JP2003046764A - 紙面伝送システム及び紙面伝送方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信局側の装置に要するコストを削減し、外
部との情報の入出力を容易にし、加えてＩＰ伝送への適
合性を向上させる。 【解決手段】 組版作業により作成された紙面情報を、
送信局３から遠隔地の受信局５に向けて伝送して、この
受信局側に設けられたフィルムプロッタ６で出力させて
製版を行うようにした紙面伝送システムにおいて、送信
局側の入力制御装置７で、１つの紙面を構成する解像度
が異なる複数のラスタ画像ファイル（ＴＩＦＦ）の画情
報をそのレイアウト情報と共に汎用ページ記述言語によ
って１つの伝送用紙面ファイル（ＰＤＦ）に統合する紙
面情報変換処理を行い、受信局側の受信制御装置１３
で、伝送用紙面ファイルをラスター化してフィルムプロ
ッタで処理可能な出力用紙面ファイル（ＴＩＦＦ９０
９）に変換する紙面情報変換処理を行うものとする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、新聞や出版物の制
作において組版作業で作成された紙面情報を送信局から
遠隔地の受信局に向けて伝送して、この受信局側に設け
られた画像記録装置で出力させて製版を行うようにした
紙面伝送システム及び紙面伝送方法に関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】新聞や出版物の制作において組版作業に
より作成された紙面情報を、ＩＳＤＮや専用線といった
通信媒体を介して遠隔地の印刷工場などに向けて伝送し
て、そこに設けられたフィルムプロッタで製版フィルム
を出力させて製版を行うようにした紙面伝送システムが
知られている（特開平２−２５１５５号公報、特開平３
−１４５２６９号公報参照）。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところが、特に新聞の
紙面伝送にあたっては、記事や広告といった掲載内容に
応じて領域ごとに解像度を例えば４５４ＬＰＩ、６０２
ＬＰＩ及び９０９ＬＰＩ（線密度）の３種類で使い分け
るため、解像度が異なる複数のラスタ画像ファイルで１
つの紙面が構成され、これらのラスタ画像ファイルをデ
ィレクトリでまとめたデータ形式で伝送するようにして
おり、受信局側では、各画像ファイルの画情報が紙面に
占める領域の位置や大きさなどのレイアウトを再現する
ため、予め設定された独自の手順で紙面情報を変換処理
するようにしている。

【０００４】このため、受信局側に紙面情報変換処理の
ための独自のプログラムが必要になり、受信局側の装置
に要するコストが嵩む不都合がある。また、システム外
の情報処理装置などとの入出力を容易にする上でも、前
記の独自のデータ形式が障害となることから、汎用性の
高いデータ形式での情報伝送が望まれる。これは、近
年、発達の著しいＩＰ（インターネットプロトコル）網
を紙面伝送システムで利用する上でも望ましい。

【０００５】そこで本発明では、汎用性の高いデータ形
式での情報伝送により、受信局側の装置に要するコスト
を削減すると共に、外部との情報の入出力を容易にし、
加えてＩＰ伝送への適合性を向上させることが可能な紙
面伝送システム及び紙面伝送方法を提供することにあ
る。さらに、本発明は、受信局側の制御装置に要する設
備コストを削減するのに伴って受信局側のオペレータの
負担を軽減して設備及び人員の両面で受信局側の構成を
簡素化することが可能な紙面伝送システムを提供するこ
とを目的としている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】このような目的を果たす
ために、本発明においては、請求項１に示すとおり、組
版作業により作成された紙面情報を、送信局から遠隔地
の受信局に向けて伝送して、この受信局側に設けられた
画像記録装置で出力させて製版を行うようにした紙面伝
送システムにおいて、送信局側に、１つの紙面を構成す
る解像度が異なる複数のラスタ画像ファイルの画情報を
そのレイアウト情報と共に汎用ページ記述言語によって
１つの伝送用紙面ファイルに統合する紙面情報変換処理
手段を設け、受信局側に、伝送用紙面ファイルをラスタ
化して画像記録装置で処理可能な出力用紙面ファイルに
変換する紙面情報変換処理手段を設けたものとした。

【０００７】これによると、受信局側の紙面情報変換処
理が１つの紙面ごとの伝送用紙面ファイルを出力用紙面
ファイルに変換する単なるファイル変換で済み、このフ
ァイル変換も汎用のＲＩＰ（ラスタイメージプロセッ
サ）で対応することができるため、独自の手順で紙面情
報を処理する必要がなくなり、受信局側装置に要するコ
ストを削減することができる。しかもデータの取扱上の
制約が少なくなるため、外部との情報の入出力が容易に
なり、必要に応じて受信局側の紙面情報変換処理手段を
利用して、外部から入力した紙面情報を画像記録装置で
出力させることが可能になり、また外部の情報処理装置
に出力した場合には、そこで汎用のアプリケーションに
よる紙面情報の編集加工などの処理が可能になる。

