JP2003058299A - ポップアップキーボードを有する情報処理装置 - Google Patents

ポップアップキーボードを有する情報処理装置

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JP2003058299A
JP2003058299A JP2001243824A JP2001243824A JP2003058299A JP 2003058299 A JP2003058299 A JP 2003058299A JP 2001243824 A JP2001243824 A JP 2001243824A JP 2001243824 A JP2001243824 A JP 2001243824A JP 2003058299 A JP2003058299 A JP 2003058299A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓋体部のスライド移動をキートップの昇降手
段に伝達する伝達手段に工夫を凝らせることで、より一
層の薄型化を可能にする。 【解決手段】 伝達手段は、蓋体部30に固定された移
動ピン39と、本体部1に設けられた回動レバー41
と、この回動レバー41の一方の腕杆41aと中間シー
ト22(昇降手段の一部)とを連係する連係ピン42
と、回動レバー41をB方向へ付勢するスプリングバネ
43と、回動レバー41のB方向への回動を規制するス
トッパ44とからなり、キートップ23を遮蔽している
状態から、キートップ23が露出する状態(第1の開位
置)まで蓋体部30がスライド移動する間は、そのスラ
イド移動を昇降手段へ伝達せず、第1の開位置からさら
に開いた状態(第2の開位置)まで蓋体部30がスライ
ド移動する間は、そのスライド移動を昇降手段へ伝達し
てキートップ23を上昇させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キーボードを有す
る本体部と、キーボードのキートップ面に対して平行な
方向にスライド移動させることにより、キーボードのキ
ートップ面を露出または遮蔽する蓋体部とからなる情報
処理装置に係り、例えば携帯電話機やPDAのような片
手で持って操作する小型の携帯型情報処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、スライドカバーを有する携帯電話
装置として、例えば特開2001−119456号公報
に記載のものがある。この携帯電話装置は、キー操作部
と受信部と送話部とを有する筐体と、この筐体のキー操
作部を覆うスライドカバーとを備えており、キー操作部
を操作しないときには、スライドカバーによってキー操
作部を覆って保護するようになっている。
【0003】このような携帯型の情報処理装置では、小
型化および薄型化が製品開発の大きな課題となってい
る。従って、キー操作部を覆い隠すスライドカバーは極
力薄くする必要があり、スライドカバーとキートップと
の間の隙間も極力無くすようにする必要がある。
【0004】一方、キーは、その操作性の面から一定の
ストローク距離を確保する必要があるため、通常は筐体
の表面から若干突出した構造となっている。そのため、
いくらスライドカバーを薄くしてもキーとの関係で限度
がある。
【0005】そこで、このキー構造に工夫を凝らせて、
さらなる薄型化を図った装置が提案されている(特開平
8−54964号公報(特許第2857353号公
報))。
【0006】この装置はノート型パソコンに適した沈み
込み式キーボード構造であって、蓋部を回動させること
によりキートップ面を露出および遮蔽するとともに、蓋
部の回動動作に連動してキートップ面を上下に昇降動作
させるようになっている。つまり、蓋部を閉じていると
きにはキートップ面を降下させ、蓋部を開いたときには
キートップ面が上昇して、一定のキーストローク距離を
確保できるようになっている。
【0007】従って、このような沈み込み式キーボード
の構造を、スライド式の蓋体部を有する小型の携帯型情
報処理装置にも適用することで、さらなる薄型化が可能
となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
沈み込み式キーボード構造は、蓋部を回動させて開閉す
るノート型パソコンに適した構造となっており、スライ
ド式の蓋体部を有するPDAのような小型の携帯型情報
処理装置にそのまま適用することができないといった問
題があった。つまり、従来の沈み込み式キーボード構造
は、蓋部の回動動作をキートップの昇降動作に変換する
ための工夫が成されているが、スライド式の蓋体部で
は、蓋体部のスライド移動動作をキートップの昇降動作
に変換する必要があるため、当然にその変換部分の構造
は異なるものとなる。また、スライド式の蓋体部を有す
る装置では、蓋体部を開いたとき、どのタイミングでキ
ートップを上昇させるのかが難しく、キートップを上昇
させるタイミングが早過ぎると、スライド中の蓋体部の
裏面と、上昇してきたキートップ面とが接触してしまう
といった問題が発生する。
【0009】本発明はかかる問題点を解決すべく創案さ
れたもので、その目的は、キーボードを沈み込む構造に
するとともに、蓋体部のスライド移動動作をキートップ
の昇降動作に変換する変換手段にも工夫を凝らせること
によって、より一層の薄型化を可能にし、かつ、使用時
には良好なキータッチの感触を得ることのできるポップ
アップキーボードを有する情報処理装置を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のポップアップキ
ーボードを有する情報処理装置は、キーボードを有する
本体部と、前記キーボードのキートップ面に対して平行
な方向にスライド移動させることにより、前記キーボー
ドのキートップ面を露出または遮蔽する蓋体部とからな
る情報処理装置において、前記キーボードのキートップ
を上下に昇降させる昇降手段と、前記蓋体部のスライド
移動を前記昇降手段へ伝達する伝達手段とを備えてお
り、前記蓋体部のスライド移動に応じて前記キーボード
のキートップが昇降することを特徴とする。
【0011】このような特徴を有する本発明によれば、
蓋体部を閉じているときには、キーボードのキートップ
を降下させておくことができるので、この状態で蓋体部
の裏面を、降下しているキートップ面に接触するぐらい
まで低くすることができる。これにより、全体として装
置の薄型化が可能となる。
【0012】また、本発明のポップアップキーボードを
有する情報処理装置によれば、前記伝達手段は、前記蓋
体部が前記キートップ面を遮蔽している状態から、キー
トップ面が露出する状態となる第1の開位置まで前記蓋
体部がスライド移動する間は、そのスライド移動を前記
昇降手段へ伝達せず、前記第1の開位置からさらに開い
て前記キートップ面全体を完全に露出する状態となる第
2の開位置まで前記蓋体部がスライド移動する間は、そ
のスライド移動を前記昇降手段へ伝達して前記キートッ
プを上昇させることを特徴とする。
【0013】このような特徴を有する本発明によれば、
蓋体部を開いてキートップ面が完全に露出するまでは、
キートップが上昇することがないので、蓋体部の開閉操
作時にキートップ面が蓋体部の裏面に接触するといった
不具合は発生しない。
【0014】また、本発明のポップアップキーボードを
有する情報処理装置によれば、前記昇降手段は、摺動部
材を摺動させることで前記キートップを昇降する昇降機
構部を備えており、前記伝達手段は、前記蓋体部に固定
された移動ピンと、前記本体部に設けられ前記摺動部材
を摺動させる摺動機構部とからなり、前記摺動機構部
は、回動可能に設けられた回動レバーと、この回動レバ
ーの一方の腕杆の端部と前記摺動部材とを連係する連係
ピンと、前記回動レバーを一方向へ回動するように常に
付勢する付勢手段と、前記回動レバーの前記一方向への
回動を規制する規制手段とからなり、前記蓋体部を前記
第1の開位置までスライド移動させると、前記移動ピン
が前記回動レバーの他方の腕杆に当接し、この状態で前
記蓋体部を第1の開位置から前記第2の開位置までさら
にスライド移動させると、前記移動ピンが他方の腕杆を
押し込んで前記回動レバーを他方向へ回動させることに
より、前記連係ピンを介して前記摺動部材を一方向に摺
動させることでキートップを上昇させ、前記蓋体部を第
2の開位置から第1の開位置までスライド移動させる
と、前記移動ピンの移動に伴い、前記付勢手段の付勢力
によって回動レバーが一方向へ回動することにより、前
記連係ピンを介して前記摺動部材を他方向に摺動させる
ことでキートップを降下させることを特徴とする。
【0015】このような特徴を有する本発明によれば、
伝達手段を、移動ピン、略L字状の回動レバー、連係ピ
ン、付勢手段であるスプリング、および規制手段である
ストッパといった簡単な構成で実現することができる。
【0016】また、本発明のポップアップキーボードを
有する情報処理装置によれば、前記昇降手段は、摺動部
材を摺動させることで前記キートップを昇降する昇降機
構部を備えており、前記伝達手段は、前記蓋体部に固定
された移動ピンと、前記本体部に設けられ前記摺動部材
を摺動させる摺動機構部とからなり、前記摺動機構部
は、前記摺動部材の端部から突出して設けられた係合レ
バーと、この係合レバーを他方向へ移動するように常に
付勢する付勢手段と、前記係合レバーの前記他方向への
移動を規制する規制手段とからなり、前記蓋体部を前記
第1の開位置までスライド移動させると、前記移動ピン
が前記係合レバーに当接し、この状態で前記蓋体部を第
1の開位置から前記第2の開位置までさらにスライド移
動させると、前記移動ピンが前記係合レバーを押し込ん
で係合レバーを一方向へ移動させることにより、前記摺
動部材を一方向に摺動させることでキートップを上昇さ
せ、前記蓋体部を第2の開位置から第1の開位置までス
ライド移動させると、前記移動ピンの移動に伴い、前記
付勢手段の付勢力によって係合レバーが他方向へ移動す
ることにより、前記摺動部材を他方向に摺動させること
でキートップを降下させることを特徴とする。
【0017】このような特徴を有する本発明によれば、
伝達手段を、移動ピン、係合レバー、付勢手段であるス
プリング、および規制手段であるストッパといった簡単
な構成で実現することができる。
【0018】また、本発明のポップアップキーボードを
有する情報処理装置によれば、前記蓋体部が前記第2の
開位置までスライド移動したとき、前記蓋体部をその第
2の開位置で維持させるための維持手段を備えたことを
特徴とする。
【0019】このような特徴を有する本発明によれば、
蓋体部を完全に開いたとき、維持手段によってその位置
が維持されるので、付勢手段であるスプリングの弾性力
によって蓋体部が閉じる方向に動いてしまうといった不
具合の発生を確実に防止することができる。
【0020】また、本発明のポップアップキーボードを
有する情報処理装置によれば、前記昇降手段は、摺動部
材を摺動させることで前記キートップを昇降する昇降機
構部を備えており、前記伝達手段は、前記蓋体部に固定
された磁着力を有する移動ピンと、前記本体部に設けら
れ前記摺動部材を摺動させる摺動機構部とからなり、前
記摺動機構部は、回動可能に設けられた回動レバーと、
この回動レバーの一方の腕杆の端部と前記摺動部材とを
連係する連係ピンと、前記回動レバーの前記一方向への
回動を規制する規制手段と、前記回動レバーの他方の腕
杆に設けられた磁着力を有するピン受け部とからなり、
前記蓋体部を前記第1の開位置までスライド移動させる
と、前記移動ピンが前記回動レバーの他方の腕杆に設け
られたピン受け部に磁着した状態で受け止められ、この
状態で前記蓋体部を第1の開位置から前記第2の開位置
