JP2003053948A - インク量調整装置、インク量調整プログラムおよびインク量調整方法 - Google Patents

インク量調整装置、インク量調整プログラムおよびインク量調整方法

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JP2003053948A
JP2003053948A JP2001251814A JP2001251814A JP2003053948A JP 2003053948 A JP2003053948 A JP 2003053948A JP 2001251814 A JP2001251814 A JP 2001251814A JP 2001251814 A JP2001251814 A JP 2001251814A JP 2003053948 A JP2003053948 A JP 2003053948A
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ink amount
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Seshin Shu
世辛 周
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モノクロ画像においてはいわゆるトーンジャ
ンプが把握しやすく、機体差等によるインク吐出量の差
異に起因して人間の目に認識可能なトーンジャンプが発
生し、高画質の画像を印刷できない場合があった。 【解決手段】 ドットマトリクス状の画素の階調値デー
タを印刷時のインク量に対応づけて記憶する構成におい
て、階調値データと印刷時のインク量との対応関係の局
所的な変更量を取得し、当該変更を施した対応関係を記
憶する。また、この対応関係の変更はUI上にグラフ表
示されたもの等を視認しつつ行うことができる。従っ
て、画像データの各階調値によって印刷される色を利用
者所望の色になるよう調整することができ、このように
して作成された対応関係を使用してモノクロ画像等を印
刷するとトーンジャンプを解消した状態での印刷結果が
得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インク量調整装
置、インク量調整プログラムおよびインク量調整方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】ドットマトリクス状の画素からなる画像
データの印刷を行う印刷装置では、複数の色インクを組
み合わせることによってカラー画像を印刷することがで
きる。一方、画像の印刷には種々のニーズがありカラー
画像のみならず、いわゆるセピア調やウォーム調、クー
ル調といった種々の色調を含んだモノクロ画像を印刷す
るニーズも存在する。無彩色のニュートラルグレーによ
るモノクロ画像を印刷するためには無彩色のインクのみ
を使用すればよいが、上記セピア調等、低彩度であって
も彩度を有するモノクロ画像は有彩色のインクを適宜組
み合わせて使用する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の技術に
おいては、以下の問題があった。すなわち、近年の印刷
装置においては、極めて高画質のカラー画像を印刷可能
であるが、モノクロ画像においてはいわゆるトーンジャ
ンプが把握しやすく、機体差等によるインク吐出量の差
異に起因して人間の目に認識可能なトーンジャンプが発
生し、高画質の画像を印刷できない場合があった。例え
ば、256階調の明度階調値データからなるモノクロ画
像において、この階調値データをなめらかに変化させて
グラデーションパターンを印刷しても、印刷結果におい
てはなめらかに色が変化しない部位(トーンジャンプ)
が発生する。特に、有彩色インクを使用して印刷した場
合には機体差等によって顕著にトーンジャンプが生じて
しまう。本発明は、上記課題にかんがみてなされたもの
で、画像データの各階調値によって印刷される色を利用
者所望の色になるよう調整可能なインク量調整装置、イ
ンク量調整プログラムおよびインク量調整方法の提供を
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、ドットマトリクス状の画
素の階調値データを印刷時のインク量に対応づけて記憶
する対応関係記憶手段と、利用者の操作入力を受け付け
る操作入力受付手段と、同操作入力受付手段の操作入力
に基づいて上記階調値データと印刷時のインク量との対
応関係の局所的な変更量を取得する対応関係変更量取得
手段と、同対応関係変更量取得手段で取得した変更量に
従って変更を施した対応関係を上記対応関係記憶手段に
記憶させる対応関係設定手段とを具備する構成としてあ
る。
【0005】上記のように構成した請求項1にかかる発
明においては、対応関係記憶手段にてドットマトリクス
状の画素の階調値データを印刷時のインク量に対応づけ
て記憶する。また、操作入力受付手段では利用者の操作
入力を受け付ける様になっており、対応関係変更量取得
手段では同操作入力受付手段の操作入力に基づいて上記
階調値データと印刷時のインク量との対応関係の局所的
な変更量を取得する。当該対応関係の局所的な変更量を
取得すると、対応関係設定手段は同対応関係変更量取得
手段で取得した変更量に従って変更を施した対応関係を
上記対応関係記憶手段に記憶させる。
【0006】すなわち、ドットマトリクス状の画素の階
調値データと印刷時のインク量との対応関係を利用者所
望のものに変更して設定することができる。従って、利
用者が使用する印刷装置の機体差を補償して利用者所望
の印刷結果が得られるように対応関係を調整することが
できる。また、この変更においては上記対応関係を局所
的に変えることができるので、各階調値で局所的に発生
するトーンジャンプを直接的に補償することができる。
この結果、画像データの各階調値によって印刷される色
を利用者所望の色になるように設定することができ、高
画質の画像を印刷することができる。
【0007】ここで、ドットマトリクス状の画素の階調
値データは、各画素の色成分や明度等を階調値表現した
ものであれば良く、R(レッド),G(グリーン),B
(ブルー)やC(シアン),M(マゼンタ),Y(イエ
ロー)の各色毎に明暗を階調値表現したり、グレーの明
暗を階調値表現したもの等種々のものが採用可能であ
る。また、記憶される対応関係は上記階調値データと印
刷時のインク量とを対応づけることができればよく、階
調値に対するインク量のテーブルデータ等で構成するこ
とができる。ここでは、印刷時のインク量と対応づける
ことができればよいので、インクの使用量を直接的に対
応づけても良いし、印刷装置のノズルからインクを吐出
する際のドット形成密度に対応づけても良いし、インク
量の階調値データに対応づけても良く、種々の構成が採
用可能である。また、この対応関係は印刷装置で使用す
る各色インク毎に規定することが好ましいが、ニュート
ラルグレーのモノクロのために単色のインクについて規
定することもできる。
【0008】操作入力受付手段は利用者の操作入力を受
け付けて利用者の意図を伝達可能に構成されていれば良
く、マウスやキーボード等によって構成可能であるし、
他にも種々のインタフェースによって構成することがで
きる。対応関係変更量取得手段は、操作入力に基づいて
上記階調値データと印刷時のインク量との対応関係の局
所的な変更量を取得することができればよく、予め設定
されているインク量を所定の数値やグラフで表示して当
該数値を変更可能にする構成等を採用可能である。ま
た、この変更は局所的に実行可能である。
