JP2003054657A - 液体バッグ - Google Patents

液体バッグ

Info

Publication number
JP2003054657A
JP2003054657A JP2002138655A JP2002138655A JP2003054657A JP 2003054657 A JP2003054657 A JP 2003054657A JP 2002138655 A JP2002138655 A JP 2002138655A JP 2002138655 A JP2002138655 A JP 2002138655A JP 2003054657 A JP2003054657 A JP 2003054657A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
spray nozzle
bag
mouth
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002138655A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuru Chiba
充 千葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NOMUKO MEDICAL KK
Nisshin Oillio Ltd
Original Assignee
NOMUKO MEDICAL KK
Nisshin Oillio Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NOMUKO MEDICAL KK, Nisshin Oillio Ltd filed Critical NOMUKO MEDICAL KK
Priority to JP2002138655A priority Critical patent/JP2003054657A/ja
Publication of JP2003054657A publication Critical patent/JP2003054657A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
  • Bag Frames (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)
  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッグ本体の内部に収納される液体を、バッ
グ本体の外部から圧力を加えることにより吐出できる。 【解決手段】 柔軟なシートで構成され、口部を有し、
液体を収納するバッグ本体と、バッグ本体に外部から所
定の圧力を加えたときのみ前記液体を吐出可能に、前記
口部を密閉する弁と、前記口部に、前記弁を覆って着脱
可能に装着され、前記弁による液体の吐出に抗して外部
への液体の漏出を防止するキャップとを備えた液体バッ
グ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体バッグに関
し、更に詳しくはバッグ本体を柔軟なシートで構成し、
そのバッグ本体の内部に収納される液体を、バッグ本体
の外部から圧力を加えることにより吐出できるが、その
液体の万一の吐出は阻止できる液体バッグに関する。特
に霧状に吐出できるものは、噴霧器として用いることが
できる。
【0002】
【従来の技術】この種の液体バッグとしては、柔軟なシ
ートで構成され、口部を有するバッグであって、このバ
ッグに収納されるゼリー状又は半流動状の栄養補給用食
品又は健康食品を、バッグの外部から押圧することによ
り、口部から取り出せるようにしたものが知られてい
る。
【0003】一方、口部を有し、円筒状又はボックス状
で、液体を収容するハードボトル本体と、口部に装着さ
れた噴霧ノズル及びその駆動用機械式ポンプとからなる
液体噴霧ボトルが知られている。この液体噴霧ボトル
は、駆動用機械式ポンプの押しボタンを操作することに
より、収容される液体、例えば殺虫剤を所望個所に噴霧
することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしこのような構成
の液体バッグや液体噴霧ボトルは、その口部やこの口部
に装着された噴霧ノズルなどから空気、特に酸素が侵入
(逆流)し、食品や殺虫剤を徐々に酸化して変質させる
おそれがある。後者の液体噴霧ボトルについては、駆動
用機械式ポンプを備えているので部品点数が多く、加
