JP2003046444A - 光伝送装置 - Google Patents

光伝送装置

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JP2003046444A
JP2003046444A JP2001228397A JP2001228397A JP2003046444A JP 2003046444 A JP2003046444 A JP 2003046444A JP 2001228397 A JP2001228397 A JP 2001228397A JP 2001228397 A JP2001228397 A JP 2001228397A JP 2003046444 A JP2003046444 A JP 2003046444A
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signal
optical transmission
frequency
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JP2001228397A
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Hideki Kamitsuna
秀樹 上綱
Yukimichi Shibata
随道 柴田
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周波数安定度の高い超高周波局発信号/搬送
波信号を非常に簡易な構成で生成する。 【解決手段】 無線制御局1において、IF信号とサブ
ハーモニック信号を各々光信号に変換してから光合成
し、光ファイバ6にて無線基地局2に伝送する。無線基
地局2では、IF信号に対応する光信号を電気信号に変
換し、またサブハーモニック信号に同期した局発信号を
光注入同期発振器9で発振してこの局発信号でIF信号
の電気信号を周波数変換器10によりアップコンバート
して増幅しアンテナから送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバを用い
て無線信号を伝送する光伝送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバの広帯域かつ低損失な特徴を
活かして、無線信号を光ファイバで伝送するシステム
は、高速広帯域信号の伝送が可能なミリ波パーソナル無
線通信システムやラストワンマイルとしてのFWA(Fix
ed Wireless Access)システム応用として注目されてい
る。これまでに検討されている従来例を図7に示す。こ
の従来例では、無線制御局1においてマイクロ波/ミリ
波信号が直接電気/光変換器5にて光信号に変換され、
光ファイバ6により無線基地局2に伝送される。無線基
地局2においては、伝送された光信号は光/電気変換器
8にて電気信号(マイクロ波/ミリ波信号)に変換され
増幅器12で所定のレベルまで増幅された後、アンテナ
13から無線端末(図示せず)に無線信号として送信さ
れる。
【0003】この構成の最大の特徴は、無線信号をサブ
キャリア(副搬送波)として「無線信号」のまま光ファ
イバ6で伝送しているため、変復調器(図示せず)等の
大規模な装置を無線制御局1に置くことができ、無線基
地局2の構成が光/電気変換器8、増幅器12およびア
ンテナ13だけで済むという極めて簡易でかつ低コスト
に構成できることである。この構成は数多くの無線基地
局を必要とするマイクロセル/ピコセル無線信号分配シ
ステムの経済化に多大な貢献ができると期待されてい
る。
【0004】しかしながら、ミリ波のような超高周波無
線信号をそのまま伝送しようとすると、電気/光変換器
(光変調器)5が極めて高コストになることに加えて、
周波数が高くなればなる程、ファイバの分散による伝送
距離の制限が大きくなってしまうという問題点がある。
【0005】この問題点を解決するため、比較的周波数
の低い中間周波数(IF)信号を伝送して、無線基地局
に別途備えられた局部発振器により無線周波数信号に周
波数変換する構成が検討されている。この従来例を図8
に示す。この従来例では、無線制御局1においてIF信
号が電気/光変換器5にて光信号に変換され、光ファイ
バ6により無線基地局2に伝送される。無線基地局2に
おいては、伝送された光信号は光/電気変換器8にて電
気信号(IF信号)に変換された後、無線基地局2に備
えられた局部発振器3Aおよび周波数変換器10により
無線周波数帯に周波数変換される。周波数変換された無
線信号はフィルタ11により不要波を濾波された後、増
幅器12で所定のレベルまで増幅され、アンテナ13か
ら無線端末(図示せず)に無線信号として送信される。
【0006】この構成の特徴は、比較的周波数の低い
(概ね1GHz程度以下)IF信号を光ファイバ6で伝
送していることにより、電気/光変換器5として低コス
トな市販のレーザダイオード直接光変調器を使用でき、
無線基地局2の光/電気変換器8としても低コストな部
品を適用でき、かつファイバ分散の影響を著しく低減で
きるため伝送距離を長くできることである。
【0007】しかしながら、無線基地局2には局部発振
器3Aや周波数変換器10が必要で装置構成が複雑にな
り、無線周波数が高くなればなる程、これらのコストが
高くなるという問題点がある。特に周波数安定度が高い
ことが要求されるミリ波帯の局部発振器は高コストであ
るばかりでなく、Q値の高い誘電体共振器を用いたタイ
プでは装置が大きくなるとともに、周波数が高くなれば
なる程調整が困難であり、基本的に周波数固定発振にな
