JP2003044752A - 販売価格決定装置、販売価格決定システム、販売価格決定方法、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、及びコンピュータプログラム - Google Patents

販売価格決定装置、販売価格決定システム、販売価格決定方法、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、及びコンピュータプログラム

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JP2003044752A
JP2003044752A JP2001230917A JP2001230917A JP2003044752A JP 2003044752 A JP2003044752 A JP 2003044752A JP 2001230917 A JP2001230917 A JP 2001230917A JP 2001230917 A JP2001230917 A JP 2001230917A JP 2003044752 A JP2003044752 A JP 2003044752A
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Japan
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sales
product
price
selling
selling price
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Takeshi Koizumi
毅 小泉
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商品の販売コストと販売個数との関係に基づ
いて販売価格を自動的に決定できるようにすると共に、
売り手の戦略を最大化した価格を自動的に決定できるよ
うにする。 【解決手段】 販売価格決定プログラム用データ格納域
11に関連付けられて記憶されている商品の販売価格及
び商品の販売個数と、商品の販売コストとの関係に基づ
いて、販売価格決定プログラム格納域10に格納されて
いるプログラムで構成される販売価格決定手段により上
記商品の販売価格を決定し、上記決定した商品の販売価
格を定期的に自動更新するようにして、売り手の戦略を
常に最大化した販売価格で商品を販売できるようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、販売価格決定装
置、販売価格決定システム、販売価格決定方法、コンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体、及びコンピュータプロ
グラムに関し、特に、商品の販売価格を自動的に決定す
るのに用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、商品の販売価格を自動的に決定す
る方式としては、たとえば、オークション方式、あるい
は逆オークション方式があり、すでに実用に供されてい
る。
【0003】上記オークション方式は、売り手が商品を
提示した上で、その商品に対して、複数の買い手側が価
格を提示し、もっとも高い価格を提示した者に、販売さ
れる方式である。
【0004】また、上記逆オークション方式は、買い手
側が希望価格と希望商品を提示した上で、売り手側がそ
の希望に見合う商品を提示する方式である。
【0005】いずれの方式の場合も、原則として、取引
単位が一個であり、特定の取引単位に対して固有の価格
が付与されることが前提となっている。このように、個
々の特定取引単位に対して、買い手と売り手の双方の利
益を反映して、価格を決定する方式としては、非常に有
効に機能する。
【0006】しかし、上記オークション方式、あるいは
逆オークション方式では、価格決定にいたるプロセスを
コンピュータがサポートしているだけであって、価格決
定全体が自動化されているわけではなく、売り手、買い
手の意志と人間の判断とが関与しており、複数の製品の
価格を短期間に決定しなければならない場合などには非
効率な方式である。
【0007】これに対して、価格を自動的に決定する方
式としては、特開平8−249387号公報にて提案さ
れている方式があり、ここには価格決定メカニズムが開
示されている。この方式は、WWW(World Wide Web)を
用いて広く開示されている商品に対する、買い手側の人
気度から価格を決定する方式であり、価格決定は、ほぼ
自動化されている。
【0008】さらに、完全に価格を自動的に決定する方
式は、証券取引市場などのコンピュータシステムで実現
されている。この方式は、純粋に客観的な市場原理に従
って買い手による買い要求の個数と、売り手による売り
要求の個数を一致させるように価格を決定するものであ
り、価格は完全に公正なものであることが保証できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平8−249387号公報で開示されている方式で
