JP2003055369A - 新規なフロログルシノール誘導体、及びこれを用いた組成物、抗アレルギー剤 - Google Patents

新規なフロログルシノール誘導体、及びこれを用いた組成物、抗アレルギー剤

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JP2003055369A
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Susumu Kitanaka
進 北中
Akihiro Daikonya
章浩 大根谷
Shigeki Katsuki
茂樹 香月
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クスノハガシワの果皮から抽出された抗アレ
ルギー性に効果がある有効成分を提供すること。さら
に、そのような有効成分を有する組成物、特に抗アレル
ギー剤を提供すること。 【解決手段】 本発明は、特定の構造(特許請求の範囲
に示す化学式(1)及び(2)それぞれで示される新規
なフロログルシノール誘導体を提供することにより、上
記課題を解決したものである。また、本発明は、上記の
新規なフロログルシノール誘導体を含有する組成物、特
に抗アレルギー剤を提供することにより、上記課題を解
決したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クスノハガシワ
(Mallotus philippensis)の果皮の抽出物として単離
される新規な化合物、及び該化合物を有効成分として含
有する組成物、抗アレルギー剤に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】気管支
喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、花粉症な
どのアレルギー疾患が増え続けている。これらのアレル
ギー疾患は、主にI型アレルギー反応によるものであ
り、多量に生じた、アレルゲンに対する免疫グロブリン
E抗体が、肥満細胞の表面でアレルゲンと結合すること
により起こる化学伝達物質の遊離によって引き起こされ
ることが知られている。
【0003】従来、これらのアレルギー疾患に対する治
療剤として、クロモグリク酸ナトリウム、トラニスト、
オキサトミド等が開発されているが、これらの薬剤は消
化器系や中枢系に対して副作用を伴うことがある。ま
た、近年社会問題になっているアトピー性皮膚炎は、何
等かのアレルゲンに対するアレルギー反応の結果起こる
疾患で、未だに根本的な治療方法がないことから、上記
の抗アレルギー剤を用いるか、炎症を抑えるために、ス
テロイド剤(副腎皮質ホルモン剤)が外用されている。
しかしながら、ステロイド剤は副作用が大きいことが多
く、慎重な適用が必要とされている。
【0004】ところで、本発明者等は、これまでに、ト
ウダイグサ科に属する植物であるアカメガシワ(Mallot
us japonicus)の果皮の抽出物(抽出エキス)から得
られたフロログルシノール(phloroglucinol)誘導体
に、マクロファージ様細胞における一酸化窒素(NO)
産生抑制活性、炎症性サイトカイン(IL−6,TNF
−α)産生抑制活性、更には、ラット腹腔マスト細胞か
らのヒスタミン遊離抑制活性を有することを見出し(日
本薬学会第121年会講演要旨集2,136(200
1,札幌)参照)、このフロログルシノール誘導体が抗
アレルギー剤として有効であることの知見を得ている。
尚、アカメガシワは、従来から、胃炎・胃潰瘍治療剤製
造原料として用いられている。
【0005】一方、琉球以南の熱帯に生息する同属のク
スノハガシワ(学名:Mallotus philippensis)の果皮
表面のカマラ(kamala)と呼ばれる腺毛には、数種のフ
ロログルシノール誘導体が存することが知られている。
具体的には、クスノハガシワの果皮の赤い腺毛は、古
来、サナダムシ駆除に用い、メンマに似たフロログルシ
ノール誘導体であるロットレリンを含んでいる。しかし
ながら、クスノハガシワが有する抗アレルギー性成分に
対する解明については、十分に行われていないのが現状
であった。
【0006】そこで、本発明は、クスノハガシワの果皮
から抽出される抗アレルギー性に効果がある有効成分を
提供することを課題とする。さらに、本発明の他の課題
は、そのような有効成分を有する組成物、特に抗アレル
ギー剤を提供することにある
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記化学式
