JP2003046814A - デジタルカメラ及び撮影システム - Google Patents

デジタルカメラ及び撮影システム

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JP2003046814A
JP2003046814A JP2001235071A JP2001235071A JP2003046814A JP 2003046814 A JP2003046814 A JP 2003046814A JP 2001235071 A JP2001235071 A JP 2001235071A JP 2001235071 A JP2001235071 A JP 2001235071A JP 2003046814 A JP2003046814 A JP 2003046814A
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Japan
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image
digital camera
photographing
shooting
virtual
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JP2001235071A
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Tsutomu Honda
努 本田
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影システム1により、デジタルカメラ10
を用いて、仮想的な撮影会を行うことを可能にするこ
と。 【解決手段】 デジタルカメラ10において仮想撮影モ
ードが設定されると、デジタルカメラ10は撮影方向や
撮影倍率等の撮影条件を検出し、その情報をサーバ30
に与える。3次元データ記憶部40には仮想的な被写体
に関する3次元データが格納されており、サーバ30は
デジタルカメラ10から入力する撮影条件に応じて3次
元データから2次元画像を生成する。また、デジタルカ
メラ10の撮影方向等が変化した場合、その変化に応じ
て新たな2次元画像が生成される。サーバ30で生成さ
れる画像はデジタルカメラ10に与えられ、表示され
る。これにより、デジタルカメラ10において仮想的な
被写体のフレーミング等を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、デジタルカメラ
及びデジタルカメラを用いた撮影システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、モデル撮影会等と称して、実際の
人物(モデル)等を被写体にして、カメラを構えて写真
を撮影することが行われている。また、このような撮影
会はカメラユーザの撮影技能を向上させる目的の写真教
室等としても開催されることがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現実の
人物モデルを使った撮影会は、時間や場所等の制約があ
るため、いつでも誰でも気軽に参加できるものではなか
った。特に初心者にとっては、撮影会の時間制限等のた
めに、十分な撮影技能を修得することは難しいのが現状
であった。
【0004】そこで、この発明は、上記課題に鑑みてな
されたものであって、デジタルカメラを用いて仮想的な
撮影会を実現することにより、ユーザが気軽に撮影会に
参加することのできる撮影システムを提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、仮想的な被写体画像を表
示可能なデジタルカメラであって、前記デジタルカメラ
における撮影方向を検出する撮影方向検出手段と、前記
撮影方向検出手段で検出される前記撮影方向に応じて前
記仮想的な被写体画像を表示する表示手段と、を備えて
いる。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のデジタルカメラにおいて、外部装置とデータ通信を行
う通信手段をさらに備え、前記通信手段が、前記撮影方
向検出手段において検出される前記撮影方向を前記外部
装置に送信し、かつ、前記外部装置から前記撮影方向に
応じた画像を受信することを特徴としている。
【0007】請求項3に記載の発明は、デジタルカメラ
と画像処理装置とがデータ通信可能に接続された撮影シ
ステムであって、前記デジタルカメラが、(a-1) 撮影条
件を設定する撮影条件設定手段と、(a-2) 前記撮影条件
設定手段で設定される前記撮影条件を前記画像処理装置
に送信する送信手段と、(a-3) 画像を表示する表示手段
と、を備え、前記画像処理装置が、(b-1) 前記撮影条件
に応じた画像を生成する画像生成手段と、(b-2) 前記画
像生成手段で生成された画像を前記デジタルカメラに送
信する手段と、を備え、前記デジタルカメラが、前記画
像処理装置から受信する、前記撮影条件に応じた画像に
基づいて、前記表示手段に画像表示を行うことを特徴と
している。
【0008】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の撮影システムにおいて、前記撮影条件設定手段が、前
記デジタルカメラの撮影方向を検出する撮影方向検出手
段を備え、前記画像処理装置が、前記撮影方向に応じた
画像を生成して、前記デジタルカメラに送信するように
構成され、前記デジタルカメラが、前記画像処理装置か
ら受信する、前記撮影方向に応じた画像に基づいて、前
記表示手段に画像表示を行うことを特徴としている。
【0009】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の撮影システムにおいて、前記撮影方向検出手段が、レ
リーズ操作が行われた際のブレ量を検出するブレ検出手
段としても機能することを特徴としている。
【0010】請求項6に記載の発明は、請求項3乃至5
のいずれかに記載の撮影システムにおいて、前記画像処
理装置が、被写体に関するデータを記憶する記憶手段を
さらに備え、前記画像生成手段が、前記記憶手段に記憶
されるデータから前記撮影条件に応じた画像を生成する
ことを特徴としている。
【0011】請求項7に記載の発明は、請求項3乃至6
のいずれかに記載の撮影システムにおいて、前記デジタ
ルカメラが、レリーズ操作が行われた際に、レリーズ信
号を前記画像処理装置に送信し、前記画像処理装置が、
前記レリーズ信号を受信した際の、前記撮影条件に応じ
た画像を所定の記録手段に記録することを特徴としてい
る。
【0012】請求項8に記載の発明は、請求項3乃至7
のいずれかに記載の撮影システムにおいて、前記デジタ
ルカメラが、レリーズ操作が行われた際に、レリーズ信
号を前記画像処理装置に送信し、前記画像処理装置が、
前記レリーズ信号を受信した際に、課金のための課金情
報を生成する課金情報生成手段をさらに備えることを特
徴としている。
【0013】請求項9に記載の発明は、請求項7に記載
の撮影システムにおいて、前記画像処理装置が、前記レ
リーズ信号を受信した際の、前記撮影条件に応じた画像
に関する評価結果を前記デジタルカメラに送信すること
を特徴としている。
【0014】請求項10に記載の発明は、請求項7に記
載の撮影システムにおいて、前記画像処理装置が、前記
レリーズ信号を受信した際の、前記撮影条件に応じた画
像と、当該画像に関する評価結果とを対応づけて前記記
