JP2003051723A - 光受信器 - Google Patents

光受信器

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JP2003051723A
JP2003051723A JP2001240342A JP2001240342A JP2003051723A JP 2003051723 A JP2003051723 A JP 2003051723A JP 2001240342 A JP2001240342 A JP 2001240342A JP 2001240342 A JP2001240342 A JP 2001240342A JP 2003051723 A JP2003051723 A JP 2003051723A
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Japan
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phototransistor
optical receiver
differential amplifier
photodiodes
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Application number
JP2001240342A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Nosaka
秀之 野坂
Hideki Kamitsuna
秀樹 上綱
Kiyoshi Ishii
清 石井
Yukimichi Shibata
随道 柴田
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シングル‐バランス変換におけるリファレン
ス電圧を高速に引き込むことができ、また、出力のデュ
ーティ比を、理想値50%に近付けることができる光受
信器を提供する。 【解決手段】 、互いに同一サイズである一対のフォト
ダイオードと、上記一対のフォトダイオードの2つの出
力信号を、それぞれ一対のトランジスタのベースに入力
する差動増幅器と、上記差動増幅器の両相出力信号をレ
ベルシフトする2つのエミッタフォロア回路と、上記エ
ミッタフォロア回路の出力信号を、上記差動増幅器の入
力端子に帰還する一対の帰還抵抗と、一方の端子が、一
定電圧源に接続され、他方の端子が、上記一対のフォト
ダイオードを構成する一方のフォトダイオードに接続さ
れている容量とを有し、上記一対のフォトダイオードの
うちで、上記容量が接続されていないフォトダイオード
に、光信号を入射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信装置におけ
る光受信器に関し、特に、入力光電力について、広いダ
イナミックレンジの変化に高速で追従できる光受信器に
関する。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来の光受信器OR11を示
す回路図である。
【0003】上記従来の光受信器OR11は、「参考文
献1:B. S. Kwark and M. S. Park,“A 10Gbit/s PIN-
HBT MMIC Receiver Front-End,”1996 Electronic Comp
onents and Technology Conference, p.632-634」に開
示されている光受信器である。
【0004】従来の光受信器OR11は、受光素子であ
るフォトダイオード1と、トランスインピーダンスアン
プとによって構成されている。上記トランスインピーダ
ンスアンプは、エミッタ接地回路54と、エミッタフォ
ロア回路56と、帰還抵抗53とによって構成されてい
る。
【0005】そして、バイアス電圧入力端子29に印加
された電圧が、バイアス抵抗3を介して、適当な電圧に
バイアスされ、このバイアスがフォトダイオード1に印
加され、バイアスがフォトダイオード1に印加され、フ
ォトダイオード1が受光した光入力データDinを、フ
ォトダイオード1が、電気信号(電流)に変換する。
【0006】この変換された電流は、上記トランスイン
ピーダンスアンプに入力され、エミッタフォロア回路5
6の出力信号の一部が、帰還抵抗53によって、エミッ
タ接地回路54の入力端子に帰還されるので、エミッタ
接地回路54の入力電圧の変動が抑圧され、広帯域化が
実現される。
【0007】従来の光受信器OR11は、シングルエン
ド信号出力であるので、高速デジタル回路と接続するた
めには、シングル−バランス変換回路と自動オフセット
