JP2003056102A - 耐震壁枠装置 - Google Patents

耐震壁枠装置

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JP2003056102A
JP2003056102A JP2001278899A JP2001278899A JP2003056102A JP 2003056102 A JP2003056102 A JP 2003056102A JP 2001278899 A JP2001278899 A JP 2001278899A JP 2001278899 A JP2001278899 A JP 2001278899A JP 2003056102 A JP2003056102 A JP 2003056102A
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earthquake
wall
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resistant wall
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Hiroshi Tanida
博 谷田
Daisuke Tanida
大介 谷田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】耐震性能の低い建設を利便性、必要目的を損な
わずに開口部の補強、避難路のドアの可動を確保する耐
震壁枠装置を提供する。 【解決手段】耐震補強すべき開口部に固着する枠体2
は、目的により内部構造1を有し、開口部等の躯体取付
枠と一体構成、一体構造であってもよく取付金具5によ
り躯体に確実に固着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設において屋内
および外壁に局在する開口部等の壁耐力の不足を補助し
壁強度の補強による耐震性能の向上に用いる耐震壁枠装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の壁耐力の不足する原因の一つの開
口部である窓の機能は、耐風圧、気密、水密、遮音、防
火、断熱であり躯体取付窓枠は壁耐力を補助し壁強度の
不足を補強する枠体ではない。ドアの機能は、強さ、気
密、水密、耐衝撃、防火、耐候であり躯体取付ドア枠は
壁耐力を補助し壁強度の不足を補強する前記枠体ではな
い。シャッターの機能は、防盗、耐風圧、防火、防煙で
あり躯体取付枠は壁耐力を補助し壁強度の不足を補強す
る前記枠体ではない。耐震ドアについては、スチールの
防火戸であり、スチール戸は若干の耐久力を有するが開
放時には耐久力はなく、スチールの躯体取付枠は壁耐力
を補助し壁強度を補強する前記枠体ではない。また、前
記スチール戸は躯体取付枠と可動部の丁番、またはヒン
ジにより取付けられており躯体取付枠の変形に対し前記
可動部の丁番、およびヒンジは強度不足である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】建設の窓、ドア、シャ
ッター、開口部等は、利便性、その他の必要目的から屋
内、および外壁に施工されている。しかしながら前記利
便性、その他の必要目的から屋内、および外壁の施工は
壁の量、および壁の割合の減少にともなう壁耐力の不足
と壁の配置の不釣合いにより耐震性能を低下させる問題
点がある。前記壁耐力の不足と壁の配置の不釣合いによ
り耐震性能の劣る既存建設においては、以下の方法が一
般に知られる。開口部を鉄筋で組み込みコンクリートで
塞ぐ、あるいは新たに壁を構築する、筋かい(ブレー
ス)による補強等である。しかしながら補強方法によっ
ては利便性、および必要目的と耐震性能に悪影響をおよ
ぼすことがある。
【0004】本発明は、建設に適用される開口部等に固
着する耐震壁枠装置に関するものである。この耐震壁枠
装置は、利便性、必要目的を大きく損なわずに壁耐力を
補助し、壁強度を補強し、耐震性能を向上することを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めの手段として、請求項1として、耐震性能に悪影響を
およぼさず、変形に強く、必要とされる区画の壁耐力と
同等の強度がある板形体あるいは筒形体の枠体である。
前記板形体あるいは筒形体の枠体はスチールの単一ある
いはスチール、プラスチック、化学繊維等の複合体であ
ってもよい。また、選択目的の用途により、前記板形体
あるいは筒形体の枠体はスチール、プラスチック、化学
繊維、モルタル等の単一あるいは複合材で構成される内
部構造を有してもよい。スチール、プラスチック、化学
繊維、モルタル等の単一あるいは複合材で構成される前
記内部構造により立地条件、建設の構造、機能、法的規
制等の要求条件に必要な区画の壁耐力の不足部に効果的
である。前記板形体あるいは筒形体の枠体には、躯体に
固着のための取付金具が備わっており建設の構造により
溶着、接着あるいは錨着に対応する。前記板形体あるい
は筒形体の枠体を固着する位置は、壁耐力の不足する区
画の開口部である窓、ドア、シャッター等の躯体取付枠
と躯体との間に固着する。単なる開口部は開口部の躯体
に固着する。
【0006】請求項2として、前記板形体あるいは筒形
体の枠体を装着する位置を特徴とすることから窓、ド
ア、シャッター等の躯体取付枠を前記板形体あるいは筒
形体の枠体に一体構成、あるいは一体構造とすることが
できる。このように構成された枠体である耐震壁枠装置
