JP2003060534A - 電力線搬送通信用ｕｐｓ、電力線搬送通信用配線システム、及び電力線搬送通信方法 - Google Patents
電力線搬送通信用ｕｐｓ、電力線搬送通信用配線システム、及び電力線搬送通信方法Info
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
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- Remote Monitoring And Control Of Power-Distribution Networks (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、ＵＰＳにより情報機器に無停電の
電源を供給し、また電力線を利用して情報信号の搬送を
行い、さらに、その配線システムの構築を容易にし、ま
たさらにレイアウト変更にも容易に対応できる電力線搬
送通信用ＵＰＳ、電力線搬送通信用配線システム、及び
電力線搬送通信方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 分電盤１に、フロア内の情報機器が送受
信する情報信号のルーティングを行うルータ回路６と、
各電力線に、所定の周波数の搬送波を情報信号により変
調して重畳すると共に、電力線４に重畳された搬送波か
ら情報信号を復調する変復調回路７とを設備し、情報機
器１６に無停電の電源を供給するＵＰＳ９にも、所定の
周波数の搬送波を情報信号により変調して重畳すると共
に、電力線に重畳した搬送波から情報信号を取り出すた
めの変復調回路７ａを設ける。
電源を供給し、また電力線を利用して情報信号の搬送を
行い、さらに、その配線システムの構築を容易にし、ま
たさらにレイアウト変更にも容易に対応できる電力線搬
送通信用ＵＰＳ、電力線搬送通信用配線システム、及び
電力線搬送通信方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 分電盤１に、フロア内の情報機器が送受
信する情報信号のルーティングを行うルータ回路６と、
各電力線に、所定の周波数の搬送波を情報信号により変
調して重畳すると共に、電力線４に重畳された搬送波か
ら情報信号を復調する変復調回路７とを設備し、情報機
器１６に無停電の電源を供給するＵＰＳ９にも、所定の
周波数の搬送波を情報信号により変調して重畳すると共
に、電力線に重畳した搬送波から情報信号を取り出すた
めの変復調回路７ａを設ける。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、事務所、工場など
のフロアに設備された情報機器にＵＰＳ（無停電電源装
置）により電力を安定に供給すると共に、情報機器の通
信に電力線搬送通信を利用する配線システムに関し、特
に、その配線システムの構築を容易にし、またレイアウ
トの変更にも容易に対応し得る、電力線搬送通信用ＵＰ
Ｓ（Uninterruptible Power Supply）、電力線搬送通信
用配線システム、及び電力線搬送通信方法に関する。
のフロアに設備された情報機器にＵＰＳ（無停電電源装
置）により電力を安定に供給すると共に、情報機器の通
信に電力線搬送通信を利用する配線システムに関し、特
に、その配線システムの構築を容易にし、またレイアウ
トの変更にも容易に対応し得る、電力線搬送通信用ＵＰ
Ｓ（Uninterruptible Power Supply）、電力線搬送通信
用配線システム、及び電力線搬送通信方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、事務所や工場のフロアにおいて、
電力配線システムと情報通信配線システムとを構築する
場合には、電力配線システムは建築の内装工事として分
電盤や電力ケーブル等を敷設し、情報通信配線システム
は通信工事としてルータ、ハブや情報ケーブル等の敷設
し、また情報機器を停電事故から守る無停電電源装置
（ＵＰＳ）を設備するというように、それぞれの工事が
別々に実施されていた。
電力配線システムと情報通信配線システムとを構築する
場合には、電力配線システムは建築の内装工事として分
電盤や電力ケーブル等を敷設し、情報通信配線システム
は通信工事としてルータ、ハブや情報ケーブル等の敷設
し、また情報機器を停電事故から守る無停電電源装置
（ＵＰＳ）を設備するというように、それぞれの工事が
別々に実施されていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、工事区分が
２つに分かれているため、それぞれの工事実施計画の調
整に手間取る場合があった。また、フリーアクセスフロ
アの場合など床材を工事実施の度に剥がす必要があるた
め、工事期間が長くなったり、また、フロアのレイアウ
ト変更が生じた場合には、情報系の通信配線システムの
再構築が必要になったりするなど、配線システムの構築
工事のための支出が嵩むという問題があった。
２つに分かれているため、それぞれの工事実施計画の調
整に手間取る場合があった。また、フリーアクセスフロ
アの場合など床材を工事実施の度に剥がす必要があるた
め、工事期間が長くなったり、また、フロアのレイアウ
ト変更が生じた場合には、情報系の通信配線システムの
再構築が必要になったりするなど、配線システムの構築
工事のための支出が嵩むという問題があった。
【０００４】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
であり、情報機器に電力をＵＰＳにより安定供給すると
共に、電力線を利用して電力供給と情報信号の搬送を同
時に行い、また、その配線システムの構築を容易にし、
さらにレイアウト変更にも容易に対応できる電力線搬送
通信用ＵＰＳ、電力線搬送通信用配線システム、及び電
力線搬送通信方法を提供することを目的とする。
であり、情報機器に電力をＵＰＳにより安定供給すると
共に、電力線を利用して電力供給と情報信号の搬送を同
時に行い、また、その配線システムの構築を容易にし、
さらにレイアウト変更にも容易に対応できる電力線搬送
通信用ＵＰＳ、電力線搬送通信用配線システム、及び電
力線搬送通信方法を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述した課
