JP2003055295A - 光学活性な2−ベンジルコハク酸の製造方法 - Google Patents

光学活性な2−ベンジルコハク酸の製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 医薬品の合成中間体などとして実用に供する
に充分な光学純度を有する光学活性な2−ベンジルコハ
ク酸を、収率よく、簡便に、効率的に、工業的に有利に
製造する方法を提供すること。 【解決手段】 テトラヒドロ−5−オキソ−2−フェニ
ル−3−フランカルボン酸に光学活性なアミンを作用さ
せてテトラヒドロ−5−オキソ−2−フェニル−3−フ
ランカルボン酸と光学活性なアミンのジアステレオマー
塩を得、該ジアステレオマー塩から光学活性なジアステ
レオマー塩を分離した後、該光学活性なジアステレオマ
ー塩から光学活性なテトラヒドロ−5−オキソ−2−フ
ェニル−3−フランカルボン酸を遊離させ、次いで、該
光学活性なテトラヒドロ−5−オキソ−2−フェニル−
3−フランカルボン酸を、水素化触媒の存在下に水素化
分解することを特徴とする光学活性な2−ベンジルコハ
ク酸の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光学活性な2−ベン
ジルコハク酸の製造方法に関する。光学活性な2−ベン
ジルコハク酸は、不斉炭素を有する種々の天然物などの
生理活性物質や抗菌剤、酵素阻害剤などの医薬品の合成
中間体として有用である。
【0002】
【従来の技術】従来、光学活性な2−ベンジルコハク酸
の製造方法としては、 不斉水素化触媒としてルテニウム、ロジウムなどの遷
移金属を中心金属とするキラルなジホスフィンを配位子
とした有機金属錯体を用いて(E)−フェニルイタコン
酸を接触還元する方法[テトラヘドロン レターズ(T
etrahedron Lett.)、28巻、190
5〜1908頁(1987年);テトラヘドロン レタ
ーズ(Tetrahedron Lett.)、32
巻、3671頁(1991年);および特開平5−17
0718号公報参照];
【0003】2−ベンジルコハク酸を、光学活性な1
−フェニルエチルアミン、光学活性な3−メチル−2−
フェニルブチルアミン、光学活性なエフェドリン、光学
活性な1−(1−ナフチル)エチルアミンなどの光学活
性なアミンを光学分割剤として用いて光学分割する方法
[アルキフ フェル ケミ、ミネラロギ オ ジオロー
ジ(Arkiv For Kemi,Mineralo
gi Och Geologi)、26B、1〜4頁
(1948年);特開平10−195015号公報;お
よび特開平10−237013号公報参照];
【0004】(±)−2−ベンジルコハク酸ジエチル
にα−キモトリプシンを27℃、pH7.2の条件下に
作用させて加水分解し、反応混合物から(+)−2−ベ
ンジルコハク酸エチルおよび(−)−2−ベンジルコハ
ク酸ジエチルを分離し、次いでこれらをそれぞれ加水分
解することにより光学活性な2−ベンジルコハク酸を得
る方法[ジャーナル オブ ジ アメリカン ケミカル
ソサエティ(J.Am.Chem.Soc.)、90
巻、3495〜3502頁(1968年)参照]が知ら
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の方法は、原料
のフェニルイタコン酸として(E)−幾何異性体を使用
する必要があり、しかも得られる光学活性体は、医薬品
の合成中間体として実用に供するに充分な光学純度を有
しておらず、その光学純度を向上させるには、接触還元
後、さらに精製操作を行う必要がある。また、接触還元
に用いる不斉水素化触媒は極めて高価な上、しかも反応
は加圧下または長時間の処理を要する。さらに、該不斉
水素化触媒は失活または選択性の低下などを引き起こす
ことがあるため、触媒を回収し再使用することが工業的
に困難である点にも問題点を有する。
【0006】上記の方法は、それぞれ、2−ベンジル
コハク酸に対して多量の光学活性なアミンが必要であ
り、また得られる光学活性体は、医薬品の合成中間体と
して実用に供するに充分な光学純度を有しておらず、そ
の光学純度を向上させるには精製操作を行う必要がある
こと、光学分割剤として使用する光学活性な3−メチル
