JP2003056189A - 建築物 - Google Patents

建築物

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JP2003056189A
JP2003056189A JP2001248460A JP2001248460A JP2003056189A JP 2003056189 A JP2003056189 A JP 2003056189A JP 2001248460 A JP2001248460 A JP 2001248460A JP 2001248460 A JP2001248460 A JP 2001248460A JP 2003056189 A JP2003056189 A JP 2003056189A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収容構造物をその内部に設けた場合に、火災
と地震等に対する安全性を確保すると共に、騒音問題を
生じさせることなく、簡易な構造であり、前記収容構造
物のメンテナンス等を容易に行うことができ、さらに、
前記収容構造物の平面的な配置に制限を要しない建築物
を提供する。 【解決手段】 居住部Rと、立体駐車場Pと、防火戸4
3を有する耐火壁41及びその上部に設けられる耐火ス
ラブ42から形成されており、前記居住部と前記立体駐
車場との間で防火区画を行うための耐火構造体40と、
を備え、前記耐火構造体の一方に所定のクリアランスC
を確保した状態で硬質ゴム部材11が取り付けられてお
り、前記居住部又は前記立体駐車場が水平方向に変位す
ることにより、前記居住部又は前記立体駐車場と、前記
硬質ゴム部材とが当接するように構成されている建築物
とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、その内部に立体駐
車場が組み込まれている建築物に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、複数階の居住部やオフィススペ
ース等(以下、「居住部等」という)を有する高層マン
ション、ホテル或いは高層ビルディング等において、建
物内部の上下方向に伸延する空間部を有する建築物が存
在している。このような建築物においては、空間部の有
効利用を図るために、立体駐車場を、前記空間部に設け
る場合が存在している。一方、前記立体駐車場を設ける
ためには、既に存在している居住部等との間に防火区画
を行なう必要があり、建築基準法施行令(1999年及
び2000年6月1日告示)第百十二条にその基準が定
められている。
【0003】すなわち、この基準を抜粋すると、「主要
構造物を耐火構造とした建築物等で、延べ面積が千5百
平方メートルを超えるものは、床面積の合計千5百平方
メートル以内ごとに耐火構造若しくは第百十五条の二第
一項第一号に掲げる技術的基準に適合する準耐火構造の
床若しくは壁又は甲種防火戸で区画しなければならない
(1999年の規定、2000年6月1日告示の規定も
同様の趣旨)。」と規定されており、建築物の内部に立
体駐車場を設ける場合には、当該規定が適用されること
は当業者の間では公知である。
【0004】従来、このような防火区画を行った建築物
としては、「居住部等と立体駐車場間に耐火壁を設け、
前記立体駐車場と居住棟が当該耐火壁により防火区画さ
れた建造物」(特開平3−286074号公報参照)
や、「居住部等と空間部との間に共用空間を設け、当該
共用空間と前記居住部等との間に第一耐火壁を、前記共
用空間と前記空間部との間に第二耐火壁を設けると共
に、前記第二耐火壁との間に緩衝空間を形成する形で立
体駐車場の外周部に耐火部材を被覆設置して構成した建
築物」(特開平7−301006号公報参照)が知られ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平3−2
86074号公報に示されている建築物では、立体駐車
場とその周囲に設けられている耐火壁の配置が示されて
いるにすぎず、両者の取り合いに関しては具体的に示さ
れていない。また、特開平7−301006号公報に示
されている建築物では、第一耐火壁と第二耐火壁を設
け、二重に防火区画することにより安全性を高めること