題を解決すべくなされたもので、本発明の電力線搬送通
信用ＵＰＳにおいては、フロア内の情報機器に電力を供
給すると共に、フロア内の情報機器の通信を電力線搬送
通信により行うための電力線搬送通信用ＵＰＳであっ
て、電力線に、所定の周波数の搬送波を情報信号により
変調して重畳する変調回路と、電力線に重畳された搬送
波から前記情報信号を取り出すための復調回路と、前記
情報信号の送受信先を区分けするスイッチングハブ回路
とを内蔵することを特徴とする。
題を解決すべくなされたもので、本発明の電力線搬送通
信用ＵＰＳにおいては、フロア内の情報機器に電力を供
給すると共に、フロア内の情報機器の通信を電力線搬送
通信により行うための電力線搬送通信用ＵＰＳであっ
て、電力線に、所定の周波数の搬送波を情報信号により
変調して重畳する変調回路と、電力線に重畳された搬送
波から前記情報信号を取り出すための復調回路と、前記
情報信号の送受信先を区分けするスイッチングハブ回路
とを内蔵することを特徴とする。
【０００６】これにより、情報機器の電力をＵＰＳによ
り安定供給できると共に、電力線を使用した電力線搬送
通信が行える。
り安定供給できると共に、電力線を使用した電力線搬送
通信が行える。
【０００７】また、本発明の電力線搬送通信用配線シス
テムにおいては、フロア内の情報機器にＵＰＳを用いて
電力を供給すると共に、フロア内の情報機器の通信を電
力線を利用した電力線搬送通信により行う電力線搬送通
信用配線システムであって、電源をフロア内の各供給ル
ートに分岐する分電盤には、フロア内の情報機器が送受
信する情報信号のルーティングを行うルーティング回路
と、分岐される各電力線に、所定の周波数の搬送波を前
記情報信号により変調して重畳する変調回路と、分岐さ
れる各電力線に重畳された搬送波から前記情報信号を復
調する復調回路とを具備し、前記情報機器に電力を供給
するためのＵＰＳには、電力線に、所定の周波数の搬送
波を前記情報信号により変調して重畳する変調回路と、
電力線に重畳した搬送波から前記情報信号を取り出すた
めの復調回路と、前記情報信号の送受信先を区分けする
スイッチングハブ回路とを具備することを特徴とする。
テムにおいては、フロア内の情報機器にＵＰＳを用いて
電力を供給すると共に、フロア内の情報機器の通信を電
力線を利用した電力線搬送通信により行う電力線搬送通
信用配線システムであって、電源をフロア内の各供給ル
ートに分岐する分電盤には、フロア内の情報機器が送受
信する情報信号のルーティングを行うルーティング回路
と、分岐される各電力線に、所定の周波数の搬送波を前
記情報信号により変調して重畳する変調回路と、分岐さ
れる各電力線に重畳された搬送波から前記情報信号を復
調する復調回路とを具備し、前記情報機器に電力を供給
するためのＵＰＳには、電力線に、所定の周波数の搬送
波を前記情報信号により変調して重畳する変調回路と、
電力線に重畳した搬送波から前記情報信号を取り出すた
めの復調回路と、前記情報信号の送受信先を区分けする
スイッチングハブ回路とを具備することを特徴とする。
【０００８】これにより、事務所や工場のフロア内に配
線システムを構築する場合に、電力線搬送通信用分電盤
と電力搬送通信用ＵＰＳを敷設し、それらをジョイント
ボックス及びコンセントを介して配線接続することによ
り、電源の安定供給と情報通信のための配線工事が簡単
に済むことになる。このため、電気工事と通信工事との
工事調整に要していた時間の削減、情報通信ケーブルの
材料費及び敷設費の削減ができる。また、レイアウト変
更も容易となる。また、配線工事費の低減及び工事期間
の短縮が図れる。
線システムを構築する場合に、電力線搬送通信用分電盤
と電力搬送通信用ＵＰＳを敷設し、それらをジョイント
ボックス及びコンセントを介して配線接続することによ
り、電源の安定供給と情報通信のための配線工事が簡単
に済むことになる。このため、電気工事と通信工事との
工事調整に要していた時間の削減、情報通信ケーブルの
材料費及び敷設費の削減ができる。また、レイアウト変
更も容易となる。また、配線工事費の低減及び工事期間
の短縮が図れる。
【０００９】また、本発明の電力線搬送通信用配線シス
テムにおいては、前記分電盤内のルーティング回路がル
ータ、ブリッジ、またはスイッチングハブであることを
特徴とする。
テムにおいては、前記分電盤内のルーティング回路がル
ータ、ブリッジ、またはスイッチングハブであることを
特徴とする。
【００１０】これにより、電力線搬送通信におけるルー
ティングを行うための機器として、フロア内に構築する
情報システムに応じて、適切なものを選択使用できる。
ティングを行うための機器として、フロア内に構築する
情報システムに応じて、適切なものを選択使用できる。
【００１１】また、本発明の電力線搬送通信用配線シス
テムにおいては、予め所定の間隔で所定の個数のジョイ
ントボックスが接続された電力線ケーブルに、前記電力
線搬送通信用ＵＰＳを前記ジョイントボックス及びコン
セントを介して接続することを特徴とする。
テムにおいては、予め所定の間隔で所定の個数のジョイ
ントボックスが接続された電力線ケーブルに、前記電力
線搬送通信用ＵＰＳを前記ジョイントボックス及びコン
セントを介して接続することを特徴とする。
【００１２】これにより、事務所や工場のフロア内に配
線システムを構築する場合に、電力線搬送通信用分電盤
と電力搬送通信用ＵＰＳ、及び予め所定の間隔で所定の
個数のジョイントボックスが接続された電力線ケーブル
を敷設することにより、電源の安定供給と情報通信のた
めの配線工事が簡単に行えることになる。そのため、電
気工事と通信工事との工事調整に要していた時間の削
減、情報ケーブルの材料費及び敷設費の削減が図れる。
また、レイアウト変更も容易になる。またさらに、配線
システムを構築するための工事費の低減及び工事期間の
短縮が図れる。
線システムを構築する場合に、電力線搬送通信用分電盤
と電力搬送通信用ＵＰＳ、及び予め所定の間隔で所定の
個数のジョイントボックスが接続された電力線ケーブル
を敷設することにより、電源の安定供給と情報通信のた
めの配線工事が簡単に行えることになる。そのため、電
気工事と通信工事との工事調整に要していた時間の削
減、情報ケーブルの材料費及び敷設費の削減が図れる。
