JP2003051588A - 固体撮像装置およびその製造方法 - Google Patents

固体撮像装置およびその製造方法

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JP2003051588A
JP2003051588A JP2001239220A JP2001239220A JP2003051588A JP 2003051588 A JP2003051588 A JP 2003051588A JP 2001239220 A JP2001239220 A JP 2001239220A JP 2001239220 A JP2001239220 A JP 2001239220A JP 2003051588 A JP2003051588 A JP 2003051588A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】レンズ間のギャップを小さくして感度を向上さ
せつつ、ヒューズ切断時のダメージが基板方向へ向かう
ことによる不良を低減させることができる。 【解決手段】基板10に形成された複数の受光部12を
含む撮像部と、基板10上に形成されたヒューズ部Fを
有し、当該ヒューズ部Fの切断状況に応じた電圧が基板
10に印加される固体撮像装置であって、撮像部におけ
る受光部12上方に形成され、受光部12への集光機能
を有する複数のレンズ21と、撮像部におけるレンズ2
1間のギャップを埋めるように、かつ、周辺部における
ヒューズ部Fを保護するように一体的に形成された光透
過性の保護膜23とを有し、ヒューズ部F近傍の保護膜
は、ヒューズ部Fを切断する際に発生するエネルギーを
基板面方向と異なる方向に発散させ得る膜厚に設定され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、オンチッ
プレンズを有し、ヒューズ部の切断状況に応じた所望の
電圧が基板に印加されて受光部における蓄積電荷量が制
御される固体撮像装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、CCD固体撮像素子は、画質の向
上が非常に強く要請されている。その要請に応えるため
には、画素数を増やして解像度を高くすることと、感度
の向上を行うことが必要であり、そのため、画素の配列
密度を高くしつつ、さらに画素を小型化する必要があ
る。
【0003】ところが、画素サイズを縮小した場合、単
位画素に入射する光量は減少し、各画素の受光部の感度
特性が低下するという不具合が生じてしまう。ここで、
感度向上目的で受光部の開口を大きくすると、電荷転送
部への光の混入によるスミアが発生しやすくなるので、
受光部の開口を大きくするのには限界がある。この観点
から、受光部上方にオンチップレンズを設け、受光部へ
の集光効率を高める工夫がなされている。
【0004】そしてさらに、集光効率の向上を達成する
新たな技術として、オンチップレンズと受光部との間の
層内に光透過材料の膜からなる、もう一つの層内レンズ
を形成することで集光効率をさらに向上させることが行
われている。
【0005】図1にCCD固体撮像素子の概略構成図を
示す。図1に示すように、CCD固体撮像素子は、pn
接合で構成された多数の受光部12が、垂直方向および
水平方向にマトリックス状に配列され、受光部12の各
列に対して共通とされたCCDによる垂直転送部7が複
数配列されて構成された撮像部2を有する。
【0006】撮像部2の下部において、CCDによる水
平転送部3が形成されている。この水平転送部3の一端
には、例えば、フローティングゲートにて構成された電
荷−電圧変換部4aを有する出力部4が形成されてい
る。
【0007】図11に、図1に示すCCD固体撮像素子
の撮像部の断面図を示す。図11に示すように、n型の
シリコン基板10に、p型ウェル11が形成されてお
り、p型ウェル11内には、例えば、n型の不純物領域
等からなりp型ウェル11との間のpn接合を中心とし
た領域で光電変換を行って信号電荷を発生させ、信号電
荷を一定期間蓄積する受光部12が形成されている。
【0008】受光部12の横方向において、図示を省略
した可変ポテンシャル領域を形成するp型不純物領域か
らなる読み出しゲート部を介して、n型不純物領域から
なる電荷転送部13が形成されており、さらに、図示を
省略した高濃度のp型不純物領域からなるチャネルスト
ッパが形成されている。
【0009】基板10上には、酸化シリコンなどの絶縁
膜14が形成され、電荷転送部13上に、絶縁膜14に
埋め込まれるようにしてポリシリコンなどからなる転送
電極15が形成されている。
【0010】転送電極15を被覆するようにして絶縁膜
14上に、例えば、タングステン(W)などの高融点金
属からなる遮光膜16が形成されており、当該遮光膜1
6には、受光部12の上方に開口部16aが形成されて
おり、光は、この開口部16aを通じて受光部12に入
射されるようになっている。
【0011】遮光膜16およびその開口部16aを被覆
して、例えば、PSG(Phosphosilicate glass) または
BPSG(Borophosphosilicate glass) などからなる層
間絶縁膜17が形成されている。層間絶縁膜17の表面
には、下地の段差の形状を反映してできた窪み17aが
形成されている。
【0012】層間絶縁膜17上に、層内レンズ材18が
形成されており、窪み17aの形状を反映した所定の曲
率を下面に有する層内レンズ材18により層内レンズが
構成される。層内レンズ材18は、光透過率が十分高い
材料、例えば、窒化シリコン膜(SiN)または酸化シ
リコン膜(SiO2 )などから形成されている。
【0013】上面が平坦化された層内レンズ材18を被
覆して、光透過材料からなるレンズ材21が形成されて
