JP2003046457A - 光通信方法およびそのシステム - Google Patents

光通信方法およびそのシステム

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JP2003046457A JP2001232232A JP2001232232A JP2003046457A JP 2003046457 A JP2003046457 A JP 2003046457A JP 2001232232 A JP2001232232 A JP 2001232232A JP 2001232232 A JP2001232232 A JP 2001232232A JP 2003046457 A JP2003046457 A JP 2003046457A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 障害の発生を確実に検知して、人体に対する
安全性を十分に配慮する。 【解決手段】 中継局20のSV23から出力される監
視用信号を光伝送路11の光信号に多重させるととも
に、この中継局20とWDM12間の光伝送路11に設
けたWDMフィルタ15bで監視用信号を光信号から波
長分割し、光伝送路11と10を繋ぐ分岐用光伝送路に
よるループを介して流れるこの監視用信号が存在しなく
なると、SV23によって障害発生と判断してポンプ−
LD22eによる光信号の光増幅を中止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、長距離の光伝送
における監視および制御を行う光通信システムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような光通信システムでは、
伝送距離の長距離化、伝送容量の増大に伴いレーザ光を
用いるのが主流になっている。この光通信システムで
は、レーザ光の変調によって出力される光信号を、例え
ばエルビウムドープファイバを用いて伝搬している。ま
た、上記ファイバ上には、この光信号を光のまま直接増
幅する光アンプを設けた中継局が複数配置されており、
光信号を各段の中継局で順次増幅して伝送することで、
ハイパワーの光信号伝送を行い、長距離および大容量の
光伝送を可能としていた。
【0003】このようなシステムでは、レーザ光のパワ
ーは、需要者の要求などによって非常に強くなってお
り、光増幅器で増幅された後の光出力は、光の強度が非
常に強くなりつつある。このため、上記レーザ光が人
体、特に作業者などの目に入ると危険であり、例えば上
記ファイバが何らかの障害によって切断され、この切断
されたファイバ端面から放出されるレーザ光によって作
業者が被爆する恐れが高まりつつあった。このように光
通信システムを安全にかつ的確に運用していくには、人
体に対する安全上の配慮が必要であった。
【0004】そこで、このような安全性を考慮した光通
信システムには、例えば特開2000−209153号
公報に記載のものがある。このシステムでは、図5に示
すように、2本の光伝送路10,11を用いて、図示し
ない複数の通信装置の送信側から送信された光信号を波
長分割多重装置(以下、「WDM」という)12,13
で多重して伝送し、受信側では、WDM12,13で波
長分割を行った後に、通信装置で受信する双方向の光信
号伝送を行うものがある。
【0005】この光通信システムでは、光伝送路10上
に介在する複数の光増幅器(以下、「OFA」という)
21〜51および光伝送路11上に介在する複数のOF
A22〜52を経由して、光信号の中継増幅を行うこと
によって、長距離の光伝送を実現している。
【0006】この2本の光伝送路10,11に介在する
OFA21〜51およびOFA22〜52は、光伝送路
10と11上の個々のOFAが1対でそれぞれの中継局
20〜50に配置されている。また、これらの中継局2
0〜50には、その他に光伝送路10,11や各中継局
の監視や制御を行うための監視モジュール(以下、「S
V」という)23〜53などもそれぞれ設置されてい
る。
【0007】OFAは、図6に示すように、光伝送路1
0に接続され、戻り光を分岐する光カプラ60と、分岐
された光を受光するフォトダイオード(以下、「PD」
という)61と、PD61からの光電流を検出するフィ
ードバック回路62と、光伝送路10に接続され、光の
合波を行う光カプラ63,64と、光カプラ63,64
に接続され、光伝送路10に伝送される光信号を出射光
によって直接増幅する2つのポンプレーザダイオード
(以下、「ポンプ−LD」という)65,66と、ポン
プ−LD65,66の動作制御を行う制御回路67,6
8とから構成されており、このフィードバック回路62
と制御回路67,68は、信号線69を介して接続され
ている。
【0008】なお、ここでは、光伝送路10側のOFA
21〜51の構成を示したが、光伝送路11側のOFA
22〜52の構成も、上記と同様の構成であるので、説
明を省略する。
【0009】また、この隣り合うSV23〜53間で
は、これら監視・制御に必要な監視用信号が伝送されて
おり、通常ではこの監視用信号は、図示しないWDMカ
プラによって本来の中継伝送すべき光信号(主信号光)
と多重され、光伝送路10,11を介して後段のSVへ
伝送されている。
【0010】このような構成において、例えば光伝送路
に障害が発生した場合には、各中継局は、ライン・アラ
ーム(以下、「LINE−ALM」という)とオートマ
ティック・レーザ・シャットダウン(以下、「ALS」
という)による2つのシャットダウン動作を行う。以下
に、この2つのシャットダウン動作を説明する。
【0011】ここで、例えば図5に示した中継局30と
40間の光伝送路10のA点で障害が発生したとする
と、LINE−ALMによるシャットダウンにおいて
は、中継局30では、後段の中継局40側からの強い戻