調整(AOC)回路とが、別途、必要である。このため
に、受光素子とデジタル回路とを直接接続する光受信器
が提案されている。
【0008】図12は、従来の光受信器OR12を示す
回路図である。
【0009】従来の光受信器OR12は、「参考文献
2:T. Enoki, E. Sano, and T. Ishibashi,“Prospect
s of InP-based IC Technologies fOR110-Gbit/s-c
lass Lightwave communications systems,”Internatio
nal Journal of High Speed Electronics and Systems,
vol.11, no.1(2001) p.137-158.」に開示されている光
受信器である。
【0010】従来の光受信器OR12は、受光素子であ
るフォトダイオード1が、差動増幅器34に直接接続さ
れ、バイアス電圧入力端子29に印加された電圧が、バ
イアス抵抗3を介して、適当な電圧にバイアスされ、こ
のバイアスがフォトダイオード1に印加され、バイアス
がフォトダイオード1に印加され、フォトダイオード1
が受光した光入力データDinを、フォトダイオード1
が、電気信号(電流)に変換する。
【0011】この変換された電流は、エミッタを共通と
する一対のトランジスタ7、8によって構成される差動
増幅器34によって、増幅されると同時に、シングル−
バランス変換され、エミッタフォロア回路36が、イン
ピーダンス変換し、レベルシフトされる。
【0012】帰還抵抗25、26を介して、エミッタフ
ォロア回路36の出力信号の一部が、差動増幅器34の
入力端子に帰還されることによって、差動増幅器34の
入力電圧の変動が抑圧され、広帯域化が実現される。
【0013】従来の光受信器OR12において、シング
ル‐バランス変換機能が、差動増幅器34に内包され、
そのリファレンス端子40の電圧VRを決定するため
に、容量27が挿入されている。帰還抵抗25と容量2
7とは、自動オフセット調整回路(AOC)39を構成
し、この自動オフセット調整(AOC)回路39は、エ
ミッタフォロア回路36の出力信号の両相間にレベル差
が発生した場合に、このレベル差を打ち消す方向に、リ
ファレンス端子40の電圧VRをシフトさせる。
【0014】ここで、リファレンス端子40の電圧VR
が、レベル差を打ち消す方向にシフトするのは、帰還抵
抗25が負帰還ループを構成しているためである。
【0015】この電圧シフトの時定数は、帰還抵抗25
と容量27との積で決定される。差動増幅器34と、エ
ミッタフォロア回路36と、自動オフセット調整回路3
9との合計の利得をAとすると、自動オフセット調整回
路39は、差動増幅器34入力の初期電圧差VIを、時
定数経過後までに、1/(1+A)に減少させる。すな
わち、時定数経過後の差動増幅器34入力のレベル差
(残留電圧差)VSは、次式で表される。
【0016】VS=VI/(1+A) 残留電圧差VSを減少させるためには、利得Aを上げる
か、または、差動増幅器34入力の初期電圧差VIを減
少させればよい。
【0017】図13は、従来の光受信器OR12の動作
を示す図である。
【0018】光受信器OR12において、その動作の初
期状態では、差動増幅器34は、フォトダイオード1の
出力電圧である入力電圧VPと、リファレンス端子40
から入力される入力電圧とVRを比較し、フォトダイオ
ード1からの電流の流れ込み分だけ、レベルが下がる。
【0019】この結果、差動増幅器34の2つの入力信
号の両相間にレベル差が発生するが、入力電圧VRは、
自動オフセット調整回路39の働きによって、自動オフ
セット調整回路39の時定数で、図13中、破線で示す
/(VP)方向にシフトする。なお、上記「/( )」
は、「/」の後に続く( )中の信号が平均されたもの
であることを示す。つまり、/(VP)は、信号VPの直
流成分である。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例において、
自動オフセット調整回路39の利得が有限であるので、
自動オフセット調整回路39の時定数経過後にも、残留
電圧差VSが存在する。したがって、上記従来例では、
光受信器OR12の出力信号QTのデューティ比が、理
想値50%からずれるという問題があり、また、光入力
信号DinのレベルがVS程度以下になると、誤動作を
引き起こすという問題がある。
【0021】従来の光受信器では、差動増幅器34の入
力回路が非対称であることが原因で、差動増幅器34の
入力間に、初期電圧差VIが発生し、自動オフセット調
