JP2003058171A

JP2003058171A - コンテンツ販売サイト及びプログラム

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Publication number: JP2003058171A
Application number: JP2001242911A
Authority: JP
Inventors: Shigehiko Mizuno; 成彦水野
Original assignee: Yamaha Corp
Current assignee: Yamaha Corp
Priority date: 2001-08-09
Filing date: 2001-08-09
Publication date: 2003-02-28
Anticipated expiration: 2021-08-09
Also published as: US20030033223A1; JP4165685B2; US7386479B2

Abstract

(57)【要約】【課題】所有済みコンテンツを再購入しないようにした
り再提供する際のユーザ利用の便を図り、コンテンツ販
売に関する情報管理を簡単且つ確実に行う。【解決手段】第１実施形態では、コンテンツ販売サイト
１の検索部Ｖ３で、検索条件Ｍ５に応じてコンテンツデ
ータベースＶ２を検索して販売可能コンテンツリストを
生成し、照合部Ｖ４で、所有済みコンテンツリスト記憶
部Ｖ１の所有済みコンテンツリストＵＬを参照して販売
可能コンテンツリストからユーザの所有済みコンテンツ
を検出する。表示情報作成部Ｖ５により、販売可能コン
テンツリストにつき、検出されたコンテンツには所有済
み情報を付加し、販売可能コンテンツリスト表示データ
を生成し電子音楽装置２〜４に送信する。第２実施形態
では、課金処理部Ｖ６により、所有済みコンテンツリス
トＵＬを参照し、所有済みコンテンツの配信について
は、安価にて再販売するか或いは無償提供とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、コンテンツ販売
サイト及びコンテンツ販売サイトで用いるプログラムに
関する。

【０００２】

【従来の技術】ＭＩＤＩデータや電子楽譜データ、着信
メロディデータ、カラオケデータ等（以下、「コンテン
ツ」と言う。）をオンライン（ダウンロード）販売する
ＷＥＢサイトがある。このようなＷＥＢサイトを利用す
る場合、ユーザがすでに購入したコンテンツの数が多く
なってくると、コンテンツの管理がしづらくなり、購入
済みコンテンツを再度購入してしまうおそれがある。ま
た、購入済みコンテンツに限らず、電子楽器や携帯通信
端末などの端末装置（以下、「電子音楽装置」と言
う。）にプリセットされているコンテンツも、同様に、
再度購入してしまうおそれがある。これにより、ユーザ
は同じコンテンツに対して複数回の支払いをすることに
なってしまう。

【０００３】なお、「購入済電子ブックデータのリモー
ト書庫システム」（特開平０７−１２９６０４号公報：
日生下産業株式会社、株式会社システム技術研究所）と
いうシステムが提案されている。このシステムによる
と、電子ブックデータ供給センターから購入した電子ブ
ックデータは、センター内の購入記録に、購入済み目録
として記録される。そして、電子ブックから購入済み目
録を要求すると、センターから購入済み目録が送信さ
れ、電子ブックにおいて購入済み目録が表示される。そ
の中から購入済み電子ブックデータを選択すると、その
電子ブックデータがセンターから電子ブックに送信さ
れ、これにより、購入済み電子ブックデータを、何度も
電子ブックに記録することができる。

【０００４】つまり、電子ブックセンターを購入済み電
子ブックデータの保管庫として利用し、必要に応じて取
得することで、電子ブック側の記憶容量を削減するとと
もに、同じデータがあちこちに氾濫することを防止する
ようにしている。しかしながら、新規に電子ブックデー
タを購入する際は、当該電子ブックデータが、自身の購
入した電子ブックデータであるか否かを判断することは
できず、これを判断するには、購入済み目録も合わせて
要求し、見比べなければならないという不都合がある。

【０００５】また、「情報処理装置および方法、並びに
提供媒体」（特開２０００−２９３５８６号公報：ソニ
ー株式会社）という名称のコンテンツ利用システムが提
案されている。このシステムによると、コンテンツプロ
バイダーから購入したコンテンツの情報をユーザ側機器
（ユーザネットワーク内のレシーバ）内に保持してお
き、同じコンテンツを再購入しようとしたとき、ユーザ
機器側の処理によって割引価格が設定されて、課金処理
が行われる。

【０００６】これによると、同じコンテンツ再購入した
場合の支払い額を軽減することができる。しかしなが
ら、ユーザ機器側で情報を管理しているので、ユーザ機
器側において価格の決定をしたり、情報の改ざん等の不
正の有無をチェックしなければならず、そのためユーザ
側の機器の構成が複雑になってしまうという不都合があ
る。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】この発明は、このよう
な実情に鑑み、ユーザの所有済みコンテンツを再度購入
しないようにしたり再提供する際にユーザ側での操作や
利用の便を図ると共に、コンテンツ販売に関する情報管
理を簡単且つ確実に行うことができるコンテンツ販売シ
ステムを提供することを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】この発明の第１の特徴に
従うと、通信ネットワークを介して電子音楽装置と通信
可能に接続されるコンテンツ販売サイトであって、電子
音楽装置のユーザ毎の所有済みコンテンツを表わす所有
済みコンテンツ情報から成る所有済みコンテンツリスト
を記憶する所有済みコンテンツリスト記憶手段と、販売
可能なコンテンツを表わす販売可能コンテンツ情報から
成る販売可能コンテンツリストを生成する販売可能コン
テンツリスト生成手段と、所有済みコンテンツリストを
参照して、販売可能コンテンツリストから、電子音楽装
置のユーザの所有済みコンテンツに対応する販売可能コ
ンテンツ情報を検出する所有済みコンテンツ検出手段
と、検出された販売可能コンテンツ情報に、当該ユーザ
の所有済みコンテンツであることを表わす所有済み情報
を付加し、販売可能コンテンツリスト表示データを生成
する表示データ生成手段と、生成された販売可能コンテ
ンツリスト表示データを当該電子音楽装置に送信する表
示データ送信手段とを具備するコンテンツ販売サイト
（請求項１）、並びに、通信ネットワークを介して電子
音楽装置と通信可能に接続され、電子音楽装置のユーザ
毎の所有済みコンテンツを表わす所有済みコンテンツ情
報から成る所有済みコンテンツリストを記憶する所有済
みコンテンツリスト記憶手段を備えるコンテンツ販売サ
イトに対して、販売可能なコンテンツを表わす販売可能
コンテンツ情報から成る販売可能コンテンツリストを生
成するステップと、所有済みコンテンツリストを参照し
て、販売可能コンテンツリストから、電子音楽装置のユ
ーザの所有済みコンテンツに対応する販売可能コンテン
ツ情報を検出するステップと、検出された販売可能コン
テンツ情報に、当該ユーザの所有済みコンテンツである
ことを表わす所有済み情報を付加し、販売可能コンテン
ツリスト表示データを生成するステップと、生成された
販売可能コンテンツリスト表示データを当該電子音楽装
置に送信するステップとから成る手順を実行させるため
のコンテンツ販売プログラム（請求項４）が提供され
る。

【０００９】この発明の第２の特徴に従うと、通信ネッ
トワークを介して電子音楽装置と通信可能に接続される
コンテンツ販売サイトであって、電子音楽装置のユーザ
毎の所有済みコンテンツを表わす所有済みコンテンツ情
報から成る所有済みコンテンツリストを記憶する所有済
みコンテンツリスト記憶手段と、所有済みコンテンツリ
ストを参照して、販売されるコンテンツが電子音楽装置
のユーザの所有済みコンテンツに該当するかどうかを判
定する所有済みコンテンツ判定手段と、所有済みコンテ
ンツに該当すると判定されたコンテンツの当該電子音楽
装置への配信について、正規代金より安価な代金を課金
するか或いは無償提供とする課金処理を行う課金処理手
段とを具備することを特徴とするコンテンツ販売サイト
（請求項２）、並びに、通信ネットワークを介して電子
音楽装置と通信可能に接続され、電子音楽装置のユーザ
毎の所有済みコンテンツを表わす所有済みコンテンツ情
報から成る所有済みコンテンツリストを記憶する所有済
みコンテンツリスト記憶手段を備えるコンテンツ販売サ
イトに対して、所有済みコンテンツリスト記憶手段に記
憶された所有済みコンテンツリストを参照して、販売さ
れるコンテンツが電子音楽装置のユーザの所有済みコン
テンツに該当するかどうかを判定するステップと、所有
済みコンテンツに該当すると判定されたコンテンツの当
該電子音楽装置への配信について、正規代金より安価な
代金を課金するか或いは無償提供とする課金処理を行う
ステップとから成る手順を実行させるためのコンテンツ
販売プログラム（請求項５）が提供される。

