JP2003053424A - ロングパイプ及びロングパイプの製造方法 - Google Patents

ロングパイプ及びロングパイプの製造方法

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JP2003053424A
JP2003053424A JP2001292548A JP2001292548A JP2003053424A JP 2003053424 A JP2003053424 A JP 2003053424A JP 2001292548 A JP2001292548 A JP 2001292548A JP 2001292548 A JP2001292548 A JP 2001292548A JP 2003053424 A JP2003053424 A JP 2003053424A
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pipe
long
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metal plate
expansion
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JP2001292548A
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Sentaro Wakabayashi
専太郎 若林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】非常な低温下又は高温下で使用された場合にで
も、収縮、膨張によって生じる配管漏れ等による事故が
発生することがないロングパイプ及びロングパイプの製
造方法を提供する。 【解決手段】長手方向にフアイバーフローを形成した長
尺金属板を前記フアイバーフローと直交するように切断
して矩形状の短尺金属板とし、更に該短尺金属板におけ
るフアイバーフローを上下方向の状態において管体形状
となるように曲げ加工を施してなる多数の各管体の端部
を順次に溶接した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、低温又は高温下
でも、その長さ方向への収縮又は膨張が最大限に抑制さ
るロングパイプ及びロングパイプの製造方法及びに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、石油パイプライン、ガスパイプラ
インに使用される液体、又は気体のパイプライン等に溶
接ラインパイプが一般的に使用されされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような溶
接ラインパイプでは、そのフアイバーフローと称させれ
る「金属繊維」はそのパイプの長さ方向に通常配列され
ている。しかし、このような溶接ラインパイプの使用さ
れる環境は非常な低温下又は高温下で使用されることが
多い。ところで、このような溶接ラインパイプでは、前
記のような温度環境でのパイプの収縮、膨張は前記のフ
アイバーフローの方向であることから、溶接ラインパイ
プの収縮、膨張は長手方向に顕著にあらわれることが一
般に認められ、これらの溶接ラインパイプの収縮、膨張
によって生じる配管漏れによる事故が石油パイプライ
ン、ガスパイプライン及びミサイル実験等各種の事故が
発生している。このような溶接ラインパイプの長さ方向
の収縮、膨張に基づく配管漏れによる事故を避けるため
に、これらの伸縮分は蛇行配管を採用してこれを吸収す
るようにしている。
【0004】従って、この発明の目的とするところは、
上記の問題点に鑑みて、非常な低温下又は高温下で使用
された場合にでも、収縮、膨張によって生じる配管漏れ
等による事故が発生することがないロングパイプ及びロ
ングパイプの製造方法を提供するものであります。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、周方向にのみフアイバーフローを形成するように
したするロングパイプとした。
【0006】又、上記ロングパイプを製造するのに、長
手方向にフアイバーフローを形成した長尺金属板を前記
フアイバーフローと直交するように切断して矩形状の短
尺金属板とし、更に該短尺金属板におけるフアイバーフ
ローを上下方向の状態において管体形状となるように曲
げ加工を施してなる多数の各管体の端部を順次に溶接し
た。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、この発明
の実施の形態及び実施例について説明する。
【実施例1】周方向にのみフアイバーフロー1を形成す
るようにしたロングパイプ2は以下の手順により成形す
る。
【0008】1.長手矩形状金属板の成形 長尺長手方向にフアイバーフロー1を形成した所定の肉
圧の長尺の鉄板、ステンレス板、アルミ板、ニッケル板
等の長尺金属板3を冷間圧延にて製造する。
【0009】2.矩形金属板の成形 長手方向にフアイバーフロー1を形成した前工程にて得
た長尺金属板を切断線aにて切断して矩形金属板短片4
を得る。
【0010】3.短尺の管工程 上下方向にフアイバーフローを有する矩尺金属板片4を
図3の如くに管状に曲げ加工した後、その上端5及びそ
の下端6を溶着9して短尺の管体7とする。
【0011】4.短尺の管順次に溶着する工程 前工程で得られた短尺の管体7の口径端部8を順次に電
