JP2003057084A - 水道メータ - Google Patents

水道メータ

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JP2003057084A
JP2003057084A JP2001247265A JP2001247265A JP2003057084A JP 2003057084 A JP2003057084 A JP 2003057084A JP 2001247265 A JP2001247265 A JP 2001247265A JP 2001247265 A JP2001247265 A JP 2001247265A JP 2003057084 A JP2003057084 A JP 2003057084A
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metal thin
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unit case
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JP2001247265A
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Yasuhide Tsuchida
泰秀 土田
Akira Koizumi
章 小泉
Shintaro Karasawa
進太郎 唐沢
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Toyo Keiki Co Ltd
Original Assignee
Toyo Keiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水道メータにおいて、寸法増加や内容積の減
少を招くことなく、そのユニットケースの防湿性を改善
し、電子式水道メータにおいては当該ユニットケースに
電気ノイズに対するシールド性を付与すること。 【解決手段】 水道メータ1の繊維強化樹脂製のユニッ
トケース31の内面は金属蒸着膜や金属めっき皮膜から
なる防湿性の高い金属薄膜7で覆われている。二重構造
のユニットケースや厚肉のユニットケースの場合とは異
なり、その寸法増加、内容積の減少を招くことなく、防
湿性を高めることができる。また、電子式水道メータに
おいては、金属薄膜7を、ユニットケース内の電子回路
部から外部に引き出されている信号線に対して電気的に
接続することにより、信号線と接地間のノイズ(コモン
モードノイズ)に対する電子回路部の耐ノイズ性を向上
させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユニットケースに
流量計測用の電子回路部品が収納された電子式水道メー
タにおけるユニットケースの防水性およびノイズシール
ド性の改善に関するものである。
【0002】また、本発明は、ユニットケースに流量計
測用の機械式計測部品が収納された水道メータにおける
ユニットケースの防水性の改善に関するものである。
【0003】
【従来の技術】一般的な電子式水道メータは、流水量に
応じて回転する羽根車を備えた通水路(計量室)と、電
子ユニットとを備えた構成となっており、羽根車に取り
付けた磁石により流水量に応じた回転磁界を発生させ、
この回転磁界を電子ユニットの側において、ユニットケ
ースに内蔵されている磁気センサにより非接触状態で検
出し、磁気センサの検出出力を電気的に処理することに
より流量の演算、演算させた流量の表示等を行うように
している。
【0004】この構成の電子式水道メータでは、電子ユ
ニットに内蔵されている電子回路部がユニットケースの
底板部分を挟み、通水路に配置した羽根車に対峙してい
るので、当該ユニットケースの底板部分は常に水道水圧
力を受けている。従って、ユニットケースの材料として
は、防水性および耐圧性に優れたものを選択する必要が
ある。また、ユニットケースの底板部分は一般的に複雑
な断面形状にする必要があるので、成形性の良い材料か
ら形成する必要がある。
【0005】従来においては、成形性の点から一般的に
ユニットケースは樹脂成形品とされており、特に、耐圧
性に優れた繊維強化樹脂を用いた樹脂成形品が利用され
る場合が多い。
【0006】また、電子式水道メータでは、ユニットケ
ースに内蔵されている電子回路部分に外部からノイズが
侵入して、当該電子回路部分が誤動作あるいは損傷を受
けることの無い様にシールドする必要がある。
【0007】一方、機械式の水道メータにおいても、そ
の機械式の計測部品が収納されているユニットケースの