−2−フェニルブチルアミンが高価であることなどの問
題点を有している。
【0007】上記の方法は反応時の原料濃度が低く生
産性が低い上、至適温度およびpHの厳密な調整が必要
であり、しかも反応時間が長い。また、生成した光学活
性な2−ベンジルコハク酸の分離操作が煩雑であり、酵
素の再使用も困難であるなどの問題点を有する。したが
って、これらの方法はいずれも光学活性な2−ベンジル
コハク酸を工業的に有利に製造し得る方法とは言い難
い。
【0008】しかして、本発明の目的は、医薬品の合成
中間体などとして実用に供するに充分な光学純度を有す
る光学活性な2−ベンジルコハク酸を、収率よく、簡便
に、効率的に、工業的に有利に製造し得る方法を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記の
目的は (1)下記式(I)
【0010】
【化5】
【0011】で示されるテトラヒドロ−5−オキソ−2
−フェニル−3−フランカルボン酸に光学活性なアミン
を作用させてテトラヒドロ−5−オキソ−2−フェニル
−3−フランカルボン酸と光学活性なアミンのジアステ
レオマー塩を得、該ジアステレオマー塩から光学活性な
ジアステレオマー塩を分離した後、該光学活性なジアス
テレオマー塩から光学活性なテトラヒドロ−5−オキソ
−2−フェニル−3−フランカルボン酸を遊離させ、次
いで、該光学活性なテトラヒドロ−5−オキソ−2−フ
ェニル−3−フランカルボン酸を、水素化触媒の存在下
に水素化分解することを特徴とする式(II)
【0012】
【化6】
【0013】(式中、*は不斉炭素原子を表す。)で示
される光学活性な2−ベンジルコハク酸の製造方法;
【0014】(2)下記式(I)
【0015】
【化7】
【0016】で示されるテトラヒドロ−5−オキソ−2
−フェニル−3−フランカルボン酸に光学活性なアミン
を作用させてテトラヒドロ−5−オキソ−2−フェニル
−3−フランカルボン酸と光学活性なアミンのジアステ
レオマー塩を得、該ジアステレオマー塩から光学活性な
ジアステレオマー塩を分離した後、該光学活性なジアス
テレオマー塩から光学活性なテトラヒドロ−5−オキソ
−2−フェニル−3−フランカルボン酸を遊離させるこ
とを特徴とする光学活性なテトラヒドロ−5−オキソ−
2−フェニル−3−フランカルボン酸の製造方法;
【0017】(3)下記式(III)
【0018】
【化8】
【0019】(式中、*は不斉炭素原子を表す。)で示
される光学活性なジアステレオマー塩;
【0020】(4)テトラヒドロ−5−オキソ−(2
R)−2−フェニル−(3R)−3−フランカルボン
酸;および
【0021】(5)テトラヒドロ−5−オキソ−(2
S)−2−フェニル−(3S)−3−フランカルボン酸
を提供することにより達成される。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明において原料として使用す
るテトラヒドロ−5−オキソ−2−フェニル−3−フラ
ンカルボン酸は、ベンズアルデヒドとコハク酸ナトリウ
ムまたは無水コハク酸とのパーキン(Perkin)反
応により得ることができる[ブレティン デス ソサエ
ティス キミカス ベルギス(Bull.Soc.Ch
im.Belg.)、69巻、356〜361頁(19
60年);アルキブ イムノロジエ エト テラピエ
エクスペリメンタリス(Archivum Immun
ologiae et Therapiae Expe
rimentalis)、16巻、155〜172頁
(1968年)参照]。
【0023】まず、テトラヒドロ−5−オキソ−2−フ
ェニル−3−フランカルボン酸に光学活性なアミンを作
用させてテトラヒドロ−5−オキソ−2−フェニル−3
−フランカルボン酸と光学活性なアミンのジアステレオ
マー塩を得、該ジアステレオマー塩から光学活性なジア
ステレオマー塩を分離する工程[以下、これを工程1と
称する]について説明する。
【0024】工程1は溶媒の存在下に行うのが好まし
い。使用できる溶媒としては、例えば水;メタノール、
エタノール、ブタノールなどのアルコール;ベンゼン、
トルエンなどの芳香族炭化水素;テトラヒドロフラン、
ジオキサンなどのエーテル;アセトン、メチルエチルケ
