JP2003049985A - パイプ保持用コレット - Google Patents

パイプ保持用コレット

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JP2003049985A
JP2003049985A JP2001239030A JP2001239030A JP2003049985A JP 2003049985 A JP2003049985 A JP 2003049985A JP 2001239030 A JP2001239030 A JP 2001239030A JP 2001239030 A JP2001239030 A JP 2001239030A JP 2003049985 A JP2003049985 A JP 2003049985A
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JP
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pipe
collet
holding collet
holding
pipe holding
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JP2001239030A
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Inventor
Koji Sawada
耕司 沢田
Yukihiro Hosoda
幸宏 細田
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明はパイプ保持用コレットに関するもので
あり、更に詳しくはワンプッシュ型パイプ継手に使用さ
れるコレットに係るものである。 【解決手段】パイプ継手内に配置されて給水・給湯用パ
イプの外表面を保持するパイプ保持用コレットであっ
て、挿入されるパイプの外径よりも大きい径を有する筒
状基部と、当該筒状基部の一端より先端が略T字状に伸
びる複数の突起部と、この突起部のT字状の頭部を鋭角
に折り曲げて構成される爪部と、前記折り曲げ部にT字
状の基部に向けて窪み部を形成したことを特徴とするパ
イプ保持用コレット。1‥パイプ保持用コレット、2‥
筒状基部、3‥突起部、3a‥頭部、3b‥基部、4‥
爪部、5‥窪み部。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパイプ保持用コレッ
トに関するものであり、更に詳しくはワンプッシュ型パ
イプ継手に使用されるコレットに係るものである。
【0002】
【従来の技術】水圧等の一定の圧力に耐えることを要求
される樹脂製パイプの連結に使用されるパイプ継手とし
ては、図6に示すようなワンプッシュ式継手が広く用い
られている。これはパイプ31が差し込まれる金属製又
は合成樹脂製のソケット32において、拡径部33内に
深部よりパイプ保持リング35、バックアップリング3
6、Oーリング34を順次挿入し、ソケット32の外周
の雄ネジ部37に螺合されたキャップ38にて抜け出し
を防止したものである。
【0003】かかるパイプ継手にあっては、キャップ3
8をソケット32に螺合することによって前記Oーリン
グ34、バックアップリング36、パイプ保持リング3
5を押え込み、ここに、先端にスリ−ブ39を嵌合した
パイプ31を差し込むものである。即ち、パイプ31の
外周面をOーリング34に接触しつつ挿入し、更にパイ
プ保持リング35の各々の爪35aの拡開方向への弾性
変形下でソケット32内へ差し込み、パイプ31の表面
に当該爪35aを食い込ませることによってパイプ31
の抜け出しが阻止されることになる。尚、通常はキャッ
プ38にはフィルムカバ−が被せられ、このキャップ3
8がその後に弛められたか否かを判断するものである。
【0004】しかるに、家庭内水栓に操作性の高いシン
グルレバ−が普及し、更に、フレッシュな飲料水を提供
するために直接水道の本管から水が得られるように水道
圧力が上げられているケースもある。従って、水栓の開
閉時に発生するウォ−タ−ハンマ−に上昇が見られる傾
向にある。このことから、給水・給湯用の樹脂パイプを
接続するパイプ継手に用いられる構成部品、主としてパ
イプ保持リングを水栓開閉時に発生するウォ−タ−ハン
マ−に対する高耐衝撃性を備えた構造にしなくてはなら
ない。勿論、パイプ継手を構成する部品点数が少ないこ
とが望まれることは言うまでもない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、給水及び給
湯に用いられるパイプ継手に用いられるパイプ保持用コ
レットに関し、かつウォ−タ−ハンマ−等に対する高耐
衝撃性の部品を提供するものであり、更に詳しくはワン
プッシュ型パイプ継手に使用されるパイプ保持用コレッ
トを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、主として樹脂
製のパイプを保持するコレットに係るものであり、その