る。また、PLLタイプでは数多くの部品が必要で消費
電力が高く、かつ基準信号源となる水晶振動子の安定度
を保つために厳密な温度管理が必要で、局発周波数が高
くなればなる程、水晶振動子の発振周波数変動による局
発周波数の誤差が大きくなるという問題点がある。
【0008】そこで、この局部発振器の構成を簡易化す
るため、局発信号も光ファイバで併せて伝送するという
方式が考案されている。特願平11−226381号に
示された構成を図9に示す。この構成では、無線制御局
1に局発周波数の整数分の1の周波数を有するサブハー
モニック信号を出力する局部発振器3と、IF信号用の
電気/光変換器5Aとは別の局発信号用電気/光変換器
5Bと、光合成器14を備えており、波長の異なる光信
号に個別に変換されたIF信号とサブハーモニック信号
が光合成器14で合成(波長多重)され光ファイバ6で
伝送される。無線基地局2では光/電気変換器8にて一
括して電気信号(IF信号およびサブハーモニック信
号)に変換され、フィルタ11BにてIF信号が取り出
され、フィルタ11Cにてサブハーモニック信号が取り
出される。このサブハーモニック信号は逓倍器18にて
局発信号周波数に逓倍され、IF信号を周波数変換器1
0にて無線周波数帯の信号に変換することに用いられ
る。この無線周波数帯の信号は、フィルタ11Aにて不
要波を濾波した後、増幅器12で所定のレベルまで増幅
され、アンテナ13から無線端末(図示せず)に無線信
号として送信される。
【0009】従って、高価な局部発振器を無線基地局2
に置かないでよいことに加えて、サブハーモニック次数
(=逓倍次数)を増大すればする程、「局発信号」とし
て周波数の低い信号を伝送すればよくなるため、電気/
光変換器5A,5Bおよび光/電気変換器8に低コスト
な部品を適用できるとともに、ファイバの分散制限を緩
和することも可能になる。
【0010】しかしながら、無線基地局2の側にフィル
タを多用せざるを得なくなるため、装置の小型化が疎外
されるとともにIFまたは局発または無線周波数設定の
汎用性が損なわれるという問題点がある。さらには、ミ
リ波帯無線通信を実現するためには、逓倍器18の逓倍
次数を非常に大きくせざるを得なくなる。このため、逓
倍器を多段に使用し、かつ複数のスプリアス除去フィル
タが要求され、装置構成の小型化が疎外されることに加
え、周波数変換器10への所要励振レベル(概ね10d
Bm程度)を得るためにはミリ波帯の高利得かつ高出力
の増幅器が要求され、消費電力も増大してしまうという
問題点がある。所要逓倍次数を低減すればこれらの問題
は緩和されるが、光デバイスのコストとファイバ分散制
限のトレードオフとなってしまう。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上のように図7に示
した光伝送装置では、ミリ波等の超高周波無線信号の伝
送において電気/光変換器が高コストとなると共に光フ
ァイバ分散により伝送距離が制約を受けるという問題点
がある。また図8に示した光伝送装置では、無線基地局
の装置構成が複雑になりコスト高を招き、周波数が高く
なれば装置の大型化や局発周波数の安定化対策が必要に
なるという問題点がある。更に図9に示した光伝送装置
では、無線基地局の小型化が困難になり周波数設定の汎
用性が損なわれ、周波数が高くなれば装置構成のより大
型化や消費電力増大を招く等の問題点ある。
【0012】本発明の目的は上記した問題点を解決し、
非常に簡易で低コストな無線信号分配用の光伝送装置を
提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、電気
信号を光信号に変換して送信する光送信手段と、該光送
信手段から送信された光信号を伝送する光伝送路と、該
光伝送路により伝送された光信号を受信する光受信手段
とを備えた光伝送装置において、前記光送信手段は、中
間周波数信号を第1の光信号に変換する第1の電気光変
換手段と、局部発振器用ローカル信号周波数の整数分の
1の周波数を有するサブハーモニック信号を第2の光信
号に変換する第2の電気光変換手段と、前記第1の光信
号と前記第2の光信号を合成して前記光伝送路に送出す
る光合成手段とを備え、前記光受信手段は、前記光伝送
路により伝送されてきた光信号を前記第1の光信号と前
記第2の光信号に分配する光分配手段と、該光分配手段
により分配された前記第1の光信号を電気信号に変換し
て中間周波数信号を出力する光電気変換手段と、ローカ
ル周波数帯で発振し、前記光分配手段により分配された
前記第2の光信号を入力することにより、前記サブハー
モニック信号に同期した局発信号を出力する光注入同期
発振器と、前記光電気変換手段から出力された中間周波
数信号を前記光注入同期発振器から出力された局発信号
を用いて所望の無線周波数帯の信号にアップコンバート
する周波数変換手段と、該周波数変換手段によりアップ
コンバートされた無線周波数帯の信号を送信するアンテ
ナとを備える、ことを特徴とする光伝送装置とした。
【0014】請求項2の発明は、電気信号を光信号に変
換して送出すると共に受信した光信号を電気信号に変換
する第1の光送受信手段と、該第1の光送受信手段から
送出する光信号を伝送する第1の光伝送路と、前記第1
の光送受信手段が受信する光信号を伝送する第2の光伝
送路と、前記第1の光伝送路により伝送されてきた光信
号を受信すると共に前記第2の光伝送路に光信号を送出
する第2の光送受信手段とを備えた光伝送装置におい
て、前記第1の光送受信手段は、第1の中間周波数信号
を第1の光信号に変換する第1の電気光変換手段と、局
部発振器用ローカル信号周波数の整数分の1の周波数を