【0009】すなわち、特定の階調値データに対する対
応関係のみを修正したい場合に、当該特定の階調値デー
タに対しての修正が可能である。むろん、ある程度の階
調値幅に対する変更を実行可能に構成可能であるし、特
定の階調値データの修正に伴ってその周りの階調値デー
タのインク量も連動して変更し、変化が突出しないよう
にすること等も可能である。さらに、上記対応関係が複
数のインク色に対して規定されている場合には各インク
色毎に変更可能であれば好ましい。局所的に変更可能と
言っても、変更可能な階調値について特に制限を加えず
に、任意の階調値データに対する変更が可能であること
が好ましい。この意味で、局所的な変更を繰り返せば階
調値データの値域全体に対して対応関係を変更すること
もできる。
【0010】対応関係設定手段は、取得した変更量に従
って変更を施した対応関係を上記対応関係記憶手段に記
憶させることができればよく、予め記憶されている対応
関係を更新しても良いし、追加記憶しても良い。いつで
もデフォルト値に戻すことが可能であり、さらに、印刷
対象の画像データによって使用する対応関係を変化させ
ることが可能であると言う意味では、追加記憶が好まし
い。
【0011】また、本発明を好適な対象に適用するため
の構成例として請求項2にかかる発明では、上記ドット
マトリクス状の画素の階調値データは、モノクロ画像の
階調値データである構成としてある。すなわち、本発明
によって調整されたインク量に基づいてモノクロ画像が
印刷される。モノクロ画像においては、上述のようにト
ーンジャンプが把握しやすいが、本発明にかかるインク
量調整をすることによってトーンジャンプを修正するこ
とができる。
【0012】ここで、モノクロ画像としては本来の意味
での無彩色のモノクロ画像の他、セピア調やウォーム
調、クール調といった種々の色調を含んだモノクロ画像
を含む。従って、この場合の上記対応関係としては、モ
ノクロ画像の階調値データに対して黒インクのインク量
を対応づけたものやモノクロ画像の階調値データに対し
て有彩色インク(CMYインク等)のインク量を対応づ
けたものにて構成することができる。むろん、上記無彩
色のモノクロ画像用に、黒インクの他、灰色インク、淡
灰色インクやそれらの組み合わせと階調値データを対応
づけることも可能である。
【0013】さらに、請求項3にかかる発明は、上記対
応関係記憶手段は、所定の色調になるように上記階調値
データと印刷時のインク量とを対応づけた複数の対応関
係を予め記憶している構成としてある。すなわち、所定
の色調になる複数の対応関係が予め記憶されていること
から、利用者は種々の色調の印刷を実現する際に修正が
必要な部分のみの対応関係を変更すれば良く、階調値の
総てに対して変更を加える必要がない。
【0014】さらに、対応関係を変更すると言っても利
用者が自由に任意の値に変更可能であると不都合となる
場合がある。そこで、かかる場合に好適な一例として請
求項4にかかる発明では、上記対応関係変更量取得手段
は、上記変更量を所定の値域に制限可能である構成とし
てある。すなわち、変更量が所定の値域に制限されるの
で、好ましくないインク量になるように変更されること
を防止することができる。例えば、印刷装置においては
インク総量を制限するデューティ制限をかける場合があ
る。そこで、変更の結果このデューティ制限内に収まる
ように変更可能量を制限すると好適である。
【0015】むろん、他にもインクの最低使用量を規定
して当該最低量以上になるように変更可能量を制限する
こと等も可能である。さらに、上記階調値データと印刷
時のインク量との対応関係は通常、印刷に使用されるメ
ディアやインクの種類毎に異なるものである。そこで、
メディアやインクの種類毎に上記制限量を変更すると好
ましい。ここで、メディアの種類としては、光沢紙、普
通紙、マット紙等種々のものがあり、インクの種類とし
ては顔料系、染料系等種々のものがある。
【0016】さらに、局所的に対応関係を変更する際の
好適な構成例として請求項5にかかる発明では、上記対
応関係変更量取得手段は、上記階調値データの最小ピッ
チ毎に上記対応関係の変更量を取得可能である構成とし
てある。すなわち、階調値データとインク量との対応関
係を可能な限り精密に変更することができる。むろん、
最小ピッチ毎に対応関係の変更量を取得するとしても、
上述のように変更対象の階調値の周辺についても連動し
て変更するように構成することは可能である。
【0017】以上のようにして利用者所望の対応関係を
設定したときには、その対応関係によって真に利用者の
満足する画像を印刷可能であるか否かを確かめられると
都合がよい。そのため、請求項6にかかる発明は、所定
の階調値データを上記対応関係設定手段にて設定された
対応関係のインク量にて印刷する印刷手段を具備する構
成としてある。すなわち、所定の階調値データについて
設定された対応関係のインク量で印刷を実行すれば、当
該対応関係にて印刷される色の様子を把握することがで
き、利用者が満足できる状況に設定されているか否かを
確かめることができる。トーンジャンプが解消していな
い等、満足がいかない場合は再度対応関係の変更を行っ
て満足できる状況になるまで試行錯誤を繰り返すことが
できる。従って、利用者が確実に満足する様な対応関係
を設定することができる。
【0018】ここで、印刷手段は、所定の階調値データ
に基づいて印刷を実行することができればよく、ノズル
からインクを吐出させたりトナーを転写させるなど、種
々の印刷機構を制御して印刷を実行可能に構成すること
ができる。所定の階調値データは、上記設定された対応
関係によって印刷される色の様子が分かるように印刷を
実行させることができればよく、所定のテストパターン
を印刷するためのドットマトリクス状の画素の階調値デ
ータを採用することができる。
【0019】設定された対応関係によって印刷される色
の様子を分かりやすくするための構成例として、請求項
7にかかる発明では、上記印刷手段は、グラデーション
パターンを印刷させる階調値データについて印刷を実行
する構成としてある。すなわち、色が徐々に変化するテ
ストパターンが印刷される。トーンジャンプが発生して
いると、このテストパターンにおいて周囲の色と比較し
て色がなめらかに変化しない。従って、高画質に印刷可
能な対応関係になっているか否か簡単に把握することが
できる。ここで、グラデーションパターンにおいては色
の変化を把握する必要があることから、全階調値幅に渡
って印刷を実行するよう構成するのが好ましいが、トー
ンジャンプが発生しやすい階調値の近辺を印刷させるよ
うに構成すること等も可能である。
【0020】このようにしてテストパターンを印刷し、
試行錯誤を繰り返す上で好適な構成の例として請求項8
にかかる発明では、上記印刷手段は、上記所定の階調値
データに基づいて印刷を実行するにあたり、階調値と当
該階調値にて印刷がなされたパターンの印刷媒体上の位
置との対応関係を把握可能に印刷を実行する構成として
ある。すなわち、テストパターンを視認するとその位置
における階調値を把握することができるので、トーンジ
ャンプ等が存在し、修正が必要な階調値を的確に把握す
ることができ、その階調値における対応関係を的確に変
更することができる。階調値と当該階調値にて印刷がな
されたパターンの印刷媒体上の位置との対応関係を把握
可能にするための具体的な構成は様々であり、例えば、
テストパターンに階調値に対応した目盛りを並記しても
良いし、階調値自体を同時に印刷しても良い。
【0021】さらに、本発明において対応関係を局所的
に変更するには、利用者が簡単に変更量を入力可能であ
るほど便利である。かかる構成の一例として請求項9に
