JP2003057157A - 試料処理容器 - Google Patents

試料処理容器

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JP2003057157A
JP2003057157A JP2001249682A JP2001249682A JP2003057157A JP 2003057157 A JP2003057157 A JP 2003057157A JP 2001249682 A JP2001249682 A JP 2001249682A JP 2001249682 A JP2001249682 A JP 2001249682A JP 2003057157 A JP2003057157 A JP 2003057157A
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義章 宮本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】試薬を間接的に試料に供給することができ、試
料として、例えば生物試料等を用いる場合には、その延
命を図ることができる試料処理容器を提供すること。 【解決手段】図1に示すマイクロプレート1は、筐体2
と、その内部を、試料収納空間(ウェル)4と試薬供給
空間5とに区画する複数の隔壁部3とを有している。こ
のマイクロプレート1は、24個の隔壁部3がマトリッ
クス状に配置され、それぞれ、24個の試料収納空間4
と、24個の試薬供給空間5とを有している。試料収納
空間4には、検査に供されるサンプル(試料)Sが収納
され、一方、試薬供給空間5には、サンプルS中の検出
対象物と反応し得る試薬(基質)Rが供給される。各隔
壁部3は、それぞれ、溝(連通部)6を有し、これによ
り、1つの試薬供給空間5が、対応する1つの試料収納
空間4と連通している。また、マイクロプレート1は、
その上部開口23を封止するように装着(設置)される
蓋体10を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、試料処理容器に関
する。
【0002】
【従来の技術】生物学の分野等では、例えば、生物試料
中での特定遺伝子の発現を解析する用途に、マイクロプ
レート(試料処理容器)が広く用いられている。
【0003】このマイクロプレートは、前記生物試料が
収納される複数の穴(試料収納空間)を有している。
【0004】そして、例えば特定遺伝子の発現の指標と
なる指標物質(検出対象物)等と反応し得る液体試薬
を、前記試料収納空間に直接供給し、指標物質と試薬と
の反応により生じる、例えば発光、蛍光、吸光等を測定
することにより、その反応結果の解析が行なわれてい
る。
【0005】しかしながら、この方法では、生物試料に
対して、直接かつ急激に、試薬を接触させることにな
り、生物試料へ極めて大きなダメージ(損傷)を与え、
その延命を図ることができないという問題がある。
【0006】特に、特定遺伝子として、その発現が日周
期で変動するものを選択する場合には、長期(長時間)
に渡って、その変化を正確に追跡することができないと
いう問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、試薬
を間接的に試料に供給することができ、試料として、例
えば生物試料等を用いる場合には、その延命を図ること
ができる試料処理容器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(19)の本発明により達成される。
【0009】(1) 試料を収納する試料収納空間と、
前記試料中の検出対象物と反応し得る試薬を供給する試
薬供給空間とを有し、前記試料収納空間と前記試薬供給
空間とが、連通手段により連通していることを特徴とす
る試料処理容器。
【0010】(2) 底部と、該底部に立設された側壁
部とを備える筐体を有し、 前記試料収納空間と前記試
薬供給空間とは、それぞれ、前記筐体の内部に形成され
ている上記(1)に記載の試料処理容器。
【0011】(3) 前記底部に立設され、前記試料収
納空間と前記試薬供給空間とに区画する隔壁部を有し、