底板部分が通水路に面しているので、当該ユニットケー
スは防水性および耐圧性に優れた材料から形成する必要
があり、また、複雑な断面形状のものを簡単に形成でき
る必要がある。したがって、機械式の場合も、成形性の
点を考慮して、そのユニットケースは樹脂成形品とされ
る場合が多く、特に耐圧性に優れた繊維強化樹脂からな
る樹脂成形品が用いられる場合が多い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ここで、樹脂は金属な
どの材料に比べて透湿性が高く、特に、繊維強化樹脂
は、通常の樹脂よりも更に透湿性が高い。そこで、ユニ
ットケースの防湿性を高めるために、内側に金属製ある
いは樹脂製のインナーケースを取付けた二重構造にする
方法が提案されている。しかしながら、二重構造のユニ
ットケースでは、同一寸法の電子回路部を収納しようと
すると、インナーケースを配置する分だけ内容積が小さ
くなっているので、ユニットケース全体を大きくしなけ
ればならない。
【0009】また、ユニットケースの防湿性を高めるた
めに、ユニットケースの肉厚を厚くする方法も採用され
ている。しかし、この場合も、肉厚を厚くした分だけユ
ニットケースの内容積が小さくなるので、ユニットケー
ス全体を大きくしなければならない。
【0010】さらに、機械式の水道メータのユニットケ
ースでは、そこに内蔵されている電子回路部の表示部や
機械式の表示部を外側から目視できるように、透明なガ
ラス板が取り付けられている。樹脂製のユニットケース
の場合には、その面粗度が金属製のものに比べて高いの
で、ユニットケースとガラス板の間のシール性が悪いと
いう問題がある。
【0011】一方、電子式水道メータの場合には、ユニ
ットケースに内蔵されている電子回路部分に外部からノ
イズが侵入して、当該電子回路部分が誤動作あるいは損
傷を受けることの無い様にシールドする必要がある。そ
のためには、ユニットケースにシールド性を付与できれ
ば、電子回路部に搭載されるノイズ対策用のコイル、バ
リスタ等の素子の個数を減らすことができるので、望ま
しい。
【0012】本発明の課題は、電子式水道メータおよび
機械式の水道メータにおいて、二重構造のユニットケー
スや肉厚のユニットケースを用いることなく、ユニット
ケースの防湿性を向上させることにある。
【0013】また、本発明の課題は、電子式水道メータ
および機械式の水道メータにおいて、樹脂製のユニット
ケースと、そこに嵌めた透明なガラス板との間のシール
性を改善することにある。
【0014】さらに、本発明の課題は、電子式水道メー
タにおいて、その樹脂製のユニットケース自体に電気ノ
イズに対するシールド性を付与することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の電子式水道メータは、流量測定用の通水
路が形成されているメータケースと、このメータケース
に取り付けた流量演算処理を行うための電子ユニットと
を有し、前記電子ユニットは、底部分が前記通水路に面
している樹脂製のユニットケースと、この中に封入され
ている電子回路部とを備え、前記ユニットケースは、そ
の内面が金属薄膜で覆われていることを特徴としてい
る。
【0016】本発明では、樹脂製のユニットケースの内
面が金属薄膜で覆われているので、当該ユニットケース
の防湿性を高めることができる。また、金属製あるいは
樹脂製のインナーケースを配置した二重構造のユニット
ケースや、肉厚を厚くしたユニットケースの場合とは異
なり、ユニットケースの寸法増加あるいは内容積の減少
を招くことがない。
【0017】ここで、一般的に、前記電子回路部は流量
測定値などを表示するための表示部を備えており、前記
ユニットケースは、前記表示部の表示面に対峙している
上面部分に形成された表示用開口部と、この表示用開口
部に嵌め込まれている透明板とを備え、ユニットケース
の外側から表示部を目視可能となっている。この場合に
は、前記金属薄膜によって、前記開口部と前記透明板の
接合部分を覆うことにより、これらの間の防水性を高め
ることが望ましい。
【0018】また、前記金属薄膜と前記電子回路部の電
子回路基板のグランドプレーンを電気的に接続しておけ
ば、電子回路部のグランドレベルを安定化させることが
できるので、当該電子回路部の動作の信頼性を高めるこ
とができる。
【0019】次に、前記ユニットケースは、一般的に
は、有底筒状のケース本体と、このケース本体の開口部
を封鎖しているケース蓋とを備えている。この場合に
は、前記金属薄膜は、前記ケース本体の内面を覆うケー
ス本体側金属薄膜と、前記ケース蓋の内面を覆うケース