かかる発明では、上記対応関係変更量取得手段は、上記
階調値データと印刷時のインク量との対応関係を視認可
能に表示するとともに当該表示上で上記変更量を入力可
能なユーザインタフェースを提供する構成としてある。
すなわち、利用者は操作入力受付手段を介してユーザイ
ンタフェース上に示された対応関係を視認しつつ、対応
関係の変更量をも視覚的に把握して調整を行うことがで
きる。従って、非常に容易に変更量を入力可能であると
ともに操作内容も的確に把握することができ、試行錯誤
を繰り返す上で便利である。
【0022】このユーザインタフェースは種々の態様に
よって提供することができる。例えば、インク量調整装
置が印刷装置を制御するコンピュータ上で実現される場
合には当該コンピュータに接続されるディスプレイ上に
て提供すると好適である。印刷装置内にインク量調整装
置が組み込まれる場合には当該印刷装置に備えられた液
晶パネル等にて提供すると好適である。さらに、デジタ
ルカメラを印刷装置に接続して撮像画像を印刷可能に構
成した態様において、デジタルカメラの液晶パネル上に
提供することもできるなど、この他にも種々の態様を実
現可能である。
【0023】さらに、ユーザインタフェースのより具体
的な例として請求項10にかかる発明は、上記ユーザイ
ンタフェースでは、上記階調値データと印刷時のインク
量との対応関係がグラフ表示される構成としてある。す
なわち、グラフ表示をすることによってインク量とその
変動とを非常に明確かつ簡単に視覚的に把握することが
できる。グラフ表示としては、例えば、階調値を横軸,
インク量を縦軸としたグラフ等を採用することができ、
このグラフ上のインク量を色毎に線で結び、この線をマ
ウスのポインタでドラッグすることによって変更量を入
力可能にすること等が可能である。
【0024】さらに、ユーザインタフェースのより具体
的な例として請求項11にかかる発明は、上記ユーザイ
ンタフェースでは、上記階調値データと印刷時のインク
量との対応関係がテーブル表示される構成としてある。
すなわち、テーブル表示をすることによってインク量と
その変動とを非常に明確かつ簡単に把握することができ
る。テーブル表示としては、例えば、各階調値に各色イ
ンクのインク量を対応させて数値表示し、当該数値を選
択するとともにキーボードから新しい数値を入力可能に
すること等が可能である。
【0025】さらに、請求項12にかかる発明は、上記
ユーザインタフェースでは、上記取得した変更量に応じ
て色が変更されるグラデーションパターンが表示される
構成としてある。すなわち、対応関係の変更によって変
動する色の変動傾向を把握することができる。本発明で
は、利用者所望の調整を行って高画質の印刷結果を得る
ことを目的としているため、実際に印刷を行ってみない
と上記対応関係変更後の色が満足するか否かを確かめる
ことはできない。しかし、印刷を実行する前に、所定の
変更によって色がどのような傾向で変化するのかを知る
ことができればより簡単に対応関係を変更することがで
きるし、試行錯誤を行う回数も少なくすることができ
る。
【0026】ここで、取得した変更量に応じて色が変更
されるグラデーションパターンとしては種々のものが採
用可能であり、一般画像印刷用のLUTやICCプロフ
ァイルを使用して変更後のインク量にて示される色をR
GB階調値データに変換し、当該変換後の色でディスプ
レイ上にグラデーションパターンを表示する構成等を採
用可能である。また、以上述べてきたユーザインタフェ
ースでは他にも種々の手法でユーザフレンドリーな変更
量入力環境を提供することができる。例えば、既に変更
を施したテーブル上の数値やグラフ上の曲線について部
分的に色を変更すること等が可能である。むろん、この
ときに変更量の大小によって色の濃度を変更したりする
こと等が可能である。
【0027】さらに、請求項13にかかる発明は、上記
ユーザインタフェースでは、上記階調値データと印刷時
のインク量とを対応づけた複数の対応関係を視認可能に
表示する構成としてある。すなわち、これらの複数の対
応関係を同一ユーザインタフェース上で比較することに
よって、所定の階調値についてどの色のインク量をどれ
ほど変更したらどのように色が変化するのかを容易に把
握することができる。複数の対応関係において相互に色
調が異なる場合には対応関係の変更による色調の変化を
把握することができるし、対応関係の変更前と変更後の
ものを表示しておけば、その変更による色の変化を把握
することができる。
【0028】上述のように、使用するインク量を局所的
に変更可能にするインク量調整装置は単独で存在する場
合もあるし、ある機器に組み込まれた状態で利用される
こともあるなど、発明の思想としてはこれに限らず、各
種の態様を含むものである。従って、ソフトウェアであ
ったりハードウェアであったりするなど、適宜、変更可
能である。発明の思想の具現化例として印刷装置で使用
するインク量を調整するためのソフトウェアとなる場合
には、かかるソフトウェアを記録した記録媒体上におい
ても当然に存在し、利用されるといわざるをえないし、
当該ソフトウェア自体としても発明は成立する。このた
め、上記請求項14にかかる発明においても基本的には
同様の作用となる。むろん単独で実施される場合もある
し、ある機器に組み込まれた状態で他の方法とともに実
施されることもあるなど、発明の思想としてはこれに限
らず、各種の態様を含むものであって、適宜変更可能で
ある。さらに、請求項2〜請求項13に対応するプログ
ラムも実現可能であることは言うまでもない。
【0029】むろん、このプログラムの記録媒体は、磁
気記録媒体であってもよいし光磁気記録媒体であっても
よいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全
く同様に考えることができる。また、一次複製品、二次
複製品などの複製段階については全く問う余地無く同等
である。上記媒体とは異なるが、供給方法として通信回
線を利用して行なう場合であれば通信回線が伝送媒体と
なって本発明が利用されることになる。また、このよう
なインク量調整装置においては各手段が所定の制御手順
で処理を進めていく上で、その根底にはその手順に発明
が存在するということは当然であり、方法としても適用
可能であることは容易に理解できる。このため、請求項
15にかかる発明においても、基本的には同様の作用と
なる。すなわち、必ずしも実体のある媒体などに限ら
ず、その方法としても有効であることに相違はない。さ
らに、請求項2〜請求項13に対応する方法も実現可能
であることは言うまでもない。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように請求項1,請求項1
4,請求項15にかかる発明によれば、利用者が使用す
る印刷装置の機体差を補償して利用者所望の印刷結果が
得られるように対応関係を調整することができ、対応関
係を局所的に変更することで各階調値で局所的に発生す
るトーンジャンプを直接的に補償することができる。こ
の結果、高画質の画像を印刷させることが可能なインク
量調整装置、インク量調整プログラムおよびインク量調
整方法を提供することができる。また、請求項2にかか
る発明によれば、トーンジャンプが把握しやすいモノク
ロ画像で当該トーンジャンプを補償することができ、プ
ロやハイアマチュアが満足する印刷結果を得ることがで
きる。
【0031】さらに、請求項3にかかる発明によれば、
修正が必要な部分のみの対応関係を変更するだけでトー
ンジャンプを補償することができる。さらに、請求項4
にかかる発明によれば、好ましくないインク量になるよ
うに変更されることを防止することができる。さらに、
