JP2003053356A - 塩素処理剤 - Google Patents
塩素処理剤Info
- Publication number
- JP2003053356A JP2003053356A JP2001245120A JP2001245120A JP2003053356A JP 2003053356 A JP2003053356 A JP 2003053356A JP 2001245120 A JP2001245120 A JP 2001245120A JP 2001245120 A JP2001245120 A JP 2001245120A JP 2003053356 A JP2003053356 A JP 2003053356A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- chlorine
- treating agent
- soluble
- binder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Bathtubs, Showers, And Their Attachments (AREA)
- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
- Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)
- Glanulating (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課 題】 香料を加えることでカートリッジ交換の
時期が明確に感知でき、使用期限が明確に認識できる塩
素処理剤の提供。 【解決手段】 塩素処理剤、バインダーを可溶成分とす
ることにより、任意水量使用後に完全に剤が溶解したこ
とを認識でき、さらに香料を含有させることで、芳香の
消失により使用期限が明確に感知できる塩素処理剤とす
る。
時期が明確に感知でき、使用期限が明確に認識できる塩
素処理剤の提供。 【解決手段】 塩素処理剤、バインダーを可溶成分とす
ることにより、任意水量使用後に完全に剤が溶解したこ
とを認識でき、さらに香料を含有させることで、芳香の
消失により使用期限が明確に感知できる塩素処理剤とす
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、浴室シャワー用の塩素
処埋剤に関する。また、本発明は、芳香機能と使用期限
インジケータ機能を付与した浴室シャワー用の塩素処理
剤に関する。
処埋剤に関する。また、本発明は、芳香機能と使用期限
インジケータ機能を付与した浴室シャワー用の塩素処理
剤に関する。
【０００２】
【従来の技術】飲料をはじめ人間が文化的な生活を営む
上で必要な上水は、殺菌及び除菌の目的で次亜塩素酸を
最低0.1mg/L以上、多い場合は１mg/L以上添加している
場合もある。しかし、上水を各種目的で使用する場合に
は、安全を確保する目的で添加している次亜塩素酸が悪
影響を与える場合がある。例えば、風呂用の水として使
用する場合には次亜塩素酸の臭いに不快感を感じたり、
洗髪目的でシャワーを使用する場合には、次亜塩素酸が
毛髪に刺激を与え、毛髪を痛めることがある。また、ア
トピー症状を持つ人は肌に大きな刺激を感じて、入浴で
きない場合もある。
上で必要な上水は、殺菌及び除菌の目的で次亜塩素酸を
最低0.1mg/L以上、多い場合は１mg/L以上添加している
場合もある。しかし、上水を各種目的で使用する場合に
は、安全を確保する目的で添加している次亜塩素酸が悪
影響を与える場合がある。例えば、風呂用の水として使
用する場合には次亜塩素酸の臭いに不快感を感じたり、
洗髪目的でシャワーを使用する場合には、次亜塩素酸が
毛髪に刺激を与え、毛髪を痛めることがある。また、ア
トピー症状を持つ人は肌に大きな刺激を感じて、入浴で
きない場合もある。
【０００３】このような理由から、各種使用状況に応じ
て、上水中から次亜塩素酸を取り除く手法の１つとし
て、特開平８−２９９７８７号公報、特開平５−２２０
４７０号公報や特開平８−２１５０９３号公報では、亜
硫酸カルシウム、もしくは亜硫酸カルシウムと活性炭な
どを組み合わせて用いた塩素処理剤が提案されている。
しかしながら、これらの亜硫酸カルシウムを主成分とし
た塩素処理剤では、使用前後の変化がほとんど無く、そ
の使用期限を認知することはできない。
て、上水中から次亜塩素酸を取り除く手法の１つとし
て、特開平８−２９９７８７号公報、特開平５−２２０
４７０号公報や特開平８−２１５０９３号公報では、亜
硫酸カルシウム、もしくは亜硫酸カルシウムと活性炭な
どを組み合わせて用いた塩素処理剤が提案されている。
しかしながら、これらの亜硫酸カルシウムを主成分とし
た塩素処理剤では、使用前後の変化がほとんど無く、そ
の使用期限を認知することはできない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記の問題をふまえ、
使用有効期限が容易に認識できるシャワー用塩素処理剤
を提供することを課題とする。
使用有効期限が容易に認識できるシャワー用塩素処理剤
を提供することを課題とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、亜硫酸ナトリ
ウムなどの水溶性で、かつ還元性を有する塩類、難水溶
性のバインダー及び香料を混合成形し、得られた成形体
が使用後に完全に溶解してしまうことで、塩素処理剤及
び芳香が完全に消失し、使用期限を明確に把握できるよ
うにした。本発明では、水溶性で、かつ還元性を有する
塩類として、一般に亜硫酸塩、亜硝酸塩又はチオ硫酸塩
を使用するが、食品添加物として認可されている亜硝酸
ナトリウム、亜硫酸ナトリウム又は日本薬局方記載のチ
オ硫酸ナトリウムが好ましい。また、水溶性で、かつ還
元性を有する塩類の含有量は、０．０１〜５０重量％が
好ましい。これは０．０１重量％以下では、塩素処理能
力が不十分であり、５０重量％以上では塩素処理剤全体
の溶解速度が速く、使用に耐えない。また、用いる香料
の成分には格別の限定はなく、その含有量は１重量％以
下では芳香が弱く、感知が困難で、３０重量％以上で
は、塩素処理剤の溶解速度に影響し、溶解速度を速め、