整回路39の利得Aが有限であるので、残留電圧差VS
が存在する。
【0022】残留電圧差VSが存在すると、光受信器の
出力信号のデューティ比が、理想値50%から外れるこ
とに加え、光入力信号Dinのレベルが、残留電圧差V
S程度以下になると、誤動作を起こす。この残留電圧差
Sを抑圧するために、上記参考文献2では、自動オフ
セット調整回路39に、アクティブ積分器を採用するこ
とによって、自動オフセット調整回路39の利得Aを上
げることが開示されている。
【0023】しかし、自動オフセット調整回路39のみ
によって、残留電圧差VSを抑圧すると、自動オフセッ
ト調整回路39の時定数に関してトレードオフが存在す
る。すなわち、時定数を短くすると、入力データに含ま
れている連続同符号への耐性が悪化し、一方、時定数を
長くすると、データが入力されてから正常動作に移行す
るまでの時間が長くなる。後者は、特に、一対多通信ま
たは多対多通信におけるバーストモード伝送において致
命的な問題になる。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明は、互いに同一サ
イズである一対のフォトダイオードと、上記一対のフォ
トダイオードの2つの出力信号を、それぞれ一対のトラ
ンジスタのベースに入力する差動増幅器と、上記差動増
幅器の両相出力信号をレベルシフトする2つのエミッタ
フォロア回路と、上記エミッタフォロア回路の出力信号
を、上記差動増幅器の入力端子に帰還する一対の帰還抵
抗と、一方の端子が、一定電圧源に接続され、他方の端
子が、上記一対のフォトダイオードを構成する一方のフ
ォトダイオードに接続されている容量とを有し、上記一
対のフォトダイオードのうちで、上記容量が接続されて
いないフォトダイオードに、光信号を入射する光受信器
である。
【0025】また、本発明は、上記の場合、上記一対の
フォトダイオードのうちで、上記容量が接続されていな
いフォトダイオードに、光信号を入射する代わりに、上
記一対のフォトダイオードのそれぞれに、光信号を入射
する光受信器である。
【0026】さらに、本発明は、コレクタに負荷抵抗が
接続され、エミッタ同士が互いに接続され、互いに同一
サイズであるフォトトランジスタ対と、上記フォトトラ
ンジスタ対の両相出力信号をレベルシフトする2つのエ
ミッタフォロア回路と、上記エミッタフォロア回路の出
力信号を、上記フォトトランジスタ対の入力端子に帰還
する一対の帰還抵抗と、一方の端子が、一定電圧源に接
続され、他方の端子が、上記フォトトランジスタ対の一
方のベースに接続されている容量とを有し、上記フォト
トランジスタ対のうちで、上記容量が接続されていない
フォトトランジスタに光信号を入射する光受信器であ
る。
【0027】そして、本発明は、この場合、上記フォト
トランジスタ対を構成する両フォトトランジスタのそれ
ぞれに、光信号を入射する光受信器である。
【0028】
【発明の実施の形態および実施例】[第1の実施例]図
1は、本発明の第1の実施例である光受信器OR1を示
す回路図である。
【0029】光受信器OR1において、バイアス電圧入
力端子29に印加された電圧が、バイアス抵抗3を介し
て、適当な電圧にバイアスされ、このバイアスがフォト
ダイオード1に印加され、バイアスがフォトダイオード
1に印加され、フォトダイオード1が受光した光入力デ
ータDinを、フォトダイオード1が、電気信号(電
流)に変換する。
【0030】差動増幅器34が、エミッタを共通とし、
一対のトランジスタ7、8によって構成され、この差動
増幅器34が、上記変換された電流を入力する。
【0031】一方、バイアス電圧入力端子30に印加さ
れた電圧が、バイアス抵抗4を介して、適当な電圧にバ
イアスされ、このバイアスが、フォトダイオード2に印
加され、フォトダイオード2は、差動増幅器34の他方
の入力端子に接続され、差動増幅器34の入力は、回路
的に対称構造をもつ。
【0032】上記のように、光受信器OR1において、
フォトダイオード2と、バイアス抵抗4と、バイアス入
力端子30とを設けた点が、従来の光受信器R12とは
異なる。
【0033】なお、従来の光受信器R12では、フォト
ダイオード1が電流(光電流IPおよび暗電流ID)を発
生し、この発生した電流が、差動増幅器34の片側の入
力にのみ、与えられるのに対して、光受信器OR1で
は、フォトダイオード1が、光電流IPと暗電流IDとを
発生し、フォトダイオード2も、暗電流IDを発生する
ので、差動増幅器34の入力端子間における電流のアン
バランスを低減することができる。
【0034】すなわち、上記実施例では、初期における
