JP2003059194A - 記録媒体と情報記録再生装置と情報記録再生方法とプログラムとコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

記録媒体と情報記録再生装置と情報記録再生方法とプログラムとコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2003059194A
JP2003059194A JP2001251928A JP2001251928A JP2003059194A JP 2003059194 A JP2003059194 A JP 2003059194A JP 2001251928 A JP2001251928 A JP 2001251928A JP 2001251928 A JP2001251928 A JP 2001251928A JP 2003059194 A JP2003059194 A JP 2003059194A
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Ichiro Moritomo
一郎 守友
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 書き換えが可能な記録媒体に記録されたプロ
グラム等の情報が書き込み又は消去によって読み出せな
くなるのを防止する。 【解決手段】 ハイブリッド記録媒体1は、記録済み領
域1aが予めプログラムや各種データを記録した情報の
書き換えが可能な記録領域であり、その記録済み領域1
aに書き込み及び消去の禁止を示す書込消去禁止情報と
を記録している。このハイブリッド記録媒体1に対して
記録を行うときに、上記書込消去禁止情報に基づいて書
き込み及び消去を禁止させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばアプリケ
ーションソフトが格納されたハイブリッド記録媒体等の
情報の書き換えが可能な記録領域を備えたCD−RWデ
ィスク,DVDディスク等の記録媒体と、その記録媒体
に対して情報の記録,再生及び消去を行うCD−RWド
ライブ,DVDドライブ等の情報記録再生装置と、情報
の書き換えが可能な記録領域を備えたCD−RWディス
ク,DVDディスク等の記録媒体に対して情報の記録,
再生及び消去を行う情報記録再生方法と、コンピュータ
に情報の書き換えが可能な記録領域を備えたCD−RW
ディスク,DVDディスク等の記録媒体に対して情報の
記録,再生及び消去を行う機能を実現させるためのプロ
グラムと、コンピュータに情報の書き換えが可能な記録
領域を備えたCD−RWディスク,DVDディスク等の
記録媒体に対して情報の記録,再生及び消去を行う機能
を実現させるためのプログラムを記録したコンピュータ
読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータ(PC)
に代表される一般的な記録媒体利用環境において、CD
−ROM又はDVD−ROMに記録されたアプリケーシ
ョンプログラムをインストールして実行し、そのアプリ
ケーションプログラムで別途データの保存/保管をする
為に記録領域が必要な場合、フロッピー(登録商標)デ
ィスクドライブ,ハードディスクドライブ,CD−R/
RWドライブ,DVD−R/RAM/RWドライブなど
の情報記録再生装置を用いるのが一般的である。このよ
うな情報記録再生装置で利用される記録媒体として、大
容量で可搬性のある光ディスク記録媒体が普及してい
る。その代表的な光ディスク記録媒体としては、追記型
の光ディスク記録媒体としてCD−Rディスク,DVD
−Rディスクが、書き換え可能型の光ディスク記録媒体
としてCD−RWディスク,DVD−RWディスク,D
VD+RWディスクなどがある。なお、書き込み不可能
型の光ディスク記録媒体としてはCD−ROMディス
ク,DVD−ROMディスクなどが広く普及している。
【0003】それらの光ディスク記録媒体の中には、記
録領域が、アプリケーションプログラムを記録した記録
済み領域と、そのアプリケーションプログラムのワーク
領域として記録することの出来る未記録(記録可能)領
域とからなるハイブリッド記録媒体(例えば特許第31
53837号公報参照)がある。そのようなハイブリッ
ド記録媒体の場合、当該ハイブリッド記録媒体に対して
記録再生を行う情報記録再生装置をPCに接続し、当該
ハイブリッド記録媒体が情報記録再生装置に挿入される
と、記録済み領域に格納されたアプリケーションプログ
ラムを自動的に立ち上げ、PC上で当該アプリケーショ
ンプログラムに基づく動作によって当該ハイブリッド記
録媒体上の未記録領域をデータの保存/保管に利用す
る。その記録済み領域は出荷時にアプリケーションプロ
グラムが記録済みで書き換えできない領域であり、未記
録領域は書き込み可能あるいは書き換え可能な領域であ
るのが一般的である。
【0004】ところで、ハイブリッド記録媒体の中に
は、書き換え可能な記録媒体の構造を利用してグルーブ
に新たにピットを形成することによって記録済み領域を
実現しているものがある。例えば、記録媒体の製法上C
D−RWディスクを利用して、未記録部分はCD−RW
ディスクそのままであり、記録済み部分をCD−RWデ
ィスクの構造を流用してグルーブに新たにピットを掘る
方法で記録済み領域を形成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た書き換え可能な記録媒体の構造を利用したハイブリッ
ド記録媒体は、記録済み領域は書き換え可能な領域なの
で、当該記録済み領域に書き込みコマンドを発行した場
合、書き込みコマンドに対応するデータが上書きされ、
結果として意味のないデータ(読み出すときに元々記録
されていたデータでもなく、書きこんだデータでもない
意味のないデータ)が記録されてしまうことになる。つ
まり、記録済み領域は書き換え可能な領域なので、誤っ
て記録済み領域に新たな情報を記録したり消去をかけた
りすると、予め記録されていたアプリケーションプログ
ラム等の情報が再生できなくなるばかりか、その情報が
無意味なデータとして記録されてしまうという問題があ
った。
【0006】なお、記録媒体のライトプロテクトに関し
ては、フロッピーディスクのように記録媒体のカートリ
ッジに備え付けたハードスイッチによって書き込みを禁
止する方法が知られているが、カートリッジに収納しな
いCD−RWディスク等の記録媒体ではハードスイッチ
を設けることはできないので、実施することは不可能で
ある。また、例えば特開2000−182287号公報
に記載されている技術のように、記録媒体の記録領域の
材料・工法を工夫して書き込みを禁止する方法が知られ
ているが、上述のようなCD−RWディスク等の現在普
及している書き換え可能な記録媒体に適用することはで
きない。
【0007】この発明は上記の課題を解決するためにな
されたものであり、書き換えが可能な記録媒体に記録さ
れたプログラム等の情報が書き込み又は消去によって読
み出せなくなるのを防止することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、次の(1)〜(5)の記録媒体を提供す
る。 (1)情報の書き換えが可能な記録領域を備え、その記
録領域に予め情報と書き込み及び消去の禁止を示す書込
消去禁止情報とを記録した記録媒体。 (2)情報の書き換えが可能な記録領域を備え、その記
録領域が記録済み領域と未記録領域とを有し、上記記録
済み領域に対する書き込み及び消去の禁止を示す書込消
去禁止情報を記録した記録媒体。
【0009】(3)情報の書き換えが可能な記録領域を
備え、その記録領域が記録済み領域と未記録領域とを有
し、上記記録済み領域にその記録済み領域に対する書き
込み及び消去の禁止を示す書込消去禁止情報を記録した
記録媒体。 (4)上記のような記録媒体において、上記書込消去禁
止情報が、情報の書き込み単位毎の書き込み及び消去単
位毎の消去の禁止を示す情報である記録媒体。 (5)情報の書き換えが可能な記録領域を備え、その記
録領域が記録済み領域と未記録領域とを有し、上記記録
済み領域に対する書き込み及び消去に必要な情報を記録
せず、上記未記録領域に対する書き込み及び消去に必要
な情報を記録した記録媒体。
【0010】また、次の(6)〜(8)の情報記録再生
装置も提供する。 (6)上記(1)の記録媒体に対して情報の記録,再生
及び消去を行う情報記録再生消去手段を有し、上記記録
媒体に上記書込消去禁止情報が記録されているか否かを
確認する書込消去禁止情報確認手段と、その書込消去禁
止情報確認手段によって上記書込消去禁止情報が記録さ
れていることを確認したとき、上記記録媒体への書き込
み及び消去を禁止する書込消去禁止手段を備えた情報記
録再生装置。
