JP2003054836A - 圧縮流体の増圧装置 - Google Patents

圧縮流体の増圧装置

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JP2003054836A
JP2003054836A JP2001249040A JP2001249040A JP2003054836A JP 2003054836 A JP2003054836 A JP 2003054836A JP 2001249040 A JP2001249040 A JP 2001249040A JP 2001249040 A JP2001249040 A JP 2001249040A JP 2003054836 A JP2003054836 A JP 2003054836A
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昭一 刀祢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的小型且つ安価で、省エネも可能な圧縮
流体の増圧装置を提供する。 【解決手段】 シリンダ18内を仕切って形成される複
数のシリンダ室23a,23bにピストンロッド20で
連結されたピストン19a,19bを各々挿入し、各シ
リンダ室に圧縮流体を導入する複数の入口25a,25
bと、最もシリンダ他端側に位置するシリンダ室23b
から流体を排出する出口27とを設けた増圧シリンダ1
7を備える。増圧シリンダ17は、供給圧より高圧の圧
縮流体が要求されるときに、複数のピストン19a,1
9bに同一の供給圧を作用させ、その倍力効果により高
圧の圧縮流体を得る。エアタンクを必要としないので小
型となり、高圧要求時のみ作動するので無駄なエネルギ
を必要とせず、省エネが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は圧縮流体の増圧装置
に係り、特に、紡糸巻取機への適用に好適な圧縮流体の
増圧装置に関する。
【0002】
【従来の技術】紡糸巻取機においては、並列された複数
のボビンに挿通されてこれらボビンを中心側から同時に
且つ一斉に把持又は解放する長軸状のボビンホルダが設
けられる。このボビンホルダはボビンを回転駆動するた
めの回転軸でもあり、巻取作業時には全てのボビンを一
括把持してそれらを回転させる。またボビン交換作業時
にはボビンの回転を停止させ、全てのボビンを同時解放
する。これによってボビンの取り外し、交換が可能にな
る(実開平2−31272号公報等参照)。
【0003】ボビンホルダを把持又は解放状態にするた
めに、ボビンホルダの内部にエアシリンダが設けられ、
このエアシリンダのピストンはバネにより常時把持側に
付勢され、これによりボビンホルダは通常把持状態とな
る。そしてエアシリンダに外部から圧縮エアが供給され
ると、ピストンがバネ力に抗じて解放側に移動し、ボビ
ンホルダは解放状態となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、高速巻取り
を行おうとした場合充分なボビン把持力が必要で、その
ためにはバネの力を強化しなければならない。しかしこ
うすると、バネ力に対抗するための高い空気圧も必要と
なる。
【0005】この場合、工場の汎用圧縮エア自体の圧力
を高めるのは現実的ではない。そこで実開平2−312
72号公報では、その汎用圧縮エアを増圧弁によって増
圧し、ボビンホルダのエアシリンダに供給するようにし
ている。しかし、この増圧弁は圧縮空気を増圧して一旦
エアタンクに蓄圧し、エアタンクからエアシリンダへの
圧力供給によりタンク圧力が低下した場合は再度エアタ
ンクに圧力を補充するというものである。このため、か
かる増圧弁はエアタンクを備えた比較的大型のものとな
っており、広い設置スペースが必要になると共に、価格
も比較的高価であるという問題がある。
【0006】また、エアタンクへの圧力補充のためボビ
ン把持状態のときも増圧弁は作動しているが、エアシリ
ンダを作動させるのはボビンを解放させるときだけであ
り、本来増圧弁の作動時間もこの解放時間の間だけで良
いはずである。従って従来の増圧弁は必要以上に長時間
作動状態となるもので、省エネの観点からも好ましくな