までさらにスライド移動させると、前記移動ピンが他方
の腕杆を押し込んで前記回動レバーを他方向へ回動させ
ることにより、前記連係ピンを介して前記摺動部材を一
方向に摺動させることでキートップを上昇させ、前記蓋
体部を第2の開位置から第1の開位置までスライド移動
させると、前記移動ピンと前記ピン受け部とが磁着した
状態で一体的に移動し、このピン受け部の移動に伴って
前記回動レバーが一方向へ回動することにより、前記連
係ピンを介して前記摺動部材を他方向に摺動させること
でキートップを降下させることを特徴とする。
【0021】このような特徴を有する本発明によれば、
伝達手段を、磁着力を有する移動ピン、回動レバー、連
係ピンと、規制手段であるストッパ、および磁着力を有
するピン受け部といった簡単な構成で実現することがで
きる。また、付勢手段が無いことから、蓋体部を完全に
開いた位置(第2の開位置)で維持させるための維持手
段も省略することが可能である。
【0022】また、本発明のポップアップキーボードを
有する情報処理装置によれば、前記昇降手段は、摺動部
材を摺動させることで前記キートップを昇降する昇降機
構部を備えており、前記伝達手段は、前記蓋体部に固定
された移動ピンと、前記本体部に設けられ前記摺動部材
を摺動させる摺動機構部とからなり、前記摺動機構部
は、回動可能に設けられた回動レバーと、この回動レバ
ーの一方の腕杆の端部と前記摺動部材とを連係する連係
ピンと、前記回動レバーの前記一方向への回動を規制す
る規制手段と、前記回動レバーの他方の腕杆に設けられ
た前記移動ピンを強制嵌入する嵌入受け部とからなり、
前記蓋体部を前記第1の開位置までスライド移動させる
と、前記移動ピンが前記回動レバーの他方の腕杆に設け
られた嵌入受け部に強制嵌入された状態で受け止めら
れ、この状態で前記蓋体部を第1の開位置から前記第2
の開位置までさらにスライド移動させると、前記移動ピ
ンが他方の腕杆を押し込んで前記回動レバーを他方向へ
回動させることにより、前記連係ピンを介して前記摺動
部材を一方向に摺動させることでキートップを上昇さ
せ、前記蓋体部を第2の開位置から第1の開位置までス
ライド移動させると、前記移動ピンと前記嵌入受け部と
が強制嵌入された状態で一体的に移動し、このピン受け
部の移動に伴って前記回動レバーが一方向へ回動するこ
とにより、前記連係ピンを介して前記摺動部材を他方向
に摺動させることでキートップを降下させることを特徴
とする。
【0023】このような特徴を有する本発明によれば、
伝達手段を、移動ピン、回動レバー、連係ピンと、規制
手段であるストッパ、および移動ピンを強制嵌入する嵌
入受け部といった簡単な構成で実現することができる。
また、付勢手段が無いことから、蓋体部を完全に開いた
位置(第2の開位置)で維持させるための維持手段も省
略することが可能である。
【0024】また、本発明のポップアップキーボードを
有する情報処理装置によれば、前記昇降手段は、摺動部
材を摺動させることで前記キートップを昇降する昇降機
構部を備えており、前記伝達手段は、前記蓋体部に固定
された移動ピンと、前記本体部に設けられ前記摺動部材
を摺動させる摺動機構部とからなり、前記摺動機構部
は、胴杆と両腕杆とが略Y字状に形成されるとともに、
その交差部を回動中心として回動可能に設けられた回動
レバーと、この回動レバーの胴杆の端部と前記摺動部材
とを連係する連係ピンとからなり、前記蓋体部を前記第
1の開位置までスライド移動させると、前記移動ピンが
前記回動レバーの両腕杆の間に嵌まり込むとともに一方
の腕杆に当接し、この状態で前記蓋体部を第1の開位置
から第2の開位置までさらにスライド移動させると、前
記移動ピンが一方の腕杆を押し下げて前記回動レバーを
他方向へ略90度回動させることにより、前記連係ピン
を介して前記摺動部材を一方向に摺動させることでキー
トップを上昇させ、前記蓋体部を第2の開位置から第1
の開位置までスライド移動させると、前記移動ピンが前
記回動レバーの他方の腕杆を押し上げて前記回動レバー
を一方向へ略90度回動させることにより、前記連係ピ
ンを介して前記摺動部材を他方向に摺動させることでキ
ートップを降下させることを特徴とする。
【0025】このような特徴を有する本発明によれば、
伝達手段を、移動ピン、略Y字状の回動レバー、および
連係ピンといった簡単な構成で実現することができる。
また、付勢手段が無いことから、蓋体部を完全に開いた
位置(第2の開位置)で維持させるための維持手段も省
略することが可能である。
【0026】また、本発明のポップアップキーボードを
有する情報処理装置によれば、第2のキーボードが前記
蓋体部の表面に設けられており、前記第2のキーボード
のキートップを上下に昇降させる第2の昇降手段と、こ
の第2の昇降手段を操作するスイッチ部とを備えてお
り、このスイッチ部の操作に応じて前記第2のキーボー
ドのキートップが昇降することを特徴とする。
【0027】このような特徴を有する本発明によれば、
蓋体部の表面に設けられたキーボードのキートップを昇
降動作させることができる。従って、使用しないときに
はスイッチ部を操作してキートップを降下させておき、
使用するときにスイッチ部を操作してキートップを上昇
させればよい。
【0028】また、本発明のポップアップキーボードを
有する情報処理装置によれば、前記蓋体部のスライド移
動を前記第2の昇降手段へ伝達する第2の伝達手段をさ
らに備えており、前記蓋体部のスライド移動に応じて前
記第2のキーボードのキートップが昇降することを特徴
とする。
【0029】このような特徴を有する本発明によれば、
蓋体部を開くことにより、本体部側に設けられているキ
ーボードのキートップと、蓋体部の表面に設けられてい
る第2のキーボードのキートップとが連動して上昇し、
同時に使用可能状態となる。また、蓋体部を閉じたとき
には、両キーボードのキートップが連動して降下し、使
用不可能な状態とすることができる。そのため、表面に
露出している第2のキーボードの誤操作を防止すること
ができる。また、蓋体部を閉じた状態でスイッチ部を操
作することにより、蓋体部の第2のキーボードのキート
ップが上昇して使用可能状態とすることができる。
【0030】また、本発明のポップアップキーボードを
有する情報処理装置によれば、前記第2の伝達手段は、
前記蓋体部が前記キートップ面を遮蔽している状態か
ら、キートップ面が露出する状態となる第1の開位置ま
で前記蓋体部がスライド移動する間は、そのスライド移
動を前記昇降手段へ伝達せず、前記第1の開位置からさ
らに開いた第2の開位置まで前記蓋体部がスライド移動
する間は、そのスライド移動を前記第2の昇降手段へ伝
達して前記キートップを上昇させることを特徴とする。
【0031】このような特徴を有する本発明によれば、
蓋体部を開くことにより、本体部側に設けられているキ
ーボードのキートップと、蓋体部の表面に設けられてい
る第2のキーボードのキートップとが完全に連動して上
昇し、同時に使用可能状態とすることができる。
【0032】また、本発明のポップアップキーボードを
有する情報処理装置によれば、前記第2の昇降手段は、
第2の摺動部材を摺動させることで前記キートップを昇
降する昇降機構部を備えており、前記第2の伝達手段
は、前記本体部に固定された第2の移動ピンと、前記蓋
体部に設けられ前記第2の摺動部材を摺動させる第2の
摺動機構部とからなり、前記第2の摺動機構部は、前記
第2の摺動部材の端部から突出して設けられた第2の係
合レバーと、この第2の係合レバーを一方向へ移動する
ように常に付勢する第2の付勢手段と、前記係合レバー
の前記一方向への移動を規制する第2の規制手段とから
なり、前記蓋体部を前記第1の開位置までスライド移動
させると、前記第2の移動ピンが前記第2の係合レバー
に当接し、この状態で前記蓋体部を第1の開位置から前
記第2の開位置までさらにスライド移動させると、前記
第2の移動ピンが前記第2の係合レバーを押し込んで第
2の係合レバーを一方向へ移動させることにより、前記
第2の摺動部材を一方向に摺動させることでキートップ
を上昇させ、前記蓋体部を第2の開位置から第1の開位
置までスライド移動させると、前記第2の移動ピンの移
動に伴い、前記第2の付勢手段の付勢力によって第2の
係合レバーが他方向へ移動することにより、前記第2の
摺動部材を他方向に摺動させることでキートップを降下
させることを特徴とする。
【0033】このような特徴を有する本発明によれば、
第2の伝達手段を、第2の移動ピン、第2の係合レバ
ー、第2の付勢手段、および第2の規制手段といった簡
単な構成で実現することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0035】[実施の形態1]図1ないし図3は、本実
施の形態1の情報処理装置の外観図であり、図1は蓋体
部を閉じた状態、図2は蓋体部を開いた状態、図3は蓋
体部を本体部から取り外した状態を示している。
【0036】すなわち、本実施の形態1の情報処理装置
は、キーボード2を有する本体部1と、キーボード2の
キートップ面に対して平行な方向にスライド移動させる
ことにより、キーボード2のキートップ面を露出または
遮蔽する蓋体部30とからなる。
【0037】本体部1は、その上部が表示部3となって
おり、その下部にキーボード2を設けるためのキー本体
部4が設けられている。蓋体部30は、このキー本体部
4の全体を収納するように設けられている。
【0038】すなわち、キー本体部4には、図2および
図3に示すように、左右の外側面5,6に、長手方向に
沿って溝部7,8がそれぞれ形成されている。一方、蓋
体部30は、キー本体部4の全体を内部に収納できるよ
うに、横断面長方形状の中空体に形成されており、その
左右の内側面31,32に、長手方向に沿ってレール部
材33,34がそれぞれ突出形成されている。
【0039】このレール部材33,34が、キー本体部
4の溝部7,8に嵌まり込むことにより、蓋体部30が
キー本体部4に対して長手方向にスライド移動可能とな
っている。
【0040】ただし、図3では、蓋体部30をキー本体
部4から完全に外した状態で示しているが、実際には、
蓋体部30がキー本体部4から完全に外れることはな
く、キーボード2の全体が完全に露出した状態となった
時点で、蓋体部30がそれ以上は開かないようにストッ
パが設けられている。
【0041】図4は、蓋体部30とキー本体部4との間
に設けられたストッパの構造および、蓋体部30を完全
に開いた状態でロックするためのロック機構部(維持手
段)の構造の一例を示している。
【0042】蓋体部30の左右の内側面31,32に
は、その開口側端部に係止ピン35a,35bが設けら
れており、これに対応するキー本体部4の左右の外側面
5,6(図4では図示を省略している)には、その先端
部にストッパ9a,9bが設けられている。これによ
り、蓋体部30が完全に開いた状態(後述する第2の開
位置まで開いた状態)となったとき、係止ピン35a,
35bがストッパ9a,9bに当接して、蓋体部30が
それ以上開かないように規制するようになっている。
【0043】また、蓋体部30の左右の内側面31,3
2には、その開口側端部の近傍に、横断面V字状の一対
の凹部36a,36bがそれぞれ設けられており、さら
に一方の内側面32には、その内奥部に第2の凹部37
が設けられている。つまり、第2の凹部37は、蓋体部
30のいずれか一方の内側面にのみ設けられている。
【0044】一方、キー本体部4の左右の外側面5,6
には、ストッパ9a,9bの近傍に、ロックバネ10
a,10bが設けられている。このロックバネ10a,
10bは1本の棒状のバネ体を屈曲することによって所
望の形状に形成されており、ロックピン11によってキ
ー本体部4に回動可能に取り付けられている。
