JP2003046998A - カラー着順およびタイム判定装置 - Google Patents

カラー着順およびタイム判定装置

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Abstract

(57)【要約】 【目的】判定線上で競技者が重なりあってゼッケン番号
等の読み取りが不可能な場合でも,カラー画像表示する
ことにより、競技者の見分けを正確に行えるようにし,
誤判定をなくす。 【構成】ゴールライン等の判定基準線1を通過する競技
者等の移動体2を,G,B,R又はその補色のフィルタ
を有し,一次元に配列された複数の光電変換素子をもっ
た,カラーリニアイメージセンサ6を用いたカメラ12
で撮像し,Y,Pb,Pr,又はG,B,Rのカラー映
像信号を発生してイメージプロセッサ48のメモリに連
続的に記録し,制御器によって所望画像を選択すること
により,メモリを読みだしカラービデオモニタに表示す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、競艇,競馬,競
輪,陸上競技等における高速移動物体のカラー撮像によ
る着順およびタイム判定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術としては,例えば特公昭55
−24831号公報に判定装置として開示されている技
術をはじめその改良技術として特開平3−139374
号公報「電子式即時判定装置」等がある。これらは,ゴ
ールライン等の判定基準線を通過する物体を,この基準
線に合わせて撮像するラインイメージセンサカメラを用
い,このカメラの出力を走査変換器に入力し,映像モニ
タに表示するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来技術は,白
黒画像により判定を行うものであり,これらの装置を用
いて通常行う判定では,例えば陸上競技の着順判定の場
合,選手の見分けはゼッケン番号を画面上で認識する
か,選手の走っているコース,またはコースの近くの審
判担当者よりの通報により行っている。実際の競技にお
いては,選手の服装はカラフルであり,帽子あるいは競
技によってはその他衣服の色分けを行っているが,白黒
画像では色情報による区別ができず,コントラストが同
じ場合など全く区別が付かないということもある。その
ため,ゴールライン上付近で接近あるいは重なっている
選手を見分けることが難しい,ゼッケン番号が読みにく
い等の欠点がある。本発明の目的は,これらの欠点を除
去し,競技選手等の識別が正確にでき,誤判定をなくす
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は,上記目的を達
成するため,図1に全体構成を示すごとく,カラーリニ
アイメージセンサ6を使用したリニアセンサカメラ1
2,イメージプロセッサ48,操作器44,信号変換器
46,カラー高精細モニタ30等により,ゴールライン
等の判定基準線1上を通過する競技者等の移動体2の像
を上記カラーリニアイメージセンサに結像させカラー画
像としてイメージプロセッサ48のメモリへ取り込み,
カラー高精細モニタ30の画面上にその判定画像を再現
して,従来の白黒画像情報に新たに付加されたカラー画
像の情報で着順判定やタイム計測を更に迅速,正確に行
うようにしたものである。また,本発明は,上記におい
てカラーリニアイメージセンサ6に代えてハーフミラー
又は分光プリズム,カラーリニアセンサおよび白黒リニ
アセンサを用い,ハーフミラー又は分光プリズムで分光
した像を各センサに結像させて所定の走査周期で走査し
カラー映像信号を得るようにすることもできる。また,
本発明は、上記においてカラーリニアイメージセンサ6
に代えて色分解光学系と3本の白黒リニアセンサを用
い,色分解光学系により緑,青,赤の3原色に分解した
像を3本の白黒リニアセンサに結像させて所定の走査周
期で走査しカラー映像信号を得るようにすることもでき
る。
【0005】
【作用】本発明の動作について説明すると,図1におい
て,カラーリニアセンサカメラヘッド12は,被写体で
あるゴールライン等の判定基準線1および移動体2を撮
像する。レンズ3は,判定基準線1上の移動体2の像
を,カラーリニアセンサ6に結像させる。ハーフミラー
または分光プリズム54は,レンズ3の入射光の一部を
ファインダ52に分光しており,カメラヘッドの設置時
にファインダ52を覗きファインダ52に記された,カ
ラーリニアセンサ6の位置を示すレクチル線と,被写体
である判定基準線1が一致するようにカメラヘッド12
を設置する。カラーリニアセンサ6は緑,青,赤(G,
B,R)またはその補色のフィルタを有する複数の光電
変換素子が,一次元に配列されており,ドライブ回路7
によりカラーリニアセンサ6を走査し,前記カラーリニ
アセンサ6の光電変換素子に蓄積された電荷は,CCD
レジスタに走査毎同時に取り込まれ,G,B,Rの電気
信号に変換され,映像プロセス回路4に入力される。
【0006】映像プロセス回路4では,G,B,R信号
に映像増幅,クランプ,ガンマ補正,サンプルホールド
等の処理を行った後,イメージプロセッサ48に供給す
る。操作器44は,イメージプロセッサ48の記録,再
生,表示等の制御を行う。カラー高精細モニタ30また
はカラーモニタ31は,イメージプロセッサ48の半導
体メモリに書き込まれたカラー画像データの中より,所
要画面に相当する画像データをモニタの表示周期で読出
し,カラー画像を表示する。このカラー画像は,前記判
定基準線1上の移動体2の時系列的カラー画像であるの
で,カラー画像の着順判定ができる。
【0007】
【実施例】以下,本発明の実施例を図により説明する。
図1は本発明の一実施例を示すブロック図である。カラ
ー着順およびタイム判定装置は主にリニアセンサカメラ
12,イメージプロセッサ48,操作器44,信号変換
器46,カラー高精細モニタ30,カラーモニタ31,
ビデオプリンタ41,光磁気ディスク装置42,データ
プリンタ43から構成される。リニアセンサカメラ12
はゴールライン等の判定基準線1の延長線上へファイン
ダ52内のレチクル53にある撮像範囲を示すマーカと
判定基準線1が合致するように設置され,判定基準線1
を通過する移動体2の映像は,レンズ3によりカラーリ
ニアセンサ6に結像する。カラーリニアセンサ6とファ
インダ52へ判定基準線1上の映像を分光させるため分
光光学系54を使用する。カラーリニアセンサ6は操作
器44からの制御信号で設定される主走査周期に応じた
