことで、駆動力の低下を防止し、追随性を保ち、かつ電
流対駆動力の非線形性を抑制し、歪み成分を低減させる
ことができる多機能振動アクチュエータの提供が可能と
なった。また、コイルを任意の高さ(列数)で疎・密巻
きを繰り返し、巻き幅(層数)に変化をもたせて駆動時
も常時均一の磁束がかかるように磁気勾配をつけること
でも、上記と同様の結果を得ることが可能であることを
確認した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による多機能振動アクチュエー
タの断面図。
【図2】本発明の多機能振動アクチュエータにおける振
動体へのコイル配置図、図2(a)は、振動体凹部に主
コイルを嵌め込み、さらに振動体凹部により形成された
凸部頂面上に補助コイルを固着した状態を示す図、図2
(b)は、振動体凹部の振動方向に並べて磁気回路側へ
補助コイル、振動体側へ主コイルを嵌め込んだ状態を示
す図、図2(c)は振動体凹部へ振動方向と平行に主コ
イルと、補助コイルが設けた状態を示す図。
【図3】本発明の多機能振動アクチュエータにおけるコ
イルの結線方法を示す図、図3(a)は、コイルを直列
接続した結線方法を示す図、図3(b)は、コイルを並
列接続した結線方法を示す図、図3(c)は、コイルを
直列接続し、接続点から端子を引き出す結線方法を示す
図。
【図4】本発明の多機能振動アクチュエータにおける振
動体へのコイル配置図の他の例を示す図、図4(a)は
整列巻きしたコイルの高さ方向の両端に、2個の補助コ
イルおよびを巻いた場合を示す図、図4(b)は振動体
側をコイルで密に巻き、さらに反対の端を他の補助コイ
ルで巻いた場合を示す図、図4(c)は整列巻きしたコ
イルの振動体側を、さらに補助コイルで巻いた場合を示
す図、図4(d)は振動体側にコイルで密に巻いた場合
を示す図。
【図5】従来の多機能振動アクチュエータの断面図。
【図6】従来の多機能振動アクチュエータにおける整列
巻きされたコイル形状の断面図。
【図7】従来の多機能振動アクチュエータにおける振動
体へのコイル配置図。図7(a)は、振動体凹部により
形成された凸部頂面にコイルを固着した状態を示す図、
図7(b)は、振動体凹部内にコイルを固着した状態を
示す図。
【符号の説明】
1,1’ ヨーク 2,2’ 永久磁石 3,3’ プレート 4,4’ サスペンション 5,5’ 振動体 6a,6’ コイル(主コイル) 6b,6c 補助コイル 7,7’ 中心軸 8,8’ 振動伝達部 9,9’ カバーA 10,10’ カバーB 11,11’ 空気粘性減衰用の放音孔 12,12’ ストッパ 13,13’ 端子台 14,14’ 端子板 15,15’ 半田 16,16’ 振動体U字形部 17,17’ 保護剤 18,18’ 弾性材 19,19’ コイル線 20,22 振動体凹部 21 振動体凹部に設けた突起 a,b,c コイル

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気回路、および該磁気回路の空隙に配
    置したコイルと、振動伝達部に固定されたサスペンショ
    ンにより該磁気回路を柔軟に支持している多機能振動ア
    クチュエータにおいて、該コイルは少なくとも2つ以上
    の複数のコイルにより形成されていることを特徴とする
    多機能振動アクチュエータ。
  2. 【請求項2】 前記コイルは、可動時において磁極空隙
    の均一磁束分布範囲から飛び出した際も均一の磁束がか
    かるように少なくとも1つの補助コイルを装着してなる
    ことを特徴とする請求項1記載の多機能振動アクチュエ
    ータ。
  3. 【請求項3】 磁気回路、および該磁気回路の空隙に配
    置したコイルと、振動伝達部に固定されたサスペンショ
    ンにより該磁気回路を柔軟に支持している多機能振動ア
    クチュエータにおいて、前記コイルは任意の高さで巻き
    幅に変化をもたせて磁気勾配をつけたことを特徴とする
    多機能振動アクチュエータ。
  4. 【請求項4】 前記コイルは振動体に固着され、該振動
    体は、径方向の任意の位置に凹部が設けられ、前記コイ
    ルは、凹部内へ嵌め込みまたは凹部により形成された凸
    部頂面上へ固着されていることを特徴とする請求項1な
    いし3のいずれかに記載の多機能振動アクチュエータ。
  5. 【請求項5】 前記コイルは、1つもしくは複数個設け
    られ、前記コイルの線径、線材の少なくとも1つが異な
    っていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか
    に記載の多機能振動アクチュエータ。
  6. 【請求項6】 前記コイルの結線方法は、2端子の直列
    や並列、もしくは3端子で行われていることを特徴とす
    る請求項1ないし5のいずれかに記載の多機能振動アク
    チュエータ。
  7. 【請求項7】 前記コイルのコイル線は、該コイルを固
    着する前記振動体側で密に巻かれていることを特徴とす
    る請求項1ないしか6のいずれかに記載の多機能振動ア
    クチュエータ。
  8. 【請求項8】 前記磁気回路と、前記振動体に固着した
    コイルは、互いに作用し、逆位相で動作することを特徴
    とする請求項1ないし7のいずれかに記載の多機能振動
    アクチュエータ。
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