録手段に記録することを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0016】<1.撮影システムの構成>図1はこの発
明の実施の形態にかかる撮影システム1の概略構成を示
す図である。図1に示すように、撮影システム1は、ユ
ーザ側設置装置2と、ネットワーク3と、アプリケーシ
ョンサービスプロバイダ(ASP)側設置装置4とを備
えて構成される。
【0017】ユーザ側設置装置2は、デジタルカメラ1
0と端末装置20とを備えて構成される。デジタルカメ
ラ10と端末装置20とはデータ通信可能なように構成
されており、また、端末装置20はネットワーク3に接
続される。デジタルカメラ10は被写体を撮影して画像
データを生成する機能を有するとともに、撮影動作によ
って得られた画像を表示する機能を有する。また、端末
装置20はCPU等を備えたコンピュータによって構成
され、CPUが所定のプログラムを実行することによ
り、端末装置20がデジタルカメラ10とASP側設置
装置4を構成するサーバ30とのデータ通信を行うよう
に実現される。また、ネットワーク3はインターネット
等の双方向のデータ通信を可能とするネットワークであ
る。
【0018】ASP側設置装置4は、画像処理装置とし
て機能するものであり、サーバ30と3次元データ記憶
部40と撮影画像記録部50とプリンタ60とを備えて
構成される。サーバ30はCPU等を備えたコンピュー
タによって構成され、CPUが所定のプログラムを実行
することにより、サーバ30がデジタルカメラ10に対
して仮想撮影会を提供するように構成される。3次元デ
ータ記憶部40は磁気ディスク装置等によって構成さ
れ、仮想撮影会での被写体に関する3次元データを記憶
する。サーバ30は、3次元データ記憶部40に記憶さ
れている3次元データからデジタルカメラ10の撮影条
件に応じて2次元画像を生成し、それをデジタルカメラ
10に送信するように構成されている。撮影画像記録部
50は磁気ディスク装置等によって構成され、デジタル
カメラ10でレリーズ操作(レリーズボタンの押下操
作)が行われた場合に高精細な撮影画像を記憶しておく
ためのものである。そしてプリンタ60はユーザから印
刷処理が指示された場合に撮影画像を印刷用紙等の印刷
媒体に記録印刷するものである。
【0019】なお、サーバ30にはネットワーク3を介
して複数のユーザ側設置装置2が接続可能となってお
り、サーバ30は各ユーザ側設置装置2に対して個別に
データ通信を行うように構成される。
【0020】<2.デジタルカメラ10の構成>次に、
デジタルカメラ10の詳細構成について説明する。デジ
タルカメラ10は、通常撮影モードと仮想撮影モードと
の2つの撮影モードのうちからユーザの意図に応じて選
択的に一の撮影モードを設定するように構成される。通
常撮影モードとは、デジタルカメラ10を端末装置20
に接続することなく単体で使用してデジタルカメラ10
の周囲に存在する被写体を撮影する通常の撮影モードで
ある。また、仮想撮影モードとはデジタルカメラ10を
端末装置20に接続してサーバ30からライブビュー画
像の供給を受け、デジタルカメラ10の周囲に存在しな
い仮想的な被写体を撮影する撮影モードである。
【0021】図2はデジタルカメラ10の内部構成を示
す図である。図2に示すように、デジタルカメラ10
は、デジタルカメラ10の周囲に位置する現実の被写体
を撮影するための機構として、光軸Lに沿って入射する
被写体像を受光して画像データを生成する撮像素子であ
るCCD撮像素子120、被写体から入射する被写体像
をCCD撮像素子120に導くための撮影レンズ11
0、撮影レンズ110に含まれるズームレンズを駆動し
て撮影倍率を制御するズーム制御部113、撮影レンズ
110に含まれる合焦用のレンズを駆動してCCD撮像
素子120に結像する被写体像のフォーカス状態(合焦
状態)を制御するフォーカス制御部114、及び、撮影
レンズ110に含まれる絞りとシャッタとを制御する絞
り・シャッタ制御部115を備える。
【0022】また、デジタルカメラ10は、通常撮影モ
ード時における手ブレ補正を行うための機構として、X
方向のブレを検出するためのジャイロセンサ等で構成さ
れるX方向ブレ検出センサ121、Y方向のブレを検出
するためのジャイロセンサ等で構成されるY方向ブレ検
出センサ122、X方向ブレ検出センサ121及びY方
向ブレ検出センサ122の検出値を用いてX方向及びY
方向の手ブレ補正を行うアクチュエータ125,126
を備える。X方向ブレ検出センサ121及びY方向ブレ
検出センサ122は、仮想撮影モード時にはデジタルカ
メラ10の撮影方向の変化を検出するための撮影方向検
出手段として機能する。
【0023】また、デジタルカメラ10は、画像データ
をデータ処理するための機構として、CCD撮像素子1
20から得られる画像データに所定の画像処理を施す画
像処理部130、画像処理部130で画像処理の施され
た画像を表示するためにデジタルカメラ10の背面側等
に設けられた液晶表示部141、画像処理部130で画
像処理の施された画像を表示するためのファインダ表示
部142、及び、撮影動作によって画像処理部130か
ら得られる画像データを記録するメモリカード135を
備える。
【0024】さらに、デジタルカメラ10はカメラ制御
部150、角度センサ151、マイク152、スピーカ
153、操作部154、及び通信部160を備える。
【0025】カメラ制御部150はCPU等によって構
成され、所定のプログラムを実行することにより、デジ
タルカメラ10に設けられた各部を制御する。
【0026】角度センサ151は仮想撮影モード時に機
能し、光軸Lに垂直な平面(XY平面)内でのデジタル
カメラ10の角度(傾き)を検出するように構成されて
いる。角度センサ151がデジタルカメラ10の角度を
カメラ制御部150に与えることにより、カメラ制御部
150はユーザがデジタルカメラ10を構えた際のデジ
タルカメラ10の傾きを認識することができる。
【0027】マイク152はユーザの音声を入力するも
のであり、スピーカ153はユーザに対して音声による
指示等を発生させるものである。操作部154はユーザ
が操作を行うための複数のボタンを備えた操作入力手段
であり、複数のボタンにはレリーズボタン、モード切り
換えボタン、ズームボタン、フォーカスボタン、画像記
録指示ボタン等が含まれる。なお、モード切り換えボタ
ンは通常撮影モードと仮想撮影モードとを切り換えるた
めの操作ボタンである。
【0028】通信部160は、デジタルカメラ10と端
末装置20とのデータ通信を可能とするための通信手段
であり、端末装置20へのデータ送信及び端末装置20
からのデータ受信を行う。
【0029】カメラ制御部150は通常撮影モード時に
は、撮影レンズ110を介してCCD撮像素子120に
結像する被写体像を撮影するための制御を行う。具体的
には、CCD撮像素子120から逐次得られる画像デー
タを液晶表示部141及びファインダ表示部142に与
えるように制御して、いわゆるライブビュー表示を行
い、ユーザがレリーズボタンの押下操作を行ったときに
CCD撮像素子120で得られる画像データをメモリカ
ード135に記録するための制御動作を行う。
【0030】一方、仮想撮影モードが設定された場合、
CCD撮像素子120は機能せず、光軸Lに沿って入射
する被写体像を画像データに変換することは行われな
い。しかし、仮想撮影における臨場感を達成するため
に、ズーム制御部113、フォーカス制御部114は機
