JP2003047811A - エレクトレット濾材およびその製造方法 - Google Patents
エレクトレット濾材およびその製造方法Info
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Abstract
立ちや脱落、層間剥離がなく、また剛性と易プリーツ性
を有するエレクトレット濾材およびその製造方法。 【解決手段】少なくとも3層以上の繊維層からなるエレ
クトレット濾材であって、最外層が熱融着性繊維層と不
織布、内層の少なくとも1層がエレクトレット化スプリ
ット繊維の短繊維ウェブ層であり、最外層の熱融着性繊
維層が機械的交絡により層を超えて反対側の不織布にま
で到達して絡合した融着部を有することを特徴とするエ
レクトレット濾材およびその製造方法を提供する。
Description
捕捉に用いられる高捕集効率かつ低圧力損失であるエレ
クトレット濾材に関し、繊維の毛羽立ちや脱落、層間剥
離がなく、かつ剛性と易プリーツ性を有するエレクトレ
ット濾材及びその製造方法に関する。
トレット化スプリット繊維と熱融着性繊維で構成され、
繊維脱落や毛羽立ちがないエレクトレットフィルターが
開示されている。同公報では、エレクトレット化スプリ
ット繊維単独で開綿や梳綿すると静電気的トラブルが多
く発生し、製造されるフィルターの濾過性能がばらつい
たり、性能の低いフィルターしか得られない問題点が指
摘されている。これを解決するためにエレクトレット化
スプリット繊維と油剤付着量が0.01〜5重量%であ
る熱融着性繊維を混合してウェブとし、熱融着させたフ
ィルターとする方法が開示されている。この方法では操
業性やフィルター性能の点から熱融着性繊維の油剤付着
量を0.01〜5重量%の範囲内に制御する必要があ
る。また剛性やプリーツ加工性を発現するためには熱融
着性繊維の混合割合をある程度大きくする必要があり、
高捕集効率とするためにはウェブ全体の目付を大きくす
る必要がある。
性繊維層とエレクトレット化スプリット繊維層を、表面
を熱融着性繊維層にして交互に積層し、厚さ方向で機械
的交絡により層を超えて繊維絡合した融着部を有するフ
ィルターが開示され、スプリット繊維の毛羽立ちや層間
剥離のないエレクトレットフィルターが得られることが
記載されている。この公報ではフィルターの剛性とハン
ドリング性向上、易プリーツ化のために補強材を積層す
ることが開示されているが、この補強材は熱融着性繊維
層のうちの一層である。またこの公報ではエレクトレッ
ト化スプリット繊維層の作製方法が明確に記載されてい
ない。
トレット繊維と熱融着性繊維で融着結合したウェブの表
裏両面に網状ネットを積層し一体化した、繊維脱落がな
く腰の強いエアコン用フィルターが開示されている。し
かしながら腰の強いフィルターを得るためには、熱融着
性繊維の混率を大きくし、かつ繊度や目付の大きい網状
シートを使用する必要があり、エアコン用フィルター以
外の用途には捕集効率が必ずしも満足できるレベルでは
なかったり、あるいはフィルター厚さが大きくなったり
するという問題があった。
2000−504992号公報には、ニードルパンチ加
工によってフィブリル化エレクトレット繊維の繊維状ウ
ェブと支持体スクリムとを接合する方法が記載されてい
る。この方法ではウェブの目付、圧力損失および捕集効
率の改良された均一なエレクトレット繊維ウェブフィル
ターが得られると記載されている。しかしながら、フィ
ブリル化エレクトレット繊維の毛羽立ちや繊維脱落につ
いては何ら記載されていない。
を鑑みてなされたものであり、高捕集効率かつ低圧力損
失であり、繊維の毛羽立ちや脱落、層間剥離がなく、ま
た剛性と易プリーツ性を有するエレクトレット濾材およ
びその製造方法を提供するものである。
層以上の繊維層からなるエレクトレット濾材であって、
最外層が熱融着性繊維層と不織布、内層の少なくとも1