塩素処理剤が使用に耐えない。本発明において、難水溶
性のバインダーとしては、有機化合物で特に限定はしな
いが、その溶解速度からポリオキシエチレングリコー
ル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、モノステアリン
酸ポリエチレングリコール、ポリオキシエチレンポリオ
キシプロピレングリコールなどが望ましい。
ウムなどの水溶性で、かつ還元性を有する塩類、難水溶
性のバインダー及び香料を混合成形し、得られた成形体
が使用後に完全に溶解してしまうことで、塩素処理剤及
び芳香が完全に消失し、使用期限を明確に把握できるよ
うにした。本発明では、水溶性で、かつ還元性を有する
塩類として、一般に亜硫酸塩、亜硝酸塩又はチオ硫酸塩
を使用するが、食品添加物として認可されている亜硝酸
ナトリウム、亜硫酸ナトリウム又は日本薬局方記載のチ
オ硫酸ナトリウムが好ましい。また、水溶性で、かつ還
元性を有する塩類の含有量は、０．０１〜５０重量％が
好ましい。これは０．０１重量％以下では、塩素処理能
力が不十分であり、５０重量％以上では塩素処理剤全体
の溶解速度が速く、使用に耐えない。また、用いる香料
の成分には格別の限定はなく、その含有量は１重量％以
下では芳香が弱く、感知が困難で、３０重量％以上で
は、塩素処理剤の溶解速度に影響し、溶解速度を速め、
塩素処理剤が使用に耐えない。本発明において、難水溶
性のバインダーとしては、有機化合物で特に限定はしな
いが、その溶解速度からポリオキシエチレングリコー
ル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、モノステアリン
酸ポリエチレングリコール、ポリオキシエチレンポリオ
キシプロピレングリコールなどが望ましい。
【０００６】
【実施例１】ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン
グリコール４４ｇを加温して融解し、そこに香料を５
ｇ、チオ硫酸ナトリウム１ｇを加え、混合し、型に流し
込み、約５ｇの成型体を作成した。これをシャワーヘッ
ドに装着し、次亜塩素酸１ｐｐｍ含有の水を通水し、そ
の残留塩素濃度を測定した。通水による残留塩素量と残
留芳香の程度の関係を表１に示す。
グリコール４４ｇを加温して融解し、そこに香料を５
ｇ、チオ硫酸ナトリウム１ｇを加え、混合し、型に流し
込み、約５ｇの成型体を作成した。これをシャワーヘッ
ドに装着し、次亜塩素酸１ｐｐｍ含有の水を通水し、そ
の残留塩素濃度を測定した。通水による残留塩素量と残
留芳香の程度の関係を表１に示す。
【０００７】
【表１】
通水時の残留塩素濃度と残留芳香の程度
───────────────────────
通水量[L] 残留塩素濃度[ppm] 残留芳香性
───────────────────────
２０ ０．１ 有
４０ ０．２ 有
６０ ０．２ 有
８０ ０．３ 有
１００ ０．３ 有
１１４ １．０ 無
───────────────────────
【０００８】１００Ｌ通水時までは塩素処理剤が残留し
ており、その塩素処理能力及び芳香が持続していること
が確認された。また、１１４Ｌ通水時で、芳香が消失し
たことから、そのときの残留塩素濃度を測定後、直ちに
通水を中止し、塩素処理剤の状況を確認すると、完全に
溶解していた。以上のことから、芳香の消失によって、
剤の使用期限を明確に把握することができる。
ており、その塩素処理能力及び芳香が持続していること
が確認された。また、１１４Ｌ通水時で、芳香が消失し
たことから、そのときの残留塩素濃度を測定後、直ちに
通水を中止し、塩素処理剤の状況を確認すると、完全に
溶解していた。以上のことから、芳香の消失によって、
剤の使用期限を明確に把握することができる。
【０００９】
【発明の効果】以上の結果、本発明では、材質に水溶性
の物質を用い、香料を加えることで、芳香の消失によ
り、塩素処理剤の使用期限が終了したことが容易に認識
できるシャワー用塩素処理剤を提供することができる
の物質を用い、香料を加えることで、芳香の消失によ
り、塩素処理剤の使用期限が終了したことが容易に認識
できるシャワー用塩素処理剤を提供することができる
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Ｆターム(参考） 2D032 FA00
4C058 AA20 BB07 JJ02 JJ07
4D050 AA04 AB46 BA04 BA06 BA07
4G004 NA02
Claims (5)
- 【請求項１】 還元性で、かつ水溶性を有する塩類、水
溶性で、かつ難溶解性のバインダー及び香料からなるこ
とを特徴とする塩素処理剤。 - 【請求項２】 還元性で、かつ水溶性を有する塩類が、
亜硫酸塩、亜硫酸水素塩、亜硝酸塩、チオ硫酸塩又はピ
ロ硫酸塩であることを特徴とする請求項１に記載の塩素
処理剤。 - 【請求項３】 還元性で、かつ水溶性を有する塩類含有
量が、０．０１〜５０重量％であることを特徴とする請
求項１又は２に記載の塩素処理剤。 - 【請求項４】 香料含有量が、１〜３０重量％であるこ
とを特徴とする請求項１〜３のいずれかに記載の塩素処
理剤。 - 【請求項５】 バインダーが、ポリエチレングリコー
ル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、モノステアリン
酸ポリエチレングリコール又はポリオキシエチレンポリ
オキシプロピレングリコールから選ばれた有機物である
ことを特徴とする請求項１〜４のいずれかに記載の塩素
処理剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001245120A JP2003053356A (ja) | 2001-08-13 | 2001-08-13 | 塩素処理剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001245120A JP2003053356A (ja) | 2001-08-13 | 2001-08-13 | 塩素処理剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003053356A true JP2003053356A (ja) | 2003-02-25 |