駆動信号を発生するドライブ回路7により動作し,得ら
れたGBRのカラー信号は映像プロセス回路4を経由し
てイメージプロセッサ48に送られる。ここで使用する
カラーリニアセンサ6はGBRのカラー信号を得るため
受光素子上にカラーフィルタをオンチップ化させた構造
で,例えば5184画素の受光素子を有し,画素サイズ
がGBRそれぞれ主走査方向7μm,副走査方向21μ
mの一次元カラーリニアセンサである。ここで,リニア
センサの主走査方向とは受光素子の配列された方向を,
副走査方向とは受光素子の配列方向及び入射光方向に対
して垂直の方向を意味するものとする。
【0008】イメージプロセッサ48に供給されたGB
Rカラー信号はマトリクス回路19により輝度信号
(Y)と色差信号(Pb,Pr)に変換され,A/Dコ
ンバータ13で例えば8ビット(256階調)に量子化
される。Y,Pb,Prは一例として,BTA(放送技
術開発協議会)規格の次式から得る。 Y = 0.701G+0.087B+0.212R (B−Y)=−0.701G+0.913B−0.21
2R (R−Y)=−0.701G−0.087B+0.78
8R Pb = (B−Y)/1.826 Pr = (R−Y)/1.576 量子化されたディジタル映像信号は,判定基準線1上に
太陽光や照明による光量のむらがあった場合や建物の影
があった場合に対してのシェーディング補正や影補正,
また過大映像レベルに対するホワイト部圧縮処理等を行
う映像補正回路32を経由して画像及びデータメモリ3
3に書き込まれる。なお,図1ではA/Dコンバータ1
3の前段にマトリクス回路19を配置したが,A/Dコ
ンバータ13の後段に配置しディジタル演算により輝度
信号(Y)と色差信号(Pb,Pr)に変換してもよ
い。また,映像補正回路32における処理やディジタル
演算によるYC分離を行う場合,良好な画質を得るため
A/Dコンバータ13の量子化ビット数を9〜12ビッ
トとし,演算後に8ビットに圧縮し画像及びデータメモ
リ33に書き込む方法も有効である。
【0009】画像信号を画像及びデータメモリ33に書
込むとき,輝度信号(Y)は全画像情報を全画素メモリ
14に,色差信号(Pb,Pr)については主走査方向
に,例えば一画素おき,副走査方向には例えば一走査お
きに画像情報を間引き,データ量を例えば四分の一に圧
縮して圧縮メモリ20に書き込む。判定作業に重要な輝
度信号(Y)は十分な分解能を維持させ,人間の目は色
に対する分解能が低いことから色差信号(Pb,Pr)
のみ実用に十分な分解能が得られる程度に圧縮を行うこ
の方法でメモリ量を削減し,価格低減,データ転送の高
速化を実現する。
【0010】ここで,本発明のカラー着順判定装置をハ
イビジョン方式として用いる場合における必要画像メモ
リ容量の一例を以下に説明する。画像及びデータメモリ
33の容量,特に画像メモリの容量はハイビジョン方式
の画像構成と本機を使用する競技種目から決定される。
まず,輝度信号(Y)用の画像メモリについて説明を加
えると全画素メモリ14の1ページ分のサイズは,ハイ
ビジョンの水平有効サンプル数と走査線数から水平19
20ドット,垂直1035ドットとなるが,垂直につい
てはモニタの画像表示が一般にオーバースキャンであり
エスカッションに隠れる部分があること,メモリ構成と
して2の階乗が製作しやすいことから,垂直1024ド
ットとしている。次に上記メモリサイズによるページ数
は,リニアセンサの主走査周期と画像記録可能時間そし
て競技種目により決まる必要画像記録時間により決定す
る必要がある。リニアセンサの主走査周期を0.5ms
とした場合,1ページ当り画像記録可能時間=0.5m
s×1920=0.96sとなる。
【0011】競技者がゴールラインすなわち判定基準線
1上を通過する度間歇的に画像を取り込むとして,一人
当りの間歇記録時間を0.5秒としたとき一ページ当た
り約2人を取り込むことが可能であり,例えば陸上トラ
ック競技の一レースにおける競技者の人数を最高30人
程度とした場合約15ページで競技者全員を記録できる
ことになる。本装置では余裕をみて24ページとした。
図1中のP1からP24はページ番号を示す。主走査周
期に対する画像記録可能時間は,下記の通りとなる。 主走査周期 水平ドット数 ページ数 画像記録可能時間 0.25ms× 1920 × 24 = 11.52s 0.5ms × 1920 × 24 = 23.04s 1.0ms × 1920 × 24 = 46.08s 2.0ms × 1920 × 24 = 92.16s 4.0ms × 1920 × 24 =184.32s ここで,残りの色差信号(Pb,Pr)について説明を
加えると,色差信号は主走査方向に一画素おき,副走査
方向には一走査おきに画像情報を間引いてサンプリング
するため,輝度信号に比べメモリサイズは1ページ当た
り四分の一の大きさとなる。すなわち,色差信号(P
b,Pr)は1ページ当たりメモリサイズ水平960ド
ット,垂直512ドット,ページ数24ページとなる。
画像メモリに関しての全メモリ容量は,量子化を256
階調(8ビット)とすると,輝度信号(Y):1920×
1024×24×8ビット≒46メガバイト色差信号
(Pb):960× 512×24×8ビット≒11.5
メガバイト色差信号(Pr):960× 512×24×
8ビット≒11.5メガバイト全メモリ容量 ≒ 46
+11.5+11.5=69メガバイトとなる。
【0012】画像及びデータメモリ33には全画素メモ
リ14,圧縮メモリ20の画像メモリの他に着順判定,
タイム計測に欠くことのできない情報を記録するための
マーカメモリ49と時刻情報メモリ50及び計測情報メ
モリ51が含まれる。マーカメモリ49は判定画像上に
判定を容易にするための判定線表示用の情報を記録する
ためのメモリ,時刻情報メモリ50は判定画像上に競技
スタートからの経過時刻を表示するためのメモリであ
り,これらの情報は全画素メモリ14,圧縮メモリ20
の画像メモリへのリニアセンサカメラ12からの映像信
号書き込みにリンクして,ミックスメモリ34からそれ
ぞれのメモリに書込まれる。計測情報メモリ51は映像
信号を書き込んだときの装置の条件,例えば主走査周
期,画像書き込み量,被写体の移動方向,競技種目,間
歇書き込み時のアドレス及び時刻等を記録する。以上の
情報を記録するメモリから画像及びデータメモリ33は
構成され,これらの情報を光磁気ディスク装置42等の
記録媒体に記録することにより,着順判定に必要な情報
は全て再現できる。
【0013】ミックスメモリ34は,マーカメモリ4
9,時刻情報メモリ50に全画素メモリ14,圧縮メモ