かった。
【0007】そこで、以上の問題に鑑みて本発明は創案
され、その目的は、比較的小型且つ安価で、省エネも可
能な圧縮流体の増圧装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、供給源から供
給される所定圧力の圧縮流体を増圧して供給先に供給す
る圧縮流体の増圧装置であって、シリンダ内を仕切って
形成される複数のシリンダ室と、各シリンダ室に各々挿
入される複数のピストンと、これらピストン同士を連結
するピストンロッドと、各ピストンのシリンダ一端側に
臨む各押圧面に圧縮流体の圧力が作用するよう各シリン
ダ室毎に圧縮流体を導入する複数の入口と、その圧力作
用によって移動されたピストン群により圧縮された最も
シリンダ他端側に位置するシリンダ室の流体を供給先に
向けて排出するための出口とを含む増圧シリンダを備え
たものである。
【0009】この増圧シリンダは、供給圧より高圧の圧
縮流体が要求されるときに、複数のピストンに同一の供
給圧を作用させ、その倍力効果により高圧の圧縮流体を
得るようにしている。エアタンクを必要としないので小
型となり、高圧要求時のみ作動するので無駄なエネルギ
を必要とせず、省エネが可能になる。
【0010】ここで、上記シリンダ室と、上記ピストン
と、上記入口との数が二つであり、上記シリンダ室がシ
リンダ一端側に位置する第一シリンダ室とシリンダ他端
側に位置する第二シリンダ室とからなり、上記ピストン
が上記第一シリンダ室に挿入される第一ピストンと上記
第二シリンダ室に挿入される第二ピストンとからなり、
上記入口が上記第一シリンダ室に開口される第一入口と
上記第二シリンダ室に開口される第二入口とからなって
もよい。この場合、上記供給源及び上記第一入口を結ぶ
ための第一管路と、上記供給源及び上記第二入口を結ぶ
ための第二管路と、上記第一管路に設けられた第一電磁
弁と、上記出口及び上記供給先を結ぶための第三管路
と、上記供給源及び上記第三管路を結ぶための第四管路
と、上記第四管路に設けられたチェック弁と、上記第三
管路において上記第四管路との合流部と上記供給先との
間に設けられた第二電磁弁とをさらに備えてもよい。
【0011】また、上記供給先が、紡糸巻取機のボビン
ホルダを把持又は解放状態にするための流体シリンダで
あってもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳述する。
【0013】図4に示すように、本実施形態に係る紡糸
巻取機1においては、回転制御式モータ(図示せず)に
よって長軸状のボビンホルダ2が直接駆動されるように
なっている。
【0014】図5に示すように、ボビンホルダ2は、上
記モータに連結された回転筒3の外周に、変形し易い断
面形状のゴムリング4及び押動リング5を各複数個交互
に挿通し、また、回転筒3の先端部外周にキャップ状部
材6を挿通し、キャップ状部材6の端面でゴムリング4
及び押動リング5の端面を次々と押圧できるようになっ
ている。回転筒3内にはエアシリンダ7(流体シリン
ダ)が設けられ、エアシリンダ7のピストン8とキャッ
プ状部材6とがピストンロッド9により互いに固定され
る。ピストンロッド9の外周にピストン8を常時把持側
(図中右側)に付勢するためのバネ、ここでは複数の皿
バネ10が設けられる。また回転筒3の内部にはエアシ
リンダ7に連通するエア通路11が設けられ、エア通路
11からエアシリンダ7内に導入される圧縮エア(圧縮
流体)によりピストン8が押され、皿バネ10の力に対
抗してピストン8が解放側(図中左側)に移動できる。
ゴムリング4及び押動リング5の外周に複数のボビンが
軸方向に並列して挿通される。図ではボビンのうち芯を
なす紙管12のみを示す。
【0015】巻取作業時、ボビンホルダ2を把持状態
(チャック状態)にするときは、エアシリンダ7に圧縮
流体を供給せずエアシリンダ7を非作動状態にすると共
に、皿バネ10によってピストン8を把持側に押圧し、
これによってピストンロッド9を介してキャップ状部材
6を把持側に押圧する。するとゴムリング4及び押動リ
ング5が次々と押圧され、このうちゴムリング4が変形
して回転筒3の外周面と紙管12の内周面とに密着す
る。これにより回転筒3とボビンとが互いに連結された