(1)で示される新規なフロログルシノール誘導体を提
供することにより、前記課題を解決したものである。
【0008】
【化3】
【0009】また、本発明は、前記フロログルシノール
誘導体を含有する組成物、特に抗アレルギー剤を提供す
るものである。
【0010】本発明は、下記化学式(2)で示される新
規なフロログルシノール誘導体を提供することにより、
前記課題を解決したものである。
【0011】
【化4】
【0012】また、本発明は、前記フロログルシノール
誘導体を含有する組成物、特に抗アレルギー剤を提供す
るものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の新規なフロログル
シノール誘導体について詳細に説明する。本発明のフロ
ログルシノール誘導体は、前記化学式(1)又は(2)
で示される構造の新規物質である。
【0014】本発明のフロログルシノール誘導体は、ク
スノハガシワ(Mallotus philippensis)の果皮を乾燥
又は未乾燥の状態で粗切し、水及び/又は有機溶媒を加
えた後濃縮した抽出エキスの状態又はこれをクロマトグ
ラフィや再結晶等により精製した結晶若しくは油状物質
の状態で得られる。
【0015】クスノハガシワの果皮の抽出エキスは、上
記の乾燥粉末を溶媒によって抽出し、抽出液から溶媒を
減圧濃縮などにより除去して得ることが出来る。この溶
媒としては、水、メタノール、エタノールなどのアルコ
ール、アセトン、および、これらの混合物が使用でき
る。好ましくは、アルコールまたはアセトンが使用され
る。抽出溶媒の使用量は、クスノハガシワの果皮1重量
部に対して、抽出溶媒として水及び/又は有機溶媒を5
〜20重量部とすることが好適である。抽出エキスは、
必要により、さらに、カラムクロマトグラフィなどの常
用の手段を用いて精製してもよい。
【0016】また、クスノハガシワの果皮を乾燥した
後、粉砕して、乾燥粉末とすることもできる。この際、
乾燥及び粉砕は常法によって行えばよい。乾燥は、熱を
加えない自然乾燥が好ましい。粉砕の程度は、剤形に合
わせて適宜選択される。
【0017】次に、本発明の組成物について詳細に説明
する。本発明の組成物は、前述した前記化学式(1)又
は(2)で示されるフロログルシノール誘導体を有効成
分として含むものである。本発明の組成物としては、特
に抗アレルギー剤として用いることが好適である。以
下、本発明の組成物が抗アレルギー剤である場合につい
て説明する。
【0018】前記フロログルシノール誘導体を含む本発
明の抗アレルギー剤は、通常、従来の方法にしたがって
製剤化される。製剤化の際には、医薬用に使用されてい
る種々の補助剤、すなわち、蒸留水、白色ワセリンなど
の担体やその他の助剤、例えば、安定剤、防腐剤、乳化
剤などを必要に応じて使用する。剤形の例としては、錠
剤、散剤、顆粒剤、液剤、ローション、懸濁剤、クリー
ム、軟膏、噴霧液、入浴剤などがあり、これらの剤形は
投与方法に合わせ適宜選択される。例えば、外用剤の場
合、液剤、ローション、懸濁剤、クリーム、軟膏、噴霧
液、入浴剤などの剤形が選択される。
【0019】本発明の抗アレルギー剤(製剤)への前記
フロログルシノール誘導体の配合量は、該誘導体を抽出
エキスの状態で配合する場合、通常、1〜30重量%、
好ましくは2〜15重量%であり、該誘導体を精製した
物質として粉末状で配合する場合、通常、1〜20重量
%、好ましくは2〜10重量%である。
【0020】本発明の抗アレルギー剤は、通常、経口、
外用(局所)、吸入ないし通気、および、これらの組み
合わせにより投与され、好ましくは、外用により投与さ
れる。投与量は、投与方法によって異なるが、例えば、
局所投与の場合、乾燥粉末を5〜15重量%含有する製
剤を1日1回ないし数回塗布する。また、経口投与の場
合、通常、成人で、乾燥粉末では0.3〜0.5gを1
日1回ないし数回投与する。
【0021】なお、上記の用量および用法は、患者の年
齢、性別、症状および重傷度ならびに、他の薬剤の使用
などの条件により変化するものであり、上記の範囲にと
らわれることなく変更することが可能である。
【0022】本発明の抗アレルギー剤では、特に、慢性
気管支炎、気管支喘息に対する治療効果が著しい。その
効果は、肥満細胞を用いたヒスタミン遊離抑制試験によ
ってヒスタミン遊離抑制活性が確認されており、また、
インターフェロン−γ(IFN−γ)及びリポポリサッ
カライド(LPS)刺激によるマクロファージからの一