トン、メチルイソブチルケトンなどのケトン;酢酸メチ
ル、酢酸エチルなどのエステル;アセトニトリルなどの
ニトリル;ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ドなどの非プロトン性極性溶媒などが挙げられる。これ
らの溶媒は1種を単独で使用しても2種以上を混合して
使用してもよく、特に水またはアセトニトリルを単独で
使用するのが好ましい。溶媒の使用量は、テトラヒドロ
−5−オキソ−2−フェニル−3−フランカルボン酸に
対して2〜100質量倍の範囲が好ましく、4〜10質
量倍の範囲がより好ましい。
【0025】光学活性なアミンとしては、例えば(R)
−(+)−1−フェニルエチルアミン、(S)−(−)
−1−フェニルエチルアミン、(R)−(+)−1−ト
リルエチルアミン、(S)−(−)−1−トリルエチル
アミン、(S)−(−)−1−(1−ナフチル)エチル
アミン、(R)−(+)−1−(1−ナフチル)エチル
アミンなどが挙げられる。これらの中でも、(R)−
(+)−1−フェニルエチルアミンまたは(S)−
(−)−1−フェニルエチルアミンを使用するのが特に
好ましい。光学活性なアミンの使用量は、テトラヒドロ
−5−オキソ−2−フェニル−3−フランカルボン酸に
対して0.5〜2当量の範囲が好ましく、0.5〜1当
量の範囲がより好ましい。
【0026】工程1における温度は、25〜100℃の
範囲が好ましく、50〜80℃の範囲がより好ましい。
【0027】工程1の実施方法に特に制限はなく、好適
には、テトラヒドロ−5−オキソ−2−フェニル−3−
フランカルボン酸を溶媒に溶解させた溶液に、光学活性
なアミンを、所定温度にて添加することにより行うこと
ができる。生成したジアステレオマー塩は、テトラヒド
ロ−5−オキソ−(2S)−2−フェニル−(3S)−
3−フランカルボン酸およびテトラヒドロ−5−オキソ
−(2R)−2−フェニル−(3R)−3−フランカル
ボン酸の混合物であるテトラヒドロ−5−オキソ−2−
フェニル−3−フランカルボン酸に光学活性なアミンを
作用させることで形成した2種類の光学活性なジアステ
レオマー塩の混合物である。
【0028】例えば、光学活性なアミンとして光学活性
な1−フェニルエチルアミン[(R)−(+)−1−フ
ェニルエチルアミンまたは(S)−(−)−1−フェニ
ルエチルアミン]を用いた場合には、下記式(III)
【0029】
【化9】
【0030】(式中、*は不斉炭素原子を表す。)で示
される光学活性なジアステレオマー塩の2種類の混合物
を得ることができる。
【0031】かかる2種類の光学活性なジアステレオマ
ー塩は、例えば、ジアステレオマー塩を形成させた溶液
をそのまま濃縮し、得られる粗生成物をカラムクロマト
グラフィーにより精製し、2種類の光学活性なジアステ
レオマー塩を分離することも可能であるし、後述するよ
うにその溶媒に対する溶解度の差を利用し、分別再結晶
により分離することもできる。
【0032】溶媒に対する溶解度の差を利用して両者を
分離する場合、かかるジアステレオマー塩を形成させる
際の溶媒として、水;メタノール、エタノール、ブタノ
ールなどのアルコール;ベンゼン、トルエンなどの芳香
族炭化水素;テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエ
ーテル;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブ
チルケトンなどのケトン;アセトニトリルなどのニトリ
ル;ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドなど
の非プロトン性極性溶媒、またはこれらの混合物を用い
るのが好ましく、これらの中でもアセトニトリルを用い
るのがより好ましい。溶媒を適切に選択することで、ジ
アステレオマー塩を形成させた混合液から、引き続き用
いた溶媒に対して難溶性の光学活性なジアステレオマー
塩を析出させることができる。この場合、かかる難溶性
の光学活性なジアステレオマー塩を優先的に析出させる
ために、反応液を冷却して過飽和状態とすることが好ま
しい。また、必要に応じ、用いる溶媒に対して難溶性の
光学活性なジアステレオマー塩を種結晶としてこの溶液