能させる。そして、カメラ制御部150は、通信部16
0を介して端末装置20及びサーバ30とデータ通信を
行い、デジタルカメラ10の周囲には存在しない仮想的
な被写体の画像を液晶表示部141又はファインダ表示
部142に表示するための制御を行い、かつ、その仮想
的な被写体を撮影するための制御を行う。
【0031】まず、カメラ制御部150はX方向ブレ検
出センサ121、Y方向ブレ検出センサ122及び角度
センサ151の各センサでの検出値を入力し、デジタル
カメラ10の撮影方向及び撮影姿勢等に関する撮影条件
を特定する。
【0032】カメラ制御部150は、X方向ブレ検出セ
ンサ121及びY方向ブレ検出センサ122の検出値か
らデジタルカメラ10のブレ方向とブレ量を判断し、そ
れによってデジタルカメラ10の視点及び撮影方向の変
化量を特定する。この変化量が撮影方向に関する撮影条
件ということになる。
【0033】また、カメラ制御部150は角度センサ1
51の検出値からデジタルカメラ10のXY平面内にお
けるカメラ角度(撮影姿勢)を特定する。例えば、仮想
撮影モードにおいて、ユーザがデジタルカメラ10を構
えた際のデジタルカメラ10の角度に応じて液晶表示部
141やファインダ表示部142に表示されるライブビ
ュー画像等の角度を変更することが必要になる。このた
め角度センサ151でデジタルカメラ10の角度を検出
し、それを撮影条件としてサーバ30に送信すること
で、サーバ30においてライブビュー画像等の2次元画
像を生成する際、デジタルカメラ10の角度に応じた2
次元画像を生成することが可能になる。
【0034】また、カメラ制御部150は操作部154
に対するユーザの操作内容に応じて撮影条件を設定す
る。例えば、ズームボタンが操作され、撮影倍率を変化
させる入力が行われた場合に、カメラ制御部150はズ
ームボタンの操作量に応じて撮影倍率の変化量を特定
し、それによって撮影倍率が変化された状態の撮影条件
を設定する。また、フォーカスボタンが操作され、フォ
ーカス状態を変更させる入力が行われた場合に、カメラ
制御部150はフォーカスボタンの操作量に応じて焦点
距離(レンズ位置)を特定し、それによってフォーカス
状態が変化された状態の撮影条件を設定する。
【0035】その他、ユーザによって設定される露出補
正に関する情報やフラッシュの発光設定の有無に関する
情報等も撮影条件に含まれる。また、ユーザによるレリ
ーズ操作や撮影画像の記録指示が行われた場合もその旨
の情報が端末装置20に送信される。
【0036】このように、デジタルカメラ10から端末
装置20に対して出力される撮影条件に関する情報に
は、撮影方向に関する情報、カメラ角度に関する情報、
ズーム操作量に関する情報、フォーカス操作量に関する
情報、露出補正に関する情報、フラッシュ発光設定に関
する情報、及びレリーズ操作に関する情報が含まれる。
【0037】そして、仮想撮影モード時には上記の撮影
条件が変化したときに、カメラ制御部150が撮影条件
に関する情報を、通信部160を介して端末装置20に
送信するように構成される。また、X方向ブレ検出セン
サ121、Y方向ブレ検出センサ122及び角度センサ
151の各センサからの検出値に基づいて求められる撮
影方向及びカメラ角度等の撮影条件に関する情報は、リ
アルタイムに逐次端末装置20に送信されるように構成
される。
【0038】また、ユーザがレリーズボタンの押下操作
を行った場合には、カメラ制御部150がレリーズ信号
を発生し、それを端末装置20に送信する。また、ユー
ザがレリーズボタンの押下操作後に画像記録指示ボタン
の押下操作を行った場合には、カメラ制御部150が撮
影画像の記録指示信号を生成し、それを端末装置20に
送信する。
【0039】さらに、カメラ制御部150はマイク15
2から入力する音声情報を、通信部160を介して端末
装置20に送信するようにも構成される。マイク152
は、仮想撮影モード時においてユーザが仮想的な被写体
にポーズ等の指示を音声で与えた場合に、その音声を入
力するためのものである。
【0040】<3.端末装置20の構成>次に、端末装
置20の詳細構成について説明する。図3は端末装置2
0の内部構成を示す図である。図3に示すように、端末
装置20は、音声認識部220、音声合成部221、キ
ーワード抽出部222、画像処理部230、メモリ23
5、コマンド生成部240、及び、通信部261,26
2を備えて構成され、デジタルカメラ10とサーバ30
との間で行われるデータ通信の際のコマンド翻訳機等と
して機能する。なお、端末装置20における各部は、デ
ジタルカメラ10に仮想撮影モードが設定されている場
合に有効なものとなる。
【0041】音声認識部220はデジタルカメラ10に
おけるマイク152から入力された音声情報を入力し、
音声認識を行う。そして音声認識された結果は、キーワ
ード抽出部222に与えられる。キーワード抽出部22
2には複数のキーワードが登録されており、音声認識さ
れた音声情報のうちにキーワードに一致するワードがあ
るか否かを判断する。キーワードに一致するワードがあ
る場合には、そのワードを、ネットワークを介してサー
バに送信する。一方、キーワードに一致するワードがな
い場合には、入力した音声情報を無視する。
【0042】音声合成部221はサーバ30から入力さ
れるコード化された音声に対応する情報をデジタル化さ
れた音声情報(例えばWAV形式等)に変換し、デジタ
ルカメラ10に出力するためのものである。
【0043】画像処理部230はサーバ30から受信す
る画像データをデジタルカメラ10に適合する形式やサ
イズ等に変換する機能を有する。なお、デジタルカメラ
10に適合する画像データの形式やサイズ等は予めメモ
リ235に記憶されており、画像処理部230はサーバ
30から画像データを受信すると、デジタルカメラ10
に適合する画像データの形式やサイズ等に関する情報を
メモリ235から読み出し、その情報に基づいて画像処
理を施す。
【0044】この結果、サーバ30がユーザ側設置装置
2に対して画像データを送信する際に、デジタルカメラ
10に適合した形式の画像データを生成する必要がなく
なり、各ユーザ側設置装置2に対して送信する画像デー
タを一律の画像生成処理を行って生成すればよいので、
サーバ30の処理負担を軽減することが可能である。
【0045】そして、画像処理部230は、デジタルカ
メラ10に適合する形式に変換された画像データを、通
信部261を介してデジタルカメラ10に対して出力す
るように構成される。
【0046】このため、端末装置20に対して異なる機
種のデジタルカメラが接続される場合であっても、端末
装置20に接続されるデジタルカメラの機種に応じた画
像処理を行うことが可能である。例えば、あるデジタル
カメラではファインダ表示部142の表示画素数が11
万画素であり、他のデジタルカメラではファインダ表示
部142の表示画素数が22万画素である場合、画像処
理部230は、接続されたデジタルカメラ10における
ファインダ表示部142の表示画素数に応じた画像デー
タを生成し、それをデジタルカメラ10に出力するよう
に構成されているため、端末装置20に接続されるデジ
タルカメラの機種に応じた画像処理を行うことが可能で
ある。
【0047】コマンド生成部240は、デジタルカメラ
10から受信する種々の撮影条件に関する情報に基づい
てサーバ30に対するコマンドを生成し、そのコマンド
をサーバ30に対して送信する。
【0048】例えば、端末装置20がデジタルカメラ1