リ20の画像メモリの書き込みと同期して高速にタイム
情報及び文字情報を書き込むためのバッファメモリであ
り,タイム表示メモリ34a,種目表示メモリ34b,
マーカ表示メモリ34cで構成される。画像メモリへの
図形や文字の書き込みは,汎用の漢字キャラクタジェネ
レータROMの文字データをソフト的にCPU17を介
してタイム表示メモリ34a,種目表示メモリ34b,
マーカ表示メモリ34cへCPUが十分応答できる周期
毎に書き込み,タイム表示メモリ34a,種目表示メモ
リ34b,マーカ表示メモリ34cの情報は画像メモリ
の書き込みと同期してハード的にマーカメモリ49,時
刻情報メモリ50へ高速転送される。画像及びデータメ
モリ33とミックスメモリ34と計測タイム,コメン
ト,種目設定等の文字や図形を表示するためのグラフィ
ックメモリ21の書き込み,読み出しアドレス制御はメ
モリコントローラ22により行う。画像及びデータメモ
リ33のうち全画素メモリ14,圧縮メモリ20の画像
メモリとマーカメモリ49,時刻情報メモリ50はデュ
アルポートのRAMを使用し,書き込みタイミングはカ
ラーリニアセンサ6の主走査周期とそれに対応したクロ
ックスピードと同等で,書き込み方向はリニアセンサの
主走査方向に一致させる。読み出しタイミングは出力映
像信号の同期信号に同期させる必要があり,ハイビジョ
ン方式に準じれば水平周波数33.75kHz,垂直周
波数60Hz,2:1インタレースであり,読み出し方
向は書き込みに直交する方向となる。
【0014】メモリコントローラ22の制御により全画
素メモリ14,圧縮メモリ20,マーカメモリ49,時
刻情報メモリ50およびグラフィックメモリ21から読
み出された画像情報は多重回路35によりモニタ表示用
としてY,Pb,Pr一組の画像情報に合成される。こ
の画像情報はガンマ補正回路36からD/Aコンバータ
15を経由してカラー高精細モニタ30へ供給される系
統とガンマ補正回路36からダウンコンバータ37,D
/Aコンバータ15を経由してカラーモニタ31へ供給
される系統に分かれる。カラー高精細モニタ30にはハ
イビジョン方式の映像信号が供給され画像及びデータメ
モリ33に記録された全画像情報を表示して,その画面
上の画像で移動体2が判定基準線1上を通過した競技ス
タートからの経過タイムを計測する。カラーモニタ31
用の映像信号は通常のNTSCまたはPAL,SECA
M方式であり,高精細な画像を必要としない競技場内サ
ービス用さらにはTV放送用として利用する。ハイビジ
ョン方式からNTSCまたはPAL,SECAM方式へ
の変換はダウンコンバータ37により行われる。
【0015】ダウンコンバータ37による走査線数変換
は,変換が容易な2本−1本方式で行うが画像及びデー
タメモリ33のハイビジョン方式の有効走査線数を10
24本とした場合,これを二分の一にした512本で
は,NTSC方式の有効走査線数485本を超えてしま
う。このため走査線数変換時にハイビジョン方式の画像
の上下を切り捨てる表示方式と判定基準線1上の移動体
2の画像をハイビジョン方式の画像として取り込む際,
NTSC方式で表示できる走査線数の倍すなわち970
本分のみに制限し,走査線数変換時に画像の上下を切り
捨てる必要の無い表示方式の2方式を選択できる必要が
ある。これらの取り込みを可能とするため,サンプリン
グ開始位置及びサンプリング数の変更機能を搭載し,ハ
イビジョン画像を重視した有効走査線数1024本に対
応した範囲及びNTSCを考慮した970本の対応の範
囲を選択取り込み可能とした。さらに,判定基準線1上
にカメラを据え付けるためのファインダ52内のレチク
ル53に撮像範囲を示すマーカを付加し,有効走査線数
1024本及び970本に対応した範囲を表示してい
る。なお,実際には有効走査線数内にタイムマーカや種
目の文字を重畳する必要があり,ファインダ52内のレ
チクル53上の撮像範囲を示すマーカ間隔をその分狭く
している。また,撮像範囲の変更に応じてタイムマーカ
や種目の文字を重畳する位置を変更する機能も備えてい
る。PAL,SECAM方式については有効走査線数が
約585本あり,これらは問題にならない。
【0016】ビデオプリンタ41には画質,印刷スピー
ド,カラー,白黒等の条件により各種のプリンタが使用
されるため,それらのインタフェイスに応じたデータフ
ォーマットの出力を用意する必要があり,交換可能なユ
ニットの形でプリンタインタフェイス38を搭載してい
る。着順判定に利用した画像と判定データ等はある期間
保存する必要があり,光磁気ディスク装置42へ画像及
びデータメモリ33の内容を記録する。記録は全画素メ
モリ14,圧縮メモリ20の画像メモリとマーカメモリ
49,時刻情報メモリ50,計測情報メモリ51のデー
タメモリを区別し,画像圧縮伸長ユニット39により画
像メモリのみ画像圧縮し,データメモリの情報とともに
光磁気ディスク装置42へ記録する。再生も同様に画像
圧縮伸長ユニット39を経由して画像と判定データ等が
再現される。画像圧縮伸長処理は,光磁気ディスク装置
42へ画像及びデータメモリ33の内容を高速転送する
ための処理であるが,高速転送の必要が無い場合は画像
圧縮伸長ユニット39を使用しなくてもよい。
【0017】着順判定により着順,ゼッケン番号,ゴー
ルタイム等が決定され,これらを印字して結果を保管す
る場合,データプリンタ43を接続する必要があるた
め,データプリンタインタフェイス40が内蔵されてい
る。また,判定結果のデータを外部のデータ集計用ホス
トコンピュータ等に転送するためのシリアルインタフェ
イス16を備えている。着順判定画像には種目表示メモ
リ34bに書き込まれた種目やレース名が重畳される
が,その文字情報は装置の電源投入時にメモリカード6
3からCPU17に転送され,その中から必要な文字を
任意に選択し種目表示メモリ34bに書き込むことによ
って実現している。また,上記文字情報のほかにメモリ
カード63にはシステムの初期化データ,ロゴマークの
図形情報,取扱説明文,判定結果情報等を記録すること
が可能である。
【0018】カラー着順およびタイム判定装置の制御,
例えばカラーリニアセンサ6の主走査周期切り換え,映
像信号のゲイン切り換え,タイマ制御,画像取り込み制
御,画像及びデータメモリ33の設定及び表示制御,種
目設定,ビデオプリンタ41の制御,光磁気ディスク装
置42の制御,データプリンタ43の制御等を操作器4
4で行い,オペレータは判定業務に関わる制御のほとん
どをこの操作器44で行うことができる。
【0019】画像及びデータメモリ33のメモリを有効
利用するために,判定基準線1上を移動体2が通過する
