JP2003047820A - ガス吸着シート及び空気浄化用フィルタ - Google Patents

ガス吸着シート及び空気浄化用フィルタ

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JP2003047820A
JP2003047820A JP2001241120A JP2001241120A JP2003047820A JP 2003047820 A JP2003047820 A JP 2003047820A JP 2001241120 A JP2001241120 A JP 2001241120A JP 2001241120 A JP2001241120 A JP 2001241120A JP 2003047820 A JP2003047820 A JP 2003047820A
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sheet
flame
gas
gas adsorption
retardant
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JP2001241120A
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Tadao Masumori
忠雄 増森
Kazuhiro Ueda
和宏 植田
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Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オゾンをはじめとする人体に有害なガスの除
去性能が高く且つ長寿命で、しかもULの定める難燃性
の基準を満足することのできるガス吸着シート、および
該ガス吸着シートを用いて構成される空気浄化用フィル
タを提供する。 【解決手段】 本発明のガス吸着シートは、金属酸化
物、難溶性難燃剤および有機結合剤を含んでなるガス吸
着層が、有機繊維からなるシート基材の少なくとも片面
に形成してなるシートである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス吸着シートお
よびそれをハニカム形状として構成される空気清浄用フ
ィルタに関するものであり、より詳しくはオゾン除去に
優れ、かつ難燃性を有するガス吸着シート及びそれを用
いた空気浄化用フィルタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】コロナ放電による帯電方式を採用した電
気集塵式空気清浄機や電子写真複写機などの事務用機器
では、コロナ放電が機内の空気中で行われるために、機
内に多量のオゾンが発生することになる。そしてこのオ
ゾンは、非常に臭いが強く、また酸化力の高い気体であ
り、空気中に約0.1ppmの濃度が存在するだけで
も、息切れやめまい、吐き気、頭痛などの生理作用を生
じさせる。このため、コロナ放電による帯電方式を採用
した事務用機器等では、このようなオゾンを機外に漏洩
させることは大きな問題とされている。
【0003】かかる問題を克服するため、一般に事務用
機器の排気ダクトにオゾン除去フィルタを取り付けるこ
とが従来から行われている。該フィルタは排気を効率的
に行うという観点から通気抵抗の小さいハニカム構造体
が採用されており、また事務用機器内部に設置するため
安全性の観点から、UL(Underwriters LaboratoriesIn
c.)の定める難燃規格を満足する必要がある。
【0004】例えば、特開平5−309232号公報に
は、難燃性を有しないクラフト紙又は段ボール原紙を基
材とし、それらがオゾン分解触媒とシリカゾル等のコロ
イド状化合物によって被覆されているコルゲート状構造
体からなるフィルタが提案されている。しかし、基材と
して難燃性を有しないものを使用した場合、難燃性を満
たすには、オゾン分解触媒の自燃性を抑制しなければな
らない。そのためコロイド状化合物によるオゾン分解触