状態となり、回転筒3の回転によりボビンが回転駆動さ
れる。
【0016】一方、ボビンの交換作業時、ボビンホルダ
2を解放状態(レリーズ状態)にするときは、回転筒3
の回転を停止し、エアシリンダ7に圧縮エアを供給して
エアシリンダ7を作動状態にする。すると皿バネ10の
力に抗じてピストン8が解放側に移動し、これによって
ピストンロッド9を介してキャップ状部材6も解放側に
移動する。するとゴムリング4及び押動リング5に付加
されていた押圧力が解放され、ゴムリング4が元の形状
に復帰する。これによって回転筒3とボビンとの連結が
解除され、回転筒3からボビンを取り外すことができ
る。
【0017】このように、エアシリンダ7が圧縮流体の
供給先となり、エアシリンダ7に圧縮流体を供給すれば
ボビンホルダ2が解放状態となり、エアシリンダ7から
圧縮流体を排出すればボビンホルダ2が把持状態とな
る。
【0018】ここで、巻取速度を高速にした場合など、
強い把持力を必要とする場合には皿バネ10の力を増大
し、これに伴ってエアシリンダ7に供給する圧力も高め
なければならない。そこで、本実施形態では以下のよう
な増圧装置が設けられている。
【0019】図4に示すように、紡糸巻取機1が設置さ
れる工場に、図示しない汎用圧縮エアの供給源が設置さ
れ、この供給源から圧縮エアが主供給管路12によって
紡糸巻取機1付近まで送られ、さらに巻取機導入管路1
3によって紡糸巻取機1に導入される。導入された圧縮
エアはヘッダ14に入り、用途別の管路に分岐される。
このうち一つの管路15がボビンホルダ2のエア通路1
1及びエアシリンダ7に接続される。この管路15の途
中に増圧装置16が設けられる。この増圧装置16はボ
ビンホルダ2の外部、特に紡糸巻取機1のケーシングの
内部に設けられる。
【0020】図3に示すように、増圧装置16は、供給
源から供給される圧力P1の圧縮エアを増圧し、圧力P
2として、供給先であるボビンホルダ2のエアシリンダ
7に供給するものである。そして増圧装置16は特に、
従来の増圧弁に比べ大変簡易な構成である増圧シリンダ
17を備えている。
【0021】図1及び図2に示すように、増圧シリンダ
17は、長円筒状のシリンダ18と二つのピストン19
a,19bとピストンロッド20とを備える。シリンダ
18の一端側(図1の右側)と他端側(図1の左側)と
の開放端は、それぞれ四角形状の第一端板21aと第二
端板21bとで閉止される。シリンダ18の内部は、そ
の長手方向の中間に位置される仕切壁22によって二室
に等しく仕切られ、一端側に第一シリンダ室23a、他
端側に第二シリンダ室23bが形成される。
【0022】第一シリンダ室23a及び第二シリンダ室
23bにはそれぞれ第一ピストン19a及び第二ピスト
ン19bが摺動自在に挿入される。これら第一ピストン
19a及び第二ピストン19bはピストンロッド20に
よって連結され、互いにシリンダ軸方向にシリンダ長の
半分程度離間される。これら第一ピストン19a及び第
二ピストン19bはそれぞれ対応する第一シリンダ室2
3a及び第二シリンダ室23b内を同時に、且つ全スト
ローク長に亘ってストロークすることができる。ピスト
ンロッド20はその両端部が第一ピストン19a及び第
二ピストン19bの中心部に同軸に固定され、且つ仕切
壁22の中心部の挿通穴24に摺動自在に挿通される。
【0023】第一シリンダ室23a及び第二シリンダ室
23bの一端側の端部をなす第一端板21a及び仕切壁
22に、それぞれ第一シリンダ室23a及び第二シリン
ダ室23bに圧縮エアを導入するための第一入口25a
及び第二入口25bが設けられる。これら第一入口25
a及び第二入口25bから導入された圧縮エアは、第一
ピストン19a及び第二ピストン19bのシリンダ一端
側に臨む第一押圧面26a及び第二押圧面26bに作用
し、第一ピストン19a及び第二ピストン19bを他端
側に押圧移動させる。
【0024】第二シリンダ室23bの他端側の端部をな
す第二端板21bに、両ピストンの移動により圧縮され
た第二シリンダ室23bのエアを排出するための出口2
7が設けられる。即ち、出口27は、第二ピストン19
bの他端側に位置する第二シリンダ室23bのエアを排
出するためのものである。
【0025】第一入口25a、第二入口25b及び出口