層がエレクトレット化スプリット繊維の短繊維ウェブ層
からなり、最外層の熱融着性繊維層が機械的交絡により
層を超えて反対側の不織布にまで到達して絡合した融着
部を有することを特徴とするエレクトレット濾材であ
る。
レクトレット濾材において、内層としてさらにネットを
積層したことを特徴とするエレクトレット濾材である。
製造するための方法であって、開綿、梳綿して形成した
熱融着性繊維ウェブを最表面、不織布を最裏面とし、開
綿、梳綿して形成したエレクトレット化スプリット繊維
ウェブが内層となるように積層し、これをニードルパン
チ加工して繊維絡合させ、次いで加熱処理して融着させ
ることを特徴とするエレクトレット濾材の製造方法であ
る。
レクトレット濾材を製造するための方法において、内層
としてさらにネットを積層したことを特徴とするエレク
トレット濾材の製造方法である。
レクトレット濾材を製造するための方法において、30
〜100mmの短繊維に切断したエレクトレット化スプ
リット繊維を、相対湿度50%以上の雰囲気下で開綿、
梳綿してエレクトレット化スプリット繊維層を形成する
ことを含むエレクトレット濾材の製造方法である。
いられる熱融着性繊維とは、加熱によって溶融する成分
を含んだ繊維をいう。熱融着成分としてはポリエチレ
ン、変性ポリエチレン、共重合ポリエステル、共重合ナ
イロン、エチレン酢酸ビニル共重合体などがある。これ
らの繊維は単一の融着成分から成っていてもよいが、多
成分から成っていてもよい。これらの熱融着繊維は通常
の溶融紡糸によりえられる。多成分から成る熱融着性繊
維としては、シースコア構造やサイドバイサイド構造が
ある。例えば、シースコア構造でシース材料にコア材料
よりも低融点融着成分を用いて、両成分の融点の中間の
温度で処理すると、シース部分だけが溶融しコアの繊維
はそのままの形状で保持される。本発明で用いられる熱
融着性繊維の繊度は1〜100デニール、好ましくは3
〜50デニール、最も好ましくは5〜30デニールであ
る。この繊度以下であれば十分に加熱時に融着が起こら
ず、形態保持が困難である。また逆にこの繊度以上であ
れは、融着部分が大きくなり圧力損失に不利になる。
綿、梳綿されて熱融着性繊維ウェブに形成される。その
目付は5〜30g/m2、好ましくは5〜20g/m2で
ある。この目付けの範囲が圧力損失にとっては最適範囲
である。
ト繊維は以下のように製造することができる。原料樹脂
としてポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、
ポリ−4−メチル−1−ペンテン、ポリ−3−メチル−
1−ブテンなどが挙げられるが好ましくはポリプロピレ
ンである。これらの樹脂から溶融押し出しによりキャス
トフィルムを作製し、次いで5〜10倍に一軸延伸して
延伸フィルムを得る。その後これを荷電工程にてエレク
トレット化し、次いで開繊カッターで微細に割繊してエ
レクトレット化スプリット繊維を得ることができる。具
体的なエレクトレット化の方法にはコロナ放電による荷
電、電子線照射による荷電、高電界下における荷電など
が挙げられる。スプリット繊維の幅の好ましい範囲は4
0〜100μmであり、厚さは3〜50μmが好適であ
る。幅、厚みともこの範囲を超えると嵩が大きくなりす
ぎたり、電荷が低くなりすぎてエレクトレット効果と圧
力損失が両立しない。
は、まず繊維長30〜100mmの長さに切断され、そ
の後開綿、梳綿工程によりエレクトレット化スプリット
繊維層ウェブに形成される。従来、エレクトレット化ス
プリット繊維を単独で開綿や梳綿において積層する操作
では、静電気力によって梳綿機出口部やレイヤー振り落
とし部にエレクトレット化スプリット繊維が付着すると
いうトラブルが発生し、極めて生産性が悪かった。しか
しながら本発明者らは開綿、梳綿工程雰囲気の相対湿度