【0011】(7)上記(2)又は(3)の記録媒体に
対して情報の記録,再生及び消去を行う情報記録再生消
去手段を有し、上記記録媒体に上記書込消去禁止情報が
記録されているか否かを確認する書込消去禁止情報確認
手段と、その書込消去禁止情報確認手段によって上記書
込消去禁止情報が記録されていることを確認したとき、
上記記録媒体の記録済み領域への書き込み及び消去を禁
止する書込消去禁止手段を備えた情報記録再生装置。
【0012】(8)上記(4)の記録媒体に対して情報
の記録,再生及び消去を行う情報記録再生消去手段を有
し、上記記録媒体に上記書込消去禁止情報が記録されて
いるか否かを確認する書込消去禁止情報確認手段と、そ
の書込消去禁止情報確認手段によって上記書込消去禁止
情報が記録されていることを確認したとき、上記記録媒
体に対する書き込み単位毎の書き込み及び消去単位毎の
消去を禁止する書込消去禁止手段を備えた情報記録再生
装置。
【0013】さらに、次の(9)〜(11)の情報記録
再生方法も提供する。 (9)上記(1)の記録媒体に対して情報の記録,再生
及び消去を行い、上記記録媒体に上記書込消去禁止情報
が記録されているか否かを確認し、上記書込消去禁止情
報が記録されていることを確認したとき、上記記録媒体
への書き込み及び消去を禁止する情報記録再生方法。 (10)上記(2)又は(3)の記録媒体に対して情報
の記録,再生及び消去を行い、上記記録媒体に上記書込
消去禁止情報が記録されているか否かを確認し、上記書
込消去禁止情報が記録されていることを確認したとき、
上記記録媒体の記録済み領域への書き込み及び消去を禁
止する情報記録再生方法。 (11)上記(4)の記録媒体に対して情報の記録,再
生及び消去を行い、上記記録媒体に上記書込消去禁止情
報が記録されているか否かを確認し、上記書込消去禁止
情報が記録されていることを確認したとき、上記記録媒
体に対する書き込み単位毎の書き込み及び消去単位毎の
消去を禁止する情報記録再生方法。
【0014】また、次の(12)〜(14)のプログラ
ムも提供する。 (12)コンピュータに、上記(1)の記録媒体に対し
て情報の記録,再生及び消去を行う情報記録再生消去手
順と、上記記録媒体に上記書込消去禁止情報が記録され
ているか否かを確認する書込消去禁止情報確認手順と、
その書込消去禁止情報確認手順によって上記書込消去禁
止情報が記録されていることを確認したとき、上記記録
媒体への書き込み及び消去を禁止する書込消去禁止手順
を実行させるためのプログラム。
【0015】(13)コンピュータに、上記(2)又は
(3)の記録媒体に対して情報の記録,再生及び消去を
行う情報記録再生消去手順と、上記記録媒体に上記書込
消去禁止情報が記録されているか否かを確認する書込消
去禁止情報確認手順と、その書込消去禁止情報確認手順
によって上記書込消去禁止情報が記録されていることを
確認したとき、上記記録媒体の記録済み領域への書き込
み及び消去を禁止する書込消去禁止手順を実行させるた
めのプログラム。
【0016】(14)コンピュータに、上記(4)の記
録媒体に対して情報の記録,再生及び消去を行う情報記
録再生消去手順と、上記記録媒体に上記書込消去禁止情
報が記録されているか否かを確認する書込消去禁止情報
確認手順と、その書込消去禁止情報確認手順によって上
記書込消去禁止情報が記録されていることを確認したと
き、上記記録媒体に対する書き込み単位毎の書き込み及
び消去単位毎の消去を禁止する書込消去禁止手順を実行
させるためのプログラム。
【0017】さらに、次の(15)〜(20)のコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体も提供する。 (15)コンピュータに、上記(1)の記録媒体に対し
て情報の記録,再生及び消去を行う情報記録再生消去手
順と、上記記録媒体に上記書込消去禁止情報が記録され
ているか否かを確認する書込消去禁止情報確認手順と、
その書込消去禁止情報確認手順によって上記書込消去禁
止情報が記録されていることを確認したとき、上記記録
媒体への書き込み及び消去を禁止する書込消去禁止手順
を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ
読み取り可能な記録媒体。
【0018】(16)コンピュータに、上記(2)又は
(3)の記録媒体に対して情報の記録,再生及び消去を
行う情報記録再生消去手順と、上記記録媒体に上記書込
消去禁止情報が記録されているか否かを確認する書込消
去禁止情報確認手順と、その書込消去禁止情報確認手順
によって上記書込消去禁止情報が記録されていることを
確認したとき、上記記録媒体の記録済み領域への書き込
み及び消去を禁止する書込消去禁止手順を実行させるた
めのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
記録媒体。
【0019】(17)コンピュータに、上記(4)の記
録媒体に対して情報の記録,再生及び消去を行う情報記
録再生消去手順と、上記記録媒体に上記書込消去禁止情
報が記録されているか否かを確認する書込消去禁止情報
確認手順と、その書込消去禁止情報確認手順によって上
記書込消去禁止情報が記録されていることを確認したと
き、上記記録媒体に対する書き込み単位の書き込み及び
消去単位毎の消去を禁止する書込消去禁止手順を実行さ
せるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り
可能な記録媒体。
【0020】(18)情報の書き換えが可能な記録領域
を備え、その記録領域に、書き込み及び消去の禁止を示
す書込消去禁止情報と、コンピュータに、上記記録領域
に対して情報の記録,再生及び消去を行う情報記録再生
消去手順と、上記書込消去禁止情報が記録されているこ
とを確認し、上記記録領域への書き込み及び消去を禁止
する書込消去禁止手順を実行させるためのプログラムと
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0021】(19)情報の書き換えが可能な記録領域
を備え、その記録領域が記録済み領域と未記録領域とを
有し、上記記録領域に上記記録済み領域に対する書き込
み及び消去の禁止を示す書込消去禁止情報を、上記記録
済み領域に、コンピュータに上記記録領域に対して情報
の記録,再生及び消去を行う情報記録再生消去手順と、
上記書込消去禁止情報が記録されていることを確認し、
上記記録済み領域への書き込み及び消去を禁止する書込
消去禁止手順を実行させるためのプログラムをそれぞれ
記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0022】(20)情報の書き換えが可能な記録領域
を備え、その記録領域が記録済み領域と未記録領域とを
有し、上記記録領域に上記記録済み領域に対する書き込
み単位毎の書き込み及び消去単位毎の消去の禁止を示す
書込消去禁止情報を、上記記録済み領域に、コンピュー
タに上記記録領域に対して情報の記録,再生及び消去を
行う情報記録再生消去手順と、上記書込消去禁止情報が
記録されていることを確認し、上記記録済み領域への書
き込み単位毎の書き込み及び消去単位毎の消去を禁止す
る書込消去禁止手順を実行させるためのプログラムをそ
れぞれ記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて具体的に説明する。まず、この発明に係わる
記録媒体の実施形態について説明する。図1は、この発
明の記録媒体の一実施形態であるハイブリッド記録媒体
の構成を示す説明図である。図1の(a)は、CD−R
ディスク,CD−RWディスク,DVD−Rディスク,
DVD−RAMディスク,DVD−RWディスク等の記
録領域が書き換え可能なハイブリッド記録媒体1の断面
図であり、その記録済み領域1aは出荷時にプログラム
や各種のデータを記録した書き換え可能な記録領域であ
る。図1の(b)は、同じくCD−Rディスク,CD−
RWディスク,DVD−Rディスク,DVD−RAMデ
ィスク,DVD−RWディスク等の記録領域が書き換え
可能なハイブリッド記録媒体1の断面図であり、その記
録領域は記録済み領域1aと未記録領域1bとからな
る。その記録済み領域1aは出荷時にプログラムや各種
のデータを記録した記録領域であり、未記録領域1bは
ユーザが任意にデータの書き込み及び消去を行う初期状
態でデータが記録していない記録領域である。
【0024】(1)この発明の請求項1に係わる書き換
え可能なハイブリッド記録媒体1 図2は、図1の(a)に示したハイブリッド記録媒体1
の記録済み領域1aのフォーマットを示す説明図であ
る。この発明の請求項1に係わるハイブリッド記録媒体
1は、図1の(a)に示したように記録領域の全面が記
録済み領域1aであり、その記録済み領域1aは、図2