おり、当該レンズ材21の上面は所定の曲率の曲面を有
し、当該レンズ材21によりオンチップレンズ(OC
L:On Chip Lens) が構成される。
【0014】上記構成のCCD固体撮像素子において、
光の入射によって受光部12に蓄積される信号電荷eの
許容量は、図12のポテンシャル分布図に示すように、
p型ウェル11で構成されるオーバーフローバリアOF
Bのポテンシャル障壁の高さで決定される。すなわち、
オーバーフローバリアOFBは、受光部12に蓄積され
る飽和信号電荷量を決めるものであり、蓄積電荷量がこ
の飽和信号電荷量を越えた場合、その越えた分の電荷が
オーバーフローバリアOFBのポテンシャル領域を越え
て基板側に掃き捨てられる。
【0015】この飽和信号電荷量は、デバイスのS/N
特性、垂直転送部7の取扱い電荷量などにより決定され
るが、製造ばらつきがあると、オーバーフローバリアO
FBのポテンシャル障壁の高さがばらつくことになる。
オーバーフローバリアOFBのポテンシャル障壁の高さ
は、基板10に印加されるバイアス電位(以下、単に基
板バイアスと称す)Vsubにて容易に制御することが
できるため、1個のCCD固体撮像素子ごと、すなわ
ち、チップごとに最適な基板バイアスVsubを設定し
て、オーバーフローバリアOFBのポテンシャル障壁の
高さを補正し、飽和信号電荷量をチップ間において一定
に保つ必要がある。
【0016】従って、図11に示すように、電源端子φ
pとGND(基準電位)との間に可変抵抗Rfを主体と
した基板バイアス発生回路40が接続されており、この
可変抵抗Rfからの分圧が基板バイアスVsubとして
基板10に印加されるようになっている。
【0017】この基板バイアス発生回路40は、例え
ば、図13に示すように、電源端子φpとGND間に複
数の抵抗(例えば、多結晶シリコン層による抵抗層)を
直列に接続した抵抗分割回路により構成される。図示の
例では、抵抗R0〜Rnがそれぞれ直列に、電源端子φ
pおよびGND間に接続されている。
【0018】そして、各抵抗R0〜Rn間の接点a1〜
anからそれぞれ一方にアルミニウムからなる配線が引
き出されて、各端部にパッドP1〜Pnが形成されてい
る。また、各接点a1〜anから他方に配線が引き出さ
れ、それぞれヒューズF1〜Fnを介して共通接点bに
接続されている。各ヒューズF1〜Fnは、例えば、多
結晶シリコン層にて形成されている。そして、上記共通
接点bと基板バイアスVsubの供給用の配線の途中か
ら接点cを介して別の配線が引き出され、この配線の端
部に共通パッドCPが形成されている。上記構成によっ
て、基板バイアス発生回路40が形成されている。この
基板バイアス発生回路40は、例えば、図1に示すよう
に、CCD固体撮像素子の撮像部2の周辺部Mに形成さ
れる。
【0019】図14に、上記の撮像部2の周辺部Mに形
成されるヒューズFの断面図を示す。図14に示すよう
に、n型のシリコン基板10に、酸化シリコンからなる
絶縁膜14aが形成されており、当該絶縁膜14a上に
例えばポリシリコンなどからなるヒューズFが形成され
ている。
【0020】ヒューズFを被覆するようにして絶縁膜1
4a上に、例えば、PSGまたはBPSGなどからなる
層間絶縁膜17が、600〜750nm程度の膜厚で形
成されている。
【0021】層間絶縁膜17上に、撮像部において層内
レンズとなる、例えば、窒化シリコンからなる層内レン
ズ材18が形成されており、層内レンズ材18上に、撮
像部においてオンチップレンズとなるレンズ材21aが
形成されている。
【0022】ヒューズF上方におけるレンズ材21aお
よび層内レンズ材18には、開口部Gが形成されてい
る。このように開口部Gが形成されているのは、ヒュー
ズFは、電気特性評価時にサージ電圧を印加することに
より切断することとなるが、そのときに発生するエネル
ギーをヒューズFの上部へ逃がす必要があるからであ
り、窒化シリコンからなる層内レンズ材18やレンズ材
21aが、例えば、500nm以上存在するとエネルギ
ーを上方へ抜ききれなくなってしまうからである。な
お、エネルギーを上方に逃がす際に、600〜750n
m程度のBPSGなどからなる層間絶縁膜はさほどその
障害とはならない。
【0023】開口部G内およびレンズ材21aを被覆し
て全面に、例えば、プラズマCVD法により形成した窒
化シリコンからなる耐湿性向上用の保護膜30が形成さ
れている。上記の保護膜30は、BPSGなどからなる
層間絶縁膜17を露出しておくと、耐湿性が低くなるこ
とから形成されており、少なくとも300nm程度の膜
厚で形成されている。
【0024】上記構成の基板バイアス発生回路40は、
不要なヒューズFを選択的に切断した後、電源端子φp
に定格の電源電圧(一定電位)Vpを供給することによ
り、所望の電圧を抵抗分割にて発生させ、その電圧を基
板バイアスVsubとして供給するものである。
【0025】すなわち、CCD固体撮像素子のチップ選
別工程のウェーハ測定時において、チップごとに最適な
基板バイアスを求める。その後、各チップ(CCD固体
撮像素子)において、基板バイアス発生回路40におけ
る複数のパッドP1〜Pn中、そのCCD固体撮像素子
の最適な基板バイアス値にするために、所定のパッドP
1〜Pnにサージ電圧印加のためのプローブ針を立て、
他方の共通パッドCPにコモンとなるプローブ針を立て
て、サージ電圧を印加する。このサージ電圧の印加によ
って、複数のヒューズF1〜Fn中、不要なヒューズが
切断される。そして、電源端子φpに定格の電源電圧V
pを供給することにより、n型基板10に、抵抗分割に
よる最適な基板バイアスVsubが供給されることにな
る。
【0026】上記構成のCCD固体撮像素子の製造方法
について、図15〜図18を用いて説明する。なお、図
15〜図18において、(a)は図11に対応する撮像
