JP4561753B2 - 画像の出力形態に応じた画像処理 - Google Patents

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Description

本発明は、画像データに基づいて画像を出力する技術に関する。
デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラなどの画像生成装置で撮影した画像は、モニタやプリンタなどの種々の画像出力装置で出力(表示や印刷)される。出力される画像の画質は、パーソナルコンピュータ上で画像レタッチアプリケーションを用いることによって任意に調整することができる。画像レタッチアプリケーションには、一般的に、画像データの画質を自動的に調整する画質調整機能が備えられており、この画質調整機能を利用すれば、画像出力装置から出力する画像の画質を向上させることができる。また、画像出力装置の1つであるプリンタの動作を制御するプリンタドライバにも画質を調整する機能が備えられており、このようなプリンタドライバを利用しても、印刷される画像の画質を向上させることができる(例えば特許文献1)。
特開平11−120325号公報
印刷媒体に画像を形成するプリンタの中には、光沢紙や普通紙など複数種類の印刷媒体を利用可能なものがある。また、印刷媒体にインクを吐出して画像を形成するプリンタの中には、吐出するインクの種類を交換可能なものもある。また、プリンタとしては、種々の機種の装置を利用することもできる。
このように種々の形態で出力され得る画像の色の再現性は、その形態に応じて異なる場合がある。そのために、一律に画質調整処理を行っても、画像の出力形態によっては適切に画質を調整することができない場合があった。
本発明は、上述した従来の課題を解決するためになされたものであり、画像の出力形態に拘わらず画質を適切に調整することができる技術を提供することを目的とする。
上記目的の少なくとも一部を達成するために、本発明の第1の画像処理装置は、画像出力部に応じた複数の出力形態のいずれかに従って対象画像を出力するために、前記対象画像を表す対象画像データの処理を行う画像処理装置であって、複数種類の画質調整パラメータのパラメータ値セットを前記複数の出力形態に対応してそれぞれ格納したパラメータファイルを、前記対象画像データとは別個に予め格納するメモリと、前記対象画像の出力時に選択された出力形態を示す出力形態情報に基づいて、前記パラメータファイルから前記複数種類の画質調整パラメータのパラメータ値セットを取得するパラメータ値取得部と、前記取得された前記パラメータ値セットを使用して、前記対象画像データに画質調整を実行する画質調整部と、を備える。
この第1の画像処理装置では、パラメータ値セットを画像の出力形態に対応してそれぞれ格納するパラメータファイルを利用できるので、画像の出力形態に応じた画質調整を行うことができる。従って、画像の出力形態に拘わらず画質を適切に調整することができる。
上記画像処理装置において、前記パラメータ値取得部は、前記出力形態情報に加えて、前記対象画像の画質調整のために設定された処理特性情報にも基づいて前記パラメータ値セットを前記パラメータファイルから取得することが好ましい。
この構成によれば、処理特性情報に対応するパラメータ値セットを利用することができるので、画質調整の特性に適した画質調整処理を実行することができる。
上記各画像処理装置において、前記処理特性情報は、前記対象画像データをデジタルカメラで撮影して生成した際に前記対象画像データに付加された撮影モード情報を含むことが好ましい。
この構成によれば、撮影モードに対応するパラメータ値セットを利用することができるので、対象画像データに適した画質調整を行うことができる。
上記各画像処理装置において、前記出力形態情報は、前記対象画像の出力に使用される画像出力部の機種を示す情報を含むことが好ましい。
この構成によれば、画像出力部の機種に対応するパラメータ値セットを利用することができるので、機種に適した画質調整を行うことができる。
上記各画像処理装置において、前記画質調整部は、前記複数の出力形態にそれぞれ対応したパラメータ値セットを使用して画質調整を行った後に各出力形態で出力される複数の第1の出力画像同士の見えの近似度と、出力形態に拘わらず前記対象画像データに同一の画質調整を行った後に前記複数の出力形態で出力される複数の第2の出力画像同士の見えの近似度とを比較したときに、前記複数の第1の出力画像同士の見えの近似度がより高くなるように画質調整を実行することが好ましい。
この構成によれば、画像の出力形態が異なる場合でも、出力画像同士の見えが近くなるように画質調整が行われるので、出力形態が異なる場合でも、近い印象を与える画像を出力することができる。
上記各画像処理装置において、さらに、複数の前記対象画像データが表す複数の対象画像を所定の領域に割り付けた割付画像を出力するための割付画像データを生成するレイアウト部を備え、前記パラメータ値取得部は、前記複数の対象画像データのそれぞれに対応して前記パラメータ値セットを取得することが可能であり、前記画質調整部は、前記複数の対象画像データのそれぞれに対応して取得された前記パラメータ値セットを使用して、前記複数の対象画像データのそれぞれに画質調整を実行することが可能であり、前記レイアウト部は、前記複数の画質調整済みの画像データを用いて前記割付画像データを生成することが可能であることが好ましい。
この構成によれば、複数の画像を割り付けた割付画像を出力することができるとともに、各画像に関して独立にパラメータ値セットを取得して画質調整を行うことができるので、各画像に適した画質調整を行うことができる。
上記各画像処理装置において、さらに、前記パラメータ値取得部が前記パラメータ値セットを取得する際に使用する情報の少なくとも一部の設定をユーザに許容する画質調整制御情報設定部を備えることが好ましい。
この構成によれば、パラメータ値セットを取得する際に使用する情報の少なくとも一部の設定をユーザが行うことができるので、ユーザの好みに合った画質調整を行うことができる。
上記各画像処理装置において、前記画質調整部は、前記パラメータファイルが前記対象画像の出力のために指定された前記パラメータ値セットを格納していない場合に、予め設定された標準のパラメータ値セットを使用して画質調整を実行することが好ましい。
この構成によれば、パラメータファイルが対象画像の出力のために指定されたパラメータ値セットを格納していない場合でも、標準のパラメータ値セットを使用した画質調整を行うので、出力する画像の画質を調整することができる。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、画像処理方法および画像処理装置、それらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体等の形態で実現することができる。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.装置の構成:
B.第1実施例:
C.第2実施例:
D.第3実施例:
E.第4実施例:
F.第5実施例:
G.変形例:
A.装置の構成:
図1は、本発明の一実施例としての画像出力システムの構成を示すブロック図である。この画像出力システムは、画像を出力する画像出力装置(本発明における画像出力部に相当する)としてのプリンタ20と、画像処理装置としてのコンピュータ90とを備えている。コンピュータ90は、一般的に用いられているタイプのコンピュータであり、後述する画質調整処理を実行する。なお、画像処理装置としてのコンピュータ90と、画像出力装置としてのプリンタ20とは、広義の「画像出力装置」と呼ぶことができる。
コンピュータ90は、後述する画質調整処理を実行するCPU92と、CPU92の演算結果や画像データ等を一時的に格納するRAM93と、画質調整処理のためのプログラムや画像データなどの画質調整処理に必要なデータを格納するハードディスクドライブ(HDD)94とを備えている。さらに、コンピュータ90は、メモリカードMCを装着するとともにメモリカードMCからデータを取得するためのメモリカードスロット96と、モニタ21を駆動するためのモニタ駆動回路91と、プリンタ20やデジタルカメラ12等の装置とのインターフェースを行うI/F回路95とを備えている。
デジタルカメラ12は、画像データを生成する画像生成装置として機能する。コンピュータ90は、デジタルカメラ12によって生成された画像データを、例えば、ケーブルCVを介して取得することができる。また、デジタルカメラ12がメモリカードMCに画像データを格納し、コンピュータ90が、メモリカードMCを介して画像データを取得する構成とすることもできる。また、ネットワーク(図示せず)を介して画像データを取得する構成とすることもできる。なお、画像生成装置としては、デジタルカメラ12に限らず、スキャナ等の種々の画像データを生成する装置を用いることができる。