工、組立が煩雑で、さらにボトル自体がハードボトルな
ので廃棄時に嵩張るという問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、柔軟なシート
で構成され、口部を有し、液体を収納するバッグ本体
と、バッグ本体に外部から所定の圧力を加えたときのみ
前記液体を吐出可能に、前記口部を密閉する弁と、前記
口部に、前記弁を覆って着脱可能に装着され、前記弁に
よる液体の吐出に抗して外部への液体の漏出を防止する
キャップとを備えた液体バッグを提供する。
【0006】すなわち、本発明は、バッグ本体の口部
に、バッグ本体内に収容される液体に、口部から吐出可
能な圧力を加えたときのみ口部を開放可能に密閉する弁
を設けることによって、液体に圧力を加えたときのみ口
部を開放して液体を取り出しできるが、弁による液体の
吐出に抗して外部への液体の漏出を防止するキャップを
弁を覆って設けることによって、万一(意に反して)、
バッグ本体に圧力が加わった場合には液体の漏出を防止
できるようにするものである。
【0007】ここで、バッグ本体内に収納される液体
に、口部から吐出可能な圧力を加えたとは、具体的に
は、例えばバッグ本体を外部から手で押圧(プレス又は
圧迫)することであり、このように圧力を加えることに
よって口部を開放可能に密閉する弁としては、例えば、
逆流防止弁(又は逆止弁)が挙げられる。
【0008】かくして本発明に係る液体バッグは、空
気、特に酸素の侵入によって活性の低下や酸化などの変
質が予想される液体、例えば、強酸性イオン水、アルカ
リイオン水、食用油などの液体バッグとして好適であ
り、特に液体の吐出力をバッグ本体自体の押圧によって
得られるようにすれば、機構部分が少なく構造が簡単で
携帯にも便利である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明において、バッグ本体の口
部で、かつ弁とキャップとの間に、または弁を内蔵して
キャップの上流側に、噴霧ノズルを更に備えることによ
り、収納した液体を噴霧(スプレー)により所望個所に
供給できる。そしてこの噴霧ノズルを口部に対して着脱
可能とすることによって、噴霧と通常の吐出とを適宜選
択できる。さらに、キャップを、噴霧ノズルのノズル口
に、該ノズル口を開閉可能に設けると、口部に滞留する
液体の空気との接触をさけることができるので、好まし
い。
【0010】本発明において、バッグ本体口部から噴霧
ノズル口に至る流体流路は、特に限定されないが、例え
ば、次のように構成できる。すなわち、噴霧ノズルを、
噴霧ノズル本体と、この噴霧ノズル本体に被着され、噴
霧ノズル口を有する外筒部とで構成し、噴霧ノズル本体
を、外筒部との間にバッグ本体口部から噴霧ノズル口に
至る液体流路を形成する胴部と、この胴部と一体に形成
され、胴部を液体バッグの口部に封着してなる封着部と
で構成する。さらに、噴霧ノズルを、噴霧ノズル本体
と、この噴霧ノズル本体に被着され、噴霧ノズル口を有
する外筒部とで構成し、噴霧ノズル本体を、バッグ本体
口部から外筒部の噴霧ノズル口に通じる液体流路を内部
に有する胴部と、この胴部と一体に形成され、胴部を液
体バッグの口部に封着してなる封着部とで構成してもよ
い。
【0011】そして、液体流路が、その噴霧ノズル口の
手前に、バッグ本体口部から来る液体を旋回させて噴霧
ノズル口へ導く液体旋回室を含むと、液体の旋回を利用
して簡単に液体を噴霧できるので好ましい。ここで、液
体旋回室は、流体流路から入ってくる液体の勢いを、旋
回方向に誘導できるような形状であれば、どのような形
状でもよい。例えば、液体旋回室は、その少なくとも一
部に、円筒形の内周面(実施の形態1の浅い円柱状の空
間に相当)を設けると、液体が旋回しやすいので好まし
い。なお、このように液体旋回室を有する液体流路は、
液体をバッグ本体から液体旋回室に運び、かつ液体旋回
室に入るときに、液体を旋回できる方向に導くような形
状であればよいわけである。もちろん、液体流路の数、
長さ、断面などは、限定されない。
【0012】本発明において、外筒部および逆流防止弁
が樹脂で形成され、かつ逆流防止弁が外筒部と一体に、
かつ樹脂のヒンジ機能を利用して屈曲可能に形成される
と、きわめて簡単な構成で、製造が容易で、かつ逆流防
止効果が得られので好ましい。なお、この樹脂として
は、上述の特定の一体構成が得られるのであれば、特に
限定されないが、例えば、ポリプロピレン樹脂、ポリエ
チレン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ナイロ