部における断面図であり、(b)は図14に対応する周
辺部の断面図である。
【0027】まず、図15に示すように、撮像部におけ
るn型のシリコン基板10に、従来と同様な方法によっ
て、不図示の領域において素子分離絶縁膜を形成した
後、p型ウェル11、受光部12、電荷転送部13、図
示を省略した読み出しゲート部、および、図示を省略し
たチャネルストッパを形成する。また、電荷転送部13
上の絶縁膜14に埋め込んでポリシリコンからなる転送
電極15を形成し、絶縁膜14上に、高融点金属の膜か
らなり受光部12の上方で開口する遮光膜16を形成す
る。上記の工程において、撮像部における図示しない素
子分離絶縁膜を形成する際に、ヒューズを形成する周辺
部にも絶縁膜14aとして形成し、転送電極15を形成
する際に周辺部にポリシリコンからなるヒューズFを形
成する。続いて、撮像部における遮光膜16および周辺
部におけるヒューズFを被覆して全面に、例えばPSG
あるいはBPSG膜を600〜750nm程度成膜し
て、層間絶縁膜17を形成する。ここで、撮像部におけ
る層間絶縁膜17の上面には、下地の段差形状を反映し
た窪み17aが形成される。さらに、撮像部および周辺
部における層間絶縁膜17上に、プラズマCVD(Chem
ical Vapor Deposition)法により、窒化シリコン(Si
N)または酸化シリコン(SiO2 )等の光透過膜から
なる層内レンズ材18を形成し、撮像部において当該層
内レンズ材18により層内レンズが形成される。
【0028】次に、図16に示すように、撮像部および
周辺部の全面に、例えば、UVCVD法により、光透過
材料である窒化シリコンを堆積させてレンズ材21aを
形成する。続いて、撮像部におけるレンズ材21a上
に、所定の曲率の曲面となったレンズ形状のレジストパ
ターンRPを形成する。
【0029】次に、図17に示すように、全面にRIE
(Reactive Ion Etching) などの異方性エッチングを施
して、撮像部において、レンズパターンをレンズ材21
aに転写させて、上面がレンズ形状のレンズ材21を形
成する。当該レンズ材21がオンチップレンズとなる。
なお、このとき、周辺部においては、レンズ材21aの
膜厚が減少することになる。
【0030】次に、図18に示すように、周辺部におい
て、ヒューズF上方のレンズ材21aおよび層内レンズ
材18をエッチング除去して、開口部Gを形成する。
【0031】以降の工程としては、周辺部において、例
えば、プラズマCVD法により、窒化シリコンを堆積さ
せて、耐湿性向上のための保護膜30を形成することに
より、図11および図14に示す構造のCCD固体撮像
素子が形成される。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、オンチ
ップレンズを形成する際に、上記のように窒化シリコン
などの無機材料からなるレンズ材21aを堆積させる場
合には、通常、無機レンズ材21aのエッチング速度が
レジストパターンRPよりも速いことから、図19に示
すようにレンズギャップd1が発生し、このレンズギャ
ップd1が大きいと、入射光の受光部12への集光効率
が落ちてしまい、受光感度が落ちる要因となってしま
う。
【0033】上記のUVCVD法により形成される窒化
シリコンなどの無機材料からなるレンズ材21aは、紫
外光を通すことから、特に、紫外光を必要とする固体撮
像装置において使用されるものである。なお、従来から
使用されていたレジストパターンRPとのエッチング選
択比が1に近い有機材料からなるレンズ材は、一般に、
紫外光を通さず、主に可視光を対象とする固体撮像装置
において使用されている。
【0034】一方、周辺部においては、上述したよう
に、サージ電圧を印加してヒューズFを切断する際に発
生するエネルギーを、ヒューズFの上部へ逃がす必要が
ある。
【0035】層間絶縁膜17の膜厚が、例えば600〜
750nm程度である場合に、ヒューズF上の層間絶縁
膜17上に存在する膜(本例では保護膜30となる)の
膜厚d2が500nm近辺を越えると、図20に示すよ
うに、エネルギーが上方へ抜けきらなくなり、ヒューズ
F下方の絶縁膜14aを破壊してしまい、さらにはシリ
コン基板をもえぐってしまう場合もある。基板にダメー
ジを与えてしまうことはもとより、絶縁膜14aが破壊
されても、切断後のヒューズの残骸と基板とが導通し
て、ショートしてしまうという問題がある。しかしなが
ら、耐湿性向上のための保護膜は、上述したように、層
間絶縁膜17上に300nm程度は形成する必要があ
る。
【0036】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、レンズ間のギャップを小さくして
感度を向上させつつ、ヒューズ切断時のダメージが基板
方向へ向かうことによる不良を低減させることができる
固体撮像装置およびその製造方法を提供することにあ
る。
【0037】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の固体撮像装置は、基板に形成された複数の
受光部を含む撮像部と、前記基板上に形成されたヒュー
ズ部を有し、当該ヒューズ部の切断状況に応じた電圧が
前記基板に印加される固体撮像装置であって、前記撮像
部における前記受光部上方に形成され、前記受光部への
集光機能を有する複数のレンズと、前記撮像部における
前記レンズ間のギャップを埋めるように、かつ、前記ヒ
ューズ部を保護するように一体的に形成された光透過性
の保護膜とを有し、前記ヒューズ部の近傍の前記保護膜
は、前記ヒューズ部を切断する際に発生するエネルギー
を基板面方向と異なる方向に発生させ得る膜厚に設定さ
れている。
【0038】好適には、前記レンズは、多層膜からな
り、当該多層膜の最上層膜が前記保護膜として前記撮像