ユーザの操作によって、画像レタッチアプリケーション、または、プリンタドライバといった画像データ処理プログラムが起動されると、CPU92は、画像データの画質を調整する画質調整処理を実行する(詳細は後述する)。
さらに、CPU92は、画質が調整された画像データに基づいて印刷データを生成し、生成した印刷データをプリンタ20に送出する。印刷データを受け取ったプリンタ20は、印刷データに応じてノズルから印刷媒体(印刷用紙とも呼ぶ)にインクを吐出して画像を出力(この場合は印刷)する。プリンタ20は、主走査駆動機構や、副走査駆動機構、印刷ヘッド、印刷ヘッド駆動回路、制御回路などの種々の構成要素を備えているが、ここではその説明を省略する。
B.第1実施例:
B1.コンピュータの構成:
図2は、第1実施例におけるコンピュータ90の構成を示すブロック図である。このコンピュータ90は、画像処理アプリケーション600と、プリンタドライバ200と、パラメータファイル400とを備えている。プリンタドライバ200は、画質調整制御情報設定部210と、パラメータ値取得部220と、画質調整部230と、印刷データ生成部240とを備えている。画像処理アプリケーション600とプリンタドライバ200との機能は、コンピュータ90にインストールされたソフトウェア(コンピュータプログラム)をCPU92(図1)が実行することによって実現される。
パラメータファイル400は、複数の画質調整パラメータ値を格納しており、インストールされることによって、HDD94(図1)にデータファイルとして記録される。画質調整パラメータ値はパラメータ値取得部220によって読み込まれる(詳細は後述)。ここで、パラメータファイル400は、パラメータ値取得部220が読み込み可能であるようにHDD94に記録される。例えば、データファイルの管理を、階層的に構築されたディレクトリに関連付けることによって行うシステムがある。このようなシステムを用いる場合には、予め設定された特定のディレクトリに関連付けられるとともに、予め設定されたファイル名を有するデータファイルとして、パラメータファイル400を記録しても良い。また、ファイル名や関連するディレクトリを、システムが有する情報データベース(システムレジストリとも呼ぶ)に登録しても良い。本実施例において、HDD94は本発明におけるメモリに相当する。
画像処理アプリケーション600は、デジタルカメラ12等の画像生成装置で生成された画像データファイル300から画像データを読み込む。また、画像処理アプリケーション600に対するユーザの印刷指示があった場合には、画像データをプリンタドライバ200に送出する。
画像生成装置で生成された画像データは、通常は圧縮データ(例えばJPEG圧縮データ)の形式を有している。このような圧縮された画像データを扱う場合には、画像処理アプリケーション600が画像データの伸長処理を実行し、伸長された画像データがプリンタドライバ200に送出される。また、画像データを表す色空間が、プリンタドライバ200が扱うことが可能な色空間と異なる場合もある。例えば、JPEG圧縮データは、よく知られているようにYCbCr色空間で表現されている。ここで、プリンタドライバ200がRGB色空間で表された画像データを扱うことが可能である場合には、画像処理アプリケーション600がYCbCr色空間からRGB色空間への色空間変換処理を実行し、色空間が変換された画像データがプリンタドライバ200へ送出される。ここで、YCbCr色空間からRGB色空間への変換処理は、予め設定された標準的なマトリックスに基づいて実行することができる。
なお、このような伸長処理、もしくは、色空間変換処理を、画像処理アプリケーション600の代わりにプリンタドライバ200が実行してもよい。
プリンタドライバ200の画質調整部230は、画像処理アプリケーション600から受け取った画像データに対して画質調整パラメータ値に応じた画質調整処理を実行する(詳細は後述)。印刷データ生成部240は、画質が調整された画像データに応じて、印刷データを生成する。
B2.画質調整パラメータ値の構成:
図3(a)(b)は、パラメータファイル400の構成の一例を示す説明図である。図3(a)は、パラメータファイル400の構成の概要を示し、図3(b)は、その構成の一部の詳細な例を示している。
本実施例では、画質調整部230(図2)は、画質調整処理として、明るさ調整処理と、コントラスト調整処理と、記憶色調整処理と、シャープネス調整処理とを実行することが可能である。画質調整部230は、これらの調整処理を、各調整処理に対応した画質調整パラメータ値に基づいて実行する。パラメータファイル400は、これらの調整処理のそれぞれに対応する複数の画質調整パラメータ値(以下、画質調整パラメータ値セットと呼ぶ)を格納している。なお、画質調整部230が実行する画質調整処理としては、上述した調整処理に限らず種々の調整処理を採用することができる。例えば、彩度調整処理やカラーバランス調整処理を実行するものとしても良い。一般に、画質を調整する処理であればよい。
図3(a)の例では、パラメータファイル400は12の画質調整パラメータ値セットPS1〜PS12を格納している。これらの画質調整パラメータ値セットPS1〜PS12は、画質調整モードと、印刷に用いることが可能な印刷媒体の種類と、画像データに関連する色空間と、に応じて準備されている。
本実施例では、プリンタドライバ200は、出力する画像の被写体の種類に応じた3つの画質調整モード(「標準モード」、「人物モード」、「風景モード」)を有している。そこで、図3(a)に示す例では、画質調整モードに応じて画質調整パラメータ値セットが準備されている。こうすれば、画像の種類に応じて画質調整パラメータ値セットを使い分けることができるので、画像の種類に適した画質調整処理を実行することができる。なお、画質調整モードとしては、上述の3種類に限らず、一般に、被写体の種類に応じて複数のモードを準備することができる。
また、本実施例では、プリンタ20は、印刷媒体として「光沢紙」と「普通紙」とを利用可能である。普通紙は光沢紙と比べてインクの発色性が弱くインクが滲みやすい傾向がある。その結果、普通紙を用いる場合には、光沢紙を用いる場合と比べて、コントラストが弱く、ぼやけた(シャープでない)画像が出力される可能性がある。また、コントラストやシャープネスに限らず、印刷画像の色の再現性は、印刷媒体の種類に応じて変化することが一般的である。その結果、印刷媒体の種類に拘わらずに一律に画質調整処理を実行した場合には、印刷媒体の種類によっては意図した画質が得られない可能性がある。そこで、図3(a)に示す例では、印刷媒体の種類に応じて画質調整パラメータ値セットが準備されている。こうすれば、印刷媒体の種類に応じて画質調整パラメータ値セットを使い分けることができるので、印刷媒体の種類に適した画質調整処理を実行することができる。なお、プリンタ20が利用可能な印刷媒体の種類としては、上述の2種類に限らず、一般に、複数種類の印刷媒体を利用可能とすることができる。
さらに、本実施例では、画質調整パラメータ値セットが、画像データに関連する色空間に応じて準備されている。画像生成装置が生成する画像データは、通常は、標準色空間(例えばsRGB色空間)で処理されることが想定されている。また、画像生成装置によっては、標準色空間とは異なる色再現範囲を有する他の特定の色空間で処理されることを想定して、画像データを生成するものもある。同じ被写体であっても、想定される色空間、すなわち、画像データに関連する色空間の色再現範囲が異なる場合には、生成される画像データが再現すると期待される色も異なる可能性がある。その結果、関連する色空間に拘わらずに一律に画質調整処理を実行しても、関連する色空間によっては意図した画質が得られない可能性がある。そこで、画質調整パラメータ値セットを処理対象の画像データに関連する色空間に応じて準備することが好ましい。本実施例では、画質調整パラメータ値セットは、標準色空間(以下、sRGB色空間と呼ぶ)と特定色空間(以下、eRGB色空間と呼ぶ)とに応じて準備されている。こうすれば、色空間に応じて画質調整パラメータ値セットを使い分けることができるので、色空間に適した画質調整を実行することができる。なお、通常は、画像データに関連する色空間は、画像データの生成時に使用された色空間である。また、JPEG圧縮データを用いる場合には、上述した標準的なマトリックスに基づく色空間変換処理(YCbCr色空間からRGB色空間)を実行して得られる画像データを、関連する色空間で表現された画像データとして利用することができる。
なお、画質調整パラメータ値セットは、一般に、画像データに関連する色空間の種類に応じて、複数種類準備されることが好ましい。
図3(b)は、パラメータファイル400の構成の一部を示す説明図であり、図3(a)におけるsRGB色空間に対応する部分を詳細に示したものである。
図3(b)に示す例では、画質調整パラメータ値として、画質調整処理の度合いや記憶色調整処理の対象となる記憶色が設定されている。画質調整処理の度合いは1〜5の5段階の調整レベル(LV1〜LV5)で表されている。
