JPH11355138A - Pll回路及びそれを用いた無線通信端末装置 - Google Patents

Pll回路及びそれを用いた無線通信端末装置

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JPH11355138A
JPH11355138A JP10161786A JP16178698A JPH11355138A JP H11355138 A JPH11355138 A JP H11355138A JP 10161786 A JP10161786 A JP 10161786A JP 16178698 A JP16178698 A JP 16178698A JP H11355138 A JPH11355138 A JP H11355138A
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signal
frequency
mixer
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vco
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JP10161786A
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Kazuaki Hori
和明 堀
Masaru Kokubo
優 小久保
Kazuo Watanabe
一雄 渡辺
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/16Indirect frequency synthesis, i.e. generating a desired one of a number of predetermined frequencies using a frequency- or phase-locked loop
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L2207/00Indexing scheme relating to automatic control of frequency or phase and to synchronisation
    • H03L2207/12Indirect frequency synthesis using a mixer in the phase-locked loop

Landscapes

  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Transceivers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】デュアルバンドの送信系においてRF-ローカル
用のVCOとその周波数を安定化させる手段を1系統に削
減すること。 【解決手段】希望送信周波数に連動したRF-ローカル周
波数fLO1で周波数変換(ダウンコンバート)するミキサ
ーと位相比較器の間に、第2のミキサーを挿入する。さ
らに第2のミキサーにて最終の比較周波数fREF1に変換
してPLLループを構成する。第2のミキサーへの局発信
号源として第2の局発信号発生器を備える。これによ
り、送信の周波数を選局するRF-ローカル信号発生器は
1系統とし、第2のミキサーの局発信号周波数を組合わ
せることで、送信周波数帯域を選択できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として移動体通
信において、特に異なる2つ以上の周波数帯域において
使い分けする携帯電話端末において、IF信号をRF信号に
変換するPLL回路およびそれを用いた無線通信携帯端末
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来のPLL回路の一例であ
る。
【0003】入力信号周波数fIFを局発信号(以下、RF-
ローカル信号と記す。)周波数fLO1を用いて、出力信号
周波数fRFに変換するPLL方式がJohn Wiley & Sons 社出
版の「Phaselook Techniques」(ISBNO-471-04294-3)
10.3章に記載されている。図2において第1の信号
である入力周波数fIFは、位相比較器1で第二の信号で
ある参照信号周波数fREF1と位相比較され、位相差に比
例した信号を出力する。ローパスフィルタ (LPF) 6に
おいて、位相比較器1の出力信号は不要な高調波成分や
雑音を除去され、電圧制御発振器(VCOと記す)5に入
力される。VCO5の出力周波数fRFはカプラー4を介して
ミキサー2に入力され、RF-ローカル信号周波数fLO1と