に少量添加して、該光学活性なジアステレオマー塩を析
出させることもできる。析出した光学活性なジアステレ
オマー塩は、濾過、デカンテーション、遠心分離などの
通常の手法により単離することができる。
【0033】このようにして得られた該光学活性なジア
ステレオマー塩は、上述の溶媒を用いて再結晶するなど
の精製操作を行うことにより、その光学純度をさらに高
めることができる。
【0034】本発明においては、この段階で再結晶など
の精製操作を特に行なわなくても、得られた光学活性な
ジアステレオマー塩を後述する工程(工程2)に付すこ
とで、充分に高い光学純度のテトラヒドロ−5−オキソ
−(2S)−2−フェニル−(3S)−3−フランカル
ボン酸またはテトラヒドロ−5−オキソ−(2R)−2
−フェニル−(3R)−3−フランカルボン酸を得るこ
とができる。
【0035】なお、本発明において、光学活性なアミン
として(S)−(−)−1−フェニルエチルアミンを用
い、溶媒としてアセトニトリルを用いると(S)−
(−)−1−フェニルエチルアミン・テトラヒドロ−5
−オキソ−(2S)−2−フェニル−(3S)−3−フ
ランカルボン酸塩が、また、光学活性なアミンとして
(R)−(+)−1−フェニルエチルアミンを用い、溶
媒としてアセトニトリルを用いると(R)−(+)−1
−フェニルエチルアミン・テトラヒドロ−5−オキソ−
(2R)−2−フェニル−(3R)−3−フランカルボ
ン酸塩が、それぞれ難溶性の光学活性なジアステレオマ
ー塩として析出する。
【0036】次に、工程1で得られた光学活性なジアス
テレオマー塩から光学活性なテトラヒドロ−5−オキソ
−2−フェニル−3−フランカルボン酸を遊離させるこ
とにより光学活性なテトラヒドロ−5−オキソ−2−フ
ェニル−3−フランカルボン酸を得る工程[以下、これ
を工程2と称する]について説明する。
【0037】この工程2により、テトラヒドロ−5−オ
キソ−(2R)−2−フェニル−(3R)−3−フラン
カルボン酸またはテトラヒドロ−5−オキソ−(2S)
−2−フェニル−(3S)−3−フランカルボン酸を得
ることができる。
【0038】工程2は、(i)工程1で得られた光学活
性なジアステレオマー塩に酸を添加する方法[以下、こ
れを操作(i)と称する]、(ii)工程1で得られた
光学活性なジアステレオマー塩に塩基を添加した後、酸
処理する方法[以下、これを操作(ii)と称する]の
いずれの方法をとることもできる。
【0039】操作(i)を行う場合、酸としては、例え
ば塩酸、硫酸、ホウ酸、硝酸、リン酸などの無機酸を使
用するのが好ましく、塩酸または硫酸を使用するのがよ
り好ましい。酸の使用量は、工程1で得られた光学活性
なジアステレオマー塩に対して0.3〜50当量の範囲
が好ましく、0.5〜10当量の範囲がより好ましい。
【0040】操作(i)は、例えば、(a)工程1で得
られた光学活性なジアステレオマー塩に酢酸エチル、ト
ルエン、ジエチルエーテル、イソプロピルエーテルなど
の有機溶媒、および酸を好ましくは水溶液として加えて
攪拌し、遊離する光学活性なテトラヒドロ−5−オキソ
−2−フェニル−3−フランカルボン酸を有機溶媒に抽
出するか、(b)工程1で得られた光学活性なジアステ
レオマー塩を水に溶解させて、この水溶液に酸を加えて
光学活性なテトラヒドロ−5−オキソ−2−フェニル−
3−フランカルボン酸を析出させることにより行う。
【0041】一方、操作(ii)を行う場合、塩基とし
ては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸
化カルシウムなどのアルカリ金属またはアルカリ土類金
属の水酸化物;炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウムな
どのアルカリ金属の炭酸塩または炭酸水素塩などを使用
するのが好ましい。塩基の使用量は、工程1で得られる
光学活性なジアステレオマー塩に対して0.5〜3当量
の範囲が好ましく、0.8〜1.5当量の範囲がより好
ましい。また、操作(ii)において、酸処理する際に
使用できる酸としては、前記した操作(i)で使用する
酸と同様の無機酸が挙げられる。酸の使用量は、工程1
で得られた光学活性なジアステレオマー塩に対して0.