【００１０】この発明によるコンテンツ販売サイトは、
さらに、電子音楽装置に記憶されているコンテンツにつ
いて所有済みコンテンツ情報を取得する所有済みコンテ
ンツ情報取得手段と、取得された所有済みコンテンツ情
報に基づいて所有済みコンテンツリストを作成する所有
済みコンテンツリスト作成手段とを具備する（請求項
３）。

【００１１】〔発明の作用〕この発明の第１の特徴に従
うコンテンツ販売サイト（１）は、通信ネットワーク
（５）を介して電子音楽装置（２〜４）と通信可能に接
続され、コンテンツデータベース（Ｖ２；１３）の外
に、所有済みコンテンツリスト記憶手段（Ｖ１；１
３）、販売可能コンテンツリスト生成手段（Ｖ３，Ｓ
２）、所有済みコンテンツ検出手段（Ｖ４，Ｓ３）、表
示データ生成手段（Ｖ５，Ｓ３）、表示データ送信手段
（Ｖ５，Ｓ４）などを備える。なお、括弧書きは、対応
する実施例中の参照記号を表わし、以下においても同様
である。

【００１２】所有済みコンテンツリスト記憶手段（Ｖ
１；１３）には、電子音楽装置（２〜４）のユーザ毎の
所有済みコンテンツを表わす所有済みコンテンツ情報か
ら成る所有済みコンテンツリスト（ＵＬ）が記憶され
る。販売可能コンテンツリスト生成手段（Ｖ３，Ｓ２）
は、電子音楽装置（２〜４）からのアクセス（Ｍ５）に
応じて、コンテンツデータベース（Ｖ２）から販売可能
なコンテンツを表わす販売可能コンテンツ情報を取得
し、取得された販売可能コンテンツ情報から成る販売可
能コンテンツリストを生成する。所有済みコンテンツ検
出手段（Ｖ４，Ｓ３）は、所有済みコンテンツリスト
（ＵＬ）を参照して、販売可能コンテンツリスト生成手
段（Ｖ３，Ｓ２）で生成された販売可能コンテンツリス
トから、電子音楽装置（２〜４）のユーザの所有済みコ
ンテンツに対応する販売可能コンテンツ情報を検出す
る。

【００１３】表示データ生成手段（Ｖ５，Ｓ３）は、所
有済みコンテンツ検出手段（Ｖ４，Ｓ３）で検出された
販売可能コンテンツ情報に、当該ユーザの所有済みコン
テンツであることを表わす所有済み情報（ＭＫ）を付加
し、販売可能コンテンツリスト表示データ（図７）を生
成する。そして、表示データ生成手段（Ｖ５，Ｓ３）で
生成された販売可能コンテンツリスト表示データは、表
示データ送信手段（Ｖ５，Ｓ４）により、電子音楽装置
（２〜４）に送信される。

【００１４】この発明の第１の特徴によると、このよう
に、サーバ側（コンテンツ販売サイト）において、電子
音楽装置（２〜４）のユーザ毎の所有済みコンテンツリ
スト（ＵＬ）を保持しており（Ｖ１；１３）、この所有
済みコンテンツリスト（ＵＬ）を参照して、販売可能な
コンテンツのうち、既にユーザが所有済みのコンテンツ
を区別表示するように構成しているので、ユーザ側（電
子音楽装置）では、販売されている各コンテンツが、ユ
ーザ自身の既に所有しているコンテンツであるか否かが
判り、同じコンテンツを複数回購入してしまうというよ
うな失敗を防ぐことができる。

【００１５】この発明の第２の特徴に従うコンテンツ販
売サイト（１）は、通信ネットワーク（５）を介して電
子音楽装置（２〜４）と通信可能に接続され、コンテン
ツデータベース（Ｖ２；１３）の外に、所有済みコンテ
ンツリスト記憶手段（Ｖ１；１３）、所有済みコンテン
ツ判定手段（Ｖ６，Ｓ５２１〜Ｓ５２２）、課金処理手
段（Ｖ６，Ｓ５２３）などを備える。

【００１６】所有済みコンテンツリスト記憶手段（Ｖ
１；１３）には、第１の特徴によるものと同様に、電子
音楽装置（２〜４）のユーザ毎の所有済みコンテンツを
表わす所有済みコンテンツ情報から成る所有済みコンテ
ンツリスト（ＵＬ）が記憶される。また、所有済みコン
テンツ判定手段（Ｖ６，Ｓ５２１〜Ｓ５２２）は、所有
済みコンテンツリスト（ＵＬ）を参照して、販売される
コンテンツが電子音楽装置のユーザの所有済みコンテン
ツに該当するかどうかを判定する。

【００１７】そして、課金処理手段（Ｖ６，Ｓ５２３）
は、所有済みコンテンツ判定手段（Ｖ６，Ｓ５２１〜Ｓ
５２２）で所有済みコンテンツに該当すると判定された
コンテンツの当該電子音楽装置（２〜４）への配信（Ｖ
７）について、正規代金より安価な代金を課金するか或
いは無償提供とする課金処理を行う。

【００１８】この発明の第２の特徴によると、このよう
に、サーバ側（コンテンツ販売サイト）において、電子
音楽装置（２〜４）のユーザ毎の所有済みコンテンツリ
スト（ＵＬ）を保持しており（Ｖ１；１３）、この所有
済みコンテンツリスト（ＵＬ）を参照して、販売可能な
コンテンツのうち、既にユーザが所有済みのコンテンツ
を安価に再販売するか或いは無償で再提供するように構
成しているので、電子音楽装置（２〜４）を新たなもの
に変更したり、所有している筈のコンテンツが操作ミス
等により消失してしまった場合には、当該コンテンツを
安価あるいは無償で取得することができる。また、サー
バ側で情報を管理するので、ユーザ側（電子音楽装置）
の機器の構成を簡単にすることができる。

【００１９】この発明によるコンテンツ販売サイト
（１）は、さらに、電子音楽装置（２〜４）に記憶され
ているコンテンツ（Ｍ１，Ｍ２）について所有済みコン
テンツ情報（Ｍ４）を取得する所有済みコンテンツ情報
取得手段（Ｖ１，Ｓ１）と、取得された所有済みコンテ
ンツ情報に基づいて所有済みコンテンツリストを作成す
る所有済みコンテンツリスト作成手段（Ｖ１，Ｓ１）と
を具備する。

【００２０】このように、電子音楽装置（２〜４）に記
憶されているコンテンツに関する情報を電子音楽装置
（２〜４）から取得し、この情報を元に所有済みコンテ
ンツリストを作成するように構成することによって、電
子音楽装置（２〜４）にプリセットされているコンテン
ツ（Ｍ１）や、コンテンツ販売サイト（１）以外から入
手したコンテンツ（Ｍ２）であっても、所有済みコンテ
ンツリスト（ＵＬ）に記録することができる。

【００２１】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、この発
明の好適な実施の形態について詳述する。なお、以下の
実施例は単なる一例であって、この発明の精神を逸脱し
ない範囲で種々の変更が可能である。

【００２２】〔システムの概要〕図１は、この発明の一
実施例によるコンテンツ販売システムの概略的システム
ブロック図を示す。この例では、システムは、コンテン
ツ販売サイト（コンテンツ販売サーバ、サーバコンピュ
ータともいう。）１、クライアントパーソナルコンピュ
ータ（クライアントＰＣ）２や電子楽器等の電子音楽専
用機器３などの通信機能を備える情報処理装置２，３、
並びに、携帯電話機などの携帯通信端末４で構成され
る。これらの構成機器１〜４は、インターネット等の通
信ネットワーク５を介して相互に通信可能であり、クラ
イアントＰＣ２及び携帯通信端末４は、電子音楽情報処
理機能をも備え、電子音楽専用機器３と共に、「電子音
楽装置」或いは「音楽情報利用端末」と呼ばれる。ここ
で、通信ネットワーク５に接続される中継局６は、携帯
通信端末４との間を無線電波で結び、携帯通信端末４と
通信ネットワーク５に接続される他の構成機器１〜３と
の間で送受される情報信号を中継する。