ミキシングされる。ミキサー2の出力周波数fREF1は fREF1= |fLO1 - fRF| で与えられる。ミキサー2の出力周波数fREF1は、PLLが
ロック状態にある時には、fIFに等しくなるため、入力
信号周波数fIFはVCO5の出力周波数fRFに変換される。
【0004】周波数変換を行うPLL回路方式の他の例と
して、米国特許US5313173号が挙げられる。これらも基
本原理として、上記例と同様の手法を用いている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例では、送信
周波数fRFに対し十分低い入力周波数fIFを用いて周波数
変換を行う場合、RF-ローカル周波数fLO1が出力周波数f
RFに近づき、送信の周波数に妨害を与える問題があっ
た。さらに例えばGSM(Global System for Mobile commu
nications 900Mhz帯)とDCS1800(Digital Cellular Syst
em 、1800Mhz帯)等の2つの共用機(デュアルバンド
機)を考える場合、入力周波数fIFを前記両バンドで共
通とし、周波数変換の割合を変えて、異なる送信周波数
fRFに変更して対応するとき、図5のごとくRF-ローカル
信号源を2系統用意する必要がある。このためRF-ロー
カルのためのVCOと、このVCO出力周波数を希望送信周波
数に連動した周波数に調整、安定化させるためのシンセ
サイザ等の手段が2系統必要になる。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、希望送信周波数に連動したRF-ローカル周波数fLO1
で周波数変換(ダウンコンバート)するミキサー2と位
相比較器1の間に、第2のミキサー3を挿入する。さら
に第2のミキサー3にて最終の比較周波数fREF1に変換
してPLLループを構成する。第2のミキサー3への局発信
号源として第2の局発信号発生器8を備える。前記第2
の局発信号は固定周波数fLO2とし、入力のIF信号の変調
用のVCOと兼用する事もできる。
【0007】このときの2つの局発信号周波数fLO1 fLO
2と入力周波数fIFと送信周波数fRFの関係は ||fRF−fLO1|−fLO2|=fIF となる。
【0008】さらにデュアルバンド機として、2つの異
なる送信周波数帯への周波数変換を行う場合、送信の周
波数を選局するためのRF-ローカル信号発生器は1系統
とし、第2のミキサー3の局発信号周波数を上記の数式
の関係になるように組合わせることで、2つの送信周波
数帯域を選択できる。
【0009】 fRF1 = fLO1+ fLO2 - fIF fRF2 = fLO1- fLO2 - fIF ここで2つの送信周波数帯域の略差の半分の周波数に第
2のミキサー局発信号周波数を選択する。この様に第2
のミキサーを用い、第1のミキサーの出力信号に第2の
ミキサーの局発信号を組合わせることによって、2つの
異なる送信周波数帯域(fRE1,fRE2)を選択することが
出来る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を用
いて詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明の一実施例としてのPLL回
路のブロック図である。第1の信号fIFの位相と第2の
信号fREF1の位相の差を電流信号に変換する電流出力型
位相比較器1と、前記電流出力型位相比較器1の出力端に
接続されたローパスフィルタ6と、前記ローパスフィル
タ6の出力に接続されたVCO5と、前記VCO5の出力端に接
続されたカプラー4とを有し、前記カプラー4の出力信号
を周波数変換した信号の位相を前記第1の信号fIFと比
較するPLL回路において、カプラー4の出力に周波数変換
する第1のミキサー2と、前記第1のミキサー2にRF-ロ
ーカル信号を供給する手段7と、さらに前記第1のミキ
サー2の出力信号を周波数変換する第2のミキサー3と前
記第2のミキサー3に第2のローカル信号を供給する手
段8(この実施例では固定周波数であるが可変でもよ
い)を具備し、前記第2のミキサー3の出力信号を前記
第2の信号fREF1とする。本構成のカプラー4は信号の
一部を取り出す手段である。
【0012】本実施例において、各部の周波数の関係
は、前記第1のミキサー2にRF-ローカル信号を供給する
手段7の周波数をfLO1、前記第2のミキサー3に第2のロ
ーカル信号を供給する手段8の周波数をfLO2とすると、 ||fRF−fLO1|−fLO2|=fIF 以上の関係が成り立つ。ここでRF-ローカル信号(fLO
1)を供給する手段7(RF-ローカル信号源)は前述した