有するサブハーモニック信号を第2の光信号に変換する
第2の電気光変換手段と、前記第1の光信号と前記第2
の光信号を合成して前記第1の光伝送路に送出する光合
成手段と、前記第2の光伝送路から伝送されてきた光信
号を第2の中間周波数信号に変換する第2の光電気変換
手段とを備え、前記第2の光送受信手段は、前記第1の
光伝送路により伝送された光信号を前記第1の光信号と
前記第2の光信号に分配する光分配手段と、該光分配手
段により分配された前記第1の光信号を電気信号に変換
して前記第1の中間周波数信号を出力する光電気変換手
段と、ローカル周波数帯で発振し、前記光分配手段によ
り分配された前記第2の光信号を入力することにより、
前記サブハーモニック信号に同期した局発信号を出力す
る光注入同期発振器と、前記光電気変換手段から出力さ
れた前記第1の中間周波数信号を前記光注入同期発振器
から出力された局発信号を用いて所望の無線周波数帯の
信号にアップコンバートする第1の周波数変換手段と、
該第1の周波数変換手段によりアップコンバートされた
無線周波数帯の信号を入力してアンテナへ送信する送受
分配手段と、前記アンテナで受信され前記送受分配手段
から出力する受信信号を前記光注入同期発振器から出力
された局発信号を用いて前記第2の中間周波数信号にダ
ウンコンバートする第2の周波数変換手段と、該第2の
周波数変換手段によりダウンコンバートされた第2の中
間周波信号を光信号に変換して前記第2の光伝送路に送
出する第3の電気光変換手段とを備える、ことを特徴と
する光伝送装置とした。
【0015】請求項3の発明は、電気信号を光信号に変
換して送信する光送信手段と、該光送信手段から送信さ
れた光信号を伝送する光伝送路と、該光伝送路により伝
送された光信号を受信する光受信手段とを備えた光伝送
装置において、前記光送信手段は、べースバンド信号と
無線搬送波周波数帯の整数分の1の周波数を有するサブ
ハーモニック信号を合成する合成回路と、該合成回路の
出力信号を光信号に変換して前記光伝送路に送出する電
気光変換手段とを備え、前記光受信手段は、前記光伝送
路により伝送されてきた光信号を分配する光分配手段
と、該光分配手段により分配された一方の光信号を電気
信号に変換し、ベースバンド信号を出力する光電気変換
手段と、無線搬送波周波数帯で発振し、前記光分配手段
により分配された他方の光信号を入力することにより、
前記サブハーモニック信号に同期した無線搬送波信号を
出力する光注入同期発振器と、該光注入同期発振器から
出力された無線搬送波信号を前記光電気変換手段から出
力されたベースバンド信号により変調することにより所
望の無線周波数帯の信号を生成する変調手段と、該変調
手段から出力する信号を送信するアンテナとを備える、
ことを特徴とする光伝送装置とした。
【0016】請求項4の発明は、電気信号を光信号に変
換して送信する光送信手段と、該光送信手段から送信さ
れた光信号を伝送する光伝送路と、該光伝送路により伝
送された光信号を受信する光受信手段とを備えた光伝送
装置において、前記光送信手段は、べースバンド信号と
無線搬送波周波数帯の整数分の1の周波数を有するサブ
ハーモニック信号を合成する合成回路と、該合成回路の
出力信号を光信号に変換して前記光伝送路に送出する電
気光変換手段とを備え、前記光受信手段は、前記光伝送
路により伝送されてきた光信号を分配する光分配手段
と、該光分配手段により分配された一方の光信号を電気
信号に変換してベースバンド信号を出力する光電気変換
手段と、無線搬送波周波数帯で発振し、前記光分配手段
により分配された他方の光信号を入力して、前記サブハ
ーモニック信号に同期した無線搬送波信号を生成し、前
記光電気変換手段から出力するベースバンド信号を電気
入力端子に入力することにより周波数変調された無線周
波数帯の信号を出力する光注入同期発振器と、該光注入
同期発振器から出力された無線周波数帯の信号を送信す
るアンテナとを備える、ことを特徴とする光伝送装置と
した。
【0017】請求項5の発明は、請求項1又は2に記載
の光伝送装置において、前記周波数変換手段として高調
波ミキサを使用し、前記光注入同期発振器としてローカ
ル周波数の1/2の周波数帯で発振する別の光注入同期
発振器を使用することを特徴とする光伝送装置とした。
【0018】請求項6の発明は、請求項3に記載の光伝
送装置において、前記光注入同期発振器に代えて、無線
搬送波周波数の1/2の周波数帯で発振する別の光注入
同期発振器と該別の光注入同期発振器の出力信号を2逓
倍する2逓倍器とを備える構成を使用することを特徴と
する光伝送装置とした。
【0019】請求項7の発明は、請求項3又は4に記載
の光伝送装置において、前記光送信手段に代えて、前記
ベースバンド信号を第1の光信号に変換する第1の電気
光変換手段と、前記サブハーモニック信号を第2の光信
号に変換する第2の電気光変換手段と、前記第1の光信
号と前記第2の光信号を合成して前記光伝送路に送出す
る光合成手段とを備える構成を使用することを特徴とす
る光伝送装置とした。
【0020】請求項8の発明は、請求項3、4又は6に
記載の光伝送装置において、前記光電気変換手段は、ベ
ースバンド信号を濾波する構成であることを特徴とする
光伝送装置とした。
【0021】請求項9の発明は、請求項3、4又は6に
記載の光伝送装置において、前記合成回路と前記電気光
変換手段からなる構成を、2電極構成のマッハツェンダ
型光変調器に置換したことを特徴とする光伝送装置とし
た。
【0022】請求項10の発明は、請求項1乃至9のい
ずれか1つに記載の光伝送装置において、前記光注入同
期発振器は、フォトトランジスタを用いて構成したこと