図4は、コントラスト調整処理における調整レベルと輝度値との関係を示す説明図である。図4には、輝度値の入力レベルBinと出力レベルBoutとの対応関係を示す5つのグラフGLV1〜GLV5が示されている。コントラスト調整処理では、画像データが表す各画素位置における輝度値が、図4に示すグラフに従って調整される。画像データが輝度値をパラメータとして含まない色空間(例えば、RGB色空間)で表現されている場合には、輝度値をパラメータとして含む色空間(例えば、YCbCr色空間やHSI色空間)に変換することによって、各画素位置における輝度値を得ることができる。
図4に示すグラフGLV3は調整レベルが標準であるLV3(以下、標準レベルと呼ぶ)である場合に利用されるグラフである。このグラフGLV3は、出力レベルBoutが入力レベルBinと同じとなるように設定されている。
グラフGLV4は、調整レベルが標準レベルLV3よりも大きいLV4である場合に利用されるグラフである。このグラフGLV4は、入力レベルBinの比較的小さい範囲では出力レベルBoutがさらに小さく、入力レベルBinの比較的大きい範囲では出力レベルBoutがさらに大きくなるように設定されている。このようなグラフGLV4を用いて輝度値の調整処理を実行すれば、比較的明るい画像領域をより明るく、比較的暗い画像領域をより暗くすることができるので、よりコントラストの強い画像を出力することができる。
グラフGLV5は、調整レベルがLV4よりも大きいLV5である場合に利用されるグラフである。グラフGLV5は、出力レベルBoutの変化が、グラフGLV4の出力レベルBoutの変化よりもさらに大きくなるように設定されている。このようなグラフGLV5を用いれば、グラフGLV4を用いる場合よりも、さらに出力する画像のコントラストを強めることができる。
一方、グラフGLV2は、調整レベルが標準レベルLV3よりも小さいLV2である場合に利用されるグラフである。このグラフGLV2は、グラフGLV4、GLV5とは逆に、入力レベルBinの比較的小さい範囲では出力レベルBoutが大きく、入力レベルBinの比較的大きい範囲では出力レベルBoutが小さくなるように設定されている。このようなグラフGLV2を用いて輝度値の調整処理を実行すれば、比較的明るい画像領域の明るさ弱め、比較的暗い画像領域の明るさを強めることができるので、よりコントラストを抑えた画像を出力することができる。また、グラフGLV1は、調整レベルがLV2よりも小さいLV1である場合に利用されるグラフを示しており、出力レベルBoutの変化が、グラフGLV2よりも大きくなるように設定されている。このグラフGLV1を用いれば、グラフGLV2を用いる場合よりも、さらにコントラストを抑えることができる。
他の画質調整処理に関しても、同様に、画質調整パラメータ値に応じた処理が実行される。例えば、明るさ調整処理では、調整レベルが大きいほどより明るい画像が出力されるように画像データが調整され、シャープネス調整処理では、調整レベルが大きいほどよりシャープな画像が出力されるように画像データが調整される。また、記憶色調整処理では、画質調整パラメータ値で指定された記憶色に近い色を有する画素の色が、予め設定された目標色に近づくように調整される。
なお、各調整処理の実際の度合いを、調整レベルと、画像データを解析して得られる画質パラメータ値とに応じて調整しても良い。例えば、コントラスト調整処理においては、輝度値分布の広がり具合と予め設定された基準値との比較結果に応じて実際の度合いを調整してもよい。画像データを解析して得られる広がり具合が基準値よりも大きい場合には、その差が大きいほど実際に用いる調整レベルを小さく修正し、一方、広がり具合が基準値以下である場合には、その差が大きいほど実際に用いる調整レベルを大きく修正することが好ましい。こうすれば、画像のコントラストを過剰に調整することを抑制することができる。ここで、広がり具合を示すパラメータ値としては、例えば、輝度値分布の分散等を用いることができる。
一般に、調整処理の度合いを、調整レベルと、画像データを解析して得られる画質パラメータ値とに応じて調整すれば、過剰な調整処理を実行することを抑制することができる。
ところで、本実施例では、各印刷媒体や各画質調整モードに適した処理は、図3(b)に示したように実行される。例えば、画質調整モードとして人物モードが選択された場合には、印刷媒体が同じで標準モードが選択された場合と比べて、明るさに関してはやや明るめに、コントラストに関してはやや弱めに、シャープネスに関してはやや弱めに設定される。また、記憶色として肌色が指定されているので、肌色の色補正処理が実行される。このように画質調整処理を実行することによって、画像の雰囲気は柔らかくなり、人物の肌色は好ましい肌色に調整される。
また、印刷媒体として普通紙が選択された場合には、画質調整モードが同じで光沢紙が選択された場合と比べて、コントラストに関してはやや強めに、シャープネスに関してはやや強めに設定される。普通紙を用いる場合には、光沢紙を用いる場合と比べて、コントラストが弱く、ぼやけた画像が出力されやすい。ところが、このように画質調整処理を実行することによって、画質調整処理を実行しない場合と比べて、コントラストが強くシャープな画像を出力することができる。
画質調整パラメータ値の設定は、必ずしも図3(b)の設定に従う必要はなく、別の設定を用いてもよい。また、図3(b)の例では、sRGB色空間に対応する画質調整パラメータ値に関して示したが、他の色空間に対応する画質調整パラメータ値も同様に設定することができる。なお、本実施例における印刷媒体の種類は、本発明における出力形態情報に相当し、画質調整モードは、本発明における処理特性情報に相当する。
ところで、印刷媒体の種類に応じた画質調整パラメータ値は、印刷媒体の種類に拘わらず意図した画質が得られるように設定することが好ましい。特に、印刷媒体の種類の違いによる出力された画像の見えの近似度が高くなるように、換言すれば、画像の観察者が受ける印象の違いが小さくなるように設定することが好ましい。画像の観察者は、画像から、明るさ、コントラスト、鮮やかさ、シャープネス等の種々特性に関する印象を受ける。このような印象(画像の見え)が、印刷媒体の種類に拘わらず近いものであれば、複数種類の印刷媒体を用いる場合でも、近い印象を与える画像を容易に出力することができる。図3(b)に示す例では、普通紙が選択された場合には、画質調整モードと色空間とが同じで光沢紙が選択された場合と比べて、コントラストとシャープネスの調整レベルが強く設定されている。従って、普通紙を用いる場合と光沢紙を用いる場合との、画像のコントラストやシャープネスの差を小さくし、観察者が受ける印刷媒体の種類の違いによる違和感(印象の違い)を小さくすることができる。
図5(a)(b)は、画像データが表す輝度値と出力画像の明るさ(明度)との対応関係を示すトーンカーブの一例である。印刷媒体の種類による出力画像の見えの評価方法としては、例えば、トーンカーブを比較する方法を用いることができる。トーンカーブは、明るさが互いに異なる複数の無彩色カラーパッチ(色見本)を実際に出力し、出力画像を測色することによって得ることができる。
図5(a)は、光沢紙と普通紙とのそれぞれのトーンカーブの一例を示すグラフである。光沢紙は普通紙と比べて光沢が強い傾向があるので、より高い明度を再現することが可能である。ここで、光沢紙のトーンカーブと普通紙のトーンカーブとの形が類似していることが好ましい。人の視覚には、画像内の明度の変化を認識する場合に、画像内の明度の最高値(以下、最高明度と呼ぶ)に順応して画像全体における明度の変化を把握しようとする傾向がある。人の視覚は、最高明度が比較的小さい場合には、明度の変化を比較的大きく感じることができる。逆に、最高明度が比較的大きい場合には、同じ明度の変化であっても、比較的小さく感じることができる。その結果、再現される明度の最高値が異なる場合でも、トーンカーブの形が類似していれば、人の視覚は、明度の変化を類似しているものとして認識することができる。
図5(b)は、トーンカーブの形の類似度を説明する説明図である。図5(b)には、光沢紙と普通紙とのそれぞれのトーンカーブ示されている。これらのトーンカーブは、図5(a)に示されたトーンカーブが、それぞれの明度の最高値で正規化されたものである。
図5(b)には、同じ輝度値に対する2つのトーンカーブの明度の差Δt(以下、正規化明度差と呼ぶ)が示されている。正規化明度差Δtの大きさは、輝度値に応じて変化するが、一般に、2つのトーンカーブの形が類似しているほど小さくなる。従って、2つのトーンカーブの類似度を正規化明度差Δtの大きさに基づいて評価することができる。2つのトーンカーブの類似度を示す指標としては、例えば、正規化明度差Δtの絶対値の最大値や、正規化明度差Δtの絶対値の平均値等を用いることができる。このような類似度の指標が小さいほど、2つのトーンカーブの形の違いがより小さい、すなわち、2つのトーンカーブの形がより類似しているということができる。