ようにVCOとこのVCO出力周波数を多数の希望送信周波数
に連動した周波数に調整、安定化させるためのシンセサ
イザ等が必要である。図2に示す従来例ではRF-ローカ
ル周波数fLO1と変調信号周波数fIFの関係は |fRF−fLO1|=fIF となる。このPLL回路で変調信号周波数fIFを低く設定す
ると送信周波数fRFとRF-ローカル周波数fLO1が近くな
り、RF-ローカル信号が直接送信周波数へクロストーク
したり、送信周波数がRF-ローカルのVCOにリークしてス
プリアスとなり、結果的に送信周波数へ現れスプリアス
となる問題が発生する。
【0013】本実施例では送信周波数fRFに比べて比較
的低い周波数の変調周波数を設定しても、第2のローカ
ル信号周波数分だけ送信周波数とRF-ローカル周波数を
離すことが出来るため、スプリアスを抑圧することが出
来るという効果を有する。
【0014】図3は、図1の実施例のPLL回路を用いた
無線通信端末の送信系の例である。第1の信号fIFは入
力信号fB.Bが変調器(MOD)32で変調された信号(変調信
号)であり、VCO5の出力はパワーアンプ33で増幅され、
アンテナ34から送信される。
【0015】図4は送信周波数帯が2つの場合の実施例
としてのPLL回路のブロック図である。第1の信号fIFの
位相と第2の信号fREF1の位相の差を電流信号に変換す
る電流出力型位相比較器1と、前記電流出力型位相比較
器1の出力端に接続されたローパスフィルタ6と、前記ロ
ーパスフィルタ6の出力に接続されたVCO5及びVCO42と、
それぞれのVCOの出力に接続されたスイッチ回路43と、
前記スイッチ回路43の出力端に接続されたカプラー4と
を有し、前記カプラー4の出力信号を周波数変換した信
号の位相を前記第1の信号fIFと比較するPLL回路から構
成される。さらにカプラー4の出力に周波数変換する第
1のミキサー2と、前記第1のミキサー2にRF-ローカル
信号を供給する手段7と、さらに前記第1のミキサー2の
出力信号を周波数変換する、第2のミキサー3と前記第
2のミキサー3に第2のローカル信号(固定周波数)を供
給する手段8を具備し、前記第2のミキサー3の出力信号
を前記第2の信号fREF1とする。さらに、第1のミキサ
ー2へのRF-ローカル信号を供給する手段7は、送信周波
数を精度良く設定し、保持する必要があるため、シンセ
サイザ等の帰還回路によって制御される。一方、第2の
ローカル信号を供給する手段8は固定周波数でよい。前
記2つのVCO5、VCO42とその信号を切り替えるスイッチ
回路43はコントロール回路41からの制御信号で切り替え
られる。このコントロールはバンドの選択信号である。
【0016】図5に示す従来例では、例えばGSM(Global
System for Mobile communications 900Mhz帯)とDCS18
00(Digital Cellular System 、1800Mhz帯)等の2つの
共用機(デュアルバンド機)を考える場合、入力周波数
fIFを前記両バンドで共通とし、周波数変換の割合を変
えて、異なる送信周波数を変更して対応するとき、図5
のごとくRF-ローカル信号源7-1、7-2を2系統用意する
必要がある。このためこれらのRF-ローカル信号源は、R
F-ローカル信号発生のためのVCOとこの周波数を希望送
信周波数に対応した周波数に調整し、安定化させるため
のシンセサイザ等の手段を2系統用意し、スイッチ回路
51で切り替えていた。
【0017】図4による本実施例では、2つの異なる送
信周波数への周波数変換を行う場合、送信の周波数を選
局するためのRF-ローカル信号発生器は7(fLO1)1系統
とし、これに下記の関係で示される第2のミキサーの局
発信号周波数fLO2を掛け合わせることによって送信周波
数帯(バンド)を選択することができる。このときの2
つの局発信号周波数fLO1、fLO2と入力周波数fIFと送信
周波数fRF(fRF1が第1のバンド、fRF2が第2のバン
ド)の関係は以下のように表される。
【0018】||fRF−fLO1|−fLO2|=fIF ここで2つの送信周波数帯域の差の略半分の周波数に第
2のミキサー局発信号周波数fLO2を選択する。
【0019】そしてfRF1はfLO1より低く、fRF2はfLO1よ
り高く設定することにより2つのバンドを選択できる。
【0020】すなわち、本実施例によれば、第2のミキ
サーの局発信号周波数と固定周波数である第2のミキサ
ーの局発信号周波数を上記の数式の関係となるように組
合せることで2つの送信帯(バンド)を選ぶことができ
るため、第1のミキサー2への構成が複雑なRF-ローカ
ル信号を供給する手段7を1系統に削減できるという効
果を有する。
【0021】本実施例では送信周波数帯域(バンド)が