蓋側金属薄膜とを備え、前記ケース本体および前記ケー
ス蓋の接合部分において、前記ケース側金属薄膜および
前記ケース蓋側金属薄膜とが分離された構成とすればよ
い。
【0020】また、この場合には、前記ケース本体側金
属薄膜および前記ケース蓋側金属薄膜を、共に、前記電
子回路部の電子回路基板のグランドプレーンに電気的に
接続しておけばよい。
【0021】更に、前記電子回路部は、そこに搭載され
ている電子回路からユニットケースの外に引き出されて
いる複数本の外部接続用信号線を備えているので、1本
の前記外部接続用信号線を前記金属薄膜に電気的に接続
しておけば、金属薄膜を外部からの電気ノイズに対する
シールド膜として機能させることができる。
【0022】なお、本発明の電子式水道メータにおい
て、前記ユニットケースを耐圧性に優れた繊維強化樹脂
から形成することが望ましい。
【0023】また、本発明の前記金属薄膜は、金属メッ
キ皮膜あるいは金属蒸着膜とすることができる。
【0024】一方、本発明の機械式の水道メータは、流
量測定用の通水路が形成されているメータケースと、こ
のメータケースに取り付けた流量演算処理を行うための
機械式計測ユニットとを有し、前記機械式計測ユニット
は、底部分が前記通水路に面している樹脂製のユニット
ケースと、この中に封入されている機械式計測部とを備
え、前記ユニットケースは、その内面が金属薄膜で覆わ
れていることを特徴としている。
【0025】ここで、前記ユニットケースは、一般に、
有底筒状のケース本体と、このケース本体の開口部を封
鎖している透明板と、前記ケース本体の開口部および透
明板の接合部分をシールしているシール部材とを備え、
ユニットケースの外側から透明板を介して内蔵されてい
る機械式の表示部を目視できるように構成されている。
この場合、前記金属薄膜は、前記ケース本体の開口部に
おける前記シール部材によるシール面にも形成すること
が望ましい。このようにすれば、表面が粗い樹脂製のシ
ール面を金属薄膜からなる平滑なシール面とすることが
できるので、シール部材によるシール性を改善できる。
【0026】また、前記透明板のケース本体側の表面に
は防曇用透明シートを貼り付けておくことが望ましい。
【0027】なお、前記シール部材として一般的にはO
リングを用いることができる。
【0028】また、前記ユニットケースを耐圧性の良い
繊維強化樹脂から形成することが望ましい。
【0029】さらに、前記金属薄膜は、金属メッキ皮膜
あるいは金属蒸着膜とすることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
を適用した水道メータの実施の形態を説明する。
【0031】(電子式水道メータの実施例)図1は、本
発明を適用した電子式水道メータの実施例を示す概略縦
断面図である。本例の電子式水道メータ1は、メータケ
ース2と、このメータケース2に取付けられた電子ユニ
ット3と、電子ユニット3をメータケース2に固定して
いる固定用環状部材4とから構成されている。
【0032】メータケース2は、ほぼ円形断面をした流
量計測用の通水路21を備え、この通水路21には流量
計測用の羽根車22が流水方向に直交する回転軸23を
中心として回転自在の状態で配置されている。通水路2
1の入口24から出口25に向かって流れる水量に応じ
て羽根車22が回転する。この羽根車22が配置されて
いるメータケース2の部分からは、流水方向に直交する
方向に、電子ユニット収納用円筒部26が延びている。
【0033】電子ユニット3は、円筒状のユニットケー
ス31と、ここに内蔵された電子回路部32、表示器3
5等から構成されている。電子回路部32は、磁気セン
サ33を備えており、この磁気センサ33は、ユニット
ケース31の底面に配置され、当該ユニットケース底板
部分51を介して、羽根車22の先端部に内蔵されてい
る一対の永久磁石34、34に対峙している。羽根車2
2と共に永久磁石34、34が回転して回転磁界を発生
させ、この回転磁界が磁気センサ33によって検出され
る。電子回路部32には磁気センサ出力に基づき水量を
演算する演算回路等が実装されており、また、算出され
た水量等を表示させるための表示制御回路部等も実装さ
れている。ユニットケース31の上面には表示器35の
表示面を目視するための透明なガラス板37が取り付け
られている。ユニットケース31の上面は開閉蓋36に
よって通常は閉鎖されている。
【0034】固定用環状部材4は、その内周面に雌ねじ
部41が形成され、この雌ねじ部41がメータケースの
電子ユニット収納用円筒部26の先端部分における外周
面に形成されている雄ねじ部42に螺合している。この