前記連通手段は、前記隔壁部を貫通して形成された連通
部で構成されている上記(2)に記載の試料処理容器。
【0012】(4) 前記連通部は、前記隔壁部の上縁
部に開放する溝である上記(3)に記載の試料処理容
器。
【0013】(5) 前記連通部は、前記隔壁部の途中
に貫通する孔である上記(3)に記載の試料処理容器。
【0014】(6) 前記隔壁部は、光遮断性を有して
いる上記(3)ないし(5)のいずれかに記載の試料処
理容器。
【0015】(7) 前記試料収納空間と前記試薬供給
空間とを、それぞれ、複数有する上記(1)ないし
(6)のいずれかに記載の試料処理容器。
【0016】(8) 前記試料収納空間は、マトリック
ス状または列状に配置されている上記(7)に記載の試
料処理容器。
【0017】(9) 1つの前記試薬供給空間が、1つ
の前記試料収納空間に連通している上記(7)または
(8)に記載の試料処理容器。
【0018】(10) 1つの前記試薬供給空間が、複
数の前記試料収納空間に連通している上記(7)または
(8)に記載の試料処理容器。
【0019】(11) 前記試料収納空間同士、また
は、前記試薬供給空間同士が連通するのを防止する連通
防止手段を有する上記(7)ないし(10)のいずれか
に記載の試料処理容器。
【0020】(12) 前記連通防止手段は、前記試料
処理容器に装着される蓋体またはその一部である上記
(11)に記載の試料処理容器。
【0021】(13) 前記蓋体は、天板部と、該天板
部に立設された脚部とを有し、前記天板部の内面に封止
部材が設置されている上記(12)に記載の試料処理容
器。
【0022】(14) 前記蓋体は、前記試料処理容器
に装着したとき、前記試料収納空間に対応する部分が透
明である上記(12)または(13)に記載の試料処理
容器。
【0023】(15) 前記試料は、生物試料または生
物試料を含むものである上記(1)ないし(14)のい
ずれかに記載の試料処理容器。
【0024】(16) 前記生物試料は、微生物、生体
組織または細胞である上記(15)に記載の試料処理容
器。
【0025】(17) 前記検出対象物は、核酸、タン
パク質、脂質またはホルモン類である上記(1)ないし
(16)のいずれかに記載の試料処理容器。
【0026】(18) 前記試料の処理に際し、前記試
薬は、少なくとも一部が気化し、この気化した試薬が前
記連通手段を介して、前記試薬供給空間から前記試料収
納空間へ移動する上記(1)ないし(17)のいずれか
に記載の試料処理容器。
【0027】(19) マイクロプレートである上記
(1)ないし(18)のいずれかに記載の試料処理容
器。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の試料処理容器を添
付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明す
る。
【0029】<第1実施形態>図1は、本発明の試料処
理容器をマイクロプレートに適用した場合の第1実施形
態の構成を示す斜視図(一部切り欠いて示す)であり、
図2は、図1中のA−A線断面図(マイクロプレートに
蓋体を装着した状態)である。なお、説明の便宜上、図
2中では、同様の構成のものに異なる符号を付して説明
する。また、以下の説明では、図1および図2中の上側
を「上方」、下側を「下方」と言う。
【0030】図1に示すマイクロプレート(試料処理容
器)1は、筐体2と、その内部を、試料収納空間4と試
薬供給空間5とに区画する複数の隔壁部3とを有してい
る。以下、各構成要素について説明する。
【0031】筐体2は、全体形状がトレー状をなし、底
部21と側壁部22とを備え、上方に上部開口23を有
している。
【0032】具体的には、底部21は、ほぼ長方形をな
す平板状の部材で構成され、その縁部付近には、各辺に
沿って、側壁部22が上方に向って突出形成(立設)さ
れている。
【0033】また、底部21には、ほぼ円筒状をなす複
数の隔壁部3が上方に向って突出形成(立設)されてい
る。
【0034】隔壁部3は、マイクロプレート1(筐体
2)の内部(側壁部22の内側空間)を、試料収納空間