2つの場合を説明したが、3つ以上の場合も第3、第4
……とミキサー(これに対応したローカル信号発生等
も)を追加することで同様に可能である。
【0022】図6は図4の実施例のPLL回路を用いた無
線通信端末の送信系の例である。第1の信号は変調器
(MOD)で変調された信号であり、スイッチ回路43の出力
はパワーアンプ33で増幅され、アンテナ34から送信され
る。
【0023】図7は、送信周波数帯が2つの場合の送信
系の他の実施例である。第1の信号fIFの位相と第2の
信号fREF1の位相の差を電流信号に変換する電流出力型
位相比較器1と、前記電流出力型位相比較器1の出力端に
接続されたローパスフィルタ6と、前記ローパスフィル
タ6の出力に接続されたVCO5及びVCO42と、それぞれのVC
Oの出力に接続されたスイッチ回路43と前記スイッチ回
路43の出力端に接続されたカプラー4とを有し、前記カ
プラー4の出力信号を周波数変換した信号の位相を前記
第1の信号と比較するPLL回路から構成される。さらに
カプラー4の出力に周波数変換する第1のミキサー2と、
前記第1のミキサー2にRF-ローカル信号fLO1を供給する
手段7と、さらに前記第1のミキサー2の出力信号を周波
数変換する、第2のミキサー3と前記第2のミキサー3に
第2のローカル信号fLO2を供給する手段を具備し、前記
第2のミキサー3の出力信号を前記第2の信号fREF1とす
る。さらに、第1のミキサー2へのRF-ローカル信号を
供給する手段7は、送信周波数を精度良く設定し、保持
する必要があるため、シンセサイザ等の帰還回路によっ
て制御される。前記2つのVCO5、42とその信号を切り替
えるスイッチ回路43はコントロール回路41からの制御信
号で切り替えられる。このコントロールはバンドの選択
信号である。前記第2のミキサー3のローカル信号fLO2
と、変調器MOD9のローカル信号fLO3は同一の第3のVCO7
1から、それぞれの分周比をN、Mとした分周器72、73
を通して供給される。
【0024】本実施例によれば図6に示した実施例同様
複雑な構成のRF-ローカル信号を供給する手段を1系統
に削減しつつ、変調器9のローカル周波数用VCOと第2
のミキサー3へのローカル周波数用VCOを兼用化でき
る。
【0025】図7の実施例において、具体的な数値で、
送信周波数帯域が880MHzから915MHzのGSMと送信周波
数帯が1710MHzから1785MHzのDCS1800の無線通信端末の
共用機について以下説明する。
【0026】前記第3のVCO71の出力周波数fIFL0は両方
の送信帯帯域で略416MHzに固定する。前記変調器9のた
めの分周比は8に設定し、前記第2のミキサー3のため
の分周比を1に設定する。これにより第2のミキサー3
へのローカル信号周波数fLO2は416MHzになり、変調器9
のキャリア周波数fIFは52MHzになる。
【0027】第1のバンドであるGSMの送信周波数帯域
ではRF-ローカル信号を供給する手段7の周波数(前記第
1のミキサー2の局発周波数)fLO1は1348MHzから1383M
Hzとし、第2のバンドであるDCS1800の送信周波数帯域
でのRF-ローカル信号を供給する手段7の周波数fLO1は13
46MHzから1421MHzとする。この結果第1のミキサー2の
出力信号周波数fREF2はGSMにおいて送信周波数fRFが880
MHzのとき、|880MHz±1348MHz|となり、468MHzと2228
MHzとなる。
【0028】またDCS1800の送信周波数1710MHZの場合、
|1710MHz±1346MHz|となり、364MHzと3056MHzにな
る。両送信周波数帯とも低い方の周波数成分を取り出す
ことにより、それぞれ468MHzと364Mhzが第2のミキサー
3への入力信号fREF2となる。
【0029】図8は、送信周波数帯が2つの場合の送信
系の他の実施例である。図7に示した実施例において、
第1のミキサー2の出力に希望周波数fREF2の高調波を
抑圧するフィルタ81と、第2のミキサー3の出力に希望
周波数fREF1の高調波を抑圧するフィルタ82を設ける。
フィルタは固定の周波数でも良いがコントロール回路41
の制御信号でカットオフ周波数を切り替えても良い。
【0030】この実施例では、例えば前記第1のミキサ
ー2の出力に接続されたフィルタ81の遮断周波数を第
1のモードで468MHz、第2のモードで364MHzとなるよう
に切り替えている。
【0031】本実施例によれば、各周波数の高調波をミ
キシングする前に抑圧することが出来るので、送信周波
数fREに現れるスプリアスを抑圧することが出来る。
【0032】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明のPLL回