【0045】そして、このロックピン11を中心として
一方の側に延設されたバネ片10a1,10b1がスト
ッパ9a,9bに当接してロックバネ10a,10bに
付勢力を与える支持点となっており、他方に延設された
バネ片10a2,10b2が、蓋体部30の内側面3
1,32に設けられた凹部36a,36b,37に嵌ま
り込んで蓋体部30の移動を規制するロック片となって
いる。そのため、このロック片(バネ片)10a2,1
0b2には、外方に略V字状に突出した係合凸部10a
21,10b21が形成されている。
【0046】すなわち、蓋体部30が完全に開いた状態
(後述する第2の開位置まで開いた状態)となったと
き、上記したように、係止ピン35a,35bがストッ
パ9a,9bに当接して、蓋体部30がそれ以上開かな
いように規制するとともに、ロックバネ10a,10b
の係合凸部10a21,10b21が、蓋体部30の凹
部36a,36bに嵌まり込んで、蓋体部30をその位
置にロックする。図4はこのときのロック状態を示して
いる。
【0047】一方、このように蓋体部30を完全に開い
た状態から強制的に押し込んで、蓋体部30を完全に閉
じた状態(図1に示す状態)とすると、一方のロックバ
ネ10bの係合凸部10b21が、蓋体部30の一方の
内側面32に設けられた第2の凹部37に嵌まり込ん
で、蓋体部30を閉じた位置でロックする。このときの
ロックは、蓋体部30が不測に開かないようにするため
のロックであり、ユーザが蓋体部30を持って開く方向
にスライドさせるときには、わずかの力でこのロック状
態が外れるようにしておく必要があるため、片方のみの
ロックとなっている。
【0048】つまり、蓋体部30を完全に開いている状
態では比較的強いロックがかかり、蓋体部30を閉じて
いる状態では比較的弱いロックがかかるように(開けや
すいように)なっている。
【0049】次に、キー本体部4に設けられているキー
ボード2のキー構造について、図5を参照して説明す
る。図5は、キー構造を模式的に示す正面図であり、同
図(a)は蓋体部30をスライド移動させて開くことに
よりキーが上昇した(立ち上がった)状態、同図(b)
は蓋体部30をスライド移動させて閉じることによりキ
ーが降下した(沈み込んだ)状態を示している。つま
り、図5はキートップの昇降機構部(昇降手段)の構造
を示している。
【0050】キー本体部4には、図5に示すように、キ
ーボード4の土台となるキーベース21が固定されてお
り、その上に中間シート22が重畳されている。また、
これらの上には、例えば樹脂成形されたキートップ23
が、第1のアーム24と第2のアーム25とを組み合わ
せたリンク部材Lにより下方より支持されつつ、キーと
して配置されている。これによりキーボード2が形成さ
れている。
【0051】第1のアーム24と第2のアーム25は、
正面から見て略X字状に交差連結されてリンク部材Lを
構成し、中心軸X周りに互いに回動可能となっている。
そして、第1のアーム24の下端に設けられた軸24a
は、キーベース21の上面より突設された軸受21aと
嵌合し、これにより第1のアーム24が回動可能に支持
されている。また、第1のアーム24の上端に設けられ
た軸24bは、キートップ23の下面より突設された、
長孔を有するスライド軸受23aと嵌合し、これにより
第1のアーム24がキートップ23に対して回動可能並
びに長孔で規制される所定の範囲だけスライド可能に支
持されている。
【0052】一方、第2のアーム25の下端に設けられ
た軸25aは、キーベース21の上面より突設されたス
ライド軸受21bと嵌合し、これにより第2のアーム2
5が回動可能に支持されている。また、第2のアーム2
5の上端に設けられた軸25bは、キートップ23の下
面より突設された軸受23bと嵌合し、これにより第2
のアーム25がキートップ23に対して回動可能に支持
されている。
【0053】また、第1のアーム24の下部からは、正
面から見て中央寄り斜め下方に板バネ状の押圧部24c
が延びている。同図(a)に示す状態において、この押
圧部24c直下の中間シート22には、いわゆるメンブ
レンスイッチ(図示省略)が設けられている。そして、
キートップ23が押し下げられたときに、押圧部24c
の先端が中間シート22を押圧し、メンブレンスイッチ
がONとなる仕組みとなっている。
【0054】ここで、同図(a)に示す状態から、中間
シート22を矢符Bで示す方向にスライドさせると、同
図(b)に示すように、中間シート22に開けられた孔
22aが押圧部24c直下に位置し、ここへ押圧部24
cが嵌まり込む。このとき、リンク部材Lが折り畳ま
れ、キートップ23が沈み込むことになる。
【0055】またこのとき、メンブレンスイッチは押圧
部24c直下から離脱しているため、キートップ23が
沈み込んでいても、ONになることはない。
【0056】これとは逆に、同図(b)に示す状態か
ら、中間シート22を矢符Aで示す方向にスライドさせ
ると、同図(a)に示すように、中間シート22に開け
られた孔22aが押圧部24cから離脱し、押圧部24
cが中間シート22に乗り上げる。このとき、リンク部
材Lが開かれ、キートップ23が立ち上がることにな
る。すなわち、本実施の形態1の中間シート22が、請
求項3、4、6〜8に記載の摺動部材および請求項12
に記載の第2の摺動部材に相当している。なお、作図の
都合上、同図では、孔22aの移動距離を実際より大き
く描いている。
【0057】このようなキー構造において、蓋体部30
の内部の天面40の高さは、図9および図10に示すよ
うに、このキートップ23が沈み込んだ図5(b)に示
す状態のとき、そのキートップ面23aとの間にほとん
ど隙間が無いように設計されている。逆に言えば、蓋体
部30の内部の天面40の高さは、キートップ23が立
ち上がった図5(a)に示す状態のときには、キートッ
プ23に接触する高さとなっている。そのため、蓋体部
30を閉じてキー本体部4を収納するときには、キート
ップ23を沈み込んだ状態とし、蓋体部30を開いてキ
ートップ23を露出させたときにキートップ23が立ち
上がるように、蓋体部30の開閉動作とキートップの昇
降動作とを連係させる必要がある。
【0058】次に、蓋体部30のスライド移動(開閉動
作)を、上記構成のキー構造の中間シート22の摺動動
作(キートップの昇降動作)に変換するための伝達手段
について、図6ないし図11を参照して説明する。ただ
し、図6ないし図8は、情報処理装置の平面図である
が、主として伝達手段の構造が分かるように内部を透視
した状態で図示している。また、図9は図6に示す情報
処理装置の要部を断面で示す概略側面図、図10は図7
に示す情報処理装置の要部を断面で示す概略側面図、図
11は伝達手段部分の拡大図である。
【0059】本実施の形態1の伝達手段は、蓋体部30
の内部底面38(図9および図10参照)に固定され、
上方に突出して設けられた移動ピン39と、本体部1側
に設けられた中間シート22を摺動(スライド移動)さ
せる摺動機構部とからなる。
【0060】具体的には、この摺動機構部は、略L字状
に屈曲形成された回動レバー41と、この回動レバー4
1の一方の腕杆41aの端部と中間シート22とを連係
する連係ピン42と、回動レバー41を一方向(図中の
符号Bで示す方向)へ回動するように常に付勢する付勢
手段であるスプリングバネ43と、回動レバー41の一
方向(B方向)への回動を規制する規制手段であるスト
ッパ44とからなる。
【0061】回動レバー41は、屈曲部を支持ピン45
にて回動可能に支持することにより、この支持ピン45
を中心として回動可能に設けられている。
【0062】また、回動レバー41の一方の腕杆41a
の端部には、図11に示すように、連係ピン42が固定
されている。一方、中間シート22には、その中間シー
ト22のスライド移動方向(A方向およびB方向)に対
して直交する方向(図中、C方向)に突出したスライド
レバー22bが設けられており、このスライドレバー2
2bに、C方向に沿った長孔22b1が形成されてい
る。連係ピン42は、この長孔22b1に嵌合されてい
る。
【0063】また、キー本体部4の底面4a(図9およ
び図10参照)には、蓋体部30に設けられた移動ピン
39を内部に挿通した状態で、C方向およびD方向にス
ライド移動可能とするために、移動ピン39を挿通する
長孔4a1が形成されている。
【0064】また、蓋体部30側に設けられた移動ピン
39と、キー本体部4側に設けられた回動レバー41の
他方の腕杆41bとの位置関係については、蓋体部30
を図中C方向にスライド移動させて蓋体部30を開いた
とき、移動ピン39が、回動レバー41の他方の腕杆4
1bに当接するように配置されている。
【0065】また、移動ピン39と他方の腕杆41bと
の距離関係については、次のようになっている。
【0066】すなわち、図7は、蓋体部30をC方向に
スライド移動させて、キーボード2のキートップ23が
露出するまで開いた状態(第1の開位置)を示してお
り、この状態で移動ピン39が回動レバー41の他方の
腕杆41bに当接するようになっている。この第1の開
位置は、蓋体部30が完全に開いた状態(図8に示す状
態)を第2の開位置とすると、その一歩手前の状態であ
る。
【0067】次に、上記構成の伝達手段によって、蓋体
部30の開閉動作(スライド動作)が、中間シート22
のスライド動作に変換される様子を具体的に説明する。
【0068】蓋体部30を完全に閉じている状態(図6
および図9に示す状態)から、蓋体部30を図中C方向
にスライド移動させ、キーボード2のキートップ23が
露出する第1の開位置まで移動(図7および図10に示
す状態)させると、移動ピン39が回動レバー41の他
方の腕杆41bに当接する。すなわち、蓋体部30が完
全に閉じている状態から第1の開位置まで開く方向にス
ライド移動させても、回動レバー41は回動せず、これ
に連係されている中間シート22もスライドしないの
で、キートップ23は図5(b)に示す沈み込んだ状態
となっている。
【0069】そして、蓋体部30を第1の開位置から第
2の開位置までさらにC方向にスライド移動させると、
図8に示すように、移動ピン39が他方の腕杆41bを
押し込んで、回動レバー41をA方向へ回動させること
により、連係ピン42を介して中間シート22がA方向
にスライドする。その結果、キートップ23は、図5
(a)に示すように立ち上がり、キーとしての使用が可
能となる。なお、図5中に示したA方向およびB方向
と、図6ないし図11に示したA方向およびB方向と
は、同じ方向を示している。
【0070】このとき、図4に示したように、係止ピン
35a,35bがストッパ9a,9bに当接して、蓋体
部30がそれ以上開かないように規制するとともに、ロ
ックバネ10a,10bの係合凸部10a21,10b
21が、蓋体部30の凹部36a,36bに嵌まり込ん
で、蓋体部30をその位置にロックする。
【0071】一方、蓋体部30を、図8に示す第2の開
位置から図7に示す第1の開位置まで矢符D方向にスラ
イド移動させると、移動ピン39のD方向への移動に伴
い、スプリングバネ43の付勢力(収縮力)によって回
動レバー41がB方向へ回動復帰し、図7に示す状態と
なる。これにより、連係ピン42を介して中間シート2
2が同じくB方向にスライドする。その結果、キートッ
プ23は、図5(b)に示すように沈み込む。
【0072】これにより、キートップ23は、蓋体部3
0の内部の天面40に当たらない高さとなるので、その
後、蓋体部30を第1の開位置からさらにD方向にスラ
イド移動させ、蓋体部30を完全に閉じる。すなわち、
蓋体部30内にキー本体部4を完全に収納する。
【0073】このとき、一方のロックバネ10bの係合
凸部10b21が、蓋体部30の一方の内側面32に設