(ウェル)4と試薬供給空間5とに区画するものであ
る。試料収納空間4には、検査に供されるサンプル(試
料)Sが収納され、一方、試薬供給空間5には、サンプ
ルS中の検出対象物と反応し得る試薬(基質)Rが供給
される。
【0035】本実施形態では、隔壁部3が、マトリック
ス状(行列状)に合計24個配置され、隣接する隔壁部
3同士が、さらに、側壁部22に隣接する隔壁部3が側
壁部22と連結されている。これにより、マイクロプレ
ート1(筐体2)の内部には、それぞれ、24個のマト
リックス状に配置された試料収納空間4と24個の試薬
供給空間5とが形成されている。
【0036】各隔壁部3の寸法は、それぞれ、ほぼ等し
く設定されている。この寸法としては、特に限定されな
いが、通常、次のように設定される。
【0037】隔壁部3の内径(平均)としては、好まし
くは3〜20mm程度とされる。隔壁部3の外径(平
均)としては、好ましくは4〜25mm程度とされる。
【0038】また、隔壁部3の高さ(平均)は、筐体2
の側壁部22の高さ(平均)とほぼ等しく設定され、好
ましくは5〜20mm程度とされる。
【0039】また、各隔壁部3は、それぞれ、溝(連通
部)6を有している。溝6は、隔壁部3を貫通して形成
され、その上縁部に開放している。この溝6により、試
料収納空間4と試薬供給空間5とが連通している。すな
わち、溝6が連通手段を構成する。
【0040】これにより、マイクロプレート1に後述す
る蓋体10を装着した状態においても、試薬供給空間5
に供給された試薬Rは、その一部または全部が揮発(気
化)し、この揮発(気化)した試薬Rは、溝6を介して
試料収納空間4へ移動することができる。すなわち、試
薬Rを試薬供給空間5から試料収納空間4へ供給するこ
とができる。
【0041】そして、試料収納空間4において、サンプ
ルS中の検出対象物と試薬Rとを反応させることができ
る。この反応結果は、例えば、発光、蛍光、吸光等を測
定することにより、解析することができる。
【0042】ここで、本発明における検出対象物として
は、特に限定されないが、例えば、核酸、タンパク質、
脂質またはホルモン類等が挙げられる。
【0043】一方、試薬Rは、検出対象物の種類や反応
結果の測定方法の種類等に応じて、適宜選択されるもの
であり、特に限定されない。また、試薬Rとしては、サ
ンプルSの処理に際し、少なくとも一部が気化するもの
であればよい。
【0044】前述したように、本発明では、試薬Rを試
薬供給空間5から試料収納空間4へ溝6を介して供給す
ること、すなわち、サンプルSに対して、試薬Rを間接
的に(揮発性分として)供給することができる。このた
め、サンプルSとして、特に、生物試料または生物試料
を含むものを用いる場合には、生物試料への損傷(ダメ
ージ)を低減(抑制)して、その延命を図ることができ
有利である。換言すれば、本発明においてサンプルSと
しては、特に限定されないが、例えば、微生物、生体組
織または細胞等の生物試料、または、このような生物試
料を含むものが好適に使用される。
【0045】ここで、生物試料を含むものとしては、例
えば、前記生物試料を、これを培養するための培養液等
の溶液に分散(懸濁)して、調製した分散液(懸濁液)
等を用いることができる。
【0046】また、本実施形態では、図2に示すよう
に、各溝6(6a、6b、6c)は、それぞれ、各隔壁
部3(3a、3b、3c)の周方向において、ほぼ同位
置に設けられている。すなわち、各溝6は、それぞれ、
互いに対向しないように配置されている。これにより、
このマイクロプレート1では、1つの試薬供給空間5
(5a、5b、5c)が、対応する1つの試料収納空間
4(4a、4b、4c)と連通している。
【0047】このような構成にすると、各試料収納空間
4(4a、4b、4c)に収納するサンプルS(Sa、
Sb、Sc)、および、各試薬供給空間5(5a、5
b、5c)に供給する試薬R(Ra、Rb、Rc)とし
て、それぞれ、互いに異なる種類のものを同時に用いる
ことができるという利点がある。
【0048】また、このような構成にすると、サンプル
S(Sa、Sb、Sc)中の検出対象物と、試薬R(R