画質調整パラメータ値セットは、画質調整処理を実行することによって、印刷媒体の種類の違いによるトーンカーブの形の違いがより小さくなるように設定することが好ましい。こうすれば、印刷媒体の種類の違いによる画像の見えの差を小さく、すなわち、画像の見えの近似度を高くすることができる。
また、印刷媒体の種類による出力画像の見えの差の評価は、トーンカーブの形に限らず、種々の印刷媒体を用いた印刷画像を比較する官能評価に基づいて行うこともできる。この際、印刷媒体の種類に応じた画質調整処理を実行して得られる出力画像の見えの差が、印刷媒体の種類に拘わらず同一の画質調整処理を実行して得られる出力画像の見えの差と比べて小さくなるように、画質調整パラメータ値を設定することが好ましい。
B3.画像処理:
図6は、画像処理アプリケーション600(図2)から画像データを受け取ったプリンタドライバ200が実行する画像処理の手順を示すフローチャートである。ステップS100では、画質調整制御情報設定部210が、画質調整制御情報の設定処理を実行する。
図7は、画質調整制御情報設定部210(図2)がモニタ21(図1)に表示する画質調整制御情報の設定画面の一例を示す説明図である。図7に示す画面には、プリンタ20が印刷に利用することが可能な印刷媒体の種類と画質調整モードとが表示されている。ユーザは、図7に示す設定画面に表示された印刷媒体の種類の中から、実際に用いる印刷用紙を指定することができる。さらに、設定画面に表示された画質調整モードの中から、出力する画像に適した画質調整モードを指定することができる。
ところで、画像生成装置の中には、画像データと、画像データに関連する種々の情報(以下、画像データ関連情報と呼ぶ)とを格納する画像データファイルを生成するものがある。例えば、デジタルカメラの中には、撮影時の動作モード(以下、撮影モードと呼ぶ)を、人物シーンや風景シーンといった撮影シーンに応じて切り替えることが可能であり、さらに、撮影に用いた撮影モードに関する情報(以下、撮影モード情報と呼ぶ)を画像データとともに、画像データファイルに格納するものがある。このようなファイル形式としては、例えば、Exifファイル形式がある。
ここで、画像処理アプリケーション600が、画像データに加えて画像データ関連情報をプリンタドライバ200に送出することが好ましい。こうすれば、画質調整制御情報設定部210は、画像データ関連情報を解析し、撮影モード情報に応じた画質調整モードを自動的に選択することができる。また、撮影モードに応じた画質調整モードを初期設定として用い、その画質調整モードが選択された状態の設定画面(図7)を表示し、ユーザに画質調整モードの変更を許容してもよい。また、画像データ関連情報が撮影モード情報を含んでいない場合や、画像データ関連情報を利用できない場合には、いずれの画質調整モードも選択されていない状態の設定画面を表示し、ユーザの選択を促してもよい。
また、プリンタによっては、印刷用に準備された印刷媒体の種類を自動的に識別する機構を備えたものもある。この場合には、プリンタがこの識別結果に関する情報(以下識別媒体情報と呼ぶ)をコンピュータ90に送出し、画質調整制御情報設定部210が、受け取った識別媒体情報に基づいて自動的に印刷媒体の種類を選択する構成としてもよい。
次に、ステップS110(図6)では、画質調整制御情報設定部210(図2)は、画像データに関連する色空間が指定されているか否かの判定を行う。画像生成装置の中には、画像データを所定の色空間で処理されることを想定して生成し、所定の色空間(以下、指定色空間と呼ぶ)を指定する情報(以下、指定色空間情報と呼ぶ)を画像データファイルに格納するものがある。画質調整制御情報設定部210は、このような画像データ関連情報を利用可能な場合には、画像データ関連情報を解析して指定色空間情報の有無の判定を行う。
指定色空間情報を見つけた場合には(ステップS110:Yes)、画質調整制御情報設定部210は、画質調整制御情報の色空間情報として指定色空間を設定する。次に、ステップS120で、パラメータ値取得部220は、画質調整制御情報(印刷媒体の種類と、画質調整モードと、指定色空間)に対応する画質調整パラメータ値セットを、パラメータファイル400から読み込む。
指定色空間情報が無い場合には(ステップS110:No)、画質調整制御情報設定部210は、画質調整制御情報の色空間情報として標準色空間を設定する。次に、ステップS130で、パラメータ値取得部は、画質調整制御情報(印刷媒体の種類と、画質調整モードと、標準色空間)に対応する画質調整パラメータ値セットを、パラメータファイル400から読み込む。
なお、画質調整制御情報設定部210が画像データ関連情報を利用できない場合には、画質調整制御情報設定部210は、指定色空間情報が無いものと判断する。
また、色空間の選択を、図7に示す設定画面を介してユーザに許容してもよい。
次に、ステップS140では、画質調整部230はパラメータ値取得部220が読み込んだ画質調整パラメータ値セットに応じた画質調整処理を実行する。この際、画質調整処理の対象となる色空間(以下調整用色空間と呼ぶ)を予め設定しておき、画像データに対して、画像データに関連する色空間から調整用色空間への色空間変換処理を実行してから、画質調整処理を実行することが好ましい。こうすれば、画質調整の度合いの変化に対する出力画像の色の変化が、関連する色空間に拘わらず同じとなるので、オペレータが画質調整制御情報に応じて画質調整パラメータ値を調整する場合に、1つの色空間に対する調整結果を参考にしながら、他の色空間に対する画質調整パラメータ値の調整を行うことができる。その結果、画質調整パラメータ値の調整に必要となる労力を低減することができる。
ステップS150では、印刷データ生成部240が、画質の調整された画像データに基づいて、プリンタ20で利用可能な印刷データを生成する。本実施例では、印刷データ生成部240は、各画素のRGB画像データからプリンタ20が利用可能な複数のインクの量に相当する多階調データへの変換処理を実行し、得られた多階調データに対してハーフトーン処理を行うことによって、印刷データを生成する。インクの量に相当する多階調データへの変換処理は一種の色空間変換処理であり、通常は、入力値と出力値との対応関係を表すルックアップテーブルに基づいて実行される。なお、入力値と出力値との対応関係は、印刷媒体の種類に応じて設定されることが好ましい。
印刷データ生成部240によって生成された印刷データは、プリンタ20に送出され、プリンタ20は、受け取った印刷データに応じて印刷を行う。
以上のように、第1実施例では、印刷媒体の種類と、画像データに関連する色空間と、画質調整モードとに応じて設定された画質調整パラメータ値に基づいて画質調整処理が実行される。従って、ユーザは、印刷媒体の種類や画像データに関連する色空間に拘わらず、適切に画質を調整した画像を得ることができる。
また、第1実施例では、プリンタドライバ200が、画質調整パラメータ値に応じた画質調整処理を実行することが可能である。その結果、ユーザは、画像処理アプリケーション600が有する機能に拘わらず、印刷媒体の種類等に応じて画質が調整された出力画像を手軽に得ることができる。
C.第2実施例:
第2実施例と上述の第1実施例との差異は2点ある。1つ目は、プリンタ20が、利用可能なインクの組み合わせが互いに異なる複数のインクセットを用いた印刷を実行することができる点である。2つ目は、画質調整パラメータ値セットが、印刷媒体の種類と、色空間と、画質調整モードとに加え、インクセットに応じて準備されている点である。コンピュータ90の構成(図2)は、第1実施例と同じである。
第2実施例では、プリンタ20は、インクを収納したインクカートリッジ(図示せず)を交換することによって、4色インクセットと8色インクセットとを利用することができる。4色インクセットは、シアンインクC、マゼンタインクM、イエロインクY、ブラックインクKとで構成されている。8色インクセットは、CMYKの4色に加えて、シアンインクCと色相がほぼ同一で濃度の薄い淡シアンインクLCと、マゼンタインクMと色相がほぼ同一で濃度の薄い淡マゼンタインクLMと、イエロインクYと色相がほぼ同一で濃度の濃い濃イエロインクDYと、ブラックインクKと同様の無彩色で濃度がブラックインクKよりも薄い淡ブラックインクLKとで構成されている。
8色インクセットを利用すれば、濃度の異なるインクを使い分けることによって、細かい階調の変化を滑らかに表現することができる。一方、4色インクセットを利用すれば、同じインクを吐出するノズルを増やすことができるので、高速に印刷を行うことができる。その代わりに、8色インクセットを用いる場合と比べて、階調表現が粗くなる可能性がある。その結果、4色インクセットを用いる場合と、8色インクセットを用いる場合とで、一律に画質調整処理を実行した場合には、インクセットによっては意図した画質が得られない可能性がある。そこで、本実施例では、インクセットに応じて画質調整パラメータ値セットが準備されている(図示せず)。こうすれば、インクセットに応じて画質調整パラメータ値セットを使い分けることができるので、インクセットに適した画質調整処理を実行することができる。