媒の被覆がより多く必要になり、結果的にフィルタの寿
命が短くなるという問題が生じていた。また、オゾン分
解触媒のバインダーとしてコロイド状化合物のみを用い
た場合、その接着能力は低くなり、オゾン分解触媒の脱
落が多くなり、取り扱い性が悪くなるという問題が生じ
ていた。
【0005】特開平2−273512号公報では、アル
ミニウム薄板を基材とし、バインダーとしてコーンスタ
ーチ等を用い、オゾン分解触媒を基材上に塗布したフィ
ルタが提案されている。しかし基材としてアルミニウム
薄板を用いた場合、耐久性、難燃性に優れているが、強
度が高くなるため、層長方向にスライスすることが非常
に困難になってしまい、ハニカムの加工性の自由度が小
さくなるという問題が生じていた。
【0006】特開昭62−201648号公報、特開平
1−245850号公報ではオゾン分解触媒の担持基材
としてセラミック繊維等の無機質繊維集合体を使用した
ものが提案されているが、基材として無機質繊維集合体
等を使用した場合、耐熱性に優れるものの、強度が低
く、コルゲート加工やプリーツ加工等の成形工程におい
て問題を生じることが多い。そして、その問題を解決す
るためにはシートを厚くする必要があり、結果的にハニ
カムの圧力損失が上昇してしまうという問題が生じてい
た。
【0007】特開平3−242227号公報、特開平1
0−272358号公報では、オゾン分解触媒、セラミ
ック、粘土鉱物、ガラス等からなるハニカム成形体につ
いて提案されているが、難燃性は優れているものの、強
度が弱く、取り扱い性が悪いという問題が生じていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題を解
決するためになされたものであり、オゾンを初めとする
人体に有害なガスの除去性能が高く、長寿命、低圧力損
失で、かつULの定める難燃性の基準を満足し、さらに
取り扱い性の優れているガス吸着シート及びそれを用い
た空気浄化用フィルタを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、有機繊
維からなるシート基材の少なくとも片面にガス吸着層を
設けたガス吸着シートにおいて、ガス吸着層中に少なく
とも金属酸化物、難溶性難燃剤および有機結合剤を含有
させることを特徴とするガス吸着シートを提供するもの
である。
【0010】上記ガス吸着シートにおいて、特にシート
基材中に難溶性難燃剤を含むことが好ましい。本発明の
上記ガス吸着シートにおいては、また、上記のようなガ
ス吸着シートを用いて、開口率が30〜90%のハニカ
ム形状とすることによって、上記目的に適う有用な空気
浄化用フィルタが実現できる。
【0011】本発明は上記の如く構成され、シート基材
の支持繊維を有機繊維にすることによって、シート基材
の強度も強くなり、容易にかつ迅速に製造することがで
きたのである。また、シート基材に難燃剤を添加するこ
とにより基材の難燃性が高まり、金属酸化物、難燃剤を
含んでなるガス吸着層に添加する難燃剤量を低減するこ
とができ、オゾン分解触媒の難燃剤による被覆面積が減
少し、結果として、長寿命化を行うことが可能となっ
た。
【0012】一方、シート基材及びガス吸着層に含まれ
る難燃剤としては、難溶性難燃剤を採用することによ
り、抄紙時の繊維上への難燃剤の定着率がよくなり、ま
た難燃剤の触媒への影響が少なくなり、寿命が低下する
という問題を回避することができ、難燃性もULの定め
る難燃規格を満足することが可能となった。ここで難溶
性難燃剤とは、20℃の水への溶解度が1%以下である
難燃剤を意味する。また、ガス吸着層に有機結合剤を含
有することにより、オゾン分解触媒の脱落量を少なくす
ることができ、取り扱いを容易にすることが可能となっ
た。以下、本発明の作用について説明する。
【0013】
【発明の実施の形態】シート基材に関して、易燃紙、ア
ルミニウム薄板、無機質繊維集合体を使用する従来技術
は寿命、強度、厚み、取り扱い性等に欠点を有してお
り、それらの改善を行うために鋭意研究を進めたとこ