ができるが、防火区画を設けているために一定の空間を
必要とすることから共用空間や居住部が狭くなるという
問題がある。
【0006】さらに、特開平7−301006号公報に
示されている建築物では、内側に設けられている立体駐
車場と、居住部を有している外側の建物本体部が、地震
時の水平力や風力等の外力(以下、「地震力等」とい
う)を受けた場合に水平変位することにより衝突し、破
損する恐れがある。その対策が施されている建築物とし
ては、「立体駐車場と、居住部を有している外側の建物
本体部を粘弾性ダンパを介して接続した建築物」が存在
している(特開平8−284469号公報参照)。
【0007】しかし、前記対策を行った場合には、粘弾
性ダンパを取り付けている部分に応力集中が生じてしま
うためその補強を行わなければならず、立体駐車場の構
造設計の見直しが必要となるばかりでなく、建築物が構
造的に複雑になること等から高コストになるという問題
点がある。さらに、立体駐車場の運転時に発生する騒音
が、粘弾性ダンパを介して、固体伝搬音として居住部等
に伝わることにより、騒音が発生してしまうという別の
問題が生じてしまう。
【0008】本発明は、前記の問題点を解決するために
なされたものであり、立体駐車場をその内部に設けた場
合に、火災と地震等に対する安全性を確保すると共に、
騒音問題を生じさせることなく、簡易な構造であり、前
記立体駐車場のメンテナンス等を容易に行うことがで
き、さらに、前記立体駐車場の平面的な配置に制限を要
しない建築物を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の建築物は、建築物本体部と、立体駐車場
と、防火戸を有する耐火壁及び前記耐火壁の上部に設け
られる耐火スラブから形成されており、前記建築物本体
部と前記立体駐車場との間で防火区画を行うための耐火
構造体と、を備え、前記立体駐車場をその内部に有して
おり、前記立体駐車場は前記建築物本体部とは分離し、
かつ、自立した状態である建築物であって、前記立体駐
車場又は前記耐火構造体の一方に所定の間隙を確保した
状態で緩衝部材が取り付けられており、前記建築物本体
部又は前記立体駐車場が水平方向に変位することによ
り、前記建築物本体部又は前記立体駐車場と、前記緩衝
部材とが当接するように構成されていることを特徴とし
ている。
【0010】ここで、緩衝部材は、粘弾性変形を行うこ
とによりエネルギーを吸収することができる部材である
ことが必要であるが、その数や、取り付けを行う位置等
については制限はなく、建築物の大きさや形状等に応じ
て、適切に定めることができる。そして、緩衝部材の間
隙の寸法は、予め想定されている地震力等に対する建築
物本体部及び立体駐車場の水平変位量に応じて所望の間
隔に設定することができ、施工上や、立体駐車場のメン
テナンス等を行うために最小限必要な長さを考慮して設
定すればよい。さらに、前記緩衝部材の取付間隔は、取
り付けを行う位置に応じてその寸法を変化させるもので
あってもよく、加えて、複数の種類の緩衝部材を設ける
ものであってもよい。なお、その場合に異なる種類の緩
衝部材ごとに間隙や形状等を変化させてもよい。また、
緩衝部材は、前記立体駐車場又は前記耐火構造体のいず
れか一方に取り付けられているものであればよい。
【0011】また、前記建築基準法では、防火区画を防
火戸を有する構造として形成するものであってもよいこ
とを規定している。一方、車両は、ガソリン等の燃料を
搭載しているが、当該燃料は燃料タンクに貯溜されてい
るため、一度に燃焼することは非常にまれである。加え
て、耐火構造体の内部等の狭隘な空間内において、燃料
が燃焼し始めた場合であっても、外部から新鮮な空気が
供給されない限り、燃焼し続けることはない。そのた
め、防火戸を有する耐火構造体が防火区画の基準を満た
すためには、耐火構造体が高い気密性能を有することが
必要となる。そのような防火戸としては、火災時の熱で
シール材が膨張して気密性を高める効果を有する甲種防
火戸(特定防火設備(建築基準法施行令第百〇九条(1
999年)に規定;甲種防火戸はこの規定に合致す
る))を採用することや、前記甲種防火戸の諸性能以上
の性能を有するキャスタブル耐火レンガ製のものを使用
することが好適である。さらに、防火戸は、高い気密性