【００２３】コンテンツ販売サイト１は、各電子音楽装
置２〜４で用いるＭＩＤＩデータや電子楽譜データ、着
信メロディ、カラオケなどの電子音楽情報（コンテン
ツ）を配信する機能を備えるコンテンツ販売サイトとし
て機能するサーバコンピュータである。コンテンツ販売
サイト１は、音楽情報のコンテンツの配信サイトに限ら
ず、ニュース等の文字情報、待ち受け画面等の画像の配
信サイトを兼ねてもよいし、或いは、ショッピングサイ
トでもよいし、情報検索サイトでもよい。

【００２４】〔コンテンツ販売サイトのハードウエア構
成〕図２は、この発明の一実施例によるコンテンツ販売
サイトのハードウエア構成を示すブロック図である。こ
の例では、コンテンツ販売サイト１は、中央処理装置
（ＣＰＵ）１０、読出専用メモリ（ＲＯＭ）１１、ラン
ダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）１２、外部記憶装置１
３、検出回路１４、表示回路１５、通信インターフェー
ス（通信Ｉ／Ｆ）１６などを備え、これらの装置１０〜
１６はバス１７を介して互いに接続されている。

【００２５】ＣＰＵ１０は、所定のソフトウエア・プロ
グラムに従いタイマ１０Ｔによるクロックを利用して種
々の制御を行い、特に、ＭＩＤＩデータや電子楽譜デー
タ、着信メロディ、カラオケなどの電子音楽情報（コン
テンツ）の販売に関するコンテンツ販売処理を中心的に
遂行する。ＲＯＭ１１には、このような処理を行うため
にコンテンツ販売処理プログラムなどの制御プログラム
が記憶されており、ＲＡＭ１２は、各種処理に際して必
要なデータやパラメータを記憶し、また、処理中の各種
データ等を一時記憶するためのワーク領域として用いら
れる。

【００２６】外部記憶装置１３は、ハードディスクドラ
イブ（ＨＤＤ）の外に、コンパクトディスク・リード・
オンリィ・メモリ（ＣＤ−ＲＯＭ）、フレキシブルディ
スク（ＦＤ）、光磁気（ＭＯ）ディスク、ディジタル多
目的ディスク（ＤＶＤ）、半導体メモリ等の可搬型記憶
媒体を用いた装置から成り、コンテンツデータ及びコン
テンツ販売に関する種々のデータを記憶する。例えば、
各電子音楽装置２〜４が所有しているコンテンツのリス
ト〔「所有済みコンテンツリスト」（ＵＬ）〕を記憶す
るための所有済みコンテンツリスト記憶部（Ｖ１）や、
各電子音楽装置２〜４に配信可能なコンテンツを記憶す
るコンテンツデータベース（Ｖ２）が設けられている。
この外部記憶装置１３にコンテンツ販売処理プログラム
を記憶してもよい。

【００２７】検出回路１４には、スイッチ等の各種入力
用操作子を備えたパネル操作子装置１８が接続され、表
示回路１５にはディスプレイ１９が接続される。通信Ｉ
／Ｆ１６には、インターネット等の通信ネットワーク５
を介して、クライアントＰＣ２、専用電子音楽機器３、
携帯通信端末４などの電子音楽装置に交信可能に接続す
ることができる。

【００２８】〔各電子音楽装置のハードウエア構成〕図
３は、この発明の一実施例によるクライアントＰＣや電
子楽器などの音楽情報利用端末のハードウエア構成を示
すブロック図である。この例では、クライアントＰＣ２
や電子楽器３などの音楽情報利用端末（電子音楽装置）
は、ＣＰＵ２１、ＲＯＭ２２、ＲＡＭ２３、外部記憶装
置２４、第１検出回路２５、第２検出回路２６、表示回
路２７、音源回路２８、効果回路２９、通信Ｉ／Ｆ３
０、ＭＩＤＩインターフェース（ＭＩＤＩ・Ｉ／Ｆ）３
１などを備え、これらの装置２１〜３１はバス３２を介
して互いに接続されている。

【００２９】ＣＰＵ２１は、所定のソフトウエア・プロ
グラムに従いタイマ３３によるクロックを利用して音楽
情報処理やコンテンツ購入処理を含む種々の制御を中心
的に行う。ＲＯＭ２２には、このためにコンテンツ購入
処理プログラムなどの制御プログラムが記憶され、ま
た、音楽情報などのデータも予め記憶されている。ＲＡ
Ｍ４３は、各種処理に際して必要なデータやパラメータ
を記憶し、また、処理中の各種データ等を一時記憶する
ためのワーク領域として用いられる。外部記憶装置２４
は、ＨＤＤや、ＣＤ−ＲＯＭ、ＦＤ、ＭＯディスク、Ｄ
ＶＤ、半導体メモリ等の可搬型記憶媒体を用いたドライ
ブ装置から成り、例えば、当該電子音楽装置（２，３）
で利用される音楽情報（コンテンツ）を記憶したり、コ
ンテンツの購入に関する他のデータをも記録しておくこ
とができ、コンテンツ購入処理プログラムを記憶しても
よい。

【００３０】なお、ＲＯＭ２２に予め記憶されている音
楽情報や、外部記憶装置２４に当該電子音楽装置の使用
当初から記憶されている音楽情報は「プリセットコンテ
ンツ」と呼ばれ、その後取得された外部記憶装置２４の
音楽情報は「購入済みコンテンツ」と呼ばれる。また、
ＲＯＭ２２はプリセットコンテンツを記憶するプリセッ
トコンテンツ記憶部（Ｍ１）として機能し、外部記憶装
置２４はプリセットコンテンツ或いは購入済みコンテン
ツを記憶するプリセットコンテンツ記憶部（Ｍ１）或い
は購入済みコンテンツ記憶部（Ｍ２）として機能する。

【００３１】第１検出回路（パネル操作検出回路）２５
は、これに接続されるスイッチ等のパネル操作子３４に
よる設定／制御操作の内容を検出して当該電子音楽装置
（２，３）内に導入するものである。パネル操作子３４
は、当該電子音楽装置（２，３）の動作状態を設定した
りコンテンツ販売サイト１と交信するために各種情報を
入力する操作子であり、クライアントＰＣ２の場合はキ
ーボードやマウスなどのポインチングデバイスが用いら
れ〔通常モード（設定／制御モード）時〕、電子楽器な
どの電子音楽専用機器３の場合は操作パネル上の各種ス
イッチなどが用いられる。

【００３２】第２検出回路（演奏操作検出回路）２６
は、これに接続される鍵盤等の演奏操作子３５による演
奏操作を検出して当該電子音楽装置（２，３）内に導入
するものである。パネル操作子３４は、ユーザの演奏操
作に基づいて演奏情報を入力するための操作子であり、
クライアントＰＣ２の場合はキーボード上の所定のキー
が演奏モード時に演奏操作用に割り当てられ、電子楽器
などの電子音楽専用機器３の場合には鍵盤などの演奏専
用操作子が用いられる。

【００３３】表示回路２７は、これに接続される表示装
置３６の表示内容をＣＰＵ２１からの指令に従って制御
し、表示装置３６にはディスプレイや各種インジケータ
が含まれる。

【００３４】音源回路２８には、ＤＳＰを含む効果回路
２９が接続され、効果回路２９にはＤ／Ａ変換部やアン
プ、スピーカを含むサウンドシステム３７が接続され
る。これらの装置２８，２９，３７により、演奏や配信
コンテンツなどの音楽情報に基づき楽音を発音する楽音
生成部が形成される。

【００３５】通信Ｉ／Ｆ３０は、当該電子音楽装置
（２，３）をコンテンツ販売サイト１や他の電子音楽装
置（２〜４）に交信可能に接続するために設けられ、例
えば、コンテンツ販売サイト１からのコンテンツを通信
ネットワーク５を介して外部記憶装置２４に格納するこ
とができる。また、ＭＩＤＩ・Ｉ／Ｆ３１には、ＭＩＤ
Ｉ形式の音楽情報を取り扱うことができる他の電子音楽
装置３８が接続され、これにより、ＭＩＤＩ音楽情報を
授受することができる。