気抵抗溶接等の溶接手段にて端部溶着10長尺のロング
パイプ2とする。
【0012】以上の1〜4の工程を経て得られた長尺の
ロングパイプ2は、そのフアイバーフロー1は全て管体
7の周方向である。
【0013】例えば、従来の溶接ラインパイプではその
製造上、必然的に全てその長手方向にフアイバーフロー
1が形成されており、このような溶接ラインパイプが加
熱さたり、冷却さたりした場合には、フアイバーフロー
1の方向性に従ってその長さ全体の総和が膨張、収縮す
ることが知られている。従って、このような従来の溶接
ラインパイプの配管は、その膨張、収縮の逃げを考慮し
て、蛇行配管が常識となっていた。しかしながら、この
ような溶接ラインパイプの配管に際して、蛇行配管によ
った場合配管領域に多くの無駄が発生すると共に、配管
が複雑になり、思わぬ配管漏れ等の事故の原因になっ
た。
【0014】しかしながら、本件発明のように形成した
ロングパイプ2を膨張、収縮させるような温度環境にお
いた場合でも、ロングパイプ2の長手方向への膨張、収
縮はほとんど発生せず、従って、その配管は蛇行配管に
する必要がなく直状配管でよいことにる。フアイバーフ
ロー1の配列方向は周方向のみであるから、管体の口径
に若干の膨張、収縮のみであり、しかも全体のフアイバ
ーフロー1の長さ自体が極めて限られているので、その
口径の増減も極めてわずかであることから管体の損傷に
関係することはなく、管体の損傷の原因としては完全に
無視できる。
【0015】本件発明によるロングパイプ2では上記の
ようにその長さ方向の膨張、収縮は殆ど発生しないが、
配管施工時には万が一の膨張、収縮に備えて従来一般に
使用されている蛇行性の溶接ラインパイプを繋ぎとして
使用し、万が一に発生する可能性のある膨張、収縮は備
え、この繋ぎ用の蛇行性の溶接ラインパイプに吸収させ
ることが好ましい。
【0016】従って、本件発明による一のロングパイプ
2と他のロングパイプ2とを連続的に配管する場合に
は、図5に示すように中間部に長さ方向に伸縮する従来
の蛇行性の溶接ラインパイプ11を部分的な長さを介し
て繋ぐことによって、本件のロングパイプ2が異常な温
度環境に置かれて予想外の伸縮が発生した場合にでも、
その伸縮分をこの繋ぎ蛇行性の溶接ラインパイプ11に
吸収させることが出来る。
【0017】
【発明の効果】請求項1のロングパイプでは、周方向に
のみフアイバーフローを形成するようにしてあるので、
従来のような蛇行配管することなく、従って配管領域を
有効に活用できると共に、いかなる配管環境であっても
その配管に損傷が発生する可能性を極限にまで抑えるこ
とができる。更に、本件発明によるロングパイプは、従
来の溶接ラインパイプと比較して製造工程が簡単なこと
から、極めて安価に提供することができる。請求項2の
ロングパイプの製造方法では、長手方向にフアイバーフ
ローを形成した長尺金属板を前記フアイバーフローと直
交するように切断して矩形状の短尺金属板とし、更に該
短尺金属板におけるフアイバーフローを上下方向の状態
において管体形状となるように曲げ加工を施してなる多
数の各管体の端部を順次に溶接してあるので、簡単な工
程で損傷のないロングパイプを製造することができる。
しかも、このような工程を経てできたロングパイプで
は、膨張、収縮に基づく管体の損傷が生じる可能性が極
限にまで小さくなるので、本件発明によるロングパイプ
の使用用途としては、石油パイプライン、ガスパイプラ
イン及びミサイル、ロケットの配管等多方面に使用して
配管領域の有効利用を図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本件発明のロングパイプを構成する周方向にの
みフアイバーフローを有する短尺の管体の斜視図
【図2】長尺金属板及びその切断部位を示す正面図
【図3】短尺金属板を曲げ加工した短尺管体の斜視図
【図4】本願発明のロングパイプを製造の工程を示す流
れ図
【図5】本発明のロングパイプを連続的に配管をした場
合の実施例を示す正面図
【符号の説明】
1..フアイバーフロー 2..ロングパイプ 3..長尺金属板 4..短尺金属板片 5..上端 6..下端 7..管体 8..口径端部 9..溶着 10.端部溶着 11.繋ぎ蛇行性の溶接ラインパイプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周方向にのみフアイバーフローを形成する
    ようにしたことを特徴とするロングパイプ。
  2. 【請求項2】長手方向にフアイバーフローを形成した長
    尺金属板を前記フアイバーフローと直交するように切断
    して矩形状の短尺金属板とし、更に該短尺金属板におけ
    るフアイバーフローを上下方向の状態において管体形状
    となるように曲げ加工を施してなる多数の各管体の端部
    を順次に溶接したことを特徴とするロングパイプの製造
    方法。
JP2001292548A 2001-08-21 2001-08-21 ロングパイプ及びロングパイプの製造方法 Pending JP2003053424A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101317916B1 (ko) * 2012-04-06 2013-10-16 백용석 파형 강관 및 그 제조방법

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