り光をPD61で検出する。光信号が入力側(光伝送路
10では中継局20側)から出力側(光伝送路10では
中継局40側)へ伝送されている場合、定常状態では戻
り光は検出されないが、この強い戻り光をPD61で受
光した場合には、OFA31の後段で光伝送路10の切
断、コネクタはずれなどの何らかの障害が発生している
と考えられる。この場合、障害箇所の修復を行っている
作業者が放出したレーザ光によって被爆する危険にさら
される恐れがある。
【0012】そこで、この危険から作業者を守るため
に、PD61が動作した場合には、フィードバック回路
62は、OFA31後段の線路障害を示す「LINE−
ALM」を信号線69に発生させている。この「LIN
E−ALM」が発生すると、OFA31の出力を止める
ために、制御回路67,68の制御によってポンプ−L
D65,66への電流を遮断する。
【0013】この結果、エルビウムドープファイバで構
成される光伝送路10への励起光がなくなるので、OF
Aの出力側から出力される光は、OFAの入力側からの
光のみとなる。この入力側からの光は、伝送損失により
減衰した非常にパワーの弱い光であるので、光伝送路1
0の切断箇所Aから外部に放出されたとしても作業者に
害を与えることはなくなる。
【0014】次に、ALSによるシャットダウンについ
て、例えば図7の光増幅器の構成図を用いて説明する。
なお、図7において、図6と構成部分に加えて、OFA
の入力側からの光信号を分岐する光カプラ70と、上記
分岐された光を受光するPD71と、PD71からの光
電流を検出するフィードバック回路72とを備え、フィ
ードバック回路72は、フィードバック回路62と同様
に、信号線69を介して制御回路67,68と接続され
ている。
【0015】上記構成において、PD71に光信号が入
力されなくなった時は、OFA31の前段(入力側)で
何らかの障害が発生したと考えられる。この場合、OF
A31への入力光がなくなったことを示すイン・アラー
ム(以下、「IN―ALM」という)がフィードバック
回路62から発生する。この「IN―ALM」が発生す
ると、制御回路67,68は、OFA31の出力を止め
るために、ポンプ−LD65,66への電流供給を遮断
する。
【0016】このALSによるシャットダウンを考える
と、対向する光伝送路11の通信状態も監視する必要が
ある。すなわち、各中継局では、図5に示したSVと図
示しないコミュニケーションモジュール(以下、「CO
MM」という)による監視システムが必要となる。この
監視システムにおいて、SVは、設置されている中継局
全部の監視・制御を行い、COMMは、隣接する中継局
との間で監視・制御用の信号(以下、「監視用信号」と
いう)を送受信する。
【0017】この監視システムでは、監視用信号は主信
号光とは異なる光波長を用いており、OFAの入力直前
および出力直前の光伝送路に設けられた図示しないWD
Mフィルタによって波長分割され、COMM間でのみ監
視用信号の伝送が可能となっている。
【0018】ここで、上述したごとく、中継局30と4
0間で障害が発生した場合を説明すると、中継局30で
は、上述したごとく、切断箇所Aからの戻り光により
「LINE−ALM」が発生してシャットダウンする。
また、中継局40のOFA41は、切断箇所Aから光信
号が届かなくなるので、「IN―ALM」が発生してシ
ャットダウンする。
【0019】次に、中継局40のOFA41から監視シ
ステムを介して対向するOFA42にサスペンド・アラ
ーム(以下、「SUSP−ALM」という)が発生し
て、OFA42もシャットダウンされる。また、中継局
50のOFA51は、中継局40のOFA41からの光
信号が届かなくなるので、シャットダウンする。やが
て、図5の全てのOFA21〜51およびOFA22〜
52がシャットダウンすることとなる。なお、この「S
USP−ALM」とは、そのOFA自体は、正常でも対
向するOFA側からのALM信号により、安全のために
シャットダウンしたことを示すアラームである。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、光増幅器と波長分割多重装置間の光伝送路に
障害が発生した場合、特に光伝送路が切断しているにも
拘わらず、前段の光増幅器に強い反射光が戻らないよう
な状態(光伝送路の切断端面角度が8度)の場合には問
題が生じることとなる。
【0021】例えば、図5に示すように、中継局20と
WDM12間の光伝送路11のB点で上記のごとく切断
している場合には、中継局20のOFA22では、戻り
光を検出できないために、「LINE―ALM」が発生
しない。これが中継局間での断線(A点)の場合には、
後段のOFAで「IN―ALM」が発生してALSによ
りシステム全体が停止するが、B点より後段に「IN−
ALM」を発生させる装置がないため、ALSによる全
システムのシャットダウンは起こらない。これにより、
従来例では、光伝送路が切断しているにも拘わらず、光
信号が光増幅器で増幅された後に出力されることがあ
り、人体に危険が及ぶ場合があるという問題点があっ
た。なお、このような問題に対しては、国際電気標準会
議(IEC)825や欧州規格(EN)60825など
の国際規格で安全対策の規約が記されている。
【0022】この発明は、上記問題点に鑑みなされたも
ので、障害の発生を確実に検知できて、人体に対する安
全性を十分に配慮した光通信システムを提供することを
目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明では、複数の光伝送路を有し、該各光伝送
路を介して第1の端局と第2の端局間でそれぞれ光信号
の通信を行い、かつ前記光伝送路上に設けた複数の中継
局によって前記光信号を光増幅させるとともに、当該光
信号に監視用信号を多重して伝送させることにより双方
向の光通信を行う光通信方法において、前記中継局のう