0における撮影方向及びカメラ角度に関する撮影条件を
入力すると、コマンド生成部240が、サーバ30にお
いて生成される仮想的な画像の撮影方向やカメラ角度を
変化させるためのコマンドを生成し、そのコマンドをサ
ーバ30に対して送信する。
【0049】また、端末装置20がデジタルカメラ10
における撮影倍率、フォーカス状態等に関する撮影条件
を入力すると、コマンド生成部240が、サーバ30に
おいて生成される仮想的な画像の倍率やフォーカス状態
を変化させるためのコマンドを生成し、そのコマンドを
サーバ30に対して送信する。
【0050】フラッシュの発光設定に関する情報を入力
した場合は、レリーズ信号を受信した際にサーバ30に
おいて生成される撮影画像の明るさを増大させるための
画像処理の必要とするか否かを決定し、そのコマンドを
サーバ30に対して送信する。露出補正に関する情報を
受信した場合は、画像の明るさをデフォルト値から変更
するためのコマンドが生成され、サーバ30に対して送
信される。
【0051】また、コマンド生成部240はデジタルカ
メラ10からレリーズ信号を受信した場合に、サーバ3
0に対して撮影画像を生成するためのコマンドを生成し
て送信するように構成され、記録指示信号を受信した場
合に、サーバ30に対して撮影画像を撮影画像記録部5
0に記録するためのコマンドを生成して送信するように
構成される。
【0052】なお、通信部261,262はデジタルカ
メラ10及びサーバ30とデータ通信を行うための通信
手段として機能するものである。
【0053】<4.サーバ30の構成>次に、サーバ3
0の詳細構成について説明する。サーバ30はデジタル
カメラ10に対して仮想的な撮影画像を供給する装置で
ある。このため、以下に説明するサーバ30の各部も、
デジタルカメラ10に対して仮想撮影モードが設定され
ている場合に有効なものとなる。
【0054】図4はサーバ30の内部構成を示す図であ
る。サーバ30は、通信部360、コマンド解析部35
0、撮影条件解析部310、仮想画像生成部320、評
価部330、音声生成部340、課金情報生成部37
0、及び、プリンタ制御部380を備える。
【0055】通信部360は端末装置20とネットワー
ク3を介してデータ通信を行う通信手段として機能する
ものである。通信部360はネットワーク3に対して接
続される各ユーザ側設置装置2を区別して、各ユーザ側
設置装置2とのデータ通信を行う。
【0056】コマンド解析部350は端末装置20から
受信するコマンドを解析し、コマンドに応じて仮想画像
生成部320、撮影条件解析部310、課金情報生成部
370、プリンタ制御部380、及び音声生成部340
に対する必要な指令を与えるように構成される。
【0057】例えば、端末装置20より受信するコマン
ドがライブビュー表示時の撮影方向を変化させるコマン
ドである場合、コマンド解析部350はデジタルカメラ
10の撮影条件に関する情報を撮影条件解析部310に
与え、仮想画像生成部320に対してファインダ表示用
の比較的粗い仮想的な2次元画像を生成するように指令
する。また、端末装置20より受信するコマンドがレリ
ーズ操作に基づく撮影指示コマンドである場合、コマン
ド解析部350は、撮影条件解析部310に対して撮影
条件に関する情報を与え、仮想画像生成部320に撮影
画像(記録用画像)となる比較的高精細な2次元画像を
生成し、かつそのサムネイル画像を生成するように指令
する。さらに撮影指示コマンドの場合には、コマンド解
析部350が課金情報生成部370に課金情報を生成さ
せるための指令を与える。
【0058】撮影条件解析部310は、デジタルカメラ
10の撮影条件、すなわち、撮影方向、カメラ角度、撮
影倍率、焦点距離等に関する撮影条件に基づいて、仮想
画像生成部320を制御する。
【0059】仮想画像生成部320は、3次元データ記
憶部40に記憶されている仮想的な被写体の3次元デー
タを読み出して、仮想的な撮影空間となる仮想空間を設
定し、その仮想空間内に位置する仮想被写体の3次元デ
ータから、デジタルカメラ10の視点、撮影方向、カメ
ラ角度及び撮影倍率の撮影条件に応じた2次元画像を切
り出す。
【0060】なお、デジタルカメラ10の仮想的な被写
体に対する視点は、デジタルカメラ10とサーバ30と
の接続初期状態において、ユーザの選択により、初期的
な視点位置(初期視点)が決定されるようになってい
る。
【0061】図5乃至図7はカメラ角度の撮影条件に応
じた2次元画像の抽出形態の一例を示す図である。
【0062】まず、ユーザがデジタルカメラ10を通常
撮影状態(例えば横向きとする。)に構えている場合、
そのカメラ角度に基づいて仮想画像生成部320は図5
に示すような2次元画像を切り出す。これにより、デジ
タルカメラ10のファインダ表示部142等をユーザが
視認した際には、図5に示すような横長状態の表示領域
に仮想被写体の画像を適切に視認することができる。
【0063】また、ユーザがデジタルカメラ10を通常
撮影状態から約90°回転させ、例えば縦向きの状態で
デジタルカメラ10を構えた場合、サーバ30はデジタ
ルカメラ10が通常撮影状態から約90°回転したコマ
ンドを受信するため、そのコマンドに基づいて図6に示
すような2次元画像を切り出す。これにより、デジタル
カメラ10のファインダ表示部142等をユーザが視認
した際には、図6に示すような縦長状態の表示領域に仮
想被写体の画像を適切に視認することができる。
【0064】さらに、ユーザがデジタルカメラ10を通
常撮影状態から約45°回転させ、例えば縦向きの状態
でデジタルカメラ10を構えた場合、サーバ30はデジ
タルカメラ10が通常撮影状態から約45°回転したコ
マンドを受信するため、そのコマンドに基づいて図7に
示すような2次元画像を切り出す。これにより、デジタ
ルカメラ10のファインダ表示部142等をユーザが視
認した際には、図7に示すような傾斜した状態の表示領
域に仮想被写体の画像を適切に視認することができる。
【0065】すなわち、仮想撮影モードにおいてユーザ
がデジタルカメラ10のXY平面内における角度を変更
させたとしても、仮想画像生成部320においてカメラ
角度の撮影条件に応じた2次元画像の抽出が行われるた
め、デジタルカメラ10のファインダ表示部142等に
表示される表示画像の天地が一定の状態となり、デジタ
ルカメラ10のファインダ表示部142等を視認しつつ
仮想撮影を行うユーザが違和感なく撮影操作を行うこと
が可能になる。
【0066】そして、デジタルカメラ10の視点、撮影
方向、撮影倍率等の撮影条件に応じた2次元画像の切り
出しが完了すると、仮想画像生成部320は、フォーカ
ス状態に応じてその2次元画像の鮮鋭度を調整し、露出
補正に関するコマンドに応じてその2次元画像の明るさ
状態を調整する。この画像調整処理の内容は評価部33
0に与えられる。
【0067】ライブビュー表示時である場合、仮想画像
生成部320は上記のような処理を行って、3次元デー
タからファインダ表示用の比較的粗い2次元画像を一定
時間ごと(例えば1秒間に数十コマ)に逐次生成し、通
信部360に出力する。これにより、ライブビュー表示
時にはサーバ30よりファインダ表示用の2次元画像が
逐次ユーザ側設置装置2に与えられる。
【0068】また、仮想画像生成部320はレリーズ操
作に基づくコマンドを受信した場合には、比較的高精細
な撮影画像を生成して一時的にメモリ等に格納するとと
もに、その撮影画像からサムネイル画像を生成し、通信
部360に出力する。これにより、レリーズ操作時(撮