ろ、難燃剤と有機繊維を一般的に知られている湿式抄紙
法によって抄造したものをシート基材とすれば、寿命、
強度、厚み、取り扱い性等の従来技術に見られた欠点を
改善することができることを見出した。抄紙時に難燃剤
が定着しやすいという理由から、有機繊維としては木材
系パルプやマニラ麻パルプ、ポリオレフィン系パルプ、
アクリルパルプ、アラミドパルプ等のフィブリル化でき
る繊維が好ましく、レーヨンやポリエチレン、ポリエス
テル、ポリプロピレン、ポリビニルアルコール等の単繊
維を併用してもよい。
【0014】さらに、難燃剤として水溶性難燃剤を用い
ると、抄紙時の繊維上への難燃剤の定着率が悪く、シー
ト自体の難燃性が低下するという問題が生じるため、難
溶性難燃剤をシート基材の難燃剤として用いることを見
出した。上記に記載したように有機繊維を湿式抄紙する
ことによりシート基材としての、寿命、強度、厚み、取
り扱い性が改善されるとともに、さらにかつシート基材
中に難溶性難燃剤を含む事により、難燃性が一層強化さ
れ、ガス吸着層の難燃剤量を低減できるが可能となっ
た。その結果ハニカム加工性、取り扱い性も著しく改善
された。
【0015】上記シート基材は通常の湿式抄紙法で行わ
れる。該シート基材の厚みは、0.01〜0.15mm
程度であることが好ましい。この厚みが0.01mm未
満となると、ハニカム形状への折り込み加工の際の強度
が不十分となり、0.15mmを越えるとガス吸着シー
ト全体の厚みが大きくなってハニカム形状のフィルタに
した際の圧力損失が大きくなる。
【0016】本発明のガス吸着シートにおいて、上記ガ
ス吸着層に含まれる金属酸化物とは、マンガン酸化物お
よびマンガン酸化物と他の金属酸化物の複合酸化物であ
る。他の金属として、例えば、鉄、銅、ニッケル、コバ
ルト、チタン等が挙げられる。
【0017】また、上記金属酸化物の形状については、
粉末状が好ましく、粉末状の金属酸化物では、その粉粒
径としては、1〜100μmより好ましくは1〜50μ
mのものを使用するのが良い。即ち、粒径が1μm未満
のものでは、飛散や凝集等が生じて取り扱い性が悪く、
一方粒径が150μmを越えるような大きなものでは、
ガス吸着シートの薄層化が困難となり、また当該シート
からの金属酸化物の剥離を招く恐れがある。
【0018】本発明に用いられる金属酸化物の比表面積
は、50m2/g以上、100m2/g以上であることが
より好ましい。金属酸化物の比表面積が50m2/gよ
りも小さくなると、金属酸化物の触媒活性点が少なくな
りオゾンの除去性能が低下する恐れがある。またこれ以
上の表面積では効果はほぼ一定となり、大きくする意味
がなくなる。
【0019】本発明のガス吸着シートにおいては、ガス
吸着層中に含まれる金属酸化物量は10〜50g/m2
であることが好ましい。この量が10g/m2未満の場
合は十分なオゾン除去性能が得られず、一方50g/m
2を越える場合には、ガス吸着シートの厚みが厚くなる
ので加工性が悪くなり、またハニカム形状に加工した場
合に開口率が小さくなって通過する空気の圧力損失が大
きくなるという問題が生じる。
【0020】本発明でガス吸着層において、金属酸化物
と活性炭を併用することにより、オゾン以外の他臭気の
除去特性が向上するため、活性炭の併用が好ましい。そ
の含有比率を適切な範囲に調整するのが良く、その比率
を1.0:0.1〜1.0にするのが好ましい。活性炭
比率が0.1未満であれば、他臭気の除去が不十分にな
る。また、1.0以上であれば、触媒活性を有する金属
酸化物の絶対含有比率が低くなり寿命が低下する。
【0021】本発明のガス吸着シートにおいて、上記ガ
ス吸着層に含まれる活性炭の種類については特に限定さ
れるものではなく、例えば木材(木炭)やのこ屑、果実
殻(ヤシ殻、もみ殻、コーヒー豆等)、セルロース、リ
グニン、パルプ等の植物系原料;褐炭、亜炭、泥炭、無
煙炭、石油スラッジなどの鉱物系原料等を素材とし、塩
化亜鉛などを使用した薬品賦活あるいは水蒸気などを用
いたガス賦活等を施すことにより得られた活性炭が挙げ