ち、最も後段の中継局と前記第1または第2の端局を接
続する光伝送路から分岐用光伝送路を分岐させ、前記光
伝送路を介して前記端局に流れる光信号から監視用信号
を波長分割させて取り込む取込工程と、前記監視用信号
が取り込まれたかどうかを監視し、当該監視信号が取り
込まれない場合に、前記光信号の光増幅を中止する監視
・制御工程とを含むことを特徴とする。
【0024】この発明によれば、光伝送路の光信号に監
視用信号を多重して伝送させるとともに、光信号の流れ
において、この光伝送路上の最も後段に配置される中継
局と端局とを接続する光伝送路を伝搬する光信号から監
視用信号を波長分割し、この監視用信号が存在している
時は、正常な通信状態にあると判断し、監視用信号がな
くなると、障害発生と判断して光信号の光増幅を中止す
ることで、今まで障害検知ができなかった光伝送路にお
ける障害発生を確実に検知できて、人体に対する安全性
を十分に配慮することができる。
【0025】この発明の請求項2においては、上記発明
において、取込工程では、前記光伝送路のうち、一方の
光伝送路から分岐された分岐用光伝送路を他方の光伝送
路に接続させ、前記波長分割された監視用信号を一旦前
記他方の光伝送路の光信号に多重させた後に、前記監視
用信号を波長分割させて取りこむことを特徴とする。
【0026】この発明によれば、一方の光伝送路の光信
号から波長分割させた監視用信号を、分岐用光伝送路を
介して他方の光伝送路の光信号に多重し、その後に再び
波長分割させて取り込むことで、この監視用信号を出力
した中継局での監視用信号の検知およびそれに伴う光信
号の増幅中止を行うことを可能とする。
【0027】この発明の請求項3では、複数の光伝送路
を有し、該各光伝送路を介して第1の端局と第2の端局
間でそれぞれ光信号の通信を行い、かつ前記光伝送路上
に設けた複数の中継局によって前記光信号を光増幅させ
るとともに、当該光信号に監視用信号を多重して伝送さ
せることにより双方向の光通信を行う光通信方法におい
て、前記中継局のうち、最も後段の中継局と前記第1ま
たは第2の端局を接続する光伝送路から分岐用光伝送路
を分岐させ、前記端局に流れる光信号を取り込む取込工
程と、前記光信号が取り込まれたかどうか監視し、当該
光信号が取り込まれない場合に、前記光信号の光増幅を
中止する監視・制御工程を含むことを特徴とする。
【0028】この発明によれば、光信号の流れにおい
て、光伝送路上の最も後段に配置される中継局と端局と
を接続する光伝送路を伝搬する光信号を分岐し、この分
岐された光信号が存在している時は、正常な通信状態に
あると判断し、光信号がなくなると、障害発生と判断し
て光信号の光増幅を中止することで、今まで障害検知が
できなかった光伝送路における障害発生を確実に検知で
き、人体に対する安全性を十分に配慮することができ
る。
【0029】この発明の請求項4では、上記発明におい
て、前記取込工程では、前記光信号を光から電気信号に
変換し、前記監視・制御工程では、前記電気信号が取り
込まれない場合に、前記光信号の光増幅を中止すること
を特徴とする。
【0030】この発明によれば、光信号を光から電気信
号に変換した後に、その有無を検知することで、障害発
生の検知およびそれに伴う光信号の増幅中止を行うこと
を可能とする。
【0031】この発明の請求項5では、複数の光伝送路
を有し、該各光伝送路を介して波長分割多重装置からな
る第1の端局と第2の端局間でそれぞれ光信号を多重し
て通信を行い、かつ前記光伝送路上に設けた複数の中継
局によって前記光信号を光増幅させるとともに、当該光
信号に監視用信号を多重して伝送させることにより双方
向の光通信を行う光通信方法において、前記端局が有す
るデマルチプレクサの出力ポートのうち、前記監視信号
の波長帯域を出力させる出力ポートと、マルチプレクサ
の入力ポートのうち、前記監視信号の波長帯域を入力さ
せる入力ポートとを設け、前記出力ポートと入力ポート
を光伝送路で接続させ、前記一方の光伝送路の光信号を
前記デマルチプレクサに流して監視用信号を波長分割さ
せた後、前記マルチプレクサに流して前記他方の光伝送
路の光信号に多重させ、さらに波長分割させて取り込む
取込工程と、前記監視用信号が取り込まれたかどうかを
監視し、当該監視信号が取り込まれない場合に、前記光
信号の光増幅を中止する監視・制御工程とを含むことを
特徴とする。
【0032】この発明によれば、光伝送路の光信号に監
視用信号を多重して伝送させるとともに、光信号の流れ
において、この光伝送路上の最も後段に配置される中継
局と端局とを接続する一方の光伝送路を伝搬する光信号
から監視用信号をデマルチプレクサで波長分割し、さら
にこの監視用信号をマルチプレクサで他方の光伝送路の
光信号に多重させた後に、再び波長分割し、この監視用
信号が存在している時は、正常な通信状態にあると判断
し、監視用信号がなくなると、障害発生と判断して光信
号の光増幅を中止することで、今まで障害検知ができな
かった光伝送路の障害発生を確実に検知でき、人体に対
する安全性を十分に配慮することができる。
【0033】この発明の請求項6では、複数の光伝送路
と、該各光伝送路を介して接続され、それぞれ光信号の
通信を行う端局と、前記光伝送路上に設けられ、前記光
信号を増幅するとともに、当該光信号に監視用信号を多
重して伝送させる複数の中継局とを有して、双方向の光
通信を行う光通信システムにおいて、前記中継局のう
ち、最も後段の中継局と前記第1または第2の端局が接
続される光伝送路に伝送される光信号から監視用信号を
波長分割する第1の分割手段と、前記監視用信号の有無
を監視する監視手段と、前記監視結果に応じて前記光信
号の光増幅を中止する光増幅制御手段とを備えたことを
特徴とする。
【0034】この発明によれば、中継局から出力される
監視用信号を光伝送路の光信号に多重させるとともに、
光信号の流れにおいて、この光伝送路上の最も後段の中