差動増幅器34の入力信号のレベル差VIを、約IP
(IP+ID)に減少させることができる。この効果は、
光電流IPが小さいときに、顕著に現れる。
【0035】入力データは、差動増幅器34において増
幅されると同時に、シングル‐バランス変換され、さら
に、エミッタフォロア回路36が、インピーダンス変換
とレベルシフトとを行う。帰還抵抗25、26によっ
て、エミッタフォロア回路36の出力信号の一部が、差
動増幅器34の入力端子に帰還されることによって、差
動増幅器34の入力電圧の変動が抑圧され、広帯域化が
実現される。
【0036】光受信器OR1において、差動増幅器34
がシングル‐バランス変換機能を内包し、そのリファレ
ンス電圧VRを決定するために、容量27が挿入されて
いる。帰還抵抗25と容量27とは、自動オフセット調
整回路(AOC)39の機能を併せ持つ。すなわち、エ
ミッタフォロア回路36の出力信号の両相間にレベル差
が発生した場合に、そのレベル差を打ち消す方向に、リ
ファレンス電圧VRをシフトさせる機能を有する。
【0037】ここで、リファレンス電圧VRがレベル差
を打ち消す方向にシフトするのは、帰還抵抗25が負帰
還になっているためであり、この時定数は、帰還抵抗2
5の値と容量27の値との積で与えられる。
【0038】差動増幅器34と、エミッタフォロア回路
36と、自動オフセット調整回路39との合計の利得を
Aとすると、自動オフセット調整回路39は、差動増幅
器34の入力の初期電圧差Mを、時定数経過後までに、
1/(1+A)に減少させることができる。すなわち、
時定数経過後における差動増幅器34の入力のレベル差
(残留電圧差)VSは、次式で表される。
【0039】VS=VI/(1+A) このために、利得Aを上げるか、または、差動増幅器3
4の入力の初期電圧差VIを減少するかによって、残留
電圧差VSを減少させることができる。
【0040】光受信器OR1では、フォトダイオード2
を備えることによって、初期電圧差VIを減少すること
ができ、このために、残留電圧差VSを減少することが
できる。
【0041】図2は、光受信器OR1の動作を示す図で
ある。
【0042】上記のように、光受信器OR1では、従来
の光受信器OR12と比較して、初期の差動増幅器34
の入力のレベル差(初期電圧差)VIを抑圧することが
可能である。
【0043】図2に示す初期電圧差VIは、従来の光受
信器OR12と比較して、第1近似でIP/(IP
D)に抑圧され、このために、リファレンス電圧VR
引き込みが高速に完了し、この結果、光受信器の出力信
号QTは、従来の光受信器OR12の出力(点線)より
も、早い時間に正常動作になる。また、出力信号QTの
デューティ比は、理想値である50%に近くなる。これ
は、光受信器OR1において、最少受光感度が改善され
ていることを意味する。
【0044】[第2の実施例]図3は、本発明の第2の
実施例である光受信器OR2を示す回路図である。
【0045】光受信器OR2において、光分岐回路81
が、光入力データDin28を2分岐し、この分岐され
た光入力データが、フォトダイオード1とフォトダイオ
ード2とに入射される。
【0046】バイアス電圧入力端子30に印加された電
圧が、バイアス抵抗4を介して、適当な電圧にバイアス
され、このバイアスが、フォトダイオード2に印加さ
れ、フォトダイオード2は、差動増幅器34の他方の入
力端子に接続され、差動増幅器34の入力は、回路的に
対称構造をもつ。
【0047】光受信器OR2における電気回路部分は、
光受信器OR1における電気回路部分と同じであるが、
フォトダイオード2にも光を入射する点で、光受信器O
R1とは異なる。
【0048】光受信器OR1では、フォトダイオード1
にのみ光入力を入射するので、一対のフォトダイオード
間で発生する電流に、差が生じる。すなわち、フォトダ
イオード1が、光電流IPと暗電流IDとを発生するが、
フォトダイオード2は、暗電流IDのみを発生する。
【0049】ところが、光受信器OR2では、一対のフ
ォトダイオード1、2の両者に光入力データを入射する
ので、差動増幅器34の入力信号は、電気的にも対称性
に優れる。すなわち、光受信器OR2では、一対のフォ
トダイオード1、2の両者が、光電流IPと暗電流ID
を発生するので、初期の差動増幅器34の入力信号のレ
ベル差(初期電圧差)VIを、より減少させることがで
きる。特に、光分岐回路81で光電力が等分配される場
合には、初期電圧差VIを、ゼロに抑えることができ
る。
【0050】なお、一対のフォトダイオード1、2の両
者に光入力を入射するにもかかわらず、差動増幅器34
で、入力データを増幅できるのは、差動増幅器34の入