ることができる。
【0022】また、上記活性炭の形状については、粉末
状、繊維状のいずれであっても良いが、ガス吸着シート
の素材として使用した状態で密度を上げるためには、粉
末状が特に好ましい。
【0023】本発明のガス吸着シートのガス吸着層に含
有される難燃剤として水溶性難燃剤を使用するとオゾン
分解触媒の低寿命化の問題を生じるため、少なくとも難
溶性難燃剤であることが必要である。こうした難溶性難
燃剤は、例えばメタリン酸アルミニウム、リン酸メラミ
ン、リン酸マグネシウム、縮合リン酸アミドなどのリン
系難燃剤;水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウムな
どの無機系の難溶性難燃剤が使用できる。尚、これらの
難燃剤は1種または2種以上を併用しても良い。これら
難燃剤の粒径は、1〜100μmより好ましくは1〜5
0μmである。
【0024】本発明のガス吸着シートは、上記のような
シート基材の少なくとも片面に、前記のようなガス吸着
層を形成するものであるが、この形成方法については、
コーター法、グラビア法など公知のコーティング方法が
採用できる。具体的には、まず金属酸化物と活性炭、難
溶性難燃剤を、接着剤と必要によって増粘剤と共に混合
してペースト状とした後、コーター法、グラビア法等に
よってシート基材上に塗布してガス吸着層を形成させ
る。
【0025】上記ガス吸着層中に含まれる有機結合剤
は、有機繊維と金属酸化物、難溶性難燃剤を結合させる
ものである。例えば、MC(メチルセルロース)、CM
C(カルボキシメチルセルロース)、グァーガム、アラ
ビアゴム、アルギン酸ナトリウム、リグニンスルホン酸
ナトリウム、ポリビニルアルコール等が好ましい。セピ
オライト、ヘクトライト、ベントナイト、コロイダルシ
リカ、コロイダルアルミナ、コロイダルチタン、水ガラ
ス等の無機結合剤と、上記有機結合剤との併用が特に好
ましい。有機結合剤自身は、接着性は高いが、燃焼性も
高い。また、無機結合剤は、接着性が低いが、難燃効果
もある。従って、これら両者を併用した方が、より難燃
性に対しての効果は好ましいと考えられる。
【0026】上記のようにして得られるガス吸着シート
の構成を、図1に模式的に示す。これらの図において、
1はシート基材、2はガス吸着層、3は金属酸化物、4
は活性炭、5は有機繊維、6は難溶性難燃剤、7は有機
結合剤、8はガス吸着シートを各々表す。
【0027】本発明のガス吸着シートの厚さは、0.0
2〜0.3mm程度であることが好ましく、より好まし
くは0.03〜0.25mm程度とするのが良い。上記
のように難燃剤、金属酸化物の粒径を規定することによ
り、はじめてガス吸着シートを薄くすることが可能とな
り、かつ強度も持たせることができるようになった。こ
の厚さが0.02mmより薄いとオゾン除去性能が発揮
されにくく、0.3mmより厚くなると、ハニカム形状
に加工したときに開口率が小さくなって、通過する空気
の圧力損失が大きくなるという問題が起こる恐れがあ
る。
【0028】本発明のガス吸着シートの目付量は、30
〜150g/m2程度であることが好ましい。この目付
量が30g/m2よりも小さくなるとオゾン除去性能が
発揮されにくく、150g/m2よりも大きくなると、
ハニカム形状に加工したときに開口率が小さくなって、
通過する空気の圧力損失が大きくなるという問題が起こ
ることがある。
【0029】上記のようなガス吸着シートをハニカム状
に形成することによって、オゾン分解能に優れた空気浄
化用フィルタが得られるのであるが、こうしたハニカム
形状にする方法は従来公知の加工方法を採用することが
できる。本発明においてハニカム形状とは、断面が六画
形状のものの他、四角、正弦波形、ロール形のもの等、
中空多角柱、中空円柱等の中空柱体が連続して形成され
た形態のものを意味する。例えば、ガス吸着シートを正
弦波形のハニカム形状とするには、まずガス吸着シート
を賦形ロールに通して波形に賦形し、波形の当該ガス吸
着シートの片面または両面に平らなシートを接合する。