継局と端局間の光伝送路に設けた分割手段で監視用信号
を波長分割し、この監視用信号が存在しなくなると、光
増幅制御手段で障害発生と判断して光信号の光増幅を中
止することで、今まで障害検知ができなかった光伝送路
の障害発生を確実に検知できて、人体に対する安全性を
十分に配慮することができる。
【0035】この発明の請求項7では、前記光通信シス
テムは、前記波長分割された監視信号をもう一方の光伝
送路の光信号に多重する多重手段と、前記もう一方の光
伝送路に伝送される光信号から監視用信号を波長分割す
る第2の分割手段とをさらに備え、前記監視手段は、前
記第2の分割手段で波長分割された監視信号を監視する
ことを特徴とする。
【0036】この発明によれば、上記発明において、一
方の光伝送路の光信号から波長分割させた監視用信号
を、多重手段によって他方の光伝送路の光信号に多重
し、その後に再び第2の分割手段で波長分割させて中継
局に取り込むことで、この監視用信号を出力した中継局
での監視用信号の検知およびそれに伴う光信号の増幅中
止を行うことを可能とする。
【0037】この発明の請求項8では、複数の光伝送路
と、該各光伝送路を介して接続され、それぞれ光信号の
通信を行う第1および第2の端局と、前記光伝送路上に
設けられ、前記光信号を増幅するとともに、当該光信号
に監視用信号を多重して伝送させる複数の中継局とを有
して、双方向の光通信を行う光通信システムにおいて、
前記中継局のうち、最も後段の中継局と前記第1または
第2の端局が接続される光伝送路に伝送される光信号を
分岐させる分岐手段と、前記光信号の有無を監視する監
視手段と、前記監視結果に応じて前記光信号の光増幅を
中止する光増幅制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0038】この発明によれば、光信号の流れにおい
て、光伝送路上の最も後段の中継局と端局間の光伝送路
に設けた分岐手段で光信号を分岐し、この光信号が存在
しなくなると、光増幅制御手段で障害発生と判断して光
信号の光増幅を中止することで、今まで障害検知ができ
なかった光伝送路における障害発生を確実に検知でき
て、人体に対する安全性を十分に配慮することができ
る。
【0039】この発明の請求項9では、上記発明におい
て、前記光通信システムは、前記分岐された光信号を光
から電気信号に変換する変換手段をさらに備え、前記監
視手段は、前記電気信号の有無を監視することを特徴と
する。
【0040】この発明によれば、変換手段によって光信
号を光から電気信号に変換した後に、監視手段でその有
無を検知することで、中継局による障害発生の検知およ
びそれに伴う光信号の増幅中止を光増幅制御手段で行う
ことができる。
【0041】この発明の請求項10では、複数の光伝送
路と、該各光伝送路を介して接続され、それぞれ光信号
を多重して通信を行う多重分割装置からなる第1および
第2の端局と、前記光伝送路上に設けられ、前記光信号
を増幅するとともに、当該光信号に監視用信号を多重し
て伝送させる複数の中継局とを有して、双方向の光通信
を行う光通信システムにおいて、前記中継局のうち、最
も後段の中継局と前記第1または第2の端局が接続され
る光伝送路に伝送される光信号から監視用信号を波長分
割する分割手段と、前記監視用信号の有無を監視する監
視手段と、前記監視結果に応じて前記光信号の光増幅を
中止する光増幅制御手段とを備えるとともに、前記第1
および第2の端局は、前記光伝送路のうち、一方の光伝
送路から前記端局に流れる光信号から監視用信号を波長
分割するデマルチプレクサと、前記波長分割された監視
用信号を他方の光伝送路の光信号に多重させて伝送する
マルチプレクサとを備えたことを特徴とする。
【0042】この発明によれば、光伝送路の光信号に監
視用信号を多重して伝送させるとともに、光信号の流れ
において、この光伝送路上の最も後段に配置される中継
局と端局とを接続する一方の光伝送路に設けたデマルチ
プレクサで監視用信号を波長分割し、さらにこの監視用
信号をマルチプレクサで他方の光伝送路の光信号に多重
させた後に、再び波長分割手段で監視用信号を分割し、
この監視用信号が存在しなくなると、光増幅制御手段で
障害発生と判断して光信号の光増幅を中止することで、
今まで障害検知ができなかった光伝送路の障害発生を確
実に検知でき、人体に対する安全性を十分に配慮するこ
とができる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明に係る光通信方法を用いたシステムの好適な実施の
形態を説明する。なお、この発明にかかる光通信システ
ムの全体構成は図5と同様であり、以下の図において、
図5と同様の構成部分に関しては、説明の都合上、同一
符号を付記するものとする。
【0044】(実施例1)図1は、この発明の実施例1
にかかるWDMと中継局の構成を示す構成図である。図
において、WDM12は、図示しない各送信装置から入
力する各波長の光信号、例えば1.55μmの波長帯域
の光信号を多重して光伝送路10に出力するマルチプレ
クサ14aと光伝送路10に設けられた光カプラ14b
を有する多重回路(MUX)14と、光伝送路11から
入力する光信号を波長分割して図示しない各受信装置へ
出力するデマルチプレクサ15aと光伝送路11に設け
られたWDMフィルタ15bを有する波長分割回路(D
MUX)15と、光カプラ14bとWDMフィルタ15
b間に接続される分岐用光伝送路16とから構成されて
いる。
【0045】WDMフィルタ15bは、例えば1.51
μmの波長帯域の光信号を分割させるフィルタで、光伝
送路11を伝搬する光信号のうち、中継局20からの
1.51μmの波長帯域の監視用信号を波長分割してい
る。この分割された監視用信号は、分岐用光伝送路16
を介し、光カプラ14bに取り込まれており、ここで光
伝送路10を伝搬する光信号に多重されて中継局20に