3〜50当量の範囲が好ましく、0.5〜10当量の範
囲がより好ましい。
【0042】操作(ii)は、例えば、工程1で得られ
た光学活性なジアステレオマー塩に、酢酸エチル、トル
エン、ジエチルエーテル、イソプロピルエーテルなどの
有機溶媒、および塩基を好ましくは水溶液として加え
て、遊離する光学活性なアミンを有機溶媒に抽出し、か
かる有機層を分離した後に、(c)光学活性なテトラヒ
ドロ−5−オキソ−2−フェニル−3−フランカルボン
酸または光学活性なテトラヒドロ−5−オキソ−2−フ
ェニル−3−フランカルボン酸と添加した塩基とから形
成された塩を含む水層に、上記した有機溶媒および酸を
添加し、遊離する光学活性なテトラヒドロ−5−オキソ
−2−フェニル−3−フランカルボン酸を有機溶媒に抽
出するか、または(d)光学活性なテトラヒドロ−5−
オキソ−2−フェニル−3−フランカルボン酸または光
学活性なテトラヒドロ−5−オキソ−2−フェニル−3
−フランカルボン酸と添加した塩基とから形成された塩
を含む水層に酸を加えて、光学活性なテトラヒドロ−5
−オキソ−2−フェニル−3−フランカルボン酸を析出
させることにより行う。
【0043】工程2は、操作(i)、操作(ii)のい
ずれの場合も、0〜60℃の範囲の温度で行うのが好ま
しく、20〜30℃の範囲の温度で行うのがより好まし
い。
【0044】こうして得られる光学活性なテトラヒドロ
−5−オキソ−2−フェニル−3−フランカルボン酸の
単離・精製は有機合成において一般的に用いられる単離
・精製方法により行うことができる。例えば、操作
(i)、操作(ii)において、水層に光学活性なテト
ラヒドロ−5−オキソ−2−フェニル−3−フランカル
ボン酸を析出させた場合は濾過、デカンテーション、遠
心分離などの方法で目的物を単離できる。
【0045】また、操作(i)、操作(ii)におい
て、光学活性なテトラヒドロ−5−オキソ−2−フェニ
ル−3−フランカルボン酸を有機溶媒に抽出した場合
は、該抽出液を濃縮することで目的物を単離できる。そ
して、必要に応じて、再結晶、カラムクロマトグラフィ
ーなどの精製手段により、その光学純度をさらに高める
ことができる。
【0046】なお、操作(i)、操作(ii)におい
て、光学活性なテトラヒドロ−5−オキソ−2−フェニ
ル−3−フランカルボン酸を有機溶媒に抽出した場合に
は、該抽出液を、そのまま後述する工程(工程3)に付
してもよい。
【0047】ここで、操作(i)において、光学活性な
テトラヒドロ−5−オキソ−2−フェニル−3−フラン
カルボン酸を抽出した後の水層には、光学活性なアミン
が酸と結合した形で含まれている。この水層に水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、炭酸ナ
トリウム、炭酸水素ナトリウムなどの塩基を添加して光
学活性なアミンを遊離させ、次いで酢酸エチル、トルエ
ン、ジエチルエーテル、イソプロピルエーテルなどの有
機溶媒で抽出し、抽出液を濃縮することで光学活性なア
ミンを回収でき、再び本発明の方法に使用することがで
きる。
【0048】また、操作(ii)において、有機溶媒に