固定用環状部材4の内周面には上側から電子ユニット3
を押し付けるための電子ユニット固定用環状段面43が
形成されており、メータケース側の電子ユニット収納用
円筒部26の内周面には、下側から電子ユニット3を押
し付けるための電子ユニット固定用環状段面44が形成
されている。電子ユニットのユニットケース外周面に
は、これらに当接する環状段面45、46が形成されて
いる。従って、固定用環状部材4をメータケースの電子
ユニット収納用円筒部26に上側から差し込み、固定用
環状部材4を電子ユニット収納用円筒部26にねじ込め
ば、電子ユニット3がメータケース2に固定された状態
になる。
【0035】ここで、電子ユニット3のユニットケース
31は、繊維強化樹脂製のケース本体5と繊維強化樹脂
製のケース蓋6から構成されている。ケース本体5は有
底筒状のものであり、中央部分が上方に突出している円
盤状の底板部分51と、底板部分51の外周縁から垂直
に起立している円筒状の側板部分52を備え、上側が開
口している。ケース蓋6は、ガラス板37が嵌め込まれ
た開口部61aを備えた天板部分61と、この外周縁か
ら下方に垂直に延びている円筒状の側板部分62を備え
ている。また、ケース本体5およびケース蓋6の内面、
すなわちユニットケース31の内面は、金属薄膜7によ
り覆われ、これにより、ユニットケース31の防湿性が
向上している。
【0036】図2は、ケース本体5からケース蓋6を分
離させた状態の電子ユニットを示す説明図である。この
図も参照して説明すると、ケース本体5の開口縁部分5
3には環状突起54が形成されており、ケース蓋6の開
口縁部分63には、環状突起54がはまり込む環状溝6
4が形成されている。ケース本体5にケース蓋6を嵌め
込み、これらを超音波融着等の方法により気密状態で固
定するようになっている。
【0037】この超音波融着等の融着に先立って、ケー
ス本体5およびケース蓋6の内面に金属薄膜7が形成さ
れる。従って、金属薄膜7は、ケース本体5の内面に形
成されたケース本体側金属薄膜71と、ケース蓋6の内
面に形成されたケース蓋側金属薄膜72を含んでいる。
【0038】ここで、ケース本体側金属薄膜71は、ケ
ース本体5の底面51aおよび内周側面52aを覆って
いる。内周側面52aを覆っている金属薄膜部分は、ケ
ース本体5の開口縁部分53における環状突起54の内
周側近傍位置までとされており、ケース蓋6との接合面
には形成されていない。ケース蓋側金属薄膜72は、そ
の天板部分の裏面61bにおけるガラス板37以外の部
分を覆っていると共に、その内周側面62aを覆ってい
る。この内周側面62aを覆っている金属薄膜部分は、
ケース蓋6における環状溝64の内周側近傍位置までと
されており、ケース本体5との接合面には形成されてい
ない。よって、金属薄膜によって超音波融着などの融着
が妨げられることはない。
【0039】また、本例では、ケース蓋側金属薄膜72
における天板部分の裏面61bを覆っている部分は、当
該天板部分61に形成した開口部61aの内周縁を越え
てガラス板37の外周縁部分まで所定寸法だけ延びた延
長部分72aを備えている。すなわち、当該延長部分7
2aによって、開口部61aの内周面とガラス板37の
外周面との接合部分37aが覆われている。よって、ケ
ース蓋6とガラス板37の接合部分37aの防水性を高
めることができる。
【0040】さらに、金属薄膜71、72は、電子回路
部分32の電子回路基板のグランドプレーンと接続され
ている。ケース本体側金属薄膜71は、電子回路部分3
2のグランドプレーンに対して導線82aによって接続
され、ケース蓋側金属薄膜72は導線82bによって接
続されている。従って、電子回路部分32のグランドレ
ベルが安定するので、その回路動作の信頼性が高まる。
【0041】さらにまた、本例では、電子回路部分32
から垂直に導電性の接続ピン81が延びており、この接
続ピン81は、ケース蓋側金属薄膜72を電気的に接続
された状態で貫通して、ケース蓋6の外側に突出してい
る。この接続ピン81の突出部分81aには、電子回路
部分32から引き出されている複数本の外部接続用信号
線のうち1本の信号線(図示せず)が接続されている。
また、当該接続部分は、樹脂83によって封止されてい
る。
【0042】このように、信号線と接地間のノイズ(コ
モンモードノイズ)に対する電子回路部32の耐ノイズ
性を向上させることができる。よって、電子回路部分3
2には、コイルやバリスタなどのノイズ対策用の素子数
を低減できる。
【0043】本例の電子式水道メータ1では、電子ユニ
ット3と通水路21を仕切っている繊維強化樹脂製のユ
ニットケース31の内面に金属薄膜7が形成されてい