に示すように、1つのセッションである第1セッション
(Session)に予めプログラムや各種のデータと
共に、その記録領域に対する書き込み及び消去の禁止を
示す書込消去禁止情報を記録している。書込消去禁止情
報の記録箇所は記録済み領域1aならどこでも良いが、
データの再生時に最初に参照する箇所に記録すると認識
処理を最初に行うことができて便利である。
【0025】その書込消去禁止情報は、例えば、CD−
RWディスクの場合、規格書「オレンジブック・パート
3・ボリューム2・バージョン1.0」のCD−RWシ
ステムディスクリプションに記されているディスクアプ
リケーション・コードの空きコードを利用し、第1セッ
ションへの書き込みと消去の禁止を示す書込消去禁止情
報にコード“000001”を割り当てるとよい。この
ようにして、ハイブリッド記録媒体1に上記のような書
込消去禁止情報を予め記録することにより、記録媒体上
の書込消去禁止情報を認識したときには書き込み及び消
去を禁止させる情報記録再生装置又はコンピュータシス
テムで利用したときに、予め記録されたデータが上書き
によって読み出せなくなるのを確実に防止することがで
きる。
【0026】(2)この発明の請求項2に係わる書き換
え可能なハイブリッド記録媒体1 図3は、図1の(b)に示したハイブリッド記録媒体1
の記録済み領域1aのフォーマットを示す説明図であ
る。この発明の請求項2に係わるハイブリッド記録媒体
1は、図1の(b)に示したように記録領域が記録済み
領域1aと未記録領域1bとからなり、その記録済み領
域1aは、図3に示すように、複数個のセッション(S
ession)を有し、第1セッションには予めプログ
ラムを、第2セッションには予め文書や画像等の各種デ
ータをそれぞれ記録すると共に、その各セッションに対
する書き込み及び消去の禁止を示す書込消去禁止情報を
記録している。各セッションの書込消去禁止情報の記録
箇所は記録領域ならどこでも良いが、データの再生時に
最初に参照する箇所に記録すると認識処理を最初に行う
ことができて便利である。なお、図中には2個のセッシ
ョンのみを示しており、その他のセッションの図示を省
略する。
【0027】CD−RWディスクの場合、この書込消去
禁止情報も上述と同じように、上記規格書に基づいて各
セッション毎にコードを割り当てる。例えば、第1セッ
ションの書込消去禁止情報としてコード“00000
1”,第2セッションの書込消去禁止情報としてコード
“000010”,第3セッションの書込消去禁止情報
としてコード“000100”,第4セッションの書込
消去禁止情報としてコード“001000”,第5セッ
ションの書込消去禁止情報としてコード“01000
0”,第6セッションの書込消去禁止情報としてコード
“100000”・・・をそれぞれ割り当てるとよい。
【0028】これらのコードを組み合わせることによ
り、記録済みの複数のセッションがそれぞれ書き込み及
び消去禁止であるか否かを示すことができる。この場合
も、実使用下で更なるセッション追記も可能である。こ
のようにして、ハイブリッド記録媒体1に上記のような
書込消去禁止情報を予め記録することにより、記録媒体
上の書込消去禁止情報を認識したときには書き込み及び
消去を禁止させる情報記録再生装置又はコンピュータシ
ステムで利用したときに、未記録領域に対するデータの
書き込みは有効にして、記録済み領域に予め記録された
データが上書きによって読み出せなくなるのを確実に防
止することができる。
【0029】(3)この発明の請求項3に係わる書き換
え可能なハイブリッド記録媒体1 この発明の請求項3に係わるハイブリッド記録媒体1
は、図1の(b)に示したように記録領域が記録済み領
域1aと未記録領域1bとからなり、その記録済み領域
1aは、図3に示すように、複数個のセッション(Se
ssion)を有し、第1セッションには予めプログラ
ムを、第2セッションには予め文書や画像等の各種デー
タをそれぞれ記録すると共に、その記録済み領域1aに
各セッションに対する書き込み及び消去の禁止を示す書
込消去禁止情報を記録している。
【0030】CD−RWディスクの場合、書込消去禁止
情報の記録場所は上述と同じように上記規格書に基づい
て、例えば、図3に示した各セッションのリードイン領
域内に記録すると良い。このようにして、ハイブリッド
記録媒体1の各セッション毎に上記のような書込消去禁
止情報を予め記録することにより、記録媒体上の書込消
去禁止情報を認識したときには書き込み及び消去を禁止
させる情報記録再生装置又はコンピュータシステムで利
用したときに、記録済み領域のセッション単位に書き込
み及び消去を禁止することができる。
【0031】(4)この発明の請求項4に係わる書き換
え可能なハイブリッド記録媒体1 この発明の請求項4に係わるハイブリッド記録媒体1
は、上記(1)〜(3)において、上記書込消去禁止情
報を、情報の書き込み単位毎の書き込み及び消去単位毎
の消去の禁止を示す情報にしている。CD−RWディス
クの場合、上記規格書に基づいて各セッション内の各ト
ラック毎にそのPMA領域,プレギャップ(PreGa
p)領域に書込消去禁止情報を記録すると良い。また、
上記書込消去禁止情報として、書き込み及び消去を禁止
する情報と許可する情報とを用いるようにしても良い。
例えば、次に示すようなフォーマットで記録する。
【0032】[第Nセッション] (第1トラック) 書込消去禁止を示す情報(あるいは書込消去許可を示す
情報) スタートアドレス エンドアドレス ・ ・ ・ (第Nトラック) 書込消去禁止を示す情報(あるいは書込消去許可を示す
情報) スタートアドレス エンドアドレス
【0033】また、別の記録単位であるパケット(Pa
cket)単位毎に書込消去禁止情報を記録するように
してもよい。図4は、パケット記録単位のフォーマット
を示す説明図である。CD−RWディスクの場合、上述
と同様にして上記規格書に基づいて、図4に示すように
各トラック内の各パケットのランイン領域あるいはラン
アウト領域にそのパケットの書き込みと消去を禁止する
書込消去禁止情報を記録する。ランイン領域には、トラ
ックの番号,書き込み方法,及びパケットサイズが記録
されているが、そこに書込消去禁止情報も記録する。そ
の書き込み方法とは、トラック内が1パケットの場合に
データを一筆書きで記録するか、トラック内に複数個の
パケットがある場合にそれぞれデータを記録するかを示
す情報である。
【0034】また、このパケット単位で書き込みと消去
を禁止する場合、上述と同じようにして、上記書込消去
禁止情報として、書き込み及び消去を禁止する情報と許
可する情報とを用いるようにしても良い。このようにし
て、ハイブリッド記録媒体1の各セッション毎に上記の
ような書込消去禁止情報を予め記録することにより、記
録媒体上の書込消去禁止情報を認識したときには書き込
み及び消去を禁止させる情報記録再生装置又はコンピュ
ータシステムで利用したときに、記録済み領域のトラッ
ク単位又はパケット単位に書き込み及び消去を禁止する
ことができる。
【0035】(5)この発明の請求項5に係わる書き換
え可能なハイブリッド記録媒体1 この発明の請求項5に係わるハイブリッド記録媒体1
は、図1の(b)に示したように記録領域が記録済み領
域1aと未記録領域1bとからなり、その記録済み領域
1aは、予めプログラムと文書や画像等の各種データを
それぞれ記録すると共に、その記録済み領域1aには記
録済みのプログラムやデータを再生するために必要なデ
ータは記録し、データを記録(上書き,追記,消去)す
るために必要なデータを記録しないようにしている。ま
た、未記録領域1bに対しては書き込み及び消去に必要
な情報を記録している。このようにして、上記のような
ハイブリッド記録媒体1にすることにより、通常の情報
記録再生装置又はコンピュータシステムで利用したとき
にも、記録済み領域に対する上書きや消去を行わずに済
む。
【0036】次に、この発明に係わる情報記録再生装置
・プログラム・そのプログラムを記録したコンピュータ
読み取り可能な記録媒体・情報記録再生方法の実施形態
を説明する。図5は、この発明の情報記録再生装置の一
実施形態であるパーソナルコンピュータシステム(PC
システム)の構成を示すブロック図である。このPCシ
ステムは、パーソナルコンピュータ(PC)20にCD
−R/RWドライブ,DVD−R/RAM/RWドライ
ブ等の情報記録再生装置である光ディスク装置10を接
続してなり、PC20はCPU21,外部記憶装置2
2,HDD等の内部記憶装置23,一部領域をプログラ
ム格納部25に割り当てた読み書き可能なメモリである
RAM24,入力装置であるキーボード26とマウス2
7,CRT,LCD等のディスプレイ28,ディスプレ
イ28の表示制御を司る表示制御装置29,上記各部間