ン樹脂、エチレン・ビニルアルコールコポリマーなどを
使用できる。
【0013】さて、本発明に係る液体バッグの液体とし
て使用可能な強酸性イオン水は、強酸性水とも称され、
有害な微生物を除去・抑制する機能性イオン水で、pH
2.7以下、酸化還元電位+1100mV以上という微
生物が生存できない環境を作り出し、さらに溶存酸素と
有効塩素が追打ちをかけ、微生物を除去、抑制できると
されている。もちろん、濃度の高い水素イオンと有効塩
素、溶存酸素を含んでいるが、光に当たったり、有機物
や土壌などに触れたりすると速やかに放電、分解して普
通の水に戻るので環境に優しい水であると言える。この
強酸性イオン水は、イオン交換膜を隔膜とし少量の食塩
などの電解質を加えて、水を電気分解すると、陽極室か
ら得られる。一方、陰極室からはアルカリイオン水が得
られる。
【0014】このアルカリイオン水は、電解還元水、活
性水素水とも称され、pH11.0以下(通常はpH
9.0〜10.0程度)、酸化還元電位−250mV以
下で飲用すると、身体の細胞成分に吸収されやすく、従
って新陳代謝をより順調に、細胞や組織の活性を高め、
老廃物、化学物質の排泄を促進し、同時に腸内の異常醗
酵を抑えるとされている。またアルカリイオン水はアト
ピー性皮膚炎を改善へ向かわせるとも言われている。
【0015】本発明において、バッグ本体に素材として
用いられる柔軟なシートは、液体バッグの分野で、公知
のものが適宜仕様で使用可能であるが、特にガス透過性
がない、ポリエチレン/アルミニウム箔の積層シート、
ナイロン樹脂、エチレン・ビニルアルコールコポリマー
(EVOH)などの樹脂シートが好ましいものとして挙
げられる。
【0016】以下、図に示す実施の形態に基づき本発明
を詳述する。なお、これによって本発明が限定されるも
のではない。 実施の形態1 図1は本発明に係る液体バッグの1つの実施の形態1を
示す概略構成説明斜視図、図2は図1とは異なる使用状
態、つまりキャップを取り除いた状態を示す図1相当
図、図3は図1の要部拡大断面図、図4は分解要部拡大
断面図である。
【0017】まず、図1、3及び4において、液体バッ
グ1は、柔軟なシートで構成され、口部2を有するバッ
グ本体3と、このバッグ本体に収納された液体としての
強酸性イオン水(又は強酸性水)4と、口部2内に装着
された逆流防止弁(又は逆止弁)5と、この逆流防止弁
より下流側の口部2に螺着された噴霧ノズル6と、この
噴霧ノズルと一体のキャップ8とから主としてなる。こ
こで噴霧ノズル6は、そのノズル空間7にノズル部材9
が嵌着され、このノズル部材先端のノズル口から強酸性
イオン水を噴霧(噴射)する。
【0018】バッグ本体3は、柔軟なシートとしてガス
透過性のないポリエチレン/アルミニウム箔配合樹脂製
シート(肉厚:略0.1mm)を用い、全体的には、図
1に示すように底部を膨らませることができる、いわゆ
るスタンディングパウチの構成からなり、口部2を常に
上方に向けてテーブルなどの上に置くことができ、取扱
いが容易である。また小形、軽量にできるので携帯に便
利である。
【0019】次に、以上の構成からなる液体バッグ1の
使用方法を説明する。まず図1および3において、キャ
ップ8を開放し、バッグ本体3自体を外部から押圧(プ
レス又は圧迫)すると、バッグ本体3の内部に収納され
た強酸性イオン水が、逆流防止弁5を順方向に通過し、
次いで噴霧ノズル6により外部の所望個所(例えば、ま
な板など)に噴霧され、強酸性イオン水の殺菌力により
消毒できる。そして噴霧後は、逆流防止弁5により外部
の空気、特に酸素などの侵入(逆流)を防止でき、長期
間有効な強酸性イオン水を提供できる。なお、噴霧後、
キャップ8を閉じることによって、口部2に滞留する強
酸性イオン水の空気との接触を防止できる。
【0020】次に、バッグ本体3の口部2から噴霧ノズ
ル6を取り除き(図2参照)、バッグ本体3自体を外部
から押圧(プレス又は圧迫)すると、バッグ本体3の内
部に収納された強酸性イオン水が逆流防止弁5を順方向
に通過して口部2から吐出される。この場合は、噴霧ノ
ズル6を装着した場合に比べて一気に強酸性イオン水を
吐出でき、他のバッグ、又は容器に強酸性イオン水を移
すのに便利である。もちろん、この場合も、逆流防止弁
5により、空気、特に酸素の侵入を阻止できるので、強
酸性イオン水の変質を防止できる。ここで、噴霧ノズル
6の噴霧機構について、補足説明をする。
【0021】図5は図4の噴霧ノズルのノズル部材を示