なお、プリンタ20が利用可能なインクセットとしては、上述の4色インクセットと8色インクセットに限らず、印刷画像の画質の好みなどに応じて任意に設定することができる。例えば、レッドインクやバイオレットインク等の種々の色相を有するインクを含むインクセットや、顔料インクを含むインクセットや、染料インクを含むインクセット等を利用可能としてもよい。いずれの場合も、インクセットが異なればインクの発色性や印刷画像の色の再現性も異なる可能性がある。そこで、インクセットに応じて画質調整パラメータ値セットを準備して使い分けることが好ましい。
画像処理アプリケーション600(図2)から画像データを受け取ったプリンタドライバ200は、図6に示す画像処理を実行する。図8は、ステップS100において、画質調整制御情報設定部210(図2)がモニタ21(図1)に表示する画質調整制御情報の設定画面の一例を示す説明図である。本実施例における設定画面には、第1実施例での設定画面(図7)と異なり、印刷媒体の種類と画質調整モードに加えて、プリンタ20が印刷に利用することが可能なインクセットが表示されている。ユーザは、設定画面に表示されたインクセットの中から、実際に用いるインクセットを指定することができる。また、プリンタ20によっては、装着されているインクカートリッジからインクセットを自動的に識別する機構を備えたものもある。この場合には、プリンタ20が識別結果に関する情報(以下、識別インク情報と呼ぶ)をコンピュータ90に送出し、画質調整制御情報設定部210が、受け取った識別インク情報に基づいて自動的にインクセットを選択する構成としてもよい。
画質調整制御情報設定部210は、ステップS100、S110の処理を実行することによって、印刷媒体の種類、画質調整モード、色空間、インクセットからなる画質調整制御情報を設定する。
ステップS120、S130では、パラメータ値取得部220は、画質調整制御情報に対応する画質調整パラメータ値セットを、パラメータファイル400から読み込む。ステップS140では、画質調整部230が、パラメータ値取得部220が読み込んだ画質調整パラメータ値セットに応じた画質調整処理を実行する。ステップS150では、印刷データ生成部240が、画質の調整された画像データに基づいて、プリンタ20で利用可能な印刷データを生成する。生成された印刷データは、プリンタ20に送出される。
以上のように、第2実施例では、インクセットに応じて設定された画質調整パラメータ値に基づいて画質調整処理が実行される。従って、ユーザは、インクセットに拘わらず、適切に画質を調整した画像を得ることができる。
なお、インクセットに応じた画質調整パラメータ値は、インクセットの違いによる出力された画像の見えの差が小さくなるように設定することが好ましい。こうすれば、ユーザは、複数のインクセットを利用する場合でも、近い印象を与える画像を容易に得ることができる。
D.第3実施例:
図9は、第3実施例におけるコンピュータ90aの構成を示すブロック図である。図2に示す実施例との差異は、画質調整パラメータ値に応じて画質調整処理を実行可能な画像処理アプリケーション500を備えている点である。
本実施例では、コンピュータ90aは、画像処理アプリケーション500と、プリンタドライバ200aと、パラメータファイル400とを備えている。画像処理アプリケーション500は、図2に示す画像処理アプリケーション600とは異なり、画質調整制御情報設定部510と、パラメータ値取得部520と、画質調整部530と、指示送信部540とを備えている。
画質調整制御情報設定部510は、図2に示すプリンタドライバ200の画質調整制御情報設定部210と同じ機能を有し、さらに、パラメータ値取得部520はパラメータ値取得部220と、画質調整部530は画質調整部230と、それぞれ、同じ機能を有している。
プリンタドライバ200aは、図2に示すプリンタドライバ200と同様の機能部に加えて、指示受信部250を備えている(画質調整部230、印刷データ生成部240、指示受信部250以外については図示省略)。
画像処理アプリケーション500に対するユーザの印刷指示があった場合には、画像処理アプリケーション500とプリンタドライバ200aとは、図6に示す画像処理と同様の処理を実行する。画質調整制御情報設定部510は画質調整制御情報の設定処理を実行する。パラメータ値取得部520は、画質調整制御情報設定部510が設定した画質調整制御情報に対応する画質調整パラメータ値セットを、パラメータファイル400から読み込む。画質調整部530は、パラメータ値取得部520が読み込んだ画質調整パラメータ値セットに応じた画質調整処理を実行する。
画質が調整された調整済み画像データは、プリンタドライバ200aに送出される。また、指示送信部540によって「画質調整処理を実行した旨の指示」がプリンタドライバ200aに送出される。プリンタドライバ200aの指示受信部250は、「画質調整処理を実行した旨の指示」を受け取った場合には、画質調整部230による画質調整処理の実行を停止させる。印刷データ生成部240は、受け取った調整済み画像データに基づいて印刷データを生成する。
生成された印刷データは、プリンタ20に送出され、プリンタ20は受け取った印刷データに応じて印刷を行う。
なお、画像処理アプリケーション500で画質調整パラメータ値セットに応じた画質調整処理が実行されない場合には、指示送信部540は「画質調整処理を実行した旨の指示」を送出しない。指示受信部250は、「画質調整処理を実行した旨の指示」を受け取らない場合には、画質調整部230に画質調整処理を実行させることが好ましい。この際、パラメータファイル400は、画像処理アプリケーション500とプリンタドライバ200aとで共通に利用される。
以上のように、本実施例では、画像処理アプリケーション500は、画質調整パラメータ値に応じた画質調整処理を実行することによって、プリンタ20の形態に応じて適切に画質を調整することができる。また、パラメータファイル400を、画像処理アプリケーション500とプリンタドライバ200aとで共通に用いるので、画像処理アプリケーション500で画質調整処理を実行する場合と、プリンタドライバ200aで画質調整処理を実行する場合との出力画像の画質の違いが大きくなることを抑制することができる。また、本実施例では、画像を出力する一連の処理を、画像処理アプリケーション500とプリンタドライバ200aとを組み合わせて実行する。ここで、いずれのプログラムに画質調整処理を実行させても適切に画質を調整することができる。その結果、画像を出力する際に、画質調整処理を実行させるプログラムの選択でユーザが混乱することなく、適切に画質を調整した画像を出力することができる。
また、画像処理アプリケーション500で画質調整処理を実行する場合には、プリンタドライバ200aでは、指示送信部540による指示に従い画質調整処理が実行されないので、ユーザがプリンタドライバ200aに対して指示をしなくても、2重に画質調整処理を実行することを抑制することができる。また、画像処理アプリケーション500が画質調整部530を備えているので、画質調整部を備えないプリンタドライバを用いる場合でも、画質を調整した画像を出力することができる。
なお、本実施例において、画像処理アプリケーション500は本発明における第1の画像処理部に相当し、プリンタドライバ200aは第2の画像処理部に相当する。
E.第4実施例:
図10は、第4実施例におけるコンピュータ90bの構成を示すブロック図である。図9に示す実施例との差異は、画像処理アプリケーション500aがレイアウト部550を備えている点である。レイアウト部550は、複数の画像データを用いて印刷を行う場合に、複数の画像データがそれぞれ表す複数の画像を1つの頁に割り付けるレイアウト処理を実行することができる。
図11は、コンピュータ90bが実行する画像処理の手順を示すフローチャートである。ステップS100では、画像処理アプリケーション500aのレイアウト部550がレイアウト設定処理を実行する。
図12は、レイアウト部550がモニタ21(図1)に表示するレイアウト設定画面の一例を示す説明図である。図12に示す画面には、1頁に割り付ける画像の数(以下、割付数と呼ぶ)が複数表示されている。ユーザは、これらの割付数の中から好みのものを選択することができる。印刷の対象となっている複数の画像は、割付数に従って頁に割り付けられる。なお、レイアウト設定としては、割付数によるものに限らず、ユーザの好みなどに応じて任意に設定できる構成としてもよい。例えば、画像の位置設定をユーザに許容してもよい。
ステップS210(図11)では、画質調整制御情報設定部510が画質調整制御情報の設定処理を実行する。