また、レイアウト変更も容易になる。またさらに、配線
システムを構築するための工事費の低減及び工事期間の
短縮が図れる。
【００１３】また、本発明の電力線搬送通信方法におい
ては、フロア内の情報機器にＵＰＳを用いて電力を供給
すると共に、情報機器の通信を電力線を利用した電力線
搬送通信により行う電力線搬送通信用配線システムにお
ける電力線搬送通信方法であって、電源をフロア内の各
供給ルートに分岐する分電盤により、フロア内における
情報機器が送受信する情報信号のルーティングを行う手
順と、分岐される各電力線に、所定の周波数の搬送波を
前記情報信号により変調して重畳する手順と、分岐され
る各電力線に重畳された搬送波から前記情報信号を復調
する手順とが行われ、前記情報機器に電力を供給するた
めのＵＰＳにより、電力線に、所定の周波数の搬送波を
前記情報信号により変調して重畳する手順と、電力線に
重畳した搬送波から前記情報信号を取り出すための手順
と、前記情報信号の送受信先を区分けする手順とが行わ
れることを特徴とする。
ては、フロア内の情報機器にＵＰＳを用いて電力を供給
すると共に、情報機器の通信を電力線を利用した電力線
搬送通信により行う電力線搬送通信用配線システムにお
ける電力線搬送通信方法であって、電源をフロア内の各
供給ルートに分岐する分電盤により、フロア内における
情報機器が送受信する情報信号のルーティングを行う手
順と、分岐される各電力線に、所定の周波数の搬送波を
前記情報信号により変調して重畳する手順と、分岐され
る各電力線に重畳された搬送波から前記情報信号を復調
する手順とが行われ、前記情報機器に電力を供給するた
めのＵＰＳにより、電力線に、所定の周波数の搬送波を
前記情報信号により変調して重畳する手順と、電力線に
重畳した搬送波から前記情報信号を取り出すための手順
と、前記情報信号の送受信先を区分けする手順とが行わ
れることを特徴とする。
【００１４】これにより、事務所や工場のフロア内に配
線システムを構築する場合に、電力線搬送通信用分電盤
と電力搬送通信用ＵＰＳ、及び予め所定の間隔で所定の
個数のジョイントボックスが接続された電力線ケーブル
を敷設することにより、電力の安定供給と情報通信のた
めの配線工事が簡単に行えることになる。そのため、電
気工事と通信工事との工事調整に要していた時間の削
減、情報ケーブルの材料費及び敷設費の削減が図れる。
また、レイアウト変更も容易になる。またさらに、配線
システムを構築するための工事費の低減及び工事期間の
短縮が図れる。
線システムを構築する場合に、電力線搬送通信用分電盤
と電力搬送通信用ＵＰＳ、及び予め所定の間隔で所定の
個数のジョイントボックスが接続された電力線ケーブル
を敷設することにより、電力の安定供給と情報通信のた
めの配線工事が簡単に行えることになる。そのため、電
気工事と通信工事との工事調整に要していた時間の削
減、情報ケーブルの材料費及び敷設費の削減が図れる。
また、レイアウト変更も容易になる。またさらに、配線
システムを構築するための工事費の低減及び工事期間の
短縮が図れる。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。
例と共に説明する。
【００１６】最初に、本発明による電力線搬送通信用配
線システムの全体構成について説明する。
線システムの全体構成について説明する。
【００１７】図１は本発明による電力線搬送通信用分電
盤と電力線搬送通信用ＵＰＳの接続構成例を示す図であ
り、１は電源分岐と電力線搬送通信を行うための電力線
搬送通信用分電盤、４は電力線、５は情報信号線、６は
ルータ回路、７は変復調回路、７ａはＵＰＳ９内の変復
調回路、８は幹線ケーブルセット、９は無停電電源装置
と電力線搬送通信の機能を併せ持つＵＰＳ（「電力線搬
送通信用ＵＰＳ」または単に「ＵＰＳ」ともいう）、１
４はＵＰＳに電源分岐するためのジョイントボックス、
１５はブレーカ付のコンセント、１６はパーソナルコン
ピュータ等のユーザの情報機器を示している。なお、幹
線ケーブルセット８はオフイス配線用に作成された配線
ケーブルであり、ジョイントボックス１４及びワンタッ
チで配線接続可能なハーネスが予め取り付けられた配線
ケーブルのセットであり、配線作業の省力化のために使
用されるものである。また、ＵＰＳ９及び情報機器１６
は、代表的に１つのみを例示しているが、実際には各コ
ンセント１５に１又は複数の電力線搬送通信用ＵＰＳ９
が接続される。また、各電力線搬送通信用ＵＰＳ９にも
１または複数の情報機器１６が接続されている。また、
フロア内の情報機器１６はＬＡＮ（ローカル・エリア・
ネットワーク）で通信接続されている。また、変復調回
路７、７ａは変調回路と復調回路の両方を内蔵するもの
であるが、変調回路と復調回路を個別に設けてもよい。
盤と電力線搬送通信用ＵＰＳの接続構成例を示す図であ
り、１は電源分岐と電力線搬送通信を行うための電力線
搬送通信用分電盤、４は電力線、５は情報信号線、６は
ルータ回路、７は変復調回路、７ａはＵＰＳ９内の変復
調回路、８は幹線ケーブルセット、９は無停電電源装置
と電力線搬送通信の機能を併せ持つＵＰＳ（「電力線搬
送通信用ＵＰＳ」または単に「ＵＰＳ」ともいう）、１
４はＵＰＳに電源分岐するためのジョイントボックス、
１５はブレーカ付のコンセント、１６はパーソナルコン
ピュータ等のユーザの情報機器を示している。なお、幹
線ケーブルセット８はオフイス配線用に作成された配線
ケーブルであり、ジョイントボックス１４及びワンタッ
チで配線接続可能なハーネスが予め取り付けられた配線
ケーブルのセットであり、配線作業の省力化のために使
用されるものである。また、ＵＰＳ９及び情報機器１６
は、代表的に１つのみを例示しているが、実際には各コ
ンセント１５に１又は複数の電力線搬送通信用ＵＰＳ９
が接続される。また、各電力線搬送通信用ＵＰＳ９にも
１または複数の情報機器１６が接続されている。また、
フロア内の情報機器１６はＬＡＮ（ローカル・エリア・
ネットワーク）で通信接続されている。また、変復調回
路７、７ａは変調回路と復調回路の両方を内蔵するもの
であるが、変調回路と復調回路を個別に設けてもよい。
【００１８】図１において、パーソナルコンピュータ等
の情報機器１６が必要とする電源を、電力線搬送通信用
分電盤１と、幹線ケーブルセット８内の電力線４、ジョ