及び遮熱性に加え、遮音性に優れていることが望まし
く、その数及び位置についての制限はなく、建築物の大
きさや形状等に応じて、適切に定めることができる。
【0012】本発明によれば、緩衝部材が、前記立体駐
車場又は前記耐火構造体の一方に所定の間隙を確保した
状態で取り付けられており、地震力等が作用した場合に
おいて、前記建築物本体部又は前記立体駐車場が水平方
向に変位することにより、前記建築物本体部又は前記立
体駐車場と、前記緩衝部材とが当接するように構成され
ている。そのため、前記立体駐車場に作用する水平力を
建築物本体部に円滑に伝達することができる。
【0013】また、緩衝部材が、通常時には、前記立体
駐車場又は前記耐火構造体の一方に所定の間隙を確保し
た状態で取り付けられているため、立体駐車場から発生
する固定伝搬音が、建築物本体部に伝達することを効果
的に防止することができる。さらに、立体駐車場の構築
時或いはメンテナンス時等において、所望の位置に設け
られた防火戸を介して立体駐車場に出入りができるた
め、その利便性を向上させることができる。
【0014】また、本発明は、建築物本体部と、立体駐
車場と、防火戸を有する耐火壁及び前記耐火壁の上部に
設けられる耐火スラブから形成されており、前記建築物
本体部と前記立体駐車場との間で防火区画を行うための
耐火構造体と、を備え、前記立体駐車場をその内部に有
しており、前記立体駐車場は前記建築物本体部とは分離
し、かつ、自立した状態である建築物であって、前記立
体駐車場又は前記耐火構造体の一方に所定の間隙を確保
した状態で第一緩衝部材が取り付けられており、前記建
築物本体部又は前記立体駐車場が水平方向に変位するこ
とにより、前記建築物本体部又は前記立体駐車場と、前
記第一緩衝部材とが当接するように構成するとともに、
前記立体駐車場と前記耐火構造体に当接させた状態で第
二緩衝部材が取り付けられており、前記第二緩衝部材
は、前記第一緩衝部材と比較して反発弾性率が小さいこ
とを特徴とするものであってもよい。
【0015】ここで、第二緩衝部材は、第一緩衝部材と
比較して反発弾性率が小さく、エネルギー吸収率が大き
いことが必要とされる。このような第一緩衝部材と、第
二緩衝部材の組み合わせとして、それぞれ、一般的な硬
質ゴム部材と、低反発ゴム部材を用いることが好適であ
る。
【0016】本発明によれば、立体駐車場と耐火構造体
の双方に、第二緩衝部材が常時、直接的に当接した状態
となっているため、地震力等が作用した場合において、
立体駐車場が水平方向に変位した場合に、当該立体駐車
場に作用する水平力を建築物本体部に、さらに円滑に伝
達することができる。このとき、第二緩衝部材は第一緩
衝部材と比較して反発弾性率が小さいため、当該第二緩
衝部材を立体駐車場と耐火構造体に当接させた状態とし
ても、第二緩衝部材が固体伝搬音のエネルギーを吸収す
ることにより、当該固定伝搬音を極めて小さくすること
ができるため、立体駐車場から発生する騒音を減少させ
ることができる。
【0017】さらに、前記建築物において、前記防火戸
は、複数枚の扉部材を重畳させて配置することにより形
成されていることが好適である。
【0018】本発明によれば、防火戸を、複数枚(二枚
重以上)の扉部材を重畳させるようにして配置すること
で、耐火壁において課題となる気密性、遮熱性、遮音性
を高めた耐火構造体とすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の建築物の好適な一形態に
ついて、図面を参照して詳細に説明する。なお、各実施
形態の説明において、同一の構成要素に関しては同一の
符号を付し、重複した説明は省略するものとする。
【0020】[建築物]図1及び図2に示すように、本
発明の建築物は、鉄筋コンクリート造である複数階の居
住部Rを有する高層マンションMである。この高層マン
ションMは直方体形状であり、その内部の中央部には上
下方向に伸延する空間部Vが形成されており、当該空間
部Vの外周部が建築物本体部に相当する居住部Rとなっ
ている。なお、前記居住部Rには、複数の住戸の他、供
用スペース等の各種施設等が含まれている。
【0021】前記空間部Vの所定高さ位置までには、立
体駐車場である機械式高層立体駐車場設備(以下、「立
体駐車場P」という)が居住部Rとは分離され、独立し
