JP2003059685A - 無電極光源用マグネトロン駆動電源装置 - Google Patents

無電極光源用マグネトロン駆動電源装置

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JP2003059685A
JP2003059685A JP2001252024A JP2001252024A JP2003059685A JP 2003059685 A JP2003059685 A JP 2003059685A JP 2001252024 A JP2001252024 A JP 2001252024A JP 2001252024 A JP2001252024 A JP 2001252024A JP 2003059685 A JP2003059685 A JP 2003059685A
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Kazuo Suzuki
一夫 鈴木
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定でフリッカーの少ない無電極光源用マグ
ネトロン駆動電源装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 高圧トランスT1と電圧共振回路14と
スイッチング素子と高圧整流回路15とを有する電力供
給回路50と、前記スイッチング素子の動作を制御する
電力制御回路40とを備え、前記電力制御回路40は、
光検出回路1と、光信号増幅器2と、調光基準信号と光
信号を比較する誤差増幅回路3と、この出力とスイッチ
ング素子の高周波スイッチング動作と同期して発振する
同期発振回路5の出力とでスイッチング素子へパルス幅
変調信号を出力するPWM回路6とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロ波の照射
を受けて発光する無電極光源バルブにマイクロ波を照射
反応させるマグネトロンを駆動させるための無電極光源
用マグネトロン駆動電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】無電極光源バルブは、その内部にある種
の不活性ガスが充填された透明ガラスにより形成されて
おり、この無電極光源バルブにマグネトロンで発生させ
たマイロ波が照射されるとバルブ内部の充填物がプラズ
マ化して、可視光線を発光するものである。このように
発光する発光源のエネルギーであるマイクロ波エネルギ
ーにおいて変動が大きいと、無電極光源バルブからの発
光輝度がちらつく、いわゆるフリッカー現象が発生す
る。そこで、無電極光源バルブを安定して発光させるた
めにはリップルの少ないマイクロ波エネルギー、すなわ
ちマグネトロンへのリップルの少ない電源出力が要求さ
れる。
【0003】従来のマグネトロンの駆動電源において、
電源出力のリップルはマグネトロンから出力されるマイ
クロ波に直接影響を与えるため、電源出力をリップルが
発生せず一定に保持するように厳密な電源出力制御が行
われていた。例えば、一般的なスイッチングコンバータ
方式では、マグネトロンのアノードを流れる高圧電流の
電流量を検出して、この電流量をスイッチングコンバー
タのトランジスタのスイッチング周波数にフィードバッ
クすることにより電源出力を制御している。
【0004】図9は従来の無電極光源用マグネトロン駆
動電源装置を示す構成図である。図9に示すように、従
来の無電極光源用マグネトロン駆動電源装置は、交流電
源が入力される一次側回路と、この一次側回路と高圧ト
ランスT1を介して接続され、マグネトロン107への
入力電力を形成する二次側回路と有している。一次側回
路は、ダイオードD1と、チョークコイルL1と、コン
デンサC1、C2と、トランジスタQ1により構成され
ている。また、二次側回路は、電力供給回路としてダイ
オードD2、D3とコンデンサC4、C5とにより構成
されている。二次側回路から一次側回路へ検出した電流
をフィードバックする電力制御回路は、電流検出素子1
01と、整流平滑回路102と、誤差増幅回路103
と、基準信号発信回路104と、同期発振回路105
と、パルス幅変調回路(以下PWM回路という)106
とを備えている。二次側回路には、マグネトロン107
が接続されており、導波管108を介して無電極光源バ
ルブ109が設けられている。このように構成された従
来の無電極光源用マグネトロン駆動電源装置は、無電極
光源バルブ109にマグネトロン107から発生したマ
イクロ波が照射されると、無電極光源バルブ109の内
部の充填物がプラズマ化して可視光を発光する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように構成された従来の無電極光源用マグネトロン駆動
電源装置は、その出力制御がマグネトロンに入力する電
流からのフィードバックにより行う構成であるため、反
応の遅れと安定した動作が得られないという問題を有し
ていた。本発明は、マイクロ波の照射を受けて発光する
無電極光源をちらつきが少なく安定して発光させること
ができる無電極光源用マグネトロン駆動電源装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る無電極光源用マグネトロン駆動電源
装置は、入力電源を整流して、平滑する入力電源整流平
滑手段、入力電源整流平滑手段からの信号を高周波スイ
ッチング信号に変換する電圧共振回路、電圧共振回路か
らの信号を高電圧の直流に変換する高電圧整流回路、高
電圧整流回路の出力が入力され、無電極光源を発光させ