イントボックス１４、コンセント１５、及び無停電電源
装置なる電力線搬送通信用ＵＰＳ９を介して供給する。
それと同時に、幹線ケーブルセット８内の電力線４を利
用して、情報信号（ＬＡＮ信号）をユーザの情報機器１
６に搬送する。このような配線システム構成にすること
よって、電力線の配線を行うだけで、電源配線システム
および情報配線システムが同時に構築できると共に、情
報機器１６に停電の影響を受けない安定した電源を供給
できることになる。
の情報機器１６が必要とする電源を、電力線搬送通信用
分電盤１と、幹線ケーブルセット８内の電力線４、ジョ
イントボックス１４、コンセント１５、及び無停電電源
装置なる電力線搬送通信用ＵＰＳ９を介して供給する。
それと同時に、幹線ケーブルセット８内の電力線４を利
用して、情報信号（ＬＡＮ信号）をユーザの情報機器１
６に搬送する。このような配線システム構成にすること
よって、電力線の配線を行うだけで、電源配線システム
および情報配線システムが同時に構築できると共に、情
報機器１６に停電の影響を受けない安定した電源を供給
できることになる。
【００１９】このために、電力線搬送通信用分電盤１に
は、オフイスフロア内における個人ユーザの情報機器１
６への「上り情報信号（外部から情報機器１６へ送られ
る情報信号）」又は「下り情報信号（情報機器１６から
外部へ送られる情報信号）」をルーティングする機能を
備えたルータ回路６を内蔵している。
は、オフイスフロア内における個人ユーザの情報機器１
６への「上り情報信号（外部から情報機器１６へ送られ
る情報信号）」又は「下り情報信号（情報機器１６から
外部へ送られる情報信号）」をルーティングする機能を
備えたルータ回路６を内蔵している。
【００２０】また、電力線搬送通信用分電盤１には、数
ルートに分岐される幹線ケーブルセット８に対して、各
配線ルート上の個人情報を基にルーティングされた「上
り情報信号（外部から情報機器１６へ送られる情報信
号）」を電力線４に搬送波により重畳する変調部と、ま
た電力ケーブルに重畳された搬送波から「下り情報信号
（情報機器１６から外部へ送られる情報信号）」をネッ
トワーク上の情報信号に戻すための復調部から構成され
る変復調回路７を内蔵している。
ルートに分岐される幹線ケーブルセット８に対して、各
配線ルート上の個人情報を基にルーティングされた「上
り情報信号（外部から情報機器１６へ送られる情報信
号）」を電力線４に搬送波により重畳する変調部と、ま
た電力ケーブルに重畳された搬送波から「下り情報信号
（情報機器１６から外部へ送られる情報信号）」をネッ
トワーク上の情報信号に戻すための復調部から構成され
る変復調回路７を内蔵している。
【００２１】またさらに、電源分岐用のジョイントボッ
クス１４に接続され、ユーザの情報機器１６の近くに設
備される電力線搬送通信用ＵＰＳ９の内部には、「下り
情報信号（情報機器１６から外部へ送られる情報信
号）」を電力線４に搬送波により重畳し、また電力ケー
ブルに重畳された搬送波から「上り情報信号（外部から
情報機器１６へ送られる情報信号）」をネットワーク
（ＬＡＮ）上の情報信号に戻すための変復調回路７ａを
内蔵している。また、電力線搬送通信用ＵＰＳ９には、
変復調回路７ａで復調された「上り情報信号（ユーザの
情報機器１６に向かう信号）」を個人情報信号として区
分けするスイッチングハブ回路（図示せず）を備えてい
る。
クス１４に接続され、ユーザの情報機器１６の近くに設
備される電力線搬送通信用ＵＰＳ９の内部には、「下り
情報信号（情報機器１６から外部へ送られる情報信
号）」を電力線４に搬送波により重畳し、また電力ケー
ブルに重畳された搬送波から「上り情報信号（外部から
情報機器１６へ送られる情報信号）」をネットワーク
（ＬＡＮ）上の情報信号に戻すための変復調回路７ａを
内蔵している。また、電力線搬送通信用ＵＰＳ９には、
変復調回路７ａで復調された「上り情報信号（ユーザの
情報機器１６に向かう信号）」を個人情報信号として区
分けするスイッチングハブ回路（図示せず）を備えてい
る。
【００２２】このような電力線搬送通信用ＵＰＳ９の構
成により、電力線４に重畳された搬送波に含まれる情報
信号を復調し、個人ユーザの情報信号がパーソナルコン
ピュータ等の情報機器１６に区分けされて搬送される。
また、パーソナルコンピュータ等の情報機器１６が外部
に送信すべき情報信号は、情報信号線５から電力線搬送
通信用ＵＰＳ９に搬送され、電力線搬送通信用ＵＰＳ内
で電力線４に搬送波として重畳され、他の電力線搬送通
信用ＵＰＳ又は電力通信用分電盤１に搬送されることに
よって、事務所や工場などのフロア内における情報通信
が可能となる。
成により、電力線４に重畳された搬送波に含まれる情報
信号を復調し、個人ユーザの情報信号がパーソナルコン
ピュータ等の情報機器１６に区分けされて搬送される。
また、パーソナルコンピュータ等の情報機器１６が外部
に送信すべき情報信号は、情報信号線５から電力線搬送
通信用ＵＰＳ９に搬送され、電力線搬送通信用ＵＰＳ内
で電力線４に搬送波として重畳され、他の電力線搬送通
信用ＵＰＳ又は電力通信用分電盤１に搬送されることに
よって、事務所や工場などのフロア内における情報通信
が可能となる。
【００２３】なお、事務所や工場などのフロアにおいて
レイアウト変更がなされた場合には、電力線搬送通信用
分電盤１内のルータ回路６のルーティング情報を書き換
えることによって、ＬＡＮによる情報通信を継続するこ
とができる。
レイアウト変更がなされた場合には、電力線搬送通信用
分電盤１内のルータ回路６のルーティング情報を書き換
えることによって、ＬＡＮによる情報通信を継続するこ
とができる。
【００２４】以上説明した本発明の電力線搬送通信用配
線システムを使用することにより、事務所や工場のフロ
ア内に配線システムを構築する場合には、電気室に電力
線搬送通信用分電盤１を設置し、フリーアクセスオフイ
スフロア内にジョイントボックス１４を数個を接続した
幹線ケーブルセット８を必要供給ルート数だけ敷設し、
更にジョイントボックス１４にコンセント１５を介して
電力線搬送通信用ＵＰＳ９を接続するだけで、電源の安
定供給と、情報信号の電力線搬送通信が行えるようにな
る。
線システムを使用することにより、事務所や工場のフロ
ア内に配線システムを構築する場合には、電気室に電力