請求項5にかかる発明によれば、階調値データとインク
量との対応関係を可能な限り精密に変更することがで
き、微妙な調整をすることが可能になる。さらに、請求
項6にかかる発明によれば、利用者が確実に満足する様
な対応関係を設定することができる。
【0032】さらに、請求項7にかかる発明によれば、
高画質に印刷可能な対応関係になっているか否か簡単に
把握することができる。さらに、請求項8にかかる発明
によれば、修正が必要な階調値を的確に把握することが
でき、その階調値における対応関係を的確に変更するこ
とができる。さらに、請求項9にかかる発明によれば、
非常に容易に変更量を入力可能であるとともに操作内容
も的確に把握することができ、試行錯誤を繰り返す上で
便利である。
【0033】さらに、請求項10にかかる発明によれ
ば、インク量とその変動とを非常に明確かつ簡単に視覚
的に把握することができる。さらに、請求項11にかか
る発明によれば、インク量とその変動とを非常に明確か
つ簡単に把握することができる。さらに、請求項12に
かかる発明によれば、対応関係の変更によって変動する
色の変動傾向を把握することができる。さらに、請求項
13にかかる発明によれば、所定の階調値についてどの
色のインク量をどれほど変更したらどのように色が変化
するのかを容易に把握することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】ここでは、下記の順序に従って本
発明の実施の形態について説明する。 (1)本発明の構成: (2)本発明の概略動作: (3)LUT設定処理: (4)UIを使用したトーンジャンプ解消作業: (5)他の実施形態:
【0035】(1)本発明の構成:図1は本発明を実施
するコンピュータの概略ハードウェア構成を示してお
り、図2は本発明が同コンピュータで実行されるプリン
タドライバ上にモジュールとして実現された場合におけ
る概略構成図を示している。まず、図1に示す概略ハー
ドウェア構成について説明する。コンピュータ10は演
算処理の中枢をなすCPU11を備えており、このCP
U11はシステムバス12を介してBIOSなどの記載
されたROM13やRAM14にアクセス可能となって
いる。
【0036】また、システムバス12には外部記憶装置
としてのハードディスクドライブ(HDD)15とフレ
キシブルディスクドライブ16とCD−ROMドライブ
17とが接続されており、HDD15に記憶されたOS
20やアプリケーションプログラム25等がRAM14
に転送され、CPU11はROM13とRAM14に適
宜アクセスしてソフトウェアを実行する。すなわち、R
AM14を一時的なワークエリアとして種々のプログラ
ムを実行する。
【0037】シリアル通信用I/O19aにはキーボー
ド31やマウス32等の操作用入力機器が接続され、図
示しないビデオボードを介して表示用のディスプレイ1
8も接続されている。さらに、印刷装置40とはパラレ
ル通信用I/O19bを介して接続が可能である。尚、
本コンピュータ10の構成は簡略化して説明している
が、パーソナルコンピュータとして一般的な構成を有す
るものを採用することができる。むろん、本発明が適用
されるコンピュータはパーソナルコンピュータに限定さ
れるものではない。この実施例はいわゆるデスクトップ
型コンピュータであるが、ノート型であるとか、モバイ
ル対応のものであっても良い。また、コンピュータ10
と印刷装置40の接続インタフェースも上述のものに限
る必要はなくシリアルインタフェースやSCSI,US
B接続など種々の接続態様を採用可能であるし、今後開
発されるいかなる接続態様であっても同様である。
【0038】この例では各プログラムの類はHDD15
に記憶されているが、記録媒体はこれに限定されるもの
ではない。例えば、フレキシブルディスク16aである
とか、CD−ROM17aであってもよい。これらの記
録媒体に記録されたプログラムはフレキシブルディスク
ドライブ16やCD−ROMドライブ17を介してコン
ピュータ10にて読み込まれ、HDD15にインストー
ルされる。そして、HDD15を介してRAM14上に
読み込まれてコンピュータを制御することになる。ま
た、記録媒体はこれに限らず、光磁気ディスクなどであ
ってもよい。
【0039】また、半導体デバイスとしてフラッシュカ
ードなどの不揮発性メモリなどを利用することも可能で
あるし、モデムや通信回線を介して外部のファイルサー
バにアクセスしてダウンロードする場合には通信回線が
伝送媒体となって本発明が利用される。印刷装置40は
図示しないCPU,ファームウェア等を備えており、当
該ファームウェアに記載されたプログラムに従って、上
記コンピュータ10から送信される印刷データをパラレ
ル通信用I/Oを介して受信する。そして、印刷装置4
0では当該データに基づいて所定のモータでヘッドや印
刷用紙搬送機構を駆動しつつ印刷を実行する。尚、本実
施形態における印刷装置40は6色のインクを使用可能
なプリンタであり、CMYKインクとLc(ライトシア
ン)インクとLm(ライトマゼンタ)インクとのインク
カートリッジを搭載可能であるが、むろん、CMYKイ
ンクの4色やDY(ダークイエロー)を加えたもの、K
インク等に淡インクを使用可能であるものなど、種々の
機種について本発明を適用することができる。
【0040】一方、図2に示すように本実施形態にかか
るコンピュータ10では、プリンタドライバ(PRTD
RV)21と入力装置ドライバ(DRV)22とディス
プレイドライバ(DRV)23とがOS20に組み込ま
れている。ディスプレイDRV23はディスプレイ18
における画像データ等の表示を制御するドライバであ
り、入力装置DRV22はシリアル通信用I/O19a
を介して入力される上記キーボード31やマウス32か
らのコード信号を受信して所定の入力操作を受け付ける
ドライバである。
【0041】APL25はいわゆるフォトレタッチソフ
トであり、ドットマトリクス状の画素からなる画像デー
タの加工や印刷等を実行することができる。上記HDD
15にはドットマトリクス状の画素をRGBの各階調値
で表現した画像データ15aが保存されている。画像デ
ータ15aはRGBの階調値で表現されるが、上記AP
L25によってカラー画像をモノクロ画像に変換して上
記ディスプレイ18上に表示することもできる。また、
APL25では、画像データ15aをモノクロ画像とし
て印刷する指示を行うこともできる。
【0042】上記PRTDRV21は印刷を実行するた
めに画像データ取得モジュール21aと色変換モジュー
ル21bとハーフトーン処理モジュール21cと印刷デ
ータ生成モジュール21dとを備えている。利用者は上
記APL25を実行し、HDD15に記憶されている画
像データ15aを読み出してディスプレイ18上に表示
させ、レタッチを行うなどして印刷を実行する。すなわ
ち、APL25で画像データ15aを読み出すと当該画
像データ15aがRAM14に記憶され、ディスプレイ
DRV23の処理によって画像データ15aに基づく画
像がディスプレイ18上に表示される。利用者がマウス
32のポインタ等によって印刷実行を指示すると、上記
APL25がPRTDRV21を起動する。
【0043】このときPRTDRV21は図3に示す印
刷処理を開始し、ステップS100にて図示しないUI
を表示して使用するLUT(ルックアップテーブル)を
選択させる。すなわち、本実施形態では上記HDD15
に複数のLUT15b〜15nが保存されており、利用
者の選択によって所望のLUTを使用して印刷を実行す
ることができる。尚、LUT15bは一般のカラー画像
用のLUTであり、LUT15cはニュートラルグレー