a、Rb、Rc)との反応結果を解析するのに際し、光
学的な測定を行なう場合(例えば、発光を測定する場
合)には、次のような効果も得られる。すなわち、例え
ば試料収納空間4b(サンプルSb)からの光(発光
光)を、例えば光検出器(図示せず)により測定してい
る際に、かかる光検出器へ、隣接する試料収納空間4
a、4c(サンプルSa、Sc)からの光(発光光)が
混入(進入)して、その測定結果に悪影響を及ぼすこと
(以下、「クロストーク」と言う。)を抑制(防止)す
ることができる。
【0049】このようなマイクロプレート1は、底部2
1、側壁部22および各隔壁部3が、例えば射出成形等
により、一体的に形成されているのが好ましい。これに
より、マイクロプレート1をより容易に製造することが
でき、その製造コストを削減することができる。
【0050】なお、底部21、側壁部22および各隔壁
部3は、それぞれ別体として製造し、例えば融着(熱融
着、超音波融着、高周波融着等)、接着剤による接着等
により固着するようにしてもよい。また、この場合、隔
壁部3としては、有底筒状のもの(底部を有するもの)
を用いるようにしてもよい。
【0051】マイクロプレート1の構成材料としては、
例えば、ポリスチレン、ポリカーボネートのような各種
樹脂材料、アルミナ、チタニアのような各種セラミック
ス材料等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以
上を組み合わせて用いることができる。
【0052】また、マイクロプレート1は、透明であっ
ても、不透明(光遮断性を有するもの)であってもよ
い。
【0053】マイクロプレート1を透明にすると、内部
の視認性を確保することができるという利点がある。
【0054】また、マイクロプレート1を不透明にする
ことで、検出対象物と試薬Rとの反応結果を解析するの
に際し、光学的な測定を行なう場合(例えば、発光を測
定する場合)には、その測定を正確に行なうことができ
る。なお、この場合、マイクロプレート1は、少なくと
も隔壁部3が不透明(光遮断性を有するもの)であれ
ば、その他の部分は、不透明でなくてもよい。
【0055】このようなマイクロプレート1は、その上
部開口23を封止するように装着(設置)される蓋体1
0を有している(図1および図2参照)。以下、蓋体1
0について、図2を参照しつつ説明する。
【0056】この蓋体10は、天板部11と脚部12と
を有し、全体形状がトレー状をなしている。
【0057】天板部11は、蓋体10をマイクロプレー
ト1に装着した状態で、上部開口23を覆うようにして
塞ぐ部分である。天板部11は、底部21とほぼ対応す
る形状をなす平板状の部材で構成されている。
【0058】この天板部11の縁部には、各辺に沿っ
て、下方に向って突出する脚部12が一体的に形成され
ている。蓋体10をマイクロプレート1に装着した状態
では、この脚部12は、側壁部22の外方に位置し、側
壁部22に嵌合する。これにより、蓋体10は、マイク
ロプレート1に固定される。
【0059】蓋体10(天板部11、脚部12)の構成
材料としては、前記マイクロプレート1で挙げた構成材
料と同様のものを用いることができる。
【0060】また、天板部11の内面(マイクロプレー
ト1側の面)には、シート状の封止部材111が設置さ
れている。この封止部材111は、好ましくは弾性を有
する材料で構成されており、蓋体10をマイクロプレー
ト1に装着したとき、側壁部22の上縁部、および、各
隔壁部3の上縁部に密着する。
【0061】これにより、マイクロプレート1の上部開
口23が封止され、試薬Rがマイクロプレート1の外部
に散逸(流出)するのを、より確実に防止することがで
きる。
【0062】また、これにより、各試料収納空間4同士
が連通するのを防止して、特定の試薬供給空間5に供給
された試薬Rが、本来供給されてはいけない試料収納空
間4へ供給されるのを抑制(防止)することができる。
例えば試薬供給空間5aに供給された試薬Raが、試料
収納空間4b、4cへも供給されるのを、より確実に抑
制(防止)することができる。すなわち、本実施形態で
は、この蓋体10は、各試料収納空間4同士が連通する