線搬送通信用分電盤１を設置し、フリーアクセスオフイ
スフロア内にジョイントボックス１４を数個を接続した
幹線ケーブルセット８を必要供給ルート数だけ敷設し、
更にジョイントボックス１４にコンセント１５を介して
電力線搬送通信用ＵＰＳ９を接続するだけで、電源の安
定供給と、情報信号の電力線搬送通信が行えるようにな
る。
【００２５】次に、電力線搬送通信用分電盤１及び電力
線搬送通信用ＵＰＳ９の構成例について説明する。
線搬送通信用ＵＰＳ９の構成例について説明する。
【００２６】図２は、本発明による電力線搬送通信用分
電盤の構成例を示す図であり、１は電力線搬送通信用分
電盤、２は主幹ＭＣＣＢ（Molded Case Circuit Bre
aker）、３は電源分岐用の幹線ＭＣＣＢ、４は電力線、
５は情報信号線、６はルータ回路、７は変復調回路、８
は幹線ケーブルセット、１４はジョイントボックスを示
している。
電盤の構成例を示す図であり、１は電力線搬送通信用分
電盤、２は主幹ＭＣＣＢ（Molded Case Circuit Bre
aker）、３は電源分岐用の幹線ＭＣＣＢ、４は電力線、
５は情報信号線、６はルータ回路、７は変復調回路、８
は幹線ケーブルセット、１４はジョイントボックスを示
している。
【００２７】図２において、電力線搬送通信用分電盤１
は電気室に設置されており、例えば、フロア外から情報
信号線５により情報信号（ＬＡＮの情報信号）がルータ
回路６に送信された場合には、ルータ回路６において電
源供給ルート毎のグループユーザ情報を基に情報信号の
ルーティングを行う。また、変復調回路７においてルー
ティングされた情報信号により搬送波を変調し、主幹Ｍ
ＣＣＢ２から幹線ＭＣＣＢ３に分岐された電力線４に重
畳する。情報信号により変調された搬送波は、幹線ケー
ブルセット８を介してそれぞれの電源供給ルート毎に搬
送される。なお、ルータ回路６は、ブリッジ回路、また
はスイッチングハブ回路であってもよく、フロア内に構
築する情報システムに応じて、適切なものを選択して使
用する。また、変復調回路７は変調回路と復調回路の両
方を内蔵するものであるが、変調回路と復調回路を個別
に設けてもよい。
は電気室に設置されており、例えば、フロア外から情報
信号線５により情報信号（ＬＡＮの情報信号）がルータ
回路６に送信された場合には、ルータ回路６において電
源供給ルート毎のグループユーザ情報を基に情報信号の
ルーティングを行う。また、変復調回路７においてルー
ティングされた情報信号により搬送波を変調し、主幹Ｍ
ＣＣＢ２から幹線ＭＣＣＢ３に分岐された電力線４に重
畳する。情報信号により変調された搬送波は、幹線ケー
ブルセット８を介してそれぞれの電源供給ルート毎に搬
送される。なお、ルータ回路６は、ブリッジ回路、また
はスイッチングハブ回路であってもよく、フロア内に構
築する情報システムに応じて、適切なものを選択して使
用する。また、変復調回路７は変調回路と復調回路の両
方を内蔵するものであるが、変調回路と復調回路を個別
に設けてもよい。
【００２８】また、図３は、本発明による電力線搬送通
信用ＵＰＳの構成例を示す図であり、４は電力線、５は
情報信号線、７ａは変復調回路、９は電力線搬送通信用
ＵＰＳ、１０はＵＰＳ回路部、１１はスイッチングハブ
回路、１２はモジュラージャック、１３はコンセントの
ＡＣプラグ接続部を示している。
信用ＵＰＳの構成例を示す図であり、４は電力線、５は
情報信号線、７ａは変復調回路、９は電力線搬送通信用
ＵＰＳ、１０はＵＰＳ回路部、１１はスイッチングハブ
回路、１２はモジュラージャック、１３はコンセントの
ＡＣプラグ接続部を示している。
【００２９】図３において、電力線４に重畳された情報
信号の搬送波は、電力線搬送通信用ＵＰＳ９内のＵＰＳ
回路部１０を経由し、変復調回路７ａにおいて情報信号
として復調される。復調された情報信号は、スイッチン
グハブ回路１１により区分けされ情報信号線５を介して
モジュラージャック１２に搬送される。また、モジュラ
ージャック１２に接続された情報信号線５から入力され
る情報信号はスイッチングハブ回路１１を経由して変復
調回路７ａに伝送され、変復調回路７ａにおいて電力線
４に搬送波として重畳されて搬送される。これにより、
情報機器１６への電源の安定供給と、電力線４を利用し
た情報通信が可能となる。なお、変復調回路７ａは変調
回路と復調回路の両方を内蔵するものであるが、変調回
路と復調回路を個別に設けてもよい。
信号の搬送波は、電力線搬送通信用ＵＰＳ９内のＵＰＳ
回路部１０を経由し、変復調回路７ａにおいて情報信号
として復調される。復調された情報信号は、スイッチン
グハブ回路１１により区分けされ情報信号線５を介して
モジュラージャック１２に搬送される。また、モジュラ
ージャック１２に接続された情報信号線５から入力され
る情報信号はスイッチングハブ回路１１を経由して変復
調回路７ａに伝送され、変復調回路７ａにおいて電力線
４に搬送波として重畳されて搬送される。これにより、
情報機器１６への電源の安定供給と、電力線４を利用し
た情報通信が可能となる。なお、変復調回路７ａは変調
回路と復調回路の両方を内蔵するものであるが、変調回
路と復調回路を個別に設けてもよい。
【００３０】また、図４は、ＵＰＳ回路部１０の構成例
を示す図であり、１０ａは回路保護用のサーキットプロ
テクタ、１０ｂは搬送波バイパス回路、１０ｃはＵＰＳ
回路部を示している。図４において、ＵＰＳ回路部１０
ｃは以下のよう作動する。 （１）コンバータ１０ｄによりＡＣ（交流）をＤＣ（直
流）に変換し、直流電圧源を作る。 （２）直流電圧源につながれたインバータ１０ｅによ
り、直流電圧源の直流電圧を商用電源の周波数と電圧の
ＡＣ（交流）に変換して、情報機器などの負荷に電力を
供給する。 （３）停電（または瞬時停電）が生じた場合には、コン
バータ１０ｄからの電力の供給が停止するが、バッテリ
部１０ｆから直流電力を供給して、数分乃至５分間程度
は情報機器の運転を維持する。その間に、停電が復旧す
れば、情報機器を停止させることなく運転を継続するこ
とができる。
を示す図であり、１０ａは回路保護用のサーキットプロ
テクタ、１０ｂは搬送波バイパス回路、１０ｃはＵＰＳ
回路部を示している。図４において、ＵＰＳ回路部１０
ｃは以下のよう作動する。 （１）コンバータ１０ｄによりＡＣ（交流）をＤＣ（直