力端子の一方に、容量27が接続され、これによって形
成される非対称構造のためである。この非対称構造によ
って、容量27が接続された差動増幅器34の入力電圧
Rは、シングル−バランス変換におけるリファレンス
として機能する。
【0051】リファレンスの発生機構は、従来の光受信
器OR12では、自動オフセット調整回路39によるフ
ィードバック制御であるが、光受信器OR2では、フォ
トダイオード2によるフィードフォワード制御(高速制
御)と自動オフセット調整回路39によるフィードバッ
ク制御との二重制御になっている。
【0052】図4は、本発明の第2の実施例である光受
信器OR2の動作を示す図である。
【0053】上記のように、光受信器OR2では、差動
増幅器34における初期の入力信号のレベル差VI(=
R−/(VP))を、ゼロに抑えることが可能である。
つまり、レベル差VIは、VRと/(VP)との差であ
り、/(VP)は、信号VPの直流成分である。
【0054】リファレンスVRが、初めから理想レベル
/(VP)になる(または、高速に理想レベルに引き込
まれる)ので、光受信器の出力信号QTは、従来の光受
信器OR12の出力信号と比較して、非常に短時間で、
正常動作になる。また、出力信号QTのデューティ比
は、理想値50%に近くなる。
【0055】なお、光受信器OR2では、光分岐回路8
1を挿入することによって、フォトダイオード1に入射
される光電力が低減するが、これと引き換えに、リファ
レンス電圧VRの引き込みが高速化され、また、出力信
号QTのデューティ比が改善される。
【0056】一般的に、光電力の低下は、S/N比の悪
化を引き起こすが、光受信器OR2では、初期の差動増
幅器34入力のレベル差VIをゼロに抑えることができ
るので、残留電圧差VSもゼロになり、シングル‐バラ
ンス変換における雑音の発生を大きく抑えることができ
る。このために、光分岐による光電力の低下は、トータ
ルのS/N比を大幅に悪化させるものではない。
【0057】[第3の実施例]図5は、本発明の第3の
実施例である光受信器OR3を示す回路図である。
【0058】光受信器OR3は、光受信器OR2におい
て、光分岐回路81の前段に光増幅器82を挿入したも
のである。
【0059】光受信器OR3において、光分岐回路81
における光分岐による光電力低下を、光増幅器82が補
うので、光分岐による光電力の低下が引き起こすS/N
比の悪化を伴うことなく、リファレンス電圧VRの引き
込みを高速化することができ、また、光受信器OR3に
おける出力信号QTのデューティ比を改善することがで
きる。
【0060】[第4の実施例]図6は、本発明の第4の
実施例である光受信器OR4を示す回路図である。
【0061】光受信器OR4は、光受信器OR1におい
て、バイアス電圧入力端子29と、フォトダイオード
1、2と、バイアス抵抗R3、R4と、容量5、6とを
削除し、トランジスタ7の代わりに、フォトトランジス
タ91を設け、トランジスタ8のベースに端子61を接
続し、光入力データDinを、フォトトランジスタ91
に照射した実施例である。
【0062】また、フォトトランジスタ対90は、フォ
トトランジスタ91とトランジスタ8とによって構成さ
れ、フォトトランジスタ91のエミッタとトランジスタ
8のエミッタとが互いに接続され、共通の電流源352
接続されている。フォトトランジスタ91のコレクタに
は、負荷抵抗R9が接続され、トランジスタ8のコレク
タには、負荷抵抗R10が接続されている。つまり、フ
ォトトランジスタ対90は、回路的に対称構造を有す
る。
【0063】従来の光受信器OR12では、フォトダイ
オード1が発生する電流(光電流I Pと暗電流ID)は、
差動増幅器34の片側の入力端子にのみ入力されるの
で、差動増幅器34の入力間に、大きな初期電圧差VI
が発生し、この大きな初期電圧差VIを、自動オフセッ
ト調整回路39によるフィードバック制御で減少させて
いることが原因し、リファレンスの引き込み時間を短く
することができない。
【0064】光受信器OR4は、フォトトランジスタ9
1が、光電流IPと暗電流IDとを発生し、フォトトラン
ジスタ92も、暗電流IDを発生するので、フォトトラ
ンジスタ対90における2つの入力信号の間における電
流のアンバランスを低減することができる。
【0065】すなわち、従来の光受信機OR12では、
暗電流IDも、初期電圧差VIの発生に寄与しているが、
光受信器OR4では、暗電流IDが初期電圧差VIの発生
に寄与しない。この効果は、光電流IPが小さいとき
に、特に顕著に現れる。
【0066】入力データは、フォトトランジスタ対90