抽出した光学活性なアミンは、かかる抽出液を濃縮する
ことで回収でき、再び本発明の方法に使用することがで
きる。
【0049】次に、工程2で得られた光学活性なテトラ
ヒドロ−5−オキソ−2−フェニル−3−フランカルボ
ン酸を、水素化触媒の存在下に水素化分解することによ
り光学活性な2−ベンジルコハク酸を得る工程[以下、
これを工程3と称する]について説明する。
【0050】工程3で使用する水素化触媒としては、一
般的な水素添加触媒が使用でき、例えばラネーニッケ
ル、ラネーコバルト;パラジウム−ブラック;パラジウ
ム、ロジウム、白金、ロジウムなどの貴金属をカーボ
ン、シリカ、アルミナ、ケイソウ土などの担体に担持さ
せた触媒などが挙げられる。水素化触媒の使用量は、光
学活性なテトラヒドロ−5−オキソ−2−フェニル−3
−フランカルボン酸に対して、0.01〜100質量%
の範囲が好ましく、0.1〜10質量%の範囲がより好
ましい。
【0051】工程3の反応は溶媒の存在下に行うのが好
ましい。使用できる溶媒としては、反応に悪影響を及ぼ
さない限り特に制限はなく、例えばメタノール、エタノ
ール、イソプロパノールなどのアルコール;ベンゼン、
トルエンなどの芳香族炭化水素;テトラヒドロフラン、
ジオキサンなどのエーテル;酢酸メチル、酢酸エチルな
どのエステル;水などが挙げられる。これらの溶媒は1
種を単独で使用しても2種以上を混合して使用してもよ
い。溶媒の使用量に特に制限はないが、通常、光学活性
なテトラヒドロ−5−オキソ−2−フェニル−3−フラ
ンカルボン酸に対して2〜100質量倍の範囲が好まし
く、4〜10質量倍の範囲がより好ましい。水素圧力に
も特に制限はないが、通常、0.1〜10MPaの範囲
が好ましく、0.1〜1MPaの範囲がより好ましい。
反応温度は、5〜150℃の範囲が好ましく、20〜1
00℃の範囲がより好ましい。
【0052】工程3の反応方法に特に制限はなく、例え
ば、光学活性なテトラヒドロ−5−オキソ−2−フェニ
ル−3−フランカルボン酸、水素化触媒および溶媒を混
合し、所定の水素圧力および所定温度の条件下に攪拌し
て行うことができる。
【0053】こうして得られた光学活性な2−ベンジル
コハク酸の単離・精製は、有機合成において一般的に用
いられる単離・精製方法により行うことができる。例え
ば、反応混合液から水素化触媒を濾過、デカンテーショ
ン、遠心分離などにより分離し、得られた濾液を濃縮す
るか、または得られた濾液をそのまま冷却もしくは得ら
れた濾液に貧溶媒を添加し、生成物を結晶として析出さ
せ、濾過、デカンテーション、遠心分離などの手段で分
離する。そして必要に応じて再結晶、カラムクロマトグ
ラフィーなどの通常の精製手段によりその純度をさらに
高めることもできる。
【0054】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれらの実施例により何ら制限されるも
のではない。
【0055】参考例1 テトラヒドロ−5−オキソ−2−フェニル−3−フラン
カルボン酸の合成 内容積500mlの反応器にベンズアルデヒド107.
1g(1.0mol)、無水コハク酸20.7g(0.