流）に変換し、直流電圧源を作る。 （２）直流電圧源につながれたインバータ１０ｅによ
り、直流電圧源の直流電圧を商用電源の周波数と電圧の
ＡＣ（交流）に変換して、情報機器などの負荷に電力を
供給する。 （３）停電（または瞬時停電）が生じた場合には、コン
バータ１０ｄからの電力の供給が停止するが、バッテリ
部１０ｆから直流電力を供給して、数分乃至５分間程度
は情報機器の運転を維持する。その間に、停電が復旧す
れば、情報機器を停止させることなく運転を継続するこ
とができる。
【００３１】また、電力線搬送通信用の搬送波は、ＵＰ
Ｓ回路部１０ｃにより電力線が切断されその搬送に影響
を受けるので、搬送波をＵＰＳ回路部１０ｃの影響を受
けることなく通過させる搬送波バイパス回路１０ｂを設
ける。
Ｓ回路部１０ｃにより電力線が切断されその搬送に影響
を受けるので、搬送波をＵＰＳ回路部１０ｃの影響を受
けることなく通過させる搬送波バイパス回路１０ｂを設
ける。
【００３２】また、図５は、変復調回路の一例を示す図
であり、７１は変復調回路７内の変復調器、７２は復調
器、７３は結合回路を示している。本例の変復調回路７
では、情報信号により変調する搬送波の周波数として、
動画などを扱うブロードバンド化に対応できるように、
「２〜３０ＭＨｚ」の搬送周波数を対象にしている。そ
のため、変調方式としては「ＯＦＤＭ（Orthogonal Fre
quency Division Multiplexing)直交周波数分割多重方
式」などを使用するが、特にこれに限らず、情報システ
ムの構成と使用目的に合わせて、搬送波の周波数と変調
方式を適宜選択して使用する。また、結合回路７３はハ
イパスフイルタ（ＨＰＦ）であり、電力線４と結合さ
れ、商用周波数成分を遮断すると共に、搬送波の注入と
抽出を行う。
であり、７１は変復調回路７内の変復調器、７２は復調
器、７３は結合回路を示している。本例の変復調回路７
では、情報信号により変調する搬送波の周波数として、
動画などを扱うブロードバンド化に対応できるように、
「２〜３０ＭＨｚ」の搬送周波数を対象にしている。そ
のため、変調方式としては「ＯＦＤＭ（Orthogonal Fre
quency Division Multiplexing)直交周波数分割多重方
式」などを使用するが、特にこれに限らず、情報システ
ムの構成と使用目的に合わせて、搬送波の周波数と変調
方式を適宜選択して使用する。また、結合回路７３はハ
イパスフイルタ（ＨＰＦ）であり、電力線４と結合さ
れ、商用周波数成分を遮断すると共に、搬送波の注入と
抽出を行う。
【００３３】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明の電力線搬送通信用ＵＰＳ、及び電力線搬
送通信用配線システムは、上述の図示例にのみ限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にお
いて種々変更を加え得ることは勿論である。
たが、本発明の電力線搬送通信用ＵＰＳ、及び電力線搬
送通信用配線システムは、上述の図示例にのみ限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にお
いて種々変更を加え得ることは勿論である。
【００３４】
【発明の効果】また、本発明の電力線搬送通信用ＵＰＳ
においては、情報機器に無停電で電源を供給するＵＰＳ
に、搬送波を情報信号により変調して電力線に重畳する
変調回路と、電力線に重畳された搬送波から情報信号を
取り出すための復調回路と、情報信号の送受信先を区分
けするスイッチングハブ回路とを内蔵するようにした。
これにより、情報機器の電力をＵＰＳにより安定供給で
きると共に、電力線を使用した電力線搬送通信が行え
る。
においては、情報機器に無停電で電源を供給するＵＰＳ
に、搬送波を情報信号により変調して電力線に重畳する
変調回路と、電力線に重畳された搬送波から情報信号を
取り出すための復調回路と、情報信号の送受信先を区分
けするスイッチングハブ回路とを内蔵するようにした。
これにより、情報機器の電力をＵＰＳにより安定供給で
きると共に、電力線を使用した電力線搬送通信が行え
る。
【００３５】また、本発明の電力線搬送通信用配線シス
テムにおいては、電力線搬送通信用配線システムを構築
する際に、分電盤には、ルーティング回路と、分岐され
る各電力線に情報信号の搬送波を重畳する変調回路と、
分岐される各電力線に重畳された搬送波から情報信号を
復調する復調回路を設備し、さらに情報機器に無停電で
電源を供給するＵＰＳには、電力線に情報信号の搬送波
を重畳する変調回路と、電力線に重畳した搬送波から情
報信号を取り出すための復調回路を設備するようにし
た。これにより、事務所や工場のフロア内に配線システ
ムを構築する場合に、電力線搬送通信用分電盤と電力搬
送通信用ＵＰＳを敷設し、それらをジョイントボックス
とコンセントを介して配線接続することにより、電源の
安定供給と情報通信のための配線工事が簡単に行えるこ
とになる。そのため、電気工事と通信工事との工事調整
に要していた時間の削減、情報通信ケーブルの材料費及
び敷設費の削減ができる。また、レイアウト変更も容易
となる。また、配線工事費の低減及び工事期間の短縮が
図れる。
テムにおいては、電力線搬送通信用配線システムを構築
する際に、分電盤には、ルーティング回路と、分岐され
る各電力線に情報信号の搬送波を重畳する変調回路と、
分岐される各電力線に重畳された搬送波から情報信号を
復調する復調回路を設備し、さらに情報機器に無停電で
電源を供給するＵＰＳには、電力線に情報信号の搬送波
を重畳する変調回路と、電力線に重畳した搬送波から情
報信号を取り出すための復調回路を設備するようにし
た。これにより、事務所や工場のフロア内に配線システ
ムを構築する場合に、電力線搬送通信用分電盤と電力搬
送通信用ＵＰＳを敷設し、それらをジョイントボックス
とコンセントを介して配線接続することにより、電源の
安定供給と情報通信のための配線工事が簡単に行えるこ
とになる。そのため、電気工事と通信工事との工事調整
に要していた時間の削減、情報通信ケーブルの材料費及
び敷設費の削減ができる。また、レイアウト変更も容易
となる。また、配線工事費の低減及び工事期間の短縮が
図れる。
【００３６】また、本発明の電力線搬送通信用配線シス