は、売り手側のリスク、及び販売コスト等が考慮されて
いないため、あまりにも低い価格となって、売り手側に
とって不利益になったり、あるいは高すぎる価格設定と
なり、販売個数の減少を招いてしまい、結果としては売
り上げが減少してしまったりするような可能性があっ
た。
【0010】特に、コピー可能な電子データを商品とす
る場合には、同時期に大量に商品が販売される可能性が
原理的にあるため、上述のように売り手側に大きく不利
益になる危険が大きかった。
【0011】また、証券取引市場などのコンピュータシ
ステムで実現されている完全に価格を自動的に決定する
方式では、買い手側、売り手側の双方の損益を無視して
価格が決定されるため、買い手側、売り手側の双方にと
ってリスクが大きく、ある商品を販売して利益を得よう
とする通常のビジネスに適用することは非常に困難であ
る問題があった。
【0012】本発明は上述の問題点にかんがみ、商品の
販売コストと商品の販売個数との関係に基づいて販売価
格を自動的に決定できるようにすることを第1の目的と
する。また、売り手の戦略を最大化した価格を自動的に
決定できるようにすることを第2の目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の販売価格決定装
置は、商品の販売価格を決定する販売価格決定装置にお
いて、上記商品の販売コストを記憶すると共に、上記商
品の販売個数と商品の販売価格とを関連付けて記憶し、
上記記憶した商品の販売個数と商品の販売価格と商品の
販売コストとの関係に基づいて、上記商品の販売価格を
更新することを特徴としている。また、本発明の他の特
徴とするところは、商品の販売価格を決定する販売価格
決定装置において、上記商品の販売コストを記憶すると
共に、上記商品の販売個数と、商品の販売価格と、上記
商品の販売個数に影響を与える要因を表す販売価格決定
パラメータとを関連付けて記憶し、上記記憶した商品の
販売個数と、商品の販売価格と、販売価格決定パラメー
タと、商品の販売コストとの関係に基づいて、上記商品
の販売価格を更新することを特徴としている。また、本
発明のその他の特徴とするところは、商品の販売価格を
決定する販売価格決定装置において、上記商品の販売コ
ストを記憶媒体に記憶する販売コスト記憶手段と、上記
商品の販売個数と、商品の販売価格とを関連付けて記憶
媒体に記憶する販売情報記憶手段と、上記販売情報記憶
手段により上記記憶媒体に記憶されている商品の販売個
数及び商品の販売価格と、上記商品の販売コスト記憶手
段により上記記憶媒体に記憶されている商品の販売コス
トとの関係に基づいて、上記商品の販売価格を更新する
販売価格更新手段と、上記販売価格更新手段によって更
新された商品の販売価格を、表示機器に表示する販売価
格表示手段とを有することを特徴としている。また、本
発明のその他の特徴とするところは、商品の販売価格を
決定する販売価格決定装置において、上記商品の販売コ
ストを記憶媒体に記憶する販売コスト記憶手段と、上記
商品の販売個数と、商品の販売価格と、上記商品の販売
個数に影響を与える要因を表す販売価格決定パラメータ
とを登録する販売情報登録手段と、上記販売情報登録手
段で登録された販売個数と、上記商品の販売価格と、上
記販売価格決定パラメータとを関連付けて記憶媒体に記
憶する販売情報記憶手段と、上記販売情報記憶手段によ
り上記記憶媒体に記憶されている商品の販売価格、商品
の販売個数及び販売価格決定パラメータと、上記販売コ
スト記憶手段により上記記憶媒体に記憶されている商品
の販売コストとの関係に基づいて、上記商品の販売価格
を更新する販売価格更新手段と、上記販売価格更新手段
によって更新された上記商品の販売価格を表示機器に表
示する販売価格表示手段とを有することを特徴としてい
る。また、本発明のその他の特徴とするところは、上記
商品が、広域通信網を通じて販売されるコピー可能な電
子データであることを特徴としている。また、本発明の
その他の特徴とするところは、上記商品の販売価格を更
新する周期を設定する更新周期設定手段を有し、上記更
新周期設定手段によって設定された周期が経過した時
に、上記販売価格更新手段により上記商品の販売価格を
更新することを特徴としている。
【0014】本発明の販売価格決定システムは、上記何
れかに記載の販売価格決定装置と、クライアント端末と
を有することを特徴としている。
【0015】本発明の販売価格決定方法は、商品の販売
価格を決定する販売価格決定方法において、上記商品の
販売コストを記憶すると共に、上記商品の販売個数と商
品の販売価格とを関連付けて記憶し、上記記憶した商品
の販売個数と商品の販売価格と商品の販売コストとの関
係に基づいて、上記商品の販売価格を更新することを特
徴としている。また、本発明の他の特徴とするところ
は、商品の販売価格を決定する販売価格決定方法におい
て、上記商品の販売コストを記憶すると共に、上記商品
の販売個数と、上記商品の販売価格と、上記商品の販売
個数に影響を与える要因を表す販売価格決定パラメータ
とを関連付けて記憶し、上記記憶した商品の販売個数
と、商品の販売価格と、販売価格決定パラメータと、商