酸化窒素産生抑制活性が確認されている。したがって、
慢性気管支炎、気管支喘息に限らず、アトピー性皮膚
炎、アレルギー性鼻炎、花粉症等の何れのアレルギー疾
患にも適用できると期待される。
【0023】前述の新規なフロログルシノール誘導体を
有する本発明の組成物は、抗アレルギー剤として特に好
適であるが、その他の医薬品、医薬部外品、化粧品、食
品等として用いることができる。
【0024】
【実施例】以下、実施例を挙げて、本発明を更に詳細に
説明する。しかしながら、本発明はこれらの実施例に何
等限定されるものではない。
【0025】(実施例1)種子島産のクスノハガシワ
(Mallotus philippensis)の果皮をアセトンに3回浸
して2.5Lの溶液とし、これを減圧下で濃縮して5
3.425gの抽出エキス(濃縮エキス)を得た。この
濃縮エキス50.000gを70%アセトンに溶解し、
n−へキサン、酢酸エチル及びブタノールの各1Lで、
順次3回ずつ抽出した。これらを減圧濃縮し、n−ヘキ
サン画分からは、48.191g、酢酸エチル画分から
は、4.289g、ブタノール画分からは、764mg
の濃縮エキスをそれぞれ得た。上記画分のうち、n−へ
キサン画分の濃縮エキス39.384gをセファデック
スLH−20カラム(φ7.8×33cm)に付し、ク
ロロホルム:メタノール=1:1の混合液で溶出してい
き、1〜20Lの各画分からなる溶出液(A)を得た。
【0026】上記溶出液(A)のうち、6〜10Lの溶
出画分を集め、その減圧濃縮物(29.0440g)を
シリカゲルカラム(Wako gel C−300、和
光純薬社製、φ6×28cm)に付し、n−へキサン:
クロロホルム=70:30、50:50、20:80、
0:100でそれぞれ溶出し、各画分からなる溶出液
(B)を得た。
【0027】上記溶出液(B)のうち、クロロホルム:
n−へキサン=50:50の溶出画分を集め、その減圧
濃縮物(2.702g)をシリカゲルカラム(Wako
gel C−300、和光純薬社製、φ3×10c
m)に付し、n−へキサン:クロロホルム=80:2
0、70:30、50:50、0:100でそれぞれ溶
出していき、n−へキサン:クロロホルム=70:30
での溶出画分を集め、減圧下で濃縮したところ、結晶が
析出した。この粗結晶をn−へキサンより再結晶させた
ところ、黄色結晶を得た(収量31.4mg)。この結
晶は、表1のNMRによるスペクトル分析等により、化
合物1であることが確認できた。尚、化合物1の物性に
ついては、表2に示す通りである。
【0028】(実施例2)実施例1で得た溶出液(B)
のうち、クロロホルム:n−へキサン=20:80の溶
出画分を集め、その減圧濃縮物(8.437g)をシリ
カゲルカラム(Wako gel C−300、和光純
薬社製、φ3×12cm)に付し、n−へキサン:クロ
ロホルム=70:30、50:50、0:100でそれ
ぞれ溶出していき、n−へキサン:クロロホルム=5
0:50での溶出画分を集め、減圧下で濃縮したとこ
ろ、結晶が析出した。この粗結晶をn−へキサンより再
結晶させたところ、黄色結晶を得た(収量68.7m
g)。この結晶は、表1のNMRによるスペクトル分析
等により、化合物2であることが確認できた。尚、化合
物2の物性については、表2に示す通りである。
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】
【0031】(実施例3)ヒスタミン遊離抑制効果 Compound48/80刺激によるマスト細胞から
ヒスタミン遊離における、実施例1の化合物1及び実施
例2の化合物2(新規なフロログルシノール誘導体)そ
れぞれのヒスタミン遊離抑制効果としての阻害率を下記
試験法に従って求めた。そして、この阻害率から、IC
50(ヒスタミンを50%抑制するときの濃度)(μg
/mL)を求めることにより、ヒスタミン遊離抑制効果
を評価した。
【0032】〔ヒスタミン遊離抑制効果試験法〕7〜8
週齢のWister系ラットを断頭後、放血させ、腹腔
内に冷タイロード 液を注入し、公知の方法により肥満
細胞を単離し、1〜2×10cells/mLとなる
ように0.1%牛血清アルブミン(BSA)を含むタイ
ロード液に懸濁し、細胞浮遊液を調製した。各化合物の
終濃度が3〜30μg/mlになるように試料溶液を調
整し、試料溶液に上記細胞浮遊液を加えて37℃、5分
間インキュベートを行い、脱顆粒誘発剤としてComp
ound48/80を加え、37℃、10分間インキュ
ベートを行う。これらの反応液は氷冷して反応停止、遠