る。よって、二重構造のユニットケースや、肉厚のユニ
ットケースの場合とは異なり、ユニットケース31の寸
法を大きくすることなく、あるいはその内容積を低減さ
せることなく、ユニットケース31の防湿性能を向上さ
せることができる。
【0044】また、この金属薄膜7は、電子回路部32
のグランドプレーンに接続されているので、電子回路部
32のグランド電位を安定させて、回路動作の信頼性を
向上させることができる。
【0045】さらに、金属薄膜72に電気的に接続させ
た接続ピン81を外部接続用の信号線と電気的に接続し
てあるので、信号線と接地間のノイズ(コモンモードノ
イズ)に対する電子回路部32の耐ノイズ性を向上させ
ることができる。従って、電子回路部32に配置される
ノイズ対策用のコイル、バリスタの個数を減らすことが
できる。
【0046】(機械式の水道メータの実施例)次に、図
3は本発明を適用した機械式の水道メータの実施例を示
す概略断面図であり、図4はそこに内蔵されているユニ
ットケースを取り出して示す説明図である。本例の水道
メータ101は、メータケース102と、このメータケ
ース102に取付けられた機械式の流量計測ユニット1
03と、流量計測ユニット103をメータケース102
に固定している固定用環状部材104とから構成されて
いる。
【0047】メータケース102は、ほぼ円形断面をし
た流量計測用の通水路121を備え、この通水路121
には計量室121Aが区画形成されており、その中に
は、流量計測用の羽根車122が流水方向に直交する回
転軸123を中心として回転自在の状態で配置されてい
る。計量室121Aの入口124から出口125に向か
って流れる水量に応じて羽根車122が回転する。この
羽根車122が配置されているメータケース102の部
分からは、流水方向に直交する方向に、流量計測ユニッ
ト収納用円筒部126が延びている。
【0048】流量計測ユニット103は、有底円筒状の
ユニットケース131と、ここに内蔵された機械式の流
量計測部151および表示器152等から構成されてい
る。流量計測部132では、磁気センサ153によっ
て、ユニットケース底板部分136を介して、羽根車1
22の先端部に内蔵されている一対の永久磁石154、
154による回転磁界を検出し、これに基づき、水量を
演算している。
【0049】ユニットケース131は、繊維強化樹脂製
のケース本体132と、この上側開口部133を封鎖し
ているガラス板134と、ケース本体の開口部133と
ガラス板134の間をシールしているシール部材として
のOリング135から構成されている。ケース本体13
2は有底筒状のものであり、中央部分が上方に突出して
いる円盤状の底板部分136と、底板部分136の外周
縁から垂直に起立している円筒状の側板部分137を備
え、この上側が開口部133となっている。ガラス板1
34は、一定厚さの円盤形状をしており、開口部133
の内周縁部分に形成された内周面138にはめ込まれて
いる。内周面138の下側には僅かに小径の内周面13
9が形成されており、当該内周面139の下端縁には円
環状端面140が連続しており、当該円環状端面140
の内周縁が側板部分137の内周面137aの上端縁に
連続している。
【0050】ガラス板134の外周縁に沿った裏面部分
134aと、ケース本体開口部133の円環状端面14
0の間に、これらの間をシールするためのOリング13
5が挿入されている。また、本例のガラス板134の裏
面には防曇用の透明な樹脂シート141が貼り付けられ
ており、この表面がガラス板134の裏面とされてい
る。ガラス板134の裏面の防曇処理としては、樹脂シ
ートを貼り付ける代わりに、防曇用処理剤(防曇剤)を
塗布するなどの方法を採用することもできる。
【0051】ここで、ケース本体132の内面は、金属
蒸着膜や金属メッキ皮膜などからなる金属薄膜142に
よって覆われている。詳細に説明すると、金属薄膜14
2は、ケース本体132の底面136aおよび側板部分
内周面137aに形成されている。また、Oリング13
5の座面(シール面)となっている円環状端面140、
内周面139およびガラス板136がはめ込まれている
内周面138にも形成されている。
【0052】なお、ガラス板134を通して外部から、
表示器152の表示面を目視可能であり、ガラス板13
4は、固定用環状部材104に取り付けられている開閉
蓋143によって通常は閉鎖されている。
【0053】このように構成した本例の水道メータ10
1においては、繊維強化樹脂製のケース本体の内面が防
湿性の高い金属薄膜で覆われているので、ユニットケー
スの防湿性を向上させることができる。また、二重構造