品の販売コストとの関係に基づいて、上記商品の販売価
格を更新することを特徴としている。また、本発明その
他の特徴とするところは、商品の販売価格を決定する販
売価格決定方法において、上記商品の販売コストを記憶
媒体に記憶する販売コスト記憶処理と、上記商品の販売
個数と、商品の販売価格とを関連付けて記憶媒体に記憶
する販売情報記憶処理と、上記販売情報記憶処理により
上記記憶媒体に記憶されている商品の販売個数及び商品
の販売価格と、上記販売コスト記憶処理により上記記憶
媒体に記憶されている商品の販売コストとの関係に基づ
いて、上記商品の販売価格を更新する販売価格更新処理
と、上記販売価格更新処理によって更新された商品の販
売価格を表示機器に表示する販売価格表示処理とを行う
ことを特徴としている。また、本発明その他の特徴とす
るところは、商品の販売価格を決定する販売価格決定方
法において、上記商品の販売コストを記憶媒体に記憶す
る販売コスト記憶処理と、上記商品の販売個数と、上記
商品の販売価格と、上記商品の販売個数に影響を与える
要因を表す販売価格決定パラメータとを登録する販売情
報登録処理と、上記販売情報登録処理で登録された商品
の販売個数と、上記商品の販売価格と、上記販売価格決
定パラメータとを関連付けて記憶媒体に記憶する販売情
報記憶処理と、上記販売情報記憶処理により上記記憶媒
体に記憶されている商品の販売価格、商品の販売個数及
び販売価格決定パラメータと、上記販売コスト記憶処理
により記憶媒体に記憶されている商品の販売コストとの
関係に基づいて、上記商品の販売価格を更新する販売価
格更新処理と、上記販売価格更新処理によって更新され
た上記商品の販売価格を表示機器に表示する販売価格表
示処理とを行うことを特徴としている。また、本発明そ
の他の特徴とするところは、上記商品が、広域通信網を
通じて販売されるコピー可能な電子データであることを
特徴としている。また、本発明その他の特徴とするとこ
ろは、上記商品の販売価格を更新する周期を設定する更
新周期設定処理を行い、上記更新周期設定処理によって
設定された周期が経過した時に、上記販売価格更新処理
を行って上記商品の販売価格を更新することを特徴とし
ている。
【0016】本発明のコンピュータ読み取り可能な記録
媒体は、上記何れかに記載の各手段としてコンピュータ
を機能させるためのプログラムを記録したことを特徴と
している。また、本発明の他の特徴とするところは、上
記何れかに記載の方法をコンピュータに実行させるため
のプログラムを記録したことを特徴としている。
【0017】本発明のコンピュータプログラムは、上記
何れかに記載の各手段としてコンピュータを機能させる
ことを特徴としている。本発明の他の特徴とするところ
は、上記何れかに記載の方法をコンピュータに実行させ
ることを特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、添付
画面を参照して本発明の販売価格決定システムの第1の
実施の形態を詳細に説明する。まず、図1及び図2を参
照しながら、本実施の形態の販売価格決定システムの全
体構成を説明する。
【0019】図1は、本実施の形態の販売価格決定シス
テムを実現する場合の一例を示す全体構成図である。図
1において、販売価格決定装置として配設されているサ
ーバーコンピュータ1には、キーボードなどの入力機器
4と、ディスプレイなどの表示出力機器5が接続されて
いる。
【0020】なお、本実施の形態では、入力機器4、表
示出力機器5が、サーバーコンピュータ1に直接接続さ
れているものとして説明するが、LANなどのネットワー
クで接続された他のコンピュータの入出力機器を用いて
同等の操作を行うことも可能である。
【0021】また、クライアントコンピュータ2に接続
された入力機器6、表示出力機器7を用いて操作を行
い、Webブラウザ8、インターネットなどの広域通信網
3、WWWサーバー9を通じて同等の操作を行うことも可
能であり、これらのどのような操作方法を行う場合であ
っても、本実施の形態の効果が同等に得られる。
【0022】2は、クライアントコンピュータであり、
サーバーコンピュータ1と同様に、キーボードなどの入
力機器6、ディスプレイなどの表示出力機器7が接続さ
れている。
【0023】図1では、便宜上、クライアントコンピュ
ータ2は、1個のみ記載しているが、実際には、不特定
多数のクライアントコンピュータが存在し、サーバーコ
ンピュータ1と接続するものとして、以下の説明を行
う。
【0024】なお、サーバーコンピュータ1、及びクラ
イアントコンピュータ2には、CPU、メモリ、外部記憶
装置などが装備されている。また、一般に、コンピュー
タ上で動作するプログラムが、コンピュータ上のどの領
域に確保され、どのように実行されるかについては、一
般的なコンピュータの既知の技術で十分に実現可能であ
ることから、ここでは、その詳細な説明を省略する。
【0025】WWW(World Wide Web)サーバー9は、サ
ーバーコンピュータ1上で動作してクライアントコンピ
ュータ2からのリクエストに対して、サーバーコンピュ
ータ1側の電子データを返す役割を担うプログラムによ
って動作する。