でデータのやり取りを行うためのシステムバス30等か
らなる。
【0037】CPU21は、内部記憶装置23の中に格
納されているオペレーティングシステムプログラムをR
AM24上のプログラム格納部25に展開してPC20
全体のコントロールを行う。また、この発明に係わるプ
ログラムをインストールして起動すると、そのプログラ
ムをプログラム格納部25に展開して、ハイブリッド記
録媒体1に対する書き込み及び消去を禁止する制御処理
等も行う。さらに、予めこの発明に係わるプログラムを
記録したハイブリッド記録媒体1が光ディスク装置10
に挿入されると、そのプログラムを起動してプログラム
格納部25に展開して当該ハイブリッド記録媒体1に対
する書き込み及び消去を禁止する制御処理等も行う。ま
た、通常のアプリケーションプログラムを起動させる
と、上述と同様にRAM24に割り当てたプログラム格
納部25に展開し、PCシステムの構成コンポーネント
を使用して動作を行う。
【0038】図6は、図5に示した光ディスク装置10
の内部構成の一例を示すブロック図である。この光ディ
スク装置10は、モータ11,回転制御部12,光ピッ
クアップ13,アクチュエータ制御部14,信号制御部
15,ドライブコントローラ16,バッファメモリ1
7,レーザ駆動回路18,外部インタフェイス19から
なる。モータ11は、データ記録及び再生(データの読
み込みと書き込み)時にハイブリッド記録媒体1を回転
させる。回転制御部12は、モータ11の回転制御を行
う。光ピックアップ13は、図示を省略した公知の光学
系機能部を備えており、ハイブリッド記録媒体1に対し
てデータ記録及び再生時にレーザ光の照射と反射光の受
光等を行う。
【0039】アクチュエータ制御部14は、ハイブリッ
ド記録媒体1に対する光ピックアップ13を半径方向等
へ移動させる制御を行う。信号制御部15は、光ピック
アップ13からの信号を制御する。ドライブコントロー
ラ16は、この光ディスク装置10の全体の制御を司
り、この発明に係わる書き込み及び消去を禁止する制御
処理等も行う。バッファメモリ17は、ドライブコント
ローラ16がデータ格納等の一時記憶領域として使用す
ると共に、書き込み及び読み込み時のデータを格納する
一時格納手段の機能も果たす。レーザ駆動回路18は、
光ピックアップ13のレーザ光の照射を駆動する。外部
インタフェイス19は、PC20とコマンド,データ等
の送受信を行うために使用される。
【0040】図7は、図5に示したプログラム格納部2
4の内部構成を示すブロック図である。プログラム格納
部25には、内部記憶装置23に格納された通常のアプ
リケーションプログラムである複数のプログラム31を
展開すると共に、同じく内部記憶装置23に格納された
システムバスを介してデータのやり取りを行うIO制御
部32としての機能を果たすプログラムを含むこの発明
に係わる記録媒体への書き込み及び消去を禁止する制御
処理を行う書込消去禁止プログラム33を展開して、C
PU21がそれぞれのプログラムを実行する。
【0041】(6)この発明の請求項6に係わるPCシ
ステムと光ディスク装置10 上記PCシステムにこの発明に係わる機能を設ける場
合、PC20の内部記憶装置23に、上記請求項12に
係わるプログラムあるいは上記請求項15に係わるコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体(FD,MO,CD−
ROMディスク,CD−R/RWディスク,DVD−R
/RAM/RWディスク等)に記録されたプログラムを
インストールし、RAM24のプログラム格納部25に
展開して実行することによって、上記CPU21が上記
請求項6に係わる書込消去禁止情報確認手段と書込消去
禁止手段の各機能を果たす。この場合、光ディスク装置
10が上記請求項6の情報記録再生消去手段の機能を果
たす。そして、CPU21によって上記請求項9に係わ
る情報記録再生方法を実行する。
【0042】CPU21は、光ディスク装置10に上記
(1)のハイブリッド記録媒体1が挿入されると、光デ
ィスク装置10を制御して、ハイブリッド記録媒体1に
上記書込消去禁止情報が記録されているか否かを確認
し、書込消去禁止情報が記録されていることを確認した
とき、ハイブリッド記録媒体1への書き込み及び消去を
禁止する。
【0043】また、上記光ディスク装置10にこの発明
に係わる機能を設ける場合、光ディスク装置10のドラ
イブコントローラ16の内部メモリ(図示は省略)に、
上記請求項12に係わるプログラムあるいは上記請求項
15に係わるコンピュータ読み取り可能な記録媒体(F
D,MO,CD−ROMディスク,CD−R/RWディ
スク,DVD−R/RAM/RWディスク等)に記録さ
れたプログラムをインストールし、RAM24のプログ
ラム格納部25に展開して実行することによって、上記
CPU21が上記請求項6に係わる書込消去禁止情報確
認手段と書込消去禁止手段の各機能を果たす。この場
合、光ディスク装置10内の各部が上記請求項6の情報
記録再生消去手段の機能を果たす。そして、ドライブコ
ントローラ16によって上記請求項9に係わる情報記録
再生方法を実行する。
【0044】ドライブコントローラ16は、上記(1)
のハイブリッド記録媒体1が挿入されると、回転制御部
12,アクチュエータ制御部14,レーザ駆動回路18
を制御して、ハイブリッド記録媒体1に上記書込消去禁
止情報が記録されているか否かを確認し、書込消去禁止
情報が記録されていることを確認したとき、ハイブリッ
ド記録媒体1への書き込み及び消去を禁止し、その旨の
メッセージをPC20へ報告する。
【0045】次に、上記PC20側にこの発明の機能を
設けた場合のCPU21処理をさらに説明する。図8
は、上記CPU21によるこの発明に係わる書込消去禁
止処理を示すフローチャート図である。CPU21は、
起動時に書込消去禁止プログラムを起動してプログラム
格納部に展開する。ステップ(図中「S」で示す)1で
キーボード又はマウスから指示されたアプリケーション
プログラムを起動してプログラム格納部に展開する。ス
テップ2で初期設定として記録媒体に対する全ての領域
に対する書込消去禁止フラグをオフに設定する。この書
込消去禁止フラグは、例えば、RAM上に格納すると良
い。
【0046】ステップ3で光ディスク装置に記録媒体が
挿入されたか否かを判断し、挿入されたら、ステップ4
で書込消去禁止情報が記録されたハイブリッド記録媒体
か否かを判断する。その判断には、ハイブリッド記録媒
体上の所定領域に書込消去禁止情報に割り当てられたコ
ードの有無で判断すると良い。ステップ4の判断で書込
消去禁止情報が記録されていない通常の記録媒体(ハイ
ブリッド記録媒体も含む)の場合、ステップ5でその挿
入された記録媒体に対応する処理を実行する。ステップ
4の判断で書込消去禁止情報が記録されたハイブリッド
記録媒体なら、ステップ6でハイブリッド記録媒体の書
込消去禁止情報をチェックし、書込消去禁止情報が記録
されている書込禁止になっている領域に対応する書込消
去禁止フラグをオンにする。ここでは、上記(1)のハ
イブリッド記録媒体が挿入された場合、全面が記録済み
領域である1つのセッションからなり、その第1セッシ
ョンに対する書込消去禁止情報が記録されていれば、そ
のハイブリッド記録媒体に対する書込消去禁止フラグを
オンに設定する。
【0047】ステップ7でキーボード又はマウスからコ
マンド入力があったか否かを判断し、有ったらステップ
8でアプリケーションプログラムによる上記コマンドに
対応する処理が指示されると、ステップ9でそのコマン
ドが書き込みコマンド又は消去コマンドか否かを判断す
る。ステップ9の判断で書き込みコマンド又は消去コマ
ンドの場合、ステップ10でその書き込みコマンド又は
消去コマンドによる書き込み又は消去対象の領域に対す
る上記書込消去フラグがオン(ON)か否かを判断す
る。ここでは、このハイブリッド記録媒体の記録領域に
対する書込消去フラグがオンか否かを判断する。
【0048】ステップ10の判断で書込消去フラグがオ
ンなら、ステップ11でアプリケーションプログラムに
対して書込消去禁止エラーを返して上記書き込みコマン
ド又は消去コマンドによる書き込みと消去を禁止し、ス
テップ13でアプリケーションプログラムによって作業
結果をディスプレイに表示してステップ7へ戻る。一
方、ステップ9の判断で書き込みコマンド及び消去コマ
ンドでなければ、また、ステップ10で書き込みコマン
ド又は消去コマンドによる書き込み又は消去対象の領域
に対する上記書込消去フラグがオフなら、それぞれステ
ップ12でアプリケーションプログラムからの指示通り
にコマンドを実行し、ステップ13でアプリケーション
プログラムによって作業結果をディスプレイに表示して
ステップ7へ戻る。
【0049】次に、上記光ディスク装置10側にこの発