のユニットケースや肉厚のユニットケースとは異なり、
ユニットケースの寸法増加あるいはその内容積の減少を
伴うことなくその防湿性を改善できる。
【0054】また、ケース本体の開口部とガラス板の間
をシールしているOリングは、ケース本体側の円環状端
面および内周面に形成された平滑な表面の金属薄膜に接
触している。したがって、樹脂性の面精度の低い面にO
リングが接触している場合に比べて、当該シール部分の
シール性を改善できる。
【0055】さらに、本例では、ガラス板の裏面には防
曇性の透明な樹脂シートを貼り付けるなどの防曇処理が
施されているので、ガラス板がユニットケース内の湿気
により曇り、表示面が見ずらくなるという弊害を回避で
きる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電子式水
道メータは、樹脂製のユニットケースの内面を防湿性の
高い金属薄膜で覆った構成を採用している。この構成に
よれば、二重構造のユニットケースや肉厚のユニットケ
ースとは異なり、その寸法増加やその内容積の減少を招
くことなく、当該ユニットケースの防湿性を高めること
ができる。
【0057】また、ユニットケースの上面部分に形成し
た表示用開口と、ここに嵌めた透明板の接合部分も金属
薄膜で覆うようにしているので、当該部分のシール性も
改善される。
【0058】さらに、金属薄膜とユニットケース内の電
子回路部の電子回路基板のグランドプレーンを電気的に
接続してあるので、電子回路部のグランドレベルを安定
化させることができるので、当該電子回路部の動作の信
頼性を高めることができる。
【0059】さらにまた、電子回路部からユニットケー
スの外に引き出されている複数本の外部接続用信号線の
うちの1本を、金属薄膜に対して電気的に接続してある
ので、金属薄膜を外部からの電気ノイズに対するシール
ド膜として機能させることができる。
【0060】次に、本発明の機械式の水道メータにおい
ても、そのユニットケースの内面を金属薄膜で覆うよう
にしているので、ユニットケースの寸法増加やその内容
積の減少を招くことなく、当該ユニットケースの防湿性
を改善することができる。
【0061】また、ユニットケースのケース本体の開口
部と、ここに嵌めた透明板との間がOリングなどのシー
ル部材でシールされている場合に、金属薄膜を、ケース
本体の開口部におけるシール部材によるシール面にも形
成してある。この結果、表面が粗い樹脂製のシール面を
金属薄膜からなる平滑なシール面とすることができるの
で、シール部材によるシール性を改善できる。
【0062】さらに、透明板のケース本体側の表面には
防曇用透明シートを貼り付けてあるので、ユニットケー
ス内の湿気によって透明板が曇ってしまうという弊害を
防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した電子式水道メータの実施例を
示す概略断面図である。
【図2】図1の電子式水道メータにおける電子ユニット
を、ユニットケースを構成しているケース本体とケース
蓋を分離した状態で示す説明図である。
【図3】本発明を適用した機械式の水道メータの実施例
を示す概略断面図である。
【図4】図3の水道メータにおける流量計測ユニット
を、ユニットケースを構成しているケース本体とケース
蓋を分離した状態で示す説明図である。
【符号の説明】
1 電子式水道メータ 2 メータケース 3 電子ユニット 31 ユニットケース 32 電子回路部 4 固定部材 5 ケース本体 37 ガラス板 37a 接合部分 51 底板部分 52 側板部分 53 開口縁部分 61a 開口部 7 金属薄膜 71 ケース本体側金属薄膜 72 ケース蓋側金属薄膜 72a 延長部分 81 接続ピン 82a、82b 導線 101 機械式の水道メータ 102 メータケース 103 機械式の流量計測ユニット 121 通水路 131 ユニットケース 132 ケース本体 133 ケース開口部 134 ガラス板 135 Oリング 140 円環状端面(Oリングの座面) 142 金属薄膜 151 流量計測部 152 表示器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 唐沢 進太郎 長野県松本市和田3967番地10 東洋計器株 式会社内 Fターム(参考) 2F030 CA01 CC02 CG01 CH03 CH05

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流量測定用の通水路が形成されているメ
    ータケースと、このメータケースに取り付けた流量演算