テムにおいては、電力線搬送通信用配線システムを構築
する際に、分電盤には、ルーティング回路と、分岐され
る各電力線に情報信号の搬送波を重畳する変調回路と、
分岐される各電力線に重畳された搬送波から情報信号を
復調する復調回路を設備し、さらに情報機器に無停電電
で電源を供給するＵＰＳには、電力線に情報信号の搬送
波を重畳する変調回路と、電力線に重畳した搬送波から
情報信号を取り出すための復調回路を設備し、さらに電
力線搬送通信用分電盤と電力線搬送通信用ＵＰＳの配線
接続のために幹線ケーブルセット（ジョイントボックス
などを予め設備した配線ケーブルのセット）を使用する
ようにした。これにより、事務所や工場のフロア内に配
線システムを構築する場合に、電力線搬送通信用分電盤
と電力搬送通信用ＵＰＳ、及び予め所定の間隔で所定の
個数のジョイントボックスが接続された電力線ケーブル
を敷設することにより、電源の安定供給と情報通信のた
めの配線工事が簡単に行えることになる。そのため、電
気工事と通信工事との工事調整に要していた時間の削
減、情報ケーブルの材料費及び敷設費の削減が図れる。
また、レイアウト変更も容易になる。またさらに、配線
システムを構築するための工事費の低減及び工事期間の
短縮が図れる。
テムにおいては、電力線搬送通信用配線システムを構築
する際に、分電盤には、ルーティング回路と、分岐され
る各電力線に情報信号の搬送波を重畳する変調回路と、
分岐される各電力線に重畳された搬送波から情報信号を
復調する復調回路を設備し、さらに情報機器に無停電電
で電源を供給するＵＰＳには、電力線に情報信号の搬送
波を重畳する変調回路と、電力線に重畳した搬送波から
情報信号を取り出すための復調回路を設備し、さらに電
力線搬送通信用分電盤と電力線搬送通信用ＵＰＳの配線
接続のために幹線ケーブルセット（ジョイントボックス
などを予め設備した配線ケーブルのセット）を使用する
ようにした。これにより、事務所や工場のフロア内に配
線システムを構築する場合に、電力線搬送通信用分電盤
と電力搬送通信用ＵＰＳ、及び予め所定の間隔で所定の
個数のジョイントボックスが接続された電力線ケーブル
を敷設することにより、電源の安定供給と情報通信のた
めの配線工事が簡単に行えることになる。そのため、電
気工事と通信工事との工事調整に要していた時間の削
減、情報ケーブルの材料費及び敷設費の削減が図れる。
また、レイアウト変更も容易になる。またさらに、配線
システムを構築するための工事費の低減及び工事期間の
短縮が図れる。
【００３７】また、本発明の電力線搬送通信方法におい
ては、電力線搬送通信用配線システムを構築する際に、
分電盤には、ルーティング回路と、分岐される各電力線
に情報信号の搬送波を重畳する変調回路と、分岐される
各電力線に重畳された搬送波から情報信号を復調する復
調回路を設備し、さらに情報機器に無停電で電源を供給
するＵＰＳには、電力線に情報信号の搬送波を重畳する
変調回路と、電力線に重畳した搬送波から情報信号を取
り出すための復調回路を設備するようにした。これによ
り、事務所や工場のフロア内に配線システムを構築する
場合に、電力線搬送通信用分電盤と電力搬送通信用ＵＰ
Ｓを敷設し、それらをジョイントボックスとコンセント
を介して配線接続することにより、電源の安定供給と情
報通信のための配線工事とが簡単に行えることになる。
そのため、電気工事と通信工事との工事調整に要してい
た時間の削減、情報通信ケーブルの材料費及び敷設費の
削減ができる。また、レイアウト変更も容易となる。ま
た、配線工事費の低減及び工事期間の短縮が図れる。
ては、電力線搬送通信用配線システムを構築する際に、
分電盤には、ルーティング回路と、分岐される各電力線
に情報信号の搬送波を重畳する変調回路と、分岐される
各電力線に重畳された搬送波から情報信号を復調する復
調回路を設備し、さらに情報機器に無停電で電源を供給
するＵＰＳには、電力線に情報信号の搬送波を重畳する
変調回路と、電力線に重畳した搬送波から情報信号を取
り出すための復調回路を設備するようにした。これによ
り、事務所や工場のフロア内に配線システムを構築する
場合に、電力線搬送通信用分電盤と電力搬送通信用ＵＰ
Ｓを敷設し、それらをジョイントボックスとコンセント
を介して配線接続することにより、電源の安定供給と情
報通信のための配線工事とが簡単に行えることになる。
そのため、電気工事と通信工事との工事調整に要してい
た時間の削減、情報通信ケーブルの材料費及び敷設費の
削減ができる。また、レイアウト変更も容易となる。ま
た、配線工事費の低減及び工事期間の短縮が図れる。
【図１】 本発明による電力線搬送通信用分電盤と電力
線搬送通信用ＵＰＳの接続構成例を示す図である。
線搬送通信用ＵＰＳの接続構成例を示す図である。
【図２】 本発明による電力線搬送通信用分電盤の構成
例を示す図である。
例を示す図である。
【図３】 本発明による電力線搬送通信用ＵＰＳの構成
例を示す図である。
例を示す図である。
【図４】 ＵＰＳ回路部の構成例を示す図である。
【図５】 変復調回路の一例を示す図である。
１ 電力線搬送通信用分電盤
２ 主幹ＭＣＣＢ
３ 幹線ＭＣＣＢ
４ 電カ線
５ 情報信号線
６ ルータ回路
７、７ａ 変復調回路
７１ 変調器
７２ 復調器
７３ 結合回路
８ 幹線ケーブルセット
９ 電力線搬送通信用ＵＰＳ
１０ ＵＰＳ回路部
１１ スイッチングハブ回路
１２ モジュラージャック
１３ コンセントのＡＣプラグ接続部
１４ ジョイントボックス
１５ コンセント
１６ ユーザの情報機器
フロントページの続き
Ｆターム(参考） 5G064 AA09 AB03 AC08 CB06 DA03
5K046 AA03 CC14 PP01 YY01
Claims (5)
- 【請求項１】 フロア内の情報機器に電力を供給すると
共に、フロア内の情報機器の通信を電力線搬送通信によ
り行うための電力線搬送通信用ＵＰＳであって、 電力線に、所定の周波数の搬送波を情報信号により変調
して重畳する変調回路と、 電力線に重畳された搬送波から前記情報信号を取り出す
ための復調回路と、 前記情報信号の送受信先を区分けするスイッチングハブ
回路とを内蔵することを特徴とする電力線搬送通信用Ｕ
ＰＳ。 - 【請求項２】 フロア内の情報機器にＵＰＳを用いて電
力を供給すると共に、フロア内の情報機器の通信を電力