る発光部、無電極光源からの輝度を検知して、調光基準
信号との比較結果を電圧共振回路にフィードバックし
て、マグネトロンへの入力を制御する電力制御手段、を
具備する。このように構成することにより、無電極光源
をちらつきが少なく安定して発光させることができる。
【0007】また、本発明に係る無電極光源用マグネト
ロン駆動電源装置において、電力制御手段は、マグネト
ロンからのマイクロ波の照射を受けて発光する無電極光
源の輝度を検出する光検出回路と、光検出回路の信号を
増幅する光信号増幅器と、調光するための基準信号を生
成する調光基準回路と、調光基準回路からの信号と光信
号増幅器からの信号とを比較する誤差増幅回路と、電圧
共振回路の高周波スイッチング動作と同期して発振する
同期発振回路と、誤差増幅回路の出力と同期発振回路の
出力とにより電圧共振回路へパルス幅変調信号を出力す
るパルス幅変調回路と、を具備する。このように構成す
ることにより、発光部の発光光をフィードバック信号と
して使用しているため、光源のフリッカーを防止した電
力制御が行うことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る好適な実施の
形態について、添付の図面を参照しながら説明する。
【0009】《第1の実施の形態》図1は、本発明に係
る第1の実施の形態による無電極光源用マグネトロン駆
動電源装置(以下、単にマグネトロン電源装置と略称す
る)の構成を示すブロック回路図である。図1に示すよ
うに、第1の実施の形態のマグネトロン電源装置は、交
流電源が入力される一次側回路と、この一次側回路と高
圧トランスT1を介して接続され、マグネトロン7への
入力電力を形成する二次側回路とを有している。一次側
回路は、交流を整流するダイオードD1と、チョークコ
イルL1と、2つのコンデンサC1、C2と、トランジ
スタQ1により構成されている。また、二次側回路は、
2つのダイオードD2、D3と2つのコンデンサC4、
C5とにより構成されている。上記のように構成された
一次側回路と二次側回路とにより電力供給回路50が構
成されている。二次側回路から一次側回路へ検出した光
信号をフィードバックする電力制御回路40は、光検出
回路1と、光信号増幅器2と、誤差増幅回路3と、調光
基準回路4と、同期発振回路5と、パルス幅変調回路
(以下PWM回路という)6とを備えている。二次側回
路には、マグネトロン7が接続されており、導波管8を
介して発光部9が設けられている。光検出回路1は発光
部9の輝度を検知するフォトトランジスタ等により構成
されている。光信号増幅器2は光検出回路1からの信号
を増幅し、調光基準回路4は調光するための基準信号を
生成する。誤差増幅回路3は調光基準回路4から出力さ
れた基準信号と光信号増幅器2で増幅された光信号との
誤差を検出して増幅する。
【0010】次に、第1の実施の形態のマグネトロン電
源装置の動作を説明する。まず、マグネトロン電源装置
に入力されたAC電源は、ダイオードD1において整流
されて、コンデンサC1により平滑化される。次に、整
流・平滑された電流はチョークコイルL1に送られる。
また、高周波でスイッチング動作する電流がチョークコ
イルL1により遮断され、電源側に流れ込まないよう構
成されている。チョークコイルL1に接続されたコンデ
ンサC2は、高圧トランスT1の高周波側電源供給源と
して機能する。
【0011】第1の実施の形態のマグネトロン電源装置
においては、高圧トランスT1の一次巻線Pとコンデン
サC3とトランジスタQ1とにより構成された電圧共振
回路14が高周波スイッチング動作を行っている。高圧
トランスT1の二次側では、高圧トランスT1の二次巻
線SとダイオードD2,D3とコンデンサC4,C5に
より構成された高電圧整流回路15がマグネトロンの駆
動に必要な4000Vの高電圧出力を形成している。こ
の高電圧出力をマグネトロン7に印加することにより、
マグネトロン7はマイクロ波を発生させて導波管8に出
力する。導波管8により導かれたマイクロ波エネルギー
は、発光部9の無電極光源バルブ9aに照射され、無電
極光源バルブ9aの内部の充填物をプラズマ化して可視
光を発光させる。この無電極光源バルブ9aの周囲に
は、マイクロ波の漏洩を防止する導電性メッシュスクリ
ーン9bが配設されており、無電極光源バルブ9aと導
電性メッシュスクリーン9bとにより発光部9が構成さ
れている。上記のように構成された電圧共振回路14と
高電圧整流回路15を有する電力供給回路50は、電力
制御回路40により発光部9が安定して発光するようマ
グネトロン7への出力電力が制御されている。
【0012】次に、第1の実施の形態における電力制御
回路40の動作について説明する。図1に示すように、
電力制御回路40において、無電極光源バルブ9aから
の発光光を受けた光検出回路1は、その光信号を電気信
号に変換して光信号増幅器2に出力する。光信号増幅器
2は入力された電気信号を増幅して、誤差増幅回路3へ
出力する。誤差増幅回路3においては、調光基準回路4
から入力された予め設定した所望の輝度に応じた電圧を
有する基準信号と、光信号増幅器2から入力された電気
信号とを比較して、その誤差を増幅し、PWM(パルス
幅変調)回路6へ出力する。PWM回路6では、誤差増
幅回路3からの出力と同期発振回路5からの出力とによ
りパルス幅変調信号を作成し、電圧共振回路14のトラ
ンジスタQ1へ出力する。これにより、電圧共振回路1
4においては、高圧トランスT1の一次側に所望の電圧
を供給し、高電圧整流回路15は調整された高電圧出力
をマグネトロン7に印加する。このように、発光部9の
発光信号が電力制御回路40を介して電力供給回路50
