JP2003047224A - 直流モータ及びその駆動方法 - Google Patents

直流モータ及びその駆動方法

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JP2003047224A
JP2003047224A JP2001234694A JP2001234694A JP2003047224A JP 2003047224 A JP2003047224 A JP 2003047224A JP 2001234694 A JP2001234694 A JP 2001234694A JP 2001234694 A JP2001234694 A JP 2001234694A JP 2003047224 A JP2003047224 A JP 2003047224A
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armature
magnetic flux
motor
magnet
magnets
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Akiro Oshiro
昭郎 大城
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Asmo Co Ltd
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Asmo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回転速度の切り替えを行う直流モータにおい
て、電磁波ノイズや騒音を抑制する。 【解決手段】ワイパモータ1は、電機子コア8にコイル
9を巻装してなる電機子4と、電機子4を挟んで対向配
置される2つのマグネット2,3とを備える。電機子コ
イル9に駆動電源が供給されると、それに伴うコイル9
の電磁力とマグネットの磁力とによって電機子4が回転
する。磁性体からなる磁束迂回路部材11が、マグネッ
ト2,3と電機子4との間隙において回転軸7を中心に
回転可能に配設される。同磁束迂回路部材11を回転さ
せることにより、マグネット2,3から電機子コア8へ
の磁束を迂回させ電機子4の回転速度を変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転速度の切り替
えを行う直流モータ及びその駆動方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、車両ワイパ装置等には回転速度を
切り替えることが可能な直流モータ(ワイパモータ)が
用いられている。図9には、ワイパモータ41の一例を
示す。ワイパモータ41は、そのヨーク42内に、複数
個のマグネット(図示略)、ブラシ装置43等を備えて
いる。ブラシ装置43は、コモンブラシ44、低速駆動
用ブラシ45及び高速駆動用ブラシ46を備え、各ブラ
シ44〜46は、ブラシホルダ47に設けられた保持筒
47aによりそれぞれ保持されている。そして、低速駆
動用ブラシ45及び高速駆動用ブラシ46は、ピッグテ
ール48を介して直流駆動電源(図示略)の陽極に接続
され、コモンブラシ44は、ピッグテール48を介して
直流駆動電源の陰極に接続される。
【0003】直流モータ41の電機子50は、回転軸5
1、該回転軸51に固定される電機子コア(図示略)、
該コアの複数の歯部に巻装されるコイル(図示略)、前
記ブラシ44〜46に摺接してコイルに駆動電源を供給
するコンミテータ52とを備えている。コンミテータ5
2は、回転方向に12個のセグメント52aを有してお
り、各セグメント52a間にコイルが接続されている。
そして、モータ41の低回転駆動時には、コモンブラシ
44及び低速駆動用ブラシ45を介して電機子50に駆
動電源が供給され、モータ41の高回転駆動時には、コ
モンブラシ44及び高速駆動用ブラシ46を介して電機
子50に駆動電源が供給される。
【0004】前記ブラシ装置43において、低速駆動用
ブラシ45は、コモンブラシ44と対向する位置、即ち
180°ずらした位置に配置されている。一方、高速駆
動用ブラシ46は、その低速駆動用ブラシ45に対して
回転方向に70°ずらして配置されている。このように
各ブラシ44〜46を配置することにより、低速駆動用
ブラシ45を介して駆動電流を供給する場合に対し、高
速駆動用ブラシ46を介して駆動電流を供給する場合の
有効磁束を減らして、モータ回転数を高めるようにして
いる。つまり、コモンブラシ44及び低速駆動用ブラシ
45を介して電機子50に電源供給を行うと該電機子5