を特徴とする光伝送装置とした。
【0023】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]図1は、本
発明の第1の実施の形態に係わる光伝送装置を示す図で
ある。本実施の形態は請求項1、5および10に関わ
る。本光伝送装置は、電気信号を光信号に変換して送信
する無線制御局1(光送信手段)と、無線制御局から送
信された光信号を伝送する光ファイバ6(光伝送路)
と、伝送された光信号を受信し無線信号に変換して送信
する無線基地局2(光受信手段)とで構成されている。
【0024】無線制御局1は、IF信号を光信号に変換
する電気/光変換器5Aと、局部発振器用ローカル信号
周波数の整数分の1の周波数を有するサブハーモニック
信号を出力する局部発振器3と、これを光信号に変換す
る電気/光変換器5Bと、これらの光信号を合成する光
合成器14で構成されている。ここで電気/光変換器5
Aと5Bは異なる波長の光信号を出力し、光合成器14
はこれらを波長多重して光ファイバ6に送出する。
【0025】また、無線基地局2は、波長多重されて伝
送された光信号を波長毎に分配する光分配器7と、IF
信号で変調された光信号を電気信号に変換する光/電気
変換器8と、ローカル周波数帯で発振し、サブハーモニ
ック周波数で変調された光信号を入力し、このサブハー
モニック信号に同期したサブハーモニック周波数の整数
倍の周波数を有する局発信号を出力する光注入同期発振
器9と、周波数変換器10と、フィルタ11と、増幅器
12と、アンテナ13とで構成されている。ここで、周
波数変換器10は、そこに光注入同期発振器9からの局
発信号と光/電気変換器8からのIF信号が入力される
ことにより、IF信号を無線周波数帯にアップコンバー
トした信号を生成する。この信号から不要波をフィルタ
11で濾波し、増幅器12にて所定のレベルに増幅した
後に、無線信号としてアンテナ13から送信する。
【0026】例えば、サブハーモニック周波数を2.5G
Hzとし、発振周波数が60GHzで24次サブハーモ
ニック周波数に同期する光注入同期発振器9を適用した
場合、その光注入同期発振器9からは光信号にて伝送さ
れたサブハーモニック信号に同期した60GHzの局発
信号が出力される。なお、このような機能を有する光注
入同期発振器は例えば「IEEE Trans.MTT,vol.41,No.6,p
p.998-1004,1993.」に記されている。またIF信号周波
数を1GHzとすると、光/電気変換器8から出力され
たIF信号は周波数変換器10にて局発信号により周波
数変換され、60GHz帯の無線信号が得られる。
【0027】従って、無線基地局2に備えた局部発振
器、つまり光注入同期発振器9を極めて簡易に構成でき
るとともに、ミリ波帯に至る超高周波領域まで周波数安
定度が高い局発信号を得ることができ、電気/光変換器
5A,5Bおよび光/電気変換器8には低コストのデバ
イスを適用できることに加えて、フィルタ11は1個で
済むのでその数を削減でき、さらに光注入同期発振器9
から比較的レベルの高い局発周波数の出力を周波数変換
器10に入力できるため、局発用増幅器(図示せず)な
しに構成することも可能となり、従来例と比較して大幅
な装置の小型化/低消費電力化/経済化が達成できる。
【0028】なお、周波数変換器10に偶高調波ミキサ
を適用した場合(請求項5)には、光注入同期発振器9
の発振周波数を1/2倍に低減可能となるため、光注入
同期発振器9への負担を軽減できることになる。例えば
60GHz帯と比較して容易に実現可能な30GHz帯
光注入同期発振器からの30GHz出力を局発信号とし
て偶高調波ミキサに入力することにより、60GHz帯
の無線信号を得ることができる。この場合、伝送サブハ
ーモニック周波数を2.5GHzと同じにした場合には、
サブハーモニック次数を12に低減できるため同期範囲
を広くすることが可能となり、またサブハーモニック次
数を24のままにした場合には伝送サブハーモニック周
波数を1.25GHzに低減することができるため、さらに
低コストな電気/光変換器が適用可能となる。また、偶
高調波ミキサでは入力局発信号周波数の2倍の成分(こ
の場合60GHz)は出力端で抑圧されているため、フ
ィルタ11への要求条件を大幅に緩和することができ
る。また、偶高調波ミキサを使用する代わりに、2逓倍
器とミキサで構成することも可能である。この場合でも
従来例と比較してサブハーモニックの逓倍次数を著しく
低減でき、装置構成を簡易化できるという利点がある。
【0029】図2は、第1の実施の形態の変形例であ
り、請求項2、5および10に関わる。ここでは、無線
制御局1を第1の光送受信手段として、無線基地局2を
第2の光送受信手段として各々機能させ、光伝送路を送
信用光ファイバ6Aからなる第1の光伝送路と受信用光
ファイバ6Bからなる第2の光伝送路としたものであ
る。すなわち、図1の実施の形態と異なる点は、無線基
地極2に送受分配器15を備えることによりアンテナ1
3を送受共用とし、下り回線(無線制御局1→無線基地
局2)側の光/電気変換器8Aと送信用周波数変換器1
0Aとフィルタ11Aと増幅器12Aの他に、上り回線
(無線基地局2→無線制御局1)用装置として、増幅器
12Bと受信用周波数変換器10Bとフィルタ11Bと
電気/光変換器5Cを備え、送信用光ファイバ6Aの他
に受信用光ファイバ6Bを備え、さらに無線制御局1に
おいて光/電気変換器8Bを備えたことである。ここ
で、光注入同期発振器9の出力である局発信号は、送信
用周波数変換器10Aと受信用周波数変換器10Bの両
方に供給されている。