へフィードバックされることにより、マグネトロン7へ
出力する高電圧出力が制御され、発光部9は安定して発
光する。
【0013】第1の実施の形態においては、調光用のス
イッチング電源としての電力供給回路50に発光部9の
発光光をフィードバック信号として使用して、光源のフ
リッカーを防止した電力供給回路の電力制御を行ってい
る。以上のように、本発明に係る第1の実施の形態のマ
グネトロン電源装置においては、マイクロ波の照射を受
けて発光する無電極光源バルブ9aをちらつきが少なく
安定して発光させることが可能となる。
【0014】《第2の実施の形態》次に、本発明に係る
第2の実施の形態の無電極光源用マグネトロン駆動電源
装置(以下、単にマグネトロン電源装置と略称する)を
図2を参照して説明する。図2は第2の実施の形態のマ
グネトロン電源装置の構成を示すブロック回路図であ
る。図2に示すように、前述の第1の実施の形態と同様
に、第2の実施の形態のマグネトロン電源装置は、交流
電源が入力される一次側回路と、この一次側回路と高圧
トランスT1を介して接続され、マグネトロン7への入
力電力を形成する二次側回路とを有している。第2の実
施の形態において、前述の第1の実施の形態と同じ機
能、構成を有するものには同じ符号を用い、その説明は
省略する。
【0015】図2に示すように、本発明に係る第2の実
施の形態は、第1の実施の形態における電力制御回路4
0に、電力供給回路50への入力電流を検出するカレン
トトランスなどで構成された電流検出回路51と、この
電流検出回路51の出力を直流電圧に変換するための整
流平滑回路16と、所定の電圧以上の出力が出ないよう
に制限するための制限回路17とを付加したものであ
る。立ち上がり点灯動作時において、発光部9は点灯し
ていないために誤差増幅回路3からは大きな電圧の信号
が出力される。したがって、第2の実施の形態において
は電流検出回路51により点灯時を検出して、その点灯
時に誤差増幅回路3からの信号を制御する制限回路17
が設けられている。この結果、第2の実施の形態のマグ
ネトロン電源装置においては、点灯動作時に電源電流が
マグネトロン7の定格入力以上に流れることが無くな
り、安定した発光を得ることができる。日本国内の商用
電源100Vを用いたマグネトロン電源装置の場合、商
用電源電流は15A以下と制限されている。従って、第
2の実施の形態のマグネトロン電源装置では、制限回路
17により入力電流を、例えば14.5Aに制限して、
電流規格を守ることができる構成である。
【0016】図3は、第2の実施の形態のマグネトロン
電源装置の別の構成例を示すブロック回路図である。図
3に示すマグネトロン電源装置と図2に示したマグネト
ロン電源装置との違いは、電流検出回路が二次側回路の
高電圧整流回路15に接続されており、二次側回路に流
れる電流を検出する点である。したがって、第2の実施
の形態の別の構成例のマグネトロン電源装置(図3)に
おいては、マグネトロン7に入力される二次側回路の高
電圧整流回路15の電流を直接的に検出して、点灯動作
時に電源電流がマグネトロン7の定格入力以上に流れる
ことを防止して、安定した発光動作を行うことができ
る。図3に示したマグネトロン電源装置は、マグネトロ
ンアノード電流Ibが整流平滑回路16を介して制限回
路17に入力されるよう構成されている。図1に示した
マグネトロン電源装置では、マグネトロンの定格を考慮
せず電源の許す限りの最大出力まで動作が行われる構成
である。一方、図3に示した構成では、マグネトロンの
最大定格を考慮して、マグネトロンのアノード電流の最
大定格までで確実に動作するよう制限回路が設けられて
いる。
【0017】《第3の実施の形態》次に、本発明に係る
第3の実施の形態の無電極光源用マグネトロン駆動電源
装置(以下、単にマグネトロン電源装置と略称する)を
図4を参照して説明する。図4は第3の実施の形態のマ
グネトロン電源装置の構成を示すブロック回路図であ
る。図4に示すように、前述の第1の実施の形態及び第
2の実施の形態と同様に、第3の実施の形態のマグネト
ロン電源装置は、交流電源が入力される一次側回路と、
この一次側回路と高圧トランスT1を介して接続され、
マグネトロン7への入力電力を形成する二次側回路とを
有している。第3の実施の形態において、前述の第1の
実施の形態及び第2の実施の形態と同じ機能、構成を有
するものには同じ符号を用い、その説明は省略する。
【0018】図4に示すように、第3の実施の形態のマ
グネトロン電源装置は、前述の第2の実施の形態と同様
に、第1の実施の形態における電力制御回路40に電力
供給回路50への入力電流を検出するカレントトランス
などで構成された電流検出回路51と、この電流検出回
路51の出力を直流電圧に変換するための整流平滑回路
16が設けられている。また、第3の実施の形態のマグ
ネトロン電源装置は、電源の立ち上げ基準信号を生成す
る立ち上げ基準回路18と、この立ち上げ基準回路18
から出力された立ち上げ基準信号と整流平滑回路16の
検出出力信号とを比較する立ち上げ信号誤差増幅回路1
9とを有している。第3の実施の形態のマグネトロン電
源装置において、光検出回路1は発光部9の輝度を検知
し、この光検出回路1からの信号は光信号増幅器2によ
り増幅される。調光基準回路4は調光するための基準と
なる基準信号を生成し、調光基準回路4から出力された
基準信号と光信号増幅器2で増幅された光信号は誤差増
幅回路3に入力されて、誤差が検出され増幅される。第
3の実施の形態においては、点灯動作時とその後の発光
動作時において制御動作を切替えるよう構成されてい
る。
【0019】図4に示すように、誤差増幅回路3からの