線を利用した電力線搬送通信により行う電力線搬送通信
用配線システムであって、 電源をフロア内の各供給ルートに分岐する分電盤には、 フロア内の情報機器が送受信する情報信号のルーティン
グを行うルーティング回路と、 分岐される各電力線に、所定の周波数の搬送波を前記情
報信号により変調して重畳する変調回路と、 分岐される各電力線に重畳された搬送波から前記情報信
号を復調する復調回路とを具備し、 前記情報機器に電力を供給するためのＵＰＳには、 電力線に、所定の周波数の搬送波を前記情報信号により
変調して重畳する変調回路と、 電力線に重畳した搬送波から前記情報信号を取り出すた
めの復調回路と、 前記情報信号の送受信先を区分けするスイッチングハブ
回路とを具備することを特徴とする電力線搬送通信用配
線システム。 - 【請求項３】 前記分電盤内のルーティング回路がルー
タ、ブリッジ、またはスイッチングハブであることを特
徴とする請求項２記載の電力線搬送通信用配線システ
ム。 - 【請求項４】 予め所定の間隔で所定の個数のジョイン
トボックスが接続された電力線ケーブルに、前記電力線
搬送通信用ＵＰＳを前記ジョイントボックス及びコンセ
ントを介して接続することを特徴とする請求項２または
請求項３に記載の電力線搬送通信用配線システム。 - 【請求項５】 フロア内の情報機器にＵＰＳを用いて電
力を供給すると共に、情報機器の通信を電力線を利用し
た電力線搬送通信により行う電力線搬送通信用配線シス
テムにおける電力線搬送通信方法であって、 電力をフロア内の各供給ルートに分岐する分電盤によ
り、 フロア内における情報機器が送受信する情報信号のルー
ティングを行う手順と、 分岐される各電力線に、所定の周波数の搬送波を前記情
報信号により変調して重畳する手順と、 分岐される各電力線に重畳された搬送波から前記情報信
号を復調する手順とが行われ、 前記情報機器に電力を供給するためのＵＰＳにより、 電力線に、所定の周波数の搬送波を前記情報信号により
変調して重畳する手順と、 電力線に重畳した搬送波から前記情報信号を取り出すた
めの手順と、 前記情報信号の送受信先を区分けする手順とが行われる
ことを特徴とする電力線搬送通信方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001244357A JP2003060534A (ja) | 2001-08-10 | 2001-08-10 | 電力線搬送通信用ｕｐｓ、電力線搬送通信用配線システム、及び電力線搬送通信方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001244357A JP2003060534A (ja) | 2001-08-10 | 2001-08-10 | 電力線搬送通信用ｕｐｓ、電力線搬送通信用配線システム、及び電力線搬送通信方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003060534A true JP2003060534A (ja) | 2003-02-28 |
Family
ID=19074300
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001244357A Pending JP2003060534A (ja) | 2001-08-10 | 2001-08-10 | 電力線搬送通信用ｕｐｓ、電力線搬送通信用配線システム、及び電力線搬送通信方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003060534A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007104807A (ja) * | 2005-10-04 | 2007-04-19 | Toshiba Corp | ディジタル形保護継電器 |
| JP2009254176A (ja) * | 2008-04-09 | 2009-10-29 | Nec Corp | 電力供給管理システム及び電力供給管理方法 |
Citations (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH088952A (ja) * | 1994-06-17 | 1996-01-12 | Matsushita Electric Works Ltd | Ｈｕｂ |
| JP2000236587A (ja) * | 1999-02-17 | 2000-08-29 | Hitachi Ltd | 無停電電源装置及びそれを用いた情報通信システム |
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| JP2001028587A (ja) * | 1999-07-13 | 2001-01-30 | Yozan Inc | 通信装置 |
| JP2001068233A (ja) * | 1999-08-25 | 2001-03-16 | Nec Kofu Ltd | データ交換機能付き電気コンセント |
| WO2001054297A1 (en) * | 2000-01-20 | 2001-07-26 | Current Technologies, Llc | Method of isolating data in a power line communication network |
| JP2001231162A (ja) * | 2000-02-14 | 2001-08-24 | Densei Lambda Kk | 家電ネットワーク規格対応のｕｐｓ |
| JP2001268801A (ja) * | 2000-03-22 | 2001-09-28 | Sekisui Chem Co Ltd | 太陽光発電システム |
-
2001
- 2001-08-10 JP JP2001244357A patent/JP2003060534A/ja active Pending
Patent Citations (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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