心分離した上澄に0.1N塩酸を加えた後、ヒスタミン
量をOndaら(J.Med. Sci, 27, 93 (1978))の
方法に準じて高速液体クロマトグラフィにより測定し
た。この結果から、阻害率を次式により算出した。 阻害率(%)={1−(A−B)/(C−B)}× 1
00 A:単離化合物の存在下でcompound 48/80により遊離
されるヒスタミン量 B:自発的に遊離されるヒスタミン量 C:compound 48/80により遊離されるヒスタミン量
【0033】化合物1及び化合物2のヒスタミン遊離抑
制効果としてのIC50の結果を次に示す。尚、化合物
1及び2の効果を一層明らかにするために、インドメタ
シンを比較例として用いた場合のIC50の結果も併せ
て次に示す。 IC50 (μg/mL) 化合物1(実施例1) … 4.3 化合物2(実施例2) … 6.5 インドメタシン(比較例)… 89.45
【0034】(実施例4)一酸化窒素産生抑制効果 インターフェロン−γ(IFN−γ)及びリポポリサッ
カライド(LPS)刺激によるマクロファージからの一
酸化窒素産生における実施例1の化合物1及び実施例2
の化合物2の阻害効果(一酸化窒素産生抑制効果)を下
記試験法に従って求めた。そして、この阻害効果から、
IC50(μg/mL)を求めることにより、ヒスタミ
ン遊離抑制効果を評価した。
【0035】〔一酸化窒素産生抑制効果試験法〕RAW
264.7細胞を1−5×10個/mLの濃度に調製
し、96穴プレート(住友ベークライト製、商品名「8
096R」)に200μLずつ分注し、1時間、CO
インキュベーターにて細胞を接着させる。検体を投与
後、LPS(O55:B5,Sigma)2μL、mo
useIFN−γ(Genzyme)2μL、検体0.
4μLを加える。16時間、COインキュベーターに
て培養した。終濃度は、IFN−γ 0.33ng/m
L、LPS 100ng/mLになるように調製した。
また、検体は、DMSOに溶解し、培地に対する含量が
0.2%になるよに調製した。尚、Cell viab
ilityについては鏡検による観察とMTT法を行っ
た。
【0036】・グリース法によるNO産生評価 培養上清を100μL採取し、0.1%ナフチルエチレ
ンジアミン溶液50μL、スルファニルアミド溶液50
μLを加え、室温にて10分間放置した。分光光度計に
て570nmのO.D.を測定する。STDには、亜硝
酸ナトリウム溶液(100,50,20,10,5,
2,1,0μM)を用いた。試薬は、注射用水を用いて
溶解する。
【0037】・活性評価 NO 量を算出し、下記の式に当てはめて抑制効果を
求めた。 抑制効果(% of Inhibition)={1−(Sanple−No
n)/(Control−Non)}×100
【0038】化合物1及び化合物2の一酸化窒素産生抑
制効果としてのIC50の結果を次に示す。 IC50 (μg/mL) 化合物1(実施例1) … 1.49 化合物2(実施例2) … 1.31
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、副作用の少ない、抗ア
レルギー物質としての新規なフロログルシノール誘導体
が提供される。さらに、本発明によれば、そのような新
規なフロログルシノール誘導体を含有し、優れた効果を
有する組成物、特に抗アレルギー剤が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 香月 茂樹 鹿児島県熊毛郡中種子町野間17000 Fターム(参考) 4B018 MD07 MD61 ME07 MF01 4C062 FF13 4C086 AA01 AA02 AA03 BA08 MA01 MA04 NA14 ZB13

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記化学式(1)で示される新規なフロ
    ログルシノール誘導体。 【化1】
  2. 【請求項2】 請求項1記載のフロログルシノール誘導
    体を含有する組成物。
  3. 【請求項3】 抗アレルギー剤用である請求項2記載の
    組成物。
  4. 【請求項4】 下記化学式(2)で示される新規なフロ
    ログルシノール誘導体。 【化2】
  5. 【請求項5】 請求項4記載のフロログルシノール誘導
    体を含有する組成物。
  6. 【請求項6】 抗アレルギー剤用である請求項5記載の
    組成物。
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