これを積層化して正弦波形のハニカム形状のフィルタと
する。
【0030】上記のような正弦波形のハニカム形状のフ
ィルタを形成する場合には、波形の頂点に接着剤を付け
て平らなシートと接合するのが普通であるが、波形のガ
ス吸着シートを積層するとその間にある平らなシートは
必然的に固定されるので、必ずしも接着剤を付ける必要
はない。なお、接着剤を付ける場合はシートの吸着能を
損なわないものを使用する必要がある。接着剤として使
用するものとして、有機系接着剤のアクリル系、塩ビ
系、酢ビ系、ゴム系、エポキシ系の樹脂;無機物系接着
剤の水ガラス等が好ましい。
【0031】図2は、正弦波形にハニカム形状のフィル
タにおける断面形状の概略図であり、このフィルタは、
波形に賦形したシート8a、および平らなシート8bの
少なくとも一方に本発明のガス吸着シート8を使用した
ものである。このようなフィルタにおいてオゾン除去性
能を高めるためには、ピッチ幅(接着ピッチ幅)を小さ
くすると共に、山高さを低くするのが好ましい。これら
の好ましい範囲は、ピッチ幅は1.5〜8mm程度であ
り、山高さは0.5〜5mm程度である。
【0032】上記のようなハニカム形状にして構成され
る本発明の空気浄化用フィルタは、その開口率は30〜
90%程度であることが好ましい。この開口率が30%
未満では通過する流体の圧力損失が大きくなり、90%
を越えると強度面で耐久性が落ちる場合がある。尚、こ
の開口率は、図2に示したピッチ幅や山高さ等を調整す
ることによって制御することができる。
【0033】以下、実施例によって本発明の作用効果を
より具体的に示すが、下記実施例は本発明方法を限定す
る性質のものではなく、前・後記の趣旨に沿って設計変
更することはいずれも本発明の技術的範囲に含まれるも
のである。尚、特に断わらない限り、実施例および比較
例で記載された「部」は「質量部」を表す。
【0034】各項目の評価は下記の方法でおこなった。 [オゾン除去率]ハニカム形状のフィルタを直径:65
mm、厚さ:15mmに切断し、直径:65mmのガラ
スカラムにセットする。そして、オゾン濃度:4ppm
の空気を1m/secで通し、1回の通過でのオゾン除
去率を測定した。尚、オゾン濃度は紫外線吸収法オゾン
濃度測定器で測定した。そのときの測定条件は、温度:
25±2℃、湿度:50±5%である。
【0035】[圧力損失]ハニカム形状のフィルタを直
径:65mm、厚さ:15mmに切断し、直径:65m
mのガラスカラムにセットする。そして、風速:1m/
secの条件でフィルタの圧力損失を測定した。このと
き、圧力損失はマノスターゲージを用いて測定した。
【0036】[難燃性]ULで定めるUL94V試験法
に基づいて評価した(Standard for Test forFlammabil
ity of Plastic Materials for Parts in Devices and
Appliances.Vertical Burning Test ;94V-0,94V-1,94V-
2)。そして、UL94試験法に定められた有炎燃焼時
間、無炎燃焼時間から燃焼性のグレードを求め、定めら
れた基準に基づいて判定した。
【0037】[触媒脱落]学振型摩擦堅牢度試験機(テ
スター産業株式会社製)を用い、JIS P−8136
に準じた方法で試験を行った。具体的には、摩擦子に紙
[ADVANTEC製濾紙「1」(TYPE:ANANASHI、QU
NTITY:100)を用いた]をかぶせ、試験片と摩擦子を3
回こすりあわせ、その摩擦子にかぶせた紙の重量変化を
測定し、それを総脱落量とした。さらに総脱落量を試験
片のこすり合わせた面積で割り、触媒脱落量とした。
【0038】
【実施例】(実施例1)水酸化アルミ:60部、アラミド
パルプ:20部、ポリエステル:10部、バインダーと
してのポリビニルアルコール:10部を混合してスラリ
ー状とし、これをヤンキー型湿式抄紙機で抄紙(目付
量:20g/m2、厚さ:0.08mm)を製造した。
得られた抄紙をシート基材として用い、マンガン酸化