度に画像を間歇的にメモリへ取り込むことを行う。この
ためにメモリライトスイッチ45を設け,判定基準線1
上の移動体2通過にあわせオペレータがこのスイッチを
押して画像を取り込む。なお,判定基準線1の手前に例
えば光電センサを設置し移動体2の通過を検知して,そ
の信号出力とメモリライトスイッチ45の接点をOR接
続してメモリへの画像取り込みを自動化することも可能
である。計測の基準となるタイムは,タイマスタート接
点47が信号変換器46を経由してイメージプロセッサ
48内の基準タイマ18を起動することにより発生す
る。信号変換器46はタイマスタート接点47までの距
離がある場合などに問題となる外来ノイズを防止する。
【0020】カラー映像信号を得るための手段(1)単
板,2板,3板による撮像方式以下,本発明におけるカ
ラー映像信号を得るための撮像方式についての実施例
を,図2〜4により説明する。図2はデバイス自体にカ
ラーフィルタをオンチップ化したカラーリニアセンサ6
を単独に使用する方式である。判定基準線1はゴールラ
イン等,移動体2は判定基準線1を通過する被写体であ
り,レンズ3で判定基準線1上の移動体2の像をカラー
リニアセンサ6に結像させる。カラーリニアセンサ6に
結像した移動体2の映像は,カラーリニアセンサ6上の
カラーフィルタにより,GBRのカラー信号に色分解さ
れ,映像プロセス回路4に供給される。カラーリニアセ
ンサ6はドライブ回路7により駆動される。この方式に
よれば色分解用の光学系を使用しないため,通常の写真
用レンズをそのまま使用することができ機器の低価格化
が可能である。
【0021】図3はカラー信号用のカラーリニアセンサ
6のほかに輝度信号用に白黒リニアセンサ5を使用する
方式である。判定基準線1はゴールライン等であり,移
動体2は判定基準線1を通過する被写体であり,レンズ
3で判定基準線1上の移動体2の像をカラーリニアセン
サ6及び白黒リニアセンサ5に結像させる。ハーフミラ
ーまたは分光プリズム9は,レンズ3からの入射光をカ
ラーリニアセンサ6及び白黒リニアセンサ5に分光し,
各リニアセンサからの信号は映像プロセス回路4に供給
される。カラーリニアセンサ6および白黒リニアセンサ
5はドライブ回路7,8により駆動される。この方式は
色分解用の光学系を使用しないため,通常の写真用レン
ズをそのまま使用することができ機器の低価格化が可能
であるばかりでなく,輝度信号用には高解像度のリニア
センサ,カラー信号用には解像度より感度を優先したカ
ラーリニアセンサ等を選定して使用できるので,良好な
映像信号が得られる。
【0022】 図4は白黒リニアセンサ5を3本使用し
た方式である。判定基準線1はゴールライン等であり,
移動体2は判定基準線1を通過する被写体であり,レン
ズ10で判定基準線1上の移動体2の像を白黒リニアセ
ンサ5に結像させる。色分解光学系11は,レンズ10
からの映像をGBRの三原色に分解して3本のGBR用
白黒リニアセンサ5に結像させる。レンズと結像面の間
に色分解光学系を挿入するため光路長を長くする必要が
あり,レンズ10にはそれに対応したTV用のレンズを
使用する。リニアセンサ5のGBRそれぞれの信号は映
像プロセス回路4に供給される。白黒リニアセンサ5は
ドライブ回路8により駆動される。この方式は色分解用
の光学系を使用するためTV用レンズを使用する必要は
あるが,GBRそれぞれのカラー信号用として高解像度
のリニアセンサを使用できるので,輝度信号,カラー信
号とも分解能が良好な映像信号が得られる。
【0023】(2)カラーリニアセンサの選定図5,
6,7にカラーリニアセンサの構造を示す。本装置に使
用するカラーリニアセンサは,図5に示すように受光素
子上にGBR各色のカラーフィルタが主走査方向に一列
に並ぶ構造である。カラーリニアセンサには図6,図7
に示すようなフィルタ配列の構造を持つものもあるが,
着順判定を目的とする場合には副走査方向の分解能の高
いことが必要であり,分解能を決定する副走査方向(主
走査方向に対し垂直な方向)の画素幅Wsが極力狭くな
ければならないため,幅の広い撮像範囲を持つ図6,図
7のリニアセンサは現在では好ましくなく,詳細を以下
に説明する。
【0024】図8にリニアセンサの画素幅Wsとそれが
写し込む判定基準線1上の撮像範囲Wgの関係を示す。
カメラヘッド12は判定基準線1の映像化すべき範囲L
gを,カラーリニアセンサ6の画像取り込み可能範囲で
ある主走査方向の有効画素寸法Lsへ写し込めるように
レンズ3の焦点距離を適切に設定して設置される。映像
取り込みが可能なセンサの主走査方向の有効画素寸法L
sと判定基準線1の映像化すべき範囲Lgからレンズの
画角ωは一意的に決定されるが,カラーリニアセンサ6
の副走査方向の画素幅Wsも同様のレンズ画角ωで判定
基準線1上の撮像範囲Wgを映像として写し込むことに
なる。
【0025】ここで,1/1000秒の判定精度が必要
な陸上競技の例をあげて説明する。移動体2のスピード
が一番早い競技である”男子100m”の場合1/10
00秒間に約10mm移動することになるが,センサの
主走査方向の走査周期間の信号電荷蓄積による画像歪と
副走査方向の画素幅Wsが写し込む判定基準線1上の撮
像範囲Wgによる画像歪の合計が10mm以下が望まし
い。センサの主走査方向の走査周波数を2kHzとする
と走査周期は1/2000秒となり,その間に移動体2
は約5mm移動するので信号電荷蓄積による画像歪は5
mm分となる,許容される歪寸法の残りは5mmであり
センサの副走査方向の画素幅Wsが写し込む判定基準線
1上の撮像範囲Wgは5mm以下であることが望まし
い。陸上競技場における標準的なカメラ取付位置として
水平距離Lhを20m,垂直距離Lvを15m,判定基
準線1の映像化すべき範囲Lgすなわちゴールラインの
長さを14m,センサの主走査方向の有効画素寸法をL
sとしたとき,判定基準線1上の撮像範囲Wgが5mm
であると仮定した場合のセンサの副走査方向の画素幅W
sは,次式から計算される。
【0026】
【数1】 上式に示されるように上記の必要精度を満たすセンサ副
走査方向の画素幅Wsは,センサ主走査方向の有効画素
寸法Lsにより求まる。有効画素寸法Lsが大きければ
大きいほど画素幅Wsの許容値も大きくなるが,有効画
素寸法Lsの大きさは使用する光学系により制限され
る。例えばTV用の1インチレンズの最大有効画像寸法
は16mm,35mmの写真用レンズは43mm程度に
なる。これらのレンズの最大有効画像寸法に合致した有
効画素寸法Lsのセンサがあったとすると,必要精度を