けられた凹部37に嵌まり込んで、蓋体部30を閉じた
位置でロックする。このときのロックは、蓋体部30が
不測に開かないようにするためのロックであり、ユーザ
が蓋体部30を持って開く方向にスライドさせるときに
は、わずかの力でこのロック状態が外れるようになって
いる。
【0074】[実施の形態2]図12ないし図14は、
本実施の形態2の情報処理装置の平面図であり、図12
は蓋体部を閉じた状態、図13は蓋体部を第1の開位置
まで開いた状態、図14は蓋体部を第2の開位置まで開
いた状態を示しているが、いずれも主として伝達手段の
構造が分かるように内部を透視した状態で図示してい
る。また、図15は図12に示す情報処理装置の要部を
断面で示す概略側面図、図16は図14に示す情報処理
装置の要部を断面で示す概略側面図である。
【0075】本実施の形態2の情報処理装置は、基本的
に上記実施の形態1の情報処理装置と全く同じであり、
蓋体部30のスライド移動(開閉動作)を、中間シート
22の摺動動作(キートップの昇降動作)に変換するた
めの伝達手段の構成が違っている。従って、ここでは相
違している部分についてのみ説明を行う。
【0076】本実施の形態2の伝達手段は、蓋体部30
の内部底面38に固定され、上方に突出して設けられた
移動ピン49と、本体部1側に設けられた中間シート2
2を摺動(スライド)させる摺動機構部とからなる。
【0077】具体的には、この摺動機構部は、中間シー
ト22の端部から突出して設けられた係合レバー51
と、この係合レバー51を矢符B方向に付勢する付勢手
段であるスプリングバネ52と、係合レバー51の矢符
B方向への移動を規制する規制手段であるストッパ53
とからなる。
【0078】ここで、図12ないし図16に示したA方
向およびB方向と、図5中に示したA方向およびB方向
とは、同じ方向を示している。つまり、係合レバー51
は、中間シート22がスライド移動するA方向およびB
方向に対して直交する方向に突出形成されている。
【0079】また、キー本体部4の底面4aには、蓋体
部30に設けられた移動ピン49を内部に挿通した状態
で、A方向およびB方向にスライド移動可能とするため
に、移動ピン49を挿通する長孔4a1が形成されてい
る。
【0080】また、蓋体部30側に設けられた移動ピン
49と、キー本体部4側に設けられた係合レバー51と
の位置関係については、蓋体部30を図中A方向にスラ
イド移動させて蓋体部30を開いたとき、移動ピン49
が、係合レバー51に当接するように配置されている。
【0081】また、移動ピン49と係合レバー51との
距離関係については、次のようになっている。
【0082】すなわち、図13は、蓋体部30をA方向
にスライド移動させて、キーボード2のキートップ23
が露出するまで開いた状態(第1の開位置)を示してお
り、この状態で移動ピン49が係合レバー51に当接す
るようになっている。この第1の開位置は、蓋体部30
が完全に開いた状態(図14に示す状態)を第2の開位
置とすると、その一歩手前の状態である。
【0083】次に、上記構成の伝達手段によって、蓋体
部30の開閉動作(スライド動作)が、中間シート22
のスライド動作に変換される様子を具体的に説明する。
【0084】蓋体部30を完全に閉じている状態(図1
2および図15に示す状態)から、蓋体部30を図中A
方向にスライド移動させ、キーボード2のキートップ2
3が露出する第1の開位置まで移動(図13に示す状
態)させると、移動ピン49が係合レバー51に当接す
る。すなわち、蓋体部30が完全に閉じている状態から
第1の開位置まで開く方向にスライド移動させても、係
合レバー51はスライドせず、これに連結されている中
間シート22もスライドしないので、キートップ23は
図5(b)に示す沈み込んだ状態となっている。
【0085】そして、蓋体部30を第1の開位置から第
2の開位置までさらにA方向にスライド移動させると、
図14および図16に示すように、移動ピン49が係合
レバー51をA方向に押し込んでスライドさせることに
より、中間シート22がA方向にスライドする。その結
果、キートップ23は、図5(a)に示すように立ち上
がり、キーとしての使用が可能となる。
【0086】このとき、図4に示したように、係止ピン
35a,35bがストッパ9a,9bに当接して、蓋体
部30がそれ以上開かないように規制するとともに、ロ
ックバネ10a,10bの係合凸部10a21,10b
21が、蓋体部30の凹部36a,36bに嵌まり込ん
で、蓋体部30をその位置にロックする。
【0087】一方、蓋体部30を、図14に示す第2の
開位置から図13に示す第1の開位置までB方向にスラ
イド移動させると、移動ピン49のB方向への移動に伴
い、スプリングバネ52の付勢力(収縮力)によって係
合レバー51がストッパ53に当接するまでB方向へス
ライド移動し、中間シート22も同じくB方向にスライ
ド移動する。その結果、キートップ23は、図5(b)
に示すように沈み込む。
【0088】これにより、キートップ23は、蓋体部3
0の内部の天面40に当たらない高さとなるので、その
後、蓋体部30を第1の開位置からさらにB方向にスラ
イド移動させ、蓋体部30を完全に閉じる。すなわち、
蓋体部30内にキー本体部4を完全に収納する。
【0089】このとき、一方のロックバネ10bの係合
凸部10b21が、蓋体部30の一方の内側面32に設
けられた凹部37に嵌まり込んで、蓋体部30を閉じた
位置でロックする。このときのロックは、蓋体部30が
不測に開かないようにするためのロックであり、ユーザ
が蓋体部30を持って開く方向にスライドさせるときに
は、わずかの力でこのロック状態が外れるようになって
いる。
【0090】[実施の形態3]図17ないし図19は、
本実施の形態3の情報処理装置の特徴部分である伝達手
段の構成を示している。その他の構成は、上記実施の形
態1と全く同様であるので、ここでは図示を省略する。
ただし、図17ないし図19では、蓋体部30を開く方
向がC方向、閉じる方向がD方向となっている。また、
図17ないし図19に示したA方向およびB方向と、図
5中に示したA方向およびB方向とは、同じ方向を示し
ている。
【0091】本実施の形態3の伝達手段は、蓋体部30
の内部底面に固定され、磁着力を有する移動ピン59
と、本体部1側に設けられた中間シート22を摺動(ス
ライド移動)させる摺動機構部とからなる。
【0092】具体的には、この摺動機構部は、略L字状
に屈曲形成された回動レバー61と、この回動レバー6
1の一方の腕杆61aの端部と中間シート22とを連係
する連係ピン62と、回動レバー61の一方向(図中の
符号Bで示す方向)への回動を規制する規制手段である
ストッパ64と、回動レバー61の他方の腕杆61bに
支持ピン67にて回動可能に取り付けられた磁着力を有
するピン受け部66とからなる。
【0093】回動レバー61は、屈曲部を支持ピン65
にて回動可能に支持することにより、この支持ピン65
を中心として回動可能に設けられている。
【0094】また、回動レバー61の一方の腕杆61a
の端部には、図17に示すように、連係ピン62が固定
されている。一方、中間シート22には、その中間シー
ト22のスライド移動方向(A方向およびB方向)に対
して直交する方向(図中、C方向)に突出したスライド
レバー22bが設けられており、このスライドレバー2
2bに、C方向に沿った長孔22b1が形成されてい
る。連係ピン62は、この長孔22b1に嵌合されてい
る。
【0095】また、図示は省略しているが、キー本体部
4の底面には、蓋体部30に設けられた移動ピン59を
内部に挿通した状態で、C方向およびD方向にスライド
移動可能とするために、移動ピン59を挿通する長孔が
形成されている。
【0096】また、蓋体部30側に設けられた移動ピン
59と、キー本体部4側に設けられた回動レバー61の
他方の腕杆61bとの位置関係については、蓋体部30
を図中C方向にスライド移動させて蓋体部30を開いた
とき、移動ピン59が、回動レバー61の他方の腕杆6
1bに当接するように配置されている。
【0097】また、移動ピン59と他方の腕杆61bと
の距離関係については、次のようになっている。
【0098】すなわち、図18は、蓋体部30をC方向
にスライド移動させて、キーボード2のキートップ23
が露出するまで開いた状態(第1の開位置)のときの移
動ピン59とピン受け部66との位置関係を示してお
り、この状態で移動ピン59が回動レバー61の他方の
腕杆61bに設けられたピン受け部66に当接し、磁力
によって互いに磁着するようになっている。この第1の
開位置は、蓋体部30が完全に開いた状態を第2の開位
置とすると、その一歩手前の状態である。
【0099】次に、上記構成の伝達手段によって、蓋体
部30の開閉動作(スライド動作)が、中間シート22
のスライド動作に変換される様子を具体的に説明する。
【0100】蓋体部30を完全に閉じている状態(伝達
手段の位置関係では図17に示す状態)から、蓋体部3
0を図中C方向にスライド移動させ、キーボード2のキ
ートップ23が露出する第1の開位置まで移動(伝達手
段の位置関係では図18に示す状態)させると、移動ピ
ン59が回動レバー61の他方の腕杆61bに設けられ
たピン受け部66に当接し、磁力によって互いに磁着す
る。すなわち、蓋体部30が完全に閉じている状態から
第1の開位置まで開く方向にスライド移動させても、回
動レバー61は回動せず、これに連係されている中間シ
ート22もスライドしないので、キートップ23は図5
(b)に示す沈み込んだ状態となっている。
【0101】そして、蓋体部30を第1の開位置から第
2の開位置までさらにC方向にスライド移動させると、
図19に示すように、移動ピン59が他方の腕杆61b
を押し込んで、回動レバー61をA方向へ回動させるこ
とにより、連係ピン62を介して中間シート22がA方
向にスライドする。その結果、キートップ23は、図5
(a)に示すように立ち上がり、キーとしての使用が可
能となる。
【0102】このとき、図4に示したように、係止ピン
35a,35bがストッパ9a,9bに当接して、蓋体
部30がそれ以上開かないように規制するとともに、ロ
ックバネ10a,10bの係合凸部10a21,10b
21が、蓋体部30の凹部36a,36bに嵌まり込ん
で、蓋体部30をその位置にロックする。
【0103】一方、蓋体部30を、図19に示す第2の
開位置から図18に示す第1の開位置まで矢符D方向に
スライド移動させると、移動ピン59のD方向への移動
に伴い、磁着力によってピン受け部66もD方向に引っ
張られ、回動レバー61がストッパ64に当接するまで
B方向へ回動復帰する。これにより、連係ピン62を介
して中間シート22が同じくB方向にスライドする。そ
の結果、キートップ23は、図5(b)に示すように沈
み込む。
【0104】これにより、キートップ23は、蓋体部3
0の内部の天面に当たらない高さとなるので、その後、
蓋体部30を第1の開位置からさらにD方向にスライド
移動させ、移動ピン59をピン受け部66から強制的に
引き離して、蓋体部30を完全に閉じる。すなわち、蓋
体部30内にキー本体部4を完全に収納する。
【0105】このとき、一方のロックバネ10bの係合
凸部10b21が、蓋体部30の一方の内側面32に設
けられた凹部37に嵌まり込んで、蓋体部30を閉じた
位置でロックする。このときのロックは、蓋体部30が
不測に開かないようにするためのロックであり、ユーザ
が蓋体部30を持って開く方向にスライドさせるときに
は、わずかの力でこのロック状態が外れるようになって
いる。
【0106】[実施の形態4]図20ないし図22は、
本実施の形態4の情報処理装置の特徴部分である伝達手
段の構成を示している。その他の構成は、上記実施の形