物:33部、活性炭:17部、水酸化アルミ:42部、
バインダーとしてのアルギン酸ソーダ:8部を混合して
ペースト状とした後、シート基材の両面にコート加工
し、目付量:80g/m2、厚さ:0.17mmのガス
吸着層塗布シートを製造した。続いて得られたガス吸着
シートを、コルゲート加工機を用いてピッチ:2.2m
m、山高さ:1.0mmの片段ボールシートに成形し
た。この片段ボールシートを70段に重ね、切断加工し
て層長:15mm、開口率:55%のハニカム形状のフ
ィルタを得た。
【0039】このフィルタについて、圧力損失、オゾン
除去率、難燃性及び触媒脱落を下記の方法によって評価
した。圧力損失:1.7mmAq、初期オゾン除去率:
97%、200時間後のオゾン除去率:85%、触媒脱
落量:1.5g/m2であった。また片段ボールシート
の難燃性は、UL94Vに基づく試験の結果、V−2の
難燃性であった。
【0040】(実施例2)実施例1のシート基材に、マ
ンガン酸化物:37部、活性炭:18部、水酸化アル
ミ:27部、バインダーとして、コロイダルシリカ:9
部、アルギン酸ソーダ:9部を混合してペースト状とし
た後、シート基材の両面にコート加工し、目付量:75
g/m2、厚さ:0.17mmのガス吸着層塗布シート
を製造した。得られたガス吸着シートを、コルゲート加
工機を用いてピッチ:2.2mm、山高さ:1.0mm
の片段ボールシートに成形した。この片段ボールシート
を70段に重ね、切断加工して層長:15mm、開口
率:55%のハニカム形状のフィルタを得た。
【0041】このフィルタについて、圧力損失、オゾン
除去率及び難燃性を上記の方法によって評価した。圧力
損失:1.7mmAq、初期オゾン除去率:97%、2
00時間後のオゾン除去率:80%、触媒脱落量:1.
4g/m2であった。また片段ボールシートの難燃性
は、UL94Vに基づく試験の結果、V−2の難燃性で
あった。
【0042】(比較例1)実施例1のシート基材に、マ
ンガン酸化物:40部、活性炭:20部、水酸化アル
ミ:30部、バインダーとして、コロイダルシリカ:1
0部を混合してペースト状とした後、シート基材の両面
にコート加工し、目付量:70g/m2、厚さ:0.1
6mmのガス吸着層塗布シートを製造した。得られたガ
ス吸着シートを、コルゲート加工機を用いてピッチ:
2.2mm、山高さ:1.0mmの片段ボールシートに
成形した。この片段ボールシートを70段に重ね、切断
加工して層長:15mm、開口率:58%のハニカム形
状のフィルタを得た。
【0043】このフィルタについて、圧力損失、オゾン
除去率及び難燃性を上記の方法によって評価した。圧力
損失:1.6mmAq、初期オゾン除去率:97%、2
00時間後のオゾン除去率:82%、触媒脱落量:8.
0g/m2であった。また片段ボールシートの難燃性
は、UL94に基づく試験の結果、V−2の難燃性であ
った。
【0044】(比較例2)ポリエステル:75部、バイ
ンダーとしてのポリビニルアルコール:25部を混合し
てスラリー状とし、これをヤンキー型湿式抄紙機で難燃
性を有しない抄紙(目付量:20g/m2、厚さ:0.
07mm)を製造した。得られた抄紙をシート基材とし
て用い、マンガン酸化物:37部、活性炭:18部、水
酸化アルミ:27部、バインダーとして、コロイダルシ
リカ:9部、アルギン酸ソーダ:9部を混合してペース
ト状とした後、シート基材の両面にコート加工し、目付
量:75g/m2、厚さ:0.16mmのガス吸着層塗
布シートを製造した。続いて得られたガス吸着シート
を、コルゲート加工機を用いてピッチ:2.2mm、山
高さ:1.0mmの片段ボールシートに成形した。この
片段ボールシートを70段に重ね、切断加工して層長:
15mm、開口率:58%のハニカム形状のフィルタを
得た。
【0045】このフィルタについて、圧力損失、オゾン
除去率及び難燃性を下記の方法によって評価した。圧力
損失:1.6mmAq、初期オゾン除去率:97%、2
00時間後のオゾン除去率:80%、触媒脱落量:1.