部および前記ヒューズ部に一体的に形成されている。
【0039】例えば、前記撮像部において前記レンズを
形成するレンズ材が、前記ヒューズ部上で開口を有する
ように形成されており、前記保護膜は、前記開口内表面
を被覆するように形成されている。また、例えば、前記
レンズは、無機材料により形成されている。
【0040】上記の本発明の固体撮像装置によれば、撮
像部におけるレンズ間のギャップを埋め、かつ、ヒュー
ズ部を保護するように光透過性の保護膜が一体的に形成
されており、ヒューズ部の近傍の保護膜が、ヒューズ部
を切断する際に発生するエネルギーを基板面方向と異な
る方向に発散させ得る膜厚に設定されていることから、
レンズ間のギャップが保護膜により縮小されるととも
に、ヒューズ切断時のダメージが基板面方向へ向かうこ
とによる不良が低減される。
【0041】さらに、上記の目的を達成するため、本発
明の固体撮像装置の製造方法は、ヒューズ部の切断状況
に応じた電圧が基板に印加される固体撮像装置の製造方
法であって、撮像部において前記基板に複数の受光部を
形成する工程と、前記基板上にヒューズ部を形成する工
程と、前記撮像部および前記ヒューズ部における前記基
板上に、少なくとも前記ヒューズ部上において前記撮像
部に比して薄くなるように層間膜を形成する工程と、前
記撮像部における前記層間膜上に、前記受光部への集光
機能を有する複数のレンズを形成する工程と、前記撮像
部における前記レンズ間のギャップを埋め、かつ、前記
ヒューズ部を保護するように一体的に光透過性の保護膜
を形成する工程とを有する。
【0042】好適には、前記保護膜を形成する工程にお
いて、前記ヒューズ部の近傍において、前記ヒューズを
切断する際に発生するエネルギーを基板面方向と異なる
方向に発散させ得る膜厚で前記保護膜を形成する。
【0043】例えば、前記レンズを形成する工程は、少
なくとも前記撮像部における前記層間膜上に第1レンズ
材を形成する工程と、前記撮像部における前記第1レン
ズ材上にレンズ形状を有するマスク層を形成する工程
と、前記マスク層および前記第1レンズ材にエッチング
を行い、前記第1レンズ材に前記レンズ形状を転写する
工程とを有する。
【0044】好適には、前記第1レンズ材に前記レンズ
形状を転写する工程の後に、前記撮像部における前記第
1レンズ材上に、前記第1レンズ材間のギャップを埋め
るように光透過性の第2レンズ材を形成する工程をさら
に有する。
【0045】上記の本発明の固体撮像装置の製造方法に
よれば、受光部およびヒューズ部を形成した後に、撮像
部およびヒューズ部における基板上に、少なくともヒュ
ーズ部上において撮像部に比して薄くなるように層間膜
を形成し、撮像部における層間膜上に、受光部への集光
機能を有する複数のレンズを形成し、撮像部におけるレ
ンズ間のギャップを埋め、かつ、ヒューズ部を保護する
ように一体的に光透過性の保護膜を形成することから、
レンズ間のギャップが保護膜により縮小される。また、
ヒューズ部上において薄膜化された層間膜を形成してお
り、当該層間膜上に、ヒューズ部を切断する際に発生す
るエネルギーを基板面方向と異なる方向に発散させ得る
膜厚で保護膜を形成することで、ヒューズ切断時のダメ
ージが基板方向へ向かうことによる不良が低減される。
【0046】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の固体撮像装置お
よびその製造方法の実施の形態について、図面を参照し
て説明する。
【0047】第1実施形態 図1は、本実施形態に係る固体撮像装置の概略構成図で
ある。本実施形態に係る固体撮像装置1は、撮像部2、
水平転送部3、出力部4を有する。出力部4は、例え
ば、フローティングゲートにて構成された電荷−電圧変
換部4aを有する。
【0048】撮像部2および水平転送部3の外側のチッ
プ周辺部には、各種信号または電源電圧等の入出力のた
めにワイヤがボンディングされる電極パッド9が形成さ
れている。
【0049】撮像部2は、受光部12、読み出しゲート
部6および垂直転送部7からなる画素8を、平面マトリ
ックス状に多数配置させて構成されている。各画素8間
は、不図示のチャネルストッパで電気的に干渉しないよ
うに分離されている。
【0050】垂直転送部7は、受光部12の列ごとに共
通化され所定の本数、配置されている。電極パッド9を
介して、垂直転送部7を駆動する4相のクロック信号φ
V1,φV2,φV3,φV4が入力され、電極パッド
9を介して、水平転送部3を駆動する2相のクロック信
号φH1,φH2が入力される。
【0051】上記の水平転送部3および垂直転送部7
は、半導体基板の表面側に不純物が導入されて形成され
たマイノリティ・キャリアの電位井戸と、絶縁膜を介在
させた基板上に互いに絶縁分離して繰り返し形成された
複数の電極(転送電極)とから構成されている。これら
の転送部3,7には、その転送電極に対して上記したク
ロック信号φV1,φV2,φV3,φV4,φH1,
φH2がそれぞれ周期的に位相をずらして印加される。
これら転送部3,7は、転送電極に印加されるクロック
信号に制御されて前記電位井戸のポテンシャル分布が順
次変化し、この電位井戸内の電荷をクロック信号の位相
ずれ方向に転送する、いわゆるシフトレジスタとして機
能する。
【0052】撮像部2の周辺部Mにおいて、チップごと
に最適な基板バイアスVsubを印加できるようにする
ための基板バイアス発生回路が形成されている。
【0053】図2(a)に、図1に示す撮像部2におけ
る断面図を示す。図2(a)に示すように、n型のシリ
コン基板10に、p型ウェル11が形成されており、p
型ウェル11内には、例えば、n型の不純物領域等から
なりp型ウェル11との間のpn接合を中心とした領域
で光電変換を行って信号電荷を発生させ、信号電荷を一
定期間蓄積する受光部12が形成されている。