満たすセンサ副走査方向の画素幅Wsは次のように求め
られる。 TV用レンズ:Ws=Ls/1680=16(mm)/
1680=9.5(μm)写真用レンズ:Ws=Ls/
1680=43(mm)/1680=25.6(μm)
【0027】前述のようにカラーリニアセンサを使用し
た単板,2板方式のリニアセンサカメラの場合,写真用
レンズが使用できるので要求精度を満たすセンサ副走査
方向の画素幅Wsは,25.6μm以下となる。ここで
はセンサの有効画素寸法Lsがレンズの有効画像寸法に
一致したものとしたが,実際には使用するセンサの有効
画素寸法Lsから算出する必要がある。図1に示した一
実施例に記載の受光素子上にGBR各色のカラーフィル
タが主走査方向に一列に並ぶ構造のカラーリニアセンサ
を例に算出すると,主走査方向の有効画素寸法Lsが約
36mm(5184画素×7μm)で副走査方向の画素
幅Wsが21μmであるから,下記のように必要精度を
満たすセンサであることがわかる。 Ws=21μm≦Ls/1680=36(mm)/16
80=21.4(μm) 図6,図7に示すようなフィルタ配列の構造を持つカラ
ーリニアセンサに対しても,上記検討を行ったが副走査
方向の画素幅Wsが必要精度を大幅に超えるものしか製
品化されておらず,現時点では着順判定用のカラーリニ
アセンサとしては好ましくない。しかし,将来要求を満
たすものが製品化されたならば使用可能となる。ここで
は,写真用レンズの使用を条件に算出したが,TV用レ
ンズを使用した場合には画素幅Wsに対する寸法の要求
が厳しくなり,要求を満たすセンサがあっても画素幅W
sの狭いセンサは画素面積が小さくなり,感度に悪影響
がでることが考えられる。TV用レンズに光学系を追加
して有効画像寸法を拡大することも可能ではあるが高価
なレンズとなるので,前述のように3板式より単板,2
板式の撮像方式が実用的である。
【0028】カラー映像信号の記録及び再生カラーリニ
アセンサ1本またはカラーリニアセンサと白黒リニアセ
ンサ各1本または3本の白黒リニアセンサの各方式で得
られるカラー映像信号を,メモリへ取り込む際のメモリ
構成を図9,図10に示す。リニアセンサから得られた
GBRのカラー映像信号は,図9の様にGBRのままG
BRともリニアセンサの主走査およびそのクロック周波
数により得られる画素情報のすべてをメモリへ記録し,
高解像度の映像を再現できるメモリ構成と,図10の様
にGBRからマトリクス回路19により輝度信号(Y)
と色差信号(Pb,Pr)を得,着順判定に特に重要な
輝度信号(Y)についてはリニアセンサの主走査および
そのクロック周波数により得られる画素情報のすべてを
メモリへ記録し,移動体2の識別が主な目的である色情
報成分の色差信号(Pb,Pr)は可能な限り画素情報
を間引いてメモリへ記録してメモリ量を節約する方式の
メモリ構成が考えられる。図9の方式は高解像度の映像
を再現できる反面,GBR信号それぞれに全画素メモリ
14を使用するためメモリ量が多くなり,コストアップ
となる。また,判定画像を光磁気ディスク装置,光ディ
スク装置,磁気ディスク装置,VTR等の画像記録媒体
に記録する際にも,情報量が多いことから画像記録媒体
に収録できる画面枚数に制限があることに加え,判定画
像を記録するために要する時間も膨大になる。図10の
方式は人間の目の色信号に対する分解能が低いことに着
目し,また移動体2の識別が主な目的であることから,
色信号成分すなわち色差信号(Pb,Pr)を輝度信号
(Y)に比較して二分の一または四分の一に情報量を減
らして圧縮メモリ20にメモリすることにより,メモリ
量を削減してコストダウンを実現できることに加え,上
記の画像記録媒体への収録可能枚数を増加させまた記録
にかかる時間も低減できるという特徴がある。情報量を
削減するための色差信号(Pb,Pr)の圧縮方法に
は,リニアセンサの副走査方向のみ一走査おきのサンプ
リングとして情報量を二分の一にする方式とリニアセン
サの主走査方向のみ一画素おきのサンプリングとして情
報量を二分の一にする方式とリニアセンサの主走査方向
及び副走査方向を一画素おきのサンプリング及び一走査
おきのサンプリングとして情報量を四分の一にする方式
等がある。なお,着順判定画像としては輝度信号(Y)
があれば色差信号(Pb,Pr)は移動体の色による識
別ができれば良いという考えを推し進めて副走査方向は
一走査おきのサンプリング,判定精度に影響の少ない主
走査方向を二画素,三画素おきのサンプリングとして色
差信号(Pb,Pr)の情報量を輝度信号(Y)の六分
の一,八分の一等にしても実用可能な映像は得られる。
【0029】一次元リニアセンサからカラーテレビジョ
ン映像信号を得るための方式本発明において一次元リニ
アセンサから標準カラーテレビジョン方式のカラー映像
信号を得るために,図11に示す走査周波数変換処理を
行う。まず,カラーリニアセンサの主走査周波数を1k
Hzとすると,映像信号としては1ms周期(周波数1
kHz)に判定基準線上の信号が得られるが,この走査
周波数は標準カラーテレビジョン方式とは全く別のもの
であり,このままではテレビモニタに表示することはで
きない。そこでこの映像信号を標準カラーテレビジョン
方式のカラー映像信号と同様の水平,垂直走査周波数に
変換するため,カラーリニアセンサ6の駆動信号と同期
したメモリライト制御回路24のメモリ制御信号でスキ
ャンコンバータメモリ23へ一旦カラーリニアセンサ6
の映像信号を記録し,そのメモリの内容を周波数及び同
期方式が標準テレビジョンの規格に一致したメモリリー
ド制御回路25のメモリ制御信号で読み出す方式をとっ
ている。図11により,まず書き込み方法を説明する。
カメラヘッド12から得られたカラー信号はA/Dコン
バータ13により,例えば8ビットのディジタル信号に
量子化されてスキャンコンバータメモリ23に書き込ま
れるが,書き込みのメモリ制御信号はカラーリニアセン
サ6の駆動信号に同期した信号としてメモリライト制御
回路24から得られる。A/Dコンバータ13を経由し
て得られた画像信号はスキャンコンバータメモリ23の
垂直方向へ,カラーリニアセンサ6の主走査と一致する
ように書き込まれ,メモリの一端からカラーリニアセン
サ6の副走査と一致するように水平方向へ時系列的に順
次書き込まれる。次に読み出し方法についてであるが,
ハイビジョン方式の周波数で動作するメモリリード制御
回路25からのメモリ制御信号により画像信号を読み出
す。例えば,走査線数1125本(有効走査線数102
4本),一走査線当りの全サンプル数2200(有効サ
ンプル数1920),2:1インタレース,フィールド