明の機能を設けた場合のドライブコントローラ16の処
理をさらに説明する。図9は、上記ドライブコントロー
ラ16によるこの発明に係わる書込消去禁止処理を示す
フローチャート図である。ドライブコントローラ16
は、起動時に書込消去禁止プログラムを起動してメモリ
に展開する。ステップ(図中「S」で示す)21で初期
設定として記録媒体に対する全ての領域に対する書込消
去禁止フラグをオフに設定する。この書込消去禁止フラ
グは、例えば、ドライブコントローラ16内のメモリ上
に格納すると良い。ステップ22で記録媒体が挿入され
たか否かを判断し、挿入されたら、ステップ23で書込
消去禁止情報が記録されたハイブリッド記録媒体か否か
を判断する。その判断には、ハイブリッド記録媒体上の
所定領域に書込消去禁止情報に割り当てられたコードの
有無で判断すると良い。
【0050】ステップ23の判断で書込消去禁止情報が
記録されていない通常の記録媒体(ハイブリッド記録媒
体も含む)の場合、ステップ24でその挿入された記録
媒体に対応する処理を実行する。ステップ23の判断で
書込消去禁止情報が記録されたハイブリッド記録媒体な
ら、ステップ25でハイブリッド記録媒体の書込消去禁
止情報をチェックし、書込消去禁止情報が記録されてい
る書込禁止になっている領域に対応する書込消去禁止フ
ラグをオンにする。ここで、上記(1)のハイブリッド
記録媒体が挿入された場合、全面が記録済み領域である
1つのセッションからなり、その第1セッションに対す
る書込消去禁止情報が記録されていれば、そのハイブリ
ッド記録媒体に対する書込消去禁止フラグをオンに設定
する。
【0051】ステップ26でPCからコマンドに対応す
る処理が有ったか否かを判断し、有ったらステップ27
でそのコマンドが書き込みコマンド又は消去コマンドか
否かを判断する。ステップ27の判断で書き込みコマン
ド又は消去コマンドの場合、ステップ28でその書き込
みコマンド又は消去コマンドによる書き込み又は消去対
象の領域に対する上記書込消去フラグがオン(ON)か
否かを判断する。ここでは、このハイブリッド記録媒体
の記録領域に対する書込消去フラグがオンか否かを判断
する。
【0052】ステップ28の判断で書込消去フラグがオ
ンなら、ステップ29でPCに対して書込消去禁止エラ
ーを返して上記書き込みコマンド又は消去コマンドによ
る書き込みと消去を禁止し、ステップ26へ戻る。一
方、ステップ27の判断で書き込みコマンド及び消去コ
マンドでなければ、また、ステップ28で書き込みコマ
ンド又は消去コマンドによる書き込み又は消去対象の領
域に対する上記書込消去フラグがオフなら、それぞれス
テップ30でPCからの指示通りにコマンドを実行し、
ステップ26へ戻る。このようにして、ハイブリッド記
録媒体の全面の出荷時記録済み領域を書き込み禁止にす
ることができる。
【0053】(7)この発明の請求項7に係わるPCシ
ステムと光ディスク装置10 上記PCシステムにこの発明に係わる機能を設ける場
合、PC20の内部記憶装置23に、上記請求項13に
係わるプログラムあるいは上記請求項16に係わるコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体(FD,MO,CD−
ROMディスク,CD−R/RWディスク,DVD−R
/RAM/RWディスク等)に記録されたプログラムを
インストールし、RAM24のプログラム格納部25に
展開して実行することによって、上記CPU21が上記
請求項7に係わる書込消去禁止情報確認手段と書込消去
禁止手段の各機能を果たす。この場合、光ディスク装置
10が上記請求項7の情報記録再生消去手段の機能を果
たす。そして、CPU21によって上記請求項10に係
わる情報記録再生方法を実行する。
【0054】CPU21は、光ディスク装置10に上記
(2)のハイブリッド記録媒体1が挿入されると、光デ
ィスク装置10を制御して、ハイブリッド記録媒体1に
上記書込消去禁止情報が記録されているか否かを確認
し、書込消去禁止情報が記録されていることを確認した
とき、ハイブリッド記録媒体1の記録済み領域への書き
込み及び消去を禁止する。
【0055】また、上記光ディスク装置10にこの発明
に係わる機能を設ける場合、光ディスク装置10のドラ
イブコントローラ16の内部メモリ(図示は省略)に、
上記請求項13に係わるプログラムあるいは上記請求項
16に係わるコンピュータ読み取り可能な記録媒体(F
D,MO,CD−ROMディスク,CD−R/RWディ
スク,DVD−R/RAM/RWディスク等)に記録さ
れたプログラムをインストールし、RAM24のプログ
ラム格納部25に展開して実行することによって、上記
CPU21が上記請求項7に係わる書込消去禁止情報確
認手段と書込消去禁止手段の各機能を果たす。この場
合、光ディスク装置10内の各部が上記請求項7の情報
記録再生消去手段の機能を果たす。そして、ドライブコ
ントローラ16によって上記請求項10に係わる情報記
録再生方法を実行する。
【0056】ドライブコントローラ16は、上記(2)
あるいは(3)のハイブリッド記録媒体1が挿入される
と、回転制御部12,アクチュエータ制御部14,レー
ザ駆動回路18を制御して、ハイブリッド記録媒体1に
上記書込消去禁止情報が記録されているか否かを確認
し、書込消去禁止情報が記録されていることを確認した
とき、ハイブリッド記録媒体1の記録済み領域への書き
込み及び消去を禁止し、その旨のメッセージをPC20
へ報告する。
【0057】次に、上記PC20側にこの発明の機能を
設けた場合のCPU21処理をさらに説明する。この処
理は、図8のフローチャート図に示した処理と略同じで
あるが、上記(2)又は(3)のハイブリッド記録媒体
の記録済み領域に対する書き込み及び消去を禁止するた
めに一部のステップの処理が上述の処理とは若干異な
る。CPU21は、まず、上述と同じようにステップ1
〜4の処理を行う。ステップ4の判断で書込消去禁止情
報が記録されていない通常の記録媒体(ハイブリッド記
録媒体も含む)の場合、ステップ5でその挿入された記
録媒体に対応する処理を実行する。
【0058】ステップ4の判断で書込消去禁止情報が記
録されたハイブリッド記録媒体なら、ステップ6でハイ
ブリッド記録媒体の書込消去禁止情報をチェックし、書
込消去禁止情報が記録されている書込禁止になっている
領域に対応する書込消去禁止フラグをオンにする。ここ
で、上記(2)のハイブリッド記録媒体が挿入された場
合、記録済み領域と未記録領域とを有し、その記録済み
領域の複数個のセッションに対する書込消去禁止情報が
あれば、各セッションに対する書込消去禁止フラグをオ
ンに設定する。また、上記(3)ハイブリッド記録媒体
が挿入された場合、同じく記録済み領域と未記録領域と
を有し、その記録済み領域の複数個のセッションの各リ
ードイン領域を参照して書込消去禁止情報の有無をチェ
ックし、書込消去禁止情報があれば該当するセッション
に対する書込消去禁止フラグをオンに設定する。ステッ
プ7以降の処理は上述と同じであり、こうして上記
(2)又は(3)のハイブリッド記録媒体の記録済み領
域の各セッション毎に書き込みと消去を禁止する。
【0059】次に、上記光ディスク装置10側にこの発
明の機能を設けた場合のドライブコントローラ16の処
理をさらに説明する。この処理は、図9のフローチャー
ト図に示した処理と略同じであるが、上記(2)又は
(3)のハイブリッド記録媒体の記録済み領域に対する
書き込み及び消去を禁止するために一部のステップの処
理が上述の処理とは若干異なる。ドライブコントローラ
16は、まず、上述と同じようにステップ21〜23の
処理を行う。ステップ23の判断で書込消去禁止情報が
記録されていない通常の記録媒体(ハイブリッド記録媒
体も含む)の場合、ステップ24でその挿入された記録
媒体に対応する処理を実行する。
【0060】ステップ23の判断で書込消去禁止情報が
記録されたハイブリッド記録媒体なら、ステップ25で
ハイブリッド記録媒体の書込消去禁止情報をチェック
し、書込消去禁止情報が記録されている書込禁止になっ
ている領域に対応する書込消去禁止フラグをオンにす
る。ここで、上記(2)のハイブリッド記録媒体が挿入
された場合、記録済み領域と未記録領域とを有し、その
記録済み領域の複数個のセッションに対する書込消去禁
止情報があれば、各セッションに対する書込消去禁止フ
ラグをオンに設定する。また、上記(3)のハイブリッ
ド記録媒体が挿入された場合、同じく記録済み領域と未
記録領域とを有し、その記録済み領域の複数個のセッシ
ョンの各リードイン領域を参照して書込消去禁止情報の
有無をチェックし、書込消去禁止情報があれば該当する
セッションに対する書込消去禁止フラグをオンに設定す
る。ステップ26以降の処理は上述と同じであり、こう
して上記(2)又は(3)のハイブリッド記録媒体の記