(無彩色)のモノクロ画像用LUTであり、LUT15
dは色調Aを与えたモノクロ画像用のLUTであり、L
UT15nは後述のようにして利用者が設定したオリジ
ナルのモノクロ画像用LUTである。
【0044】これらのLUTは上述のような色調等によ
る区別の他、印刷装置40にて使用可能なインクの種類
と印刷媒体との組み合わせの数だけ予め用意されてい
る。尚、このLUTはPRTDRV21のプロパティ等
によってデフォルト設定するように構成し、印刷実行の
度に設定処理を行うことなく次のステップを実行するよ
うにしても良い。以上のようにHDD15が上記対応関
係記憶手段を構成する。
【0045】ステップS105においては上記画像デー
タ所得モジュール21aが上記RAM14に記憶された
印刷にかかる画像データ15aを取得する。すると、ス
テップS110にて上記色変換モジュール21bが起動
される。色変換モジュール21bは、RGB階調値をC
LcMLmYK階調値に変換するモジュールであり、同
ステップS110において上記画像データ15aの各ド
ットデータをCLcMLmYKのドットデータに変換す
る。上記APL25がモノクロ画像として印刷を指示し
ていたときには、RGBの階調値から式Li=0.3R
+0.59G+0.11Bに基づいて明度Liを算出
し、モノクロ画像用LUTを参照してCLcMLmYK
のドットデータを得る。そして、当該明度Liの階調値
データとCLcMLmYK階調値データとを対応づけた
モノクロ画像用LUTを参照して色変換を行う。
【0046】図4は、モノクロ画像用のLUTの一例を
示している。同図に示すように、明度Liは「0〜25
5」の256階調で表現され、CLcMLmYKインク
についても「0〜255」の256階調で表現されてお
り、明度Liの各階調値についてCLcMLmYKイン
クの階調値が対応づけられている。本実施形態において
は、このようにモノクロ画像の印刷に当たりCLcML
mYの有彩色インクを使用しているので、これらのイン
クについてのLUT階調値を適宜調整することによって
セピア調,ウォーム調,クール調など所定の色調を有し
たモノクロ画像を印刷することができる。
【0047】色変換モジュール21bは、上記LUT1
5b〜15nの中から上記ステップS100にて選択さ
れたLUTを参照するようになっており、ステップS1
10にてCLcMLmYK階調値データを生成すると、
当該CLcMLmYKの階調値データは上記ハーフトー
ン処理モジュール21cに受け渡される。ハーフトーン
処理モジュール21cは、各ドットのCLcMLmYK
階調値を変換してインク滴の記録密度で表現するための
ハーフトーン処理を行うモジュールであり、変換後の記
録密度でインクを付着させるためのヘッド駆動データを
ステップS120で生成する。
【0048】印刷データ生成モジュール21dはかかる
ヘッド駆動データを受け取って、印刷装置40で使用さ
れる順番に並べ替えるモジュールである。すなわち、印
刷装置40においてはインク吐出デバイスとして図示し
ない吐出ノズルアレイが搭載されており、当該ノズルア
レイでは副走査方向に複数の吐出ノズルが並設されるた
め、副走査方向に数ドット分間離れたデータが同時に使
用される。そこで、ステップS130においては主走査
方向に並ぶデータのうち同時に使用されるべきものが印
刷装置40にて同時にバッファリングされるように順番
に並べ替えるラスタライズを行う。このラスタライズの
後、画像の解像度などの所定の情報を付加して印刷デー
タを生成し、ステップS140にて上記パラレル通信用
I/O19bを介して印刷装置40に出力する。
【0049】ステップS150では、画像データ15a
の全ラスタに関して上述の色変換処理等を行ったか否か
を判別し、全ラスタに関して終了したと判別されるまで
上記ステップS105以降の処理を繰り返す。この結
果、印刷装置40においては当該印刷データに基づいて
上記APL25が印刷指示を行ったカラー画像やモノク
ロ画像、後述するテストパターン等を印刷する。
【0050】本実施形態において、上記HDD15に記
憶されるモノクロ画像用LUT15nは、利用者が試行
錯誤を行って機体差によるトーンジャンプを補償可能に
設定されたものであり、当該設定はPRTDRV21の
LUT設定モジュール21eの制御下にて実行される。
LUT設定モジュール21eはディスプレイDRV23
を介して後述するUI(ユーザインタフェース)を表示
する。当該UIでは上記入力装置DRV22を介して利
用者の操作入力を受け付け、操作入力内容に基づいてデ
フォルトLUTからの変更量指示を把握する。そして、
デフォルトLUTに対して当該取得した変更量に相当す
る変動を加えたLUTをオリジナルのモノクロ画像用L
UT15nとしてHDD15に記憶させる。また、オリ
ジナルのモノクロ画像用LUT15nとして記憶させる
前に、変更したLUTにて明度Liの全階調値に渡る階
調値データに基づいて長方形状のグラデーションパター
ンを印刷させ、所望の色になっているか否か試行錯誤す
ることができる。
【0051】(2)本発明の概略動作:以下、上記構成
において実行される本発明の概略動作を説明する。図5
は本発明の概略動作を説明する説明図である。上述のよ
うに本実施形態では、コンピュータ10の制御によって
印刷装置40にて所望の画像を印刷することができる。
印刷装置40の出荷時には印刷装置40からのインク吐
出量が調整され、カラーマネジメントの一環としてLU
Tを使用して色変換を行って印刷を実行するようにして
ある。しかし、各印刷装置40の機体間で誤差や経時変
化等によって発色差が生じないように維持することは難
しく、色の変化が分かりやすいモノクロ画像の場合には
特に困難であり、プロやハイアマチュアが満足するため
には機体誤差等による発色差の補償が必要である。
【0052】例えば、図5の左方に示すようなモノクロ
のグラデーションパターンP0を上記APL25で作成
し印刷を実行したときには、デフォルトのLUTである
モノクロ画像用LUT15d等が参照され、上記グラデ
ーションパターンP0のドットマトリクス画像データ1
5aがCLcMLmYK階調値データに変換されて印刷
装置40でグラデーションパターンP1が印刷される。
出荷時にはモノクロ画像用LUT15dにて適正な発色
をするように調整してあるが、印刷装置40の機体誤差
等に起因してグラデーションパターンP1の特定の位置
で色がなめらかに変化しない部分(トーンジャンプ)が
発生してしまうことがある。
【0053】そこで、PRTDRV21において上記L
UT設定モジュール21eを起動し、UIを視認しつつ
モノクロ画像用LUT15dに規定された明度Liの階
調値とCLcMLmYKの階調値との対応関係を変更
し、当該対応関係に基づいて再度グラデーションパター
ンを印刷し、この試行錯誤を繰り返す。この試行錯誤の
結果、上記図5のグラデーションパターンP2に示すよ
うに、トーンジャンプが解消したパターンを得ることが
できる。このように、トーンジャンプが解消したパター
ンを印刷したときのLUTをオリジナルのモノクロ画像
用LUT15nとして登録すれば、以後の印刷において
当該モノクロ画像用LUT15nを使用することによっ
て、任意のモノクロ画像についてトーンジャンプのない
状態で印刷を実行することができる。
【0054】(3)LUT設定処理:以下、本発明にお
いてオリジナルのLUTを設定するための処理を詳細に
説明する。図6は、上記LUT設定モジュール21eが
オリジナルのLUT設定のために実行する処理のフロー
チャートであり、図7はLUT設定のために使用される
変更量入力UIを示している。LUT設定モジュール2