【０００８】この場合、送信局側では、組版作業を経て
解像度が異なる複数の画情報とそのレイアウト情報（領
域情報）とからなる紙面情報が作成され、この紙面情報
をもとに従来受信局側で行っていたレイアウトの再現と
同等の処理、すなわち画情報とレイアウト情報とを元に
して１つの紙面画像を形成する処理が送信局側の紙面情
報変換処理手段で行われ、この煩雑な紙面情報変換処理
を送信局側に集約させて、多数設けられる受信局側の負
担を軽減することにより、システム全体としてもコスト
低減効果が得られる。

【０００９】また、受信局側の紙面情報変換処理手段が
伝送用紙面ファイルをラスタ化する際に、所定の最高解
像度に変換する処理を行うようにすると良い。例えば４
５４ＬＰＩ、６０２ＬＰＩ及び９０９ＬＰＩ（線密度）
の３種類の解像度を使用する場合には９０９ＬＰＩとす
る。

【００１０】前記紙面伝送システムにおいては、請求項
２に示すとおり、汎用ページ記述言語が、ポストスクリ
プトである構成をとることができ、これにより、伝送用
紙面ファイルの汎用性をより一層高めることができる。
この場合、受信局側の紙面情報変換処理手段にポストス
クリプトに対応したＲＩＰ（ＰＳインタプリタ）を用い
れば良い。なお、ポストスクリプトを用いたファイル形
式としてＥＰＳ（Ｅｎｃａｐｓｕｌａｔｅｄ Ｐｏｓｔ
Ｓｃｒｉｐｔ）も可能である。

【００１１】前記紙面伝送システムにおいては、請求項
３に示すとおり、伝送用紙面ファイルが、ＰＤＦ（ポー
タブルドキュメントフォーマット）のファイル形式をと
る構成とすることができる。これによると、高い圧縮率
によってデータ量が大幅に削減されるため、データ伝送
に要する時間を短縮することができ、通信媒体にＩＰ網
を採用する場合に好適である。この場合、受信局側の紙
面情報変換処理手段にＰＤＦに対応したＲＩＰを用いれ
ば良い。

【００１２】本発明においては、請求項４に示すとお
り、組版作業により作成された紙面情報を、送信局から
遠隔地の受信局に向けて伝送して、この受信局側に設け
られた画像記録装置で出力させて製版を行うようにした
紙面伝送システムにおいて、紙面情報が格納された伝送
用紙面ファイルを受信局が受信するのに応じて画像記録
装置の出力を開始させると共に、この画像記録装置の出
力状態を示す出力状態通知情報を送信局に向けて送出す
る制御手段を有するものとした。

【００１３】これによると、受信局側の画像記録装置で
正常な出力がなされたことを送信局側のオペレータが確
認することができ、これにより製版工程の監視が送信局
側で可能になり、必要に応じて再送信処理を行うこと
で、受信局側のオペレータの操作を介さずに画像記録装
置の出力を確実に行うことができる。この場合、送信局
から紙面伝送用ファイルを送出した後に、受信局側の画
像記録装置での出力状態を問い合わせるポーリングを行
って出力状態通知情報を送出させるようにすれば良い。
また、受信局での受信を確実に行わせるため、併せて受
信局での受信状況を示す受信状況通知情報を送信局に向
けて送出させる構成とすることが望ましい。

【００１４】前記紙面伝送システムにおいては、請求項
５に示すとおり、送信局側に、複数の受信局に対する紙
面伝送用ファイルの伝送状況を画面表示させるコンソー
ル装置が設けられ、このコンソール装置で複数の受信局
における画像記録装置の出力状態を出力状態通知情報に
基づいて並べて画面表示させる構成をとることができ
る。これによると、送信局側で全ての受信局の状態を一
括して監視することができる。

【００１５】本発明においては、請求項６に示すとお
り、組版作業により作成された紙面情報を、送信局から
遠隔地の受信局に向けて伝送して、この受信局側に設け
られた画像記録装置で出力させて製版を行うための紙面
伝送方法において、送信局側で、１つの紙面を構成する
解像度が異なる複数のラスタ画像ファイルの画情報を、
汎用ページ記述言語によって１つの伝送用紙面ファイル
に統合する紙面情報変換処理を行い、受信局側で、伝送
用紙面ファイルをラスタ化して画像記録装置で処理可能
な出力用紙面ファイルに変換する紙面情報変換処理を行
うものとした。これによると、汎用のＲＩＰで対応する
ことができるため、コストを削減することができ、しか
もデータの取扱上の制約が少なくなるため、外部との情
報の入出力が容易になる。