録済み領域の各セッション毎に書き込みと消去を禁止す
る。
【0061】(8)この発明の請求項8に係わるPCシ
ステムと光ディスク装置10 上記PCシステムにこの発明に係わる機能を設ける場
合、PC20の内部記憶装置23に、上記請求項14に
係わるプログラムあるいは上記請求項17に係わるコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体(FD,MO,CD−
ROMディスク,CD−R/RWディスク,DVD−R
/RAM/RWディスク等)に記録されたプログラムを
インストールし、RAM24のプログラム格納部25に
展開して実行することによって、上記CPU21が上記
請求項8に係わる書込消去禁止情報確認手段と書込消去
禁止手段の各機能を果たす。この場合、光ディスク装置
10が上記請求項8の情報記録再生消去手段の機能を果
たす。そして、CPU21によって上記請求項11に係
わる情報記録再生方法を実行する。
【0062】CPU21は、光ディスク装置10に上記
(4)のハイブリッド記録媒体1が挿入されると、光デ
ィスク装置10を制御して、ハイブリッド記録媒体1に
上記書込消去禁止情報が記録されているか否かを確認
し、書込消去禁止情報が記録されていることを確認した
とき、ハイブリッド記録媒体1に対する書き込み単位毎
の書き込み及び消去単位毎の消去を禁止する。
【0063】また、上記光ディスク装置10にこの発明
に係わる機能を設ける場合、光ディスク装置10のドラ
イブコントローラ16の内部メモリ(図示は省略)に、
上記請求項14に係わるプログラムあるいは上記請求項
17に係わるコンピュータ読み取り可能な記録媒体(F
D,MO,CD−ROMディスク,CD−R/RWディ
スク,DVD−R/RAM/RWディスク等)に記録さ
れたプログラムをインストールし、RAM24のプログ
ラム格納部25に展開して実行することによって、上記
CPU21が上記請求項8に係わる書込消去禁止情報確
認手段と書込消去禁止手段の各機能を果たす。この場
合、光ディスク装置10内の各部が上記請求項8の情報
記録再生消去手段の機能を果たす。そして、ドライブコ
ントローラ16によって上記請求項11に係わる情報記
録再生方法を実行する。
【0064】ドライブコントローラ16は、上記(4)
のハイブリッド記録媒体1が挿入されると、回転制御部
12,アクチュエータ制御部14,レーザ駆動回路18
を制御して、ハイブリッド記録媒体1に上記書込消去禁
止情報が記録されているか否かを確認し、書込消去禁止
情報が記録されていることを確認したとき、ハイブリッ
ド記録媒体1に対する書き込み単位毎の書き込み及び消
去単位毎の消去を禁止し、その旨のメッセージをPC2
0へ報告する。
【0065】次に、上記PC20側にこの発明の機能を
設けた場合のCPU21処理をさらに説明する。この処
理は、図8のフローチャート図に示した処理と略同じで
あるが、上記(4)のハイブリッド記録媒体の記録済み
領域に対する書き込み単位毎及び消去単位毎の書き込み
及び消去を禁止するために一部のステップの処理が上述
の処理とは若干異なる。CPU21は、まず、上述と同
じようにステップ1〜4の処理を行う。ステップ4の判
断で書込消去禁止情報が記録されていない通常の記録媒
体(ハイブリッド記録媒体も含む)の場合、ステップ5
でその挿入された記録媒体に対応する処理を実行する。
【0066】ステップ4の判断で書込消去禁止情報が記
録されたハイブリッド記録媒体なら、ステップ6でハイ
ブリッド記録媒体の書込消去禁止情報をチェックし、書
込消去禁止情報が記録されているトラック又はパケット
の領域に対応する書込消去禁止フラグをオンにする。こ
こで、上記(4)のハイブリッド記録媒体が挿入された
場合、記録済み領域と未記録領域とを有し、その記録済
み領域の書き込み及び消去単位がトラックのときは各ト
ラックのPMA領域あるいはプレギャップ領域を参照
し、又はその記録済み領域の書き込み及び消去単位がパ
ケットの場合はランインブロック又はランアウトブロッ
クを参照し、書込消去禁止情報が記録されている単位毎
に書込消去禁止フラグをオンに設定する。ステップ7以
降の処理は上述と同じであり、こうして上記(4)のハ
イブリッド記録媒体の記録済み領域に対するトラック単
位又はパケット単位の書き込みと消去を禁止する。
【0067】次に、上記光ディスク装置10側にこの発
明の機能を設けた場合のドライブコントローラ16の処
理をさらに説明する。この処理は、図9のフローチャー
ト図に示した処理と略同じであるが、上記(4)のハイ
ブリッド記録媒体の記録済み領域に対する書き込み単位
毎及び消去単位毎の書き込み及び消去を禁止するために
一部のステップの処理が上述の処理とは若干異なる。ド
ライブコントローラ16は、まず、上述と同じようにス
テップ21〜23の処理を行う。ステップ23の判断で
書込消去禁止情報が記録されていない通常の記録媒体
(ハイブリッド記録媒体も含む)の場合、ステップ24
でその挿入された記録媒体に対応する処理を実行する。
【0068】ステップ23の判断で書込消去禁止情報が
記録されたハイブリッド記録媒体なら、ステップ25で
ハイブリッド記録媒体の書込消去禁止情報をチェック
し、書込消去禁止情報が記録されているトラック又はパ
ケット領域に対応する書込消去禁止フラグをオンにす
る。ここで、上記(4)のハイブリッド記録媒体が挿入
された場合、記録済み領域と未記録領域とを有し、その
記録済み領域の書き込み及び消去単位がトラックのとき
は各トラックのPMA領域あるいはプレギャップ領域を
参照し、又はその記録済み領域の書き込み及び消去単位
がパケットの場合はランインブロック又はランアウトブ
ロックを参照し、書込消去禁止情報が記録されている単
位毎に書込消去禁止フラグをオンに設定する。ステップ
26以降の処理は上述と同じであり、こうして上記
(4)のハイブリッド記録媒体の記録済み領域に対する
トラック単位又はパケット単位の書き込みと消去を禁止
する。
【0069】(9)この発明の請求項18に係わる書き
換え可能なハイブリッド記録媒体 この発明の請求項18に係わる書き換え可能なハイブリ
ッド記録媒体は、図1の(a)に示したハイブリッド記
録媒体1と同じように記録済み領域1aからなり、図2
に示したフォーマットを有して、その記録済み領域1a
には、書き込み及び消去の禁止を示す書込消去禁止情報
と共に、コンピュータに、情報の記録,再生及び消去を
行う情報記録再生消去手順と、上記書込消去禁止情報が
記録されていることを確認し、当該記録済み領域への書
き込み及び消去を禁止する書込消去禁止手順とを実行さ
せるためのプログラムとを記録している。
【0070】このハイブリッド記録媒体を上記と同様の
構成を有する通常のPCシステムで使用する場合、この
ハイブリッド記録媒体をサポートする光ディスク装置に
装着すると、光ディスク装置は出荷時記録済みの第1セ
ッション内のプログラムを読み出してPCへ送り、PC
は当該プログラムをプログラム格納部において、図7に
示したようにIO制御部を取り込む形で展開して起動す
る。そして、プログラム格納部に既に展開されている他
のプログラム1,2から当該第1セッションへの書き込
み又は消去要求があった場合、第1セッションのリード
イン領域を読み、当該第1セッションに書込消去禁止フ
ラグが記録されていることを認識すると、当該第1セッ
ションへの書き込み及び消去を禁止し、その旨のメッセ
ージを各々のプログラムへ返す。
【0071】このようにして、ハイブリッド記録媒体の
書き込み禁止情報を認識できない情報記録再生装置を使
った場合でも、出荷時記録済み領域に対する書き込みを
禁止することができる。
【0072】(10)この発明の請求項19に係わる書
き換え可能なハイブリッド記録媒体 この発明の請求項18に係わる書き換え可能なハイブリ
ッド記録媒体は、図1の(b)に示したハイブリッド記
録媒体1と同じように記録済み領域1aと未記録領域1
bからなり、図3に示したフォーマットを有して、その
記録済み領域1aの第1セッションには、当該記録済み
領域1aに対する書き込み及び消去の禁止を示す書込消
去禁止情報と共に、コンピュータに、情報の記録,再生
及び消去を行う情報記録再生消去手順と、上記書込消去
禁止情報が記録されていることを確認し、当該記録済み
領域1aへの書き込み及び消去を禁止する書込消去禁止
手順とを実行させるためのプログラムとを記録してい
る。
【0073】このハイブリッド記録媒体を上記と同様の
構成を有する通常のPCシステムで使用する場合、この
ハイブリッド記録媒体をサポートする光ディスク装置に
装着すると、光ディスク装置は出荷時記録済みの第1セ
ッション内のプログラムを読み出してPCへ送り、PC
は当該プログラムをプログラム格納部において、図7に
示したようにIO制御部を取り込む形で展開して起動す