出力される。
【0046】中継局20は、送信側の光増幅器(以下、
「B−OFA」という)21と、受信側の光増幅器(以
下、「P−OFA」という)22と、SV23と、CO
MM24とから構成されている。
【0047】このB−OFA21は、光伝送路10に接
続され、光信号や戻り光を分岐する光カプラ21aと、
分岐された光を受光するPD21bと、PD21bから
の光電流を検出するフィードバック回路21cと、光伝
送路10に接続され、光増幅のために光の合波を行う光
カプラ21dと、光カプラ21dに接続され、光伝送路
10に伝送される光信号を出射光によって直接増幅する
ポンプ−LD21eと、ポンプ−LD21eの動作制御
を行う制御回路21fと、フィードバック回路21cお
よび制御回路21fと接続され、SV23との間で信号
の入出力を行うインターフェース回路21gと、光伝送
路10と接続されるWDMフィルタ21hと、光伝送路
10と接続される光カプラ21iとから構成されてい
る。
【0048】WDMフィルタ21hは、上述したごとく
1.51μmの波長帯域の光信号を分割させるフィルタ
で、光伝送路10を伝搬する光信号のうち、自局20の
監視回路23aから出力された1.51μmの波長帯域
の監視用信号を波長分割している。この分割された監視
用信号は、分岐用光伝送路25を介し、COMM24に
取り込まれている。光カプラ21iは、COMM24か
ら光伝送路26を介して出力される上記監視用信号を光
伝送路10の光信号に多重させている。
【0049】P−OFA22は、B−OFA21と同様
の構成からなり、光カプラ22aと、PD22bと、フ
ィードバック回路22cと、光カプラ22dと、光カプ
ラ22dに接続され、光伝送路10に伝送される光信号
を出射光によって直接増幅するポンプ−LD22eと、
ポンプ−LD22eの動作制御を行う制御回路22f
と、フィードバック回路22cおよび制御回路22fと
接続され、SV23との間で信号の入出力を行うインタ
ーフェース回路22gと、光伝送路10と接続される光
カプラ22hと、光伝送路11と接続されるWDMフィ
ルタ22iとから構成されている。
【0050】光カプラ22a,22d,22hおよびW
DMフィルタ22iは、光伝送路11にそれぞれ接続さ
れており、このうち光カプラ22aは、光信号や戻り光
を分岐し、光カプラ22dは、光増幅のために光信号に
光を合波している。また、光カプラ22hは、COMM
24から光伝送路27を介して出力される上記監視用信
号を光伝送路11の光信号に多重させており、WDMフ
ィルタ22iは、1.51μmの波長帯域の光信号を分
割させるフィルタで、光伝送路10を伝搬する光信号の
うち、他局30のSV33の監視回路から出力された
1.51μmの波長帯域の監視用信号を波長分割してい
る。この分割された監視用信号は、分岐用光伝送路28
を介し、COMM24に取り込まれている。
【0051】SV23は、監視回路23aから構成され
ており、監視回路23aは光伝送路10,11や各中継
局の監視や制御を行っており、この発明の特徴である光
伝送路10,11への監視用信号の出力および光伝送路
10,11から入力する監視用信号の有無を監視してい
る。
【0052】また、COMM24は、電気/光変換器
(以下、「E/O」という)24a,24bと、光/電
気変換器(以下、「O/E」という)24c,24dと
から構成されている。E/O24a,24bは、監視回
路23aから出力される電気信号である監視信号を、電
気/光変換して光カプラ22h,21iへ出力してい
る。また、O/E24c,24dは、WDMフィルタ2
1h,22iによって波長分割された光信号である監視
信号を、光/電気変換して監視回路23aへ出力してい
る。
【0053】このような構成において、監視回路23
a、E/O24a、光伝送路27、光カプラ22h、光
伝送路11、WDMフィルタ15b、分岐用光伝送路1
6、光カプラ14b、光伝送路10、WDMフィルタ2
1h、分岐用光伝送路25、O/E24cおよび監視回
路23aに至る経路は、ループを構成しており、監視回
路23aから出力された監視用信号は、このループ上を
伝送しており、例えば光伝送路11のB点で障害が発生
した場合には、監視回路23aに戻らなくなる。
【0054】すなわち、通常状態であれば、監視回路2
3aから出力された監視用信号は、E/O24aで光信
号に変換され、P−OFA22の出力部で光カプラ22
hによって光伝送路11の光信号(主信号光)と合波さ
れ、DMUX15内のWDMフィルタ15bによって主
信号光と分波される。この分波された監視用信号は、分
岐用光伝送路16を流れ、MUX14内の光カプラ14
bによって光伝送路10の主信号光と合波され、さらに
B−OFA21内のWDMフィルタ21hによって主信
号光と分波される。そして、この分波された監視用信号
は、分岐用光伝送路25を流れ、O/E24cによって
電気信号に変換されて監視回路23aに取り込まれる。
【0055】次に、監視回路23aの監視動作につい
て、図2のフローチャートを用いて説明する。図におい
て、監視回路23aは、監視用信号を定期的に出力して
おり(ステップ101)、通常状態では上記ループを通
って一定間隔で受信されることにより(ステップ10
2)、主信号光も正常に通信されていることを確認して
いる。
【0056】ここで、例えばP−OFA22とDMUX
15間で、光ファイバコードに「LINE−ALM」が
発生しない特殊な障害(例えば光伝送路11のB点での
切断)が発生したとすると、この障害のためにE/O2
4aから出力した監視用信号は、O/E24cまで到達
できなくなる。この結果、SV23の監視回路23a
は、上記監視用信号を正常に受信できなくなるので、主
信号光も正常に伝送していないと判断する。
【0057】そこで、監視回路23aは、P−OFA2
2内のインターフェース回路22gを介して制御回路2