態1と全く同様であるので、ここでは図示を省略する。
ただし、図20ないし図22では、蓋体部30を開く方
向がC方向、閉じる方向がD方向となっている。また、
図20ないし図22に示したA方向およびB方向と、図
5中に示したA方向およびB方向とは、同じ方向を示し
ている。
【0107】本実施の形態4の伝達手段は、蓋体部30
の内部底面38に固定され、上方に突出して設けられた
円筒形状の移動ピン69と、本体部1側に設けられた中
間シート22を摺動(スライド移動)させる摺動機構部
とからなる。
【0108】具体的には、この摺動機構部は、略L字状
に屈曲形成された回動レバー71と、この回動レバー7
1の一方の腕杆71aの端部と中間シート22とを連係
する連係ピン72と、回動レバー71の一方向(図中の
符号Bで示す方向)への回動を規制する規制手段である
ストッパ74と、回動レバー71の他方の腕杆71bに
取り付けられた移動ピン69を強制嵌入する嵌入受け部
76とからなる。
【0109】回動レバー71は、屈曲部を支持ピン75
にて回動可能に支持することにより、この支持ピン75
を中心として回動可能に設けられている。
【0110】また、回動レバー71の一方の腕杆71a
の端部には、図20に示すように、連係ピン72が固定
されている。一方、中間シート22には、その中間シー
ト22のスライド移動方向(A方向およびB方向)に対
して直交する方向(図中、C方向)に突出したスライド
レバー22bが設けられており、このスライドレバー2
2bに、C方向に沿った長孔22b1が形成されてい
る。連係ピン72は、この長孔22b1に嵌合されてい
る。
【0111】また、図示は省略しているが、キー本体部
4の底面には、蓋体部30に設けられた移動ピン69を
内部に挿通した状態で、C方向およびD方向にスライド
移動可能とするために、移動ピン69を挿通する長孔が
形成されている。
【0112】また、蓋体部30側に設けられた移動ピン
69と、キー本体部4側に設けられた回動レバー71の
他方の腕杆71bとの位置関係については、蓋体部30
を図中C方向にスライド移動させて蓋体部30を開いた
とき、移動ピン69が、回動レバー71の他方の腕杆7
1bに設けられた嵌入受け部76と当接するように配置
されている。
【0113】また、移動ピン69と他方の腕杆71bと
の距離関係については、次のようになっている。
【0114】すなわち、図21は、蓋体部30をC方向
にスライド移動させて、キーボード2のキートップ23
が露出するまで開いた状態(第1の開位置)のときの移
動ピン69と嵌入受け部76との位置関係を示してお
り、この状態で移動ピン69が嵌入受け部76に当接す
るようになっている。すなわち、嵌入受け部76は、そ
の全体が弾性変形可能な弾性体によって形成されてお
り、移動ピン69を受け入れる部分76aが、移動ピン
69の直径より幅狭に形成されている。従って、移動ピ
ン69は、この幅狭部分76aに当接することになる。
この第1の開位置は、蓋体部30が完全に開いた状態を
第2の開位置とすると、その一歩手前の状態である。
【0115】次に、上記構成の伝達手段によって、蓋体
部30の開閉動作(スライド動作)が、中間シート22
のスライド動作に変換される様子を具体的に説明する。
【0116】蓋体部30を完全に閉じている状態(伝達
手段の位置関係では図20に示す状態)から、蓋体部3
0を図中C方向にスライド移動させ、キーボード2のキ
ートップ23が露出する第1の開位置まで移動(伝達手
段の位置関係では図21に示す状態)させると、移動ピ
ン69が回動レバー71の他方の腕杆71bに設けられ
た嵌入受け部76の幅狭部分76aに当接する。すなわ
ち、蓋体部30が完全に閉じている状態から第1の開位
置まで開く方向にスライド移動させても、回動レバー7
1は回動せず、これに連係されている中間シート22も
スライドしないので、キートップ23は図5(b)に示
す沈み込んだ状態となっている。
【0117】そして、蓋体部30を第1の開位置から第
2の開位置までさらにC方向にスライド移動させると、
移動ピン69が幅狭部分76aに当接した状態で他方の
腕杆71bを押し込み、図22に示すように、回動レバ
ー71をA方向へ回動させることにより、連係ピン72
を介して中間シート22がA方向にスライドする。その
結果、キートップ23は、図5(a)に示すように立ち
上がり、キーとしての使用が可能となる。なお、移動ピ
ン69は、最終的には幅狭部分76aを押し広げて嵌入
受け部76に強制嵌入される。
【0118】このとき、図4に示したように、係止ピン
35a,35bがストッパ9a,9bに当接して、蓋体
部30がそれ以上開かないように規制するとともに、ロ
ックバネ10a,10bの係合凸部10a21,10b
21が、蓋体部30の凹部36a,36bに嵌まり込ん
で、蓋体部30をその位置にロックする。
【0119】一方、蓋体部30を、図22に示す第2の
開位置から図21に示す第1の開位置まで矢符D方向に
スライド移動させると、移動ピン72のD方向への移動
に伴い、強制嵌入している嵌入受け部76もD方向に引
っ張られ、回動レバー71がストッパ74に当接するま
でB方向へ回動復帰する。これにより、連係ピン72を
介して中間シート22が同じくB方向にスライドする。
その結果、キートップ23は、図5(b)に示すように
沈み込む。
【0120】これにより、キートップ23は、蓋体部3
0の内部の天面に当たらない高さとなるので、その後、
蓋体部30を第1の開位置からさらにD方向にスライド
移動させ、移動ピン69を嵌入受け部76から強制的に
引き出して、蓋体部30を完全に閉じる。すなわち、蓋
体部30内にキー本体部4を完全に収納する。
【0121】このとき、一方のロックバネ10bの係合
凸部10b21が、蓋体部30の一方の内側面32に設
けられた凹部37に嵌まり込んで、蓋体部30を閉じた
位置でロックする。このときのロックは、蓋体部30が
不測に開かないようにするためのロックであり、ユーザ
が蓋体部30を持って開く方向にスライドさせるときに
は、わずかの力でこのロック状態が外れるようになって
いる。
【0122】[実施の形態5]図23ないし図25は、
本実施の形態5の情報処理装置の特徴部分である伝達手
段の構成を示している。その他の構成は、上記実施の形
態2(図12ないし図14)と全く同様であるので、こ
こでは図示を省略する。ただし、図23ないし図25で
は、蓋体部30を開く方向がB方向、閉じる方向がA方
向となっており、上記実施の形態2と反対の符号の取り
方となっている。これは、キートップ23の昇降動作に
係わる中間シート22のスライド方向(図5参照)と一
致させるためであり、本実施の形態5と上記実施の形態
2とでは、この中間シート22のスライド方向が全く逆
となるように配置されているからである。すなわち、図
23ないし図25に示したA方向およびB方向と、図5
中に示したA方向およびB方向とは、同じ方向を示して
いる。
【0123】本実施の形態5の伝達手段は、蓋体部30
の内部底面に固定され、上方に突出して設けられた円筒
形状の移動ピン79と、本体部1側に設けられた中間シ
ート22を摺動(スライド移動)させる摺動機構部とか
らなる。
【0124】具体的には、この摺動機構部は、胴杆81
aと略90度に開いた両腕杆81b,81cとが略Y字
状に形成された回動レバー81と、この回動レバー81
の胴杆81aの端部と中間シート22とを連係する連係
ピン82とからなる。
【0125】回動レバー81は、交差部を支持ピン85
にて回動可能に支持することにより、この支持ピン85
を中心として回動可能に設けられている。
【0126】また、回動レバー81の胴杆81aの端部
には、図23に示すように、連係ピン82が固定されて
いる。一方、中間シート22には、その中間シート22
のスライド移動方向(A方向およびB方向)に対して直
交する方向(図中、C方向)に突出したスライドレバー
22bが設けられており、このスライドレバー22b
に、C方向に沿った長孔22b1が形成されている。連
係ピン82は、この長孔22b1に嵌合されている。
【0127】また、図示は省略しているが、キー本体部
4の底面には、蓋体部30に設けられた移動ピン79を
内部に挿通した状態で、A方向およびB方向にスライド
移動可能とするために、移動ピン79を挿通する長孔が
形成されている。
【0128】また、蓋体部30側に設けられた移動ピン
79と、キー本体部4側に設けられた回動レバー81の
一方の腕杆81bとの位置関係については、蓋体部30
を図中B方向にスライド移動させて蓋体部30を開いた
とき、移動ピン79が、回動レバー81の一方の腕杆8
1bに当接するように配置されている。
【0129】また、移動ピン79と一方の腕杆81bと
の距離関係については、次のようになっている。
【0130】すなわち、図24は、蓋体部30をB方向
(開く方向)にスライド移動させて、キーボード2のキ
ートップ23が露出するまで開いた状態(第1の開位
置)のときの移動ピン79と回動レバー81の一方の腕
杆81bとの位置関係を示しており、この状態で移動ピ
ン79が腕杆81bに当接するようになっている。この
第1の開位置は、蓋体部30が完全に開いた状態を第2
の開位置とすると、その一歩手前の状態である。
【0131】次に、上記構成の伝達手段によって、蓋体
部30の開閉動作(スライド動作)が、中間シート22
のスライド動作に変換される様子を具体的に説明する。
【0132】蓋体部30を完全に閉じている状態(伝達
手段の位置関係では図23に示す状態)から、蓋体部3
0を図中B方向にスライド移動させ、キーボード2のキ
ートップ23が露出する第1の開位置まで移動(伝達手
段の位置関係では図24に示す状態)させると、移動ピ
ン79が回動レバー81の一方の腕杆81bに当接す
る。すなわち、蓋体部30が完全に閉じている状態から
第1の開位置まで開く方向にスライド移動させても、回
動レバー81は回動せず、これに連係されている中間シ
ート22もスライドしないので、キートップ23は図5
(b)に示す沈み込んだ状態となっている。
【0133】そして、蓋体部30を第1の開位置から第
2の開位置までさらにB方向にスライド移動させると、
図25に示すように、移動ピン79が一方の腕杆81b
をB方向へ押し込んで、回動レバー81が略90度正回
転(図中、R方向)することにより、連係ピン82を介
して中間シート22がA方向にスライドする。その結
果、キートップ23は、図5(a)に示すように立ち上
がり、キーとしての使用が可能となる。
【0134】このとき、図4に示したように、係止ピン
35a,35bがストッパ9a,9bに当接して、蓋体
部30がそれ以上開かないように規制するとともに、ロ
ックバネ10a,10bの係合凸部10a21,10b
21が、蓋体部30の凹部36a,36bに嵌まり込ん
で、蓋体部30をその位置にロックする。
【0135】一方、蓋体部30を、図25に示す第2の
開位置から図24に示す第1の開位置までA方向にスラ
イド移動させると、移動ピン82のA方向への移動に伴
い、移動ピン82が回動レバー81の他方の腕杆81c
をA方向へ押し上げて、回動レバー81が略90度逆回
転(R方向と逆の方向)することにより、連係ピン82
を介して中間シート22がB方向にスライドする。その
結果、キートップ23は、図5(b)に示すように沈み
込む。
【0136】これにより、キートップ23は、蓋体部3
0の内部の天面40に当たらない高さとなるので、その
後、蓋体部30を第1の開位置からさらにA方向にスラ
イド移動させて、蓋体部30を完全に閉じる。すなわ
ち、蓋体部30内にキー本体部4を完全に収納する。
【0137】このとき、一方のロックバネ10bの係合
凸部10b21が、蓋体部30の一方の内側面32に設
けられた凹部37に嵌まり込んで、蓋体部30を閉じた