0が低速回転し、コモンブラシ44及び高速駆動用ブラ
シ46を介して電機子50に電源供給を行うと該電機子
50が高速回転する。
【0005】従来のワイパ装置では、上記のように、3
つのブラシ44〜46を用いて回転速度を切り替える3
ブラシ方式のワイパモータ41が一般的に採用されてい
る。一方、2ブラシ方式のモータにおいて、回転速度を
制御する技術が特許第2798733号公報に開示され
ている。同公報では、電子回路(パルス変調回路)をモ
ータ外部に設け、パルス変調回路で生成したパルス信号
によりモータ供給電力を制御してモータ回転を減速する
ようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図9の3ブ
ラシ方式のモータ41において、各ブラシ44〜46が
隣り合うセグメント52aを跨ぐとき、各ブラシ44〜
46が隣り合うセグメント52aを短絡、即ちコイルを
閉ループにする。このとき、各ブラシ44〜46に電源
が供給されていれば、そのコイルは整流されることにな
る。しかしながら、例えば、モータ41を低回転駆動す
る場合、コモンブラシ44及び低速駆動用ブラシ45に
は電源が供給されるが、高速駆動用ブラシ46には電源
が供給されない。つまり、高速駆動用ブラシ46はフロ
ーティング状態になるので、該ブラシ46により短絡さ
れたセグメント52aのコイルは、単に閉ループになる
だけである。
【0007】このとき、高速駆動用ブラシ46により閉
ループになったコイルに磁束が通過するため、その磁束
の変化によりコイルに誘起電圧(逆起電力)が生じる。
この誘起電圧(逆起電力)により、通電方向とは逆向き
の電流が瞬間的に流れて整流が悪化し、モータの出力が
低下してしまう。また、誘起電圧(逆起電力)により、
高速駆動用ブラシ46がセグメント52aから離れると
きに火花が生じ、それに伴う電磁波ノイズや騒音が問題
となっている。特に、駆動電源が高電圧であるモータで
は、誘起電圧(逆起電力)が大きくなるため、火花の発
生に伴うブラシ寿命の低下も問題となる。
【0008】また、特許第2798733号公報におい
ては、パルス変調回路を用いているため、パルス変調
(PWM)の基本周波数及びその高調波における電磁波
ノイズや騒音が生じてしまう。さらに、同公報では、パ
ルス信号によりパワートランジスタをオン・オフ駆動し
てモータの供給電力を制御しているため、同パワートラ
ンジスタ等での電圧ドロップがあり効率が低下するとい
った問題も生じてしまう。
【0009】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、回転速度の切り替えを行う直流モー
タにおいて、電磁波ノイズや騒音を抑制することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、電機子コアにコイルを巻
装してなる電機子と、前記電機子を挟んで対向配置され
る複数のマグネットとを備え、前記電機子のコイルに駆
動電源を供給し、該コイルの電磁力とマグネットの磁力
とによって電機子を回転させる直流モータにおいて、前
記電機子の外周面近傍にて移動可能に配置され、前記マ
グネットから電機子コアへの磁束を調整する磁束調整手
段と、前記電機子の所定回転速度に合わせて、前記マグ
ネットから電機子コアへの磁束を変化させるよう前記磁
束調整手段を移動させる駆動手段とを備えた。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の直流モータにおいて、前記磁束調整手段は、前記マグ
ネットから電機子コアへの磁束を迂回させるための磁束
迂回路部材である。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の直流モータにおいて、前記磁束調整手段は、前記マグ
ネットと電機子コアと間の磁気抵抗を調整するための磁
気抵抗調整部材である。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項2に記載
の直流モータにおいて、前記マグネットと電機子との間
隙に前記磁束迂回路部材を配置し、前記駆動手段は、該
磁束迂回路部材を前記電機子の回転軸を中心に回転させ
る。
【0014】請求項5に記載の発明は、請求項2に記載
の直流モータにおいて、隣り合う前記マグネットの端部
の間隙に前記磁束迂回路部材を配置し、前記駆動手段
は、該磁束迂回路部材を前記電機子の軸方向に往復移動
させる。
【0015】請求項6に記載の発明は、請求項3に記載
の直流モータにおいて、前記マグネットと電機子コアと