27には、後述する管路をなす配管を接続させるための
管継手28が設けられる。本実施形態で配管は空圧用ビ
ニルホースであり、管継手28はホースニップルであ
る。一方、仕切壁22には、第一ピストン19aの他端
側に位置する第一シリンダ室23aを大気開放し、外部
と呼吸させるための給排気口29が設けられる。給排気
口29にはフィルタを兼用したサイレンサ30が設けら
れる。なお、各摺動部及びシール箇所に適宜シール部材
31が配設され、第一端板21a及び第二端板21bに
増圧シリンダ17の固定に用いるボルト穴40が一対ず
つ設けられる。
【0026】図3に示すように、上流側の管路15aと
第一入口25a及び第二入口25bとが第一管路32a
及び第二管路32bで結ばれ、第一管路32aには第一
電磁弁33が設けられる。一方、下流側の管路15bと
出口27とが第三管路34で結ばれる。上流側の管路1
5aと第三管路34とが第四管路35で結ばれ、第四管
路35にはチェック弁36が設けられる。チェック弁3
6は上流側から下流側に向かう圧縮エアの流れのみを許
容し、逆方向の流れを禁止する。第三管路34及び第四
管路35の合流部37と、下流側の管路15bとの間に
第二電磁弁38が設けられる。
【0027】さて、本実施形態におけるボビンホルダ2
の把持・解放は以下のようにして行う。なお第一ピスト
ン19aの一端側に位置する第一シリンダ室23aを
「第一押圧室R11」、第一ピストン19aの他端側に
位置する第一シリンダ室23aを「第一被押圧室R1
2」、第二ピストン19bの一端側に位置する第二シリ
ンダ室23bを「第二押圧室R21」、第二ピストン1
9bの他端側に位置する第二シリンダ室23bを「第二
被押圧室R22」とする。
【0028】図1及び図3に示すのは通常の把持状態で
あり、このとき第一電磁弁33及び第二電磁弁38は両
方OFFである。こうなると第二電磁弁38により第三管
路34が閉とされ、ボビンホルダ2のエアシリンダ7が
大気開放されてボビンホルダ2が把持状態となる。また
第一電磁弁33により第一管路32aが閉とされ、第一
押圧室R11が大気開放される。第一被押圧室R12も
給排気口29により大気開放されるため、結局第一ピス
トン19aは何等力を受けずフリーとなる。
【0029】一方、第二押圧室R21には第二管路32
bを通じて圧力P1の圧縮エアが常時導入される。また
第二被押圧室R22の圧力がP1以下ならばチェック弁
36が開き、第四管路35及び第三管路34を通じて圧
力P1の圧縮エアが第二被押圧室R22に導入される。
結局、第二押圧室R21と第二被押圧室R22とは両方
圧力P1となり、第二ピストン19bは両側から等しい
圧力P1を受けてバランス状態となる。
【0030】次に、ボビンホルダ2を解放したいとき
は、第一電磁弁33及び第二電磁弁38を両方同時にON
する。すると第一電磁弁33により第一管路32aが開
とされ、第一押圧室R11に圧力P1の圧縮エアが導入
される。第二押圧室R21には元々圧縮エアが導入され
ているため、結局、第一ピストン19a及び第二ピスト
ン19bの第一押圧面26a及び第二押圧面26bがそ
れぞれ圧力P1を受けて押圧される。この押圧側の力は
第一押圧面26a及び第二押圧面26bの受圧面積の和
に圧力P1を乗じた値となる。前述の把持状態に比べ、
第一ピストン19aの第一押圧面26aが圧力を受ける
分押圧側の力が大きくなり、第一ピストン19a及び第
二ピストン19bは第二被押圧室R22の圧力P1に抗
じて他端側に移動する。
【0031】この移動によりP1であった第二被押圧室
R22の圧力が増圧され、P1より高い圧力P2とな
る。するとチェック弁36の下流側が上流側より高圧と
なるので、チェック弁36が閉となり、以降第二被押圧
室R22への圧力P1の供給が断たれる。第二電磁弁3
8は第三管路34を開とし、これにより第二被押圧室R
22の圧力P2は出口27及び第三管路34を通じてボ
ビンホルダ2のエアシリンダ7に供給される。こうして
供給圧P1より高い圧力P2の圧縮エアをエアシリンダ
7に供給することができ、皿バネ10の力が大きい場合
でもボビンホルダ2を解放することが可能となる。
【0032】このように、本実施形態では、従来の増圧
弁のようなエアタンクを必要としないので、装置を小型