4g/m2であった。また片段ボールシートの難燃性
は、UL94Vに基づく試験の結果、難燃規格外であ
り、難燃性をクリアできなかった。
【0046】(比較例3)セラミック繊維:90部、レ
ーヨン:5部、バインダーとしてのポリビニルアルコー
ル:5部を混合してスラリー状とし、これをヤンキー型
湿式抄紙機で難燃性を有しない抄紙(目付量:60g/
2、厚さ:0.22mm)を製造した。得られた抄紙
をシート基材として用い、マンガン酸化物:37部、活
性炭:18部、水酸化アルミ:27部、バインダーとし
て、コロイダルシリカ:9部、アルギン酸ソーダ:9部
を混合してペースト状とした後、シート基材の両面にコ
ート加工し、目付量:115g/m2、厚さ:0.31
mmのガス吸着層塗布シートを製造した。続いて得られ
たガス吸着シートを、コルゲート加工機を用いてピッ
チ:2.2mm、山高さ:1.0mmの片段ボールシー
トに成形した。この片段ボールシートを70段に重ね、
切断加工して層長:15mm、開口率:18%のハニカ
ム形状のフィルタを得た。
【0047】このフィルタについて、圧力損失、オゾン
除去率及び難燃性を下記の方法によって評価した。圧力
損失:2.4mmAq、初期オゾン除去率:97%、2
00時間後のオゾン除去率:78%、触媒脱落量:1.
4g/m2であった。また片段ボールシートの難燃性
は、UL94Vに基づく試験の結果、V−2の難燃性で
あった。
【0048】(比較例4)実施例1のシート基材に、マ
ンガン酸化物:37部、活性炭:18部、リン酸グアニ
ジン:27部、バインダーとして、コロイダルシリカ:
9部、アルギン酸ソーダ:9部を混合してペースト状と
した後、シート基材の両面にコート加工し、目付量:7
5g/m2、厚さ:0.17mmのガス吸着層塗布シー
トを製造した。 得られたガス吸着シートを、コルゲー
ト加工機を用いてピッチ:2.2mm、山高さ:1.0
mmの片段ボールシートに成形した。この片段ボールシ
ートを70段に重ね、切断加工して層長:15mm、開
口率:55%のハニカム形状のフィルタを得た。
【0049】このフィルタについて、圧力損失、オゾン
除去率及び難燃性を下記の方法によって評価した。圧力
損失:1.7mmAq、初期オゾン除去率:97%、2
00時間後のオゾン除去率:30%、触媒脱落量:1.