の間隙に前記磁気抵抗調整部材を配置し、前記駆動手段
は、該磁気抵抗調整部材を前記電機子の軸方向に往復移
動させる。
【0016】請求項7に記載の発明は、請求項4に記載
の直流モータにおいて、前記磁束迂回路部材は、略円筒
状をなし、その外周面を周方向に分割すべく軸方向に延
びる切り欠き部が形成されたものである。
【0017】請求項8に記載の発明は、請求項5に記載
の直流モータにおいて、前記電機子の回転軸の回転を減
速してモータ外部に出力するウォームギヤを備え、前記
駆動手段は、前記ウォームギヤと、該ウォームギヤに噛
合された駆動ギヤとからなり、該駆動ギヤの回転により
前記磁束迂回路部材を電機子の軸方向へ移動させる。
【0018】請求項9に記載の発明は、電機子コアにコ
イルを巻装してなる電機子と、該電機子を挟んで対向配
置される複数のマグネットとを備えた直流モータの駆動
方法において、前記電機子の外周面近傍にて磁束調整手
段を移動させることにより、前記電機子コアを通過する
磁束を変化させ、電機子の回転速度を変更するようにし
た。
【0019】(作用)請求項1に記載の発明によれば、
駆動手段により、磁束調整手段が電機子の外周面近傍で
移動される。これにより、電機子コアを通過する有効磁
束(モータ回転力を生じさせるために有効となる磁束)
が変化し、それに伴い電機子の回転速度が変化する。こ
のようにすれば、図9に示す従来のモータ41のよう
に、3ブラシ方式を採用することなく、回転速度の変更
が可能となる。その結果、ブラシを電気的な理想の位置
に配置することができ、良好な整流が実現される。ま
た、特許第2798733号公報のように、パルス信号
によりモータ供給電力を制御する必要もない。よって、
良好な整流を保ちつつ回転速度が変更され、電磁波ノイ
ズや騒音を抑制することが可能となる。
【0020】具体的には、磁束調整手段として、請求項
2のように、マグネットから電機子コアへの磁束を迂回
させるための磁束迂回路部材を用いたり、請求項3のよ
うに、マグネットと電機子コアと間の磁気抵抗を調整す
るための磁気抵抗調整部材を用いたりすることができ
る。
【0021】請求項4に記載の発明によれば、マグネッ
トと電機子との間隙において、磁束迂回路部材が配設さ
れ、駆動手段により該磁束迂回路部材が電機子の回転軸
を中心に回転される。これにより、電機子コアを通過す
る有効磁束を変化させ電機子の回転速度が切り替えられ
る。
【0022】請求項5に記載の発明によれば、隣り合う
マグネット端部の間隙において、磁束迂回路部材が配設
される。そして、駆動手段により該磁束迂回路部材が電
機子の軸方向に往復移動される。これにより、電機子コ
アを通過する有効磁束を変化させ電機子の回転速度が切
り替えられる。
【0023】請求項6に記載の発明によれば、マグネッ
トと電機子との間隙において、磁気抵抗調整部材が配置
される。そして、駆動手段により該磁気抵抗調整部材が
電機子の軸方向に往復移動される。これにより、電機子
コアを通過する有効磁束を変化させ電機子の回転速度が
切り替えられる。
【0024】請求項7に記載の発明によれば、磁束迂回
路部材は、略円管状をなし、その外周面を周方向に分割
すべく軸方向に延びる切り欠き部が形成されたものであ
る。従って、切り欠き部を隣り合うマグネットの間隙に
配置させると、磁束迂回路部材を通した磁束の迂回路は
形成されない。一方、磁束迂回路部材を回転させて、そ
の外周面をマグネットの間隙に配置させると、磁束迂回
路部材を通した磁束の迂回路が形成される。よって、こ
の磁束迂回路部材を回転させることにより、電機子を通
過する有効磁束が変化し、回転速度を変更することが可
能となる。
【0025】具体的に、車両ワイパ装置等に使用される
直流モータでは、請求項8のように、電機子の回転軸の
回転を減速してモータ外部に出力するウォームギヤを備
える。駆動手段はそのウォームギヤと同ウォームギヤに
噛合される駆動ギヤとからなる。そして、ウォームギヤ
の回転が駆動ギヤに伝達され、その駆動ギヤの回転によ
り前記磁束迂回路部材が電機子の軸方向へ移動される。
このように、既存のウォームギヤを駆動手段として使用
すると、アクチュエータを別に設ける必要がなく、コス
ト低減を図ることが可能となる。
【0026】請求項9に記載の発明によれば、電機子の
外周面近傍において、磁束調整手段が移動されることに
より、電機子コアを通過する磁束が変化する。その磁束
変化に伴い電機子の回転速度が変更される。このように
すれば、良好な整流を保ちつつ回転速度が変更され、電
磁波ノイズや騒音を抑制することが可能となる。