2mol)および酢酸ナトリウム49.5g(0.6m
ol)を仕込み、窒素雰囲気下、130℃で1時間攪拌
した後、さらに、100〜105℃で15時間攪拌し
た。反応混合液を室温付近まで冷却した後、トルエン5
0gを加え、さらに14.2質量%炭酸ナトリウム水溶
液222.4gを加えて、反応混合液のpHを約9に調
節した。反応混合液を静置して有機層と水層を分離し
た。水層に20質量%硫酸水溶液251.7gを加え
て、そのpHを約2に調節した後、酢酸エチル150g
で抽出し、抽出液を濃縮することで粗テトラヒドロ−5
−オキソ−2−フェニル−3−フランカルボン酸43.
1gを得た(純度66.3%、0.139mol、収率
69.5%)。
【0056】上記で得られた粗テトラヒドロ−5−オキ
ソ−2−フェニル−3−フランカルボン酸43.1g
に、トルエン242gを加えて再結晶を行い、回収率8
0%で下記の物性を有するテトラヒドロ−5−オキソ−
2−フェニル−3−フランカルボン酸24.1g(純度
95.3%;0.111mol)を得た。
【0057】H−NMR(300MHz、CDC
、TMS,ppm)δ:2.85−3.07(2
H,m)、3.27−3.36(1H,m)、5.71
(1H,d)、7.36−7.44(5H,m) 融点:101.7〜104.2℃
【0058】実施例1 テトラヒドロ−5−オキソ−(2S)−2−フェニル−
(3S)−3−フランカルボン酸の合成 テトラヒドロ−5−オキソ−2−フェニル−3−フラン
カルボン酸2.06g(0.01mol)をアセトニト
リル18.1gに溶解させ、得られた溶液に(S)−
(−)−1−フェニルエチルアミン0.97g(0.0
08mol)を54℃で添加し、ジアステレオマー塩を
形成させた。混合液を82℃に加熱して固体を完全に溶
解させた後、室温付近まで冷却することによって光学活
性なジアステレオマー塩を析出させ、次いで25℃で濾
過して光学活性なジアステレオマー塩1.36g(4.
15mmol)を得た。収率は理論値に対して83%で
あった。得られた光学活性なジアステレオマー塩に、室
温で1質量%硫酸水溶液83gを加えた後、反応混合物
を酢酸エチル30mlで抽出した。抽出液の一部をと
り、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)により分
析したところ[カラム:CHIRALCEL OJ(ダ
イセル化学工業株式会社製)、内径4.6mm×長さ2
50mm、移動相:n−ヘキサン/2−プロパノール=
85/15(容量比、トリフルオロ酢酸を0.5容量%
含有)、流速:0.8ml/min.、温度:40℃、
検出:UV254nm]、光学純度は98.8%e.
e.であった。抽出液を濃縮し、下記の物性を有するテ
トラヒドロ−5−オキソ−(2S)−2−フェニル−
(3S)−3−フランカルボン酸0.86g(4.15
mmol)を得た。
【0059】H−NMR(300MHz、CDC
、TMS,ppm)δ:2.85−3.07(2
H,m)、3.27−3.36(1H,m)、5.71
(1H,d)、7.36−7.44(5H,m) 融点:135.3〜135.8℃ 比旋光度:[α]20 =+93.0°(酢酸エチル,
c=1)
【0060】実施例2 テトラヒドロ−5−オキソ−(2R)−2−フェニル−
(3R)−3−フランカルボン酸の合成 実施例1において、(S)−(−)−1−フェニルエチ
ルアミンに代えて、(R)−(+)−1−フェニルエチ
ルアミン0.97g(0.008mol)を用いた以外
は実施例1と同様の操作を行い、下記の物性を有するテ
トラヒドロ−5−オキソ−(2R)−2−フェニル−
(3R)−3−フランカルボン酸0.86g(4.15
mmol)を得た(収率81%、光学純度99.0%
e.e.)。
【0061】H−NMR(300MHz、CDC
、TMS,ppm)δ:2.85−3.07(2
H,m)、3.27−3.36(1H,m)、5.71
(1H,d)、7.36−7.44(5H,m) 融点:135.5〜136.0℃ 比旋光度:[α]20 =−93.2°(酢酸エチル,
c=1)
【0062】実施例3 (S)−2−ベンジルコハク酸の合成 窒素雰囲気下で、テトラヒドロ−5−オキソ−(2R)
−2−フェニル−(3R)−3−フランカルボン酸1.