2fにポンプ−LD22eの動作を停止させるための制
御信号を出力し(ステップ103)、制御回路22f
は、この制御信号に応じてポンプ−LD22eを停止さ
せる。この結果、光伝送路11への励起光がなくなるの
で、P−OFA22の出力側から出力される光は、P−
OFA22の入力側からの光のみとなる。この入力側か
らの光は、上述したごとく伝送損失により減衰した非常
にパワーの弱い光であるので、光伝送路11の切断箇所
Bから外部に放出されたとしても作業者に害を与えるこ
とはなくなる。
【0058】さらに、監視回路23aは、システム全体
のシャットダウンを図るべく、B−OFA21内のイン
ターフェース回路21gを介して制御回路21fにポン
プ−LD21eの動作を停止させるための制御信号を出
力し(ステップ104)、制御回路21fは、この制御
信号に応じてポンプ−LD21eへの電流供給を停止さ
せる。この結果、OFA31では、光信号が入力しなく
なるので、「IN−ALM」が発生し、ポンプ−LDへ
の電流を遮断して、シャットダウンするとともに、SV
33からは、「SUSP−ALM」が発生して、OFA
32もシャットダウンされる。
【0059】このように、この実施例1では、端局であ
るWDMと中継局間の両光伝送路10,11を分岐用光
伝送路で接続させてループを構成し、このループに監視
用信号を流すようにしたので、「LINE−ALM」が
発生しない特殊な障害が発生しても、監視用信号を監視
することによって、この障害の発生を確実に検知して主
信号光の光増幅を中止することができ、これにより人体
に対する安全性を十分に配慮することができる。
【0060】なお、この実施例1では、光伝送路10と
11を接続する分岐用光伝送路16をWDM内に設けた
が、この発明はこれに限らず、例えばWDMと中継局間
で、かつWDMの近傍の両光伝送路を接続するように設
けても良い。また、この発明の端局は、WDMに限ら
ず、例えば多重を行わないシステムの場合には、通信装
置自体であっても良いし、また別々の通信装置の送信器
や受信器であっても良い。
【0061】また、この発明にかかる監視用信号の波長
は、この実施例1で示した1.51μmの波長帯域に限
らず、主信号光の波長帯域以外の任意の波長帯域に設定
することが可能である。
【0062】また、図1に示したマルチプレクサ14a
の入力ポートに1.51μmの波長帯域を取り込む入力
ポート14a1を設け、デマルチプレクサ15aの出力
ポートに1.51μmの波長帯域を出力する出力ポート
15a1を設け、このポート同士を一点鎖線で示す光伝
送路17で接続して、1.51μmの波長の監視用信号
を監視回路23aから光伝送路11に出力するようにす
れば、WDMフィルタ15bや光カプラ14bを用いる
ことなく、既存の設備を用いることによって監視用信号
を流すループを構成することができ、これにより製作コ
ストを削減することができる。
【0063】(実施例2)図3は、この発明の実施例2
にかかる波長分割多重装置と中継局の構成の一部を示す
構成図である。なお、ここで、図1と同様の構成部分に
関しては、説明の都合上、同一符号を付記する。
【0064】図において、WDM12のDMUX15
は、デマルチプレクサ15aと、光伝送路11に設けら
れ、光信号を分岐する光カプラ15cと、分岐された光
を受講するPD15dと、PD15dからの光電流を検
出するフィードバック回路15eとから構成されてお
り、フィードバック回路15eは、P−OFA22のイ
ンターフェース回路22gを介してSV23の監視回路
23aと接続されている。
【0065】中継局20のP−OFA22は、図1に示
した光カプラ22aと、PD22bと、フィードバック
回路22cと、光カプラ22dと、ポンプ−LD22e
と、制御回路22fと、インターフェース回路22gと
から構成されており、インターフェース回路22gは、
上述したごとくSV23の監視回路23aと接続されて
いる。
【0066】監視回路23aは、障害発生時にPD22
bによって検出される光伝送路11の戻り光と、PD1
5dによって検出される光伝送路11の光信号の有無を
それぞれ監視している。
【0067】次に、監視回路23aの監視動作につい
て、図4のフロ−チャートを用いて説明する。図におい
て、監視回路23aは、PD22bによって検出される
戻り光があるかどうか判断しており(ステップ20
1)、ここでこの戻り光がない場合には、PD15dに
よって検出される光信号があるかどうか判断する(ステ
ップ202)。
【0068】ここで、戻り光がなく、光信号が検出され
ている場合には、正常状態で光伝送が行われていると判
断して、上記の動作を繰り返しており、これにより制御
回路22fは、ポンプ−LD22eを動作させて光増幅
を継続する。また、ステップ201で戻り光があった場
合には、「LINE−ALM」がフィードバック回路2
2cから監視回路23aへ出力されるので、監視回路2
3aは、ポンプ−LD22eの動作を停止させるため
に、P−OFA22内のインターフェース回路22gを
介して制御回路22fに制御信号を出力し(ステップ2
03)、制御回路22fは、この制御信号に応じてポン
プ−LD22eへの電流供給を停止させ、光増幅を中止
する。
【0069】また、「LINE−ALM」が発生しない
特殊な障害が発生したとすると、光伝送路11の切断箇
所Bから主信号光が放出され、PD15dでは、この主
信号光の検出ができなくなる。これにより、フィードバ
ック回路15eには、光電流の入力がなくなるので、フ
ィードバック回路15eから監視回路23aへは、「I
N−ALM」が出力される。これによって、監視回路2
3aは、P−OFA22内のインターフェース回路22
gを介して制御回路22fにポンプ−LD22eの動作
を停止させるための制御信号を出力し(ステップ20
3)、制御回路22fは、この制御信号に応じてポンプ