【0027】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
を具体化した第1の実施形態を図面に従って説明する。
本実施形態では、車両用ワイパ装置の駆動源として用い
られる直流モータ(ワイパモータ)に具体化している。
【0028】図1は、ワイパモータ1の概略構成図であ
る。ワイパモータ1は、マグネット2,3、電機子4、
ブラシ5等を備えている。本実施形態のワイパモータ1
は、2極の直流モータであって、略有底円筒状のヨーク
6内において、N極及びS極を形成する2つのマグネッ
ト2,3が電機子4を挟んで対向配置されている。この
一対のマグネット2,3はヨーク内周面に合わせて断面
円弧状に形成されている。電機子4は、回転軸7と、回
転軸7に固定される電機子コア8と、電機子コア8に巻
装される電機子コイル9と、電機子コイル9に駆動電源
を供給するコンミテータ(整流子)10とを有する。電
機子コア8には、複数の歯部8aが形成されており、そ
のうちの5つの歯部8aの周囲に電機子コイル9が巻き
付けられている。なお、本実施形態では、歯部8aの個
数は12個であり、その歯部8aが、電機子4の周方向
に30°毎に形成されている。また、図示を省略してい
るが、複数の他の電機子コイルが5つの歯部8a毎に同
様に巻き付けられている。つまり、巻線の巻装方式は分
布巻である。
【0029】コンミテータ10は電機子4の一端に配設
されており、同コンミテータ10は、複数のセグメント
(整流子片)10aを有して構成されている。また、一
対のブラシ5がコンミテータ10側に付勢された状態で
配設され、ブラシ先端がコンミテータ10に摺接されて
いる。そして、図示しない直流電源から供給される直流
電流が、ブラシ5とコンミテータ10のセグメント10
aを経て電機子コイル9に流入される。このブラシ5と
コンミテータ10によって、電機子コイル9に流れる電
流の向きが変更され、該コイル9の電磁力とマグネット
2,3からの磁力とにより電機子4が回転するようにな
っている。
【0030】コンミテータ10には、12個のセグメン
ト10aが周方向に30°毎に設けられており、電機子
4がブラシ5に対して30°回転するとき、電機子コイ
ル9の電流の向きが変更される。つまり、電機子4の3
0°の回転によって電機子コイル9の整流が行われる。
本実施形態において、一対のブラシ5は、良好な整流を
実現できる理想の位置に配置されている。
【0031】また、図1及び図2に示すように、電機子
4とマグネット2,3との間隙において、磁性体(例え
ば軟鉄)からなる磁束迂回路部材11が配設されてい
る。なお、図2は、直流モータ1の要部を示す分解斜視
図である。磁束迂回路部材11は、略有底円筒状の部材
の外周面を切り欠いた形状であって、その外周面を周方
向に分割すべく軸方向に延びる一対の切り欠き部11a
が形成されている。磁束迂回路部材11の外周面の円弧
幅(周方向の幅)は、マグネット2,3間の間隙に対応
する円弧幅よりも幅広となっている。磁束迂回路部材1
1の底部内側には軸受け部11bが設けられており、こ
の軸受け部11bに電機子4の回転軸7が回転可能に支
持される。
【0032】また、磁束迂回路部材11の底部の外側に
は、駆動手段としてのアクチュエータ13が固定されて
いる。アクチュエータ13は、ヨーク6の底部に形成さ
れた収納部6a内に収納される。同アクチュエータ13
に電源ケーブル14を通して電源が供給されることによ
り、電機子4の回転軸7を中心に磁束迂回路部材11が
回転する。そして、この磁束迂回路部材11の回転によ
り、電機子コア8を通過する磁束が変化し、その変化に
伴い電機子4の回転速度が変更されるようになってい
る。
【0033】具体的に、モータ1を低回転駆動させる場
合、図3(a)に示すように、磁束迂回路部材11の切
り欠き部11aの中心とマグネット2,3間の間隙の中
心とを一致させるようアクチュエータ13が駆動され
る。一方、高回転駆動させる場合には、図3(b)に示
すように、磁束迂回路部材を90°回転させ、切り欠き
部11aの中心とマグネット2,3の中心とを一致させ
るようアクチュエータ13が駆動される。図3(a)→
図3(b)のように磁束迂回路部材11が回転すると、
磁束迂回路部材11の外周面がマグネット2,3の間隙
に配置され、マグネット2→電機子コア8→マグネット
3を通して形成されていた磁束の通路(磁気回路)の一
部が磁束迂回路部材11によってショートされるように
なる。つまり、マグネット2,3の円弧端部の磁束は、
図3(a)では電機子4のコア8を通過するが、図3
(b)では磁束迂回路部材11が磁束の迂回路となり、
電機子4のコア8を通過しなくなる。