【００１６】

【発明の実施の形態】以下に添付の図面を参照して本発
明の構成を詳細に説明する。

【００１７】図１は、本発明による紙面伝送システムの
構成を示すブロック図である。ここでは、組版工程で作
成されてホストコンピュータ１に蓄積された紙面情報
が、ゲートウェイ２を経て送信局３に送られ、ここから
フレームリレー網４を介して遠隔地の受信局５に伝送さ
れ、受信局５側では、受け取った紙面情報からフィルム
プロッタ（画像記録装置）６で製版フィルム（印刷用記
録媒体）を出力し、この製版フィルムをもとに印刷用版
（刷版）が作成される。なお、フィルムプロッタ６の代
わりにダイレクト製版装置を設ける構成も可能である。
またセッションのネゴシエーションは全て送信局３で行
われる。

【００１８】送信局３では、ＰＣで構成された入力制御
装置（送信側紙面情報変換処理手段）７、コンソール装
置８、システム管理装置９、回線制御装置１０、並びに
サーバ装置１１がＬＡＮを介して接続されている。コン
ソール装置８でのオペレータの操作に応じて紙面情報の
伝送処理が開始し、ホストコンピュータ１内の紙面情報
がゲートウェイ２を介して入力制御装置７に入力され、
ここで所要のファイル形式への変換処理が行われて伝送
用紙面ファイルが作成され、この伝送用紙面ファイル
は、一旦サーバ装置１１に蓄積された後、回線制御装置
１０からルータ１２を介してフレームリレー網４に送出
される。

【００１９】受信局５には、ＰＣで構成された受信制御
装置（受信側紙面情報変換処理手段）１３が設けられ、
この受信制御装置１３にフレームリレー網４からルータ
１４を介して伝送用紙面ファイルが入力され、ここで所
要の紙面情報変換処理が行われて出力用紙面ファイルが
作成され、この出力用紙面ファイルのデータに基づいて
フィルムプロッタ６で紙面画像が出力される。

【００２０】受信局５はＡＤＰ（自動データ処理）機能
により動作し、送信局３からのポーリングにより受信局
５での受信状態及びフィルムプロッタ６での出力状態を
示す情報を受信局５から送出させて、送信局３のコンソ
ール装置８で受信局５側の受信出力状態をオペレータが
把握することができる。また、送信局３のシステム管理
装置９がリモートアプリケーションにより受信局５と接
続され、受信局５を含めたシステム全体が送信局３側で
管理される。

【００２１】図２は、図１に示した送信局の入力制御装
置で行われる紙面情報変換処理の概要を示す概念図であ
る。入力制御装置７では、４５４ＬＰＩ、６０２ＬＰＩ
及び９０２ＬＰＩのいずれかの解像度で作成されたラス
タ画像ファイルの画情報が、その紙面レイアウト情報
（領域情報）と共にポストスクリプトによって１つの紙
面ごとに１つの伝送用紙面ファイルに統合される。図２
では、解像度４５４ＬＰＩ及び解像度６０２ＬＰＩでＴ
ＩＦＦのファイル形式でそれぞれ作成された記事欄ファ
イル及び記事下広告欄ファイルから、まずポストスクリ
プトデータによる中間ファイルが作成された後、これを
もとにＰＤＦのファイル形式による伝送用紙面ファイル
が作成される。

【００２２】図３は、図１に示した送信局及び受信局で
の紙面情報変換処理状況を示すブロック図である。ここ
では、ホストコンピュータ１にＣＤ圧縮（コード＆イメ
ージ）で蓄積された紙面情報をもとに、ホストコンピュ
ータ１と送信局３とを中継するゲートウェイ２にて、１
つの紙面を構成する複数のＴＩＦＦによるラスタ画像フ
ァイルがその掲載内容に応じた所定の解像度で作成さ
れ、これらのＴＩＦＦによるラスタ画像ファイルが送信
局３の入力制御装置７に入力される。

【００２３】入力制御装置７では、１つの紙面を構成す
る複数のＴＩＦＦによるラスタ画像ファイルの画情報が
そのレイアウト情報と共にポストスクリプト（ＰＳ）に
よる中間ファイルを生成した後、ＰＤＦによる伝送用紙
面ファイルが作成される。このＰＤＦによる伝送用紙面
ファイルは一旦、サーバ装置１１に蓄積され、コンソー
ル装置８での送信指示に応じて回線制御装置１０を介し
て受信局５に送られる。