のを防止する連通防止手段(空間隔離手段)を構成す
る。
【0063】このような弾性材料としては、例えば、シ
リコーンゴムのような各種ゴム材料や、スチレン系、ポ
リオレフィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、
ポリエステル系等の各種熱可塑性エラストマーが挙げら
れ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて
用いることができる。
【0064】このような蓋体10(封止部材111を含
む)は、透明であっても、不透明であってもよい。
【0065】検出対象物と試薬Rとの反応結果を解析す
るのに際し、光学的な測定を行なう場合(例えば、発光
を測定する場合)には、蓋体10は、透明とされる。
【0066】なお、この場合、蓋体10は、上方から見
たとき、少なくとも各試料収納空間4に対応する領域
(部分)が透明であれば、かかる領域以外の領域(すな
わち、各試薬供給空間5に対応する領域)は、透明でな
くてもよい。このような構成にすることにより、前述し
たようなクロストークを抑制(防止)する効果をより向
上することができる。また、このように、不透明な(光
遮断性を有する)領域を設ける場合には、かかる領域に
対応する天板部11および封止部材111の少なくとも
一方を不透明とすればよい。
【0067】なお、連通防止手段としては、このような
蓋体10の一部(例えば、脚部12を省略したもの等)
を用いることや、蓋体10に代わり、同様の機能を発揮
するフィルム状のシート部材を用いることもでき、ま
た、その他の構成のものであってもよい。
【0068】次に、マイクロプレート1の使用方法につ
いて説明する。なお、以下では、ラン藻(微生物:生物
試料)中での特定遺伝子Xの発現を解析する場合を一例
に説明する。
【0069】前提として、ラン藻が有するDNA(ラン
藻のゲノム)には、特定遺伝子Xのプロモータの下流側
に、ルシフェラーゼをコードする遺伝子(以下、「ルシ
フェラーゼ遺伝子」と言う。)が組み込まれているもの
とする。
【0070】この場合、ラン藻中では、特定遺伝子Xの
発現に伴い、ルシフェラーゼ遺伝子が発現(すなわち、
ルシフェラーゼが産生)される。このルシフェラーゼ
(タンパク質:検出対象物)は、例えば、デカナール
(デシルアルデヒド)のような試薬(基質)Rと反応し
て発光する。これにより、ラン藻から光が発せられる。
【0071】したがって、この発光光を測定することに
より、間接的に特定遺伝子Xの発現の有無を解析するこ
とが可能となる。
【0072】[1] まず、各試料収納空間4にラン藻
(サンプルS)を収納する。また、この場合、各試料収
納空間4には、必要に応じて、例えば、ラン藻を培養す
るための培地等が収納されていてもよい。
【0073】なお、ラン藻は、予め、ラン藻を培養する
ための培養液に分散しておき、かかる分散液をサンプル
Sとして用いるようにしてもよい。
【0074】[2] 次に、例えば分注装置(図示せ
ず)等により、各試薬供給空間5に、それぞれ、デカナ
ール(試薬R)を供給する。
【0075】[3] 次に、マイクロプレート1に蓋体
10を装着する。このとき、蓋体10の封止部材111
は、マイクロプレート1の側壁部22の上縁部および各
隔壁部3の上縁部に密着する。これにより、マイクロプ
レート1の上部開口23を封止して、デカナールがマイ
クロプレート1の外部に散逸するのを、より確実に防止
することができる。また、これにより、1つの試料収納
空間4と1つの試薬供給空間5とが、より確実に連通す
るようになる。
【0076】[4] 次に、蓋体10が装着された状態
のマイクロプレート1に対して、光を照射しつつ、ラン
藻を培養する。このとき、ラン藻が特定遺伝子Xを発現
すると、ルシフェラーゼも産生される。
【0077】また、試料収納空間4には、揮発(気化)
したデカナールが、徐々に試薬供給空間5から供給され
ており、ラン藻中でルシフェラーゼが産生された場合に
は、このルシフェラーゼとデカナールとが順次反応し
て、ラン藻から光が発せられる。
【0078】[5] 次に、発光検出器(図示せず)を