要旨は、パイプ継手内に配置されて給水・給湯用パイプ
の外表面を保持するコレットであり、挿入されるパイプ
の外径よりも大きい径を有する筒状基部と、当該筒状基
部の一端より先端が略T字状に伸びる複数の突起部と、
この突起部のT字状の頭部を鋭角に折り曲げて構成され
る爪部と、前記折り曲げ部にT字状の基部に向けて窪み
部を形成したことを特徴とするものである。
【0007】そして、更に具体的には、コレットの筒状
基部が大径部と突起が形成される側の小径部とからなる
くびれを有するもので、この小径部側より突起部が形成
され、これが折り曲げられて形成された爪部が筒状基部
と同芯状をなし、かつ爪部の先端が折り曲げ部よりも幅
の狭く、更には全ての爪部の先端の高さが同一であるパ
イプ保持用コレットである。かかるパイプ保持用コレッ
トを構成する材料としては、ステンレス鋼が最も好まし
く、その厚みはパイプの径や流される流体の圧力にもよ
るが、給湯や給水に用いられるものとしては、0.2以
上、好ましくは0.25〜0.35mm程度が望まし
い。又、爪部の先端における内径は用いられるパイプの
径−0.4〜0.6mm程度がよい。
【0008】
【発明の実施の形態】従来の給水・給湯用の樹脂管を接
続する継手に用いられるパイプ保持用コレットは、前記
したように単に筒状のリングに爪が折れ曲がって形成さ
れただけのものであって、強度的に改良が要求されるこ
とがある。又、これを改良したものとしてポリエチレ
ン、ポリサルホン、ポリフェニルサルホン等の環状樹脂
を用い、この中にリングを埋め込み、爪のみを突出させ
たものがあるが、強度的に或いは部品の点数を減らす意
味では大きな効果があるが、パイプ保持用コレットとし
ては未だ若干の問題があった。
【0009】本発明のコレットにあって、爪部を構成す
る突起部がT字状をなし、このT字状の頭部が折り曲げ
られているため、爪部はパイプの外周の広い範囲にわた
って食い込むこととなり、その結合は解けることはな
い。更にT字状の基部は幅の狭い構造となっているた
め、パイプの差し込み時には弾発力がもたらされ、爪部
が外側に広がることが可能であり、パイプの差し込みが
確実となる。そして、パイプ内に流体が流れた際にも食
い込みは完全となるため、使用時にパイプが引き抜ける
ことがなくなるものである。特に、パイプの引き抜きに
あっては、爪部の折り曲げ部にT字状の基部に向けて窪
み部を形成したことによって、爪部の強度が著しく向上
したものであり、パイプが抜けてしまうという事故も全
くなくなったものである。尚、コレットの筒状基部が大
径部と突起が形成される側の小径部とからなるくびれを
有することにより、ソケットに螺合されるキャップの滑
り抵抗も減少し、パイプ継手としての組み立ても容易と
なる等の特徴も備えている。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図面をもって更に詳細に説明
する。図1は本発明におけるパイプ保持用コレット1の
正面図、図2はAーA線での断面図、図3は矢視Aにお
ける爪部のみを取り出した拡大図、図4は爪部を構成す
る突起部の拡大展開図である。
【0011】コレット1は厚さ0.25mmのステンレ
ス鋼で作られ、最大外形は22.2mm、爪部の内径は
16.4mmである。図中、符号2は筒状基部であり、
大径部2aと突起が形成される側の小径部2bとからな
り、くびれ2cを有する。そして小径部2b側より複数
(この場合には6個)の突起部3が形成され、これは全
体としてT字状をなし、T字状の頭部3aは先端側がや
や幅の狭い(w0 )形状となっている。この突起部3は
基部3bが約15度折り曲げられ、次いで頭部3aはそ
のほぼ中央より内側に折り曲げられ(ほぼ35度)て爪
部4となる。勿論、折り曲げの角度は夫々に要求される
強度等を加味して決められる。そして、頭部3aの折り
曲げられた部位には内側に向けて窪み部5が形成され、
爪部4の強度アップと共に、弾発力を保持することとも
なっている。
【0012】図5は前記したパイプ保持用コレット1を
用いたパイプ継手10の切断図である。さて、符号11
はソケットであり、これには雄ネジ12と共に拡径部1
3が形成されている。かかる拡径部13内にO−リング
14とパイプ保持用コレット1を順次深部側より嵌入す
るものであり。パイプ保持用コレット1の大径部2a側
を深部側に向けて嵌入する。このため爪部4は深部側に
向って斜めに突出することとなる。符号15は、前記雄
ネジ12に螺合する樹脂製のキャップであって、キャッ
プ15の先端がパイプ保持用コレット1の突起部3の頭
部3aに対向するものであり、キャップ15の内周面に
は前記した突起部3の基部3bの傾斜(折り曲げ)に対
向して傾斜面15aが形成されたものである。尚、キャ
ップ15とソケット11との関係を更に言えば、図示は
しないがソケットの拡径部に雌ネジを刻設し、これにキ
ャップに形成した雄ネジを螺合することによっても同様
の効果を奏する。尚、符号16はバックアップリングで
ある。
【0013】符号20は樹脂パイプであり、先端に金属