【００２４】受信局５では、ＰＤＦによる伝送用紙面フ
ァイルが受信制御装置１３内の入力制御部３１に入力さ
れると、ＰＳ（ポストスクリプト）インタプリタ３２に
おいて伝送用紙面ファイルをラスタ化する、すなわちラ
スタ画像データに展開し、同時に所定の最高解像度（９
０９ＬＰＩ）に変換して、ＴＩＦＦによる解像度９０９
ＬＰＩの出力用紙面ファイルを生成し、サーバ部３３に
送られる。なお、伝送用紙面ファイルをラスタ化した際
に、圧縮処理して出力用紙面ファイルのデータ量を削減
するようにすると良い。

【００２５】サーバ部３３に蓄積されたＴＩＦＦによる
出力用紙面ファイルは、出力制御部３４に送られ、この
出力用紙面ファイルの画情報に基づいてデバイスドライ
バ３５を介してフィルムプロッタ（画像記録装置）６を
駆動させ、所要の紙面情報が記録された製版フィルムが
出力される。なお、フィルムプロッタは最高解像度９０
９ＬＰＩに対応したものである。

【００２６】サーバ部３３には、受信したＰＤＦによる
伝送用紙面ファイルがそのまま入力制御部３１から送ら
れ、このＰＤＦによる伝送用紙面ファイルとＴＩＦＦに
よる出力用紙面ファイルとが蓄積され、リムーバブルデ
ィスクなどのデータ記録媒体を介して、あるいはネット
ワーク接続されることにより、外部の情報処理装置など
との間でデータの出し入れが可能であり、例えば取り出
したファイルの紙面情報に適宜な加工を施したり、ある
いはＰＳ、ＥＰＳ、ＰＤＦ、ＴＩＦＦの各ファイル形式
のデータを入力し、ＰＳインタプリタを利用して必要に
応じて情報変換処理することにより、フィルムプロッタ
６で出力させることができる。

【００２７】フィルムプロッタ６は、伝送用紙面ファイ
ルの受信に応じて出力制御部３４から出力される駆動信
号でフィルムへの記録を開始し、他方、フィルムプロッ
タ６の出力状態を示す出力状態通知情報が出力制御部３
４から送信局３に向けて送出され、送信局３では回線制
御装置１０を介して出力状態通知情報がコンソール装置
８に送られ、ここで画面表示されてオペレータがフィル
ムプロッタ６の出力状態を把握することができる。

【００２８】図４は、図１に示した送信局のコンソール
装置での送信運用画面を示す図である。ここでは、上段
の一覧表で、受信局に伝送する紙面の指定、Ａ〜Ｆの受
信局（宛先）の指定が行われ、ホストコンピュータから
の紙面情報の取り込み（入力）状況、受信局への出力状
況が表示される。下段の一覧表では、出力完了ボタンの
操作によりＡ〜Ｆの各受信局でのフィルムプロッタの出
力状態が表示される。

【００２９】具体的にはＡ〜Ｆの各受信局での出力開始
時間が出力開始時間表示欄４１に表示され、全ての受信
局での出力状態（「一部完」、「全完了」、「出力待」
のいずれか）が一括して出力状態表示欄４２に表示され
る。また出力が未了であることが出力開始時間表示欄４
１の各表示枠内の背景色を変えて表示される。図４で
は、１面及び３面の紙面ファイルがＣ受信局で出力未了
で、出力状態表示欄４２に「一部完」が表示され、４面
の紙面ファイルが全受信局で出力待ちで、出力状態表示
欄４２に「出力待」が表示されている。

【００３０】なお、送信局から紙面ファイルを送出して
から受信局のサーバ部への紙面ファイルの蓄積が終了す
るまでの間にエラーが発生すると、送信リトライ（再出
力）処理を所定回数繰り返し行い、これによりオペレー
タの操作を経ることなく紙面ファイルを確実に受信局に
送ることができる。また受信局での紙面ファイルの蓄積
完了からフィルムプロッタの出力完了までの間にエラー
が発生すると、受信局の受信制御装置が出力リトライ処
理を所定回数繰り返し行い、これによりオペレータの操
作を経ることなくフィルムプロッタで確実に出力させる
ことができる。