周波数60Hzの場合,最初のフィールドはスキャンコ
ンバータメモリ23の一番上の画素列を水平方向に3
3.75kHzの周期,クロックが74.25MHz
(=33.75kHz×2200)の周波数で読み出
し,それを垂直方向に1画素列毎飛び越して512ライ
ン繰り返す,次のフィールドには残り512ラインの画
像信号を読み出し,それにブランキング信号,同期信号
等を付加してハイビジョン信号を得る。
【0030】このスキャンコンバータメモリ23に使用
するメモリ素子には,書き込みのクロック周波数と読み
出しのクロック周波数を独立に供給し,同時に書き込み
読み出し動作できるデュアルポートメモリを採用する。
本発明のイメージプロセッサの画像及びデータメモリ
は,内蔵する全画像メモリ(ハイビジョンにて24画面
分)において上述したスキャンコンバータと同等の機能
を有し,これにより,全画像メモリのいずれの画面にお
いても画像取り込みと同時にテレビモニタへの画像表示
が行える。一方,図12に示す二次元のエリアセンサ2
6を使用したテレビジョンカメラ27の場合は標準カラ
ーテレビジョン方式に一致した周波数の同期信号による
ドライブ回路29でセンサを駆動するため,エリアセン
サ26から出力される映像信号は水平及び垂直信号とも
標準カラーテレビジョン映像信号に合致した信号として
得られる。この映像信号はTV映像プロセス回路28を
経て映像信号となるが,同期周波数が標準カラーテレビ
ジョン方式に一致しているため周波数変換を目的とした
メモリ回路は不要であり,そのままテレビモニタに入力
し表示できる。
【0031】カラー着順判定装置の必要機能以下本発明
のカラー着順およびタイム判定装置における搭載機能の
詳細を図により説明する。 (1)被写体移動スピードに対する主走査周期の選定及
び画像縮小,拡大機能 本装置を設置する競技場の大きさによるカメラ取付位
置,使用する競技種目により撮像すべき判定基準線の範
囲,移動体のスピードが違うため,判定画像を表示する
ビデオモニタ上の被写体の縦横比が異なることになる。
例えば,判り易くするため同一判定基準線の撮像範囲に
おいてスピードが2倍異なる移動体を判定画像としてメ
モリに取り込んだ場合を図13,図14により説明す
る。ハイビジョン方式の水平解像度の規格から1920
ドットがモニタ画面上に表示できる水平ドット数となる
ため,リニアセンサカメラから得られるカラーリニアセ
ンサの主走査毎の判定基準線上の映像もモニタ一画面当
たり1920走査分となる。仮りに主走査周期を1ms
とした場合1920走査分で画像表示時間が1.92秒
となる。すなわち一画面に1.92秒間の判定基準線上
の映像が表示されることになる。
【0032】ここで,移動体2aが判定基準線を1.0
秒で通過するスピードであり,移動体2bが0.5秒で
通過するスピードであるとすると,それぞれ図13,図
14に示すような画像としてカラー高精細モニタ30に
表示される。これらを実際の移動体の縦横比と大幅に異
なることなく違和感のない画像として表示するために
は,主走査周期を変更する機能または画像を縮小,拡大
する機能が必要となる。主走査の周期を0.5msに変
更した場合,1920走査分で画像表示時間が0.96
秒となり0.96秒間が一画面に表示されるので,移動
体2bを撮像すると図15のように図13と同じ寸法で
モニタ画面に表示できる。また,画面上の画像を水平方
向に2倍に拡大しても同様の寸法でモニタ画面に表示で
きる。これらを実現するため本発明の装置には0.2
5,0.5,1.0,2.0,4.0ms等の主走査周
期を選択できる機能及び画像を1/5,1/2,1,
2,3,4倍等に縦横ともそれぞれ縮小,拡大できる機
能を搭載し,競技場の大きさによるカメラ取付位置から
規定される判定基準線の撮像範囲の違いと被写体の移動
スピードによる被写体の縦横比の変化を,実際の被写体
の縦横比と大幅に異なることなく違和感のない画像とし
て表示できる。なお,カラーリニアセンサの選定の項で
説明したように,主走査周期の変更は分解能に影響する
ため主走査周期の変更が適切でないときには縮小,拡大
の機能で縦横比を変える。
【0033】(2)判定線の重畳,判定線毎のカーソル
線移動機能 本装置を使用する競技種目により,例えば,陸上トラッ
ク競技は百分の一秒単位のように判定単位が決まってい
る。そこで本装置には,図16に示すように判定作業を
容易にするために判定画像上に判定単位毎の判定線55
を重畳している。この判定線は図1に示すマーカメモリ
49の情報の多重回路35への供給有無で,重畳または
無重畳を切り換えるので操作器44上のスイッチ操作で
容易に制御できる。また,判定単位と計測単位を一致さ
せる必要があるため,タイム自動計測時の計測スケール
移動位置を判定線上に限定する機能を付加している。図
16によりその動作を説明する。計測状態において目的
の移動体2cの位置に計測スケール56を移動して判定
基準線通過時時刻を計測するが,計測スケール56をモ
ニタ画面上左右に移動する際,その移動位置は,例えば
主走査周期が1msの場合には10ドット毎,すなわち
百分の一秒毎に移動するようにソフト的に管理し,常に
判定単位である判定線55上を百分の一秒の移動間隔5
7で移動させる。もちろん1ドット毎に移動させ千分の
一秒毎に計測することも可能である。なお、計測スケー
ルは画面上では白線であるが,図では便宜上破線で示し
てある。
【0034】(3)プリンタインタフェイス機能 本装置と組み合わせるビデオプリンタにはハイビジョン
用,NTSC,PAL,SECAM等用の他,ディジタ
ル信号にて映像情報を受けるタイプ,リニアセンサの主
走査と同様のラインスキャン映像信号を受けるタイプ等
が実用化されている。図1のプリンタインタフェイス3
8には,これらのうちディジタル信号にて映像情報を受
けるタイプやラインスキャン映像信号を受けるタイプ等
のためのインタフェイス機能を搭載する。ディジタル信
号にて映像情報を受けるタイプに対しては,プリンタの
受信フォーマットに合わせてアドレスデータと映像デー
タを送信する機能を搭載し,ラインスキャン映像信号を
受けるタイプに対しては画像及びデータメモリ33を書
き込み時と同様にリニアセンサの主走査方向に従って映
像情報を読み出し,ペーパの送り方向を副走査方向とし
て判定画像をプリントできる機能を搭載する。
【0035】(4)タイム計測機能 本装置では判定基準線を通過する移動体の競技スタート
からの経過時刻を計測する方式として,図17に示すよ
うに相対アドレス値からのタイム演算方式を採用した。
判定基準線上の映像はメモリの水平アドレス0番地から