出力信号と立ち上げ信号誤差増幅回路19からの出力信
号とを切替える切替え回路22が設けられている。ま
た、第3の実施の形態には、切替え動作を行うための基
準信号となる切替え基準信号を生成する切替え基準回路
20と、この切替え基準信号と誤差増幅回路3からの出
力信号とを比較する比較保持回路21とが設けられてい
る。誤差増幅回路3からの出力信号が切替え基準信号よ
り大きいとき、比較保持回路21は点灯動作と判断して
切替え回路22が立ち上げ信号誤差増幅回路19からの
出力信号をPWM回路6へ出力するよう動作する。一
方、誤差増幅回路3からの出力信号が切替え基準信号よ
り小さくなったとき、比較保持回路21は点灯動作後の
通常発光動作であると判断して切替え回路22が誤差増
幅回路3からの出力信号をPWM回路6へ出力するよう
動作する。一旦、比較保持回路21が通常発光動作であ
ると判断したとき、発光部9からの光を検知しなくなる
まで、比較保持回路21はその状態を保持する。第3の
実施の形態のマグネトロン電源装置において、切替え回
路22からの出力と同期発振回路5からの出力とによ
り、PWM(パルス幅変調)回路6はパルス幅変調信号
を作成し、そのパルス幅変調信号を電圧共振回路14の
トランジスタQ1へ出力する。次に、第3の実施の形態
のマグネトロン電源装置において比較保持回路21が設
けられている理由について説明する。まず、最大パワー
でマイクロ波をバルブに照射することにより、バルブ内
部の物質が固体から液体、気体へと変化して、プラズマ
状態になり発光を開始する。そのために、点灯初期動作
では、例えば最小調光設定状態であっても、まずはバル
ブ内部の物質をすべてプラズマ化させる。すなわち、最
高出力による最大発光状態に到達してから所定の発光レ
ベルに移行させなければ、安定発光を行うことができな
い。そこで、図2に示した第2の実施の形態のマグネト
ロン電源装置において説明したように、点灯初期動作に
おいては立ち上げ基準に従い最大パワーで動作する。そ
の後、バルブが点灯し、切り替え基準レベルまで発光光
が上昇した段階で、安定したプラズマ状態が維持可能と
判断される。次に、調光基準回路4によりレベルを切り
替えて所定の調光動作が行われる。この調光動作におい
て、瞬時停電などで電子回路はまったく影響を受けずに
動作しており、バルブだけが消灯した場合、初期の点灯
動作モードに切り替えなければならない。したがって、
第3の実施の形態においては、比較保持回路21がこの
切り替える動作を行っている。
【0020】以上のように、第3の実施の形態のマグネ
トロン電源装置において、立ち上がり点灯動作時には発
光部9が点灯していないため、誤差増幅回路3からの出
力がなく、電力供給回路50への入力電流に基づく整流
平滑回路16からの出力が立ち上げ信号誤差増幅回路1
9において立ち上げ基準信号と比較されて、その誤差が
切替え回路22を介してPWM回路6へ入力される。こ
のように構成されているため、点灯時において高電圧整
流回路15はマグネトロン7に対して最大出力となるよ
うに制御される。このため、無電極光源バルブ9a内の
充填物ガスがプラズマ化し発光部9が短時間で安定して
発光する。この発光するまでの時間は無電極光源バルブ
9aの発光輝度と切替え基準回路20の切替え基準信号
とによって決定される。第3の実施の形態においては、
発光部9が点灯動作開始から安定した発光状態へと変化
する迄の時間は約15秒から20秒位であり、その後、
切替え回路22は誤差増幅回路3からの出力をPWM回
路6へ送出して、発光部9からの光信号により安定した
輝度となるよう制御される。また、第3の実施の形態の
マグネトロン電源装置において、比較保持回路21が設
けられているため、調光動作において瞬時停電などでバ
ルブだけが消灯した場合であっても、初期の点灯動作モ
ードに切り替えられて点灯動作が行われる。
【0021】図5は、第3の実施の形態のマグネトロン
電源装置の別の構成例を示すブロック回路図である。図
5に示すマグネトロン電源装置と図4に示したマグネト
ロン電源装置との違いは、電流検出回路が二次側回路の
高電圧整流回路15に接続されており、二次側回路に流
れる電流を検出する点である。したがって、第3の実施
の形態の別の構成例のマグネトロン電源装置(図5)に
おいては、マグネトロン7に入力される二次側回路の高
電圧整流回路15の電流を直接的に検出して、点灯動作
時に電源電流がマグネトロン7の定格入力以上に流れる
ことを防止して、安定した発光動作を行うことができ
る。従って、図5に示したマグネトロン電源装置は、図
3に示したマグネトロン電源装置と同様に点灯初期動作
を行っているが、例えば電源電圧が200Vの場合に
は、電源容量が不足することが無く、マグネトロンの最
大定格まで動作できるので、さらに短時間に初期点灯動
作を行うことができる。
【0022】《第4の実施の形態》次に、本発明に係る
第4の実施の形態の無電極光源用マグネトロン駆動電源
装置(以下、単にマグネトロン電源装置と略称する)を
図6を参照して説明する。図6は第4の実施の形態のマ
グネトロン電源装置の構成を示すブロック回路図であ
る。図6に示すように、前述の第1の実施の形態、第2
の実施の形態及び第3の実施の形態と同様に、第4の実
施の形態のマグネトロン電源装置は、交流電源が入力さ
れる一次側回路と、この一次側回路と高圧トランスT1
を介して接続され、マグネトロン7への入力電力を形成
する二次側回路とを有している。第4の実施の形態にお
いて、前述の第1の実施の形態、第2の実施の形態及び
第3の実施の形態と同じ機能、構成を有するものには同
じ符号を用い、その説明は省略する。
【0023】図6に示すように、第4の実施の形態のマ