【００３６】なお、図２で説明したコンテンツ販売サイ
ト（サーバコンピュータ）１には、図３のように、演奏
操作子及び検出回路（３５，２６）や楽音生成手段（２
８，２９，３７）、ＭＩＤＩ・Ｉ／Ｆ（３１）を設けて
もよい。

【００３７】図４は、この発明の一実施例による携帯通
信端末のハードウエア構成を示すブロック図である。こ
の例では、携帯通信端末などの携帯可能な音楽情報利用
端末（携帯形電子音楽装置）４は、コンテンツ購入を含
む各種処理を行い端末各部を制御するＣＰＵ４１、これ
らの制御及び処理のためのクロックを発生するタイマ４
２や、制御プログラム及び各種データを記録したＲＯＭ
４３、制御及び処理上のデータを一時的に保持するＲＡ
Ｍ４４、半導体メモリ等の記録媒体から成りデータやプ
ログラムを記憶する外部記憶装置４５などの記憶手段を
備える。外部記憶装置４５には、コンテンツ購入に関す
る種々のデータやプログラムを記録しておくことができ
る。

【００３８】ＲＯＭ４３に予め記憶されている音楽情報
や、当該電子音楽装置の使用当初から外部記憶装置４５
に記憶されている音楽情報は、「プリセットコンテン
ツ」と呼ばれ、その後取得された外部記憶装置４５の音
楽情報は「購入済みコンテンツ」と呼ばれる。従って、
クライアントＰＣ２や電子楽器３と同様に、ＲＯＭ４３
は、プリセットコンテンツを記憶するプリセットコンテ
ンツ記憶部（Ｍ１）として機能し、外部記憶装置４５
は、プリセットコンテンツ或いは購入済みコンテンツを
記憶するプリセットコンテンツ記憶部（Ｍ１）或いは購
入済みコンテンツ記憶部（Ｍ２）として機能する。

【００３９】入力手段としては、スイッチボタンなどの
操作子によるクリック操作やカーソル移動操作に基づき
所要の情報を端末システムに入力する操作スイッチ４
６、ユーザの音声などを入力するためのマイクロフォン
４７及びＡ／Ｄ変換器４８などを備える。また、ＣＰＵ
４１により制御される電波送受信機４９は、アンテナ５
０を介して中継局６との間で通話音信号やデータ信号を
送受する。受信通話音信号などの音声信号は、ＣＰＵ４
１の制御の下、Ｄ／Ａ変換器５１及び音声用スピーカ
（レシーバ）５２を介してユーザにより音声で聴取され
る。

【００４０】ＣＰＵ４１により制御される表示器（例え
ば、ＬＣＤ）５３は、送受信を含む携帯通信端末４の各
種操作や音楽情報の利用で必要な視認情報や音楽情報を
ディスプレイ上に表示する。携帯通信端末４には、さら
に、着信メロディやカラオケ曲を放音するために、楽音
生成用音源５４、Ｄ／Ａ変換器５５及び楽音用スピーカ
（サウンダー）５６から成る楽音生成部が設けられ、図
示しない他の情報処理装置と種々のデータやプログラム
を送受するために、通信インターフェースＩ／Ｆ５７が
設けられる。

【００４１】〔システム機能の概略〕この発明の一実施
例においては、各電子音楽装置からコンテンツ販売サイ
トにアクセスすると、コンテンツの配信を受けることが
できる。図５は、この発明の一実施例によるコンテンツ
販売システムの機能を概略的に示す機能ブロック図であ
る。図５を用いてこの発明によるシステムの概要を簡単
に説明すると、次のとおりである。

【００４２】通信ネットワーク５を介して電子音楽装置
２〜４と通信可能に接続されるコンテンツ販売サイト１
では、ユーザ毎の所有済みコンテンツＵＬが所有済みコ
ンテンツリスト記憶部Ｖ１に記憶される。所有済みコン
テンツリスト記憶部Ｖ１は、電子音楽装置２〜４に記憶
されている所有済みコンテンツ情報（Ｍ１，Ｍ２）を取
得し、取得された所有済みコンテンツ情報に基づいて所
有済みコンテンツリストを作成する機能を有する。

【００４３】第１実施形態においては、検索部Ｖ３に
て、電子音楽装置２〜４からの検索入力Ｍ５に応じて、
コンテンツデータベースＶ２から販売可能なコンテンツ
を表わす販売可能コンテンツ情報から成る販売可能コン
テンツリストが生成され、照合部Ｖ４で、所有済みコン
テンツリストＵＬを参照して、販売可能コンテンツリス
トから、電子音楽装置２〜４のユーザの所有済みコンテ
ンツに対応する販売可能コンテンツ情報が検出される。
そして、表示情報作成部Ｖ５により、照合部Ｖ４で検出
された販売可能コンテンツ情報に、当該ユーザの所有済
みコンテンツであることを表わす所有済み情報（ＭＫ）
を付加して、販売可能コンテンツリスト表示データを生
成し、電子音楽装置２〜４に送信する。

【００４４】また、第２実施形態では、課金処理部Ｖ６
において、所有済みコンテンツリストＵＬを参照して、
販売されるコンテンツが電子音楽装置のユーザの所有済
みコンテンツに該当するかどうかを判定し、所有済みコ
ンテンツに該当するコンテンツの当該電子音楽装置２〜
４への配信（Ｖ７）については、正規代金より安価な代
金を課金するか或いは無償提供とする課金処理を行う。

【００４５】以下、この発明の一実施例によるコンテン
ツ販売態様を、より詳しく説明する。電子音楽情報の取
扱いが可能なクライアントＰＣ２、電子楽器（専用電子
音楽機器）３或いは携帯通信端末４などの電子音楽装置
は、プリセットコンテンツ記憶部Ｍ１、購入済みコンテ
ンツ記憶部Ｍ２、コンテンツ利用部Ｍ３、コンテンツ情
報送信部Ｍ４、検索条件入力部Ｍ５、表示部Ｍ６、購入
指示部Ｍ７、コンテンツ受信部Ｍ８などの機能ブロック
を備える。

【００４６】電子音楽装置２〜４のＲＯＭ２２，４３及
び外部記憶装置２４，４５内に形成されるプリセットコ
ンテンツ記憶部Ｍ１には、当該電子音楽装置の使用当初
から利用可能なプリセットコンテンツが記憶されてい
る。このようなプリセットコンテンツには、例えば、電
子楽器３においてはデモンストレーション用の楽曲情報
（デモ曲）があり、携帯通信端末４における基本着信メ
ロディ情報（基本着メロ）などがある。

【００４７】また、外部記憶装置２４，４５内には、プ
リセットコンテンツ記憶部Ｍ１の外に、購入済みコンテ
ンツ記憶部Ｍ２が設けられ、購入済みコンテンツ記憶部
Ｍ２には、当該電子音楽装置の使用後に取得された購入
済みコンテンツが記憶される。このような購入済みコン
テンツには、コンテンツ販売サイト１から購入したコン
テンツが含まれるが、コンテンツ販売サイト１以外から
購入したコンテンツ（例えば、実際の販売店からＦＤ等
のメディアで購入したもの）などを含んでいてもよい。

【００４８】なお、プリセットコンテンツや購入済みコ
ンテンツなどのコンテンツには、それぞれのコンテンツ
の概略を表わす表題〔標題〕情報として、コンテンツ情
報が含まれている。コンテンツ情報は、コンテンツ毎に
付与されるコンテンツ番号（コンテンツＩＤ）や、ジャ
ンル、タイトル、作曲者名、作詞者名、アーティスト名
などのデータから成り、これらのデータは、検索時にキ
ーワードとして利用することができる。また、プリセッ
トコンテンツ、購入済みコンテンツ或いは全コンテンツ
（所有済みコンテンツ）に関するコンテンツ情報は、必
要なデータにつきリスト形式でディスプレイ３６，５３
上に表示することができる。

【００４９】コンテンツ利用部Ｍ３は、両記憶部Ｍ１，
Ｍ２に記憶されている利用可能なコンテンツを用いて、
楽音生成部２８，２９，３７；５４〜５５や表示手段２
７，３６；５３などを介し、楽音生成や楽譜表示などを
行う機能ブロックである。