【0034】ここで、ワイパモータ1における電機子4
の回転速度Nは次式にて示される。 N=K×E/(Φ・Z) 但し、K:比例定数、E:逆起電力、Φ:磁束量、Z:
導体数である。つまり、回転速度Nは磁束量Φに反比例
するため、図3(b)のように、電機子コア8を通過す
る磁束が減ると、電機子4の回転が速くなる。
【0035】また、本実施の形態におけるワイパモータ
1での回転数と負荷との関係を図4に示す。図4におい
て、磁束迂回路部材11の切り欠き部11aをマグネッ
ト2,3間の間隙に位置させた場合(図3(a)のよう
に磁束の迂回路を形成しない場合)の特性を実線で示
す。また、磁束迂回路部材11の切り欠き部11aをマ
グネット2,3に位置させた場合(図3(b)のように
磁束の迂回路を形成した場合)の特性を一点鎖線で示
す。ここで、磁束迂回路部材11を通した磁束の迂回路
を形成することにより、一点鎖線で示すように、無負荷
回転数が向上し、拘束トルク(モータ起動時のトルク)
が減少する。この特性は、図9に示す従来の3ブラシ式
のモータ41と同じ特性となる。
【0036】また、図9の3ブラシ式のモータ41にお
いては、低速駆動用ブラシ45を良好な整流を確保でき
る理想位置に配置し、高速駆動用ブラシ46をその理想
位置から回転方向に所定角度(例えば、70°)ずらし
て配置し、回転速度の切り替えを実現している。そのた
め、高回転駆動時には良好な整流を行うことが困難とな
る。これに対し、本実施形態のワイパモータ1では、2
つのブラシ5を理想位置に配設して、磁束迂回路部材1
1の移動に伴う有効磁束の変化によって、回転速度の切
り替えを実現している。また、直流モータ41のように
通電しないブラシ(フローティング状態となり回転に寄
与しないブラシ)がコンミテータ10に接触することが
ない。よって、ワイパモータ1では低回転駆動時及び高
回転駆動時の両方で良好な整流が行われる。
【0037】以上詳述したように本実施の形態は、以下
の特徴を有する。 (1)マグネット2,3と電機子4との間隙において、
磁束迂回路部材11を電機子4の回転軸7を中心に回転
可能に配設して、磁束迂回路部材11の回転により、電
機子コア8を通過する有効磁束を変化させ、電機子4の
回転速度を変更するようにした。この場合、図9に示す
従来のモータ41のように、3ブラシ方式を採用するこ
となく、2ブラシ方式にて回転速度の変更が可能とな
る。その結果、2つのブラシ5を電気的な理想の位置に
配置することができるため、良好な整流を実現でき、効
率よくモータ1を回転駆動することができる。また、特
許第2798733号公報のように、パルス信号により
モータ供給電力を制御する必要もない。よって、良好な
整流を保ちつつ回転速度を変更でき、電磁波ノイズやモ
ータ作動音(騒音)を抑制することができる。
【0038】(2)ワイパモータ1において、整流が向
上され火花の発生が抑制されるので、火花に伴うブラシ
摩耗を低減できる。これにより、ブラシ寿命を向上で
き、ブラシサイズの小型化を図ることができる。
【0039】(第2の実施形態)以下、本発明を具体化
した第2の実施形態を説明する。図5及び図6に示すよ
うに、本実施形態のワイパモータ21は、磁束迂回路部
材11に代え、棒状の磁束迂回路部材(磁気回路ショー
トバー)22を用いて具体化している。なお、第1の実
施形態と同様の構成については、同一の符号を付すこと
により説明を省略し、異なる部分を中心に以下に説明す
る。
【0040】磁束迂回路部材22は、磁性体からなり、
マグネット2,3間の間隙において電機子4の軸方向に
往復移動可能に配設されている。直流モータ21におい
て、磁束迂回路部材22の移動は、回転軸7の先端側
(図6の左側)に設けられた減速部23の駆動により実
現される。
【0041】詳しくは、減速部23は、ヨーク6の開口
側を覆うギヤハウジング24と、ギヤハウジング24に
収納されるウォームギヤ(ウォーム25及びウォームホ
イール26)等を備えている。ウォーム25は回転軸7
に刻設され、同ウォーム25にウォームホイール26が
噛合されている。このウォームホイール26の中心に出
力軸28が設けられている。同出力軸28には図示しな
いリンク機構のクランクアームが連結されており、同リ
ンク機構によって、ワイパブレードの払拭動作が得られ
るようになっている。
【0042】また、ウォームホイール26には駆動ギヤ
27が噛合され、同駆動ギヤ27にウォームホイール2
6の回転が伝達される。一方、磁束迂回路部材22に
は、駆動ギヤ27と噛合する直線状の歯車部(ラック)
が形成されている。そして、駆動ギヤ27の回転により