位置でロックする。このときのロックは、蓋体部30が
不測に開かないようにするためのロックであり、ユーザ
が蓋体部30を持って開く方向にスライドさせるときに
は、わずかの力でこのロック状態が外れるようになって
いる。
【0138】上記各実施の形態1〜5では、蓋体部30
はあくまで蓋として機能するものであったが、次の実施
の形態6では、この蓋体部30の表面にも第2のキーボ
ードを配置し、かつ、この第2のキーボードもポップア
ップするように構成したものである。
【0139】[実施の形態6]図26ないし図28は、
本実施の形態6の情報処理装置の平面図であり、図26
は蓋体部を閉じた状態、図27は蓋体部を第1の開位置
まで開いた状態、図28は蓋体部を第2の開位置まで開
いた状態を示しているが、いずれも主として伝達手段の
構造が分かるように内部を透視した状態で図示してい
る。
【0140】本実施の形態6の情報処理装置は、基本的
構成は上記実施の形態1〜5の情報処理装置と全く同じ
であり、キーボード2を有する本体部1と、キーボード
2のキートップ面に対して平行な方向にスライド移動さ
せることにより、キーボード2のキートップ面を露出ま
たは遮蔽する蓋体部30と、キーボード2のキートップ
23を上下に昇降させる昇降手段と、蓋体部30のスラ
イド移動運動を昇降手段へ伝達する伝達手段とからな
る。そして、本実施の形態では、この蓋体部30の表面
に第2のキーボード2aが設けられており、この第2の
キーボード2aのキートップ23を上下に昇降させる第
2の昇降手段と、この第2の昇降手段を操作するスイッ
チ部94と、蓋体部30のスライド移動運動を第2の昇
降手段へ伝達する第2の伝達手段とを備えた構成となっ
ている。この第2のキーボード2aのキー構造(第2の
昇降手段)は、図5に示したキー構造と同じである。ま
た、蓋体部30とキー本体部4との間に設けられたスト
ッパの構造および、蓋体部30を完全に開いた状態でロ
ックするためのロック機構部(維持手段)の構造も、図
4に示した構造と同じである。
【0141】本実施の形態6の第2の伝達手段は、キー
本体部4に固定され、上方に突出して設けられた移動ピ
ン89と、蓋体部30の内部天面側に設けられた中間シ
ート22を摺動(スライド)させる摺動機構部とからな
る。
【0142】具体的には、この摺動機構部は、中間シー
ト22の端部から突出して設けられた第2の係合レバー
91と、この第2の係合レバー91をB方向に付勢する
付勢手段である第2のスプリングバネ92と、第2の係
合レバー91のB方向への移動を規制する規制手段であ
る第2のストッパ93と、第2の係合レバー91の先端
部に設けられたスイッチ部94とからなる。
【0143】ここで、図26ないし図28に示したA方
向およびB方向と、図5中に示したA方向およびB方向
とは、同じ方向を示している。つまり、第2の係合レバ
ー91は、中間シート22がスライド移動するA方向お
よびB方向に対して直交する方向に突出形成されてい
る。
【0144】また、キー本体部4側に設けられた第2の
移動ピン89と、蓋体部30側に設けられた第2の係合
レバー91との位置関係については、蓋体部30を図中
B方向にスライド移動させて蓋体部30を開いたとき、
第2の移動ピン89が、第2の係合レバー91に当接す
るように配置されている。
【0145】また、第2の移動ピン89と第2の係合レ
バー91との距離関係については、次のようになってい
る。
【0146】すなわち、図27は、蓋体部30をB方向
にスライド移動させて、キーボード2のキートップ23
が露出するまで開いた状態(第1の開位置)を示してお
り、この状態で第2の移動ピン89が第2の係合レバー
91に当接するようになっている。この第1の開位置
は、蓋体部30が完全に開いた状態(図28に示す状
態)を第2の開位置とすると、その一歩手前の状態であ
る。すなわち、本実施の形態6での第1の開位置および
第2の開位置は、上記実施の形態1〜5で説明した第1
の開位置および第2の開位置と同じ位置である。
【0147】また、第2の係合レバー91の先端部は、
蓋体部30の一方の側面31から外部に突出しており、
この突出先端部にスイッチ部(つまみ)94が設けられ
ている。第2の係合レバー91は、A方向およびB方向
にスライド移動するため、蓋体部30の側面31には、
このスライド方向に一定の長さを有する長孔31aが形
成されており、第2の係合レバー91は、この長孔31
aを通って外部に突出している。
【0148】また、この長孔31aの両端部には、外方
に向かって山型状に突出したロック部31b,31bが
設けられており、これに対向するように、長尺状に形成
されたスイッチ部94の裏面側に、三角形状の凹部94
b,94bが形成されている。
【0149】そして、第2の係合レバー91が第2のス
プリングバネ92に引き寄せられて第2のストッパ93
に当接している状態では、スイッチ部94に形成された
凹部94b,94bと蓋体部30に形成されたロック部
31b,31bとはずれた位置関係となっており、スイ
ッチ部94の裏面側がロック部31b,31bに乗り上
げた状態となっている(図26、図27に示す状態)。
【0150】この状態から、第2の係合レバー91を第
2のスプリングバネ92の弾性収縮力に抗してA方向に
一定距離スライドさせると、スイッチ部94に形成され
た凹部94b,94bが蓋体部30に形成されたロック
部31b,31bに嵌まり込んでロックされ、第2の係
合レバー91はその位置でロックされることになる(図
28に示す状態)。このロック状態は、ユーザがスイッ
チ部94をB方向に操作して強制的に解除するまで、維
持される。なお、ロック部31b,31bは、前記ロッ
クバネ10a,10bと同様、棒状のバネ体を屈曲する
ことによって形成されたものであってもよい。
【0151】次に、上記構成の伝達手段によって、蓋体
部30の開閉動作(スライド動作)が、中間シート22
のスライド動作に変換される様子を具体的に説明する。
【0152】蓋体部30を完全に閉じている状態(図2
6に示す状態)から、蓋体部30を図中B方向にスライ
ド移動させ、キーボード2のキートップ23が露出する
第1の開位置まで移動(図27に示す状態)させると、
第2の移動ピン89が第2の係合レバー91に当接す
る。すなわち、蓋体部30が完全に閉じている状態から
第1の開位置まで開く方向にスライド移動させても、第
2の係合レバー91はスライドせず、これに連結されて
いる中間シート22もスライドしないので、キートップ
23は図5(b)に示す沈み込んだ状態となっている。
【0153】そして、蓋体部30を第1の開位置から第
2の開位置までさらにB方向にスライド移動させると、
図28に示すように、第2の移動ピン89が第2の係合
レバー91をA方向に押し込んでスライドさせることに
より、中間シート22がA方向にスライドする。その結
果、キートップ23は、図5(a)に示すように立ち上
がり、キーとしての使用が可能となる。このとき、スイ
ッチ部94に形成された凹部94b,94bが蓋体部3
0に形成されたロック部31b,31bに嵌まり込んで
ロックされ、第2の係合レバー91はその位置でロック
される。
【0154】またこのとき、図4に示したように、係止
ピン35a,35bがストッパ9a,9bに当接して、
蓋体部30がそれ以上開かないように規制するととも
に、ロックバネ10a,10bの係合凸部10a21,
10b21が、蓋体部30の凹部36a,36bに嵌ま
り込んで、蓋体部30をその位置にロックする。
【0155】一方、蓋体部30を、図28に示す第2の
開位置から図27に示す第1の開位置までA方向にスラ
イド移動させると、第2の移動ピン89がB方向へ移動
する(実質的には、キー本体部4に設けられているので
移動しないが、蓋体部30との関係で相対的にB方向へ
移動する)。これにより、第2の移動ピン89が第2の
係合レバー91から離れるのであるが、本実施の形態6
では、スイッチ部94に形成された凹部94b,94b
が蓋体部30に形成されたロック部31b,31bに嵌
まり込んでロックされているので、第2の係合レバー9
1は、第2のスプリングバネ92の付勢力(収縮力)に
抗してその位置を維持する。すなわち、蓋体部30を完
全に閉じても、第2のキーボード2aは使用可能な状態
を維持することになる。
【0156】この後、ユーザが、スイッチ部94をB方
向に操作してロック状態を強制的に解除すると、第2の
係合レバー91が第2のスプリングバネ92に引き寄せ
られてB方向にスライド移動し、中間シート22も同じ
くB方向にスライド移動する。その結果、第2のキーボ
ード2aのキートップ23は、図5(b)に示すように
沈み込む。
【0157】このとき、一方のロックバネ10bの係合
凸部10b21が、蓋体部30の一方の内側面32に設
けられた凹部37に嵌まり込んで、蓋体部30を閉じた
位置でロックする。このときのロックは、蓋体部30が
不測に開かないようにするためのロックであり、ユーザ
が蓋体部30を持って開く方向にスライドさせるときに
は、わずかの力でこのロック状態が外れるようになって
いる。
【0158】なお、上記の動作説明は、蓋体部30の開
閉動作に連動して第2のキーボードのキートップ23が
ポップアップする構成として説明しているが、蓋体部3
0が閉じた状態であっても、スイッチ部94をA方向に
操作するだけで第2のキーボード2aのキートップ23
を立ち上がらせ、キーとして使用可能な状態とすること
ができる。
【0159】なお、上記伝達手段を実施の形態3および
実施の形態4で示した構成に変更し、第2のスプリング
バネ92、ロック部31b、および凹部94bを除くこ
とにより、蓋体部30を第2の開位置から第1の開位置
までスライド移動させることに連動して、第2のキーボ
ード2aのキートップ23を沈み込ませるようにするこ
ともできる。
【0160】[実施の形態7]図29ないし図31は、
本実施の形態7の情報処理装置の平面図であり、図29
は蓋体部と本体部とを分離した状態、図30は蓋体部を
完全に閉じた状態、図31は蓋体部を第2の開位置まで
完全に開いた状態を示しているが、図30および図31
はいずれも主として伝達手段の構造が分かるように内部
を透視した状態で図示している。
【0161】本実施の形態7では、表示部3を本体部1
に設けるのではなく、蓋体部30に設けた構成としたも
のであり、その他の構成は上記実施の形態1〜5のいず
れかと同じである。図30および図31には、このうち
実施の形態1に対応した伝達手段の構成を一例として示
している。なお、実施の形態7の詳細な説明は省略す
る。
【0162】また、図32は、実施の形態1〜実施の形
態7における蓋体部30の開口縁部の形状を示してい
る。すなわち、蓋体部30の天面40の開口縁部をテー
パ面40aに形成する一方、キーボード2の各キートッ
プ23についても、その各縁部をテーパ面23cに形成
している。
【0163】すなわち、前述したように、蓋体部30の
内部の天面40の高さは、キートップ23が沈み込んだ
状態(図5(b)に示す状態)のとき、そのキートップ
面との間にほとんど隙間が無いように設計されている。
逆に言えば、蓋体部30の内部の天面40の高さは、キ
ートップ23が立ち上がった状態(図5(a)に示す状
態)のときには、図32に示すように、キートップ23
に接触する高さとなっている。
【0164】そのため、蓋体部30を閉じるとき、伝達
手段に不具合が生じてキートップ23が沈み込まなかっ
た場合には、蓋体部30の天面40とキートップ23と
がぶつかって、キートップ23が破壊されるといった不
具合が発生する。
【0165】そこで、図32に示すように、蓋体部30
の天面40の開口縁部をテーパ面40aとし、キーボー
ド2の各キートップ23各縁部もテーパ面23cとして