る。そして、プログラム格納部に既に展開されている他
のプログラム1,2から当該第1セッションへの書き込
み又は消去要求があった場合、第1セッションのリード
イン領域を読み、当該第1セッションに書込消去禁止フ
ラグが記録されていることを認識すると、当該第1セッ
ションへの書き込み及び消去を禁止し、その旨のメッセ
ージを各々のプログラムへ返す。一方、未記録領域1b
内の第3セッション以降に対する書き込み又は消去要求
があった場合、該当するセッションのリードイン領域を
読み、書込消去禁止フラグが記録されていないことを認
識すると、当該セッションへに対する通常の書き込み及
び消去を実行する。
【0074】このようにして、ハイブリッド記録媒体の
書き込み禁止情報を認識できない情報記録再生装置を使
った場合、未記録領域に対する書き込み及び消去は可能
にし、出荷時記録済み領域への書き込みを禁止すること
ができる。
【0075】(11)この発明の請求項20に係わる書
き換え可能なハイブリッド記録媒体 この発明の請求項18に係わる書き換え可能なハイブリ
ッド記録媒体は、図1の(b)に示したハイブリッド記
録媒体1と同じように記録済み領域1aと未記録領域1
bからなり、図3に示したフォーマットを有して、その
記録済み領域1aの第1セッションには、当該記録済み
領域1aに対する書き込み単位毎の書き込み及び消去単
位毎の書き込み及び消去の禁止を示す書込消去禁止情報
と共に、コンピュータに、情報の記録,再生及び消去を
行う情報記録再生消去手順と、上記書込消去禁止情報が
記録されていることを確認し、当該記録済み領域1aへ
の書き込み単位毎の書き込み及び消去単位毎の消去を禁
止する書込消去禁止手順とを実行させるためのプログラ
ムとを記録している。
【0076】このハイブリッド記録媒体を上記と同様の
構成を有する通常のPCシステムで使用する場合、この
ハイブリッド記録媒体をサポートする光ディスク装置に
装着すると、光ディスク装置は出荷時記録済みの第1セ
ッション内のプログラムを読み出してPCへ送り、PC
は当該プログラムをプログラム格納部において、図7に
示したようにIO制御部を取り込む形で展開して起動す
る。そして、プログラム格納部に既に展開されている他
のプログラム1,2から当該第1セッション内のいずれ
かのトラックあるいはパケットへの書き込み又は消去要
求があった場合、第1セッションの該当するトラック内
のPMA領域(あるいはプレギャップ)あるいはパケッ
ト内のランイン領域(あるいはランアウト領域)を読
み、書込消去禁止フラグが記録されていることを認識す
ると、当該トラックあるいはパケットへの書き込み及び
消去を禁止し、その旨のメッセージを各々のプログラム
へ返す。一方、書き込み又は消去要求のあったトラック
あるいはパケットに書込消去禁止フラグが記録されてい
ないことを認識すると、当該トラックあるいはパケット
に対する通常の書き込み及び消去を実行する。
【0077】このようにして、ハイブリッド記録媒体の
書き込み禁止情報を認識できない情報記録再生装置を使
った場合、記録済み領域に対する書き込み単位及び消去
単位での書き込み及び消去を禁止することができる。そ
して、ハイブリッド記録媒体にパスワード等の書き換え
られては問題が生じるような情報が記録されている場
合、そのような情報が書き換えられたり消されたりしな
いように保護することができる。
【0078】この実施形態では、CD−RWディスクを
例に説明したが、記録済み部分の構造を流用してグルー
ブに新たにピットを掘る方法によって記録済み領域を実
現しているその他のハイブリッド記録媒体についても上
述と同様にして実施することができる。また、出荷時記
録済み領域に1つのプログラムがあるケースについて説
明したが、出荷時記録済み領域に複数のプログラムが記
録されていてその中の任意の1つのプログラムがIO制
御部を取りこんでこの発明と同じ動作を行うようにして
もよいし、複数のプログラムが記録されていてその中の
任意の複数のプログラムがIO制御部を取りこんでこの
発明と同じ動作を行うようにしてもよい。なお、上記実
施形態では、読み出し系コマンドは記録媒体からデータ
を読み出すコマンドのことを指し、書き込み系コマンド
は消去コマンドを含め記録媒体への書き込みを行うコマ
ンド全てを指す。
【0079】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の記
録媒体と情報記録再生装置と情報記録再生方法とプログ
ラムとコンピュータ読み取り可能な記録媒体によれば、
書き換えが可能な記録媒体に記録されたプログラム等の
情報が書き込み又は消去によって読み出せなくなるのを
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の記録媒体の一実施形態であるハイブ
リッド記録媒体の構成を示す説明図である。
【図2】図1の(a)に示したハイブリッド記録媒体1
の記録済み領域1aのフォーマットを示す説明図であ
る。
【図3】図1の(b)に示したハイブリッド記録媒体1
の記録済み領域1aのフォーマットを示す説明図であ
る。
【図4】パケット記録単位のフォーマットを示す説明図
である。
【図5】この発明の情報記録再生装置の一実施形態であ
るPCシステムの構成を示すブロック図である。
【図6】図5に示した光ディスク装置10の内部構成の
一例を示すブロック図である。
【図7】図5に示したプログラム格納部25の内部構成
を示すブロック図である。
【図8】図5に示したCPU21によるこの発明に係わ
る書込消去禁止処理を示すフローチャート図である。
【図9】図6に示したドライブコントローラ16による
この発明に係わる書込消去禁止処理を示すフローチャー
ト図である。
【符号の説明】
1:ハイブリッド記録媒体 1a:記録済み領域 1b:未記録領域 10:光ディスク装置 11:モータ 12:回転制御部 13:光ピックアップ 14:アクチュエータ制御部 15:信号制御部 16:ドライブコントローラ 17:バッファメモリ 18:レーザ駆動回路 19:外部インタフェイス 20:PC 21:CPU 22:外部記憶装置 23:内部記憶装置 24:RAM 25:プログラム格納部 26:キーボード 27:マウス 28:ディスプレイ 29:表示制御装置 30:システムバス 31:プログラム 32:IO制御部 33:書込消去禁止プログラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 20/10 311 G11B 20/10 311

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報の書き換えが可能な記録領域を備
    え、該記録領域に予め情報と書き込み及び消去の禁止を
    示す書込消去禁止情報とを記録したことを特徴とする記
    録媒体。
  2. 【請求項2】 情報の書き換えが可能な記録領域を備
    え、該記録領域が記録済み領域と未記録領域とを有し、
    前記記録済み領域に対する書き込み及び消去の禁止を示
    す書込消去禁止情報を記録したことを特徴とする記録媒
    体。
  3. 【請求項3】 情報の書き換えが可能な記録領域を備
    え、該記録領域が記録済み領域と未記録領域とを有し、
    前記記録済み領域に該記録済み領域に対する書き込み及
    び消去の禁止を示す書込消去禁止情報を記録したことを
    特徴とする記録媒体。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の
    記録媒体において、 前記書込消去禁止情報が、情報の書き込み単位毎の書き
    込み及び消去単位毎の消去の禁止を示す情報であること
    を特徴とする記録媒体。
  5. 【請求項5】 情報の書き換えが可能な記録領域を備
    え、該記録領域が記録済み領域と未記録領域とを有し、
    前記記録済み領域に対する書き込み及び消去に必要な情
    報を記録せず、前記未記録領域に対する書き込み及び消
    去に必要な情報を記録したことを特徴とする記録媒体。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の記録媒体に対して情報の
    記録,再生及び消去を行う情報記録再生消去手段を有す
    る情報記録再生装置であって、 前記記録媒体に前記書込消去禁止情報が記録されている
    か否かを確認する書込消去禁止情報確認手段と、 該書込消去禁止情報確認手段によって前記書込消去禁止
    情報が記録されていることを確認したとき、前記記録媒
    体への書き込み及び消去を禁止する書込消去禁止手段と
    を備えたことを特徴とする情報記録再生装置。
  7. 【請求項7】 請求項2又は3記載の記録媒体に対して