影操作時)にはサーバ30よりファインダ表示用等の2
次元画像がユーザ側設置装置2に与えられる。
【0069】なお、レリーズ操作に基づくコマンドを受
信した場合でも、デジタルカメラ10の視点、撮影方
向、撮影倍率等の撮影条件に応じた2次元画像(撮影画
像)の切り出し、かつ、フォーカス状態に応じてその撮
影画像の鮮鋭度を調整し、露出補正に関するコマンドに
応じてその撮影画像の明るさ状態を調整することは上記
と同様である。そして、レリーズ操作に基づくコマンド
を受信した場合には、さらに、フラッシュの発光設定に
関するコマンドに基づいて、仮想画像生成部320が撮
影画像の明るさを調整する処理を行う。
【0070】その後、記録指示信号に基づくコマンドを
受信した場合には、仮想画像生成部320において一時
的に保持されている高精細な撮影画像が撮影画像記録部
50に記録される。ただし、仮想画像生成部320が撮
影画像を記録保存する際には、ユーザと撮影画像とを対
応づけた状態として撮影画像記録部50に記録する。ユ
ーザと撮影画像とを対応づけて記録しておくことによ
り、サーバ30に対して接続される複数のデジタルカメ
ラ10のうちの、どのデジタルカメラ10によって撮影
された撮影画像かをサーバ30において管理することが
可能になる。
【0071】評価部330は撮影画像記録部50に記録
されている撮影画像を読み出し、所定の項目に関する画
像評価を撮影画像ごとに行い、評価結果に関する情報を
通信部360に対して出力するとともに、撮影画像に対
応づけて撮影画像記録部50に記録する。評価部330
には仮想画像生成部320における画像調整処理の内容
が与えられるため、評価部330においてその画像調整
処理の内容を解析すれば、画像の明るさ、画像のフォー
カス状態等の評価項目に関する評価を行うことが可能で
ある。
【0072】次に示す表1は、撮影画像記録部50に記
録される対応関係を示す表である。
【0073】
【表1】
【0074】上記の表1に示すように、撮影画像記録部
50には、ユーザと、撮影画像の画像ファイル名と、そ
の撮影画像についての評価とが対応づけられて記録され
る。このような対応関係により、撮影画像データが、ど
のユーザの撮影したものであり、かつその撮影画像の評
価がどのようなものであるかを容易に識別することがで
き、サーバにおいて撮影画像の管理を容易に行うことが
可能である。
【0075】また、評価部330はライブビュー表示時
にデジタルカメラ10に対して送信される2次元画像を
評価するようにも構成され、例えば、画像が暗すぎると
きにはユーザに対してフラッシュの発光設定を促す情報
を送信することができ、また、フォーカス状態がぼけた
状態となっているときにはユーザに対してフォーカス状
態の調整を促す情報を送信することもできる。このよう
にユーザがレリーズボタンを押下する前の状態におい
て、画像の評価結果をユーザにフィードバックすること
により、ユーザの撮影技能の向上に役立つ情報がユーザ
に示されることとなり、撮影システム1がいわゆる写真
教室としての機能も備えることとなる。
【0076】なお、フラッシュの発光設定を促す情報や
フォーカス状態の調整を促す情報等は、音声生成部34
0から音声によってユーザに示すように構成してもよ
い。
【0077】音声生成部340はユーザに対する指示等
に関する音声情報を発生させるためのものであり、音声
生成部340にて生成される音声情報は通信部360を
介してユーザ側設置装置2に送信される。
【0078】例えば、ユーザが音声情報でモデルの姿勢
変更を指示した場合であって、その姿勢変更に対応する
3次元データが3次元データ記憶部40に格納されてい
ない場合には、サーバ30においてユーザが所望するモ
デルの姿勢変更の指示に対応することができなので、音
声生成部340が「その姿勢はできません。」等といっ
た音声情報を生成し、通信部360を介してユーザ側設
置装置2に対して送信する。また、上述のように、音声
生成部340は評価部330における評価結果に基づい
て、フラッシュの発光設定を促す音声情報やフォーカス
状態の調整を促す音声情報等を生成し、通信部360を
介してユーザ側設置装置2に対して送信する。
【0079】課金情報生成部370は、コマンド解析部
350から課金情報を生成させるための指令を受信した
場合に課金情報を生成し、ユーザと対応づけて課金情報
を記憶する。また、課金情報を外部装置として設置され
る課金システムに対して送信するようにしてもよい。課
金情報生成部370における課金情報の生成は、例え
ば、ユーザがデジタルカメラ10を用いてサーバ30に
接続し、仮想撮影会を開始したとき、仮想撮影会におい
てユーザがレリーズ操作を行ったとき、撮影画像の記録
を行ったとき、印刷処理をおこなったとき等に行われ
る。
【0080】次に示す表2は、課金情報の一例を示すも
のである。
【0081】
【表2】
【0082】上記の表2に示すように、課金情報は、ユ
ーザごとに設定され、接続回数、レリーズ回数、撮影画
像の記録枚数、プリント回数及び合計金額がユーザに対
応づけられて生成される。このようにユーザと対応づけ
て課金情報を生成することにより、サーバ30若しくは
課金システムにおいてユーザの利用状態及び課金情報を
管理することが可能である。
【0083】プリンタ制御部380は、ユーザ側設置装
置2から印刷指示があった場合に、撮影画像記録部50
に記録されている撮影画像をプリンタ60に与えること
により、印刷処理を行うものである。
【0084】<5.撮影システム1における撮影動作>
次に、デジタルカメラ10のユーザが仮想撮影を行う場
合の撮影システム1における撮影動作について説明す
る。
【0085】図8及び図9は撮影システム1における仮
想撮影シーケンスを示すフローチャートである。まず、
デジタルカメラ10を仮想撮影モードに設定してデジタ
ルカメラ10と端末装置20とを接続する。そして、デ
ジタルカメラ10とサーバ30との接続状態を確立し
て、デジタルカメラ10とサーバ30とのデータ通信を
可能な状態とする(ステップS10)。これにより、撮
影システム1が良好に機能する状態となる。
【0086】デジタルカメラ10とサーバ30との接続
状態が確立すると、サーバ30において課金情報生成部
370が機能し、デジタルカメラ10のユーザが特定さ
れて課金情報が生成される(ステップS11)。
【0087】次に、初期条件の設定が行われる(ステッ
プS12)。例えば、サーバ30は仮想的な被写体を複
数の視点から見た場合のサムネイル画像を各視点ごとに
生成し、そのサムネイル画像をデジタルカメラ10に対
して送信する。デジタルカメラ10では複数の視点から
仮想被写体を捉えたサムネイル画像を一覧形式で表示
し、ユーザが複数のサムネイル画像のうちから一のサム
ネイル画像を選択する。その選択されたサムネイル画像
に関する情報はデジタルカメラ10からサーバ30に送
信される。この結果、仮想撮影モード下におけるデジタ
ルカメラ10の仮想的な視点や撮影距離等が決定され
る。
【0088】そしてサーバ30は、3次元データ記憶部
40から仮想被写体に関する3次元データを読み出し、
デジタルカメラ10の視点や撮影距離等に関する初期条
件に基づいて、2次元画像を切り出してユーザ側設置装
置2に送信する。端末装置20はサーバ30から2次元
画像を受け取ると、デジタルカメラ10に適したサイ
ズ、形式の画像データに変換し、その画像データをデジ
タルカメラ10に送信する。デジタルカメラ10ではカ
メラ制御部150が端末装置20から与えられる画像デ