【0054】受光部12の横方向において、図示を省略
した可変ポテンシャル領域を形成するp型不純物領域か
らなる読み出しゲート部を介して、n型不純物領域から
なる電荷転送部13が形成されており、さらに、図示を
省略した高濃度のp型不純物領域からなるチャネルスト
ッパが形成されている。
【0055】基板10上には、酸化シリコンなどの絶縁
膜14が形成され、電荷転送部13上に、絶縁膜14に
埋め込まれるようにしてポリシリコンなどからなる転送
電極15が形成されている。なお、図2(a)に示す電
荷転送部13と転送電極15が、図1に示す垂直転送部
7に相当する。
【0056】転送電極15を被覆するようにして絶縁膜
14上に、例えば、タングステン(W)などの高融点金
属からなる遮光膜16が形成されており、当該遮光膜1
6には、受光部12の上方に開口部16aが形成されて
おり、光は、この開口部16aを通じて受光部12に入
射されるようになっている。
【0057】遮光膜16およびその開口部16aを被覆
して、例えば、PSG(Phosphosilicate glass) または
BPSG(Borophosphosilicate glass) などからなる層
間絶縁膜17が形成されている。層間絶縁膜17の表面
には、下地の段差の形状を反映してできた窪み17aが
形成されている。
【0058】層間絶縁膜17上に、層内レンズ材18が
形成されており、窪み17aの形状を反映した所定の曲
率を下面に有する層内レンズ材18により層内レンズが
構成される。層内レンズ材18は、光透過率が十分高い
材料、例えば、窒化シリコン膜(SiN)または酸化シ
リコン膜(SiO2 )などから形成されている。
【0059】上面が平坦化された層内レンズ材18を被
覆して、光透過性を有する窒化シリコンなどの無機材料
からなる第1レンズ材21が形成されており、当該第1
レンズ材21の上面は所定の曲率の曲面を有している。
上記の第1レンズ材21のレンズギャップを小さくする
ために、第1レンズ材21上に、光透過性を有する窒化
シリコンなどの無機材料からなり、後述するヒューズ上
方の耐湿性向上のための保護膜としても機能するレンズ
材保護膜23が形成されている。上記の第1レンズ材2
1およびレンズ材保護膜23からオンチップレンズ(O
CL:On Chip Lens) が形成されている。
【0060】上記の固体撮像装置においては、図2
(a)に示すように、電源端子φpとGND間に可変抵
抗Rfを主体とした基板バイアス発生回路40が接続さ
れており、この可変抵抗Rfからの分圧が基板バイアス
Vsubとしてn型基板10に印加されるようになって
いる。
【0061】この基板バイアス発生回路40は、例え
ば、図13に示すように、電源端子φpとGND間に複
数の抵抗(例えば、多結晶シリコン層による抵抗層)を
直列に接続した抵抗分割回路により構成される。図示の
例では、抵抗R0〜Rnがそれぞれ直列に、電源端子φ
pおよびGND間に接続されている。
【0062】そして、各抵抗R0〜Rn間の接点a1〜
anからそれぞれ一方にアルミニウムからなる配線が引
き出されて、各端部にパッドP1〜Pnが形成されてい
る。また、各接点a1〜anから他方に配線が引き出さ
れ、それぞれヒューズF1〜Fnを介して共通接点bに
接続されている。各ヒューズF1〜Fnは、例えば、多
結晶シリコン層にて形成されている。そして、上記共通
接点bと基板バイアスVsubの供給用の配線の途中か
ら接点cを介して別の配線が引き出され、この配線の端
部に共通パッドCPが形成されている。上記構成によっ
て、基板バイアス発生回路40が形成されている。この
基板バイアス発生回路40は、例えば、図1に示すよう
に、CCD固体撮像素子の撮像部2の周辺部Mに形成さ
れる。
【0063】図2(b)に図1に示す周辺部Mにおける
断面図を示す。図2(b)に示すように、n型のシリコ
ン基板10に、酸化シリコンからなる絶縁膜14aが形
成されており、当該絶縁膜14a上に例えばポリシリコ
ンなどからなるヒューズFが形成されている。
【0064】ヒューズFを被覆するようにして絶縁膜1
4a上に、例えば、PSGまたはBPSGなどからなる
層間絶縁膜17が、600〜750nm程度の膜厚で形
成されている。
【0065】層間絶縁膜17上に、撮像部において層内
レンズとなる、例えば、窒化シリコンからなる層内レン
ズ材18が形成されており、層内レンズ材18上に、撮
像部においてオンチップレンズ20を構成する第1レン
ズ材21aが形成されている。
【0066】ヒューズF上における第1レンズ材21a
および層内レンズ材18には、開口部Gが形成されてい
る。このように開口部Gが形成されているのは、ヒュー
ズFは、電気特性評価時にサージ電圧を印加することに
より切断することとなるが、そのときに発生するエネル
ギーをヒューズFの上部へ逃がす必要があるからであ
り、窒化シリコンからなる層内レンズ材18や第1レン
ズ材21aが、例えば、500nm以上存在するとエネ
ルギーを上方へ抜ききれなくなってしまうからである。
なお、エネルギーを上方に逃がす際に、600〜750
nm程度のBPSGなどからなる層間絶縁膜はさほどそ
の障害とはならない。
【0067】開口部G内および第1レンズ材21aを被
覆して全面に、光透過性を有する窒化シリコンなどの無
機材料からなり、ヒューズ上方の耐湿性向上のための保
護膜として、かつ、前述した撮像部における第1レンズ
材21のレンズギャップを小さくする機能をも有するレ
ンズ材保護膜23が形成されている。
【0068】上記の本実施形態に係る固体撮像装置で
は、オンチップレンズ20を構成する第1レンズ材21
上には、レンズ材保護膜23が形成されていることか
ら、第1レンズ材21のレンズギャップをレンズ材保護
膜23により小さくすることができ、オンチップレンズ
のレンズギャップdを小さくすることができる。ここ