グネトロン電源装置は、前述の第3の実施の形態と同様
に、第1の実施の形態における電力制御回路40に電力
供給回路50への入力電流を検出するカレントトランス
などで構成された電流検出回路51と、この電流検出回
路51の出力を直流電圧に変換するための整流平滑回路
16が設けられている。また、第4の実施の形態のマグ
ネトロン電源装置は、電源の立ち上げ基準信号を生成す
る立ち上げ基準回路18と、この立ち上げ基準回路18
から出力された立ち上げ基準信号と整流平滑回路16の
検出出力信号とを比較する立ち上げ信号誤差増幅回路1
9とを有している。さらに、第4の実施の形態のマグネ
トロン電源装置は、第3の実施の形態と同様に、切替え
動作を行うための基準信号となる切替え基準信号を生成
する切替え基準回路20と、誤差増幅回路3からの出力
信号と立ち上げ信号誤差増幅回路19からの出力信号と
を切替える切替え回路22を有している。第4の実施の
形態において、切替え回路22に切替え信号を出力する
比較保持回路21には、整流平滑回路16からの出力が
入力されて積分する積分回路23の出力信号が入力され
るよう構成されている。積分回路23は整流平滑回路1
6において整流された電流信号を積分し、比較保持回路
21へ出力する。
【0024】積分回路23からの積分電流値が予め設定
された切替え基準信号より小さいとき、比較保持回路2
1は点灯動作と判断して切替え回路22が立ち上げ信号
誤差増幅回路19からの出力信号をPWM回路6へ出力
するよう動作する。一方、積分回路23からの積分電流
値が切替え基準信号より大きくなったとき、比較保持回
路21は点灯動作後の通常発光動作であると判断して切
替え回路22が誤差増幅回路3からの出力信号をPWM
回路6へ出力するよう動作する。一旦、比較保持回路2
1が通常発光動作であると判断したとき、発光部9から
の光を検知しなくなるまで、比較保持回路21はその状
態を保持する。前述の図4に示した第3の実施の形態の
マグネトロン電源装置では、点灯初期動作において立ち
上げ基準に従い最大パワーで動作させ、その後バルブが
点灯し、切り替え基準レベルまで発光光が上昇した段階
で、光センサーからの発光光を用いて安定したプラズマ
状態を維持可能か否かを判断していた。図6に示した第
4の実施の形態のマグネトロン電源装置では、入力電流
を積分することによって、所定のエネルギーがバルブを
照射したことを検知して、安定したプラズマ状態を維持
するよう構成されている。
【0025】上記のように構成された第4の実施の形態
は、無電極光源バルブ9a内の充填物ガスがプラズマ化
して発光部9が安定して発光するまでの時間は、積分回
路23で積分された電流値と切替え基準信号とにより決
定される。第4の実施の形態においては、発光部9が点
灯動作開始から安定した発光状態へと変化する迄の時間
が入力電流の積算値により決定され、その後は切替え回
路22が誤差増幅回路3からの出力をPWM回路6へ送
出して、発光部9からの光信号により安定した輝度とな
るよう制御される。点灯時においてバルブ表面の温度は
約900℃で安定動作している。周囲温度が0℃以下の
場合、安定発光までにフリッカーが発生するなど光の変
動が発生する場合がある。フリッカーが発生すると、あ
る光の基準値だけでは安定発光に移行したかを判断する
ことが困難である。そこで、第4の実施の形態において
は、安定発光までの入力電力の総量を予め決定し、この
総量がバルブに加えられた時点で安定発光に移行したと
判断するよう構成されている。
【0026】図7は、第4の実施の形態のマグネトロン
電源装置の別の構成例を示すブロック回路図である。図
7に示すマグネトロン電源装置と図6に示したマグネト
ロン電源装置との違いは、電流検出回路が二次側回路の
高電圧整流回路15に接続されており、二次側回路に流
れる電流を検出する点である。したがって、第4の実施
の形態の別の構成例のマグネトロン電源装置(図7)に
おいては、マグネトロン7に入力される二次側回路の高
電圧整流回路15の電流を直接的に検出して、点灯動作
時に電源電流がマグネトロン7の定格入力以上に流れる
ことを防止して、安定した発光動作を行うことができ
る。図7に示したマグネトロン電源装置は、例えば電源
電圧が200Vの場合には、電源容量が不足することが
無く、マグネトロンの最大定格まで動作できるので、さ
らに短時間に初期点灯動作を行うことができる。また、
図7に示したマグネトロン電源装置は、マグネトロンア
ノード電流Ibが整流平滑回路16を介して立ち上げ信
号誤差増幅回路19に入力されるよう構成されている。
従って、図7に示した構成では、マグネトロンの最大定
格を考慮して、マグネトロンのアノード電流の最大定格
までで確実に動作するよう構成されている。さらに、図
7に示したマグネトロン電源装置は、入力電流を積分す
ることによって、所定のエネルギーがバルブを照射した
ことを検知して、安定したプラズマ状態を維持するよう
構成されている。
【0027】《第5の実施の形態》次に、本発明に係る
第5の実施の形態の無電極光源用マグネトロン駆動電源
装置(以下、単にマグネトロン電源装置と略称する)を
図8を参照して説明する。図8は第5の実施の形態のマ
グネトロン電源装置の具体的な構成を示す回路図であ
る。図8に示すように本発明に係る第5の実施の形態の
マグネトロン電源装置は、ダイオードD1と、チョーク
コイルL1と、コンデンサC1、C2、C3と、トラン
ジスタQ1と、ダイオードD4により一次側回路が構成
されており、高圧トランスT1を介してダイオードD
2、D3とコンデンサC4、C5により二次側回路が構
成されている。これらの一次側回路と二次側回路により
電力供給回路50が構成されている。