03g(5mmol;97.8%e.e.)を2−プロ
パノール20gに溶解させ、次いで10%パラジウム−
カーボン0.0111gを添加し、反応系内を水素に置
換し、常圧、40℃で、3時間反応を行なった。反応混
合物からパラジウム−カーボンを濾過により除去し、濾
液を濃縮することで、下記の物性を有する(S)−2−
ベンジルコハク酸0.98g(4.7mmol)を得た
(収率94%)。得られた(S)−2−ベンジルコハク
酸の光学純度をHPLCにより分析したところ[カラ
ム:CHIRALCEL OD(ダイセル化学工業株式
会社)、内径4.6mm×長さ250mm、移動相:n
−ヘキサン/2−プロパノール=9/1(容量比、トリ
フルオロ酢酸を0.5容量%含有))、流速:0.5m
l/min.、温度:40℃、検出:UV220n
m]、光学純度は98.8%e.e.であった。
【0063】融点:161.1〜162.7℃ 比旋光度:[α]20 =−27.2°(酢酸エチル,
c=1)
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、医薬品の合成中間体な
どとして実用に供するに充分な光学純度を有する光学活
性な2−ベンジルコハク酸を、収率よく、簡便に、効率
的に、工業的に有利に製造することができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07M 7:00 C07D 307/32 T (72)発明者 玉井 洋進 新潟県北蒲原郡中条町倉敷町2番28号 株 式会社クラレ内 Fターム(参考) 4H006 AA02 AC46 AC81 BA25 BA55 BA61 BB14 BE20 BJ50 BS10 4H039 CA65 CB20 CF30

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式(I) 【化1】 で示されるテトラヒドロ−5−オキソ−2−フェニル−
    3−フランカルボン酸に光学活性なアミンを作用させて
    テトラヒドロ−5−オキソ−2−フェニル−3−フラン
    カルボン酸と光学活性なアミンのジアステレオマー塩を
    得、該ジアステレオマー塩から光学活性なジアステレオ
    マー塩を分離した後、該光学活性なジアステレオマー塩
    から光学活性なテトラヒドロ−5−オキソ−2−フェニ
    ル−3−フランカルボン酸を遊離させ、次いで、該光学
    活性なテトラヒドロ−5−オキソ−2−フェニル−3−
    フランカルボン酸を、水素化触媒の存在下に水素化分解
    することを特徴とする式(II) 【化2】 (式中、*は不斉炭素原子を表す。)で示される光学活
    性な2−ベンジルコハク酸の製造方法。
  2. 【請求項2】 下記式(I) 【化3】 で示されるテトラヒドロ−5−オキソ−2−フェニル−
    3−フランカルボン酸に光学活性なアミンを作用させて
    テトラヒドロ−5−オキソ−2−フェニル−3−フラン
    カルボン酸と光学活性なアミンのジアステレオマー塩を
    得、該ジアステレオマー塩から光学活性なジアステレオ
    マー塩を分離した後、該光学活性なジアステレオマー塩
    から光学活性なテトラヒドロ−5−オキソ−2−フェニ
    ル−3−フランカルボン酸を遊離させることを特徴とす
    る光学活性なテトラヒドロ−5−オキソ−2−フェニル
    −3−フランカルボン酸の製造方法。
  3. 【請求項3】 光学活性なアミンが光学活性な1−フェ
    ニルエチルアミンである請求項1または請求項2のいず
    れかに記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 下記式(III) 【化4】 (式中、*は不斉炭素原子を表す。)で示される光学活
    性なジアステレオマー塩。
  5. 【請求項5】 テトラヒドロ−5−オキソ−(2R)−
    2−フェニル−(3R)−3−フランカルボン酸。
  6. 【請求項6】 テトラヒドロ−5−オキソ−(2S)−
    2−フェニル−(3S)−3−フランカルボン酸。
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