た状態で自立して設けられている。すなわち、立体駐車
場Pと居住部Rとの間は、壁面で剛接合されておらず、
前記立体駐車場Pの垂直荷重を居住部Rの途中階に支持
させることがない構造になっている。この立体駐車場P
は、鋼材を使用して構築されている柔構造であり、その
内部には、駐車スペースが複数に画設されて設けられて
いる。
【0022】前記立体駐車場Pは、居住部Rに支持され
ている後記耐火構造体40で囲繞されていればよいた
め、その設置場所に制約はなく、平面的には任意の位置
に設けるものであって良い。しかし、実際の設計にあた
っては、居住部Rの日照や採光等の関係から、平面視
で、建築物の中央部や、建築物における北東面から北西
面の壁面の近傍等に設けることが好ましい。なお、前者
の場合には、立体駐車場Pには、地下階から車両が出入
りする方が構造上好ましいが、後者の場合には、地上階
から出入りする方法が好ましい。
【0023】[耐火構造体]前記居住部Rの立体駐車場
P側の内面部は、耐火構造体40を設けることにより防
火区画されており、立体駐車場Pが前記耐火構造体40
により囲繞されている。このような条件を満たす耐火構
造体40は、居住部Rの立体駐車場P側における総ての
壁面部R1の所定高さにまで着設されている耐火壁41
と、立体駐車場Pを密閉するように前記耐火壁41の上
面部に設けられている耐火スラブ42とから形成されて
いる。そして、前記耐火壁41の所定位置には開口部4
3が形成されており、当該開口部43には防火戸44が
開閉可能となるように設けられている。
【0024】○防火戸 前記防火戸44は、二枚の防火扉45,46(扉部材)
を耐火壁41の厚さ方向に並設する(重畳させて配置す
る)ことにより形成されている。防火戸44は、立体駐
車場Pの組立、点検又は修理時等(以下、「点検時等」
という)に、当該立体駐車場Pの内部に入るために設置
するものである。そのため、必ずしも各階に設ける必要
はない。また、その取り付け位置も、居住部Rと立体駐
車場Pを連通するものであれば、任意の場所に設けるこ
とができる。
【0025】両方の防火扉45,46は、ともに甲種防
火戸の性能を満たす仕様として形成されている。例え
ば、ロックウール板やセラミックウール板等を面材とし
て内包し、気密性に優れるタイプの防火扉とすることが
好ましい。また、火災時に発生する熱により、シール材
が膨張するようにした防火扉を採用すると更に好まし
く、加えて、戸当たり等の開口部43の周りのフレーム
部材が互いに熱が伝わりにくいように、金属材料で接触
していない状態でコンクリート壁に取りつけられている
ことが好ましいものである。
【0026】防火扉45,46の取付構造としては、例
えば、以下の方法が考えられる。図2に示すように、第
1の取付構造としては、二枚の防火扉45,46の双方
が、居住部R側の一方向のみに開放されるように取り付
ける構造である。この場合には、立体駐車場P側の防火
扉(以下、「外扉45」という)を、居住部R側の防火
扉(以下、「内扉46」という)より小さく形成する。
この場合には、内扉46が閉まっていると立体駐車場P
からは、外扉45は開けられなくなるため、点検時等に
は、通電時ロック方式を採用することにより、内扉46
を開放した状態で固定するとともに、万一火災が発生し
たときには自動的に内扉46を閉まるようにしておくこ
とが好ましいものである。なお、この場合には、作業員
は最下部に設けられた非常用脱出部(図示せず)から脱
出することになる。
【0027】また、外扉45のドアノブと内扉46のド
アノブとを噛合させることにより、外扉45のドアノブ
を回転させたときに、内扉46のドアノブも回転可能と
なるように形成し、内扉46のラッチを外すことにより
立体駐車場P側から二枚の防火扉45,46を同時に開
けることができるように構成してもよい。なお、この場
合には、キーロックは外扉45のみから行うこととな
る。
【0028】図3に示すように、第2の取付構造として
は、外扉45’と内扉46’を同一に形成し、外扉4
5’が立体駐車場P側に開放され、内扉46’が居住部
R側に開放されるように防火戸44’を取り付ける構造
である。この場合には、前記第1の取付構造と比較し
て、立体駐車場P側に外扉45’を開放するためのスペ