化し、設置スペースを狭小化することができる。また構
成が簡単で比較的安価にできる利点もある。さらに、解
放時の短時間のみ第一電磁弁33及び第二電磁弁38を
ONすればよいので、作動時間が大幅に短縮され、省エネ
が可能になる。
【0033】なお、本発明の実施の形態は他にも様々な
ものが考えられる。例えば本実施形態の増圧シリンダは
二つのピストンを有するダブルピストン式であったが、
さらにピストン数を増加することも可能で、これにより
受圧面積が増しさらなる増圧効果、倍力効果が期待でき
る。また本実施形態は紡糸巻取機のボビンホルダへの適
用であったが、他のあらゆる機器にも適用可能で、用い
る流体もエアに限られない。ボビンホルダの構成も本実
施形態のものに限定されない。
【0034】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、比較的小
型且つ安価で、省エネも可能な圧縮流体の増圧装置を提
供できるという、優れた効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る増圧シリンダを示す縦
断正面図である。
【図2】同側面図である。
【図3】本発明の実施形態に係る増圧装置の回路図であ
る。
【図4】紡糸巻取機の全体図である。
【図5】ボビンホルダの縦断面図である。
【符号の説明】
1 紡糸巻取機 2 ボビンホルダ 7 流体シリンダ 17 増圧シリンダ 18 シリンダ 19a 第一ピストン 19b 第二ピストン 20 ピストンロッド 23a 第一シリンダ室 23b 第二シリンダ室 25a 第一入口 25b 第二入口 27 出口 32a 第一管路 32b 第二管路 33 第一電磁弁 34 第三管路 35 第四管路 36 チェック弁 37 合流部 38 第二電磁弁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給源から供給される所定圧力の圧縮流
    体を増圧して供給先に供給する圧縮流体の増圧装置であ
    って、シリンダ内を仕切って形成される複数のシリンダ
    室と、各シリンダ室に各々挿入される複数のピストン
    と、これらピストン同士を連結するピストンロッドと、
    各ピストンのシリンダ一端側に臨む各押圧面に圧縮流体
    の圧力が作用するよう各シリンダ室毎に圧縮流体を導入
    する複数の入口と、その圧力作用によって移動されたピ
    ストン群により圧縮された最もシリンダ他端側に位置す
    るシリンダ室の流体を供給先に向けて排出するための出
    口とを含む増圧シリンダを備えたことを特徴とする圧縮
    流体の増圧装置。
  2. 【請求項2】 上記シリンダ室と、上記ピストンと、上
    記入口との数が二つであり、上記シリンダ室がシリンダ
    一端側に位置する第一シリンダ室とシリンダ他端側に位
    置する第二シリンダ室とからなり、上記ピストンが上記
    第一シリンダ室に挿入される第一ピストンと上記第二シ
    リンダ室に挿入される第二ピストンとからなり、上記入
    口が上記第一シリンダ室に開口される第一入口と上記第
    二シリンダ室に開口される第二入口とからなる請求項1
    記載の圧縮流体の増圧装置。
  3. 【請求項3】 上記供給源及び上記第一入口を結ぶため
    の第一管路と、上記供給源及び上記第二入口を結ぶため
    の第二管路と、上記第一管路に設けられた第一電磁弁
    と、上記出口及び上記供給先を結ぶための第三管路と、
    上記供給源及び上記第三管路を結ぶための第四管路と、
    上記第四管路に設けられたチェック弁と、上記第三管路
    において上記第四管路との合流部と上記供給先との間に
    設けられた第二電磁弁とをさらに備えた請求項2記載の
    圧縮流体の増圧装置。
  4. 【請求項4】 上記供給先が、紡糸巻取機のボビンホル
    ダを把持又は解放状態にするための流体シリンダである
    請求項1乃至3いずれかに記載の圧縮流体の増圧装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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