蓋体10の上方より接近させ、各試料収納空間4(各ラ
ン藻)からの発光光を、それぞれ測定する。
【0079】このとき、マイクロプレート1では、各溝
6が対向しないように配置されているので、クロストー
クが好適に抑制(防止)され、反応結果を正確に測定す
ることができる。
【0080】また、マイクロプレート1、および、蓋体
10の各試薬供給空間5に対応する領域を不透明にする
ことにより、前記効果をより向上することができる。
【0081】ここで、前記試薬Rのデカナールは、強い
細胞毒性を有する物質である。仮に、従来のマイクロプ
レートを用いた場合には、この強い細胞毒性を有するデ
カナールを、直接かつ急激に、ラン藻に接触させる必要
がある。このため、ラン藻に極めて大きなダメージ(損
傷)を与えてしまい、その延命を図ることが困難であ
る。これに対し、マイクロプレート1を用いる場合に
は、デカナールを、直接、ラン藻に接触させることを回
避することができる。これにより、ラン藻へのダメージ
(損傷)を軽減(抑制)することができ、その結果、ラ
ン藻の延命を図ること、すなわち、ラン藻を長期にわた
って生存させることができる。
【0082】このため、特に、解析する特定遺伝子Xと
して、例えば、時計遺伝子のように、その発現(産生)
が周期的(例えば、日周期等)に変化するものを選択す
る場合には、長期(長時間)に渡って、その変化をより
正確に追跡(観察)することができる。
【0083】<第2実施形態>次に、第2実施形態のマ
イクロプレートについて説明する。
【0084】図3は、第2実施形態のマイクロプレート
の構成を示す部分断面図(一部拡大して示す)である。
以下、図3に示すマイクロプレート1について、前記第
1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項につ
いては、その説明を省略する。なお、以下の説明では、
図3中の上側を「上方」、下側を「下方」と言う。
【0085】第2実施形態のマイクロプレート1では、
隔壁部の構成が異なり、それ以外は、前記第1実施形態
と同様である。
【0086】第2実施形態では、隔壁部3には、連通手
段として、ほぼ円状(楕円状)をなす孔(連通部)6’
が、その上下方向の途中に貫通して形成されている。こ
のような構成によっても、前記第1実施形態と同様の効
果が得られる。
【0087】なお、孔6’の形状は、図示のものに限定
されず、例えば、三角形、四角形、菱形、六角形のよう
な多角形であってもよい。また、孔6’は、隔壁部3の
上下方向に沿って、複数個設けられていてもよい。
【0088】さらに、隔壁部3には、孔6’および前記
第1実施形態の溝6の双方を設けるようにすることもで
きる。
【0089】<第3実施形態>次に、第3実施形態のマ
イクロプレートについて説明する。
【0090】図4は、第3実施形態のマイクロプレート
の構成を示す斜視図(一部切り欠いて示す)である。以
下、図4に示すマイクロプレート1について、前記第1
実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項につい
ては、その説明を省略する。なお、以下の説明では、図
4中の上側を「上方」、下側を「下方」と言う。
【0091】第3実施形態のマイクロプレート1では、
隔壁部の設置数および配置が異なり、それ以外は、前記
第1実施形態と同様である。
【0092】第3実施形態では、マイクロプレート1
(筐体2)の底部21には、4個の隔壁部3が列状をな
し、かつ3列(3組)で合計12個、上方に向かって突
出形成(立設)されている。
【0093】そして、各列において、隣接する隔壁部3
同士が、さらに、各列の両端に位置する隔壁部3(側壁
部22に隣接する隔壁部3)が側壁部22と連結されて
いる。これにより、隔壁部3の各列(各組)同士の間に
は、それぞれ、試薬供給空間5が形成されている。
【0094】すなわち、このマイクロプレート1(筐体
2)の内部には、それぞれ、4個の列状に配置された試
料収納空間4が3列と、3個の試薬供給空間5とが形成
されている。
【0095】また、各隔壁部3は、それぞれ、前記第1
実施形態と同様の構成の溝6を有しており、これによ