【0030】したがって、無線端末(図示せず)から受
信された無線信号は、送受分配器15を経由して増幅器
12Bにて所定のレベルまで増幅され周波数変換器10
Bへ入力されて、光注入同期発振器9からの局発信号に
よりダウンコンバートされた信号となる。この信号から
不要波をフィルタ11Bで濾波して無線周波数と比較し
て大幅に周波数の低いIF信号に変換してから、電気/
光変換器5Cで光信号に変換し、光ファイバ6Bにて無
線制御局1へ送信する。ここで、IF信号に変換してか
ら光信号に変換しているため、電気/光変換器5Cに加
えて無線制御局1に備えた光/電気変換器8Bも低コス
トな部品を使用することができ、光ファイバを用いた無
線信号送受信装置の経済化を図ることができる。
【0031】[第2の実施の形態]図3は、本発明の第
2の実施の形態に係わる光伝送装置を示す図である。本
実施の形態は請求項3、6、8、9および10に関わ
る。本光伝送装置の実施の形態を第1の実施の形態との
相違を中心に説明する。
【0032】無線制御局1は、無線搬送波信号周波数の
整数分の1の周波数を有するサブハーモニック信号を出
力する局部発振器3と、このサブハーモニック信号とべ
ースバンド信号を合成する合成回路4と、これらの合成
された信号を光信号に変換する電気/光変換器5とで構
成されている。
【0033】また、無線基地局2は、伝送された光信号
を2分配する光分配器7と、光分配器7で分配された光
信号の一方を電気信号に変換する光/電気変換器8と、
無線搬送波周波数帯で発振し、分配された他方の光信号
を入力し、光信号に変換されて伝送されてきたサブハー
モニック信号に同期したサブハーモニック周波数の整数
倍の周波数を有する無線搬送波信号を出力する光注入同
期発振器9と、変調器16と、フィルタ11と、増幅器
12と、アンテナ13とで構成されている。
【0034】光注入同期発振器9から出力された無線搬
送波信号は、変調器16にて、光/電気変換器8から出
力されたベースバンド信号により変調される。この信号
から不要波をフィルタ11で濾波し、増幅器12にて所
定のレベルに増幅した後、無線信号としてアンテナ13
から送信する。
【0035】ここで、光/電気変換器8は、受光素子の
みあるいは受光素子と電気回路で構成され、受光素子の
受光帯域、または受光素子の受光帯域および電気回路の
帯域の一方または両方が、サブハーモニック周波数未満
に設定され、ベースバンド信号のみを出力することがで
きるようになっている。また、光注入同期発振器9とし
て、例えば「IEICE Trans.Electron.,vol.E79-C,No.1,p
p.40-45,1996.」に示されているように、フォトトラン
ジスタを受光素子兼発振用負性抵抗素子として使用する
直接型を採用することにより、発振周波数の整数分の1
のサブハーモニック信号のみに選択的に同調可能な一種
の高Qフィルタ機能も備えさせることができるため、ベ
ースバンド信号とサブハーモニック信号が一括して変調
されている光信号を入力してもサブハーモニック信号に
同期した無線搬送波信号を出力することが可能となる。
【0036】例えば、ベースバンド信号のビットレート
を500Mbit/s、サブハーモニック周波数を2.5GHz
とし、それらを無線制御局1にて光信号に一括して変換
し、無線基地局2の光注入同期発振器9として、発振周
波数が60GHzで24次サブハーモニック周波数に同
期する光注入同期発振器を適用した場合、光ファイバ6
により伝送され光分配器7で分配された一方の光信号を
その光注入同期発振器に入力すると、サブハーモニック
信号に同期した60GHzの無線搬送波信号が得られ
る。また、光/電気変換器8を2.5GHz帯を濾波する
低域通過型として、他方の光信号をその光/電気変換器
8へ入力すると、500Mbit/sのベースバンド信号の
みが出力されることになる。よって、無線搬送波信号を
変調器16にてべースバンド信号で変調することにより
60GHz帯の無線信号が得られる。
【0037】従って、ベースバンド信号と無線搬送波用
サブハーモニック信号を電気段で合成して光信号に変換
し送信していることから、光伝送路帯域の有効利用を図
ることができることに加えて、レーザ、光変調器等で構
成される光/電気変換器8も1系統で済むため無線制御
局1の装置の小型化/経済化/低消費電力化が達成され
る。さらに、無線基地局2の光分配器7も波長分配機能
が要求されないため小型で低コストな部品を使用でき、
無線基地局1の装置のより一層の小型化/経済化も達成
できる。なお、変調器16からの無線信号出力レベルが
高く不要波レベルが小さい場合にはフィルタ11および
増幅器12は必ずしも必要ではない。
【0038】図4は、第2の実施の形態の変形例であ
り、請求項7および10に関わる。図3の実施の形態と
異なる点は無線制御局1においてベースバンド信号と無
線搬送波用サブハーモニック信号を波長の異なる光信号
を出力する電気/光変換器5A、電気/光変換器5Bで
それぞれ光信号に変換し、光合成器14にて合成してか
ら送信している点である。このため、無線基地局2の光
分配器7には波長分配機能が要求されことになるが、サ
ブハーモニック周波数がベースバンド信号のビットレー
トと独立に設定できる(ベースバンド信号のビットレー
トが1Gbit/sであった場合、例えばサブハーモニック
周波数として600MHzを設定可能)こと、および光
/電気変換器8に濾波機能が不要になるという利点が生
じる。
【0039】なお、図3および図4に示した変調器16
はIF帯変調器+周波数変換器で構成することもでき、
このIF帯変調器用の信号は、例えば光/電気変換器8