Family
ID=19074930
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001245120A Pending JP2003053356A (ja) | 2001-08-13 | 2001-08-13 | 塩素処理剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003053356A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014141543A1 (ja) * | 2013-03-11 | 2014-09-18 | 株式会社 Ｍｔｇ | シャワー用化粧剤及び化粧剤カートリッジ |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001079568A (ja) * | 1999-09-13 | 2001-03-27 | Showa Denko Kk | 脱塩素剤 |
-
2001
- 2001-08-13 JP JP2001245120A patent/JP2003053356A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001079568A (ja) * | 1999-09-13 | 2001-03-27 | Showa Denko Kk | 脱塩素剤 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014141543A1 (ja) * | 2013-03-11 | 2014-09-18 | 株式会社 Ｍｔｇ | シャワー用化粧剤及び化粧剤カートリッジ |
| JPWO2014141543A1 (ja) * | 2013-03-11 | 2017-02-16 | 株式会社 Ｍｔｇ | シャワー用化粧剤及び化粧剤カートリッジ |
| TWI629065B (zh) * | 2013-03-11 | 2018-07-11 | Ｍｔｇ股份有限公司 | 沐浴用美容劑及其匣 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH03505060A (ja) | スイミングプール水の衛生の改良 | |
| JPS59206816A (ja) | コンタクトレンズの清浄および浄化方法ならびにその操作用組成物 | |
| JP2011148781A (ja) | 水溶性に優れた皮膚洗浄剤 | |
| JP2003053356A (ja) | 塩素処理剤 | |
| RU2438991C2 (ru) | Состав и способ обеззараживания и обезвреживания воды | |
| ES2702035T3 (es) | Composición para el tratamiento de aguas | |
| AU2016200756A1 (en) | Compositions and methods for mitigating adverse effects of exposure to chlorinating and/or brominating agents | |
| JP2006043695A (ja) | 洗浄方法 | |
| JPS6227094A (ja) | 残留有効塩素を除去する方法 | |
| JP2001504153A (ja) | 殺菌性ソープバー | |
| JPH09124422A (ja) | ぬめり防止及び除菌用薬剤 | |
| JPWO2002030830A1 (ja) | 循環式水槽システムの水循環方法及び循環式水槽システム用殺菌・消毒液組成物 | |
| JPH10236961A (ja) | 電解酸性水を用いた眼科用剤 | |
| Shuval et al. | The study of the synergism between oligodynamic silver and hydrogen peroxide as a long-acting water disinfectant | |
| JP2002301149A (ja) | 人工透析機器の消毒・洗浄剤組成物、および人工透析機器の消毒・洗浄方法 | |
| US20210308033A1 (en) | Chlorine-moderating liquid compositions for use on the human body and hair | |
| TWI343284B (en) | Washing method | |
| US20210186840A1 (en) | Chlorine-moderating liquid compositions for use on the human body and hair | |
| JP2003053358A (ja) | インジケータ機能を付与したシャワー用塩素処理剤 | |
| JP4708597B2 (ja) | 殺菌剤組成物 | |
| US20230320968A1 (en) | Chlorine-moderating foamable liquid compositions for use on the human body and hair | |
| RU2209089C2 (ru) | Способ восстановления дезинфицирующего средства | |
| JP2001145888A (ja) | 脱塩素剤および脱塩素方法 | |
| JPH06211643A (ja) | 脱塩素剤配合浴用剤 | |
| JP3398874B2 (ja) | 滅菌剤およびそれを用いる入浴液の滅菌方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080718 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110114 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110201 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20111011 |