を50%以上、好ましくは60%以上に制御することに
より、前記のような静電気的トラブルが解消でき、かつ
スプリット繊維自体のエレクトレット性には悪影響を及
ぼさないことを見出した。本発明におけるエレクトレッ
ト化スプリット繊維層の目付は5〜100g/m2、好ま
しくは10〜50g/m2である。
成する不織布の種類は特に限定しない。乾式不織布、湿
式不織布の何れでもよい。またエレクトレットでも非エ
レクトレットの何れでもよい。繊度や目付は特に限定す
るものではなく、許容される圧力損失と剛性との兼ね合
いによって適宜選択することができる。また必要に応じ
て脱臭機能や抗菌機能を有する不織布であっても差し支
えない。
維、金属繊維の何れでもよい。繊度は10〜1500デ
ニール、目開きは1mm2以上、好ましくは9mm2以上
である。繊度、目開きがこの範囲であれば補強効果は十
分であり、また圧力損失に対しても有利である。このよ
うにネットで補強することによりプリーツ加工などした
時、形態保持に優れた効果を発揮する。
して製造される。不織布を最下層、熱融着性繊維層を最
上層とし、その間に少なくとも1層のエレクトレット化
スプリット繊維層、および必要に応じてさらにネットを
挟んで積層する。エレクトレット化スプリット繊維層と
ネットの順序は特に限定されない。なお他の繊維層、例
えば別の熱融着性繊維層やエレクトレット化スプリット
繊維層、不織布、ネット等を内側の層としてさらに積層
しても差し支えない。この積層体をニードルパンチ加工
により最外層の熱融着性繊維層が機械的交絡により層を
超えて反対側の最外層の不織布にまで到達させて絡合さ
せる。仮に最外層が不織布がなく目開きの大きいネット
のみであると、熱融着性繊維とネットの交絡点の数が少
ないため接着強度が十分ではない。最外層の不織布があ
ることで熱融着性繊維と不織布の交絡による接着強度が
十分なものとなる。ニードルパンチ加工のパンチ密度は
10〜500パンチ/cm2、好ましくは20〜200パ
ンチ/cm2である。
着性繊維はエレクトレット化スプリット繊維や不織布と
融着一体化し、毛羽立ちが抑制される。毛羽立ちを抑制
するためには、エレクトレット化スプリット繊維層より
も外側に熱融着繊維層が存在していることが重要であ
る。ここで加熱処理の温度は使用する熱融着性繊維の融
点によって決められるが、ポリエチレン系なら130℃
程度、共重合ポリエステルなら120℃程度がよい。こ
れらの温度で短時間に加熱処理するとエレクトレット化
スプリット繊維のエレクトレット性の低下は極めて小さ
く、捕集効率の低下はほとんど問題にならない。このよ
うにパンチ密度の調整、加熱処理をすることにより、内
層の中に柱状の融着部分を生じ、より一層接着強度が増
すとともに繊維の脱落もなくなり、毛羽立ちも制御で
き、できた濾材の屈曲強度も向上し、プリーツ加工なと
゜がより容易になる。
清浄フィルターを作製する場合、さらに別の脱臭シート
や抗菌シートを貼り合わせてもよい。この場合、熱融着
繊維層側あるいは不織布側の何れの側に貼り合わせても
よい。
れら実施例に限定されるものではない。 まず、本実施
例で得たエレクトレット濾材の試験方法を以下に記す。
板状エレクトレット濾材試料を濾過面積12.5cm2
のステンレス性フィルターホルダーに装着した。このフ
ィルターホルダーには濾材の上流側と下流側にサンプリ
ング管が取りつけられており、空気をサンプリングして
パーティクルカウンターKC−01(RION製)で粒
子個数濃度が測定できるようにした。フィルターホルダ
ーの下流側に真空ポンプを接続し、濾材に通過風速10
cm/秒で空気を導入しつつ濾材の上流側の0.3μm
の粒子個数濃度(Cin)と下流側の0.3μmの粒子
個数濃度(Cout)を計測し、(Cin−Cout)
/Cin×100(%)により粒子捕集効率を求めた。
トレット濾材試料を濾過面積12.5cm2のステンレ