の濾波機能を取り除くことにより、出力されるサブハー
モニック信号をそのまま使用することができる。また、
ベースバンド信号とサブハーモニック信号を合成回路4
にて合成してから電気/光変換器5で電気/光変換を行
うことに代えて、例えば、「IEEE Photonics Tech.Let
t.,vol.9,No.10,pp.1397-1399,1997.」に記された2電
極構成のマッハツェンダ型光変調器を使用することも可
能である。
【0040】さらに第1の実施の形態に記載したのと同
様の考えから、光注入同期発振器9に代えて、発振周波
数を無線搬送波周波数帯の1/2に低減した光注入同期
発振器と2逓倍器の組合せを使用することも可能であ
る。この場合でも従来例と比較して逓倍次数を著しく低
減でき、装置構成を簡易化できるという利点に加えて、
サブハーモニック次数あるいは伝送サブハーモニック周
波数を半減できるという利点が生じる。
【0041】[第3の実施の形態]図5は、本発明の第
3の実施の形態に係わる光伝送装置を示す図である。本
実施の形態は請求項4、7、9および10に関わる。本
実施の形態と図3に示した第2の実施の形態との最も主
要な相違点は、光注入同期発振器9に代えて、電気入力
端子を備え、その電気入力端子に入力された電気信号に
応じて発振周波数を可変にできる光注入同期VCO17
を備えたことである。本光伝送装置の実施の形態を第2
の実施の形態との相違を中心に説明する。
【0042】無線基地局2は、伝送された光信号を2分
配する光分配器7と、伝送された光信号を電気信号に変
換する光/電気変換器8と、サブハーモニック周波数で
変調された光信号を入力しこのサブハーモニック信号に
同期したサブハーモニック周波数の整数倍の周波数を有
する無線搬送波信号を出力する光注入同期VCO17
と、アンテナ13とで構成されている。ここで、必要に
応じて光注入同期VCO17とアンテナ13の間にフィ
ルタ、増幅器等を使用してもよい。なお、無線制御局1
の構成は図3に示した第2の実施の形態と同一である。
【0043】ここで、光/電気変換器8は受光素子と電
気回路で構成され、受光素子の受光帯域および電気回路
の帯域の一方または両方が、サブハーモニック周波数未
満に設定され、ベースバンド信号のみを出力することが
できるようになっている。また、光注入同期VCO17
は例えばフォトトランジスタを受光素子兼発振用負性抵
抗素子として利用する直接型であることに加えて、可変
容量素子等を帰還回路に適用し、電気入力端子への印加
電圧に応じて周波数を可変にできる電圧制御発振器(V
CO)構成ともなっていることにより、ベースバンド信
号とサブハーモニック信号が一括して変調された光信号
を入力してもサブハーモニック信号に同期した無線搬送
波信号を出力でき、さらに、電気入力端子へ信号を入力
することによりFM変調器またはFSK変調器としても
動作可能になる。
【0044】例えば、ベースバンド信号のビットレート
を500Mbit/s、サブハーモニック周波数を2.5GHz
とし、無線制御局1にて光信号に一括して変換し、無線
基地局2に発振周波数が60GHzで24次サブハーモ
ニック周波数に同期する光注入同期VCOを適用した場
合、光ファイバ6にて伝送され光分配器7で分配された
一方の光信号を光注入同期VCO17に入力すると、サ
ブハーモニック信号に同期した60GHzの無線搬送波
信号が得られる。また、光/電気変換器8を2.5GHz
帯を濾波する低域通過型として、他方の光信号をその光
/電気変換器8へ入力すると、500Mbit/sのベース
バンド信号のみが出力される。よって、このべースバン
ド信号を光注入同期VCO17の電気入力端子に入力す
ることにより、ベースバンド信号で変調された60GH
z帯の無線信号が光注入同期VCO17から出力される
ことになる。
【0045】従って、光注入同期VCO17に、光電変
換機能、周波数安定度の高い無線搬送波生成機能、変調
機能を集約可能になるため、無線基地局2の装置の著し
い簡易化を達成することができる。なお、光注入同期V
CO17をべースバンド信号受信用の光/電気変換器8
と合わせてモノリシック集積化することにより装置の大
幅な小型化/経済化も達成される。
【0046】図6は、第3の実施の形態の変形例であ
り、請求項7および10に関わる。図5の実施の形態と
異なる点は、無線制御局1においてべースバンド信号と
無線搬送波用サブハーモニック信号を波長の異なる光信
号を出力する電気/光変換器5A、電気/光変換器5B
で光信号に変換し、光合成器14にて合成してから送信
している点である。このため、無線基地局2の光分配器
7には波長分配機能が要求されことになるが、サブハー
モニック周波数がべースバンド信号のビットレートと独
立に設定できる(ベースバンド信号のビットレートが1
Gbit/sであった場合、例えば、サブハーモニック周波
数として600MHzを設定可能)こと、および光/電
気変換器8に濾波機能が不要になるという利点が生じ
る。
【0047】なお、図5において、ベースバンド信号と
サブハーモニック信号を合成回路4にて合成してから電
気/光変換器5で電気/光変換を行うことに代えて、例
えば、「IEEE Photonics Tech.Lett.,vol.9,No.10,pp.1
397-1399,1997.」に記された2電極構成のマッハツェン
ダ型光変調器を使用することも可能である。
【0048】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係わる光伝
送装置は、無線通信システムに必要な局発信号または無