1eは、PRTDRV21のプロパティから利用者任意
の時点で呼び出されて実行される。LUT設定モジュー
ル21eは、まずステップS200にて図示しないUI
を表示してベースとなるLUTを受け付ける。このとき
利用者はマウス32等を操作して上記HDD15に記憶
されたLUT15b〜LUT15nを選択する。以後、
ここで選択されたLUTをベースとし、規定された対応
関係を変更してオリジナルのLUTを作成する。
【0055】ステップS210では、上記ディスプレイ
DRV23を介してディスプレイ18上に上記図7に示
す変更量入力UIを表示させる。この変更量入力UIで
は、画面左上側にLUTのグラフGが表示され、左下側
に印刷されるグラデーションパターンのイメージIが表
示されている。グラフGは上記ステップS200で選択
されたベースLUTの数値をグラフ化したものであり、
横軸を明度の階調値データ、縦軸をCLcMLmYK各
色インクの階調値データとしてある。同図7に示す例は
モノクロ画像用LUTをグラフ化したものであり、明度
階調値データの「0」は黒点、「255」は白点であ
る。
【0056】従って、明度階調値データ「0」はKイン
クの階調値が「255」であり、明度階調値データが大
きくなるにつれ、Kインクの階調値は小さくなる。明度
階調値データが比較的小さい領域では主にCインクとM
インクとYインクとの組み合わせによって略モノクロ色
を発色させ、明度階調値データが比較的大きい領域では
主にLcインクとLmインクとYインクとの組み合わせ
によって略モノクロ色を発色させる。グラフGでは各色
の階調値データがいずれの曲線に該当するかを識別可能
に表示してある。このグラフG上には、マウス32にて
操作可能なポインタPoが表示されており、当該ポイン
タPoにて後述するようにしてCLcMLmYK各色の
カーブを変更することができる。LUT設定モジュール
21eはステップS220にてマウス32によるカーブ
の変更操作入力を受け付けており、変更がなされたとき
には当該変更によって規定されるLUTを生成し、上記
RAM14に記憶する。このように、マウス32等の操
作入力機器が上記操作入力受付手段に該当し、LUT設
定モジュール21eにおけるステップS210,S22
0が上記対応関係変更量取得手段に該当する。
【0057】また、グラデーションパターンのイメージ
Iは長方形の画像であり、画面左側から右側に向けて黒
色が徐々に白色に変化するグラデーションパターンであ
る。このイメージIは上記グラフGと対応させてあり、
その長手辺はグラフGの横軸と同一長にしてあるととも
に同長手辺の一方にはグラフGの横軸に付された目盛り
と同一の目盛りが付されている。このイメージIは明度
Liの階調値とRGB各色の階調値が等しいとしてRG
B階調値データを生成して表示しても良いし、グラフG
に表示されたCLcMLmYK階調値データをICCプ
ロファイル等によってRGB階調値データに変換して横
軸に対応させつつ表示しても良い。
【0058】ICCプロファイルによる変換を行う場合
には後述の階調値データの変更に伴ってイメージIの色
が変化し、グラフG上の変更によって色がどのように変
化するのか、傾向を把握することができて好適である。
いずれにしても、イメージIの表示色は実際に印刷され
る色と厳密に同じ色になるとは限らないので、利用者が
満足する発色を得るためには変更後のLUTで実際に印
刷してみることが重要である。そのために、変更量入力
UIの右下側には印刷ボタンB1が表示されており、マ
ウス32を操作して上記ポインタPoを当該印刷ボタン
B1に重ねつつクリックすることによって、上記カーブ
を変更した状態のLUTでグラデーションパターンを印
刷させることができる。
【0059】ステップS240では、当該印刷ボタンB
1をクリックしたか否かを判別しており、同ステップS
240にて印刷ボタンB1をクリックしたと判別したと
きには、上記ステップS230にてRAM14に記憶さ
れたLUTにて「0〜255」の明度階調値データを変
換しつつステップS250にてグラデーションパターン
を印刷させる。すなわち、上記図3における印刷処理フ
ローにおいて、ステップS100の代わりにRAM14
に記憶されたLUTを選択し、ステップS105の代わ
りに所定の長方形のグラデーションパターンを印刷させ
る画像データを取得し、ステップS110以降の処理を
実行する。
【0060】印刷されたグラデーションパターンにおい
てトーンジャンプ等が発生しており、利用者が満足する
結果が得られていないときには、ステップS210以降
の処理を繰り返す。印刷されたグラデーションパターン
が利用者の満足する発色となったときには、利用者は上
記印刷ボタンB1の下に表示されたOKボタンB2をク
リックすることになっており、図6のステップS260
では当該OKボタンB2をクリックしたか否かを判別し
ており、同ステップS260にてOKボタンB2がクリ
ックされたと判別するまで上記ステップS210以降の
処理を繰り返す。ステップS260にてOKボタンB2
がクリックされたと判別したときには、ステップS27
0にて上記RAM14に記憶されているLUTをオリジ
ナルのモノクロ画像用LUT15nとして上記HDD1
5に記憶する。すなわち、ステップS270の処理が上
記対応関係設定手段に該当する。
【0061】(4)UIを使用したトーンジャンプ解消
作業:以下、上記LUT設定処理においてトーンジャン
プを解消する際の作業例を説明する。図8は、上記LU
T設定処理に当たり利用者が設定を行わずに印刷ボタン
B1をクリックした場合のグラデーションパターンP3
を示している。このとき、ステップS250は上記ステ
ップS200で選択されたベースのLUTに基づいてグ
ラデーションパターンを印刷する。実際に印刷媒体Pa
上にグラデーションパターンP3が印刷されたときに、
上述のように印刷装置40の機体差等に起因してトーン
ジャンプが発生し得る。図8は、グラデーションパター
ンP3にトーンジャンプJ1,J2が発生した状況を示
している。
【0062】図8のグラデーションパターンP3におい
ては、その長手辺に沿って明度階調値データに対応した
目盛りmが印刷されるので、この目盛りmによってトー
ンジャンプJ1,J2がいずれの明度階調値で発生して
いるかを把握することができる。むろん、この目盛りm
は図8に示すものより細かいものにすることもできる
し、グラデーションパターンP3と同時に明度階調値を
印刷することもできる。利用者は、このグラデーション
パターンP3を視認して、トーンジャンプを解消するよ
うに上記変更量入力UIにて調整を行う。
【0063】図9は、上記変更量入力UIを使用してM
インクの階調値データを変更している様子を示す説明図
である。同図においては、上記変更量入力UIのグラフ
Gを拡大して示しており、トーンジャンプJ1を解消す
る作業の一工程を示している。明度階調値データと各色
インクの階調値データとは離散的であることから両者の
対応関係は点と点との対応関係であるが、グラフGにお
いては、各色インクの階調値データを曲線によって表示
している。この結果、階調値データの変化の様子を分か
り易く、また、変更を施したときに周りのデータとスム
ーズに連結しているか否かが分かり易くなっている。
【0064】本実施形態において、対応関係の変更時に
はインク階調値データの曲線について固定点を決定し、
移動点を所望の位置に移動させることによって曲線を変
更することができる。インク階調値データを変更すべき
範囲は、図8のグラデーションパターンP3においてト
ーンジャンプJ1が発生している部分の目盛りmと図9
に示された対応する目盛りmとを比較することによって