ス製フィルタホルダーに装着し、その下流側にブロワー
を接続し、濾材に空気を導入しつつ、その上流側と下流
側の圧力損失をマノスターゲージにより測定した。通過
風速は10cm/秒とした。
ト濾材試料を黒色紙の上に置き、これに重さ100gの
20cm角の板を10cmの高さから3回繰り返して落
下させた後、試料下面に脱落した繊維の本数を数えた。
1つの実施例(比較例)について3つの試料片で評価
し、脱落本数の平均値を四捨五入して算出した。
濾材試料を2つ折りにしてその折り目の頂点に2mmを
超える繊維の毛羽が存在する場合を毛羽立ちあり、2m
mを超える繊維の毛羽が存在しない場合を毛羽立ちなし
と判定した。
ポリエステル系熱融着性繊維(8デニール、油剤付着量
7重量%)を開綿、梳綿して目付10g/m2の熱融着
性繊維層ウェブ(A)を作製した。また厚さ8μm、平
均幅80μmのポリプロピレン製エレクトレット化スプ
リット繊維を75mm長さの短繊維状に切断し、相対湿
度65%雰囲気下で開綿、梳綿して目付30g/m2の
エレクトレット化スプリット繊維層ウェブ(B)を作製
した。これらと、繊度4デニール、目付80g/m2の
ポリエステル系スパンボンド不織布(C)を、上から
(A)、(B)、(C)の順番で積層した。この積層体
を40パンチ/cm2でニードルパンチ加工して繊維を
交絡させ、次いで120℃の熱風オーブン中を通過させ
て熱融着させ、実施例1のエレクトレット濾材試料を作
製した。
維層ウェブ(A)、およびエレクトレット化スプリット
繊維層ウェブ(B)を作製した。繊維径0.3mm、目
付30g/m2、目開き25mm2のポリオレフィン系ネ
ット(D)、および繊度4デニール、目付15g/m2
のポリプロピレン製スパンボンド不織布(E)をそれぞ
れ準備し、上から(A)、(B)、(D)、(E)の順
番で積層した。この積層体を20パンチ/cm2でニー
ドルパンチ加工して繊維を交絡させ、次いで120℃の
熱風オーブン中を通過させて熱融着させ、実施例2のエ
レクトレット濾材試料を作製した。
製したエレクトレット濾材試料について、レシプロ式プ
リーツ加工機を用いてプリーツ加工性テストを実施した
ところ、何れも加工性良好であった。プリーツ高さ20
mm、ピッチ8mmのフィルターを作製し耐風圧試験を
行ったところ、何れもフィルタ間口風速3m/秒におい
てもプリーツ形状の座屈はみられなかった。
維とエレクトレット化スプリット繊維を重量比1/3で
開綿、梳綿により均一混合し、目付40g/m2の繊維
層ウェブを得た。このウェブを上にし、実施例2と同様
のポリオレフィン系ネット(D)、スパンボンド不織布
(E)の順番で積層した。次いで実施例2と同様のニー
ドルパンチ加工、熱処理を行って比較例1のエレクトレ
ット濾材試料を作製した。
ド不織布(E)を使用せずに(A)、(B)、(D)の
順番で積層し、実施例2と同様のニードルパンチ加工、
熱処理を行って比較例2のエレクトレット濾材試料を作
製した。
維層ウェブ(A)を使用せずに(B)、(D)、(E)
の順番で積層し、実施例2と同様のニードルパンチ加
工、熱処理を行って比較例3のエレクトレット濾材試料
を作製した。
0パンチ/cm2でニードルパンチ加工して繊維を交絡
させ、熱融着をさせずに比較例4のエレクトレット濾材
試料を作製した。
ードルパンチ加工せずに、120℃の熱風オーブン中を
通過させて熱融着させ、比較例5のエレクトレット濾材
試料を作製した。
の粒子捕集効率、圧力損失、繊維脱落、毛羽立ち、層間
剥離を評価した結果を示した。
れも毛羽立ち、繊維脱落、層間剥離がみられない。また
いずれもプリーツ性良好で高風速下における耐風圧性
(剛性)も良好であった。なお、実施例1では剛性確保
のため目付80g/m2のポリエステル系スパンボンド
不織布を使用しており若干圧損が高くなっている。これ
に対して実施例2ではポリオレフィン系ネットで剛性を