【００５０】コンテンツ情報送信部Ｍ４は、電子音楽装
置２〜４からコンテンツ販売サイト１にアクセスする
際、通信Ｉ／Ｆ３０又は電波送受信機４９・アンテナ５
０を介して、当該電子音楽装置２〜４のプリセットコン
テンツ及び購入済みコンテンツ記憶部Ｍ１，Ｍ２内に記
憶されている当該電子音楽装置２〜４の所有済みコンテ
ンツ情報（例えば、コンテンツ番号）をコンテンツ販売
サイト１に対して送信する機能を備える。

【００５１】検索条件入力部Ｍ５は、電子音楽装置２〜
４側でコンテンツの購入を希望するする際、パネル操作
子３４又は操作スイッチ群４６による検索条件の入力操
作に基づいて、コンテンツ販売サイト１側で行われる希
望コンテンツの検索の条件を指定する機能を備える。こ
のような検索条件には、例えば、「ジャンル」、「曲の
タイトル」、「作曲者名」、「作詞者名」、「アーティ
スト名」などのキーワード名称がある。検索条件の指定
方法には、このように名称を入力するものに限らず、各
名称毎に、アルファベット（ＡＢＣ）順や５０音順に文
字を順次提示し、提示された文字の中から、当該名称に
含まれる文字を指定するようにしてもよい。また、複数
の検索条件の組合せを１つの検索条件としてもよい。

【００５２】表示部Ｍ６は、コンテンツ販売サイト１側
からのリスト表示データに基づいて、指定した検索条件
に合致したコンテンツのリストを表示手段２７，３６；
５３により表示する機能ブロックである。このコンテン
ツリストの表示に際し、所有済みコンテンツについて
は、その旨も表示される。

【００５３】購入指示部Ｍ７は、パネル操作子３４又は
操作スイッチ群４６による購入希望コンテンツの入力操
作に基づいて、ディスプレイ３６，５３にリスト表示さ
れているコンテンツの中から購入したいコンテンツを指
定する機能ブロックである。この場合、例えば、リスト
表示された各コンテンツに付された購入指示ボタン（Ｐ
Ｒ）を操作子３４，４６で指示することにより、所望の
コンテンツを指定することができる。

【００５４】そして、コンテンツ受信部Ｍ８は、購入の
指示を行ったコンテンツをコンテンツ配信サイト１から
受信し、購入済みコンテンツ記憶部Ｍ２へと書き込む機
能ブロックである。

【００５５】一方、コンテンツ販売サイト１は、所有済
みコンテンツリスト記憶部Ｖ１、コンテンツデータベー
スＶ２、検索部Ｖ３、照合部Ｖ４、表示情報作成部Ｖ
５、課金処理部Ｖ６、コンテンツ配信部Ｖ７などの機能
ブロックを備える。

【００５６】コンテンツ販売サイト１の所有済みコンテ
ンツリスト記憶部Ｖ１は、電子音楽装置２〜４から送信
された所有済みコンテンツ情報に基づいて所有済みコン
テンツリスト（ＵＬ）を作成し、外部記憶装置１３内の
所有済みコンテンツリスト記憶領域に記憶しておく機能
を備えている。また、コンテンツ配信部Ｖ７から新たな
コンテンツを配信し、当該電子音楽装置２〜４でその購
入があれば、コンテンツ配信部Ｖ７からのコンテンツ配
信に基づいて所有済みコンテンツリスト（ＵＬ）を更新
する。

【００５７】図６は、このような所有済みコンテンツリ
ストの構成例を示す。所有済みコンテンツリストＵＬ
は、同図に示すように、各電子音楽装置２〜４毎に付与
される電子音楽装置ＩＤ、各ユーザ毎に付与されるユー
ザＩＤ及びパスワードから成るセットに対して、それぞ
れ作成される。電子音楽装置ＩＤ、ユーザＩＤ及びパス
ワードは、２回目以降のアクセス時における認証処理の
際に参照され、これにより、システムのセキュリティを
確保することができる。また、各所有済みコンテンツリ
ストＵＬを構成する所有済みコンテンツ情報は、それぞ
れ、コンテンツ番号（コンテンツＩＤ）や、ジャンル、
タイトル、作曲者名、作詞者名、アーティスト名などの
キーワードデータを含み、必要なデータをリスト形式で
ディスプレイ１９上に表示することができる。

【００５８】また、外部記憶装置１３内にはコンテンツ
データベースＶ２が構築され、コンテンツデータベース
Ｖ２には、多数のコンテンツが、対応するコンテンツ情
報と共に記憶されている。検索部Ｖ３は、電子音楽装置
２〜４から送信されてきた検索条件に合致するコンテン
ツをコンテンツデータベースＶ２から検索し、検索され
たコンテンツの情報をリスト化する。この検索により得
られるリストは、検索結果リスト或いは販売可能コンテ
ンツリストと呼ばれる。

【００５９】照合部Ｖ４は、検索部Ｖ３で得られた検索
結果リスト（販売可能コンテンツリスト）をコンテンツ
リスト記憶部Ｖ１の所有済みコンテンツリストＵＬと照
合し、合致するコンテンツを抽出する。つまり、販売可
能なコンテンツの中に含まれる所有済みのコンテンツを
検出する。

【００６０】表示情報作成部Ｖ５は、検索部Ｖ３で得ら
れた販売可能コンテンツリストに基づいて、電子音楽装
置２〜４のディスプレイ３６，５３上に表示するための
リスト表示データを作成する。このリスト表示データの
作成に当っては、照合部Ｖ４による照合結果に従って、
販売可能コンテンツリストに含まれる所有済みコンテン
ツ情報に対して、所有済みであることを示す文字や記号
（ＭＫ）が表示されるように「所有済み情報」を付加す
る。

【００６１】図７は、このようなリスト表示データに基
づいて、電子音楽装置２〜４側のディスプレイ３６，５
３に表示される検索結果リストの表示例を示す。同図の
リスト表示画面では、電子音楽装置２〜４側の検索条件
入力部Ｍ５から、検索条件として、曲のタイトルに
「朝」という文字を含むＭＩＤＩデータを指定した場合
に、検索部Ｖ３で得られた販売可能コンテンツリストの
コンテンツ情報（この例では、タイトル）が、「購入」
の文字表示がなされた購入指示ボタンＰＲと共に表示さ
れ、さらに、照合部Ｖ４で検出された「所有済みコンテ
ンツ」については、所有済み情報により「所有済み」の
文字ＭＫが付記される。なお、リスト表示画面には、購
入を希望するコンテンツがリストに存在しないときに購
入しない旨を指示するために、キャンセルボタンＣＮが
設けられる。

【００６２】課金処理部Ｖ６は、電子音楽装置２〜４か
らコンテンツの購入指示があると、当該コンテンツの代
金を課金するため処理を行う機能ブロックである。この
場合、ライン“ＵＬ”で示すように、購入指示されたコ
ンテンツを所有済みコンテンツ記憶部Ｖ１からの所有済
みコンテンツリストＵＬと照合して所有済みコンテンツ
の購入指示を調べることができる。また、所有済みコン
テンツを再購入することが確認された場合は、当該コン
テンツの購入代金を安価にするか或いは無料としてもよ
い（第２実施形態）。

【００６３】そして、コンテンツ配信部Ｖ７は、購入指
示があったコンテンツを、対応するコンテンツ情報を含
めて、オンラインで電子音楽装置２〜４に配信する。

【００６４】〔第１実施形態〕図８〜図１１は、この発
明の第１実施形態によるコンテンツ販売処理を表わすフ
ローチャートである。図８及び図９において、電子音楽
装置２〜４側での処理ステップＥ１〜Ｅ４及びコンテン
ツ販売サイト１側での処理ステップＳ１は、或る電子音
楽装置からコンテンツ販売サイト１に最初にアクセスし
た際に行われる「初回のアクセス時の処理」を表わし、
この処理に続いてステップＥ５，Ｓ２以下の処理が行わ
れる。また、当該電子音楽装置からの２回目以降のアク
セスの際には、図１０に示される「２回目以降のアクセ
ス時の処理」が行われ、この処理に続いて、図８及び図
９におけるステップＥ５，Ｓ２以下の処理が行われる。