磁束迂回路部材22が図6の左右方向(電機子4の軸方
向)に移動される。なお、本実施形態では、ウォームギ
ヤ(ウォーム25及びウォームホイール26)と駆動ギ
ヤにより駆動手段が構成されている。
【0043】本実施形態において、ワイパモータ21の
駆動スイッチ(図示略)が低回転(Lo)側に切り替え
られると、ウォームホイール26が時計周り方向に回転
し、高回転(Hi)側に切り替えられると、ウォームホ
イール26が反時計周り方向に回転するようになってい
る。つまり、モータ21を低回転駆動させる場合、ウォ
ームホイール26の回転に伴い駆動ギヤ27が反時計周
り方向に回転し、磁束迂回路部材22は減速部23側
(図6の左側)に移動する。一方、高回転駆動させる場
合、ウォームホイール26の回転に伴い駆動ギヤ27が
時計周り方向に回転し、磁束迂回路部材22はヨーク6
側(図6の右側)に移動する。
【0044】また、駆動ギヤ27にはクラッチ29が設
けられており、磁束迂回路部材22が所定の位置(マグ
ネット2,3間の挿入位置又は非挿入位置)まで移動し
たとき、駆動ギヤ27の回転をスリップさせ、磁束迂回
路部材22を停止させるようになっている。具体的に
は、駆動ギヤ27は、図6の紙面手前側にある第1ギヤ
と裏側にある第2ギヤとを有し、第1ギヤが磁束迂回路
部材22に、第2ギヤがウォームホイール26に噛合し
ている。そして、クラッチ29の作動によって、駆動ギ
ヤ27における第1ギヤと第2ギヤ間の回転を伝達又は
スリップさせるようにしている。
【0045】本実施形態において、モータ停止時及びモ
ータ21が低回転駆動される場合では、磁束迂回路部材
22は図6のようにギヤハウジング24側(非挿入位
置)に配置されている。そして、モータ21の駆動スイ
ッチが高回転(Hi)側に切り替えられると、駆動ギヤ
27が時計周り方向に回転することにより、磁束迂回路
部材22がマグネット2,3の間に挿入され所定の挿入
位置に配置される。このとき、磁束迂回路部材22を通
して磁束の迂回路が形成され、電機子コア8を通過する
有効磁束が減少される。この有効磁束の減少により、電
機子4の回転速度が高くなる。さらに、低回転(Lo)
側に切り替えられると、駆動ギヤ27が反時計周り方向
に回転することにより、磁束迂回路部材22がマグネッ
ト2,3の間から取り出され、非挿入位置に配置され
る。このとき、磁束の迂回路が形成されなくなり、電機
子コア8を通過する有効磁束が増加するため、電機子4
の回転速度が低くなる。
【0046】以上詳述したように本実施の形態は、以下
の特徴を有する。 (1)隣り合うマグネット2,3の円弧端部の間隙にお
いて、棒状の磁束迂回路部材22を電機子4の軸方向に
往復移動可能に配設して、磁束迂回路部材22の移動に
より、電機子コア8を通過する有効磁束を変化させ、電
機子4の回転速度を変更するようにした。この場合も、
上記第1の実施形態と同様に、良好な整流を保ちつつ回
転速度を変更でき、電磁波ノイズやモータ作動音(騒
音)を抑制することができる。
【0047】(2)ワイパモータ21は、電機子4の回
転をモータ外部に出力するためのウォームギヤ(ウォー
ム25及びウォームホイール26)を備え、同ウォーム
ギヤと駆動ギヤ27とにより磁束迂回路部材22を電機
子4の軸方向へ移動させるようにした。このようにすれ
ば、駆動手段としてのアクチュエータを別に設ける必要
がなく、製造コストの低減を図ることが可能となる。
【0048】(第3の実施形態)以下、本発明を具体化
した第3の実施形態を図面に従って説明する。なお、上
記各実施形態と同様の構成については、その詳細な説明
及び図面を省略する。
【0049】図7に示すように、本実施形態のワイパモ
ータ31において、電機子4とマグネット2,3との間
隙において、磁性体(例えば軟鉄)からなる磁気抵抗調
整部材32が配設されている。磁気抵抗調整部材32
は、図8に示すように、略有底円筒状をなし、その外周
面を周方向に分割すべく軸方向に延びる一対の切り欠き
部32aが形成されている。この切り欠き部32aは、
マグネット2,3間の間隙に対応する円弧幅(周方向の
幅)を有する。つまり、磁気抵抗調整部材32の外周面
の円弧幅は、マグネット2,3に対応する幅となってい
る。また、磁気抵抗調整部材32の底面には貫通孔32
bが形成されており、同貫通孔32bに電機子4の回転
軸7が挿入されるようになっている。そして、同磁気抵
抗調整部材32は、マグネット2,3と電機子4との間
隙において電機子4の軸方向に往復移動可能に配設され
ており、その磁気抵抗調整部材32の移動は、図示しな
いアクチュエータの駆動により実現される。