付与し、目付15g/m 2のスパンボンド不織布を使用
することにより低圧損化を実現している。
化スプリット繊維を均一混合し、かつ熱融着性繊維の量
が少ないため毛羽立ちおよび繊維脱落がみられた。また
実施例と同量のエレクトレット化スプリット繊維を使用
しているにも関わらず捕集効率が低い。これは熱融着性
繊維の油剤がエレクトレットに対して悪さをしているた
めである。比較例2ではネットと繊維層ウェブの接着が
十分ではなく部分的に剥離しているところがあった。不
織布を使用せず目開きの大きいネットのみであると、熱
融着性繊維とネットの交絡点の数が少なく接着強度が十
分ではないためである。比較例3では熱融着性繊維によ
る融着がないため、エレクトレット化スプリット繊維の
毛羽立ちと繊維脱落が多く認められた。比較例4は熱融
着処理を実施していないため、繊維の毛羽立ちと繊維脱
落が多く認められた。比較例5はニードルパンチ加工を
実施していないため、繊維脱落と層間剥離が認められ
た。
のポリプロピレン製エレクトレット化スプリット繊維を
75mm長さの短繊維状にカットし、相対湿度30%雰
囲気下で開綿、梳綿を試みた。しかしながらエレクトレ
ット化スプリット繊維の梳綿機出口部やレイヤー振り落
とし部への付着が激しく、連続した繊維層ウェブを得る
ことができなかった。
トレット濾材は最外層が熱融着性繊維層と不織布、内層
の少なくとも1層がエレクトレット化スプリット繊維の
短繊維ウェブ層であり、最外層の熱融着性繊維層が機械
的交絡により層を超えて反対側の不織布にまで到達して
絡合した融着部を有することにより、毛羽立ちや繊維脱
落、層間剥離を防止するものである。したがって従来技
術に比べてエレクトレット化スプリット繊維に対する熱
融着性繊維層の使用量を極めて少なくすることができ、
圧力損失を低減することができる。またエレクトレット
化スプリット繊維と熱融着性繊維を均一混合しないの
で、熱融着性繊維に付着している油剤によるエレクトレ
ット低下の懸念がない。
Claims (5)
- 【請求項1】少なくとも3層以上の繊維層からなるエレ
クトレット濾材であって、最外層が熱融着性繊維層と不
織布からなり、内層の少なくとも1層がエレクトレット
化スプリット繊維の短繊維ウェブ層からなり、かつ最外
層の該熱融着性繊維層とが機械的交絡により層を超えて
反対側の不織布にまで到達して絡合した融着部を有する
ことを特徴とするエレクトレット濾材。 - 【請求項2】前記エレクトレット濾材において、内層と
してさらにネットを積層したことを特徴とする請求項1
に記載のエレクトレット濾材。 - 【請求項3】開綿、梳綿して形成した熱融着性繊維層ウ
ェブを最表面、不織布を最裏面とし、開綿、梳綿して形
成したエレクトレット化スプリット繊維層ウェブが内層
となるように積層し、これらをニードルパンチ加工して
繊維絡合させ、次いで加熱処理して融着させることを特
徴とする請求項1乃至2のいずれかに記載のエレクトレ
ット濾材の製造方法。 - 【請求項4】内層としてネットを積層したことを特徴と
する請求項1乃至3のいずれかに記載のエレクトレット
濾材の製造方法。 - 【請求項5】30〜100mmの短繊維に切断したエレ
クトレット化スプリット繊維を、相対湿度50%以上の
雰囲気下で開綿、梳綿してエレクトレット化スプリット
繊維層ウェブを形成すること特徴とする請求項1乃至4
のいずれかに記載のエレクトレット濾材の製造方法。
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JP2001241119A JP4923353B2 (ja) | 2001-08-08 | 2001-08-08 | エレクトレット濾材およびその製造方法 |
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