ータを受信すると、それを画像処理部130に与え、液
晶表示部141又はファインダ表示部142に対して仮
想的な被写体の画像表示を行う(ステップS13)。
【0089】以後、サーバ30からは継続的に画像デー
タの送信が行われ、デジタルカメラ10においては仮想
的なライブビュー表示が行われる。ユーザはデジタルカ
メラ10のファインダ表示部142等を視認しつつデジ
タルカメラ10の姿勢を変化させることになり、サーバ
30から送信される画像の内容が、デジタルカメラ10
の姿勢変化に応じて更新されることとなる(ステップS
14,S15)。
【0090】具体的には、デジタルカメラ10において
は撮影方向等の撮影条件を逐次検出し、その検出結果を
サーバ30に対して送信する。サーバ30では撮影条件
解析部310が撮影条件の変化があったか否かを判断し
(ステップS14)、撮影条件の変更がない場合には、
前回の撮影条件に基づいて2次元画像を生成してデジタ
ルカメラ10に対して画像データの送信を行う。一方、
撮影条件の変化があった場合には、変化後の撮影条件に
基づいて2次元画像を生成してデジタルカメラ10に対
して画像データの送信を行う。そして、デジタルカメラ
10においては仮想的な表示画像の更新が行われる(ス
テップS15)。
【0091】この結果、デジタルカメラ10におけるラ
イブビュー表示はデジタルカメラ10の姿勢等の変化に
応じた画像となり、デジタルカメラ10を構えたユーザ
はデジタルカメラ10の姿勢等を変化させると、それに
応じた仮想的な被写体の画像を視認することが可能にな
る。したがって、仮想撮影モードにおいてもユーザはデ
ジタルカメラ10を構えた状態においてフレーミング等
の操作を行うことが可能である。
【0092】また、ユーザがデジタルカメラ10に対し
てフォーカス状態を変化させたり、撮影倍率を変化させ
るような操作を行うと、その操作に応じた画像がファイ
ンダ表示部142等に表示される。このため、ユーザは
実際の撮影会等に参加することなく、デジタルカメラ1
0の操作練習等を行うことができる。
【0093】ユーザはファインダ表示部142等に表示
される仮想被写体の画像が所望の状態となったときに、
レリーズ操作を行う。
【0094】サーバ30はレリーズ操作が行われたか否
かを判断し(ステップS16)、レリーズ操作が行われ
ない間は、上記の撮影条件に応じたライブビュー表示用
の画像データの生成を繰り返す。また、レリーズ操作が
行われた場合、サーバ30の仮想画像生成部320は、
そのときの撮影条件に基づいて高精細な撮影画像を生成
するとともに、その撮影画像に基づくサムネイル画像を
生成する(ステップS17)。そしてサーバ30は撮影
画像に基づくサムネイル画像を一定時間送信し続ける。
この結果、デジタルカメラ10ではレリーズ操作に基づ
く撮影画像が液晶表示部141又はファインダ表示部1
42に一定時間表示され、撮影画像の確認を行うことが
できる。
【0095】また、サーバ30では課金情報生成部37
0が機能し、レリーズ操作に応答してデジタルカメラ1
0のユーザに対する課金情報が生成される(ステップS
18)。
【0096】ユーザはデジタルカメラ10に表示される
撮影画像を確認し、その撮影画像を記録する場合には、
画像記録指示ボタンの押下操作を行う。サーバ30は撮
影画像の生成後、所定時間内に記録指示信号を受信した
か否かを判断する(ステップS19)。
【0097】そして、サーバ30が所定時間内に記録指
示信号を受信しなかった場合には、一時的に保持してい
る撮影画像の画像データを消去し、ステップS14に戻
って撮影条件の変更に伴う仮想的な被写体の継続的な表
示(ライブビュー表示)を行う。
【0098】一方、サーバ30が所定時間内に記録指示
信号を受信した場合には、レリーズ操作に伴って生成さ
れた高精細な撮影画像の画像データを撮影画像記録部5
0に格納保存する(ステップS20)。
【0099】そして、サーバ30では課金情報生成部3
70が機能し、撮影画像の記録動作に応じてデジタルカ
メラ10のユーザに対する課金情報が生成される(ステ
ップS21)。
【0100】ユーザは仮想撮影モードにおける撮影操作
を終了する場合はその旨の入力を操作部154に対して
行う。サーバ30はデジタルカメラ10から撮影終了の
指示を受信するまでの間、上記ステップS14〜S21
の処理を繰り返し、再び仮想的な被写体のライブビュー
表示を行う(ステップS22)。これに対し、サーバ3
0が撮影終了の指示を受信した場合には、図9のフロー
チャートに進むことになる(コネクタA)。
【0101】サーバ30は撮影終了の指示を受信する
と、撮影画像記録部50に格納された撮影画像の一覧デ
ータを生成し、デジタルカメラ10に対して送信する。
この結果、デジタルカメラ10にはサーバ30によって
記録された撮影画像の一覧が表示される。これにより、
ユーザは仮想撮影によって記録した撮影画像の確認を行
うことができる。
【0102】そしてユーザはその一覧表示に基づいて、
デジタルカメラ10の操作部154より印刷指示等を行
う。サーバ30が印刷指示信号を受信した場合(ステッ
プS24)、プリンタ制御部380が機能し、一覧表示
のうちからユーザによって選択された撮影画像の画像デ
ータを撮影画像記録部50から読み出し、プリンタ60
に与え、印刷処理を開始する(ステップS25)。な
お、撮影画像の印刷された媒体(印刷用紙等)は郵送等
でユーザの手元に届けられる。
【0103】そして、サーバ30では課金情報生成部3
70が機能し、撮影画像の印刷処理に応じてデジタルカ
メラ10のユーザに対する課金情報が生成される(ステ
ップS26)。
【0104】なお、印刷指示信号を受信しなかった場合
には、仮想撮影を行うための処理シーケンスは終了す
る。
【0105】以上説明したように、この実施の形態にお
ける撮影システム1によれば、デジタルカメラ10とサ
ーバ30とがデータ通信可能に接続されており、デジタ
ルカメラ10が仮想撮影モード時の撮影条件を設定して
サーバ30に対して送信し、サーバ30がその撮影条件
に応じた画像を生成してデジタルカメラ10に送信する
ように構成されている。そしてデジタルカメラ10は、
サーバ30から受信する画像に基づいて、仮想的な被写
体に関する画像表示を行うように構成されているため、
デジタルカメラ10を用いて仮想的な被写体像を視認し
つつフレーミング操作等を行うことができる。
【0106】特に、デジタルカメラ10において撮影方
向が検出され、サーバ30がその撮影方向に応じた仮想
的な被写体の画像を生成し、かつデジタルカメラ10が
その撮影方向に応じた仮想的な被写体の画像を表示する
ように構成されているため、ユーザがデジタルカメラ1
0を構えた状態で撮影方向を変化させると、それに応じ
て表示される画像が更新されるので、ユーザは仮想撮影
会において実際の被写体を撮影しているかのような臨場
感を体感することができる。
【0107】また、デジタルカメラ10においては、ブ
レ検出手段として設けられたX方向ブレ検出センサ12
1、Y方向ブレ検出センサ122が仮想撮影モード時に
は撮影方向の変化を検出するように機能するため、撮影
方向を検出するための機構を別途設ける必要がなく、デ
ジタルカメラ10の小型化、低コスト化を実現すること
ができる。
【0108】なお、デジタルカメラ10がメカニカルシ
ャッタを備えている場合には、仮想撮影モード時におけ
るレリーズ操作時にもメカニカルシャッタを動作させれ
ば、シャッタ音を発生させることができ、より仮想撮影
の臨場感を向上させることができる。同様に、仮想撮影