【0028】上記のように構成された電力供給回路50
において、商用電源がダイオードD1により整流されて
コンデンサC1により平滑される。このコンデンサC1
の容量は大きくすると電源リップルが減少して、光源と
してのフリッカー防止に有利である。しかし、コンデン
サC1の容量を大きくすると力率が低下するため、大き
な容量には設定できなかった。また、照明装置において
は電源高調波歪みクラスC(IEC規格No.IEC 1
000-3-2)という厳しい規制を満たさなければならない
ため、第5の実施の形態においてはコンデンサC1の容
量は数μF程度の容量にとどめている。
【0029】次に、ダイオードD1において整流された
電源は、チョークコイルL1に送り込まれる。チョーク
コイルL1は高周波でスイッチング動作する電流が電源
側に流れ込まないよう抑制する。チョークコイルL1の
高圧トランスT1側に接続されたコンデンサC2は、高
周波側の電源供給源として機能する。チョークコイルL
1とコンデンサC2との接続端には、高圧トランスT1
の一次巻線Pの一端とコンデンサC3の一端が接続され
ている。高圧トランスT1の一次巻線Pの他端とコンデ
ンサC3の他端は、トランジスタQ1のコレクタに接続
されている。トランジスタQ1のエミッタはダイオード
D4を介して高圧トランスT1の一次巻線Pの他端に接
続され、電圧共振回路を形成しスイッチング動作を行っ
ている。
【0030】第5の実施の形態においては、高圧トラン
スT1の一次巻線Pにはのこぎり波状電流が流れ、高圧
トランスT1の二次巻線SとダイオードD2、D3とコ
ンデンサC4、C5により構成された全波倍電圧整流回
路である高電圧整流回路15により、マグネトロン7の
駆動に必要な4000Vの電圧が形成されている。この
高電圧がマグネトロン7に印加されて、マグネトロン7
はマイクロ波を発生させる。このマグネトロン7から導
波管8に放射されたマイクロ波エネルギーは、導波管8
内を伝搬して発光部9である無電極光源バルブ9aに加
えられる。これにより、無電極光源バルブ9a内部の充
填物ガスがプラズマ化し、可視光を発する。
【0031】次に、上記のように構成された電力供給回
路50の動作を制御する電力制御回路47について説明
する。電力供給回路50において、商用電源入力側にカ
レントトランスCT1を設けて、電源の入力電流を検知
するよう構成されている。カレントトランスCT1から
入力された電流はダイオードD5により整流され、抵抗
R3とコンデンサC6により平滑される。このように平
滑された信号は、同期発振回路とPWM回路とを備えた
制御回路IC1に入力される。制御回路IC1では、抵
抗R1からの電源電圧とカレントトランスCT1からの
電流を演算して、入力電力が所定の設定値になるように
制御している。また、制御回路IC1では、トランジス
タQ1のコレクタの電圧共振波形が抵抗R2を介して入
力され、この電圧共振波形のタイミングによって同期発
振回路が動作する。また、制御回路IC1におけるPW
M回路は、平滑された入力電流信号、誤差増幅回路A3
からの出力信号、及び同期発振回路の動作タイミングに
よってパルスが形成される。このパルスがトランジスタ
Q1のベースに印加されてスイッチング電源は動作す
る。
【0032】光検出回路1のオペアンプA4は、フォト
トランジスタなどの光検出素子であり、無電極光源バル
ブ9aからの発光光を受けて光信号を電気信号に変換し
ている。高電圧整流回路15に設けられているカレント
トランスCT2は電力供給回路50の高圧トランスT1
の二次側電流を検知している。カレントトランスCT2
から入力された電流は、ダイオードD6により整流さ
れ、抵抗R4とコンデンサC7により平滑されている。
この平滑された信号は同期発振回路とPWM回路とを含
む制御回路IC1に入力される。制御回路IC1にはマ
グネトロン7のアノード電流Ibに相当するカレントト
ランスCT2の出力が整流されて入力される。制御回路
IC1はカレントトランスCT2の出力をアノード電流
Ibのリミッター信号として用いて、マグネトロン7の
入力を制御している。
【0033】また、カレントトランスCT2の出力であ
る二次側電流信号は、ダイオードD6により整流されて
抵抗R6とコンデンサC8の積分回路23において積分
される。この積分回路23からの積分出力は、比較保持
回路21を介して比較回路22に入力される。発光部9
の無電極光源バルブ9aが安定発光するにはマグネトロ
ン7へ所定のアノード電流が供給される必要があるた
め、積分回路23はタイマーとして機能し、マグネトロ
ン7のアノード電流Ibが所定値に達したか否かを検知
するために用いられる。
【0034】無電極光源バルブ9aが安定発光に達する
電圧は、比較保持回路21の抵抗R8、R9、R10に
より決定される。また、コンパレータA1、A2はウイ
ンドコンパレーターとして動作し、NORゲート回路G
1、G2によりラッチ回路が形成されている。無電極光
源バルブ9aが安定発光状態に相当する電圧は、コンパ
レータA1により検知され、ラッチ回路がセット動作と
して切替え信号を切替え回路22へ出力する。これによ
り、切替え回路22の半導体スイッチSW1は、オン状
態となる。逆に、何らかの異常で高圧トランスT1の二
次側電流が減少して、無電極光源バルブ9aが消灯して
しまう事態に陥った場合、そのときの電圧をコンパレー
タA2により検知してラッチ回路がリセット動作を行
う。このリセット動作とは、切替え回路22を点灯待機
状態にすることであり、次の点灯動作に備えるものであ
る。
【0035】点灯動作時において早急に安定発光の状態
にするためには、無電極光源バルブ9aの特性上、最大