46079番地までに順次取り込まれるが,メモリを有
効利用するため移動体が判定基準線を通過する度にメモ
リへの書き込みを間歇的に行い,これを繰り返して判定
画像の取り込みを行う。メモリコントローラ22から得
られるその間歇点のアドレスと基準タイマ18から得ら
れるそのときの経過時刻を計測データテーブル61に記
録し,判定画像上に表示する計測スケール56のアドレ
スと計測データテーブル61のアドレス及び経過時刻か
ら演算し,計測スケール56における経過時刻を得る。
図17の例に従ってその原理を説明する。なお,図17
の判定画像例は全画素メモリ14,圧縮メモリ20の画
像メモリとマーカメモリ49,時刻情報メモリ50及び
グラフィックメモリ21の画像が合成されてモニタ画面
上に表示されたときの概念図を示している。
【0036】メモリのアドレス制御を行うメモリコント
ローラ22から得られた間歇点59のアドレス(120
5番地)と,競技スタート信号により起動した基準タイ
マ18から得られた間歇点59における経過時刻(10
秒250)及び映像を取り込んだときのリニアセンサの
主走査周期(1ms)を計測情報メモリ51内の計測デ
ータテーブル61に格納する。次の間歇点60も同様に
アドレス(2800番地)と経過時刻(14秒265)
を計測データテーブル61に格納し,撮像すべき移動体
が判定基準線を通過し間歇撮像する度にこれを繰り返し
て実行する。タイム計測の手順としては,モニタ画面の
判定画像上に表示された,タイム計測すべき位置を示す
計測スケール56を移動体2cの判定基準線通過部位へ
移動させる。この計測スケール56が表示されているア
ドレスもメモリのアドレス制御を行うメモリコントロー
ラ22から得られ,これが850番地であったとする
と,計測スケール56のアドレス(850番地)より大
きく最も近い間歇点59のアドレス(1205番地)と
経過時刻(10秒250)をもとに,次式から計測スケ
ール56の位置のタイムが相対的に算出できる。 経過時刻=10秒250−{(1205番地−850番
地)×0.001秒}=9秒895≒9秒90
【0037】上述の方式により,判定画像から計測スケ
ール56を移動させるだけで,その位置の画像がメモリ
へ取り込まれた競技スタートからの経過時刻すなわちゴ
ールタイムを得ることができる。なお,判定単位が百分
の一秒の場合には上式のように9秒90へのタイムの切
上げを自動的に演算処理し,結果をグラフィックメモリ
21に書き込むことにより画像メモリと合成してモニタ
画面上の判定表示62の位置に表示する。他方式として
水平アドレス毎に競技スタートからの経過時刻をリニア
センサの主走査周期の単位で画像とともに記録する方式
があるが,上述方式に比べタイム記録に関わるメモリの
使用量が多くなること,画像圧縮を行う際画像とタイム
データが同一メモリ上にあると非可逆の圧縮ができず,
高圧縮率が望めないという欠点がある。本方式は計測デ
ータテーブル61のサイズも最大競技者数あればよく,
たかだか数十データ程度のデータが格納できればよい。
また,計測データテーブル61は全画素メモリ14,圧
縮メモリ20の画像メモリとは別の計測情報メモリ51
内にあり,画像メモリ内情報の圧縮処理を行う際に判定
画像として実用限度まで圧縮率を高めても,タイム計測
には何ら支障を生じない。
【0038】(5)メモリカードによる判定情報管理機
能 着順判定システムを実際に運用するには,次に示すよう
な情報を管理する必要があり,本装置ではユーザーの取
扱を容易にするため一般のROMやRAMでなく,メモ
リカードを利用してその機能を実現する。管理すべき情
報例とその内容を以下に説明する。 ・各種競技毎の初期設定等のシステム管理情報 各種競技毎のメモリカードに競技毎のシステム管理情報
記録し,装置の電源投入と同時にその情報をイメージプ
ロセッサのCPU部へ転送してシステムをその管理情報
に従って初期化する。管理情報の例としては,被写体の
移動スピードに最適な主走査周期,被写体の移動方向,
タイムの計測単位,判定結果の表示方法及び位置,判定
線の色及び有無,画像の縮小拡大率,画像表示フォーマ
ットの設定等である。
【0039】・競技種目表示及びレース名称登録のため
の文字情報 判定画像に重畳する種目やレース名に使用する文字や単
語は競技毎に異なる。その全てを文字情報として保持し
ておいても,メモリの無駄であるばかりでなく文字数が
多くなるため登録,表示作業が難しい。そのため競技種
目毎に用意されるメモリカードにその競技専用の文字や
単語のみを登録しておき,使用メモリの削減に加え専用
の文字や単語からの選択作業であり登録,表示作業が容
易なものとなる。このカードを使用すれば文字や単語の
並べ替えにより種目やレース名等の文を作成して判定画
像に表示したり,作成した種目やレース名等の文をカー
ドへ登録保存し,またそれを呼び出して判定画像に表示
することが可能となる。また,文字が日本語以外の外国
語であってもメモリカードにその言語で登録しておけば
カードの差し替え一つで表示の切り換えが可能となる。
【0040】・判定結果の記録及び他情報管理装置への
判定結果受渡し等のデータ管理情報 着順判定の結果は,判定画像及び判定データとして光磁
気ディスク装置へ記録でき,またイメージプロセッサか
らシリアル通信で他の情報管理装置へ判定データを転送
することは可能であるが,高価な光磁気ディスク装置が
使用できない場合やシリアル通信網が使用できない場合
などに,汎用性のある記録媒体としてこのメモリカード
を利用することが判定データの集計等に有効である。判
定画面上で得られた判定データを小型軽量で持ち運びが
容易なメモリカードに記録保存し,これを他の情報管理
装置に接続しデータの集計を行うことにより競技運営の
円滑化,競技分析等を低価格に実現できる。
【0041】・着順判定システムの取扱説明等の文書情
報 取扱説明は実際の操作毎に行われることが望ましく,操
作中にモニタ画面上へその操作に関わる項目のみの取扱
を表示する方法が有効である。これを実現するにはシス
テムの取扱説明文を文字データとしてROM等に登録し
操作時に表示することが考えられるが,操作性向上のソ
フト変更を行った場合などの取扱説明文の変更に対し,
一般のROM等はメンテナンスが難しく好ましくない。
しかし,この情報をメモリカードに登録して管理すれば
ソフト変更に対する問題も解決され,操作性のよいシス
テムを構成できる。
【0042】・競技主催者等のロゴマーク情報 競技主催者等のロゴマークを判定画像上に挿入したいと
いう要求に対して,上述の取扱説明文同様にメモリカー
ド内にロゴマーク情報を登録できる領域を用意すれば,