線搬送波信号を、サブハーモニック周波数で同期可能な
光注入同期発振器にて出力することができるため、周波
数安定度の高い超高周波局発信号/搬送波信号を非常に
簡易な構成で生成できることに大きな特長がある。
【0049】このため、局発信号をサブハーモニック信
号で伝送し、無線基地局(光受信手段)に備えた逓倍器
にて逓倍する従来構成における利点(安価な光デバイス
を使用可能でファイバ分散制限を緩和可能)に加えて、
(1)無線基地局(光受信手段)に装置規模の大きな高
次逓倍器が不要となり、(2)フィルタや増幅器への要
求条件を大幅に緩和でき、(3)ベースバンド/無線搬
送波一括変調による光伝送帯域の有効利用が可能とな
り、(4)変調機能をも集約した非常に簡易な構成で無
線基地局(光受信手段)を構成可能となる、という特長
があるため、光ファイバでミリ波等の超高周波無線信号
を分配するシステムの経済化に極めて有効であり、特に
無線基地局構成の簡易化ならびに小型化に寄与するとこ
ろが大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の光伝送装置のブ
ロック図である。
【図2】 図1の光伝送装置の変形例のブロック図であ
る。
【図3】 本発明の第2の実施の形態の光伝送装置のブ
ロック図である。
【図4】 図3の光伝送装置の変形例のブロック図であ
る。
【図5】 本発明の第3の実施の形態の光伝送装置のブ
ロック図である。
【図6】 図4の光伝送装置の変形例のブロック図であ
る。
【図7】 従来の光伝送装置のブロック図である。
【図8】 従来の光伝送装置のブロック図である。
【図9】 従来の光伝送装置のブロック図である。
【符号の説明】
1:無線制御局(光送信手段、第1の光送受信手段)、
2:無線基地局(光受信手段、第2の光送受信手段)、
3,3A:局部発振器、4:合成回路、5,5A,5
B,5C:電気/光変換器、6,6A,6B:光ファイ
バ(光伝送路)、7:光分配器、8,8A,8B,8
C:光/電気変換器、9:光注入同期発振器、10,1
0A,10B:周波数変換器、11,11A,11B,
11C:フィルタ、12,12A,12B:増幅器、1
3:アンテナ、14:光合成器、15:送受分配器、1
6:変調器、17:光注入同期VCO、18:逓倍器。
フロントページの続き Fターム(参考) 5K002 AA01 AA03 DA02 FA01 5K067 AA23 AA41 DD57 EE10 EE16 EE33 EE34 EE37

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気信号を光信号に変換して送信する光送
    信手段と、該光送信手段から送信された光信号を伝送す
    る光伝送路と、該光伝送路により伝送された光信号を受
    信する光受信手段とを備えた光伝送装置において、 前記光送信手段は、中間周波数信号を第1の光信号に変
    換する第1の電気光変換手段と、局部発振器用ローカル
    信号周波数の整数分の1の周波数を有するサブハーモニ
    ック信号を第2の光信号に変換する第2の電気光変換手
    段と、前記第1の光信号と前記第2の光信号を合成して
    前記光伝送路に送出する光合成手段とを備え、 前記光受信手段は、前記光伝送路により伝送されてきた
    光信号を前記第1の光信号と前記第2の光信号に分配す
    る光分配手段と、該光分配手段により分配された前記第
    1の光信号を電気信号に変換して中間周波数信号を出力
    する光電気変換手段と、ローカル周波数帯で発振し、前
    記光分配手段により分配された前記第2の光信号を入力
    することにより、前記サブハーモニック信号に同期した
    局発信号を出力する光注入同期発振器と、前記光電気変
    換手段から出力された中間周波数信号を前記光注入同期
    発振器から出力された局発信号を用いて所望の無線周波
    数帯の信号にアップコンバートする周波数変換手段と、
    該周波数変換手段によりアップコンバートされた無線周
    波数帯の信号を送信するアンテナとを備える、 ことを特徴とする光伝送装置。
  2. 【請求項2】電気信号を光信号に変換して送出すると共
    に受信した光信号を電気信号に変換する第1の光送受信
    手段と、該第1の光送受信手段から送出する光信号を伝
    送する第1の光伝送路と、前記第1の光送受信手段が受
    信する光信号を伝送する第2の光伝送路と、前記第1の
    光伝送路により伝送されてきた光信号を受信すると共に
    前記第2の光伝送路に光信号を送出する第2の光送受信
    手段とを備えた光伝送装置において、 前記第1の光送受信手段は、第1の中間周波数信号を第
    1の光信号に変換する第1の電気光変換手段と、局部発
    振器用ローカル信号周波数の整数分の1の周波数を有す
    るサブハーモニック信号を第2の光信号に変換する第2
    の電気光変換手段と、前記第1の光信号と前記第2の光
    信号を合成して前記第1の光伝送路に送出する光合成手
    段と、前記第2の光伝送路から伝送されてきた光信号を
    第2の中間周波数信号に変換する第2の光電気変換手段
    とを備え、 前記第2の光送受信手段は、前記第1の光伝送路により
    伝送された光信号を前記第1の光信号と前記第2の光信
    号に分配する光分配手段と、該光分配手段により分配さ
    れた前記第1の光信号を電気信号に変換して前記第1の
    中間周波数信号を出力する光電気変換手段と、ローカル
    周波数帯で発振し、前記光分配手段により分配された前