パワーの電源を入力しなければならない。したがって、
点灯時の動作において、電力供給回路50は最大限のパ
ワーを送り続けるよう動作する。点灯動作時の半導体ス
イッチSW1はカレントトランスCT1の信号を誤差増
幅器A3に送り、半導体スイッチSW2は立ち上げ基準
信号であるボリュームVR2の信号を誤差増幅器A3に
送る。これにより、ボリュームVR2で設定した立ち上
げ基準信号のレベルの最大出力電流になるよう、電力供
給回路50は動作する。電力供給回路50が最大出力を
マグネトロン7へ供給することにより、マグネトロン7
から最大出力のマイクロ波が導波管8を伝搬して無電極
光源バルブ9aに送られる。無電極光源バルブ9aは最
大出力のマイクロ波を受けて内部の充填物ガスが急速に
昇華し、プラズマ化して発光が開始する。
【0036】無電極光源バルブ9aは所定のマイクロ波
エネルギーを受けると安定発光状態に達する。この状態
を検知するため抵抗R6とコンデンサC8の積分回路2
3が用いられている。積分回路23の出力電圧が上昇す
ることにより、比較保持回路21のコンパレータA1、
A2は、マグネトロン7のアノード電流Ibが所定の時
間流れ続けたことを検知して、安定発光状態に入ったと
判断する。安定発光状態に入ったと判断した比較保持回
路21は、NORゲート回路G1、G2によりこのとき
の信号をラッチし、半導体スイッチSW1、SW2に切
替え信号を出力する。切替え信号が入力された半導体ス
イッチSW1は、光検出回路1のオペアンプA4からの
光信号を出力するように切替える。半導体スイッチSW
1は光信号を誤差増幅器A3へ出力して、無電極光源バ
ルブ9aが安定して発光できるよう電力供給回路50へ
フィードバックする。一方、比較保持回路21からの切
替え信号が入力された半導体スイッチSW2は、ボリュ
ームVR1の調光基準信号である調光設定電圧を出力す
るよう切替えられる。調光基準信号は、安定発光後にお
ける所望の輝度を保つための調光設定の基準信号とな
る。
【0037】以上のように、本発明に係る第5の実施の
形態の無電極光源用マグネトロン駆動電源装置は構成さ
れているため、無電極光源バルブ9aが安定かつ速やか
に発光することができる。なお、無電極光源バルブ9a
の安定発光の判断は、上記の実施の形態のように入力電
流の積分値を用いるほかに、点灯開始時からの時間を測
定するタイマー等を用いても良いし、光検出回路1にお
ける受光部の光レベルを検出しても同様の制御ができ
る。
【0038】
【発明の効果】以上、実施の形態について詳細に説明し
たところから明らかなように、本発明は次の効果を有す
る。本発明によれば、無電極光源の発光輝度をフォトト
ランジスタ等の受光素子で検知し、この受光素子からの
発光信号をフィードバック信号として用い、また安定し
た立ち上がり動作を行えるように発光信号のほかに電源
電流を検知して制御信号に用いるように構成したことに
より、フリッカーの少ない安定した発光を持続すること
ができ、安定した立ち上がり点灯動作を行う無電極光源
用マグネトロン駆動電源装置を提供することができる。
本発明においては、整流平滑回路からの電流に基づいて
電力供給手段からの出力を制限する制限回路も設けてい
るため、点灯動作時に電源電流がマグネトロンの定格入
力以上に流れることが無くなり、信頼性の高い発光動作
を得ることができる。本発明においては、点灯動作時に
電力供給手段の電流に基づく整流平滑回路の出力で誤差
増幅回路により最大出力となるように制御されるため、
発光素子が短時間で安定発光するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態の無電極光源用
マグネトロン駆動電源装置の構成を示すブロック回路図
である。
【図2】本発明に係る第2の実施の形態の無電極光源用
マグネトロン駆動電源装置の構成を示すブロック回路図
である。
【図3】本発明に係る第2の実施の形態の別の構成の無
電極光源用マグネトロン駆動電源装置を示すブロック回
路図である。
【図4】本発明に係る第3の実施の形態の無電極光源用
マグネトロン駆動電源装置の構成を示すブロック回路図
である。
【図5】本発明に係る第3の実施の形態の別の構成の無
電極光源用マグネトロン駆動電源装置を示すブロック回
路図である。
【図6】本発明に係る第4の実施の形態の無電極光源用
マグネトロン駆動電源装置の構成を示すブロック回路図
である。
【図7】本発明に係る第4の実施の形態の別の構成の無
電極光源用マグネトロン駆動電源装置を示すブロック回
路図である。
【図8】本発明に係る第5の実施の形態の無電極光源用
マグネトロン駆動電源装置の構成を示すブロック回路図
である。
【図9】従来の無電極光源用マグネトロン駆動電源装置
のブロック回路図である。
【符号の説明】
1 光検出回路 2 光信号増幅器 3 誤差増幅回路 4 調光基準回路 5 同期発振回路 6 パルス幅変調回路(PWM回路) 7 マグネトロン 8 導波管 9 発光部 14 電圧共振回路 15 高電圧整流回路 16 整流平滑回路 17 制限回路 18 立ち上げ基準回路 19 立ち上げ信号誤差増幅回路 20 切替え基準回路 21 比較保持回路 22 切替え回路 23 積分回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3K072 AA17 AC11 CA03 CA13 CB02 DE01 DE02 EA06 GA01 GA08 GB07 GC04 GC07 HA10 HB03 3K098 CC22 CC41 DD04 DD23 DD35 DD36 DD42 DD43 DD44 EE14 EE31 EE32 FF05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力電源を整流して、平滑する入力電源