す縦断面図、図6はその側面図、図7はその平面図、図
8はその底面図、図9は噴霧ノズルの噴霧機構を説明す
る噴霧機構説明断面図、図10はその噴霧ノズルの噴霧
機構全体の説明斜視図である。図5〜9において、噴霧
ノズル6は、口部2のノズル空間7にキャップ状のノズ
ル部材9を差し込んで構成される。つまり、口部2のノ
ズル空間7と、ノズル部材9との間に、胴巻き状の流路
10と、この流路から分かれる渦状の3つの流路11、
11,11と、これらの流路が流れ込む一つのノズル室
12と、このノズル室の天井面のノズル口13とを形成
する。そして、特に図9および10において、このノズ
ル室12は、浅い円柱状の空間を有し、バッグ本体3か
ら、矢印のごとく流路10を介して流れてくる水流が、
3つの流路11、11,11からその空間の内周面に接
線方向に流れ込み、高速度で旋回する。従って、その旋
回エネルギーを持った水流は、ノズル室12の小さなノ
ズル口13から旋回しながら噴出し、細かく噴霧するに
至る。
【0022】実施の形態2 図11は本発明に係る液体バッグの実施の形態2を示す
図1相当図、図12はその噴霧ノズル本体の正面図、図
13はその縦断面図、図14はその平面図、図15はそ
の右側面図、図16はその縦断面図、図17はその底面
図、図18は図11の外筒部のキャップを開放した状態
を示す断面図、図19は噴霧ノズルの縦断面図をベース
にした動作説明図、図20は同じく噴霧ノズル本体の平
面図をベースにした動作説明図である。まず、図11に
おいて、噴霧器として用いられる液体バッグ21は、柔
軟なシートで構成され、口部22を有するバッグ本体2
3と、このバッグ本体に収納された液体としての強酸性
イオン水(又は強酸性水、図示省略)と、バッグ本体2
3の口部22に封着された噴霧ノズル26と、この噴霧
ノズルと一体のキャップ28とから主としてなる。
【0023】ここで、噴霧ノズル26は、図12〜18
において、噴霧ノズル本体29と外筒部30とからな
り、噴霧ノズル本体29が、ねじ山31a,31bを螺
旋状に有する胴部32と、この胴部に一体に形成された
封着用首部33とからなり、胴部32の螺旋状ネジ山3
1a,31bの下方の谷に沿って螺旋溝34a,34b
を形成している。一方、外筒部30は、特に図18にお
いて、ポリエチレン樹脂で形成され、その内面に、胴部
32の螺旋状ネジ山31a,31bに係合する螺旋状ネ
ジ山35a,35bを有し、かつ上部にはノズル口36
を有する。そして、この外筒部30には、さらに螺旋状
ねじ山35a,35bの下端部分(下端近傍)に、逆流
防止弁(又は逆止弁)25、25を一体に備えている。
この外筒部30とキャップ28および逆流防止弁25,
25とのそれぞれの一体連結部分は、いずれもポリエチ
レン樹脂のヒンジ機能を利用して復元可能に屈曲できる
よう構成されている。
【0024】バッグ本体23は、柔軟なシートとしてガ
ス透過性のないポリエチレン樹脂/アルミニウム箔の積
層シート(肉厚:略0.1mm)を用い、全体的には、
図1に示すように底部を膨らませることができる、いわ
ゆるスタンディングパウチの構成からなり、口部22を
常に上方に向けてテーブルなどの上に置くことができ、
取扱いが容易である。また小形、軽量にできるので携帯
に便利である。なお、この実施の形態2の液体バッグ2
1は、実施の形態1のそれと比較して、噴霧ノズル26
の構成要素である外筒部30と一体に逆流防止弁25,
25を形成しているので、部品点数がより少なく、安価
に、簡単に形成できる。次に、以上の構成からなる液体
バッグ21の使用方法を説明する。
【0025】まず図11および19において、キャップ
28を開放し、バッグ本体23自体を外部から押圧(プ
レス又は圧迫)すると、バッグ本体23の内部に収納さ
れた強酸性イオン水が、逆流防止弁25、25を順方向
に通過し、次いで噴霧ノズル26により外部の所望個所
(例えば、まな板など)に噴霧され、強酸性イオン水の
殺菌力により消毒できる。そして噴霧後は、逆流防止弁
25により外部の空気、特に酸素などの侵入(逆流)を
防止でき、長期間有効な強酸性イオン水を提供できる。
なお、噴霧後、キャップ28を閉じることによって、口
部22に滞留する強酸性イオン水の空気との接触を防止
できる。ここで、噴霧ノズル26の噴霧機構について、
補足説明をする。
【0026】図19および20において、噴霧ノズル2
6は、噴霧ノズル本体29に外筒部30を螺着すること
によって構成される。つまり、噴霧ノズル本体29と外
筒部30との間に、封着用首部33の二つの流路37