で、レンズ材保護膜23の膜厚を大きくするに従いレン
ズギャップdを小さくすることができるが、レンズ材保
護膜は、周辺部におけるヒューズF上の耐湿性向上のた
めの保護膜を兼ねていることから、ヒューズFを切断す
る際のエネルギーが上方に抜けきるだけの膜厚、すなわ
ち、500nm以下の範囲内において、レンズ材保護膜
23を形成することが好ましい。
【0069】次に、上記の本実施形態に係る固体撮像装
置の製造方法について、図3〜図7を用いて説明する。
なお、図3〜図7において、(a)は図2(a)に対応
する撮像部における断面図であり、(b)は図2(b)
に対応する周辺部における断面図である。
【0070】まず、図3に示すように、撮像部における
n型のシリコン基板10に、従来と同様な方法によっ
て、不図示の領域において素子分離絶縁膜を形成した
後、p型ウェル11、受光部12、電荷転送部13、図
示を省略した読み出しゲート部、および、図示を省略し
たチャネルストッパを形成する。また、電荷転送部13
上の絶縁膜14に埋め込んでポリシリコンからなる転送
電極15を形成し、絶縁膜14上に、高融点金属の膜か
らなり受光部12の上方に開口部16aを有する遮光膜
16を形成する。上記の工程において、撮像部における
図示しない素子分離絶縁膜を形成する際に、ヒューズを
形成する周辺部にも絶縁膜14aとして形成し、転送電
極15を形成する際に周辺部にポリシリコンからなるヒ
ューズFを形成する。続いて、撮像部における遮光膜1
6および周辺部におけるヒューズFを被覆して全面に、
例えばPSGあるいはBPSG膜を600〜750nm
程度成膜して、層間絶縁膜17を形成する。ここで、撮
像部における層間絶縁膜17の上面には、下地の段差形
状を反映した窪み17aが形成される。
【0071】次に、図4に示すように、撮像部および周
辺部における層間絶縁膜17上に、プラズマCVD(Ch
emical Vapor Deposition)法により、窒化シリコン(S
iN)または酸化シリコン(SiO2 )等の光透過膜か
らなる層内レンズ材18を形成し、撮像部において当該
層内レンズ材18により層内レンズが形成される。続い
て、撮像部および周辺部の全面に、例えば、UVCVD
法により、光透過材料である窒化シリコンを堆積させて
第1レンズ材21aを形成する。
【0072】次に、図5に示すように、撮像部における
第1レンズ材21a上に、所定の曲率の曲面となったレ
ンズ形状のレジストパターンRPを形成する。
【0073】次に、図6に示すように、全面にRIE
(Reactive Ion Etching) などの異方性エッチングを施
して、撮像部において、レンズパターンを第1レンズ材
21aに転写させて、上面がレンズ形状の第1レンズ材
21を形成する。ここで、第1レンズ材21aに無機材
料を採用した場合には、第1レンズ材21aのエッチン
グ速度がレジストパターンRPよりも速いことから、レ
ンズギャップが生じることとなる。なお、当該工程後、
周辺部における第1レンズ材21aの膜厚が減少するこ
とになる。
【0074】次に、図7に示すように、周辺部におい
て、ヒューズF上方の第1レンズ材21および層内レン
ズ材18をエッチング除去して、開口部Gを形成する。
【0075】次に、撮像部および周辺部の全面に、例え
ば、UVCVD法により窒化シリコンなどの無機材料を
堆積させて、撮像部において第1レンズ材21のレンズ
ギャップを埋め、かつ、周辺部において耐湿性を向上さ
せるレンズ材保護膜23を形成する。以上により、図2
に示す構造の固体撮像装置が形成される。
【0076】上記の本実施形態に係る固体撮像装置の製
造方法によれば、撮像部において、第1レンズ材21の
レンズギャップを埋め、かつ、周辺部において、耐湿性
を向上させるレンズ材保護膜23を形成することによ
り、上述した効果を有する固体撮像素子を形成すること
ができ、従来に比して製造工程を増加させずに、オンチ
ップレンズ20のレンズギャップの小さい固体撮像装置
を製造することができる。
【0077】第2実施形態 第1実施形態においては、レンズ材保護膜23は、第1
レンズ材21のレンズギャップを小さくする機能と、ヒ
ューズF上の耐湿性向上のための保護膜としての機能を
全て担っていたため、その膜厚は、上述したように50
0nm以下とすることが好ましいとしたが、第1レンズ
材21のレンズギャップを埋めるためには、第1レンズ
材21上に形成するレンズ材の膜厚を500nm以上と
する必要がある場合もある。本実施形態では、そのよう
な場合でもヒューズF上の層間絶縁膜17上に存在する
耐湿性向上のための保護膜の膜厚を500nm以上とす
ることなしに、第1レンズ材21のレンズギャップを効
果的に小さくするものである。
【0078】図8(a)に本実施形態に係る固体撮像装
置の撮像部における断面図を示し、図8(b)に周辺部
における断面図を示す。図8において、撮像部における
第1レンズ材21下層、および周辺部における第1レン
ズ材21a下層の構造については、第1実施形態と同様
であるため、その説明は省略し、第1実施形態と異なる
構造のみについて説明する。
【0079】図8(a)に示すように、撮像部におい
て、オンチップレンズ20を構成する第1レンズ材21
上には、第1レンズ材21のレンズギャップを小さくす
るための第2レンズ材22がさらに形成されており、第
2レンズ材22上にレンズ材保護膜23が形成されてい
る。第1レンズ材21、第2レンズ材22、レンズ材保
護膜23からオンチップレンズ20が形成されている。
【0080】一方、図8(b)に示すように、周辺部に
おいて、第1レンズ材21aの上には、第2レンズ材2
2が形成されている。ヒューズF上における第2レンズ
材22、第1レンズ材21aおよび層内レンズ材18に
は、開口部Gが形成され、開口部G内および第2レンズ