    整流平滑手段、 前記入力電源整流平滑手段からの信号を高周波スイッチ
    ング信号に変換する電圧共振回路、 前記電圧共振回路からの信号を高電圧の直流に変換する
    高電圧整流回路、 前記高電圧整流回路の出力が入力され、無電極光源を発
    光させる発光部、 前記無電極光源からの輝度を検知して、調光基準信号と
    の比較結果を前記電圧共振回路にフィードバックして、
    前記マグネトロンへの入力を制御する電力制御手段、 を具備することを特徴とする無電極光源用マグネトロン
    駆動電源装置。
  2. 【請求項2】 前記電力制御手段は、マグネトロンから
    のマイクロ波の照射を受けて発光する無電極光源の輝度
    を検出する光検出回路と、前記光検出回路の信号を増幅
    する光信号増幅器と、調光するための基準信号を生成す
    る調光基準回路と、前記調光基準回路からの信号と前記
    光信号増幅器からの信号とを比較する誤差増幅回路と、
    前記電圧共振回路の高周波スイッチング動作と同期して
    発振する同期発振回路と、前記誤差増幅回路の出力と前
    記同期発振回路の出力とにより前記電圧共振回路へパル
    ス幅変調信号を出力するパルス幅変調回路と、を具備す
    ることを特徴とする請求項1記載の無電極光源用マグネ
    トロン駆動電源装置。
  3. 【請求項3】 前記電力制御手段は、前記入力電源整流
    平滑手段と電圧共振回路と高電圧整流回路を有する電力
    供給手段における電流を検出する電流検出回路と、前記
    電流検出回路の出力を直流に変換する整流平滑回路と、
    前記誤差増幅回路の出力で前記整流平滑回路からの出力
    を制限する制限回路と、をさらに具備する請求項2記載
    の無電極光源用マグネトロン駆動電源装置。
  4. 【請求項4】 前記電力制御手段は、前記入力電源整流
    平滑手段と電圧共振回路と高電圧整流回路を有する電力
    供給手段における電流を検出する電流検出回路と、前記
    電流検出回路の出力を直流に変換する整流平滑回路と、
    前記パルス幅変調回路への出力を切替える切替え回路と
    をさらに具備し、前記切替え回路が、前記整流平滑手段
    への入力電流に基づく前記整流平滑回路の出力と前記発
    光部の輝度に基づく前記誤差増幅回路の出力とを切替え
    るよう構成されたことを特徴とする請求項2記載の無電
    極光源用マグネトロン駆動電源装置。
  5. 【請求項5】 前記電力制御手段は、前記入力電源整流
    平滑手段と電圧共振回路と高電圧整流回路を有する電力
    供給手段における電流を検出する電流検出回路と、前記
    電流検出回路の出力を直流に変換する整流平滑回路と、
    前記整流平滑回路の出力値と立ち上げ基準回路の出力値
    とを比較する第1の誤差増幅回路と、前記発光部の輝度
    に基づき前記光信号増幅器からの出力信号と前記調光基
    準回路からの出力信号とを比較する第2の誤差増幅回路
    と、前記第2の誤差増幅回路と切替え基準回路からの基
    準信号とを比較する比較保持回路と、前記比較保持回路
    が切替え基準信号に達するまでは前記第1の誤差増幅回
    路の出力を保持し、前記比較保持回路が切替え基準信号
    に達した以降は前記第2の誤差増幅回路の信号を保持す
    る切替え回路と、を具備したことを特徴とする請求項2
    記載の無電極光源用マグネトロン駆動電源装置。
  6. 【請求項6】 前記電力制御手段は、前記入力電源整流
    平滑手段と電圧共振回路と高電圧整流回路を有する電力
    供給手段における電流を検出する電流検出回路と、前記
    電流検出回路の出力を直流に変換する整流平滑回路と、
    前記整流平滑回路の出力値を積分する積分回路と、前記
    積分回路の積分電圧と切替え基準信号回路からの基準信
    号とを比較する比較保持回路と、前記整流平滑回路の出
    力値と立ち上げ基準回路の出力値とを比較する第1の誤
    差増幅回路と、前記発光部の輝度に基づき前記光信号増
    幅器からの出力信号と前記調光基準回路からの出力信号
    とを比較する第2の誤差増幅回路と、前記比較保持回路
    が切替え基準信号に達するまでは前記第1の誤差増幅回
    路の出力を保持し、前記比較保持回路が切替え基準信号
    に達した以降は前記第2の誤差増幅回路の信号を保持す
    る切替え回路と、を具備したことを特徴とする請求項2
    記載の無電極光源用マグネトロン駆動電源装置。
  7. 【請求項7】 前記電力制御手段の電流検出回路は、前
    記整流平滑手段への入力電流を検出するよう構成された
    請求項2から6のいずれかの請求項に記載の無電極光源
    用マグネトロン駆動電源装置。
  8. 【請求項8】 前記電力制御手段の電流検出回路は、前
    記高電圧整流回路の電流を検出するよう構成された請求
    項2から6のいずれかの請求項に記載の無電極光源用マ
    グネトロン駆動電源装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009032879A (ja) * 2007-07-26 2009-02-12 Harison Toshiba Lighting Corp 照射装置および照射システム

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