a,37bに続く螺旋状の二つの流路38a,38b
と、これらの流路が流れ込む第1ノズル室39と、この
第1ノズル室に続き、外筒部30のノズル口36に通じ
るドーム状の第2ノズル室40とを形成する。なお、二
つの流路38a,38bの上流側には逆流防止弁25,
25が位置し、第1ノズル室39と第2ノズル室40と
が一つの空間を使っている。
【0027】かくして、第1ノズル室39は、浅い円柱
状の空間を有し、従ってバッグ本体23から、矢印のご
とく、封着用首部33の二つの流路37a,37bを介
して流れてくる水流が、螺旋状に昇流して、第1ノズル
室39、次いで第2ノズル室40の内面に接線方向に流
れ込み、高速度で旋回する。従って、その旋回エネルギ
ーを持った水流は、外筒部30の小さなノズル口36か
ら旋回しながら噴出し、細かく噴霧するに至る。
【0028】実施の形態3 図21は本発明に係る液体バッグの実施の形態3を示す
図12相当正面図、図22はその断面図、図23はその
平面図、図24はその右側面図、図25はその断面図、
図26は外筒部のキャップを開放した状態を示す断面
図、図27底面図、図28は噴霧ノズルの縦断面図をベ
ースにした動作説明図、図29は同じく噴霧ノズルの平
面図をベースにした動作説明図である。まず、実施の形
態3において、噴霧器として用いられる液体バッグは、
全体の外観が実施の形態2と略同じであるので、図示を
省略するが、柔軟なシートで構成され、口部を有するバ
ッグ本体と、このバッグ本体に収納された液体としての
強酸性イオン水(又は強酸性水)と、バッグ本体の口部
に封着された噴霧ノズル46と、この噴霧ノズルと一体
のキャップ48とから主としてなる。
【0029】次いで、図21〜27において、噴霧ノズ
ル46は、噴霧ノズル本体49と外筒部50とからな
り、噴霧ノズル本体49が、胴部52と、この胴部に一
体に形成された封着用首部53とからなり、胴部52に
はリング状に溝54を形成している。一方、外筒部50
は、ポリエチレン樹脂で形成され、その内面に、リング
状の溝54に嵌合するリング状の凸条55を有し、かつ
上部にはノズル口56を有する。そして、この外筒部5
0には、さらにノズル口56より下位の内面に、逆流防
止弁(又は逆止弁)45、45を一体に備えている。こ
の外筒部50とキャップ48および逆流防止弁45,4
5との一体連結部分は、いずれもポリエチレン樹脂のヒ
ンジ機能を利用して屈曲可能である。
【0030】バッグ本体は、柔軟なシートとしてガス透
過性のないポリエチレン/アルミニウム箔配合樹脂製シ
ート(肉厚:略0.1mm)を用い、全体的には、図1
に示すように底部を膨らませることができる、いわゆる
スタンディングパウチの構成からなり、口部を常に上方
に向けてテーブルなどの上に置くことができ、取扱いが
容易である。また小形、軽量にできるので携帯に便利で
ある。なお、この実施の形態3の液体バッグは、実施の
形態1のそれと比較して、噴霧ノズル46の構成要素で
ある外筒部50と一体に逆流防止弁45,45を形成し
ているので、部品点数がより少なく、安価に、簡単に形
成できる。次に、以上の構成からなる液体バッグの使用
方法を説明する。
【0031】まず図28において、キャップ48を開放
し、バッグ本体(図示省略)自体を外部から押圧(プレ
ス又は圧迫)すると、バッグ本体の内部に収納された強
酸性イオン水が、逆流防止弁45を順方向に通過し、次
いで噴霧ノズル46により外部の所望個所(例えば、ま
な板など)に噴霧され、強酸性イオン水の殺菌力により
消毒できる。そして噴霧後は、逆流防止弁45により外
部の空気、特に酸素などの侵入(逆流)を防止でき、長
期間有効な強酸性イオン水を提供できる。なお、噴霧
後、キャップ48を閉じることによって、口部(図示省
略)に滞留する強酸性イオン水の空気との接触を防止で
きる。ここで、噴霧ノズル46の噴霧機構について、補
足説明をする。
【0032】図28および29において、噴霧ノズル4
6は、噴霧ノズル本体49に外筒部50を被着すること
によって構成される。つまり、噴霧ノズル本体49と外
筒部50との間に、封着用首部53および胴部49を貫
通する二つの流路57,57に続く弁室61,61と、
これらの弁室から渦巻き状に延びる二つの流路58,5
8と、これらの流路が流れ込む第1ノズル室59と、こ
の第1ノズル室に続き、外筒部50のノズル口56に通
じるドーム状の第2ノズル室60とを形成する。なお、
弁室61,61内には逆流防止弁45,45が位置し、
第1ノズル室59と第2ノズル室60とが一つの空間を