    処理を行うための電子ユニットとを有し、 前記電子ユニットは、底部分が前記通水路に面している
    樹脂製のユニットケースと、この中に封入されている電
    子回路部とを備え、 前記ユニットケースは、その内面が金属薄膜で覆われて
    いることを特徴とする電子式水道メータ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記電子回路部は流量測定値などを表示するための表示
    部を備え、 前記ユニットケースは、前記表示部の表示面に対峙して
    いる上面部分に形成された表示用開口部と、この表示用
    開口部に嵌め込まれている透明板とを備えており、 前記金属薄膜は、前記開口部と前記透明板の接合部分を
    覆っていることを特徴とする電子式水道メータ。
  3. 【請求項3】 請求項1において前記金属薄膜と前記電
    子回路部の電子回路基板のグランドプレーンとの間が電
    気的に接続されていることを特徴とする電子式水道メー
    タ。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記ユニットケースは、有底筒状のケース本体と、この
    ケース本体の開口部を封鎖しているケース蓋とを備え、 前記金属薄膜は、前記ケース本体の内面を覆うケース本
    体側金属薄膜と、前記ケース蓋の内面を覆うケース蓋側
    金属薄膜とを備え、 前記ケース本体および前記ケース蓋の接合部分におい
    て、前記ケース側金属薄膜および前記ケース蓋側金属薄
    膜とが分離されていることを特徴とする電子式水道メー
    タ。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記ケース本体側金属薄膜および前記ケース蓋側金属薄
    膜は、共に、前記電子回路部の電子回路基板のグランド
    プレーンに電気的に接続されていることを特徴とする電
    子式水道メータ。
  6. 【請求項6】 請求項1において、 前記電子回路部は、そこに搭載されている電子回路から
    ユニットケースの外に引き出されている複数本の外部接
    続用信号線を備えており、 1本の前記外部接続用信号線が前記金属薄膜に電気的に
    接続されていることを特徴とする電子式水道メータ。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のうちのいずれかの項
    において、 前記ユニットケースは繊維強化樹脂から形成されている
    ことを特徴とする電子式水道メータ。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のうちのいずれかの項
    において、 前記金属薄膜は、金属メッキ皮膜あるいは金属蒸着膜で
    あることを特徴とする電子式水道メータ。
  9. 【請求項9】 流量測定用の通水路が形成されているメ
    ータケースと、このメータケースに取り付けた流量演算
    処理を行うための機械式計測ユニットとを有し、 前記機械式計測ユニットは、底部分が前記通水路に面し
    ている樹脂製のユニットケースと、この中に封入されて
    いる機械式計測部とを備え、 前記ユニットケースは、その内面が金属薄膜で覆われて
    いることを特徴とする水道メータ。
  10. 【請求項10】 請求項9において、 前記ユニットケースは、有底筒状のケース本体と、この
    ケース本体の開口部を封鎖している透明板と、前記ケー
    ス本体の開口部および透明板の接合部分をシールしてい
    るシール部材とを備え、 前記金属薄膜は、前記ケース本体の開口部における前記
    シール部材によるシール面にも形成されていることを特
    徴とする水道メータ。
  11. 【請求項11】 請求項9において、 前記透明板のケース本体側の表面には防曇用透明シート
    の貼付、防曇剤塗布等の防曇処理が施されていることを
    特徴とする水道メータ。
  12. 【請求項12】 請求項10において、 前記シール部材はOリングであることを特徴とする水道
    メータ。
  13. 【請求項13】 請求項9ないし12のうちのいずれか
    の項において、 前記ユニットケースは繊維強化樹脂から形成されている
    ことを特徴とする水道メータ。
  14. 【請求項14】 請求項9ないし13のうちのいずれか
    の項において、 前記金属薄膜は、金属メッキ皮膜あるいは金属蒸着膜で
    あることを特徴とする道メータ。
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