4g/m2であった。また片段ボールシートの難燃性
は、UL94Vに基づく試験の結果、V−2の難燃性で
あった。
【0050】上記実施例1〜2および比較例1〜4のガ
ス吸着シートの構成(各層の組成)を下記表1に、各試
験結果を下記表2に一括して示すが、これらの結果から
次のように考察できる。まず、難溶性難燃剤を含有する
シート基材であって、この両面に、金属酸化物および難
溶性難燃剤からなるガス吸着層を形成されている実施例
1乃至2のガス吸着シートからなるハニカム状空気浄化
フィルタでは、200時間後であってもオゾン除去率が
80%以上、圧力損失が1.7mmAq、触媒脱落量が
1.5g/m2以下、また難燃性評価はV−2であり、
事務機器の部品として使用できるレベルのものであっ
た。
【0051】オゾン分解触媒のバインダーとして無機バ
インダーのみを使用した比較例1のガス吸着シートを用
いたものでは、触媒の脱落量が実施例1乃至2の場合の
5倍以上であり、触媒脱落量が非常に多く、取り扱い性
が悪い。
【0052】難燃性を有しない紙をシート基材とした比
較例2のガス吸着シートを用いたものでは、前記ULの
定める規格を満足していないことが分かる。
【0053】更に、無機質繊維集合体をシート基材とし
た比較例3のガス吸着シートを用いたものでは、シート
基材の強度が低いため、紙厚が厚くなってしまい、結果
として圧力損失が大きくなってしまっている。
【0054】ガス吸着層比較例4のガス吸着シートを用
いたものでは、当初のオゾン除去率こそ97%と高い値
を示しているものの、水溶性難燃剤によりオゾン分解触
媒の活性点が被覆され、200時間経過後にオゾン除去
率が急激に30%まで低下していることが分かる。
【0055】
【表1】
【0056】
【表2】
【0057】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されており、
オゾンを初めとする人体に有害なガスを効率的に除去す
ることができ、且つ長期間使用しても性能の低下が認め
られないガス吸着シートが得られた。しかも、本発明の
ガス吸着シートでは、ULの定める難燃性の基準を満足
するものであるので、事務用機器などに使用することが
できる。また、このガス吸着シートをハニカム形状とし
た空気清浄用フィルタによれば、人体に有害なガスを効
率的に除去し、かつ圧力損失を小さく抑えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガス吸着シートの構成を模式的に示し
た図である。
【図2】正弦波形のハニカム形状のフィルタにおける断
面形状の概略図である。
【符号の説明】
1:シート基材 2:ガス吸着層 3:金属酸化物 4:活性炭 5:有機繊維 6:難溶性難燃剤 7:有機結合剤 8:ガス吸着シート 8a:正弦波形ハニカムの波形シート 8b:正弦波形ハニカムの平らなシート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D012 CA09 CA10 CA13 CB03 CG01 CG02 CK10 4D019 AA01 BA12 BA13 BA17 BB05 BC05 BC11 CA01 DA01 4G066 AA15A AA15B AA23A AA23B AA26A AA26B AA27A AA27B AA49D AC01D AC07C AC12C AC12D AC13C AC26C BA03 BA07 CA02 CA21 DA03 FA03 FA15 FA28

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有機繊維からなるシート基材の少なくとも
    片面にガス吸着層を設けたガス吸着シートにおいて、該
    ガス吸着層中に少なくとも金属酸化物、難溶性難燃剤お
    よび有機結合剤を含有させたことを特徴とするガス吸着
    シート。
  2. 【請求項2】難溶性難燃剤が、20℃の水への溶解度が
    1%以下のリン系、無機系難燃剤であることを特徴とす
    る請求項1に記載のガス吸着シート。
  3. 【請求項3】シート基材中に難溶性難燃剤を含むことを
    特徴とする請求項1乃至2のいずれかに記載のガス吸着
    シート。
  4. 【請求項4】有機繊維が、木材系やマニラ麻、ポリオレ
    フィン系、アクリル、アラミドからなるフィブリル化繊
    維を含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに
    記載のガス吸着シート。
  5. 【請求項5】金属酸化物が、マンガン酸化物もしくはマ
    ンガン酸化物と他の金属酸化物からなる複合酸化物を含
    むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の
    ガス吸着シート。
  6. 【請求項6】ガス吸着シートの厚みが0.02〜0.3
    mm程度であることを特徴とする請求項1乃至5のいず
    れかに記載のガス吸着シート。
  7. 【請求項7】シート基材の厚みが0.01〜0.15m
    mであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに
    記載のガス吸着シート。
  8. 【請求項8】有機結合剤がMC(メチルセルロース)、
    CMC(カルボキシメチルセルロース)、グァーガム、
    アラビアゴム、アルギン酸ナトリウム、リグニンスルホ
    ン酸ナトリウム、ポリビニルアルコールからなることを
    特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のガス吸着
    シート。
  9. 【請求項9】開口率が30〜90%のハニカム形状とし
    た請求項1乃至8のいずれかに記載のガス吸着シートを
    用いることを特徴とする空気浄化用フィルタ。
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