材22を被覆して全面に、レンズ材保護膜23が形成さ
れている。
【0081】上記の本実施形態に係る固体撮像装置で
は、撮像部において、第1レンズ材21のレンズギャッ
プを小さくする機能を担う第2レンズ材22をさらに形
成していることから、第2レンズ材22の膜厚を調整す
ることで、ヒューズF上の層間絶縁膜17上に存在する
レンズ材保護膜23の膜厚を500nm以下に制御する
ことができ、レンズギャップを最適な値まで小さくして
感度を向上させつつ、周辺部において、ヒューズFを切
断する際の不良がない範囲内で耐湿性を向上させること
ができる。
【0082】上記構成のCCD固体撮像素子の製造方法
について、図9〜図10を用いて説明する。なお、図9
〜図10において、(a)は図8(a)に対応する撮像
部における断面図であり、(b)は図8(b)に対応す
る周辺部の断面図である。
【0083】まず、第1実施形態と同様に、図3〜図6
に示す工程を経て、撮像部および周辺部において第1レ
ンズ材21aを形成し、撮像部において、レンズ形状が
転写された第1レンズ材21を形成する。
【0084】次に、図9に示すように、撮像部および周
辺部の全面に、例えば、UVCVD法により、光透過材
料である窒化シリコンを堆積させて第2レンズ材22を
形成する。当該工程において、撮像部における第1レン
ズ材21のレンズギャップが、第2レンズ材22の膜厚
に従い小さくなる。なお、第2レンズ材22の膜厚は、
特に限定はない。
【0085】次に、図10に示すように、周辺部におい
て、ヒューズF上方に形成された第2レンズ材22、第
1レンズ材21a、および層内レンズ材18をエッチン
グ除去して、開口部Gを形成する。
【0086】次に、撮像部および周辺部の全面に、例え
ば、UVCVD法により窒化シリコンなどの無機材料を
堆積させて、撮像部において第2レンズ材22のレンズ
ギャップを埋め、かつ、周辺部において耐湿性を向上さ
せるレンズ材保護膜23を形成する。以上により、図8
に示す構造の固体撮像装置が形成されることとなる。
【0087】上記の本実施形態に係る固体撮像装置の製
造方法によれば、第1実施形態に比して第2レンズ材2
2を形成する工程を追加するのみで、レンズギャップを
最適な値まで小さくして感度を向上させつつ、周辺部に
おいて、ヒューズFを切断する際の不良がない固体撮像
装置を製造することができる。
【0088】本発明は、上記の実施形態の説明に限定さ
れない。例えば、本実施形態では、レンズ材としてUV
CVD法により形成される窒化シリコン膜を例に上げて
説明したが、レジストパターンとのエッチング速度が異
なることにより発生するレンズギャップを小さくするこ
とが目的であるため、特にレンズ材の材料に限定はな
い。また、本実施形態では、第1レンズ材21と第2レ
ンズ材22とレンズ材保護膜23とを同一の材料により
形成する例について説明したが、それぞれ異なる材料に
より形成することもできる。
【0089】また、本実施形態では、一例として紫外光
を通すレンズ材について説明したが、これに限られるも
のでなく、紫外光を必要としない通常の固体撮像装置に
も同様に適用可能である。また、本実施形態では、一例
として層内レンズを有する固体撮像装置について説明し
たが、層内レンズを形成しない従来の固体撮像装置に適
用することもできる。さらに、本実施形態では、ヒュー
ズFが形成される部分として、撮像部2の周辺部分Mに
形成するとしているが、その他の周辺部分であっても特
に限定はない。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で、種々の変更が可能である。
【0090】
【発明の効果】本発明によれば、レンズ間のギャップを
小さくして感度を向上させつつ、ヒューズ切断時のダメ
ージが基板方向へ向かうことによる不良を低減させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明および従来例に係る固体撮像装置の概略
構成図である。
【図2】(a)は第1実施形態に係る固体撮像装置の撮
像部の断面図であり、(b)は周辺部におけるヒューズ
の断面図である。
【図3】第1実施形態に係る固体撮像装置の撮像部およ
び周辺部における製造において、層間絶縁膜の形成工程
までを示す断面図である。
【図4】第1実施形態に係る固体撮像装置の撮像部およ
び周辺部における製造において、第1レンズ材の形成工
程までを示す断面図である。
【図5】第1実施形態に係る固体撮像装置の撮像部およ
び周辺部における製造において、レンズ形状を有するレ
ジストパターンの形成工程までを示す断面図である。
【図6】第1実施形態に係る固体撮像装置の撮像部およ
び周辺部における製造において、第1レンズ材へのレン
ズ形状の転写工程までを示す断面図である。
【図7】第1実施形態に係る固体撮像装置の撮像部およ
び周辺部における製造において、ヒューズ上方の第1レ
ンズ材および層内レンズ材の除去工程までを示す断面図
である。
【図8】(a)は第2実施形態に係る固体撮像装置の撮
像部の断面図であり、(b)は周辺部におけるヒューズ
の断面図である。
【図9】第2実施形態に係る固体撮像装置の撮像部およ
び周辺部における製造において、第1レンズ材のギャッ
プを埋める第2レンズ材の形成工程までを示す断面図で
ある。
【図10】第2実施形態に係る固体撮像装置の撮像部お
よび周辺部における製造において、ヒューズ上方の第2
レンズ材、第1レンズ材および層内レンズ材の除去工程
までを示す断面図である。
【図11】従来例に係る固体撮像装置の撮像部の断面図
である。
【図12】固体撮像装置における受光部の深さ方向のポ
テンシャル分布図である。
【図13】固体撮像装置に形成される基板バイアス発生
回路の構成を示す回路図である。
【図14】従来例に係る固体撮像装置の周辺部に形成さ
れたヒューズの断面図である。