ースを必要とすることになる(本実施形態では1m程
度)。但し、本実施例では、このスペースに立体駐車場
Pの点検用梯子47を設置し、作業者の移動を可能とす
る構造としている。
【0029】なお、防火扉は複数枚であることが望まし
く、同一の開口部に3枚以上の防火扉を設けることもで
きるが、所定の防火基準を満たしているものであれば、
一枚でもよい。但し、防火扉を一枚とした場合には、甲
種防火戸の諸性能をしのぐ、耐火金庫に使用するキャス
タブル耐火レンガを打ち込んだような重い金庫扉に近い
仕様にすることにより、耐火性能だけでなく十分な遮音
性も付与されることになる。
【0030】[衝撃吸収部]前記立体駐車場Pの壁面部
P1において、平面視で各壁面部P1の両端部であり、
側面視で所定間隔となるように衝撃吸収部10(以下、
「第1の衝撃吸収部」という)が設けられている。図4
に示すように、衝撃吸収部10は、硬質ゴム部材11
(緩衝部材)と、当該硬質ゴム部材11の支持体13と
から形成されている。支持体13は、ボルト14及びナ
ット15により、立体駐車場Pの壁面部P1に取り付け
られている鋼板16と、当該鋼板16の位置を調整する
ために、その内部に前記ボルト14を挿通している位置
調整用のパイプ材17とから形成されている。硬質ゴム
部材11は、前記鋼板16の耐火壁41側に突出させる
とともに、当該耐火壁41との間に所定の間隔を確保し
た状態で、ボルト18及びナット19により固定されて
いる(以下、この間隔を「クリアランスC」という)。
そして、立体駐車場Pが水平方向に変位することによ
り、耐火壁41と硬質ゴム部材11とが当接するように
構成されている。
【0031】硬質ゴム部材11と耐火壁41との間のク
リアランスCは、地震の被害が懸念される震度4程度の
地震力を想定し、その程度の揺れで、初めて硬質ゴム部
材11が接触するように定めることが好ましい(例え
ば、20mm±10mm程度とする。但し、図3に示す
防火扉45’,46’の第2の取付構造を採用した場合
には、外扉45’の開放スペースを考慮して定める)。
また、硬質ゴム部材11は、立体駐車場Pに水平変位が
生じて、硬質ゴム部材11と耐火壁41とが当接した場
合に、当該当接部に作用する立体駐車場Pから居住部R
に与えられる水平荷重が可能な限り均等となる位置に設
けることが好ましい。
【0032】なお、衝撃吸収部10の取付位置は、立体
駐車場Pを形成するための鋼材や、トラス部材の接合部
等の水平荷重を支持しやすい部分に取りつけることが好
適であり、また、居住部Rには、必要に応じて補強部材
を取りつけるものであってもよい。さらに、硬質ゴム部
材11は、接着剤や、ボルトと接着剤を併用して取り付
けを行うこと、或いは、その他の方法を使用して物理的
に固定するものであってもよく、その取り付け方法は問
わないものである。
【0033】また、図5(a)に示すように、衝撃吸収
部20の他の実施形態(以下、「第2の衝撃吸収部」と
いう)は、第1ゴム部材21(第一緩衝部材)と第2ゴ
ム部材22(第二緩衝部材)の2種類のゴム部材を使用
するものである(符号23は支持体を示す)。それぞ
れ、第1ゴム部材21は硬質ゴム、第2ゴム部材22は
低反発ゴムから形成されており、第2ゴム部材22は第
1ゴム部材21と比較して、反発弾性率が小さくなるよ
うな材質が選択されている。
【0034】そして、第2ゴム部材22の長さ形状は、
第1ゴム部材と比較して長くなるように形成されてお
り、第2ゴム部材22と耐火壁41との間隔(以下、
「クリアランスC2’」という)が、第1ゴム部材21
と耐火壁41との間隔(以下、「クリアランスC1’」
という)と比較して小さくなるように構成されている
(例えば、前者のクリアランスC2’を20mm、後者
のクリアランスC1’を30mm程度とする)。このよ
うに構成することにより、立体駐車場Pが水平変位をし
た場合に、反発弾性率が小さい第2ゴム部材22を先に
耐火壁41に衝突させることによりそのエネルギーを吸
収させ、その後、第1ゴム部材21を耐火壁41に衝突
させることにより、前記第1実施形態の場合と比較して
衝撃力を緩和させることができる構造となっている。
【0035】さらに、図5(b)に示すように、衝撃吸
収部30の更に他の実施形態(以下、「第3の衝撃吸収
部」という)は、前記第2の衝撃吸収部20と同様に2