り、1つの試薬供給空間5が、複数(本実施形態では、
4個)の試料収納空間4に連通している。
【0096】これにより、例えば、ある程度纏まった個
数のサンプルSに対して、同一の試薬Rを供給する場合
には、試薬Rの試薬供給空間5への供給に要する時間と
手間とを削減することができる。
【0097】なお、1つの試薬供給空間5が連通する試
料収納空間4の数は、4個に限定されるものではなく、
2または3個でも、5個以上であってもよい。
【0098】また、第3実施形態のマイクロプレート1
も、その上部開口23を封止するように装着(設置)さ
れる前記第1実施形態と同様の蓋体10(図示せず)を
有している。
【0099】これにより、マイクロプレート1の上部開
口23が封止され、試薬Rがマイクロプレート1の外部
に散逸(流出)するのを、より確実に防止することがで
きる。
【0100】また、これにより、同一の試薬供給空間5
に連通する試料収納空間4同士が連通するのを許容しつ
つ、各試薬供給空間5同士が連通するのを防止して、特
定の試薬供給空間5に供給された試薬Rが、本来供給さ
れてはいけない試料収納空間4へ供給されるのを抑制
(防止)することができる。すなわち、本実施形態で
は、この蓋体10は、各試薬供給空間5同士が連通する
のを防止する連通防止手段(空間隔離手段)を構成す
る。
【0101】以上、本発明の試料処理容器を図示の各実
施形態について説明したが、本発明は、これらに限定さ
れるものではなく、試料処理容器を構成する各部は、同
様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換すること
ができる。
【0102】例えば、本発明の試料処理容器は、前記第
1〜第3実施形態のうちの、任意の2以上の構成を組み
合わせることもできる。
【0103】また、図示の構成では、隔壁部は、その横
断面における外形形状がほぼ円形をなすものであるが、
これに限定されることはなく、例えば、楕円形、あるい
は、三角形、四角形、菱形、六角形のような多角形等で
あってもよい。
【0104】また、本発明では、1つの試薬供給空間
が、全ての試料収納空間と連通するような構成であって
もよい。
【0105】また、本発明では、試料として、前述した
ような検出対象物を溶液(例えば、緩衝液等)に溶解ま
たは懸濁し、調整したものを用いることもできる。
【0106】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、試
料に試薬を間接的に供給することができる。このため、
試料として、例えば生物試料または生物試料を含むもの
を用いる場合には、生物試料へのダメージを軽減(抑
制)して、その延命を図ることができる。
【0107】また、検出対象物として、その発現量(産
生量)が周期的に変化するものを選択する場合には、そ
の変化をより正確に追跡することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の試料処理容器をマイクロプレートに適
用した場合の第1実施形態の構成を示す斜視図(一部切
り欠いて示す)である。
【図2】図1中のA−A線断面図(マイクロプレートに
蓋体を装着した状態)である。
【図3】第2実施形態のマイクロプレートの構成を示す
部分断面図(一部拡大して示す)である。
【図4】第3実施形態のマイクロプレートの構成を示す
斜視図(一部切り欠いて示す)である。
【符号の説明】
1 マイクロプレート 2 筐体 21 底部 22 側壁部 23 上部開口 3 隔壁部 4 試料収納空間 5 試薬供給空間 6 溝 6’ 孔 10 蓋体 11 天板部 111 封止部材 12 脚部 S サンプル R 試薬 3a、3b、3c 隔壁部 4a、4b、4c 試料収納空間 5a、5b、5c 試薬供給空間 6a、6b、6c 溝 Sa、Sb、Sc サンプル Ra、Rb、Rc 試薬