−LD22eへの電流供給を停止させ、光増幅を中止す
る。
【0070】さらに、監視回路23aは、図1と同様
に、システム全体のシャットダウンを図るべく、B−O
FA21内のインターフェース回路21gを介して制御
回路21fにポンプ−LD21eの動作を停止させるた
めの制御信号を出力し(ステップ204)、制御回路2
1fは、この制御信号に応じてポンプ−LD21eへの
電流供給を停止させ、光増幅を中止する。この結果、O
FA31では、光信号が入力しなくなるので、「IN−
ALM」が発生し、ポンプ−LDへの電流供給を遮断し
て、シャットダウンするとともに、SV33からは、
「SUSP−ALM」が発生して、OFA32もシャッ
トダウンされる。
【0071】このように、この実施例2では、DMUX
15の入力部に「IN−ALM」を発生させるPD15
dとフィードバック回路15eを設けて主信号光を監視
するようにしたので、「LINE−ALM」が発生しな
い特殊な障害が発生しても、この主信号光の検出の有無
によって、この障害の発生を確実に検知して主信号光の
光増幅を中止することができ、これにより人体に対する
安全性を十分に配慮することができる。
【0072】なお、この実施例2では、PD15dとフ
ィードバック回路15eをWDM内に設けたが、この発
明はこれに限らず、例えばWDM12と中継局20間
で、かつWDM12の近傍の光伝送路11にPD15d
とフィードバック回路15eを接続するように設けても
良い。
【0073】また、これら実施例では、WDM12に対
してこの発明を用いた場合について説明したが、もう一
方の端局であるWDM13においても、同様にこの発明
を用いることができることは言うまでもない。
【0074】この発明は、これら実施形態に限定される
ものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
の変形実施が可能である。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、この発明では、光
伝送路の光信号に監視用信号を合波して伝送させるとと
もに、光信号の流れにおいて、この光伝送路上の最も後
段に配置される中継局と端局とを接続する光伝送路を伝
搬する光信号から監視用信号を波長分割し、この監視用
信号が存在している時は、正常な伝送状態と判断し、監
視用信号がなくなると、障害発生として光信号の光増幅
を中止するので、障害の発生を確実に検知できて、人体
に対する安全性を十分に配慮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1にかかる波長分割多重装置
と中継局の構成を示す構成図である。
【図2】図1に示した監視回路の監視動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図3】この発明の実施例2にかかる波長分割多重装置
と中継局の一部の構成を示す構成図である。
【図4】図2に示した監視回路の監視動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図5】光通信システムの全体構成を示す構成図であ
る。
【図6】図5に示した光増幅器の構成の一例を示す構成
図である。
【図7】図5に示した光増幅器の構成の他例を示す構成
図である。
【符号の説明】
10,11,26,27 光伝送路 12,13 WDM 14 MUX 14a マルチプレクサ 14b,15c,21a,21d,22a,22d,2
2h,60,63,64,70 光カプラ 15 DMUX 15a デマルチプレクサ 15b,21h,22i WDMフィルタ 15d,21b,22b,61,71 PD 15e,21c,22c,62,72 フィードバック
回路 16,25,28 分岐用光伝送路 20〜50 中継局 21〜51,22〜52 OFA 21e,22e,65,66 ポンプ−LD 21g,22g インターフェース回路 21f,22f,67,68 制御回路 23〜53 SV 23a 監視回路 69 信号線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 10/24 H04B 9/00 G H04J 14/00 14/02 Fターム(参考) 5F072 AB07 AK06 HH02 HH06 JJ05 KK15 MM07 PP07 YY17 5K002 AA06 BA04 BA05 BA13 CA13 DA02 DA04 EA06 FA01 5K042 AA08 CA10 DA18 FA21 FA25 JA01 MA01 NA01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の光伝送路を有し、該各光伝送路を
    介して第1の端局と第2の端局間でそれぞれ光信号の通
    信を行い、かつ前記光伝送路上に設けた複数の中継局に
    よって前記光信号を光増幅させるとともに、当該光信号
    に監視用信号を多重して伝送させることにより双方向の
    光通信を行う光通信方法において、 前記中継局のうち、最も後段の中継局と前記第1または
    第2の端局を接続する光伝送路から分岐用光伝送路を分
    岐させ、前記光伝送路を介して前記端局に流れる光信号
    から監視用信号を波長分割させて取り込む取込工程と、 前記監視用信号が取り込まれたかどうかを監視し、当該
    監視信号が取り込まれない場合に、前記光信号の光増幅
    を中止する監視・制御工程とを含むことを特徴とする光
    通信方法。
  2. 【請求項2】 前記取込工程では、前記光伝送路のう
    ち、一方の光伝送路から分岐された分岐用光伝送路を他
    方の光伝送路に接続させ、前記波長分割された監視用信
    号を一旦前記他方の光伝送路の光信号に多重させた後
    に、前記監視用信号を波長分割させて取りこむことを特