把握することができ、変更すべき明度階調値データの範
囲を固定点Pfとして決定する。これらの固定点Pfの
間には可動点Pmを設定することができ、マウス32に
て当該可動点Pmをドラッグすることができる。
【0065】図9は、マウス32を操作して可動点Pm
をドラッグした状態を示している。破線曲線は上記ベー
スとなるLUTによるインクの階調値データを示してお
り、可動点Pmをドラッグすると、それに伴って固定点
Pfに挟まれた曲線がなめらかに変化し、上記破線曲線
から実線に示すような曲線になるように対応関係を変更
することができる。ここで、変化する曲線はスプライン
曲線によって形成される。従って、固定点Pfの両脇の
曲線ともスムーズに連結した状態でインク階調値データ
を変化させることができる。
【0066】このようにして変化後の曲線が決定される
と、横軸の各明度階調値データについて当該変化後の曲
線上のインク階調値データに最も近い整数の値が選択さ
れつつ両者が対応づけられ、当該対応関係に基づくLU
Tが上記RAM14に記憶される。すなわち、上記作業
によって視覚的にスプライン補間を実施したことにな
る。尚、本実施形態においては対応関係を変更可能な最
小ピッチは明度およびインクそれぞれの階調値の最小ピ
ッチである。すなわち、階調値「1」単位で対応関係を
変更可能である。
【0067】このように、Mインクの階調値データを変
更した後、必要に応じて適宜他の色のインク階調値デー
タを変更し、上記印刷ボタンB1によって再びグラデー
ションパターンP3を印刷すると、変更に応じた発色で
グラデーションパターンP3が印刷される。この試行錯
誤を繰り返すと最終的にはトーンジャンプJ1,J2を
解消したグラデーションパターンP3を得ることができ
る。このとき作成したLUTを以後の印刷において使用
すると、トーンジャンプが無い状態でモノクロ画像を印
刷することができる。モノクロ画像のうち、セピア調や
ウォーム調、クール調などと言った彩度を有するモノク
ロ画像はトーンジャンプによる画質の劣化が分かりやす
く、これらの色調のLUTに対して本発明を適用すると
特に好適である。
【0068】(5)他の実施形態:本発明においては明
度階調値データとインク量との対応関係を局所的に変更
することができればよく、UI上で対応関係を変更する
ための手法は上記実施形態における態様に限られない。
すなわち、2つの固定点Pfと1つの可動点Pmとによ
ってスプライン曲線によって変更量を決定する態様に限
られず、点の選び方や数、位置、補間曲線の種類等を他
の態様に変更することも可能である。さらに、上記実施
形態に付加的機能を設けること等も可能である。
【0069】インクジェットプリンタ等おいて、印刷媒
体上の略同一位置に多量のインクを吐出すると画質が悪
くなることから、本発明のように各色毎にインク使用量
を変更可能な構成においてはインク総量の制限(デュー
ティ制限)を考慮するのが好ましい。デューティ制限を
考慮する実施形態についても、ハードウェア構成や主な
ソフトウェア構成は上記第1実施形態と同様であり、上
記LUT設定モジュール21eがステップS220にお
いてデューティ制限を超えた変更を受け付けないように
なっている。
【0070】図10は、デューティ制限を超えた変更を
実施不可能に構成した場合の変更量入力UIの拡大図で
ある。同図においても上記図9と同様にしてインクの階
調値データを示す曲線上に固定点Pfを設定し、その間
に可動点Pmを設定して曲線の形状を変更することがで
きる。しかし、LUT設定モジュール21eは、各色イ
ンクの階調値データに基づいて予め各明度階調値データ
における総インク使用量を算出してあり、デューティ制
限値から当該算出値を減じて各色毎に変更可能量を算出
してある。
【0071】そして、上記図9と同様に可動点Pmをド
ラッグしても、変更可能量を超えた場合には曲線が破線
で表示されるとともに変更可能上限値に実線が保持され
る。従って、利用者はデューティ制限値を超えたことを
認識することができるとともに、デューティ制限値を超
えないようにインクの階調値データを変更することがで
きる。このように、デューティ制限を行うことによっ
て、トーンジャンプが補償されたLUTを作成可能であ
るとともに、良好な画質を維持するようなLUTを作成
することができる。
【0072】LUTは上述のグラフ表示以外にも種々の
手法で表現でき、また、変更を行うことができる。図1
1は、変更量入力UIにてLUTをテーブル表示した場
合の画面を示している。このように、テーブル表示を行
ったUIを使用する実施形態についてもハードウェアと
ソフトウェアの構成は上記第1実施形態とほぼ同一であ
る。この変更量入力UIでは、中央に上記ステップS2
00にて選択されたベースLUTの数値がテーブルTと
して表示される。尚、この実施形態については明度階調
値データではなくRGB各色の階調値データとCLcM
LmYK階調値データとの対応関係を表示している。
【0073】従って、図11の様にRGB各色の成分が
それぞれ等しい場合には、ニュートラルグレーの画像デ
ータについてのLUTとなるし、RGB各色の色成分値
を適宜変更することによってセピア調やウォーム調、ク
ール調と言った彩度のあるモノクロ画像データについて
のLUTとすることもできる。むろん、一般のカラー画
像についてのLUTとすることもできる。このLUT
は、上記ステップS200にて適宜選択される。また、
本実施形態におけるグラデーションパターンのイメージ
Iは縦長の長方形であり、テーブルTに表示されたRG
B階調値に基づいてディスプレイ18上に表示される。
【0074】従って、LUTが所定の色調を持ったモノ
クロ画像用であれば、ディスプレイ18上でこの色調を
確認することができて好適である。図11に示すテーブ
ルTにおいては、マウス32のポインタを変更したい数
値の上に配置してクリックすると、その位置にボックス
B3が表示され、所望の数値を入力可能になる。ここで
も、デューティ制限を設けることは可能であるし、一カ
所の数値変更に伴ってその周辺もなめらかに変化するよ
う補間演算を実施しても良い。
【0075】UI上に表示するLUTが一つに限られる
必要はなく、複数のLUTを同時に表示することも可能
である。図12は変更量入力UI上に4つのLUTを表
示可能な実施形態の画面を示している。この実施形態に
おいても、ハードウェア構成とソフトウェア構成とは上
記第1実施形態とほぼ同様であるが、上記ステップS2
00のベースLUT選択時に複数のLUTを選択するこ
とができる。この選択時に色調の異なるモノクロ画像用
のLUTを選択すれば、UI上でのインクの階調値デー
タ変更の際にどのような変更がどのような色の変化を生
むのかを予測しながら変更を実施することができる。
【0076】図12においては、グラフG11〜G13
においてそれぞれ色調A〜CのLUTについてグラフ表
示している。従って、それぞれに対応するグラデーショ
ンのイメージI11〜I13においてもこれらの色調に
対応したイメージを表示するのが好適である。また、変
更量入力UIの右下においてLUTの対応関係を変更す
ることが可能になっており、利用者はグラフG14にて
当該変更を実施する。むろん、表示されたグラフG11
〜G13のそれぞれにおいて変更を実施し、複数のLU
Tを同時に作成しても良い。
【0077】このように、本発明においては、ドットマ
トリクス状の画素の階調値データを印刷時のインク量に
対応づけて記憶する構成において、階調値データと印刷
時のインク量との対応関係の局所的な変更量を取得し、
当該変更を施した対応関係を記憶する。また、この対応
関係の変更はUI上にグラフ表示されたもの等を視認し