モード時にデジタルカメラ10のユーザが撮影倍率を変
化させた場合、カメラ制御部150がズーム制御部11
3を駆動制御して、撮影レンズ110に含まれるズーム
レンズを実際に駆動するようにしてもよく、ズームレン
ズ駆動音が仮想撮影の臨場感をさらに向上させることに
なる。
【0109】また、サーバ30においては、3次元デー
タ記憶部40から仮想的な被写体に関する3次元データ
を読み出し、その3次元データからデジタルカメラ10
の撮影条件に応じた2次元画像を生成するように構成さ
れているため、デジタルカメラ10の撮影条件に応じて
任意の2次元画像を生成することが可能である。
【0110】次に、サーバ30が画像の評価を行う場合
の一例について説明する。図10はサーバ30が撮影画
像の明るさに関する評価を行う場合の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【0111】サーバ30が画像評価に関する指示信号を
受信した場合、評価部330が機能し、撮影画像記録部
50から評価対象の撮影画像を取得する。そして、評価
部330は、その撮影画像のヒストグラムを生成して、
ヒストグラム判定を行う(ステップS30、S31)。
そしてヒストグラム分布が暗すぎる傾向を示している場
合、評価部330は露出アンダーであると判断し、露出
アンダー処理(ステップS32)を行う。また、ヒスト
グラム分布が適正露出を示している場合、評価部330
は適正露出処理(ステップS33)を行う。さらに、ヒ
ストグラム分布が明るすぎる傾向を示している場合、評
価部330は露出オーバーであると判断し、露出オーバ
ー処理(ステップS34)を行う。
【0112】露出アンダー処理(ステップS32)は、
露出アンダーの程度に応じて撮影画像の段階評価を行
い、例えば上記表1に示したように、B,C,…等の評
価情報を撮影画像に対応づける。適正露出処理(ステッ
プS33)では撮影画像の明るさについては適正な状態
となっているため、例えば上記表1に示したように、A
等の評価情報を撮影画像に対応づける。露出オーバー処
理(ステップS34)は、露出オーバーの程度に応じて
撮影画像の段階評価を行い、例えば上記表1に示したよ
うに、B,C,…等の評価情報を撮影画像に対応づけ
る。なお、撮影画像に対応づけられた評価結果は撮影画
像とともに撮影画像記録部50に記録される。
【0113】また、サーバ30は評価部330における
評価結果をデジタルカメラ10に対して送信する(ステ
ップS35)。これにより、ユーザはレリーズ操作を行
って生成された撮影画像の評価結果を確認することがで
き、ユーザの撮影技能の向上に貢献することができる。
【0114】なお、評価部330における評価対象は撮
影画像記録部50に記録された撮影画像だけでなく、仮
想画像生成部320で生成される画像であってもよい。
【0115】以上説明したように、この実施の形態で説
明した撮影システム1によると、現実の人物モデルを使
った撮影会ではないため、時間や場所等の制約がなく、
いつでも誰でも気軽に参加できる仮想撮影会を実現する
ことが可能である。また、課金方式もユーザが所定の操
作を行った場合に課金を行う方式を採用しているので時
間制限等がなく、デジタルカメラ10を用いて十分な撮
影技能を修得するまで仮想撮影会での撮影操作を行うこ
とが可能である。
【0116】<6.変形例>以上、この発明の実施の形
態について説明したが、この発明は上記説明した内容の
ものに限定されるものではない。
【0117】例えば上記においては、サーバ30で生成
する2次元画像は静止画像である場合について説明した
がこれに限定されるものではなく、動画像を生成するよ
うにしてもよい。この場合、サーバ30においては3次
元データ記憶部40から仮想空間内に仮想的な被写体に
関する3次元データを展開する際、仮想空間内において
仮想的な被写体が一定の動作を有するようにデータ処理
される。そして、仮想画像生成部320がデジタルカメ
ラ10の撮影条件に応じて、その動作を有する被写体の
3次元データから経時的な要素を有する2次元画像を生
成するように構成される。
【0118】また、上記においては、仮想画像生成部3
20が仮想的な被写体の3次元データから2次元画像を
生成するように構成された例について示したが、これに
限定されるものでもない。すなわち、予め3次元データ
記憶部40に対してあらゆる撮影条件に対応した多数の
2次元画像を格納しておき、仮想画像生成部320がデ
ジタルカメラ10の撮影条件に応じて一枚の2次元画像
を抽出するように構成してもよい。
【0119】また、上述した撮影条件に関する情報は一
例であって、上述した内容のものに限定されるものでは
ない。
【0120】また、上記実施の形態においては、ユーザ
側設置装置2として端末装置20が設置される例につい
て示したが、上述の端末装置20の機能をデジタルカメ
ラ10又はサーバ30が有するように構成されてもよ
い。また、サーバ30の機能を端末装置20において実
現し、ユーザ側設置装置2だけで撮影システム1を実現
するようにしてもよい。
【0121】また、上記実施の形態においては、サーバ
30に評価部330が設けられ、撮影画像等の画像評価
を自動的に行う例について説明したが、これに限定され
るものでもなく、手動・自動を問わず、他の外部装置か
ら評価結果を入力するように構成されていてもよい。
【0122】さらに、上述した端末装置20及びサーバ
30の機能をデジタルカメラ10において全て実現する
ように構成してもよい。ただし、デジタルカメラ10に
おいて全ての機能を実現する場合、仮想撮影モード時に
おけるデジタルカメラ10の処理負担が増大するため、
上記実施の形態のように仮想的な2次元画像の生成をサ
ーバ30等の外部装置において実現することが好まし
い。
【0123】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、デジタルカメラにおける撮影方向を検出
し、その撮影方向に応じて仮想的な被写体画像を表示す
るように構成されているため、ユーザがデジタルカメラ
に表示される仮想的な被写体像を視認しつつフレーミン
グ操作等を行うことができる。この結果、デジタルカメ
ラにおいて仮想的な被写体の撮影操作を行うことが可能
になる。
【0124】請求項2に記載の発明によれば、撮影方向
検出手段において検出される撮影方向を外部装置に送信
し、かつ、外部装置から撮影方向に応じた画像を受信す
るように構成されているため、デジタルカメラにおける
処理負担が軽減される。
【0125】請求項3に記載の発明によれば、デジタル
カメラが撮影条件を画像処理装置に送信し、画像処理装
置がその撮影条件に応じた画像を生成してデジタルカメ
ラに送信するように構成され、かつ、デジタルカメラが
画像処理装置から受信する、撮影条件に応じた画像に基
づいて、表示手段に画像表示を行うため、ユーザがデジ
タルカメラに表示される仮想的な被写体像を視認しつつ
フレーミング操作等を行うことができる。この結果、デ
ジタルカメラにおいて仮想的な被写体の撮影操作を行う
ことが可能になる。
【0126】請求項4に記載の発明によれば、ユーザが
デジタルカメラの撮影方向を変化させると、それに応じ
て表示される画像も更新されるように構成されるため、
仮想的な被写体像を視認しつつ臨場感のあるフレーミン
グ操作等を行うことができる。
【0127】請求項5に記載の発明によれば、撮影方向
検出手段が、レリーズ操作が行われた際のブレ量を検出
するブレ検出手段としても機能するため、デジタルカメ