を壁耐力の不足する区画の開口部に施工することにより
壁耐力の不足を補助し、壁の量、壁の不足を補い壁強度
を補強し建設の耐震性能は向上する。
【0007】
【発明の実施の形態】実施の形態を図面に基づいて説明
する。図1(a)は耐震壁枠装置の実施例の要部断面
図、(b)は枠体の内部構造の要部断面図である。図2
は耐震壁枠装置の正面図。図3〜図5は耐震壁枠装置の
実施例の要部断面図。
【0008】図1(a)(b)に示される実施例は、内
部構造を有する二重サッシュと一体構成の筒状体の耐震
壁枠装置の要部断面図である。図1(a)は、内部構造
1を有する筒状体の枠体2に錨着孔3が設けられてお
り、ビス4は取付金具5の錨着孔6により躯体に固着す
る。さらにビス7は取付金具5の錨着孔8により躯体に
確実に固着する。そして枠体2にサッシュ9がビス10
により固着される。(b)は、前記筒状体の枠体2の内
部構造1でありプラスチック11と化学繊維12に包ま
れた筒状のスチール13の複合材で構成される。
【0009】図2は、耐震壁枠装置の正面図であり、前
記耐震壁枠装置には取付金具5が備わっており、枠体2
には錨着孔(図示せず)が設けられており、取付金具5
の錨着孔6により躯体に固着する。そして取付金具5の
錨着孔8により確実に躯体に固着される。
【0010】図3は、スチールサッシュの取り替えをカ
バー工法によりスチールサッシュ躯体枠を残し施工す
る、サッシュと一体構成の板状体の簡易な耐震壁枠装置
の実施例の要部断面図である。板状体の枠体2には錨着
孔3が設けられており、取付金具5の錨着孔6によりス
チールサッシュ躯体枠14と躯体に固着する。さらに取
付金具5の錨着孔8によりスチールサッシュ躯体枠14
と躯体に確実に固着する。そして枠体2にサッシュ9が
ビス10により固着される。
【0011】図4は、RC構造の躯体にサッシュと一体
構造の耐震壁枠装置の実施例の要部断面図であり、サッ
シュ9および内部構造1と取付金具5を有する筒状体の
枠体2はRC構造の躯体鉄筋15に溶着され、そして取
付金具5、および枠体2はモルタル16により躯体に固
着される。
【0012】図5は、RC構造の躯体に耐震ドアと一体
構造の耐震壁枠装置の実施例の要部断面図であり、取付
金具5、およびモルタル16を含む複合材で構成される
内部構造1を有する筒状体の枠体2はRC構造の躯体差
筋17に溶着され、モルタル16により内部構造1、枠
体2、取付金具5および躯体に固着される。可動部のヒ
ンジ18によりスチール戸19が取付けられる。
【0013】
【発明の効果】壁耐力の不足する屋内、および外壁の開
口部等に耐震壁枠装置を施工することにより、壁耐力が
均一になり地震の立体的振動による建設の局部的応力集
中は有効に解消され分散する。
【0014】このことにより避難路を確保するための耐
震ドアの躯体取付枠に耐震壁枠装置を採用することによ
り、地震災害時の非常時にはドアの躯体取付枠への影響
は軽減されドアの開閉可動が確保できる。
【0015】また、開口部等の窓、ドア、シャッター等
の躯体取付枠を耐震壁枠装置の枠体に一体構成、あるい
は一体構造とすることにより、装置を小型にすることが
でき、施工が簡単確実にできる。
【0016】そして、用途により枠体の形状、内部構造
が選択できるので立地条件、建設の構造、機能、法的規
制等の目的別に容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)(b)サッシュと一体構成の筒状体の耐
震壁枠装置の実施例を示す要部断面図である。
【図2】耐震壁枠装置の正面図である。
【図3】サッシュと一体構成の板状体の耐震壁枠装置の
実施例を示す要部断面図である
【図4】サッシュと一体構造の筒状体の耐震壁枠装置の
実施例を示す要部断面図である。
【図5】耐震ドアと一体構造の筒状体の耐震壁枠装置の
実施例を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 内部構造 2 枠体 3、6、8、錨着孔 4、7、10、ビス 5 取付金具 9 サッシュ 11 プラスチック 12 化学繊維 13 スチール 14 スチールサッシュ躯体枠 15 躯体鉄筋 16 モルタル 17 躯体差筋 18 ヒンジ 19 スチール戸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設の開口部等の区画において、開口部
    等の躯体に固着する板形体および筒形体の枠体であり、
    目的により内部構造を有することを特徴とする耐震壁枠
    装置。
  2. 【請求項2】 開口部等の躯体に固着する板形体および
    筒形体の枠体であり、目的により内部構造を有すること
    を特徴とする請求項1記載の耐震壁枠装置に窓、ドア、
    シャッター等の躯体取付枠が一体構成、あるいは一体構
    造とされても同じとする耐震壁枠装置。
JP2001278899A 2001-08-10 2001-08-10 耐震壁枠装置 Pending JP2003056102A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160039472A (ko) * 2014-10-01 2016-04-11 이용규 차열 방화 유리 구조체
CN106088922A (zh) * 2016-08-15 2016-11-09 嘉兴市三阳光家居科技有限公司 一种防潮抗震的丝网加强型木塑门套线

Cited By (3)

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