イメージプロセッサのCPU部に図形情報を転送して判
定画像上にロゴマークを表示することが可能であり,ロ
ゴマークの変更もメモリカードのメンテナンスだけで実
現できる。以上のような情報管理を行うためのメモリカ
ード内容のメンテナンスを,一般のパソコンで行えるよ
うにパソコンのソフトを準備すれば,ユーザーが希望す
る着順判定システムの運用に最適な環境設定をユーザー
自身の手で実現できる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したごとく,本発明はゴールラ
イン等の判定ライン上における画像をカラーで得ること
ができるため,着順等の誤判定を防止することができ,
判定を迅速に行うことができる。また,カラーテレビジ
ョン放送にも違和感なく適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の全体構成の実施例を示す図である。
【図2】 本発明の撮像方式の例を示す図である。
【図3】 本発明の撮像方式の例を示す図である。
【図4】 本発明の撮像方式の例を示す図である。
【図5】 カラーリニアセンサの構造を示す説明図であ
る。
【図6】 カラーリニアセンサの構造を示す説明図であ
る。
【図7】 カラーリニアセンサの構造を示す説明図であ
る。
【図8】 リニアセンサの画素幅とそれが写し込む判定
基準線上の撮像範囲の関係を示す説明図である。
【図9】 本発明におけるカラー映像信号をメモリへ取
り込む際のメモリ構成の実施例を示す図である。
【図10】 本発明におけるカラー映像信号をメモリへ
取り込む際のメモリ構成の実施例を示す図である。
【図11】 本発明における走査周波数変換処理を示す
説明図である。
【図12】 二次元のエリアセンサを使用したテレビジ
ョンカメラの構成図である。
【図13】 移動体のスピードに対する主走査周期及び
画像の縮小,拡大を示す説明図である。
【図14】 移動体のスピードに対する主走査周期及び
画像の縮小,拡大を示す説明図である。
【図15】 移動体のスピードに対する主走査周期及び
画像の縮小,拡大を示す説明図である。
【図16】 判定画像への判定線の重畳、判定線毎のカ
ーソル線移動機能を示す説明図である。
【図17】 移動体のタイム計測を示す説明図である。
【符号の説明】
1 判定基準線 2,2a,2
b,2c 移動体 3 レンズ 4 映像プロ
セス回路 5 白黒リニアセンサ 6 カラーリ
ニアセンサ 7 ドライブ回路 8 ドライブ
回路 9 分光プリズム 10 レンズ 11 色分解光学系 12 リニア
センサカメラ 13 A/Dコンバータ 14 全画素
メモリ 15 D/Aコンバータ 16 シリア
ルインタフェイス 17 CPU 18 基準タ
イマ 19 マトリクス回路 20 圧縮メ
モリ 21 グラフィックメモリ 22 メモリ
コントローラ 23 スキャンコンバータメモリ 24 メモリ
ライト制御回路 25 メモリリード制御回路 26 エリア
センサ 27 テレビジョンカメラ 28 TV映
像プロセス回路 29 ドライブ回路 30 カラー
高精細モニタ 31 カラーモニタ 32 映像補
正回路 33 画像及びデータメモリ 34 ミック
スメモリ 34a タイム表示メモリ 34b 種目
表示メモリ 34c マーカ表示メモリ 35 多重回路 36 ガンマ
補正回路 37 ダウンコンバータ 38 プリン
タインタフェイス 39 画像圧縮伸長ユニット 40 データ
プリンタフェイス 41 ビデオプリンタ 42 光磁気
ディスク装置 43 データプリンタ 44 操作器 45 メモリライトスイッチ 46 信号変
換器 47 タイマスタート接点 48 イメー
ジプロセッサ 49 マーカメモリ 50 時刻情
報メモリ 51 計測情報メモリ 52 ファイ
ンダ 53 レチクル 54 分光光
学系 55 判定線 56 計測ス
ケール 57 移動間隔 58 (欠
番) 59 間歇点 60 間歇点 61 計測データテーブル 62 判定表
示 s 画素幅 Ls 有効画素
寸法 Wg 撮像範囲 Lg 映像化
すべき範囲 ω レンズの画角 Lh 水平距
離 Lv 垂直距離
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新保 直之 東京都小平市御幸町32番地 株式会社日立 国際電気内 Fターム(参考) 5C022 AA00 AC42 AC54 AC69 5C054 CC05 FE16 GB05 HA06 5C065 AA07 DD16 DD17 DD18 DD19 EE01 EE02 EE10 HH02 HH04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の判定基準線上を通過する移動体を撮
    像するリニアセンサと,上記リニアセンサから得られる
    映像信号を処理するイメージプロセッサと,上記処理さ
    れた映像信号を出力する表示装置と,文字情報,競技種
    目情報,判定関連情報の少なくとも1つが記録されたメ
    モリカードとを有し,上記イメージプロセッサはCPU
    及び多重回路を有し,上記CPUに上記メモリカードの
    情報を読み込み,上記リニアセンサの画像情報と上記C
    PUに読み込まれた上記メモリカードからの情報を上記
    多重回路で多重化し,上記多重化された上記情報を上記
    表示装置に表示することを特徴とする着順およびタイム
    判定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の着順およびタイム判定装
    置において,上記メモリカードは着順およびタイム判定
    装置の競技に関する管理データを有し,上記メモリカー
    ドの競技に関する管理データに基づいて,上記着順およ
    びタイム判定装置の初期化を行うことを特徴とする着順
    およびタイム判定装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の着順およびタイム判定装置
    において,上記図形情報はロゴマークを含むことを特徴
    とする着順およびタイム判定装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか1つに
    記載の着順およびタイム判定装置において,上記文字情
    報は外国語を含むことを特徴とする着順およびタイム判
    定装置。.
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