で増幅されると同時に、シングル‐バランス変換され、
さらにエミッタフォロア回路36によって、インピーダ
ンス変換され、レベルシフトされる。帰還抵抗25、2
6によってエミッタフォロア回路36の出力信号の一部
が、フォトトランジスタ対90のベースに帰還されるこ
とによって、フォトトランジスタ対90のベースの電圧
変動が抑圧され、広帯域化が実現される。
【0067】光受信器OR4は、フォトトランジスタ対
90においてシングル‐バランス変換機能が内包され、
そのリファレンス電圧VRを決定するために、容量27
が挿入されている。帰還抵抗25と容量27とは、自動
オフセット調整回路(AOC)39の機能をも併せ持
つ。
【0068】すなわち、エミッタフォロア回路36の出
力信号の2つの出力信号の相間にレベル差が発生した場
合に、そのレベル差を打ち消す方向にリファレンス電圧
Rをシフトさせる機能を有する。
【0069】ここで、リファレンス電圧VRがレベル差
を打ち消す方向にシフトするのは、帰還抵抗25が負帰
還になっているためであり、この時定数は、帰還抵抗2
5と容量27との積で与えられる。フォトトランジスタ
対90と、エミッタフォロア回路36と、自動オフセッ
ト調整回路39との利得の合計値をAとすると、自動オ
フセット調整回路39は、フォトトランジスタ対90の
ベースの初期電圧差V Iを、時定数経過後までに、1/
(1+A)に減少させる効果を有する。すなわち、時定
数経過後におけるフォトトランジスタ対90のベースの
レベル差(残留電圧差)VSは、次式で表される。
【0070】VS=VI/(1+A)このために、利得A
を上げるか、またはフォトトランジスタ対90のベース
の初期電圧差VIを減少するかすることによって、残留
電圧差VSを減少させることができる。
【0071】光受信器OR4では、一対のフォトトラン
ジスタ91、92を備えることによって、初期電圧差V
Iを減少することができ、このために、残留電圧差VS
減少することができる。
【0072】図7は、光受信器OR4の動作を示す図で
ある。
【0073】上記の通り、光受信器OR4では、従来の
光受信機OR12と比較して、初期のフォトトランジス
タ対90におけるベースのレベル差(初期電圧差)VI
を、抑圧することができる。
【0074】光受信器OR4における初期電圧差V
Iは、図7に示すように、従来の光受信機OR12と比
較すると、第1近似でIP/(IP+ID)に抑圧され、
このために、リファレンス電圧VRは、高速に引き込み
が完了し、この結果、光受信器OR4の出力信号QT
は、点線で示す従来の光受信機OR12の出力信号と比
較して、早い時間に正常動作になる。また、QTのデュ
ーティ比が、理想値50%に近くなる。これは、光受信
器OR4の最少受光感度が改善されることを意味してい
る。
【0075】[第5の実施例]図8は、本発明の第5の
実施例である光受信器OR5を示す回路図である。
【0076】光受信器OR5において、光入力データD
in28は、充分岐回路81によって2分岐され、フォ
トトランジスタ91とフォトトランジスタ92とに入射
される。フォトトランジスタ91は、そのコレクタに負
荷抵抗R9が接続され、フォトトランジスタ92は、そ
のコレクタに負荷抵抗R10が接続され、両フォトトラ
ンジスタ91、92のエミッタは、共通の電流源35に
接続されているので、フォトトランジスタ対90は、回
路的に対称構造をもつ。
【0077】光受信器OR5は、電気回路部分は、光受
信器OR4と同じであるが、フォトトランジスタ92に
も光を入射する点が、光受信器OR4とは異なる。
【0078】光受信器OR4では、フォトトランジスタ
91にのみ光入力を入射するので、フォトトランジスタ
対90間で発生する電流に差が生じる。つまり、この場
合、フォトトランジスタ91が、光電流IPと暗電流ID
とを発生するのに対して、フォトトランジスタ92は、
暗電流IDのみを発生する。
【0079】これに対して、光受信器OR5では、フォ
トトランジスタ対90を構成するフォトトランジスタ9
1にも、92にも、両者に光入力を入射するので、光受
信器OR5におけるフォトトランジスタ対90のベース
は、電気的にも対称性に優れる。
【0080】すなわち、光受信器OR5では、フォトト
ランジスタ対90の両者が、光電流IPと暗電流IDとを
発生するので、初期のフォトトランジスタ対90におけ
る2つのベースにそれぞれ入力される信号のレベル差
(初期電圧差)VIをより減少させることができる。特
に、光分岐回路81で光電力が等分配される場合には、
初期電圧差VIをゼロに抑えることができる。
【0081】なお、フォトトランジスタ対90の両者に