【0050】モータ停止時及び低速回転駆動時には、磁
気抵抗調整部材32は、図7のようにマグネット2,3
と電機子4の間隙に挿入される。一方、高速回転駆動時
には、磁気抵抗調整部材32は、電機子4の軸方向に移
動されマグネット2,3と電機子4の間隙から取り出さ
れる。この磁気抵抗調整部材32の移動により、電機子
コア8を通過する有効磁束が変化する。つまり、磁気抵
抗調整部材32をマグネット2,3と電機子4の間隙に
配置させると、それを配置しない場合と比べてその空隙
における磁気抵抗が減少し電機子コア8に磁束が通り易
くなる。換言すれば、磁気抵抗調整部材32をマグネッ
ト2,3と電機子4の間隙から取り出すことにより、そ
れを配置した場合に比べて間隙における磁気抵抗が増し
電機子コア8に磁束が通り難くなる。従って、磁気抵抗
調整部材32を移動してマグネット2,3と電機子4の
間隙から取り出すと、電機子コア8を通過する有効磁束
が減るため、電機子4の回転速度が高くなる。
【0051】以上詳述したように本実施の形態は、以下
の特徴を有する。 (1)マグネット2,3と電機子4との間隙において、
磁気抵抗調整部材32を電機子4の軸方向に往復移動可
能に配設して、磁気抵抗調整部材32の移動により、電
機子コア8を通過する有効磁束を変化させ、電機子4の
回転速度を変更するようにした。この場合も、上記第1
及び第2の実施形態と同様に、良好な整流を保ちつつ回
転速度を変更でき、電磁波ノイズやモータ作動音(騒
音)を抑制することができる。
【0052】(2)磁気抵抗調整部材32の外周面の円
弧幅がマグネット2,3に対応する幅となっているの
で、電機子コア8を通過する有効磁束を変化させる上で
実用上好ましいものとなる。
【0053】尚、上記各実施形態は、以下の態様で実施
してもよい。上記第2の実施形態のワイパモータ21で
は、マグネット2,3間の一方の間隙に磁束迂回路部材
22を挿入するものであったが、両方の間隙に磁束迂回
路部材22を挿入するよう構成してもよい。この場合、
ワイパモータ21における磁気バランスが向上されるの
で、作動時の振動を抑制することが可能となる。
【0054】上記第2の実施形態では、ワイパモータ2
1における減速部23の駆動により、磁束迂回路部材2
2を移動させるものであったが、これに限定するもので
はない。駆動手段としてアクチュエータを別に設けて磁
束迂回路部材22を移動するようにしてもよい。なお、
アクチュエータとしては、電磁ソレノイドや小型モータ
を利用できる。
【0055】また例えば、駆動手段としての操作レバー
を設け、さらに、同レバーと磁束迂回路部材11,2
2、磁気抵抗調整部材32とを所定の連結部材で連結し
ておき、ユーザによるレバーの操作により磁束迂回路部
材11,22、磁気抵抗調整部材32を移動させるよう
に構成してもよい。
【0056】さらに、磁束迂回路部材11,22や磁気
抵抗調整部材32の移動量を調節する調節機構を設け、
その移動量を調節することにより、低速、中速、高速等
の複数段階の回転速度を実現できるようにしてもよい。
【0057】上記各実施形態では、磁束調整手段として
磁束迂回路部材11,22や磁気抵抗調整部材32を用
いるものであったが、本発明はそれらの形状や移動方向
等に限定されるものではない。要は、マグネット2,3
から電機子コア8への磁束を調整する磁束調整手段を用
い、電機子4の外周面近傍にてその磁束調整手段を移動
させることにより電機子コア8への有効磁束を変化させ
電機子4の回転速度を変更するものであればよい。例え
ば、磁束調整手段として反磁性体からなる部材を用いて
電機子コア8への有効磁束を変化させてもよい。
【0058】上記各実施形態において、ワイパモータ
1,21,31は2極の直流モータとして具体化してい
たが、これ以外に、4極の直流モータ等の多極直流モー
タに具体化してもよい。
【0059】上記各実施形態では、車両用ワイパ装置に
おける駆動源としてのワイパモータ1,21,31に具
体化したが、車両のその他装置に使用される直流モータ
に具体化してもよい。勿論、車両以外の装置に使用され
る直流モータに具体化してもよい。
【0060】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
回転速度の切り替えを行う直流モータにおいて、電磁波
ノイズや騒音を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施形態におけるワイパモータの概略
構成図。
【図2】 図1のワイパモータの要部を示す分解斜視
図。
【図3】 モータ内の磁束の流れを示す説明図。