【００６５】或る電子音楽装置からコンテンツ販売サイ
ト１に最初にアクセスする際には、パネル操作子３４又
は操作スイッチ群４６の所定の操作子を所定の操作手順
で順次操作する。まず、ユーザＩＤ及びパスワードの入
力操作に基づいて、ユーザＩＤ及びパスワードが設定さ
れシステムに入力される（ステップＥ１）。次に、コン
テンツ販売サイト１へのアクセス操作に基づいて、当該
電子音楽装置に予め設定されている電子音楽装置ＩＤが
ＲＯＭ２２，４３から読み出され（ステップＥ２）、次
いで、プリセットコンテンツ及び購入済みコンテンツ記
憶部Ｍ１，Ｍ２からプリセットコンテンツ及び購入済み
コンテンツに関するコンテンツ情報が読み出され（ステ
ップＥ３）、これらのユーザＩＤ、パスワード、電子音
楽装置ＩＤ及び必要なコンテンツ情報（例えば、コンテ
ンツ番号）は、コンテンツ情報送信部Ｍ４の機能によ
り、コンテンツ販売サイト１に向けて送信される（ステ
ップＥ４）。

【００６６】コンテンツ販売サイト１では、電子音楽装
置から送信されてきたユーザＩＤ、パスワード、電子音
楽装置ＩＤ及びコンテンツ情報を受信し、所有済みコン
テンツリスト記憶部Ｖ１の機能により、所有済みコンテ
ンツリストＵＬを作成し外部記憶装置１３の所有済みコ
ンテンツリスト記憶領域に記憶する（ステップＳ１）。

【００６７】電子音楽装置において、続いて、操作子３
４，４６によりコンテンツ検索条件の入力操作を行う
と、コンテンツ検索条件入力部Ｍ５の機能によって、こ
の入力操作に基づくコンテンツ検索条件がシステムに入
力され、コンテンツ販売サイト１に送信される（ステッ
プＥ５）。

【００６８】コンテンツ販売サイト１においては、検索
部Ｖ３の機能により、電子音楽装置らのコンテンツ検索
条件に基づいてコンテンツデータベースＶ２を検索し、
検索結果をリスト化する（ステップＳ２）。つまり、検
索部Ｖ３では、検索条件に従って探索された販売可能な
コンテンツに関する表題情報（販売可能コンテンツ情
報）をリスト化した販売可能コンテンツリストが生成さ
れ、照合部Ｖ４に手渡される。

【００６９】照合部Ｖ４では、手渡された販売可能コン
テンツリスト（検索結果リスト）中の販売可能コンテン
ツ情報を所有済みコンテンツリストＵＬの所有済みコン
テンツ情報と照合し、販売可能コンテンツリストから、
リストＵＬに合致するコンテンツ情報を抽出（検出）
し、更に、表示情報作成部Ｖ５において、販売可能コン
テンツリストにつき、抽出（検出）されたコンテンツ情
報に所有済み情報（マークＭＫを付加表示するための情
報）を付与してリスト表示データを作成する（ステップ
Ｓ３）。そして、作成されたリスト表示データは表示情
報作成部Ｖ５から電子音楽装置に送信される（図９：ス
テップＳ４）。

【００７０】電子音楽装置では、コンテンツ販売サイト
１からのリスト表示データを受信し、表示部Ｍ６の機能
により、コンテンツリストをディスプレイ３６，５３上
に表示し（図９：ステップＥ６）、このコンテンツリス
ト表示画面を用いて、購入の指示を行うか否かをユーザ
に打診する（ステップＥ７）。つまり、コンテンツリス
ト表示画面は、図７に示される表示例のように、各コン
テンツ情報（タイトル）にそれぞれ購入指示ボタンＰＲ
が付加されて当該コンテンツの購入可能性をユーザに提
示する。また、このコンテンツリスト表示画面には、当
該電子音楽装置で所有済みのコンテンツに対し、所有済
み情報に基づいて所有済みマークＭＫが付記され、既に
所有済みである旨の注意をユーザに喚起する。

【００７１】ここで、ユーザが操作子３４，４６を操作
して所望のコンテンツに対応する購入指示ボタンＰＲを
指示することにより、当該コンテンツの購入指示をシス
テムに入力すると（Ｅ７→ＹＥＳ）、購入指示部Ｍ７の
機能により、コンテンツ識別情報（例えば、コンテンツ
番号）及び購入指示コマンドをコンテンツ販売サイト１
に送信する（ステップＥ８）。

【００７２】コンテンツ販売サイト１では、電子音楽装
置からのコンテンツ識別情報及び購入指示コマンドを受
信し、課金処理部Ｖ６の機能により課金処理（図１１を
用いて後で詳しく説明する）を行う（ステップＳ５）。
この課金処理を終えると、コンテンツ配信部Ｍ８の機能
により、購入対象のコンテンツをデータベースＶ２から
抽出して電子音楽装置に配信すると共に、所有済みコン
テンツリスト記憶部Ｖ１を制御して所有済みコンテンツ
リスト記憶領域（１３）に記憶されている所有済みコン
テンツリストＵＬを更新する（ステップＳ６）。その
後、コンテンツ販売サイト１での処理を終了する。

【００７３】電子音楽装置においては、コンテンツ販売
サイト１から配信されるコンテンツをコンテンツ受信部
Ｍ８で受信し、これを購入済みコンテンツ記憶部Ｍ２に
保存する（ステップＥ９）。そして、コンテンツ利用部
Ｍ３の機能により、購入済みコンテンツ記憶部Ｍ２に保
存されているコンテンツを利用し（ステップＥ１０）、
その後、電子音楽装置側での処理を終了する。なお、こ
のコンテンツの利用（Ｅ１０）には、楽音生成部２８，
２９，３７；５４〜５５や表示手段２７，３６；５３な
どにおける楽音生成や楽譜表示などがある。

【００７４】一方、コンテンツリスト表示画面に所望の
コンテンツがなく、ユーザが操作子３４，４６を操作し
てキャンセルボタンＣＮを指示することにより、リスト
表示されたコンテンツの不購入をシステムに入力すると
（Ｅ７→ＮＯ）、その他の処理を行うことができる（ス
テップＥ１１）。その他の処理には、楽譜データや歌詞
データの試聴又は試見するための処理、或いは、再度、
コンテンツ検索条件の入力（ステップＥ５）に戻って上
述のフロー（Ｓ２〜Ｓ４；Ｅ６〜Ｅ７）を繰り返す処理
がある。そして、その他の処理（Ｅ１１）の後は、電子
音楽装置側での処理を終了し、これに応じてコンテンツ
販売サイト１側での処理も終了する。

【００７５】図１０は、この発明の第１実施形態による
コンテンツ販売処理において、電子音楽装置からコンテ
ンツ販売サイトへの２回目以降のアクセスの際に、図８
の「初回のアクセス時の処理」に代えて実行される「２
回目以降のアクセス時の処理」を表わすフローチャート
である。

【００７６】電子音楽装置からコンテンツ販売サイト１
への２回目以降のアクセスの際には、操作子３４，４６
によるユーザＩＤ及びパスワードの入力操作に基づい
て、ユーザＩＤ及びパスワードがシステムに入力される
（ステップＥ１ｂ）。次に、コンテンツ販売サイト１へ
のアクセス操作に基づいて、電子音楽装置ＩＤがＲＯＭ
２２，４３から読み出され（ステップＥ２ｂ）、これら
のユーザＩＤ、パスワード及び電子音楽装置ＩＤは、コ
ンテンツ情報送信部Ｍ４の機能により、コンテンツ販売
サイト１に向けて送信される（ステップＥ３ｂ）。その
後、図８の検索条件入力送信ステップ（Ｓ２）に進み、
以降は、初回の処理と同様である。

【００７７】つまり、当該電子音楽装置が既に所有して
いるコンテンツの情報は、最初のアクセス時に、コンテ
ンツリスト記憶領域（１３）に所有済みコンテンツリス
トＵＬとして記憶され（Ｓ１）、コンテンツ配信の場合
はさらに更新される（Ｓ６）ので、２回目以降のアクセ
スの際には、コンテンツ情報を送信する必要がない。