光入力を入射するにもかかわらず、入力データを増幅で
きるのは、フォトトランジスタ対90を構成する2つの
フォトトランジスタ91、92の各ベースの入力の一方
のベース(フォトトランジスタ92のベース)に、容量
27が接続され、非対称構造でありためである。
【0082】これによって、容量27が接続されたフォ
トトランジスタ92のベース電圧V Rは、シングル‐バ
ランス変換におけるリファレンスとして機能する。リフ
ァレンスの発生機構は、従来の光受信機OR12では、
自動オフセット調整回路39によるフィードバック制御
であるのに対して、光受信器OR5では、フォトトラン
ジスタ92によるフィードフォワード制御(高速制御)
と、自動オフセット調整回路39によるフィードバック
制御との二重制御である。
【0083】図9は、光受信器OR5の動作を示すタイ
ムチャートである。
【0084】上記のように、光受信器OR5では、初期
のフォトトランジスタ対90におけるベースのレベル差
I(=VR−/(VP))をゼロに抑えることができ
る。つまり、レベル差VIは、VRと/(VP)との差で
あり、/(VP)は、信号VPの直流成分である。
【0085】初めからリファレンスVRが理想レベル/
(VP)になる(または、高速に理想レベルに引き込ま
れる)ので、光受信器OR5の出力信号QTは、従来の
光受信機OR12の出力と比較して、非常に短時間で正
常動作に戻る。また、出力信号QTのデューティ比は、
理想値50%に近くなる。
【0086】なお、光受信器OR5では、光分岐回路8
1の挿入によって、フォトトランジスタ91に入射され
る光電力は低減されるが、これと引き換えに、リファレ
ンス電圧VRの引き込みが高速化され、出力信号QTの
デューティ比が改善される。
【0087】一般的に、光電力の低下は、S/N比の悪
化を引き起こすが、光受信器OR5では、初期のフォト
トランジスタ対90におけるベースのレベル差VIをゼ
ロに抑えることができ、残留電圧差VSもゼロになるの
で、シングル‐バランス変換における雑音の発生を大き
く抑えることができる。このために、光分岐による光電
力の低下は、卜ータルのS/N比を大幅に悪化させるも
のではない。
【0088】[第6の実施例]図10は、本発明の第6
の実施例である光受信器OR6を示す回路図である。
【0089】光受信器OR6は、光受信器OR2におい
て、光分岐回路81の前段に、光増幅器82を挿入した
実施例である。
【0090】光受信器OR6では、光分岐による光電力
低下を補い、光分岐による光電力の低下が引き起こすS
/N比の悪化を伴うことなく、リファレンス電圧VR
引き込みを高速化することができ、また、出力QTのデ
ューティ比を改善することができる。
【0091】
【発明の効果】本発明の光受信器によれば、シングル‐
バランス変換におけるリファレンス電圧を高速に引き込
むことができ、また、出力のデューティ比を、理想値5
0%に近付けることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である光受信器OR1を
示す回路図である。
【図2】光受信器OR1の動作を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施例である光受信器OR2を
示す回路図である。
【図4】本発明の第2の実施例である光受信器OR2の
動作を示す図である。
【図5】本発明の第3の実施例である光受信器OR3を
示す回路図である。
【図6】本発明の第4の実施例である光受信器OR4を
示す回路図である。
【図7】光受信器OR4の動作を示す図である。
【図8】本発明の第5の実施例である光受信器OR5を
示す回路図である。
【図9】光受信器OR5の動作を示すタイムチャートで
ある。
【図10】本発明の第6の実施例である光受信器OR6
を示す回路図である。
【図11】従来の光受信器OR11を示す回路図であ
る。
【図12】従来の光受信器OR12を示す回路図であ
る。
【図13】従来の光受信器OR12の動作を示す図であ
る。
【符号の説明】
1、2…フォトダイオード、 5、6、27…容量、 7、8、11、12、14、15、20、21、22、