【図4】 モータの負荷と回転数との関係を示す図。
【図5】 第2の実施形態における直流モータの概略構
成図。
【図6】 第2の実施形態における直流モータの概略構
成図。
【図7】 第3の実施形態における直流モータの概略構
成図。
【図8】 第3の実施形態における磁束迂回路部材の斜
視図。
【図9】 従来の直流モータの概略構成図。
【符号の説明】
1…直流モータとしてのワイパモータ、2,3…マグネ
ット、4…電機子、7…回転軸、8…電機子コア、9…
電機子コイル、11…磁束迂回路部材、11a…切り欠
き部、13…駆動手段としてのアクチュエータ、21…
直流モータとしてのワイパモータ、22…磁束迂回路部
材、25…ウォームギヤを構成するウォーム、26…ウ
ォームギヤを構成するウォームホイール、27…駆動ギ
ヤ、31…直流モータとしてのワイパモータ、32…磁
気抵抗調整部材。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電機子コアにコイルを巻装してなる電機
    子と、前記電機子を挟んで対向配置される複数のマグネ
    ットとを備え、前記電機子のコイルに駆動電源を供給
    し、該コイルの電磁力とマグネットの磁力とによって電
    機子を回転させる直流モータにおいて、 前記電機子の外周面近傍にて移動可能に配置され、前記
    マグネットから電機子コアへの磁束を調整する磁束調整
    手段と、 前記電機子の所定回転速度に合わせて、前記マグネット
    から電機子コアへの磁束を変化させるよう前記磁束調整
    手段を移動させる駆動手段とを備えたことを特徴とする
    直流モータ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の直流モータにおいて、 前記磁束調整手段は、前記マグネットから電機子コアへ
    の磁束を迂回させるための磁束迂回路部材であることを
    特徴とする直流モータ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の直流モータにおいて、 前記磁束調整手段は、前記マグネットと電機子コアと間
    の磁気抵抗を調整するための磁気抵抗調整部材であるこ
    とを特徴とする直流モータ。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の直流モータにおいて、 前記マグネットと電機子との間隙に前記磁束迂回路部材
    を配置し、 前記駆動手段は、該磁束迂回路部材を前記電機子の回転
    軸を中心に回転させることを特徴とする直流モータ。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の直流モータにおいて、 隣り合う前記マグネットの端部の間隙に前記磁束迂回路
    部材を配置し、 前記駆動手段は、該磁束迂回路部材を前記電機子の軸方
    向に往復移動させることを特徴とする直流モータ。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載の直流モータにおいて、 前記マグネットと電機子との間隙に前記磁気抵抗調整部
    材を配置し、 前記駆動手段は、該磁気抵抗調整部材を前記電機子の軸
    方向に往復移動させることを特徴とする直流モータ。
  7. 【請求項7】 請求項4に記載の直流モータにおいて、 前記磁束迂回路部材は、略円筒状をなし、その外周面を
    周方向に分割すべく軸方向に延びる切り欠き部が形成さ
    れたものであることを特徴とする直流モータ。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載の直流モータにおいて、 前記電機子の回転軸の回転を減速してモータ外部に出力
    するウォームギヤを備え、 前記駆動手段は、前記ウォームギヤと、該ウォームギヤ
    に噛合された駆動ギヤとからなり、該駆動ギヤの回転に
    より前記磁束迂回路部材を電機子の軸方向へ移動させる
    ことを特徴とする直流モータ。
  9. 【請求項9】 電機子コアにコイルを巻装してなる電機
    子と、該電機子を挟んで対向配置される複数のマグネッ
    トとを備えた直流モータの駆動方法において、 前記電機子の外周面近傍にて磁束調整手段を移動させる
    ことにより、前記電機子コアを通過する磁束を変化さ
    せ、電機子の回転速度を変更するようにしたことを特徴
    とする直流モータの駆動方法。
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