    記第2の光信号を入力することにより、前記サブハーモ
    ニック信号に同期した局発信号を出力する光注入同期発
    振器と、前記光電気変換手段から出力された前記第1の
    中間周波数信号を前記光注入同期発振器から出力された
    局発信号を用いて所望の無線周波数帯の信号にアップコ
    ンバートする第1の周波数変換手段と、該第1の周波数
    変換手段によりアップコンバートされた無線周波数帯の
    信号を入力してアンテナへ送信する送受分配手段と、前
    記アンテナで受信され前記送受分配手段から出力する受
    信信号を前記光注入同期発振器から出力された局発信号
    を用いて前記第2の中間周波数信号にダウンコンバート
    する第2の周波数変換手段と、該第2の周波数変換手段
    によりダウンコンバートされた第2の中間周波信号を光
    信号に変換して前記第2の光伝送路に送出する第3の電
    気光変換手段とを備える、 ことを特徴とする光伝送装置。
  3. 【請求項3】電気信号を光信号に変換して送信する光送
    信手段と、該光送信手段から送信された光信号を伝送す
    る光伝送路と、該光伝送路により伝送された光信号を受
    信する光受信手段とを備えた光伝送装置において、 前記光送信手段は、べースバンド信号と無線搬送波周波
    数帯の整数分の1の周波数を有するサブハーモニック信
    号を合成する合成回路と、該合成回路の出力信号を光信
    号に変換して前記光伝送路に送出する電気光変換手段と
    を備え、 前記光受信手段は、前記光伝送路により伝送されてきた
    光信号を分配する光分配手段と、該光分配手段により分
    配された一方の光信号を電気信号に変換し、ベースバン
    ド信号を出力する光電気変換手段と、無線搬送波周波数
    帯で発振し、前記光分配手段により分配された他方の光
    信号を入力することにより、前記サブハーモニック信号
    に同期した無線搬送波信号を出力する光注入同期発振器
    と、該光注入同期発振器から出力された無線搬送波信号
    を前記光電気変換手段から出力されたベースバンド信号
    により変調することにより所望の無線周波数帯の信号を
    生成する変調手段と、該変調手段から出力する信号を送
    信するアンテナとを備える、 ことを特徴とする光伝送装置。
  4. 【請求項4】電気信号を光信号に変換して送信する光送
    信手段と、該光送信手段から送信された光信号を伝送す
    る光伝送路と、該光伝送路により伝送された光信号を受
    信する光受信手段とを備えた光伝送装置において、 前記光送信手段は、べースバンド信号と無線搬送波周波
    数帯の整数分の1の周波数を有するサブハーモニック信
    号を合成する合成回路と、該合成回路の出力信号を光信
    号に変換して前記光伝送路に送出する電気光変換手段と
    を備え、 前記光受信手段は、前記光伝送路により伝送されてきた
    光信号を分配する光分配手段と、該光分配手段により分
    配された一方の光信号を電気信号に変換してベースバン
    ド信号を出力する光電気変換手段と、無線搬送波周波数
    帯で発振し、前記光分配手段により分配された他方の光
    信号を入力して、前記サブハーモニック信号に同期した
    無線搬送波信号を生成し、前記光電気変換手段から出力
    するベースバンド信号を電気入力端子に入力することに
    より周波数変調された無線周波数帯の信号を出力する光
    注入同期発振器と、該光注入同期発振器から出力された
    無線周波数帯の信号を送信するアンテナとを備える、 ことを特徴とする光伝送装置。
  5. 【請求項5】請求項1又は2に記載の光伝送装置におい
    て、 前記周波数変換手段として高調波ミキサを使用し、前記
    光注入同期発振器としてローカル周波数の1/2の周波
    数帯で発振する別の光注入同期発振器を使用することを
    特徴とする光伝送装置。
  6. 【請求項6】請求項3に記載の光伝送装置において、 前記光注入同期発振器に代えて、無線搬送波周波数の1
    /2の周波数帯で発振する別の光注入同期発振器と該別
    の光注入同期発振器の出力信号を2逓倍する2逓倍器と
    を備える構成を使用することを特徴とする光伝送装置。
  7. 【請求項7】請求項3又は4に記載の光伝送装置におい
    て、 前記光送信手段に代えて、前記ベースバンド信号を第1
    の光信号に変換する第1の電気光変換手段と、前記サブ
    ハーモニック信号を第2の光信号に変換する第2の電気
    光変換手段と、前記第1の光信号と前記第2の光信号を
    合成して前記光伝送路に送出する光合成手段とを備える
    構成を使用することを特徴とする光伝送装置。
  8. 【請求項8】請求項3、4又は6に記載の光伝送装置に
    おいて、 前記光電気変換手段は、ベースバンド信号を濾波する構
    成であることを特徴とする光伝送装置。
  9. 【請求項9】請求項3、4又は6に記載の光伝送装置に
    おいて、 前記合成回路と前記電気光変換手段からなる構成を、2
    電極構成のマッハツェンダ型光変調器に置換したことを
    特徴とする光伝送装置。
  10. 【請求項10】請求項1乃至9のいずれか1つに記載の
    光伝送装置において、 前記光注入同期発振器は、フォトトランジスタを用いて
    構成したことを特徴とする光伝送装置。
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