使っている。かくして、第1ノズル室59は、浅い円柱
状の空間を有し、従ってバッグ本体から、矢印のごと
く、封着用首部53および胴部49を貫通する二つの流
路57,57を介して流れてくる水流が、弁室61,6
1に至り、そこから渦巻き状の流路58,58に沿って
第1ノズル室59、次いで第2ノズル室60の内面に接
線方向に流れ込み、高速度で旋回する。従って、その旋
回エネルギーを持った水流は、外筒部50の小さなノズ
ル口56から旋回しながら噴出し、細かく噴霧するに至
る。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、バッグ本体の口部に弁
を装着することによって、逆流、つまり外部から空気な
どの侵入を防止でき、それによって収納された液体の酸
化などの変質を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液体バッグの1つの実施の形態を
示す概略構成説明斜視図である。
【図2】図1とは異なる使用状態を示す図1相当図であ
る。
【図3】図1の要部拡大断面図である。
【図4】図3の分解要部拡大断面図である。
【図5】図4の噴霧ノズルのノズル部材を示す縦断面図
である。
【図6】図5の側面図である。
【図7】図5の平面図である。
【図8】図5の底面図である。
【図9】噴霧ノズルの噴霧機構を説明する噴霧機構説明
断面図である。
【図10】図9の噴霧ノズルの噴霧機構全体の説明斜視
図である。
【図11】本発明に係る液体バッグの実施の形態2を示
す図1相当図である。
【図12】図11の噴霧ノズル本体の正面図である。
【図13】図11の噴霧ノズル本体の縦断面図である。
【図14】図11の噴霧ノズル本体の胴部の平面図であ
る。
【図15】図11の噴霧ノズル本体の右側面図である。
【図16】図11の噴霧ノズル本体の縦断面図である。
【図17】図11の噴霧ノズル本体の底面図である。
【図18】図11の外筒部のキャップを開放した状態を
示す断面図である。
【図19】噴霧ノズルの縦断面図をベースにした動作説
明図である。
【図20】同じく噴霧ノズルの平面図をベースにした動
作説明図である。
【図21】本発明に係る液体バッグの実施の形態3を示
す図12相当正面図である。
【図22】図21の断面図である。
【図23】図21の平面図である。
【図24】図21の右側面図である。
【図25】図21の断面図である。
【図26】ノズル蓋体のキャップを開放した状態を示す
断面図である。
【図27】図21の底面図である。
【図28】噴霧ノズルの縦断面図をベースにした動作説
明図である。
【図29】同じく噴霧ノズルの平面図をベースにした動
作説明図である。
【符号の説明】
1 液体バッグ 2 口部 3 バッグ本体 4 液体 5 逆流防止弁 6 噴霧ノズル 7 ノズル 8 キャップ 9 ノズル部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 47/20 A61J 1/00 335Z Fターム(参考) 3E014 PA01 PB01 PB02 PC03 PC04 PD15 PE15 PE16 PE18 PF01 PF06 PF10 3E064 BA21 BC08 EA12 EA13 FA04 HS04 HS07 3E084 AA06 AA12 AA37 AB01 BA03 CA01 CB02 CC03 CC04 CC05 DA01 DB12 DB13 DC03 DC04 DC05 FA03 FB01 FC04 FC05 FC07 GA01 GA06 GA08 GB01 GB06 GB11 KB01 KB06 LA18 LB02 LB07 LD02

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柔軟なシートで構成され、口部を有し、
    液体を収納するバッグ本体と、バッグ本体に外部から所
    定の圧力を加えたときのみ前記液体を吐出可能に、前記
    口部を密閉する弁と、前記口部に、前記弁を覆って着脱
    可能に装着され、前記弁による液体の吐出に抗して外部
    への液体の漏出を防止するキャップとを備えた液体バッ
    グ。
  2. 【請求項2】 弁が、逆流防止弁である請求項1に記載
    の液体バッグ。
  3. 【請求項3】 バッグ本体の口部で、かつ弁とキャップ
    との間に、または弁を内蔵してキャップの上流側に、噴
    霧ノズルを更に備えた請求項1又は2に記載の液体バッ
    グ。