    徴とする請求項1に記載の光通信方法。
  3. 【請求項3】 複数の光伝送路を有し、該各光伝送路を
    介して第1の端局と第2の端局間でそれぞれ光信号の通
    信を行い、かつ前記光伝送路上に設けた複数の中継局に
    よって前記光信号を光増幅させるとともに、当該光信号
    に監視用信号を多重して伝送させることにより双方向の
    光通信を行う光通信方法において、 前記中継局のうち、最も後段の中継局と前記第1または
    第2の端局を接続する光伝送路から分岐用光伝送路を分
    岐させ、前記端局に流れる光信号を取り込む取込工程
    と、 前記光信号が取り込まれたかどうか監視し、当該光信号
    が取り込まれない場合に、前記光信号の光増幅を中止す
    る監視・制御工程を含むことを特徴とする光通信方法。
  4. 【請求項4】 前記取込工程では、前記光信号を光から
    電気信号に変換し、前記監視・制御工程では、前記電気
    信号が取り込まれない場合に、前記光信号の光増幅を中
    止することを特徴とする請求項3に記載の光通信方法。
  5. 【請求項5】 複数の光伝送路を有し、該各光伝送路を
    介して波長分割多重装置からなる第1の端局と第2の端
    局間でそれぞれ光信号を多重して通信を行い、かつ前記
    光伝送路上に設けた複数の中継局によって前記光信号を
    光増幅させるとともに、当該光信号に監視用信号を多重
    して伝送させることにより双方向の光通信を行う光通信
    方法において、 前記端局が有するデマルチプレクサの出力ポートのう
    ち、前記監視信号の波長帯域を出力させる出力ポート
    と、マルチプレクサの入力ポートのうち、前記監視信号
    の波長帯域を入力させる入力ポートとを設け、前記出力
    ポートと入力ポートを光伝送路で接続させ、前記一方の
    光伝送路からの光信号を前記デマルチプレクサに流して
    監視用信号を波長分割させた後、前記マルチプレクサに
    流して前記他方の光伝送路の光信号に多重させ、さらに
    波長分割させて取り込む取込工程と、前記監視用信号が
    取り込まれたかどうかを監視し、当該監視信号が取り込
    まれない場合に、前記光信号の光増幅を中止する監視・
    制御工程とを含むことを特徴とする光通信方法。
  6. 【請求項6】 複数の光伝送路と、該各光伝送路を介し
    て接続され、それぞれ光信号の通信を行う第1および第
    2の端局と、前記光伝送路上に設けられ、前記光信号を
    増幅するとともに、当該光信号に監視用信号を多重して
    伝送させる複数の中継局とを有して、双方向の光通信を
    行う光通信システムにおいて、 前記中継局のうち、最も後段の中継局と前記第1または
    第2の端局が接続される光伝送路に伝送される光信号か
    ら監視用信号を波長分割する第1の分割手段と、 前記監視用信号の有無を監視する監視手段と、 前記監視結果に応じて前記光信号の光増幅を中止する光
    増幅制御手段とを備えたことを特徴とする光通信システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記光通信システムは、前記波長分割さ
    れた監視信号をもう一方の光伝送路の光信号に多重する
    多重手段と、 前記もう一方の光伝送路に伝送される光信号から監視用
    信号を波長分割する第2の分割手段とをさらに備え、 前記監視手段は、前記第2の分割手段で波長分割された
    監視信号を監視することを特徴とする請求項6に記載の
    光通信システム。
  8. 【請求項8】 複数の光伝送路と、該各光伝送路を介し
    て接続され、それぞれ光信号の通信を行う第1および第
    2の端局と、前記光伝送路上に設けられ、前記光信号を
    増幅するとともに、当該光信号に監視用信号を多重して
    伝送させる複数の中継局とを有して、双方向の光通信を
    行う光通信システムにおいて、 前記中継局のうち、最も後段の中継局と前記第1または
    第2の端局が接続される光伝送路に伝送される光信号を
    分岐させる分岐手段と、 前記光信号の有無を監視する監視手段と、 前記監視結果に応じて前記光信号の光増幅を中止する光
    増幅制御手段とを備えたことを特徴とする光通信システ
    ム。
  9. 【請求項9】 前記光通信システムは、前記分岐された
    光信号を光から電気信号に変換する変換手段をさらに備
    え、 前記監視手段は、前記電気信号の有無を監視することを
    特徴とする請求項8に記載の光通信システム。
  10. 【請求項10】 複数の光伝送路と、該各光伝送路を介
    して接続され、それぞれ光信号を多重して通信を行う波
    長分割多重装置からなる第1および第2の端局と、前記
    光伝送路上に設けられ、前記光信号を増幅するととも
    に、当該光信号に監視用信号を多重して伝送させる複数
    の中継局とを有して、双方向の光通信を行う光通信シス
    テムにおいて、 前記中継局のうち、最も後段の中継局と前記第1または
    第2の端局が接続される光伝送路に伝送される光信号か
    ら監視用信号を波長分割する分割手段と、 前記監視用信号の有無を監視する監視手段と、 前記監視結果に応じて前記光信号の光増幅を中止する光
    増幅制御手段とを備えるとともに、 前記第1および第2の端局は、前記光伝送路のうち、一
    方の光伝送路から前記端局に流れる光信号から監視用信
    号を波長分割するデマルチプレクサと、前記波長分割さ
    れた監視用信号を他方の光伝送路の光信号に多重させて
    伝送するマルチプレクサとを備えたことを特徴とする光
    通信システム。
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