    情報の記録,再生及び消去を行う情報記録再生消去手段
    を有する情報記録再生装置であって、 前記記録媒体に前記書込消去禁止情報が記録されている
    か否かを確認する書込消去禁止情報確認手段と、 該書込消去禁止情報確認手段によって前記書込消去禁止
    情報が記録されていることを確認したとき、前記記録媒
    体の記録済み領域への書き込み及び消去を禁止する書込
    消去禁止手段とを備えたことを特徴とする情報記録再生
    装置。
  8. 【請求項8】 請求項4記載の記録媒体に対して情報の
    記録,再生及び消去を行う情報記録再生消去手段を有す
    る情報記録再生装置であって、 前記記録媒体に前記書込消去禁止情報が記録されている
    か否かを確認する書込消去禁止情報確認手段と、 該書込消去禁止情報確認手段によって前記書込消去禁止
    情報が記録されていることを確認したとき、前記記録媒
    体に対する書き込み単位毎の書き込み及び消去単位毎の
    消去を禁止する書込消去禁止手段とを備えたことを特徴
    とする情報記録再生装置。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の記録媒体に対して情報の
    記録,再生及び消去を行う情報記録再生方法であって、 前記記録媒体に前記書込消去禁止情報が記録されている
    か否かを確認し、前記書込消去禁止情報が記録されてい
    ることを確認したとき、前記記録媒体への書き込み及び
    消去を禁止することを特徴とする情報記録再生方法。
  10. 【請求項10】 請求項2又は3記載の記録媒体に対し
    て情報の記録,再生及び消去を行う情報記録再生方法で
    あって、 前記記録媒体に前記書込消去禁止情報が記録されている
    か否かを確認し、前記書込消去禁止情報が記録されてい
    ることを確認したとき、前記記録媒体の記録済み領域へ
    の書き込み及び消去を禁止することを特徴とする情報記
    録再生方法。
  11. 【請求項11】 請求項4記載の記録媒体に対して情報
    の記録,再生及び消去を行う情報記録再生方法であっ
    て、 前記記録媒体に前記書込消去禁止情報が記録されている
    か否かを確認し、前記書込消去禁止情報が記録されてい
    ることを確認したとき、前記記録媒体に対する書き込み
    単位毎の書き込み及び消去単位毎の消去を禁止すること
    を特徴とする情報記録再生方法。
  12. 【請求項12】 コンピュータに、請求項1記載の記録
    媒体に対して情報の記録,再生及び消去を行う情報記録
    再生消去手順と、前記記録媒体に前記書込消去禁止情報
    が記録されているか否かを確認する書込消去禁止情報確
    認手順と、該書込消去禁止情報確認手順によって前記書
    込消去禁止情報が記録されていることを確認したとき、
    前記記録媒体への書き込み及び消去を禁止する書込消去
    禁止手順とを実行させるためのプログラム。
  13. 【請求項13】 コンピュータに、請求項2又は3記載
    の記録媒体に対して情報の記録,再生及び消去を行う情
    報記録再生消去手順と、前記記録媒体に前記書込消去禁
    止情報が記録されているか否かを確認する書込消去禁止
    情報確認手順と、該書込消去禁止情報確認手順によって
    前記書込消去禁止情報が記録されていることを確認した
    とき、前記記録媒体の記録済み領域への書き込み及び消
    去を禁止する書込消去禁止手順とを実行させるためのプ
    ログラム。
  14. 【請求項14】 コンピュータに、請求項4記載の記録
    媒体に対して情報の記録,再生及び消去を行う情報記録
    再生消去手順と、前記記録媒体に前記書込消去禁止情報
    が記録されているか否かを確認する書込消去禁止情報確
    認手順と、該書込消去禁止情報確認手順によって前記書
    込消去禁止情報が記録されていることを確認したとき、
    前記記録媒体に対する書き込み単位毎の書き込み及び消
    去単位毎の消去を禁止する書込消去禁止手順とを実行さ
    せるためのプログラム。
  15. 【請求項15】 コンピュータに、請求項1記載の記録
    媒体に対して情報の記録,再生及び消去を行う情報記録
    再生消去手順と、前記記録媒体に前記書込消去禁止情報
    が記録されているか否かを確認する書込消去禁止情報確
    認手順と、該書込消去禁止情報確認手順によって前記書
    込消去禁止情報が記録されていることを確認したとき、
    前記記録媒体への書き込み及び消去を禁止する書込消去
    禁止手順とを実行させるためのプログラムを記録したコ
    ンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  16. 【請求項16】 コンピュータに、請求項2又は3記載
    の記録媒体に対して情報の記録,再生及び消去を行う情
    報記録再生消去手順と、前記記録媒体に前記書込消去禁
    止情報が記録されているか否かを確認する書込消去禁止
    情報確認手順と、該書込消去禁止情報確認手順によって
    前記書込消去禁止情報が記録されていることを確認した
    とき、前記記録媒体の記録済み領域への書き込み及び消
    去を禁止する書込消去禁止手順とを実行させるためのプ
    ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
  17. 【請求項17】 コンピュータに、請求項4記載の記録
    媒体に対して情報の記録,再生及び消去を行う情報記録
    再生消去手順と、前記記録媒体に前記書込消去禁止情報
    が記録されているか否かを確認する書込消去禁止情報確
    認手順と、該書込消去禁止情報確認手順によって前記書
    込消去禁止情報が記録されていることを確認したとき、
    前記記録媒体に対する書き込み単位の書き込み及び消去
    単位毎の消去を禁止する書込消去禁止手順とを実行させ
    るためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体。
  18. 【請求項18】 情報の書き換えが可能な記録領域を備
    え、該記録領域に、書き込み及び消去の禁止を示す書込
    消去禁止情報と、コンピュータに、前記記録領域に対し
    て情報の記録,再生及び消去を行う情報記録再生消去手
    順と、前記書込消去禁止情報が記録されていることを確
    認し、前記記録領域への書き込み及び消去を禁止する書
    込消去禁止手順とを実行させるためのプログラムとを記
    録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  19. 【請求項19】 情報の書き換えが可能な記録領域を備
    え、該記録領域が記録済み領域と未記録領域とを有し、
    前記記録領域に前記記録済み領域に対する書き込み及び
    消去の禁止を示す書込消去禁止情報を、前記記録済み領
    域に、コンピュータに前記記録領域に対して情報の記
    録,再生及び消去を行う情報記録再生消去手順と、前記
    書込消去禁止情報が記録されていることを確認し、前記
    記録済み領域への書き込み及び消去を禁止する書込消去
    禁止手順とを実行させるためのプログラムをそれぞれ記
    録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  20. 【請求項20】 情報の書き換えが可能な記録領域を備
    え、該記録領域が記録済み領域と未記録領域とを有し、
    前記記録領域に前記記録済み領域に対する書き込み単位
    毎の書き込み及び消去単位毎の消去の禁止を示す書込消
    去禁止情報を、前記記録済み領域に、コンピュータに前
    記記録領域に対して情報の記録,再生及び消去を行う情
    報記録再生消去手順と、前記書込消去禁止情報が記録さ
    れていることを確認し、前記記録済み領域への書き込み
    単位毎の書き込み及び消去単位毎の消去を禁止する書込
    消去禁止手順とを実行させるためのプログラムをそれぞ
    れ記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2004086400A1 (ja) * 2003-03-25 2004-10-07 Ricoh Company Ltd. 光情報記録方法、光情報記録装置、情報処理装置、光情報記録媒体、プログラム及び記録媒体
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