  4. 【請求項4】 噴霧ノズルが、噴霧ノズル本体と、この
    噴霧ノズル本体に被着され、噴霧ノズル口を有する外筒
    部とからなり、噴霧ノズル本体が、外筒部との間にバッ
    グ本体口部から噴霧ノズル口に至る液体流路を形成する
    胴部と、この胴部と一体に形成され、胴部を液体バッグ
    の口部に封着してなる封着部とからなる請求項1〜3の
    いずれか一つに記載の液体バッグ。
  5. 【請求項5】 噴霧ノズルが、噴霧ノズル本体と、この
    噴霧ノズル本体に被着され、噴霧ノズル口を有する外筒
    部とからなり、噴霧ノズル本体が、バッグ本体口部から
    外筒部の噴霧ノズル口に通じる液体流路を内部に有する
    胴部と、この胴部と一体に形成され、胴部を液体バッグ
    の口部に封着してなる封着部とからなる請求項1〜3の
    いずれか一つに記載の液体バッグ。
  6. 【請求項6】 外筒部が、胴部に螺合または係合により
    被着されてなる請求項4または5に記載の液体バッグ。
  7. 【請求項7】 液体流路が、その噴霧ノズル口の手前
    に、バッグ本体口部から来る液体を旋回させて噴霧ノズ
    ル口へ導く液体旋回室を含んでなる請求項4〜6のいず
    れか一つに記載の液体バッグ。
  8. 【請求項8】 逆流防止弁が、液体流路の入口近傍また
    は液体旋回室の入口近傍に配置されてなる請求項7のい
    ずれか一つに記載の液体バッグ。
  9. 【請求項9】 外筒部および逆流防止弁が樹脂で形成さ
    れ、かつ逆流防止弁が外筒部と一体に、かつ樹脂のヒン
    ジ機能を利用して屈曲可能に形成された請求項4〜8の
    いずれか一つに記載の液体バッグ。
  10. 【請求項10】 外筒部が、胴部または封着部に対し脱
    着可能である請求項4〜9のいずれか一つに記載の液体
    バッグ。
  11. 【請求項11】 キャップが、噴霧ノズルのノズル口を
    開閉可能に設けられてなる請求項1〜10のいずれか一
    つに記載の液体バッグ。
  12. 【請求項12】 バッグ本体に収納される液体が、強酸
    性イオン水又はアルカリイオン水である請求項1〜11
    のいずれか一つに記載の液体バッグ。
  13. 【請求項13】 柔軟なシートが、ガス不透過性の樹脂
    シートである請求項1〜12のいずれか一つに記載の液
    体バッグ。
  14. 【請求項14】 液体として強酸性イオン水、又はアル
    カリイオン水を収納した請求項1〜13のいずれか一つ
    に記載の液体バッグ。
JP2002138655A 2001-05-14 2002-05-14 液体バッグ Pending JP2003054657A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002138655A JP2003054657A (ja) 2001-05-14 2002-05-14 液体バッグ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001-143558 2001-05-14
JP2001143558 2001-05-14
JP2002138655A JP2003054657A (ja) 2001-05-14 2002-05-14 液体バッグ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003054657A true JP2003054657A (ja) 2003-02-26

Family

ID=26615057

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002138655A Pending JP2003054657A (ja) 2001-05-14 2002-05-14 液体バッグ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003054657A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1676784A1 (en) * 2004-12-29 2006-07-05 The Procter & Gamble Company Flexible container containing a liquid product, and a process for making a liquid-filled, flexible container