種類のゴム部材21,22を使用するものであるが、第
2ゴム部材22が、耐火壁41に常時当接(密着)させ
た状態となるように取り付けられているものである(衝
撃吸収部20におけるクリアランスC2’がゼロ)。こ
のように構成することにより、立体駐車場Pが水平方向
に変位した場合に、当該立体駐車場Pに作用する水平力
を居住部Rに、さらに円滑に伝達することができる。こ
のとき、第2ゴム部材22は第1ゴム部材21と比較し
て反発弾性率が小さいため、当該第2ゴム部材22を立
体駐車場Pと耐火壁41に当接させた状態としても、第
2ゴム部材22が固体伝搬音のエネルギーを吸収するこ
とにより、当該固定伝搬音を極めて小さくすることがで
きる。従って、立体駐車場Pから発生する騒音が居住部
Rに伝わることを防止することができる構造となる。
【0036】[作用]本発明の高層マンションM(第1
の衝撃吸収部10を使用したもの)は、以下の作用を奏
する。
【0037】(1)立体駐車場Pは鋼材を使用して形成
されている柔構造となっており、地震力等が作用した場
合の水平変位量は、鉄筋コンクリート造である剛構造の
居住部Rより大きくなっている。このため、地震力等が
作用することにより立体駐車場Pが水平方向に変位する
と、衝撃吸収部10の硬質ゴム部材11が耐火壁41に
当接して、居住部Rと立体駐車場Pに作用する水平荷重
のエネルギーを吸収するため、両者が衝突して損傷する
ことを効果的に防止することができる。
【0038】(2)前記水平荷重が作用した際に、硬質
ゴム部材11が耐火壁41に当接することにより居住部
Rと立体駐車場Pの両部で当該水平荷重を支持すること
になるため、各衝撃吸収部10に作用する衝撃的な水平
荷重が、居住部Rの一部に集中することを防止すること
ができる。従って、居住部Rに特別な補強を行うことが
なく、通常の手法を用いてその設計を行うことができ
る。
【0039】(3)衝撃吸収部10における硬質ゴム部
材11が、通常時には、耐火壁41との間にクリアラン
スCを確保した状態で取り付けられており、立体駐車場
Pが水平方向に変位することにより、前記耐火壁41と
前記硬質ゴム部材11とが当接するように構成されてい
る。そのため、立体駐車場Pから発生する固定伝搬音
が、居住部Rに伝達することを効果的に防止することが
できる。
【0040】(4)耐火構造体40の耐火壁41は開口
部43を有する構造となっているが、火災時でも高い気
密性及び遮熱性等を発揮する防火戸44を備えているた
め、居住部Rからの立体駐車場Pへの延焼防止、立体駐
車場Pから居住部Rへの延焼を防止することができ、火
災に村して十分な安全性を有する構造とすることができ
る。
【0041】(5)防火戸44(44’)の開口部43
には開閉可能な二枚の防火扉45,46(45’,4
6’)が重畳して設けられているため、立体駐車場Pの
点検時等に、当該防火戸44(44’)からその内部に
入ることができ、効率よくその作業を行うことができる
とともに、気密性等に優れた構造とすることができる。
【0042】(6)立体駐車場Pは耐火構造体40によ
り防火区画されているため、当該立体駐車場Pを高層マ
ンションMの内部であれば平面的にはどの位置にも配置
することができることから、設計上の自由度を向上させ
ることができる。
【0043】また、第2及び第3の衝撃吸収部20,3
0を有する高層マンションMに関しても、前記と同様の
作用効果を奏するとともに、前記第1の衝撃吸収部10
を有する高層マンションMの場合と比較してさらに、居
住部Rと立体駐車場Pに作用する水平荷重による衝撃力
を緩和させることができる。
【0044】なお、第3の衝撃吸収部30を有する高層
マンションMの場合には、第2ゴム部材22は第1ゴム
部材21と比較して反発弾性率が小さいため、当該第2
ゴム部材22を立体駐車場Pと耐火壁41に常時当接さ
せた状態としても、第2ゴム部材22が立体駐車場Pか
ら発生する固体伝搬音のエネルギーを吸収することによ
り、当該固定伝搬音を極めて小さくすることができる。
そのため、立体駐車場Pから発生する騒音を減少させる
ことができる。
【0045】以上、本発明について、好適な実施形態の
一例を説明した。しかし、本発明は、前記実施形態に限
られず、前記の各構成要素については、本発明の趣旨を