おけば、万一伝達手段に不具合が生じてキートップ23
が沈み込まなくても、蓋体部30のテーパ面40aがキ
ートップ23のテーパ面23cに摺接してキートップ2
3が強制的に下方に押さえ込まれるため、キートップ2
3が破壊される危険性を回避することができる。
【0166】なお、上記各実施の形態1〜5では、蓋体
部30を本体部1に対して長手方向にスライド移動させ
る構成としているが、例えば図33および図34に示す
ように、蓋体部100を左右に2分割して開く構成とし
てもよい。この場合には、一方の蓋体部(例えば100
a)とキー本体部4との間に、上記各実施の形態1〜5
のいずれかの伝達手段の構成を採用すればよい。図33
および図34には、このうち実施の形態2に対応した伝
達手段の構成を一例として示している。
【0167】
【発明の効果】本発明のポップアップキーボードを有す
る情報処理装置によれば、蓋体部を閉じているときに
は、キーボードのキートップを降下させておくことがで
きるので、この状態で蓋体部の裏面を、降下しているキ
ートップ面に接触するぐらいまで低くすることができ
る。これにより、全体として装置の薄型化が可能とな
る。また、蓋体部を開いたときには、キーボードのキー
トップが上昇するため、キーストロークを十分に確保す
ることができ、操作性が向上する。
【0168】また、本発明のポップアップキーボードを
有する情報処理装置によれば、蓋体部を開いてキートッ
プ面が完全に露出するまでは、キートップが上昇するこ
とがないので、蓋体部の開閉操作時にキートップ面が蓋
体部の裏面に接触するといった不具合は発生しない。
【0169】また、本発明のポップアップキーボードを
有する情報処理装置によれば、伝達手段を、移動ピン、
回動レバー、連係ピン、付勢手段であるスプリング、お
よび規制手段であるストッパといった簡単な構成で実現
することができる。
【0170】また、本発明のポップアップキーボードを
有する情報処理装置によれば、伝達手段を、移動ピン、
係合レバー、付勢手段であるスプリング、および規制手
段であるストッパといった簡単な構成で実現することが
できる。
【0171】また、本発明のポップアップキーボードを
有する情報処理装置によれば、蓋体部を完全に開いたと
き、維持手段によってその位置が維持されるので、付勢
手段であるスプリングの弾性力によって蓋体部が閉じる
方向に動いてしまうといった不具合の発生を確実に防止
することができる。
【0172】また、本発明のポップアップキーボードを
有する情報処理装置によれば、伝達手段を、磁着力を有
する移動ピン、回動レバー、連係ピンと、規制手段であ
るストッパ、および磁着力を有するピン受け部といった
簡単な構成で実現することができる。また、付勢手段が
無いことから、蓋体部を完全に開いた位置で維持させる
ための維持手段も省略することが可能である。
【0173】また、本発明のポップアップキーボードを
有する情報処理装置によれば、伝達手段を、移動ピン、
回動レバー、連係ピンと、規制手段であるストッパ、お
よび移動ピンを強制嵌入する嵌入受け部といった簡単な
構成で実現することができる。また、付勢手段が無いこ
とから、蓋体部を完全に開いた位置で維持させるための
維持手段も省略することが可能である。
【0174】また、本発明のポップアップキーボードを
有する情報処理装置によれば、伝達手段を、移動ピン、
回動レバー、および連係ピンといった簡単な構成で実現
することができる。また、付勢手段が無いことから、蓋
体部を完全に開いた位置で維持させるための維持手段も
省略することが可能である。
【0175】また、本発明のポップアップキーボードを
有する情報処理装置によれば、第2のキーボードが蓋体
部の表面に設けられており、第2のキーボードのキート
ップを上下に昇降させる第2の昇降手段と、この第2の
昇降手段を操作するスイッチ部とを備えた構成としてい
る。これにより、蓋体部の表面に設けられた第2のキー
ボードのキートップを昇降動作させることができる。従
って、使用しないときにはスイッチ部を操作してキート
ップを降下させて、装置の薄型化、意図しないキー入力
の防止、および第2のキーボードのキートップの破損
(外れ)の防止を図ることができ、使用するときにはス
イッチ部を操作してキートップを上昇させることができ
る。
【0176】また、本発明のポップアップキーボードを
有する情報処理装置によれば、蓋体部のスライド移動運
動を第2の昇降手段へ伝達する第2の伝達手段をさらに
備えた構成としている。これにより、蓋体部を開くこと
により、本体部側に設けられているキーボードのキート
ップと、蓋体部の表面に設けられている第2のキーボー
ドのキートップとが連動して上昇し、同時に使用可能状
態となる。また、蓋体部を閉じたときには、キー本体部
に設けられたキーボードのキートップが降下し、使用不
可能な状態とすることができる。また、蓋体部を閉じた
状態でスイッチ部を操作することにより、蓋体部の第2
のキーボードのキートップが上昇して使用可能状態とす
ることができる。
【0177】また、本発明のポップアップキーボードを
有する情報処理装置によれば、蓋体部を開くことによ
り、本体部側に設けられているキーボードのキートップ
と、蓋体部の表面に設けられている第2のキーボードの
キートップとが完全に連動して上昇し、同時に使用可能
状態とすることができる。
【0178】また、本発明のポップアップキーボードを
有する情報処理装置によれば、第2の伝達手段を、第2
の移動ピン、第2の係合レバー、第2の付勢手段、およ
び第2の規制手段といった簡単な構成で実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の情報処理装置の外観図であり、
蓋体部を閉じた状態を示している。
【図2】実施の形態1の情報処理装置の外観図であり、
蓋体部を開いた状態を示している。
【図3】実施の形態1の情報処理装置の外観図であり、
蓋体部を本体部から取り外した状態を示している。
【図4】蓋体部とキー本体部との間に設けられたストッ
パの構造および、蓋体部を完全に開いた状態でロックす
るためのロック機構部(維持手段)の構造の一例を示す
概略図である。
【図5】キー構造を模式的に示す正面図であり、(a)
は蓋体部をスライド移動させて開くことによりキーが上
昇した(立ち上がった)状態、(b)は蓋体部をスライ
ド移動させて閉じることによりキーが降下した(沈み込
んだ)状態を示している。
【図6】実施の形態1の情報処理装置の平面図であり、
主として伝達手段の構造が分かるように内部を透視した
状態の図である。
【図7】実施の形態1の情報処理装置の平面図であり、
主として伝達手段の構造が分かるように内部を透視した
状態の図である。
【図8】実施の形態1の情報処理装置の平面図であり、
主として伝達手段の構造が分かるように内部を透視した
状態の図である。
【図9】図6に示す情報処理装置の要部を断面で示す概
略側面図である。
【図10】図7に示す情報処理装置の要部を断面で示す
概略側面図である。
【図11】実施の形態1の伝達手段部分の拡大図であ
る。
【図12】実施の形態2の情報処理装置の平面図であ
り、主として伝達手段の構造が分かるように内部を透視
した状態の図である。
【図13】実施の形態2の情報処理装置の平面図であ
り、主として伝達手段の構造が分かるように内部を透視
した図である。
【図14】実施の形態2の情報処理装置の平面図であ
り、主として伝達手段の構造が分かるように内部を透視
した状態の図である。
【図15】図12に示す情報処理装置の要部を断面で示
す概略側面図である。
【図16】図14に示す情報処理装置の要部を断面で示
す概略側面図である。
【図17】実施の形態3の情報処理装置の特徴部分であ
る伝達手段の構成を示す説明図である。
【図18】実施の形態3の情報処理装置の特徴部分であ
る伝達手段の構成を示す説明図である。
【図19】実施の形態3の情報処理装置の特徴部分であ
る伝達手段の構成を示す説明図である。
【図20】実施の形態4の情報処理装置の特徴部分であ
る伝達手段の構成を示す説明図である。
【図21】実施の形態4の情報処理装置の特徴部分であ
る伝達手段の構成を示す説明図である。
【図22】実施の形態4の情報処理装置の特徴部分であ
る伝達手段の構成を示す説明図である。
【図23】実施の形態5の情報処理装置の特徴部分であ
る伝達手段の構成を示す説明図である。
【図24】実施の形態5の情報処理装置の特徴部分であ
る伝達手段の構成を示す説明図である。
【図25】実施の形態5の情報処理装置の特徴部分であ
る伝達手段の構成を示す説明図である。
【図26】実施の形態6の情報処理装置の平面図であ
り、主として伝達手段の構造が分かるように内部を透視
した状態の図である。
【図27】実施の形態6の情報処理装置の平面図であ
り、主として伝達手段の構造が分かるように内部を透視
した状態の図である。
【図28】実施の形態6の情報処理装置の平面図であ
り、主として伝達手段の構造が分かるように内部を透視
した状態の図である。
【図29】本実施の形態7の情報処理装置の平面図であ
り、蓋体部と本体部とを分離した状態を示している。
【図30】本実施の形態7の情報処理装置の平面図であ
り、主として伝達手段の構造が分かるように内部を透視
した状態の図である。
【図31】本実施の形態7の情報処理装置の平面図であ
り、主として伝達手段の構造が分かるように内部を透視
した状態の図である。
【図32】蓋体部30の天面の開口縁部とキートップと
の位置関係を示す説明図である。
【図33】蓋体部を左右に2分割して開く構成とした実
施の形態を示す説明図である。
【図34】蓋体部を左右に2分割して開く構成とした実
施の形態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 本体部 2 キーボード 2a 第2のキーボード 3 表示部 4 キー本体部 5,6 外側面 7,8 溝部 9a,9b ストッパ 10a,10b ロックバネ 10a21,10b21 係合凸部 21 キーベース 22 中間シート 23 キートップ 30 蓋体部 31,32 内側面 33,34 レール部材 35a,35b 係止ピン 36a,36b 凹部 37 第2の凹部 39,49,59,69,79,89 移動ピン 41,61,71,81 回動レバー 42,62,72,82 連係ピン 43,52,92 スプリングバネ 44,53,64,74,93 ストッパ 45,65,75,85 支持ピン 51,91 係合レバー

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キーボードを有する本体部と、前記キー
    ボードのキートップ面に対して平行な方向にスライド移
    動させることにより、前記キーボードのキートップ面を
    露出または遮蔽する蓋体部とからなる情報処理装置にお
    いて、 前記キーボードのキートップを上下に昇降させる昇降手
    段と、 前記蓋体部のスライド移動を前記昇降手段へ伝達する伝
    達手段とを備えており、 前記蓋体部のスライド移動に応じて前記キーボードのキ
    ートップが昇降することを特徴とするポップアップキー
    ボードを有する情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記伝達手段は、 前記蓋体部が前記キートップ面を遮蔽している状態か
    ら、キートップ面が露出する状態となる第1の開位置ま
    で前記蓋体部がスライド移動する間は、そのスライド移
    動を前記昇降手段へ伝達せず、 前記第1の開位置からさらに開いた第2の開位置まで前
    記蓋体部がスライド移動する間は、そのスライド移動を
    前記昇降手段へ伝達して前記キートップを上昇させるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のポップアップキーボー