つつ行うことができる。従って、画像データの各階調値
によって印刷される色を利用者所望の色になるよう調整
することができ、このようにして作成された対応関係を
使用してモノクロ画像等を印刷するとトーンジャンプを
解消した状態での印刷結果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するコンピュータの概略ハードウ
ェア構成図である。
【図2】本発明がプリンタドライバのモジュールとして
実現された場合における概略構成図である。
【図3】印刷処理のフローチャートである。
【図4】モノクロ画像用のLUTの一例を示す図であ
る。
【図5】本発明の概略動作を説明する説明図である。
【図6】LUT設定のために実行する処理のフローチャ
ートである。
【図7】LUT設定のために使用される変更量入力UI
を示す図である。
【図8】グラデーションパターンの印刷状況を示す図で
ある。
【図9】変更量入力UIを使用して階調値データを変更
している様子を示す説明図である。
【図10】デューティ制限を超えた変更を実施不可能に
構成した場合の変更量入力UIの拡大図である。
【図11】変更量入力UIにてLUTをテーブル表示し
た場合の画面を示す図である。
【図12】変更量入力UI上に4つのLUTを表示可能
な実施形態の画面を示す図である。
【符号の説明】
10…コンピュータ 11…CPU 12…システムバス 13…ROM 14…RAM 15…HDD 15a…画像データ 15b〜15n…LUT 16…フレキシブルディスクドライブ 17…CD−ROMドライブ 18…ディスプレイ 20…OS 21…PRTDRV 21a…画像データ取得モジュール 21b…色変換モジュール 21c…ハーフトーン処理モジュール 21d…印刷データ生成モジュール 21e…LUT設定モジュール 22…入力装置DRV 23…ディスプレイDRV 25…APL 31…キーボード 32…マウス 40…印刷装置

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドットマトリクス状の画素の階調値デー
    タを印刷時のインク量に対応づけて記憶する対応関係記
    憶手段と、 利用者の操作入力を受け付ける操作入力受付手段と、 同操作入力受付手段の操作入力に基づいて上記階調値デ
    ータと印刷時のインク量との対応関係の局所的な変更量
    を取得する対応関係変更量取得手段と、 同対応関係変更量取得手段で取得した変更量に従って変
    更を施した対応関係を上記対応関係記憶手段に記憶させ
    る対応関係設定手段とを具備することを特徴とするイン
    ク量調整装置。
  2. 【請求項2】 上記ドットマトリクス状の画素の階調値
    データは、モノクロ画像の階調値データであることを特
    徴とする上記請求項1に記載のインク量調整装置。
  3. 【請求項3】 上記対応関係記憶手段は、所定の色調に
    なるように上記階調値データと印刷時のインク量とを対
    応づけた複数の対応関係を予め記憶していることを特徴
    とする請求項1または請求項2のいずれかに記載のイン
    ク量調整装置。
  4. 【請求項4】 上記対応関係変更量取得手段は、上記変
    更量を所定の値域に制限可能であることを特徴とする上
    記請求項1〜請求項3のいずれかに記載のインク量調整
    装置。
  5. 【請求項5】 上記対応関係変更量取得手段は、上記階
    調値データの最小ピッチ毎に上記対応関係の変更量を取
    得可能であることを特徴とする上記請求項1〜請求項4
    のいずれかに記載のインク量調整装置。
  6. 【請求項6】 所定の階調値データを上記対応関係設定
    手段にて設定された対応関係のインク量にて印刷する印
    刷手段を具備することを特徴とする上記請求項1〜請求
    項5のいずれかに記載のインク量調整装置。
  7. 【請求項7】 上記印刷手段は、グラデーションパター
    ンを印刷させる階調値データについて印刷を実行するこ
    とを特徴とする上記請求項6に記載のインク量調整装
    置。
  8. 【請求項8】 上記印刷手段は、上記所定の階調値デー
    タに基づいて印刷を実行するにあたり、階調値と当該階
    調値にて印刷がなされたパターンの印刷媒体上の位置と
    の対応関係を把握可能に印刷を実行することを特徴とす
    る上記請求項6または請求項7のいずれかに記載のイン
    ク量調整装置。
  9. 【請求項9】 上記対応関係変更量取得手段は、上記階
    調値データと印刷時のインク量との対応関係を視認可能
    に表示するとともに当該表示上で上記変更量を入力可能
    なユーザインタフェースを提供することを特徴とする上
    記請求項1〜請求項8のいずれかに記載のインク量調整
    装置。
  10. 【請求項10】 上記ユーザインタフェースでは、上記
    階調値データと印刷時のインク量との対応関係がグラフ
    表示されることを特徴とする上記請求項9に記載のイン
    ク量調整装置。
  11. 【請求項11】 上記ユーザインタフェースでは、上記
    階調値データと印刷時のインク量との対応関係がテーブ
    ル表示されることを特徴とする上記請求項9または請求
    項10のいずれかに記載のインク量調整装置。
  12. 【請求項12】 上記ユーザインタフェースでは、上記
    取得した変更量に応じて色が変更されるグラデーション
    パターンが表示されることを特徴とする上記請求項9〜
    請求項11のいずれかに記載のインク量調整装置。
  13. 【請求項13】 上記ユーザインタフェースでは、上記
    階調値データと印刷時のインク量とを対応づけた複数の
    対応関係を視認可能に表示することを特徴とする上記請
    求項9〜請求項12のいずれかに記載のインク量調整装
    置。
  14. 【請求項14】 所定の記憶領域に記憶されたドットマ
    トリクス状の画素の階調値データと印刷時のインク量と
    の対応関係に基づいて使用インク量を決定して印刷を行
    う印刷装置について、当該使用インク量を調整するため
    のインク量調整プログラムであって、 利用者の操作入力を受け付ける操作入力受付機能と、 同操作入力受付機能での操作入力に基づいて上記階調値
    データと印刷時のインク量との対応関係の局所的な変更
    量を取得する対応関係変更量取得機能と、 同対応関係変更量取得機能で取得した変更量に従って変
    更を施した対応関係を上記所定の記憶領域に記憶させる
    対応関係設定機能とをコンピュータに実現させることを
    特徴とするインク量調整プログラム。
  15. 【請求項15】 所定の記憶領域に記憶されたドット
    マトリクス状の画素の階調値データと印刷時のインク量
    との対応関係に基づいて使用インク量を決定して印刷を
    行う印刷装置について、当該使用インク量を調整するた
    めのインク量調整方法であって、 利用者の操作入力を受け付ける操作入力受付工程と、 同操作入力受付工程での操作入力に基づいて上記階調値
    データと印刷時のインク量との対応関係の局所的な変更
    量を取得する対応関係変更量取得工程と、 同対応関係変更量取得工程で取得した変更量に従って変
    更を施した対応関係を上記所定の記憶領域に記憶させる
    対応関係設定工程とを具備することを特徴とするインク
    量調整方法。
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