【００３１】図５は、図１に示した受信局の受信制御装
置での受信運用画面を示す図である。ここでは、上段の
処理データ（Ｈａｎｄｌｉｎｇ Ｄａｔａ）の欄に、受
信した伝送用紙面ファイルのファイル名、受信状態が表
示され、その下の蓄積データ（Ａｃｃｕｍｕｌａｔｉｏ
ｎ Ｄａｔａ）の欄に、受信制御装置のサーバ部への蓄
積状態が表示される。またこの画面で、外部の情報処理
装置などによるサーバ部に対するデータの入出力に関す
る操作を行うことができる。

【００３２】

【発明の効果】このように本発明によれば、受信局側の
紙面情報変換処理が１つの紙面ごとの伝送用紙面ファイ
ルを出力用紙面ファイルに変換する単なるファイル変換
で済み、このファイル変換も汎用のＲＩＰで対応するこ
とができるため、受信局側装置に要するコストを削減す
る上で大きな効果が得られ、またデータの取扱上の制約
が少なくなるため、外部との情報の入出力が容易にな
る。また、製版工程までを含めて送信局側で集中的な監
視が可能になるため、受信局側の構成を簡素化する上で
大きな効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による紙面伝送システムの構成を示すブ
ロック図

【図２】図１に示した送信局の入力制御装置で行われる
紙面情報変換処理の概要を示す概念図

【図３】図１に示した送信局及び受信局での紙面情報変
換処理状況を示すブロック図

【図４】図１に示した送信局のコンソール装置での送信
運用画面を示す図

【図５】図１に示した受信局の受信制御装置での受信運
用画面を示す図

【符号の説明】

３ 送信局 ５ 受信局 ６ フィルムプロッタ（画像記録装置） ７ 入力制御装置（送信局側の紙面情報変換処理手段） １３ 受信制御装置（受信局側の紙面情報変換処理手
段） ４１ 出力開始時間表示欄 ４２ 出力状態表示欄

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 2H084 AE06 AE10 5C075 CA03 CD02 CF01 5C076 AA17 AA21 BA09 CA10 CB05

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 組版作業により作成された紙面情報
   を、送信局から遠隔地の受信局に向けて伝送して、該受
   信局側に設けられた画像記録装置で出力させて製版を行
   うようにした紙面伝送システムであって、 前記送信局側に、１つの紙面を構成する解像度が異なる
   複数のラスタ画像ファイルの画情報をそのレイアウト情
   報と共に汎用ページ記述言語によって１つの伝送用紙面
   ファイルに統合する紙面情報変換処理手段を設け、前記
   受信局側に、伝送用紙面ファイルをラスタ化して前記画
   像記録装置で処理可能な出力用紙面ファイルに変換する
   紙面情報変換処理手段を設けたことを特徴とする紙面伝
   送システム。
2. 【請求項２】 前記汎用ページ記述言語が、ポストス
   クリプトであることを特徴とする請求項１に記載の紙面
   伝送システム。
3. 【請求項３】 前記伝送用紙面ファイルが、ＰＤＦの
   ファイル形式をとることを特徴とする請求項２に記載の
   紙面伝送システム。
4. 【請求項４】 組版作業により作成された紙面情報
   を、送信局から遠隔地の受信局に向けて伝送して、該受
   信局側に設けられた画像記録装置で出力させて製版を行
   うようにした紙面伝送システムであって、 前記紙面情報が格納された伝送用紙面ファイルを前記受
   信局が受信するのに応じて前記画像記録装置の出力を開
   始させると共に、該画像記録装置の出力状態を示す出力
   状態通知情報を前記送信局に向けて送出することを特徴
   とする紙面伝送システム。
5. 【請求項５】 前記送信局側に、複数の受信局に対す
   る前記紙面伝送用ファイルの伝送状況を画面表示させる
   コンソール装置を設け、該コンソール装置で前記複数の
   受信局における前記画像記録装置の出力状態を前記出力
   状態通知情報に基づいて並べて画面表示させることを特
   徴とする請求項４に記載の紙面伝送システム。
6. 【請求項６】 組版作業により作成された紙面情報
   を、送信局から遠隔地の受信局に向けて伝送して、該受
   信局側に設けられた画像記録装置で出力させて製版を行
   うための紙面伝送方法であって、 前記送信局側で、１つの紙面を構成する解像度が異なる
   複数のラスタ画像ファイルの画情報を、汎用ページ記述
   言語によって１つの伝送用紙面ファイルに統合する紙面
   情報変換処理を行い、前記受信局側で、前記伝送用紙面
   ファイルをラスタ化して前記画像記録装置で処理可能な
   出力用紙面ファイルに変換する紙面情報変換処理を行う
   ことを特徴とする紙面伝送方法。