JP2007275510A (ja) * 2006-04-04 2007-10-25 Refric Inc 経気管肺内投与器
JP2008502475A (ja) * 2004-06-12 2008-01-31 プラスティカム ユーケイ リミテッド 分配装置
JP2009280215A (ja) * 2008-05-20 2009-12-03 Kyodo Printing Co Ltd スパウトおよびスパウト付容器
EP2855027A4 (en) * 2012-05-25 2016-02-24 Precision Valve Corp VORTEX SPRAY SYSTEMS

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008502475A (ja) * 2004-06-12 2008-01-31 プラスティカム ユーケイ リミテッド 分配装置
EP1676784A1 (en) * 2004-12-29 2006-07-05 The Procter & Gamble Company Flexible container containing a liquid product, and a process for making a liquid-filled, flexible container
WO2006071660A1 (en) * 2004-12-29 2006-07-06 The Procter & Gamble Company Flexible container containing a liquid product, and a process for making a liquid-filled, flexible container
JP2007275510A (ja) * 2006-04-04 2007-10-25 Refric Inc 経気管肺内投与器
JP2009280215A (ja) * 2008-05-20 2009-12-03 Kyodo Printing Co Ltd スパウトおよびスパウト付容器
EP2855027A4 (en) * 2012-05-25 2016-02-24 Precision Valve Corp VORTEX SPRAY SYSTEMS

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI524943B (zh) Eject the container
ES2304925T3 (es) Recipiente secundario o recarga para una bomba de dispensacion accionable manualmente.
ZA200103888B (en) A gear pump and replaceable reservoir for a fluid sprayer.
WO2007055922A2 (en) One way valve assembly
JP2003054657A (ja) 液体バッグ
JP2009149327A (ja) デラミ容器
JPH10120054A (ja) 注出容器
JP2009149323A (ja) 二重容器
KR200383083Y1 (ko) 펌프식 용기의 내용물 배출노즐
JP2003011995A (ja) 逆止弁付プラスチック製チューブ容器
US20070194147A1 (en) Liquid dispensing device
JP2007137453A (ja) 吸引式噴射器
US20080302829A1 (en) Dispensing bottle for liquid solutions
CN200998500Y (zh) 便携式氧气发生器
KR101828561B1 (ko) 미스트 장치
KR20120041401A (ko) 휴대형 산소수 발생 장치
CN210618966U (zh) 一种环保型喷泵
JP2009148951A (ja) デラミボトルの製造方法
WO1997027121A1 (en) Multi-compartment dispenser
CN217893752U (zh) 能延长酸性氧化电位水或电生功能水保质期的新型喷雾泵
US20200000292A1 (en) Venting system
US20200000291A1 (en) Dispenser
CN205931880U (zh) 一种酸性氧化电位水消毒杀菌喷雾罐
JP4329554B2 (ja) 吐水装置
CN215302462U (zh) 一种收纳箱