逸脱しない範囲で、適宜設計変更が可能であることは言
うまでもない。特に、建築物は、空間部に立体駐車場を
設けるものであれば、建築物の構造、形状、大きさ等
や、空間部の形態、個数等はどのようなものでも良い。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、立体駐車場をその内部
に設けた場合に、火災と地震等に対する安全性を確保す
ると共に、騒音問題を生じさせることなく、簡易な構造
であり、前記立体駐車場のメンテナンス等を容易に行う
ことができ、さらに、前記立体駐車場の平面的な配置に
制限を要しない建築物を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建築物を示す側断面図である。
【図2】本発明の建築物を示す平断面図である。
【図3】本発明の建築物の他の実施形態を示す平断面図
である。
【図4】本発明の第1の衝撃吸収部の要部拡大図であ
る。
【図5】(a)は、本発明の第2の衝撃吸収部の要部拡
大図、(b)は、本発明の第3の衝撃吸収部の要部拡大
図である。
【符号の説明】
M 高層マンション(建築物) R 居住部(建築物本体部) V 空間部 P 立体駐車場 10,20,30 衝撃吸収部 11 硬質ゴム部材(緩衝部材) 13 支持体 16 鋼板 17 パイプ材 21 第1ゴム部材(第一緩衝部材) 22 第2ゴム部材(第二緩衝部材) 40 耐火構造体 41 耐火壁 42 耐火スラブ 43 開口部 44,44’ 防火戸 45,45’ 防火扉(外扉)(扉部材) 46,46’ 防火扉(内扉)(扉部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04H 9/14 E04H 9/14 A F16F 7/00 F16F 7/00 F Fターム(参考) 2E001 DE01 DH37 DH39 EA02 EA06 FA03 FA11 FA24 FA26 FA33 GA12 HF12 3J066 AA23 BA01 BC01 BD05 BE08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物本体部と、立体駐車場と、 防火戸を有する耐火壁及び前記耐火壁の上部に設けられ
    る耐火スラブから形成されており、前記建築物本体部と
    前記立体駐車場との間で防火区画を行うための耐火構造
    体と、を備え、 前記立体駐車場をその内部に有しており、 前記立体駐車場は前記建築物本体部とは分離し、かつ、
    自立した状態である建築物であって、 前記立体駐車場又は前記耐火構造体の一方に所定の間隙
    を確保した状態で緩衝部材が取り付けられており、 前記建築物本体部又は前記立体駐車場が水平方向に変位
    することにより、前記建築物本体部又は前記立体駐車場
    と、前記緩衝部材とが当接するように構成されているこ
    とを特徴とする建築物。
  2. 【請求項2】 建築物本体部と、立体駐車場と、 防火戸を有する耐火壁及び前記耐火壁の上部に設けられ
    る耐火スラブから形成されており、前記建築物本体部と
    前記立体駐車場との間で防火区画を行うための耐火構造
    体と、を備え、 前記立体駐車場をその内部に有しており、 前記立体駐車場は前記建築物本体部とは分離し、かつ、
    自立した状態である建築物であって、 前記立体駐車場又は前記耐火構造体の一方に所定の間隙
    を確保した状態で第一緩衝部材が取り付けられており、
    前記建築物本体部又は前記立体駐車場が水平方向に変位
    することにより、前記建築物本体部又は前記立体駐車場
    と、前記第一緩衝部材とが当接するように構成するとと
    もに、 前記立体駐車場と前記耐火構造体に当接させた状態で第
    二緩衝部材が取り付けられており、 前記第二緩衝部材は、前記第一緩衝部材と比較して反発
    弾性率が小さいことを特徴とする建築物。
  3. 【請求項3】 前記防火戸は、複数枚の扉部材を重畳さ
    せて配置することにより形成されていることを特徴とす
    る請求項1又は請求項2に記載の建築物。
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