製のカラ−21が嵌め込まれており、これをソケット1
1内に差し込む。この際、樹脂パイプ20はソケット1
1の拡径部13の最深部につき当たるまで差し込む必要
がある。そして、内部に流体が流れて樹脂パイプ20に
圧力がかかった場合には、その圧力によって樹脂パイプ
20がやや後退する傾向になるが、パイプ保持用コレッ
ト1も爪部3bが食い込んだままやや移動することにな
る。この際、キャップ15の傾斜面15aと突起部3の
基部3bに付した傾斜部とが接触し、更に内側に曲げら
れるため爪部3bの食い込みは大きなものとなり、いわ
ゆるセルフシールされ、ここに樹脂パイプ10の抜けが
防止され、内部流体の漏水も完全に阻止されることとな
る。勿論、O−リング14によってシ−ルされて内部流
体の漏れが防止される。
【0014】樹脂パイプ20として外径17mmのポリ
ブテンパイプを用い、各種のテストを行った。その結
果、キャップ滑り抵抗は36.8N(推奨値60N以
下)、樹脂パイプの引抜力1572N(JIS規格値9
20N以上)であった。いずれも推奨値及び規格値より
も優れていることが分かる。更に、樹脂パイプの差し込
み易さとして差込力を測定したが170Nであり、差し
込み易さも従来のそれと同等であった。
【0015】尚、ここでキャップの滑り抵抗について言
及すると、パイプの挿入によりコレットは軽くパイプを
保持した状態となっている。このままでは使用水圧、ウ
オーターハンマーに対して十分でないが、パイプが水圧
によって抜けようとすると、コレットがキャップと接触
即ち滑ることでコレットの内径が縮小しパイプを強く保
持をする。従って、コレットとキャップが少ない荷重で
滑り、コレットの内径が縮小することが必要である。こ
れまでの知見ではコレットがパイプ軸方向に0.5mm
移動する荷重、即ちキャップの滑り抵抗が60N以下で
あれば実用上問題ないことを確認している。
【0016】
【発明の効果】本発明は以上のように特別な形状のパイ
プ保持用コレットを提供するもので、筒状基部を大径部
と小径部とし、又、爪部を特殊な形状としてパイプとの
接触量を大きくし、更に爪部における折り曲げ部に窪み
部を形成すること等夫々に要求される機能を最大限に発
揮するための構造としたものであり、パイプを強固に保
持し、例えば大きなウォ−タ−ハンマ−が発生した際に
もこれに充分耐えることができることとなったものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のパイプ保持用コレットの正面図
である。
【図2】図2は図1のパイプ保持用コレットのAーA線
での断面図である。
【図3】図3は図1のパイプ保持用コレットの爪部を取
り出したAにおける拡大矢視図である。
【図4】図4は図1のパイプ保持用コレットの突起部の
展開図である。
【図5】図5は図1のパイプ保持用コレットを用いたパ
イプ継手と樹脂パイプとの関係を示す切断図である。
【図6】図6は従来のパイプ継手の一部切断図である。
【符号の説明】
1‥パイプ保持用コレット、 2‥筒状基部、 2a‥大径部、 2b‥小径部、 2c‥くびれ、 3‥突起部、 3a‥頭部、 3b‥基部、 4‥爪部、 5‥窪み部、 10‥パイプ継手、 11‥ソケット、 12‥雄ネジ、 13‥拡径部、 14‥O−リング、 15‥樹脂製のキャップ、 15a‥傾斜面、 20‥樹脂パイプ、 21‥金属製カラー。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイプ継手内に配置されて給水・給湯用
    パイプの外表面を保持するパイプ保持用コレットであっ
    て、挿入されるパイプの外径よりも大きい径を有する筒
    状基部と、当該筒状基部の一端より先端が略T字状に伸
    びる複数の突起部と、この突起部のT字状の頭部を鋭角
    に折り曲げて構成される爪部と、前記折り曲げ部にT字
    状の基部に向けて窪み部を形成したことを特徴とするパ
    イプ保持用コレット。
  2. 【請求項2】 筒状基部が大径部と突起が形成される側
    の小径部とからなる請求項1記載のパイプ保持用コレッ
    ト。
  3. 【請求項3】 小径部側に突起部が形成された請求項2
    記載のパイプ保持用コレット。
  4. 【請求項4】 爪部が筒状基部と同芯状をなして突出し
    た請求項1記載のパイプ保持用コレット。
  5. 【請求項5】 爪部の先端が折り曲げ部よりも幅の狭い
    形状とした請求項1記載のパイプ保持用コレット。
  6. 【請求項6】 全ての爪部の先端の高さが同一である請
    求項1記載のパイプ保持用コレット。
  7. 【請求項7】 ステンレス製である請求項1記載のパイ
    プ保持用コレット。
JP2001239030A 2001-08-07 2001-08-07 パイプ保持用コレット Pending JP2003049985A (ja)

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