【００７８】コンテンツ販売サイト１では、コンテンツ
リスト記憶部Ｖ１の機能により、電子音楽装置からのユ
ーザＩＤ、パスワード及び電子音楽装置ＩＤに基づいて
認証処理を行う（ステップＳ１ｂ）。この認証処理にお
いては、ユーザＩＤ及びパスワードに加えて電子音楽装
置ＩＤをも参照することにより、仮にユーザＩＤとパス
ワードが不正取得されたものであっても、それのみでは
認証されない。なお、この認証処理で正当性が確認され
なかった場合は、その旨を電子音楽装置側に通知し、直
ちに処理を中断するか、或いは、ユーザＩＤ、パスワー
ド及び電子音楽装置ＩＤの再送信を電子音楽装置に求め
る。

【００７９】認証処理（Ｓ１ｂ）を通過すると、正当性
が確認されたユーザＩＤ、パスワード及び電子音楽装置
ＩＤに対応する所有済みコンテンツリストＵＬをコンテ
ンツリスト記憶領域（１３）から取得する（ステップＳ
２ｂ）。その後、図８の検索ステップ（Ｓ２）に進み、
以降は、初回の処理と同様である。

【００８０】〔第１実施形態の課金処理〕図１１は、こ
の発明の第１実施形態によるコンテンツ販売処理におけ
る課金処理を表わすフローチャートである。この課金処
理フローは、コンテンツ販売処理におけるコンテンツ販
売サイト側の課金処理ステップＳ５（図９）で行われ
る。

【００８１】コンテンツ販売サイト１は、電子音楽装置
からのコンテンツ識別情報及び購入指示コマンド（Ｅ
８）を受信すると、課金処理部Ｖ６の機能により、電子
音楽装置から購入指示のあったコンテンツと、所有済み
コンテンツリスト記憶部Ｖ１から取得した所有済みコン
テンツリストＵＬとを照合し（ステップＳ５１１）、電
子音楽装置から所有済みコンテンツの購入指示がなされ
たか否かを判定する（ステップＳ５１２）。

【００８２】ここで、購入指示されたコンテンツが所有
済みコンテンツリストＵＬ内のコンテンツに一致し、所
有済みコンテンツについて購入指示があったと判断した
ときは（Ｓ５１２→ＹＥＳ）、購入指示されたコンテン
ツが「既に所有済みである」旨を電子音楽装置側のディ
スプレイ３６，５３に表示させユーザに警告すると共
に、再度、コンテンツリスト表示画面（図７）の購入指
示ボタンＰＲを指定操作可能とし、コンテンツの購入指
示をユーザに促す（ステップＳ５１３）。

【００８３】次いで、電子音楽装置側で再購入指示があ
った否かを判定し（ステップＳ５１４）、購入指示ボタ
ンＰＲの操作に基づく再購入指示を検出したときは、再
購入指示されたコンテンツを電子音楽装置に配信するも
のと決定して当該コンテンツの代金を課金する事務処理
を行う（ステップＳ５１５）。そして、この処理の後、
コンテンツ販売処理のステップＳ６にリターンする。

【００８４】一方、再購入指示がなかったとき（例え
ば、キャンセルボタンＣＮの操作があったときや、一定
時間が経過しても購入指示ボタンＰＲなどに対する操作
がなかったとき）は（Ｓ５１４→ＮＯ）、既になされた
購入指示（Ｅ８）をキャンセルする事務処理を行い（ス
テップＳ５１６）、その後、コンテンツ販売サイトでの
処理を終了する。

【００８５】〔第２実施形態（課金処理）〕図１２は、
この発明の第２実施形態によるコンテンツ販売処理の特
徴部分を表わすフローチャートである。この発明の第２
実施形態においては、課金処理の手順が第１実施形態と
異なる。つまり、第２実施形態では、第１実施形態と同
様に、初回のアクセス時に図８及び図９の処理がなさ
れ、２回目以降のアクセス時には、図１０の処理を行
い、その後、図８及び図９のステップＥ５，Ｓ２以下の
処理が行われるが、課金処理ステップＳ５（図９）で
は、図１２に示すような課金処理が行われる。

【００８６】図１２の第２実施形態による課金処理フロ
ーにおいては、コンテンツ販売サイト１は、電子音楽装
置からのコンテンツ識別情報及び購入指示コマンド（Ｅ
８）を受信すると、課金処理部Ｖ６の機能により、電子
音楽装置から購入指示のあったコンテンツと、所有済み
コンテンツリスト記憶部Ｖ１から取得した所有済みコン
テンツリストＵＬとを照合し（ステップＳ５２１）、電
子音楽装置から所有済みコンテンツの購入指示がなされ
たか否かを判定する（ステップＳ５２２）。

【００８７】ここで、購入指示されたコンテンツが所有
済みコンテンツリストＵＬ内のコンテンツに一致し、所
有済みコンテンツについて購入指示があったと判断した
ときは（Ｓ５２２→ＹＥＳ）、購入指示された所有済み
コンテンツを配信するものと決定し、当該所有済みコン
テンツについて、正規の代金から一定の割合（又は額）
だけ割り引いた安価なコンテンツ代金（ディスカウン
ト）を課金するか、或いは、課金しない（無償）事務処
理を行う（ステップＳ５２３）。なお、後者の事務処理
（課金しない場合）については、コンテンツ購入累積回
数が所定数以上のとき或いは所定数以下のときに限定し
て所有済みコンテンツを無償で配信するものとしてもよ
い。

【００８８】一方、購入指示されたコンテンツが、所有
済みコンテンツリストＵＬ内のコンテンツではなく、新
たなコンテンツであると判定したときは（Ｓ５２２→Ｎ
Ｏ）、購入指示されたコンテンツの代金を課金する事務
処理を行う（ステップＳ５２４）。そして、これらの事
務処理（Ｓ５２３，Ｓ５２４）の後、コンテンツ販売処
理のステップＳ６（図９）にリターンする。

【００８９】〔種々の実施態様〕以上の例では、各コン
テンツ情報は、コンテンツ番号、ジャンル、タイトル、
作曲者名、作詞者名、アーティスト名などの項目データ
のセットから成るものとして説明したが、所有済みコン
テンツリストＵＬ内に保持する具体的な情報としては、
コンテンツを特定できる形式であればどのようなもので
もよい。例えば、コンテンツ毎に付与されているコンテ
ンツ番号（コンテンツＩＤ）、コンテンツのファイル
名、コンテンツのタイトルやコンテンツの作曲者、作詞
者等のキーワードの１乃至複数の組み合わせなどでもよ
い。

【００９０】実施例においては、電子音楽装置毎に電子
音楽装置ＩＤを有し、コンテンツ販売サイト側で記憶す
る所有済みコンテンツリストにもこの電子音楽装置ＩＤ
を記憶しておき、認証処理の際に電子音楽装置ＩＤも参
照し、仮にユーザＩＤとパスワードを他者が不正取得し
ても、それのみでは認証されないことから、非常にセキ
ュリティの高いコンテンツ販売サイトを構築することが
できる。しかしながら、ユーザＩＤとパスワードのみで
も或る程度のセキュリティは確保されるので、電子音楽
装置ＩＤは必ずしも用いなくてもよい。

【００９１】電子音楽装置側に記憶されているコンテン
ツと、コンテンツ販売サイト側で記憶しているリストと
の整合性を取るため、初回のみならず２回目以降も電子
音楽装置内のコンテンツ情報をコンテンツ販売サイトに
送信してもよい。この場合、コンテンツ販売サイトにア
クセスする毎に送信してもよいが、コンテンツ販売サイ
トに所定回アクセスする毎に送信したり、所定期間経過
する毎に送信したり、或いは、外部メディア購入により
購入済みコンテンツを補充した時に送信するようにして
もよい。

【００９２】１つの電子音楽装置内に記憶されているコ
ンテンツ情報のみを所有済みコンテンツとして管理する
のではなく、１人のユーザが所有している複数の電子音
楽装置内に記憶されているコンテンツ情報を総合して管
理するようにしてもよい。この場合、新たな電子音楽装
置からコンテンツ販売サイトにアクセスする毎に、該電
子音楽装置内のコンテンツ情報をコンテンツ販売サイト
に送信し、コンテンツ販売サイトでは、新たな電子音楽
装置からのコンテンツ情報を、すでに管理している所有
済みコンテンツリストに追加すればよい。

【００９３】電子音楽装置は、通信ネットワークに直接
接続する機能を有していなくてもよい。その場合、電子
音楽装置を他のパーソナルコンピュータや携帯通信端末
に接続し、当該パーソナルコンピュータや携帯通信端末
経由で通信ネットワークに接続すればよい。