【図15】従来例に係る固体撮像装置の撮像部および周
辺部における製造において、層内レンズ材の形成工程ま
でを示す断面図である。
【図16】従来例に係る固体撮像装置の撮像部および周
辺部における製造において、レンズ形状を有するレジス
トパターンの形成工程までを示す断面図である。
【図17】従来例に係る固体撮像装置の撮像部および周
辺部における製造において、レンズ材へのレンズ形状の
転写工程までを示す断面図である。
【図18】従来例に係る固体撮像装置の撮像部および周
辺部における製造において、ヒューズ上方のレンズ材お
よび層内レンズ材の除去工程までを示す断面図である。
【図19】従来例に係る固体撮像装置の撮像部の問題点
を説明するための図である。
【図20】従来例に係る固体撮像装置の周辺部の問題点
を説明するための図である。
【符号の説明】
1…固体撮像装置、2…撮像部、3…水平転送部、4…
出力部、4a…電荷−電圧変換部、6…読み出しゲート
部、7…垂直転送部、8…画素、10…基板、11…p
型ウェル、12…受光部、13…電荷転送部、14…絶
縁膜、14a…絶縁膜、15…転送電極、16…遮光
膜、17…層間絶縁膜、18…層内レンズ材、21,2
1a…(第1)レンズ材、22…第2レンズ材、23…
レンズ材保護膜、30…保護膜、40…基板バイアス発
生回路、F1〜Fn…ヒューズ、P1〜Pn…サージ電
圧印加用のパッド、R0〜Rn…抵抗、a1〜an…接
点、b…共通接点、c…接点、CP…共通パッド。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 27/148 H01L 27/14 B 31/10 27/04 V H04N 5/335 31/10 A Fターム(参考) 2H042 AA18 AA21 4M118 AA08 AB01 BA10 CA03 CB14 DB06 DB08 DD09 EA01 FA06 FA13 GB11 GD04 5C024 CX41 CY47 EX43 GX03 GY01 JX23 JX25 5F038 AV02 AV10 AV15 BB05 DF20 EZ20 5F049 MA02 NA17 NB05 PA14 QA20 SS03 SZ13

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板に形成された複数の受光部を含む撮像
    部と、前記基板上に形成されたヒューズ部を有し、当該
    ヒューズ部の切断状況に応じた電圧が前記基板に印加さ
    れる固体撮像装置であって、 前記撮像部における前記受光部上方に形成され、前記受
    光部への集光機能を有する複数のレンズと、 前記撮像部における前記レンズ間のギャップを埋めるよ
    うに、かつ、前記ヒューズ部を保護するように一体的に
    形成された光透過性の保護膜とを有し、 前記ヒューズ部の近傍の前記保護膜は、前記ヒューズ部
    を切断する際に発生するエネルギーを基板面方向と異な
    る方向に発生させ得る膜厚に設定されている固体撮像装
    置。
  2. 【請求項2】前記レンズは、多層膜からなり、当該多層
    膜の最上層膜が前記保護膜として前記撮像部および前記
    ヒューズ部に一体的に形成されている請求項1記載の固
    体撮像装置。
  3. 【請求項3】前記撮像部において前記レンズを形成する
    レンズ材が、前記ヒューズ部上で開口を有するように形
    成されており、前記保護膜は、前記開口内表面を被覆す
    るように形成されている請求項1記載の固体撮像装置。
  4. 【請求項4】前記レンズは、無機材料により形成されて
    いる請求項1記載の固体撮像装置。
  5. 【請求項5】ヒューズ部の切断状況に応じた電圧が基板
    に印加される固体撮像装置の製造方法であって、 撮像部において前記基板に複数の受光部を形成する工程
    と、 前記基板上にヒューズ部を形成する工程と、 前記撮像部および前記ヒューズ部における前記基板上
    に、少なくとも前記ヒューズ部上において前記撮像部に
    比して薄くなるように層間膜を形成する工程と、 前記撮像部における前記層間膜上に、前記受光部への集
    光機能を有する複数のレンズを形成する工程と、 前記撮像部における前記レンズ間のギャップを埋め、か
    つ、前記ヒューズ部を保護するように一体的に光透過性
    の保護膜を形成する工程とを有する固体撮像装置の製造
    方法。
  6. 【請求項6】前記保護膜を形成する工程において、前記
    ヒューズ部の近傍において、前記ヒューズ部を切断する
    際に発生するエネルギーを基板面方向と異なる方向に発
    散させ得る膜厚で前記保護膜を形成する請求項5記載の
    固体撮像装置の製造方法。
  7. 【請求項7】前記レンズを形成する工程は、 少なくとも前記撮像部における前記層間膜上に第1レン
    ズ材を形成する工程と、 前記撮像部における前記第1レンズ材上にレンズ形状を
    有するマスク層を形成する工程と、 前記マスク層および前記第1レンズ材にエッチングを行
    い、前記第1レンズ材に前記レンズ形状を転写する工程
    とを有する請求項5記載の固体撮像装置の製造方法。
  8. 【請求項8】前記第1レンズ材に前記レンズ形状を転写
    する工程の後に、前記撮像部における前記第1レンズ材
    上に、前記第1レンズ材間のギャップを埋めるように光
    透過性の第2レンズ材を形成する工程をさらに有する請
    求項7記載の固体撮像装置の製造方法。
  9. 【請求項9】前記レンズを形成する工程において、無機
    材料からなるレンズを形成する請求項5記載の固体撮像
    装置の製造方法。
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