路を用いた送信装置では、 GSM(900Mhz帯)とDCS1800(18
00Mhz帯)等の2つの共用機(デュアルバンド機)を考え
る場合、入力周波数fIFを前記両バンドで共通として
も、RF-ローカル信号源としてVCOとこの発振周波数を希
望送信周波数に連動した周波数に調整し、安定化させる
ためのシンセサイザ等の手段を1系統用いるだけで対応
できる。このため携帯電話端末では省スペース化、低コ
スト化を図ることができる。
【0033】また送信周波数に比べて比較的低い周波数
の変調周波数を設定しても、第2のローカル信号周波数
分だけ送信周波数とRF-ローカル信号周波数とを離すこ
とができるため、スプリアスを抑圧することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としてのPLL回路のブロック
図である。
【図2】従来のPLL回路のブロック図である。
【図3】図1の実施例のPLL回路を用いた送信系を示す
ブロック図である。
【図4】本発明の送信周波数帯が2つの場合の実施例と
してのPLL回路のブロック図である。
【図5】従来のPLL回路のブロック図である。
【図6】図4の実施例のPLL回路を用いた送信系を示す
ブロック図である。
【図7】その他の実施例を説明するためのブロック図で
ある。
【図8】その他の実施例を説明するためのブロック図で
ある。
【符号の説明】
1…位相比較器、 2,3…ミキサー、 4…
カプラー、5…VCO、 6…ローパスフィル
タ、 7〜8…局発用VCO、fIF…IF周波数、 fRF
…送信周波数、 31…IF変調用VCO、32…変調器、
33…送信用パワーアンプ、34…アンテナ、
41…制御回路、 42…VCO、43…切り替
えスイッチ、 7-1,7-2…局発用VCO、 51…切り替えス
イッチ、71…VCO、 72,73…分周器、
81,82,83…フィルタ。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の信号の位相と第2の信号の位相の差
    を比較する位相比較器と、前記位相比較器の出力端から
    ローパスフィルタを通した信号が入力される第1のVCO
    が接続され、前記第1のVCOの出力信号を周波数変換し
    た信号の位相を前記第1の信号の位相と比較するPLL回
    路において、 前記第1のVCOの出力信号を周波数変換する第1のミキ
    サーと、前記第1のミキサーに第1の局発信号を供給す
    る手段と、前記第1のミキサーの出力信号を周波数変換
    する第2のミキサーと、前記第2のミキサーに第2の局
    発信号を供給する手段とを具備し、前記第2のミキサー
    の出力信号を前記第2の信号としたことを特徴とするPL
    L回路。
  2. 【請求項2】第1の信号の位相と第2の信号の位相の差
    を比較する位相比較器と、前記位相比較器の出力端から
    ローパスフィルタを通した信号が入力される第1のVCO
    と、前記第1のVCOの出力信号を周波数変換する第1の
    ミキサーと、前記第1のミキサーに第1の局発信号を供
    給する手段と、前記第1のミキサーの出力信号を周波数
    変換する第2のミキサーと、前記第2のミキサーに第2
    の局発信号を供給する手段とを有し、前記第2のミキサ
    ーの出力信号を前記第2の信号としたPLL回路と、ベー
    スバンド信号を中間周波数に変調する変調器とを具備
    し、 前記PLL回路の前記第1の信号を前記変調器の出力信号
    とし、前記第1のVCOの出力信号を増幅しアンテナから
    送信することを特徴とする無線通信端末装置。
  3. 【請求項3】2つの異なる送信周波数帯域を有する無線
    通信端末装置に用いるPLL回路において、 第1の信号の位相と第2の信号の位相の差を比較する位
    相比較器と、前記位相比較器の出力端からローパスフィ
    ルタを通した信号が入力され前記2つの異なる送信周波
    数帯域に対応した第1及び第2のVCOと、前記第1また
    は第2のVCOの出力信号を周波数変換する第1のミキサ
    ーと、前記第1のミキサーに第1の局発信号を供給する
    手段と、前記第1のミキサーの出力信号を周波数変換す
    る第2のミキサーと、前記第2のミキサーに第2の局発
    信号を供給する手段とを有し、 前記第2のミキサーの出力信号を前記第2の信号とした
    ことを特徴とするPLL回路。
  4. 【請求項4】2つの異なる送信周波数帯域を有する無線
    通信端末装置において、 第1の信号の位相と第2の信号の位相の差を比較する位
    相比較器と、前記位相比較器の出力端からローパスフィ