図13は、画質調整制御情報設定部510がモニタ21(図1)に表示する画質調整制御情報の設定画面の一例を示す説明図である。図7に示す設定画面との差異は、画質調整モードを、印刷対象となっている画像データ毎に設定できる点である。設定画面の上部には、印刷媒体の種類が表示されている。印刷媒体の種類は、複数の画像データに共通して用いられる。設定画面の下部には、印刷対象の複数の画像データの内の1つに関して、プレビュー画面と画質調整モードとが表示されている。ユーザは、プレビュー画面を確認しながら画像データを切り替えることによって、複数の画像データのそれぞれに対する画質調整モードの設定を行うことができる。
ステップS220、S230、S240、S250(図11)で実行される処理は、図6のステップS110、S120、S130、S140と同じ処理である。画質調整制御情報設定部510は、各画像データに応じた画質調整制御情報を設定する。パラメータ値取得部520は、各画像データに応じた画質調整パラメータ値セットを読み込む。画質調整部530は、各画像データに応じた画質調整処理を実行する。ステップS260では、レイアウト部550が、全ての画像データに対して画質調整処理が行われたか否かの判定を行う。全ての画像データに対して行われていない場合には(S260:No)、画質調整処理が行われていない画像データに対して、ステップS220〜ステップS250の処理が実行される。
ステップS270では、レイアウト部550は、画質調整処理が行われた画像データを用い、ステップS200で設定されたレイアウト設定に従って、割付画像データを生成する。割付画像データは、複数の画像データをレイアウト設定に従って割り付けて得られる画像データである。
生成された割付画像データは、プリンタドライバ200aに送出される。プリンタドライバ200aの印刷データ生成部240は、受け取った割付画像データに基づいて印刷データを生成する。
生成された印刷データは、プリンタ20に送出され、プリンタ20は受け取った印刷データに応じて印刷を行う。
なお、S220〜S280の処理は、出力する頁毎に繰り返してもよい。こうすれば、印刷対象の画像データの数が多い場合でも、その内の一部ずつを処理して印刷することができるので、画像処理アプリケーション500aの実行に用いられるRAM93(図1)やHDD94の容量が大きくなることを抑制することができる。
以上のように、本実施例では、複数の画像データを同じ頁に割り付けて出力する場合に、各画像データのそれぞれに適した画質調整処理を実行することができるので、割り付けられた複数の画像のそれぞれを好ましい画質に調整することができる。
F.第5実施例:
図14は、第5実施例におけるコンピュータ90cの構成を示すブロック図である。図10に示す実施例との差異は、画像処理アプリケーション500bが画像データファイル生成部560を備えている点である。画像データファイル生成部560は、画質調整処理を実行して得られる調整済み画像データを保存する機能を有する。
本実施例では、画像データファイル生成部560は、レイアウト部550が生成した割付画像データを、再利用可能に保存することが可能である。より具体的には、画像データファイル生成部560は、割付画像データを格納する画像データファイル700をHDD94(図1)に記録する。画像処理アプリケーション500bは、画像を出力するために、再び、HDD94から画像データファイル700を読み込むことができる。この際、画質調整処理を、再度、実行しなくても、画質を調整した画像を出力することができるので、画像を出力するための時間を節約することができる。
ここで、画質調整処理済みの画像データファイル700を生成する際に、「調整済みである旨の情報」を、画像データ関連情報として画像データファイル700に格納することが好ましい。画質調整部530を、画像データ関連情報が「調整済みである旨の情報」を含む場合には画質調整処理を実行しないように構成すれば、ユーザが画像処理アプリケーション500bに対して指示をしなくても、2重に画質調整処理を実行することを抑制することができる。さらに、画像データ関連情報が「調整済みである旨の情報」を含む場合には、指示送信部540が「画質調整処理を実行した旨の指示」をプリンタドライバ200aに送出するように構成してもよい。こうすれば、ユーザがプリンタドライバ200aに対して指示をしなくても、2重に画質調整処理を実行することを抑制することができる。ここで、本実施例における画像データファイル700は本発明における画像データセットに相当し、画像データファイル生成部560は本発明における画像データセット生成部に相当する。
以上のように、本実施例では、画質調整処理済みの画像データファイル700を生成して再利用することが可能である。その結果、画質を調整した画像を複数回にわたって出力する場合でも、画質調整処理を実行する回数が多くなることを抑制するとともに、同じ画質を有する画像を出力することができる。
G.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
G1.変形例1:
画質調整処理の特性に関する処理特性情報としては、上述した画質調整モードに限らず種々の情報を用いることができる。例えば、コントラスト調整処理や明るさ調整処理等の各調整処理の特性に関する情報を処理特性情報として設定できる構成としてもよい。コントラストに関しては、例えば、「強く」「やや強く」「標準」「やや弱く」「弱く」からなる設定を選択できるように構成することができる。ここで、画質調整パラメータ値(調整レベル)は、各調整処理の特性の設定が同じ場合であっても、印刷媒体の種類やインクセット等の画像出力部の形態に応じて準備されることが好ましい。
また、画像生成装置として、各調整処理の特性の好ましい設定を画像データ関連情報として、画像データファイルに格納するものを用いてもよい。このような画像生成装置は、画像データ生成時の動作設定に基づいて、各調整処理の好ましい特性を指定することが可能である。このような画像生成装置で生成された画像データファイルを扱う場合には、各調整処理の特性の設定として、画像データ関連情報で指定された設定を用いることが好ましい。
また、画像生成装置として、画像出力部の特定の形態を想定して準備した各調整処理の実際の度合いを画像データ関連情報として、画像データファイルに格納するものを用いてもよい。このような画像生成装置で生成された画像データファイルを扱う場合には、特定の形態と、他の形態との実際の度合いの差分を画質調整パラメータ値として準備することが好ましい。この場合には、画質調整パラメータ値は画像出力部の形態に応じて準備される。画像を出力する際には、実際に用いる形態に対応した画質調整パラメータ値に基づいて、画像データ関連情報で指定された各調整処理の度合いを修正することによって、種々の形態に適した画質調整処理を実行することができる。
G2.変形例2:
上記各実施例において、パラメータファイルは、書き替え可能に記録されることが好ましい。こうすれば、パラメータファイルの更新作業や追加作業を行うことができる。さらに、パラメータファイルは、プリンタドライバや画像処理アプリケーションとは独立して書き替え可能であるように記録されることが好ましい。こうすれば、画質調整処理を実行するためのプログラムの書き替えを行わずにパラメータファイルの書き替えができるので、ユーザは、プログラムの書き替えに関する詳しい知識がなくても、パラメータファイルの更新や追加を行うことができる。
G3.変形例3:
上記各実施例では、画質調整処理が特定の色空間で実行される、換言すれば、画質調整処理が色空間変換処理と独立に実行される。色空間変換処理においては、処理前後の色の対応関係を適切なものに維持することが重要である。一方、画質調整処理においては、処理によって好ましい画質が得られることが重要である。従って、画質調整処理が色空間変換処理と独立に実行される構成であれば、オペレータが画質調整制御情報に応じた画質調整パラメータ値を調整する場合に、色の適切な対応関係を維持しつつ、再現される画質を調整することができる。
G4.変形例4:
上記各実施例において、画像データと、画像データ関連情報とは、同じ画像データファイルに格納されていなくてもよい。一般に、画像データと、画像データ関連情報と、が互いに関連付けられた画像データセットが構成されていればよい。
G5.変形例5:
上記各実施例において、機種が異なる複数の画像出力部を利用可能な場合には、画質調整パラメータ値が機種に応じて準備されることが好ましい。機種が異なれば、出力画像の色の再現性も異なる可能性がある。そこで、機種に応じて画質調整パラメータ値を準備して使い分ければ、機種に適した画質調整処理を実行することができる。
ここで、画質調整パラメータ値を、利用可能な機種毎に独立したパラメータファイルに格納することが好ましい。こうすれば、メモリは利用可能な機種に対応したパラメータファイルを記憶すればよいので、画質調整パラメータ値を記憶するために必要となるメモリの容量が大きくなることを抑制することができる。
なお、機種に応じた画質調整パラメータ値は、機種の違いによる出力された画像の見えの差が小さくなるように設定することが好ましい。こうすれば、ユーザは、複数の機種を利用する場合でも、近い印象を与える画像を容易に得ることができる。
G6.変形例6:
上述の各実施例において、画質調整制御情報に対応する画質調整パラメータ値が利用可能で無い場合には、標準的な画質調整パラメータ値に応じた画質調整処理が実行されることが好ましい。こうすれば、画質調整パラメータ値が準備されていない場合にも、画像を出力することができる。このような、標準的な画質調整パラメータ値は、予め、画質調整部に組み込んでおくことが好ましい。この代わりに、パラメータファイル400が、標準的な画質調整パラメータ値を格納しても良い。
G7.変形例7:
上述の各実施例において、画質調整制御情報としては上記実施例以外の種々のものを利用することが可能である。例えば、画像出力装置を使用する地域を示す地域情報に応じて画質調整パラメータ値を設定しても良い。地域(例えば、国や都市)が異なれば、ユーザが好ましいと感じる画質の傾向も異なる可能性がある。その結果、一律に画質調整処理を行っても、地域によってはユーザが好ましいと感じる画質が得られない可能性がある。そこで、地域に応じて画質調整パラメータ値を準備すれば、地域に応じて画質調整パラメータ値を使い分けることができるので、地域に適した画質調整処理を実行することができる。
G8.変形例8:
上述の各実施例では、コンピュータ90(画像処理装置)とプリンタ20(画像出力装置)とを独立に設けているが、この代わりに、プリンタの制御回路が画質調整パラメータ値に応じた画質調整処理を実行する構成としても良い。図15は、プリンタ20aの制御回路22aが画質調整処理を実行する例を示している。図15に示す例では、制御回路22aは、図1に示すコンピュータ90と同様に、CPUやRAM等を有しており(図示省略)、図2に示すプリンタドライバ200と同じ機能を実現可能である。また、制御回路22aは、プリンタ20aの電源のオン、オフ状態に拘わらず、データを保持することが可能な不揮発性メモリを備え(図示せず)、不揮発性メモリが、パラメータファイル400を格納している。このような不揮発性メモリとしては、EEPROM等の種々のメモリを用いることができる。ここで、パラメータファイル400を書き替え可能に記録することが好ましい。
また、この例では、プリンタ20aとデジタルカメラ12とがケーブルCVを介して接続されている。プリンタ20aは、ケーブルCVを介してデジタルカメラ12から画像データを受け取ることができる。プリンタ20aの制御回路22aは、受け取った画像データに対して、画質調整パラメータ値に基づく画質調整処理を実行し、さらに、画質が調整された画像データに応じて画像の印刷を行う。このような構成を用いれば、コンピュータを用いずに、画質を調整した画像を出力することができる。この例では、プリンタ20aの制御回路22aが画像処理装置として機能する。なお、プリンタ20aが画像データを受け取る方法としては、ケーブルCVを介する方法に限らず、デジタルカメラ等の画像生成装置から無線通信を介して画像データを受け取る方法や、メモリカードMCを介する方法等、種々の方法を用いることができる。
G9.変形例9:
上述の各実施例において、プリンタドライバと画像処理アプリケーションとで、画質調整制御情報設定部と、パラメータ値取得部と、画質調整部とのうちの少なくとも一部を共用する構成としてもよい。こうすれば、プリンタドライバと画像処理アプリケーションとのためのプログラムを格納するHDD94(図1)の容量を節約することができる。
G10.変形例10:
上述の各実施例において、画像出力部としては、プリンタに限らず、液晶パネルに画像を形成するLCDディスプレイや、ブラウン管に画像を形成するCRTディスプレイ等、種々の形態のものを利用することができる。この場合も、画像出力部の形態に応じて画質調整パラメータ値を準備して使い分ければ、形態に適した画質調整処理を実行することができる。
なお、この場合も、形態に応じた画質調整パラメータ値は、形態の違いによる出力された画像の色の見えの差が小さくなるように設定することが好ましい。こうすれば、ユーザは、複数の形態を利用する場合でも、近い印象を与える画像を容易に得ることができる。
G11.変形例11:
上述の各実施例において、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよい。例えば、プリンタドライバ200(図2)の機能の一部を、プリンタ20内の制御回路(図示せず)が実行するようにすることも可能である。
G12.変形例12:
なお、本明細書において、「デジタルカメラ」とは、静止画を撮影するデジタルスチルカメラと、動画を撮影するデジタルビデオカメラとの両方を含んでいる。
画像出力システムの構成を示すブロック図である。 第1実施例におけるコンピュータ90の構成を示すブロック図。 パラメータファイル400の構成の一例を示す説明図。 コントラスト調整処理における調整レベルと輝度値との関係を示す説明図。 トーンカーブの一例を示す説明図。 画像処理の手順を示すフローチャート。 画質調整制御情報の設定画面の一例を示す説明図。 画質調整制御情報の設定画面の一例を示す説明図。 コンピュータ90aの構成を示すブロック図。 コンピュータ90bの構成を示すブロック図。 画像処理の手順を示すフローチャート。 レイアウト設定画面の一例を示す説明図。 画質調整制御情報の設定画面の一例を示す説明図。 コンピュータ90cの構成を示すブロック図。 プリンタ20aの制御回路22aが画質調整処理を実行する例を示す説明図。
符号の説明
12...デジタルカメラ
20、20a...プリンタ
21...モニタ
22a...制御回路
90、90a、90b、90c...コンピュータ
91...モニタ駆動回路
96...メモリカードスロット
200、200a...プリンタドライバ
210...画質調整制御情報設定部
220...パラメータ値取得部
230...画質調整部
240...印刷データ生成部
250...指示受信部
300...画像データファイル
400...パラメータファイル
600...画像処理アプリケーション
500、500a、500b...画像処理アプリケーション
510...画質調整制御情報設定部
520...パラメータ値取得部
530...画質調整部
540...指示送信部
550...レイアウト部
560...画像データファイル生成部
700...画像データファイル
MC...メモリカード

Claims (9)

  1. 画像出力装置を用いて対象画像を出力するために、前記対象画像を表す対象画像データの処理を行う画像処理装置であって、
    複数種類の画質調整パラメータのパラメータ値セットを前記画像出力装置の種類又は機種、及び、前記対象画像の画質調整のために設定された処理特性情報に対応してそれぞれ格納したパラメータファイルを、前記対象画像データとは別個に予め格納するメモリと、
    前記対象画像の出力時に選択された、前記画像出力装置の種類又は機種を示す出力情報と前記処理特性情報に基づいて、前記パラメータファイルから前記複数種類の画質調整パラメータのパラメータ値セットを取得するパラメータ値取得部と、
    前記取得された前記パラメータ値セットを使用して、前記対象画像データに画質調整を実行する画質調整部と、
    複数の前記対象画像データが表す複数の対象画像を所定の領域に割り付けた割付画像を出力するための割付画像データを生成するレイアウト部と、を備え、
    前記パラメータ値取得部は、前記複数の対象画像データのそれぞれに対応して前記パラメータ値セットを取得することが可能であり、
    前記画質調整部は、前記複数の対象画像データのそれぞれに対応して取得された前記パラメータ値セットを使用して、前記複数の対象画像データのそれぞれに画質調整を実行することが可能であり、前記画質調整部が実行する前記画質調整は、前記画像出力装置の種類又は機種にそれぞれ対応したパラメータ値セットを使用して画質調整を行った後に前記画像出力装置の種類又は機種ごとに出力される複数の第1の出力画像同士の見えの近似度と、前記画像出力装置の種類又は機種に拘わらず前記対象画像データに同一の画質調整を行った後に前記画像出力装置の種類又は機種ごとに出力される複数の第2の出力画像同士の見えの近似度とを比較したときに、前記複数の第1の出力画像同士の見えの近似度がより高くなるように行われ、
    前記レイアウト部は、前記複数の画質調整済みの画像データを用いて前記割付画像データを生成することが可能である、
    画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置であって、
    前記処理特性情報は、前記対象画像データをデジタルカメラで撮影して生成した際に前記対象画像データに付加された撮影モード情報を含む、画像処理装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像処理装置であって、さらに、
    前記パラメータ値取得部が前記パラメータ値セットを取得する際に使用する情報の少なくとも一部の設定をユーザに許容する画質調整制御情報設定部を備える、画像処理装置。
  4. 請求項1ないし請求項のいずれかに記載の画像処理装置であって、