    ドを有する情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記昇降手段は、摺動部材を摺動させる
    ことで前記キートップを昇降する昇降機構部を備えてお
    り、 前記伝達手段は、前記蓋体部に固定された移動ピンと、
    前記本体部に設けられ前記摺動部材を摺動させる摺動機
    構部とからなり、 前記摺動機構部は、回動可能に設けられた回動レバー
    と、この回動レバーの一方の腕杆の端部と前記摺動部材
    とを連係する連係ピンと、前記回動レバーを一方向へ回
    動するように常に付勢する付勢手段と、前記回動レバー
    の前記一方向への回動を規制する規制手段とからなり、 前記蓋体部を前記第1の開位置までスライド移動させる
    と、前記移動ピンが前記回動レバーの他方の腕杆に当接
    し、この状態で前記蓋体部を第1の開位置から前記第2
    の開位置までさらにスライド移動させると、前記移動ピ
    ンが他方の腕杆を押し込んで前記回動レバーを他方向へ
    回動させることにより、前記連係ピンを介して前記摺動
    部材を一方向に摺動させることでキートップを上昇さ
    せ、 前記蓋体部を第2の開位置から第1の開位置までスライ
    ド移動させると、前記移動ピンの移動に伴い、前記付勢
    手段の付勢力によって回動レバーが一方向へ回動するこ
    とにより、前記連係ピンを介して前記摺動部材を他方向
    に摺動させることでキートップを降下させることを特徴
    とする請求項2に記載のポップアップキーボードを有す
    る情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記昇降手段は、摺動部材を摺動させる
    ことで前記キートップを昇降する昇降機構部を備えてお
    り、 前記伝達手段は、前記蓋体部に固定された移動ピンと、
    前記本体部に設けられ前記摺動部材を摺動させる摺動機
    構部とからなり、 前記摺動機構部は、前記摺動部材の端部から突出して設
    けられた係合レバーと、この係合レバーを他方向へ移動
    するように常に付勢する付勢手段と、前記係合レバーの
    前記他方向への移動を規制する規制手段とからなり、 前記蓋体部を前記第1の開位置までスライド移動させる
    と、前記移動ピンが前記係合レバーに当接し、この状態
    で前記蓋体部を第1の開位置から前記第2の開位置まで
    さらにスライド移動させると、前記移動ピンが前記係合
    レバーを押し込んで係合レバーを一方向へ移動させるこ
    とにより、前記摺動部材を一方向に摺動させることでキ
    ートップを上昇させ、 前記蓋体部を第2の開位置から第1の開位置までスライ
    ド移動させると、前記移動ピンの移動に伴い、前記付勢
    手段の付勢力によって係合レバーが他方向へ移動するこ
    とにより、前記摺動部材を他方向に摺動させることでキ
    ートップを降下させることを特徴とする請求項2に記載
    のポップアップキーボードを有する情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記蓋体部が前記第2の開位置までスラ
    イド移動したとき、前記蓋体部をその位置で維持させる
    ための維持手段を備えたことを特徴とする請求項3また
    は請求項4に記載のポップアップキーボードを有する情
    報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記昇降手段は、摺動部材を摺動させる
    ことで前記キートップを昇降する昇降機構部を備えてお
    り、 前記伝達手段は、前記蓋体部に固定された磁着力を有す
    る移動ピンと、前記本体部に設けられ前記摺動部材を摺
    動させる摺動機構部とからなり、 前記摺動機構部は、回動可能に設けられた回動レバー
    と、この回動レバーの一方の腕杆の端部と前記摺動部材
    とを連係する連係ピンと、前記回動レバーの前記一方向
    への回動を規制する規制手段と、前記回動レバーの他方
    の腕杆に設けられた磁着力を有するピン受け部とからな
    り、 前記蓋体部を前記第1の開位置までスライド移動させる
    と、前記移動ピンが前記回動レバーの他方の腕杆に設け
    られたピン受け部に磁着した状態で受け止められ、この
    状態で前記蓋体部を第1の開位置から前記第2の開位置
    までさらにスライド移動させると、前記移動ピンが他方
    の腕杆を押し込んで前記回動レバーを他方向へ回動させ
    ることにより、前記連係ピンを介して前記摺動部材を一
    方向に摺動させることでキートップを上昇させ、 前記蓋体部を第2の開位置から第1の開位置までスライ
    ド移動させると、前記移動ピンと前記ピン受け部とが磁
    着した状態で一体的に移動し、このピン受け部の移動に
    伴って前記回動レバーが一方向へ回動することにより、
    前記連係ピンを介して前記摺動部材を他方向に摺動させ
    ることでキートップを降下させることを特徴とする請求
    項2に記載のポップアップキーボードを有する情報処理
    装置。
  7. 【請求項7】 前記昇降手段は、摺動部材を摺動させる
    ことで前記キートップを昇降する昇降機構部を備えてお
    り、 前記伝達手段は、前記蓋体部に固定された移動ピンと、
    前記本体部に設けられ前記摺動部材を摺動させる摺動機
    構部とからなり、 前記摺動機構部は、回動可能に設けられた回動レバー
    と、この回動レバーの一方の腕杆の端部と前記摺動部材
    とを連係する連係ピンと、前記回動レバーの前記一方向
    への回動を規制する規制手段と、前記回動レバーの他方
    の腕杆に設けられた前記移動ピンを強制嵌入する嵌入受
    け部とからなり、 前記蓋体部を前記第1の開位置までスライド移動させる
    と、前記移動ピンが前記回動レバーの他方の腕杆に設け
    られた嵌入受け部に強制嵌入された状態で受け止めら
    れ、この状態で前記蓋体部を第1の開位置から前記第2
    の開位置までさらにスライド移動させると、前記移動ピ
    ンが他方の腕杆を押し込んで前記回動レバーを他方向へ
    回動させることにより、前記連係ピンを介して前記摺動
    部材を一方向に摺動させることでキートップを上昇さ
    せ、 前記蓋体部を第2の開位置から第1の開位置までスライ
    ド移動させると、前記移動ピンと前記嵌入受け部とが強
    制嵌入された状態で一体的に移動し、このピン受け部の
    移動に伴って前記回動レバーが一方向へ回動することに
    より、前記連係ピンを介して前記摺動部材を他方向に摺
    動させることでキートップを降下させることを特徴とす
    る請求項2に記載のポップアップキーボードを有する情
    報処理装置。
  8. 【請求項8】 前記昇降手段は、摺動部材を摺動させる
    ことで前記キートップを昇降する昇降機構部を備えてお
    り、 前記伝達手段は、前記蓋体部に固定された移動ピンと、
    前記本体部に設けられ前記摺動部材を摺動させる摺動機
    構部とからなり、 前記摺動機構部は、胴杆と両腕杆とが略Y字状に形成さ
    れるとともに、その交差部を回動中心として回動可能に
    設けられた回動レバーと、この回動レバーの胴杆の端部
    と前記摺動部材とを連係する連係ピンとからなり、 前記蓋体部を前記第1の開位置までスライド移動させる
    と、前記移動ピンが前記回動レバーの両腕杆の間に嵌ま
    り込むとともに一方の腕杆に当接し、この状態で前記蓋
    体部を第1の開位置から第2の開位置までさらにスライ
    ド移動させると、前記移動ピンが一方の腕杆を押し下げ
    て前記回動レバーを他方向へ略90度回動させることに
    より、前記連係ピンを介して前記摺動部材を一方向に摺
    動させることでキートップを上昇させ、 前記蓋体部を第2の開位置から第1の開位置までスライ
    ド移動させると、前記移動ピンが前記回動レバーの他方
    の腕杆を押し上げて前記回動レバーを一方向へ略90度
    回動させることにより、前記連係ピンを介して前記摺動
    部材を他方向に摺動させることでキートップを降下させ
    ることを特徴とする請求項2に記載のポップアップキー
    ボードを有する情報処理装置。
  9. 【請求項9】 第2のキーボードが前記蓋体部の表面に
    設けられており、 前記第2のキーボードのキートップを上下に昇降させる
    第2の昇降手段と、 この第2の昇降手段を操作するスイッチ部とを備えてお
    り、 このスイッチ部の操作に応じて前記第2のキーボードの
    キートップが昇降することを特徴とする請求項1ないし
    請求項8のいずれかに記載のポップアップキーボードを
    有する情報処理装置。
  10. 【請求項10】 前記蓋体部のスライド移動を前記第2
    の昇降手段へ伝達する第2の伝達手段をさらに備えてお
    り、 前記蓋体部のスライド移動に応じて前記第2のキーボー
    ドのキートップが昇降することを特徴とする請求項9に
    記載のポップアップキーボードを有する情報処理装置。
  11. 【請求項11】 前記第2の伝達手段は、 前記蓋体部が前記キートップ面を遮蔽している状態か
    ら、キートップ面が露出する状態となる第1の開位置ま
    で前記蓋体部がスライド移動する間は、そのスライド移
    動を前記第2の昇降手段へ伝達せず、 前記第1の開位置からさらに開いた第2の開位置まで前
    記蓋体部がスライド移動する間は、そのスライド移動を
    前記第2の昇降手段へ伝達して前記キートップを上昇さ
    せることを特徴とする請求項10に記載のポップアップ
    キーボードを有する情報処理装置。
  12. 【請求項12】 前記第2の昇降手段は、第2の摺動部
    材を摺動させることで前記キートップを昇降する昇降機
    構部を備えており、 前記第2の伝達手段は、前記本体部に固定された第2の
    移動ピンと、前記蓋体部に設けられ前記第2の摺動部材
    を摺動させる第2の摺動機構部とからなり、 前記第2の摺動機構部は、前記第2の摺動部材の端部か
    ら突出して設けられた第2の係合レバーと、この第2の
    係合レバーを一方向へ移動するように常に付勢する第2
    の付勢手段と、前記第2の係合レバーの前記一方向への
    移動を規制する第2の規制手段とからなり、 前記蓋体部を前記第1の開位置までスライド移動させる
    と、前記移動ピンが前記第2の係合レバーに当接し、こ
    の状態で前記蓋体部を第1の開位置から前記第2の開位
    置までさらにスライド移動させると、前記第2の移動ピ
    ンが前記第2の係合レバーを押し込んで第2の係合レバ
    ーを一方向へ移動させることにより、前記第2の摺動部
    材を一方向に摺動させることでキートップを上昇させ、 前記蓋体部を第2の開位置から第1の開位置までスライ
    ド移動させると、前記第2の移動ピンの移動に伴い、前
    記第2の付勢手段の付勢力によって第2の係合レバーが
    他方向へ移動することにより、前記第2の摺動部材を他
    方向に摺動させることでキートップを降下させることを
    特徴とする請求項11に記載のポップアップキーボード
    を有する情報処理装置。
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