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 修 東京都三鷹市牟礼6丁目22番1号 アロカ 株式会社内 Fターム(参考) 2G045 CB01 CB21 DA12 DA13 DA36 DA54 DA60 HA06 HA14 2G052 AA28 AA33 AA36 AB16 AB18 AB20 DA06 DA12 GA11 JA09 JA11 JA16 2G057 AA01 AA04 AA14 AC01 AD01 BA10 BB06 BD01 JB05 4B029 AA08 BB04 CC01 GA03 GB03 GB04 GB06

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料を収納する試料収納空間と、 前記試料中の検出対象物と反応し得る試薬を供給する試
    薬供給空間とを有し、 前記試料収納空間と前記試薬供給空間とが、連通手段に
    より連通していることを特徴とする試料処理容器。
  2. 【請求項2】 底部と、該底部に立設された側壁部とを
    備える筐体を有し、 前記試料収納空間と前記試薬供給空間とは、それぞれ、
    前記筐体の内部に形成されている請求項1に記載の試料
    処理容器。
  3. 【請求項3】 前記底部に立設され、前記試料収納空間
    と前記試薬供給空間とに区画する隔壁部を有し、 前記連通手段は、前記隔壁部を貫通して形成された連通
    部で構成されている請求項2に記載の試料処理容器。
  4. 【請求項4】 前記連通部は、前記隔壁部の上縁部に開
    放する溝である請求項3に記載の試料処理容器。
  5. 【請求項5】 前記連通部は、前記隔壁部の途中に貫通
    する孔である請求項3に記載の試料処理容器。
  6. 【請求項6】 前記隔壁部は、光遮断性を有している請
    求項3ないし5のいずれかに記載の試料処理容器。
  7. 【請求項7】 前記試料収納空間と前記試薬供給空間と
    を、それぞれ、複数有する請求項1ないし6のいずれか
    に記載の試料処理容器。
  8. 【請求項8】 前記試料収納空間は、マトリックス状ま
    たは列状に配置されている請求項7に記載の試料処理容
    器。
  9. 【請求項9】 1つの前記試薬供給空間が、1つの前記
    試料収納空間に連通している請求項7または8に記載の
    試料処理容器。
  10. 【請求項10】 1つの前記試薬供給空間が、複数の前
    記試料収納空間に連通している請求項7または8に記載
    の試料処理容器。
  11. 【請求項11】 前記試料収納空間同士、または、前記
    試薬供給空間同士が連通するのを防止する連通防止手段
    を有する請求項7ないし10のいずれかに記載の試料処
    理容器。
  12. 【請求項12】 前記連通防止手段は、前記試料処理容
    器に装着される蓋体またはその一部である請求項11に
    記載の試料処理容器。
  13. 【請求項13】 前記蓋体は、天板部と、該天板部に立
    設された脚部とを有し、 前記天板部の内面に封止部材が設置されている請求項1
    2に記載の試料処理容器。
  14. 【請求項14】 前記蓋体は、前記試料処理容器に装着
    したとき、前記試料収納空間に対応する部分が透明であ
    る請求項12または13に記載の試料処理容器。
  15. 【請求項15】 前記試料は、生物試料または生物試料
    を含むものである請求項1ないし14のいずれかに記載
    の試料処理容器。
  16. 【請求項16】 前記生物試料は、微生物、生体組織ま
    たは細胞である請求項15に記載の試料処理容器。
  17. 【請求項17】 前記検出対象物は、核酸、タンパク
    質、脂質またはホルモン類である請求項1ないし16の
    いずれかに記載の試料処理容器。
  18. 【請求項18】 前記試料の処理に際し、前記試薬は、
    少なくとも一部が気化し、この気化した試薬が前記連通
    手段を介して、前記試薬供給空間から前記試料収納空間
    へ移動する請求項1ないし17のいずれかに記載の試料
    処理容器。
  19. 【請求項19】 マイクロプレートである請求項1ない
    し18のいずれかに記載の試料処理容器。
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