    前記画質調整部は、前記パラメータファイルが前記対象画像の出力のために指定された前記パラメータ値セットを格納していない場合に、予め設定された標準のパラメータ値セットを使用して画質調整を実行する、画像処理装置。
  5. 画像印刷装置を用いて対象画像を印刷するために、前記対象画像を表す対象画像データの処理を行う画像処理装置であって、
    複数種類の画質調整パラメータのパラメータ値セットを印刷媒体の種類、及び、前記対象画像の画質調整のために設定された処理特性情報に対応してそれぞれ格納したパラメータファイルを、前記対象画像データとは別個に予め格納するメモリと、
    前記対象画像の印刷時に選択された、前記印刷媒体の種類を示す出力情報と前記処理特性情報に基づいて、前記パラメータファイルから前記複数種類の画質調整パラメータのパラメータ値セットを取得するパラメータ値取得部と、
    前記取得された前記パラメータ値セットを使用して、前記対象画像データに画質調整を実行する画質調整部と、
    複数の前記対象画像データが表す複数の対象画像を所定の領域に割り付けた割付画像を印刷するための割付画像データを生成するレイアウト部と、を備え、
    前記パラメータ値取得部は、前記複数の対象画像データのそれぞれに対応して前記パラメータ値セットを取得することが可能であり、
    前記画質調整部は、前記複数の対象画像データのそれぞれに対応して取得された前記パラメータ値セットを使用して、前記複数の対象画像データのそれぞれに画質調整を実行することが可能であり、前記画質調整部が実行する前記画質調整は、前記印刷媒体の種類にそれぞれ対応したパラメータ値セットを使用して画質調整を行った後に前記印刷媒体の種類ごとに印刷される複数の第1の出力画像同士の見えの近似度と、前記印刷媒体の種類に拘わらず前記対象画像データに同一の画質調整を行った後に前記印刷媒体の種類ごとに印刷される複数の第2の出力画像同士の見えの近似度とを比較したときに、前記複数の第1の出力画像同士の見えの近似度がより高くなるように行われ、
    前記レイアウト部は、前記複数の画質調整済みの画像データを用いて前記割付画像データを生成することが可能である、
    画像処理装置。
  6. 画像出力装置を用いて対象画像を出力するために、前記対象画像を表す対象画像データの処理を行う画像処理方法であって、
    (a)複数種類の画質調整パラメータのパラメータ値セットを画像出力装置の種類又は機種、及び、前記対象画像の画質調整のために設定された処理特性情報に対応してそれぞれ格納したパラメータファイルを準備する工程と、
    (b)複数の対象画像が表す複数の対象画像データを準備する工程と、
    (c)前記複数の対象画像の出力時に選択された、前記画像出力装置の種類又は機種を示す出力情報と前記処理特性情報に基づいて、前記複数の対象画像データごとに前記パラメータファイルから前記複数種類の画質調整パラメータのパラメータ値セットを取得する工程と、
    (d)前記工程(c)で取得された複数の前記パラメータ値セットを使用して、前記複数の対象画像データごとに画質調整を実行する工程であって、前記画像出力装置の種類又は機種にそれぞれ対応したパラメータ値セットを使用して画質調整を行った後に前記画像出力装置の種類又は機種ごとに出力される複数の第1の出力画像同士の見えの近似度と、前記画像出力装置の種類又は機種に拘わらず前記対象画像データに同一の画質調整を行った後に前記画像出力装置の種類又は機種ごとに出力される複数の第2の出力画像同士の見えの近似度とを比較したときに、前記複数の第1の出力画像同士の見えの近似度がより高くなるように画質調整を実行する工程と、
    (e)前記工程(d)で実行した複数の画質調整済みの画像データを用いて、前記複数の画質調整済みの画像データが表す複数の画質調整済み対象画像を所定の領域に割り付けた割付画像を出力するための割付画像データを生成する工程と、
    を備える、画像処理方法。
  7. 画像出力装置を用いて対象画像を出力するために、前記対象画像を表す対象画像データの画像処理を行うためのコンピュータプログラムであって、
    (a)複数種類の画質調整パラメータのパラメータ値セットを画像出力装置の種類又は機種、及び、前記対象画像の画質調整のために設定された処理特性情報に対応してそれぞれ格納したパラメータファイルから、前記対象画像の出力時に選択された、前記画像出力装置の種類又は機種を示す出力情報と前記処理特性情報に基づいて、複数の前記対象画像データごとに前記パラメータファイルから前記複数種類の画質調整パラメータのパラメータ値セットを取得する機能と、
    (b)前記機能(a)で取得された前記パラメータ値セットを使用して、複数の前記対象画像データごとに画質調整を実行する機能であって、前記画像出力装置の種類又は機種にそれぞれ対応したパラメータ値セットを使用して画質調整を行った後に前記画像出力装置の種類又は機種ごとに出力される複数の第1の出力画像同士の見えの近似度と、前記画像出力装置の種類又は機種に拘わらず前記対象画像データに同一の画質調整を行った後に前記画像出力装置の種類又は機種ごとに出力される複数の第2の出力画像同士の見えの近似度とを比較したときに、前記複数の第1の出力画像同士の見えの近似度がより高くなるように画質調整を実行する機能と、
    (c)前記機能(b)で実行された複数の画質調整済みの画像データを用いて、前記複数の画質調整済みの画像データが表す複数の画質調整済み対象画像を所定の領域に割り付けた割付画像を出力するための割付画像データを生成する機能と、
    をコンピュータに実現させるコンピュータプログラム。
  8. 画像印刷装置を用いて対象画像を印刷するために、前記対象画像を表す対象画像データの処理を行う画像処理方法であって、
    (a)複数種類の画質調整パラメータのパラメータ値セットを印刷媒体の種類、及び、前記対象画像の画質調整のために設定された処理特性情報に対応してそれぞれ格納したパラメータファイルを準備する工程と、
    (b)複数の対象画像が表す複数の対象画像データを準備する工程と、
    (c)前記複数の対象画像の印刷時に選択された、前記印刷媒体の種類を示す出力情報と前記処理特性情報に基づいて、前記複数の対象画像データごとに前記パラメータファイルから前記複数種類の画質調整パラメータのパラメータ値セットを取得する工程と、
    (d)前記工程(c)で取得された複数の前記パラメータ値セットを使用して、前記複数の対象画像データごとに画質調整を実行する工程であって、前記印刷媒体の種類にそれぞれ対応したパラメータ値セットを使用して画質調整を行った後に前記印刷媒体の種類ごとに印刷される複数の第1の出力画像同士の見えの近似度と、前記印刷媒体の種類に拘わらず前記対象画像データに同一の画質調整を行った後に前記印刷媒体の種類ごとに印刷される複数の第2の出力画像同士の見えの近似度とを比較したときに、前記複数の第1の出力画像同士の見えの近似度がより高くなるように画質調整を実行する工程と、
    (e)前記工程(d)で実行した複数の画質調整済みの画像データを用いて、前記複数の画質調整済みの画像データが表す複数の画質調整済み対象画像を所定の領域に割り付けた割付画像を出力するための割付画像データを生成する工程と、
    を備える、画像処理方法。
  9. 画像印刷装置を用いて対象画像を印刷するために、前記対象画像を表す対象画像データの画像処理を行うためのコンピュータプログラムであって、
    (a)複数種類の画質調整パラメータのパラメータ値セットを印刷媒体の種類、及び、前記対象画像の画質調整のために設定された処理特性情報に対応してそれぞれ格納したパラメータファイルから、前記対象画像の印刷時に選択された、前記印刷媒体の種類を示す出力情報と前記処理特性情報に基づいて、複数の前記対象画像データごとに前記パラメータファイルから前記複数種類の画質調整パラメータのパラメータ値セットを取得する機能と、
    (b)前記機能(a)で取得された前記パラメータ値セットを使用して、複数の前記対象画像データごとに画質調整を実行する機能であって、前記印刷媒体の種類にそれぞれ対応したパラメータ値セットを使用して画質調整を行った後に前記印刷媒体の種類ごとに印刷される複数の第1の出力画像同士の見えの近似度と、前記印刷媒体の種類に拘わらず前記対象画像データに同一の画質調整を行った後に前記印刷媒体の種類ごとに印刷される複数の第2の出力画像同士の見えの近似度とを比較したときに、前記複数の第1の出力画像同士の見えの近似度がより高くなるように画質調整を実行する機能と、
    (c)前記機能(b)で実行された複数の画質調整済みの画像データを用いて、前記複数の画質調整済みの画像データが表す複数の画質調整済み対象画像を所定の領域に割り付けた割付画像を印刷するための割付画像データを生成する機能と、
    をコンピュータに実現させるコンピュータプログラム。
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