ラの小型化・低コスト化を図ることができる。
【0128】請求項6に記載の発明によれば、記憶手段
に記憶される被写体に関するデータから、撮影条件に応
じた画像を生成するように構成されるため、デジタルカ
メラの撮影条件に応じて任意の画像を適切に生成するこ
とが可能である。
【0129】請求項7に記載の発明によれば、画像処理
装置が、レリーズ信号を受信した際の、撮影条件に応じ
た画像を所定の記録手段に記録するように構成されてい
るため、ユーザの意志による撮影画像を記録保存するこ
とができる。
【0130】請求項8に記載の発明によれば、レリーズ
操作に応じた課金を行うことが可能である。
【0131】請求項9に記載の発明によれば、レリーズ
操作に応じて生成された撮影画像の評価結果をデジタル
カメラにおいて確認することができる。
【0132】請求項10に記載の発明によれば、レリー
ズ操作に応じて生成された撮影画像ごとに、評価結果を
確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態にかかる撮影システムの
概略構成を示す図である。
【図2】デジタルカメラの内部構成を示す図である。
【図3】端末装置の内部構成を示す図である。
【図4】サーバの内部構成を示す図である。
【図5】カメラ角度の撮影条件に応じた2次元画像の抽
出形態の一例を示す図である。
【図6】カメラ角度の撮影条件に応じた2次元画像の抽
出形態の一例を示す図である。
【図7】カメラ角度の撮影条件に応じた2次元画像の抽
出形態の一例を示す図である。
【図8】撮影システムにおける仮想撮影シーケンスを示
すフローチャートである。
【図9】撮影システムにおける仮想撮影シーケンスを示
すフローチャートである。
【図10】撮影画像の明るさに関する評価を行う場合の
処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 撮影システム 2 ユーザ側設置装置 3 ネットワーク 4 ASP側設置装置(画像処理装置) 10 デジタルカメラ 20 端末装置 30 サーバ 40 3次元データ記憶部(記憶手段) 50 撮影画像記録部(記録手段) 60 プリンタ 121 X方向ブレ検出センサ(撮影方向検出手段) 122 Y方向ブレ検出センサ(撮影方向検出手段) 141 液晶表示部(表示手段) 142 ファインダ表示部(表示手段) 150 カメラ制御部 151 角度センサ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H04N 101:00 H04N 5/781 510F Fターム(参考) 5C022 AA13 AB55 AB62 AB65 AC01 AC13 AC69 CA01 5C023 AA11 AA31 AA34 AA37 BA11 CA03 DA04 DA08 EA03 5C053 FA09 FA23 KA03 KA22 KA24 LA01 LA14

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仮想的な被写体画像を表示可能なデジタ
    ルカメラであって、 前記デジタルカメラにおける撮影方向を検出する撮影方
    向検出手段と、 前記撮影方向検出手段で検出される前記撮影方向に応じ
    て前記仮想的な被写体画像を表示する表示手段と、を備
    えたデジタルカメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のデジタルカメラにおい
    て、 外部装置とデータ通信を行う通信手段をさらに備え、 前記通信手段は、前記撮影方向検出手段において検出さ
    れる前記撮影方向を前記外部装置に送信し、かつ、前記
    外部装置から前記撮影方向に応じた画像を受信すること
    を特徴とするデジタルカメラ。
  3. 【請求項3】 デジタルカメラと画像処理装置とがデー
    タ通信可能に接続された撮影システムであって、 前記デジタルカメラは、 (a-1) 撮影条件を設定する撮影条件設定手段と、 (a-2) 前記撮影条件設定手段で設定される前記撮影条件
    を前記画像処理装置に送信する送信手段と、 (a-3) 画像を表示する表示手段と、を備え、 前記画像処理装置は、 (b-1) 前記撮影条件に応じた画像を生成する画像生成手
    段と、 (b-2) 前記画像生成手段で生成された画像を前記デジタ
    ルカメラに送信する手段と、を備え、 前記デジタルカメラは、前記画像処理装置から受信す
    る、前記撮影条件に応じた画像に基づいて、前記表示手
    段に画像表示を行うことを特徴とする撮影システム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の撮影システムにおい
    て、 前記撮影条件設定手段は、前記デジタルカメラの撮影方
    向を検出する撮影方向検出手段を備え、 前記画像処理装置は、前記撮影方向に応じた画像を生成
    して、前記デジタルカメラに送信するように構成され、 前記デジタルカメラは、前記画像処理装置から受信す
    る、前記撮影方向に応じた画像に基づいて、前記表示手
    段に画像表示を行うことを特徴とする撮影システム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の撮影システムにおい
    て、 前記撮影方向検出手段は、レリーズ操作が行われた際の
    ブレ量を検出するブレ検出手段としても機能することを
    特徴とする撮影システム。
  6. 【請求項6】 請求項3乃至5のいずれかに記載の撮影
    システムにおいて、 前記画像処理装置は、被写体に関するデータを記憶する
    記憶手段をさらに備え、 前記画像生成手段は、前記記憶手段に記憶されるデータ
    から前記撮影条件に応じた画像を生成することを特徴と
    する撮影システム。
  7. 【請求項7】 請求項3乃至6のいずれかに記載の撮影
    システムにおいて、 前記デジタルカメラは、レリーズ操作が行われた際に、
    レリーズ信号を前記画像処理装置に送信し、 前記画像処理装置は、前記レリーズ信号を受信した際
    の、前記撮影条件に応じた画像を所定の記録手段に記録
    することを特徴とする撮影システム。
  8. 【請求項8】 請求項3乃至7のいずれかに記載の撮影
    システムにおいて、 前記デジタルカメラは、レリーズ操作が行われた際に、
    レリーズ信号を前記画像処理装置に送信し、 前記画像処理装置は、前記レリーズ信号を受信した際
    に、課金のための課金情報を生成する課金情報生成手段
    をさらに備えることを特徴とする撮影システム。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載の撮影システムにおい
    て、 前記画像処理装置は、前記レリーズ信号を受信した際
    の、前記撮影条件に応じた画像に関する評価結果を前記
    デジタルカメラに送信することを特徴とする撮影システ
    ム。
  10. 【請求項10】 請求項7に記載の撮影システムにおい
    て、 前記画像処理装置は、前記レリーズ信号を受信した際
    の、前記撮影条件に応じた画像と、当該画像に関する評
    価結果とを対応づけて前記記録手段に記録することを特
    徴とする撮影システム。
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