    ルタを通した信号が入力され前記2つの異なる送信周波
    数帯域に対応した第1及び第2のVCOと、前記第1また
    は第2のVCOの出力信号を周波数変換する第1のミキサ
    ーと、前記第1のミキサーに第1の局発信号を供給する
    手段と、前記第1のミキサーの出力信号を周波数変換す
    る第2のミキサーと、前記第2のミキサーに第2の局発
    信号を供給する手段とを有し、前記第2のミキサーの出
    力信号を前記第2の信号としたPLL回路と、ベースバン
    ド信号を中間周波数に変調する変調器とを具備し、 前記PLL回路の前記第1の信号を前記変調器の出力信号
    とし、前記第1のVCOの出力信号を増幅しアンテナから
    送信することを特徴とする無線通信端末装置。
  5. 【請求項5】前記第1の局発信号を供給する手段とし
    て、複数の希望送信周波数に連動した周波数に調整し、
    安定化させるためのシンセサイザを有し、第2の局発信
    号を供給する手段として、固定周波数を発生する手段を
    有することを特徴とする請求項1または3に記載のPLL
    回路。
  6. 【請求項6】前記第1の局発信号を供給する手段とし
    て、複数の希望送信周波数に連動した周波数に調整し、
    安定化させるためのシンセサイザを有し、第2の局発信
    号を供給する手段として、固定周波数を発生する手段を
    有することを特徴とする請求項2または4に記載の無線
    通信端末装置。
  7. 【請求項7】希望送信周波数と前記第1の局発信号を供
    給する手段の周波数の差の絶対値と、前記第2の局発信
    号を供給する手段の周波数との差の絶対値が、前記第1
    の信号の周波数となるようにしたことを特徴とする請求
    項3に記載のPLL回路。
  8. 【請求項8】希望送信周波数と前記第1の局発信号を供
    給する手段の周波数の差の絶対値と、前記第2の局発信
    号を供給する手段の周波数との差の絶対値が、前記第1
    の信号の周波数となるようにしたことを特徴とする請求
    項4に記載の無線通信端末装置。
  9. 【請求項9】前記PLL回路の前記第2のミキサーの局発
    信号と、前記変調器に使用する局発信号は同一の第3の
    VCOから供給されことを特徴とする請求項4に記載の無
    線通信端末装置。
  10. 【請求項10】前記PLL回路の前記第2のミキサーの局
    発信号と、前記変調器の局発信号は同一の第3のVCOか
    ら、それぞれの分周比をN、Mとした分周器を通して供
    給されることを特徴とする請求項4に記載の無線通信端
    末装置。
  11. 【請求項11】前記PLL回路の前記第1のミキサーの出
    力に希望波の高調波を抑圧するフィルタを設け、更に前
    記第2のミキサーの出力に希望波の高調波を抑圧するフ
    ィルタを設けたことを特徴とする請求項10に記載の無
    線通信端末装置。
  12. 【請求項12】前記第1のミキサーの出力に設けた希望
    波の高調波を抑圧するフィルタと、更に前記第2のミキ
    サーの出力に設けた希望波の高調波を抑圧するフィルタ
    のどちらか一方または両方のカットオフ周波数を、選択
    された2つの異なる送信周波数帯域に応じて切り替える
    ことを特徴とする請求項10に記載の無線通信端末装
    置。
  13. 【請求項13】前記PLL回路の前記第3のVCOの出力周波
    数を略416MHzとし、前記変調器のための分周比を8と
    し、前記第2のミキサーのための分周比を1とし、前記
    第1のミキサーの局発周波数を第1の送信周波数帯域で
    略1348MHzから1383MHzとし、第2の送信周波数帯域で略
    1346MHzから1421Mhzとしたことを特徴とする請求項10
    に記載の無線通信端末装置。
  14. 【請求項14】前記PLL回路の前記第3のVCOの出力周波
    数を略416Mhzとし、前記変調器のための分周比を8と
    し、前記第2のミキサーのための分周比を1とし、前記
    第1のミキサーの局発周波数を第1の送信周波数帯域で
    略1348MHzから1383MHzとし、第2の送信周波数帯域で略
    1346MHzから1421Mhzとし、前記第1のミキサーの出力に
    接続されたフィルタの遮断周波数を第1の送信周波数帯
    域で略468MHz、第2の送信周波数帯域で略364MHzに切り
    替えたことを特徴とする請求項10に記載の無線通信端
    末装置。
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