23、41、46、49…トランジスタ、 28…光入力端子、 29、30…バイアス電圧入力端子、 31…電流調整端子、 32、33、59…出力端子、 34、37…差動増幅器、 35、38…電流源、 36、56…エミッタフォロア回路、 39…自動オフセット調整回路(AOC)、 40…リファレンス端子、 54、57…エミッタ接地回路、 81…光分岐回路、 82…光増幅器、 90…フォトトランジスタ対、 91、92…フォトトランジスタ。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 10/26 10/28 (72)発明者 石井 清 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 柴田 随道 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5J066 AA01 AA12 AA56 CA00 CA13 CA32 CA65 FA07 HA02 HA19 HA25 HA29 HA44 KA02 KA08 KA12 KA18 MA01 MA11 MA14 MA21 ND01 ND11 ND22 ND28 PD02 SA13 TA06 5J092 AA01 AA12 AA56 CA00 CA13 CA32 CA65 FA07 HA02 HA19 HA25 HA29 HA44 KA02 KA08 KA12 KA18 MA01 MA11 MA14 MA21 SA13 TA06 UL02 UL04 5K002 AA03 BA16 CA08 CA13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに同一サイズである一対のフォトダ
    イオードと;上記一対のフォトダイオードの2つの出力
    信号を、それぞれ一対のトランジスタのベースに入力す
    る差動増幅器と;上記差動増幅器の両相出力信号をレベ
    ルシフトする2つのエミッタフォロア回路と;上記エミ
    ッタフォロア回路の出力信号を、上記差動増幅器の入力
    端子に帰還する一対の帰還抵抗と;一方の端子が、一定
    電圧源に接続され、他方の端子が、上記一対のフォトダ
    イオードを構成する一方のフォトダイオードに接続され
    ている容量と;を有し、上記一対のフォトダイオードの
    うちで、上記容量が接続されていないフォトダイオード
    に、光信号を入射することを特徴とする光受信器。
  2. 【請求項2】 互いに同一サイズである一対のフォトダ
    イオードと;上記一対のフォトダイオードの2つの出力
    信号を、それぞれ一対のトランジスタのベースに入力す
    る差動増幅器と;上記差動増幅器の両相出力信号をレベ
    ルシフトする2つのエミッタフォロア回路と;上記エミ
    ッタフォロア回路の出力信号を、上記差動増幅器の入力
    端子に帰還する一対の帰還抵抗と;一方の端子が、一定
    電圧源に接続され、他方の端子が、上記一対のフォトダ
    イオードを構成する一方のフォトダイオードに接続され
    ている容量と;を有し、上記一対のフォトダイオードの
    それぞれに、光信号を入射することを特徴とする光受信
    器。
  3. 【請求項3】 コレクタに負荷抵抗が接続され、エミッ
    タ同士が互いに接続され、互いに同一サイズであるフォ
    トトランジスタ対と;上記フォトトランジスタ対の両相
    出力信号をレベルシフトする2つのエミッタフォロア回
    路と;上記エミッタフォロア回路の出力信号を、上記フ
    ォトトランジスタ対の入力端子に帰還する一対の帰還抵
    抗と;一方の端子が、一定電圧源に接続され、他方の端
    子が、上記フォトトランジスタ対の一方のベースに接続
    されている容量と;を有し、上記フォトトランジスタ対
    のうちで、上記容量が接続されていないフォトトランジ
    スタに光信号を入射することを特徴とする光受信器。
  4. 【請求項4】 コレクタに負荷抵抗が接続され、エミッ
    タ同士が互いに接続され、互いに同一サイズであるフォ
    トトランジスタ対と;上記フォトトランジスタ対の両相
    出力信号をレベルシフトする2つのエミッタフォロア回
    路と;上記エミッタフォロア回路の出力信号を、上記フ
    ォトトランジスタ対の入力端子に帰還する一対の帰還抵
    抗と;一方の端子が、一定電圧源に接続され、他方の端
    子が、上記フォトトランジスタ対の一方のベースに接続
    される容量と;を有し、上記フォトトランジスタ対を構
    成する両フォトトランジスタのそれぞれに、光信号を入
    射することを特徴とする光受信器。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれか1項にお
    いて、上記トランジスタは、電界効果トランジスタであ
    ることを特徴とする光受信器。
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