【００９４】電子音楽装置の種類は、実施例において例
示したものに限らない。例えば、音楽ゲーム機、カラオ
ケ装置などの電子音楽装置でもよい。

【００９５】

【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、サーバ側（コンテンツ販売サイト）において、電子
音楽装置のユーザ毎の所有済みコンテンツリスト（Ｕ
Ｌ）を保持しており、この所有済みコンテンツリスト
（ＵＬ）を参照して、販売可能なコンテンツのうち、既
にユーザが所有済みのコンテンツを区別表示するように
しているので、ユーザ側（電子音楽装置）では、販売さ
れている各コンテンツが、ユーザ自身の既に所有してい
るコンテンツであるか否かが判り、同じコンテンツを複
数回購入してしまうというような失敗を防ぐことができ
る。

【００９６】また、この発明によれば、サーバ側（コン
テンツ販売サイト）において、電子音楽装置のユーザ毎
の所有済みコンテンツリスト（ＵＬ）を保持しており、
この所有済みコンテンツリスト（ＵＬ）を参照して、販
売可能なコンテンツのうち、既にユーザが所有済みのコ
ンテンツを安価に再販売するか或いは無償で再提供する
ようにしているので、電子音楽装置を新たなものに変更
したり、所有している筈のコンテンツが操作ミス等によ
り消失してしまった場合には、当該コンテンツを安価あ
るいは無償で取得することができる。また、サーバ側で
情報を管理するので、ユーザ側（電子音楽装置）の機器
の構成を簡単にすることができる。

【００９７】さらに、この発明によれば、電子音楽装置
に記憶されている所有済みコンテンツに関する情報を電
子音楽装置から取得し、この所有済みコンテンツ情報を
元にして、所有済みコンテンツリストを作成するようし
ているので、電子音楽装置にプリセットされているコン
テンツや、コンテンツ販売サイト以外から入手したコン
テンツであっても、所有済みコンテンツリスト（ＵＬ）
に記録することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は、この発明の一実施例によるコンテンツ
販売システム全体の概略的システムブロック図である。

【図２】図２は、この発明の一実施例によるコンテンツ
販売サイト（サーバコンピュータ）のハードウエア構成
を示すブロック図である。

【図３】図３は、この発明の一実施例によるクライアン
トＰＣや電子楽器などのハードウエア構成を示すブロッ
ク図である。

【図４】図４は、この発明の一実施例による携帯通信端
末のハードウエア構成を示すブロック図である。

【図５】図５は、この発明の一実施例によるシステムの
概略的機能ブロック図である。

【図６】図６は、この発明の一実施例による所有済みコ
ンテンツリストの構成例を示す図である。

【図７】図７は、この発明の一実施例による検索結果リ
スト表示例を示す図である。

【図８】図８は、この発明の第１実施形態によるコンテ
ンツ販売処理を表わすフローチャートの一部である。

【図９】図９は、この発明の第１実施形態によるコンテ
ンツ販売処理を表わすフローチャートの他部である。

【図１０】図１０は、この発明の第１実施形態によるコ
ンテンツ販売処理を表わすフローチャートの他の一部で
ある。

【図１１】図１１は、この発明の第１実施形態によるコ
ンテンツ販売処理における課金処理のフローチャートで
ある。

【図１２】図１２は、この発明の第２実施形態によるコ
ンテンツ販売処理の特徴部分（課金処理）を表わすフロ
ーチャートである。

【符号の説明】

１コンテンツ販売サーバ（サーバコンピュータ、コン
テンツ販売サイト）、２〜４電子音楽装置（クライアントＰＣ２、電子楽器
３、携帯通信端末４）、ＵＬ所有済みコンテンツリスト、ＰＲ購入指示ボタン、ＣＮキャンセルボタン、ＭＫ所有済みコンテンツであることを表わす所有済み
マーク。

フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号ＦＩテーマコート゛(参考）Ｇ０６Ｆ 17/60 ３３２Ｇ０６Ｆ 17/60 ３３２ＺＥＣＺＥＣＧ１０Ｈ 1/00 Ｇ１０Ｈ 1/00 Ｚ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】通信ネットワークを介して電子音楽装置と
通信可能に接続されるコンテンツ販売サイトであって、電子音楽装置のユーザ毎の所有済みコンテンツを表わす
所有済みコンテンツ情報から成る所有済みコンテンツリ
ストを記憶する所有済みコンテンツリスト記憶手段と、販売可能なコンテンツを表わす販売可能コンテンツ情報
から成る販売可能コンテンツリストを生成する販売可能
コンテンツリスト生成手段と、前記所有済みコンテンツリストを参照して、前記販売可
能コンテンツリストから、電子音楽装置のユーザの所有
済みコンテンツに対応する販売可能コンテンツ情報を検
出する所有済みコンテンツ検出手段と、検出された販売可能コンテンツ情報に、当該ユーザの所
有済みコンテンツであることを表わす所有済み情報を付
加し、販売可能コンテンツリスト表示データを生成する
表示データ生成手段と、生成された販売可能コンテンツリスト表示データを当該
電子音楽装置に送信する表示データ送信手段とを具備す
ることを特徴とするコンテンツ販売サイト。
【請求項２】通信ネットワークを介して電子音楽装置と
通信可能に接続されるコンテンツ販売サイトであって、電子音楽装置のユーザ毎の所有済みコンテンツを表わす
所有済みコンテンツ情報から成る所有済みコンテンツリ
ストを記憶する所有済みコンテンツリスト記憶手段と、前記所有済みコンテンツリストを参照して、販売される
コンテンツが電子音楽装置のユーザの所有済みコンテン
ツに該当するかどうかを判定する所有済みコンテンツ判
定手段と、所有済みコンテンツに該当すると判定されたコンテンツ
の当該電子音楽装置への配信について、正規代金より安
価な代金を課金するか或いは無償提供とする課金処理を
行う課金処理手段とを具備することを特徴とするコンテ
ンツ販売サイト。
【請求項３】さらに、前記電子音楽装置に記憶されているコンテンツについて
所有済みコンテンツ情報を取得する所有済みコンテンツ
情報取得手段と、取得された所有済みコンテンツ情報に基づいて前記所有
済みコンテンツリストを作成する所有済みコンテンツリ
スト作成手段とを具備することを特徴とする請求項１又
は２に記載のコンテンツ販売サイト。
【請求項４】通信ネットワークを介して電子音楽装置と
通信可能に接続され、電子音楽装置のユーザ毎の所有済
みコンテンツを表わす所有済みコンテンツ情報から成る
所有済みコンテンツリストを記憶する所有済みコンテン
ツリスト記憶手段を備えるコンテンツ販売サイトに対し
て、販売可能なコンテンツを表わす販売可能コンテンツ情報
から成る販売可能コンテンツリストを生成するステップ
と、前記所有済みコンテンツリストを参照して、前記販売可
能コンテンツリストから、電子音楽装置のユーザの所有
済みコンテンツに対応する販売可能コンテンツ情報を検
出するステップと、検出された販売可能コンテンツ情報に、当該ユーザの所
有済みコンテンツであることを表わす所有済み情報を付
加し、販売可能コンテンツリスト表示データを生成する
ステップと、生成された販売可能コンテンツリスト表示データを当該
電子音楽装置に送信するステップとから成る手順を実行
させるためのコンテンツ販売プログラム。
【請求項５】通信ネットワークを介して電子音楽装置と
通信可能に接続され、電子音楽装置のユーザ毎の所有済
みコンテンツを表わす所有済みコンテンツ情報から成る
所有済みコンテンツリストを記憶する所有済みコンテン
ツリスト記憶手段を備えるコンテンツ販売サイトに対し
て、所有済みコンテンツリスト記憶手段に記憶された所有済
みコンテンツリストを参照して、販売されるコンテンツ
が電子音楽装置のユーザの所有済みコンテンツに該当す
るかどうかを判定するステップと、所有済みコンテンツに該当すると判定されたコンテンツ
の当該電子音楽装置への配信について、正規代金より安
価な代金を課金するか或いは無償提供とする課金処理を
行うステップとから成る手順を実行させるためのコンテ
ンツ販売プログラム。