【0026】Webブラウザ8は、クライアントコンピュ
ータ2上で動作するプログラムであり、ユーザに対して
表示出力機器7を通じて出力される情報を伝達すると共
に、入力機器6を通じて行う操作を、サーバーコンピュ
ータ1に伝達する役割を果たす。
【0027】なお、WWWサーバー9とWebブラウザ8の機
能、及びその実現方式についても、既知の技術により十
分に実現可能であることから、ここでは、その詳細な説
明を省略する。
【0028】3は、インターネットに代表される広域通
信網である。サーバーコンピュータ1とクライアントコ
ンピュータ2との間の通信は、この通信網を用いて行わ
れる。10は、本実施の形態の販売価格決定システムの
中核をなす、販売価格決定プログラムを格納する販売価
格決定プログラム格納域である。
【0029】11は、販売価格決定プログラム格納域1
0に格納された販売価格決定プログラムが動作する際に
利用するデータを格納する販売価格決定プログラム用デ
ータ格納域である。
【0030】販売価格決定プログラム格納域10、及び
販売価格決定プログラム用データ格納域11について
は、後に詳細にその実現方式を説明する。
【0031】12は、販売する商品のデータを格納する
商品データ格納域である。商品が画像、音声などのよう
に、原理的にコピー可能な電子データである場合には、
商品の電子データそのものがこの格納域12に格納さ
れ、WWWサーバー9を通じてクライアントコンピュータ
2に転送(コピー)されることになる。
【0032】また、商品が電子データであるなしに関わ
らず、商品の属性を示すデータも、この格納域12に格
納されるものとする。
【0033】なお、本実施の形態では、説明の便宜上、
インターネットなどの広域通信網3、WWWサーバー9、W
ebブラウザ8の組み合わせで、クライアントコンピュー
タ2とサーバーコンピュータ1間の通信を行うように構
成しているが、これは、本実施の形態の販売価格決定シ
ステムを実現するための必須条件ではない。
【0034】たとえば、本実施の形態の販売価格決定シ
ステムを1台のコンピュータのみで実現することも、1
台のコンピュータと、これに接続された専用端末で実現
することも可能であり、これ以外にも様々なシステム形
態で構成することが可能である。
【0035】また、本実施の形態では、販売価格決定プ
ログラムが、1台のサーバーコンピュータ1上で動作す
るものとして説明するが、販売価格決定プログラムを、
LANなどで接続された複数のコンピュータ上で動作する
ようにしてもかまわない。
【0036】さらに、販売価格決定プログラム用データ
格納域11は、RAMや磁気ディスクなど、書き込み可能
な記憶メディアでさえあれば、どのように配置してもか
まわないし、データベースシステムなど、データ管理シ
ステムで管理していてもかまわない。
【0037】図2は、図1において示した販売価格決定
プログラム格納域10の構成要件と、販売価格決定プロ
グラム用データ格納域11の構成要件を、より詳細に示
し、さらにこれらの関係を示した図である。
【0038】図1に示した各ブロック100〜800
は、上記販売価格決定プログラムを分割したものであ
る。但し、後述するような販売価格決定処理を行うため
の機能を含んでさえいれば、実際のプログラム構成は、
この通り分割されている必要はなく、処理スピードや保
守性などの他の要件から、最適な設計をすることによ
り、本実施の形態の効果が同等に得られるようにするこ
とができる。
【0039】また、必要に応じて各ブロック100〜8
00の不要な機能を省いて実現することもできる。
【0040】図2において、100は、販売価格決定周
期設定部であり、サーバーコンピュータ1に接続された
入力機器4、表示出力機器5を用いて、価格決定周期
(一定期間時点、販売個数が一定数に達した時点など)
を、販売価格決定周期格納部1100に格納する。
【0041】このように、販売価格決定周期設定部10
0、及び販売価格決定周期格納部1100が更新周期設
定手段に相当する。
【0042】200は、販売価格決定プログラム起動部
であり、販売価格決定周期格納部1100を参照し、設
定された販売価格決定周期にしたがって、販売価格決定
部500を起動する。
【0043】300は、価格決定モデル設定部であり、
サーバーコンピュータ1に接続された入力機器4、表示
出力機器5を用いて、販売価格決定部500が価格を決
定する際に決定の根拠となるパラメータを、価格決定パ
ラメータ格納域1200に登録する。このように、価格
決定モデル設定部300、及び販売価格決定部500
は、販売情報登録手段に相当する。
【0044】但し、価格の決定を、販売個数、販売コス
ト、販売価格の関係のみから行う場合には、価格決定モ
デル設定部300、及び販売価格決定部500は不要と
なる。
【0045】400は販売コスト設定部であり、サーバ
ーコンピュータ1に接続された入力機器4、表示出力機
器5を用いて、販売コストを入力し、販売コスト格納域
1300に格納する。このように、販売コスト設定部4
00、及び販売コスト格納域1300は、販売コスト記
憶手段に相当する。
【0046】500は販売価格決定部であり、価格決定
パラメータ格納域1200から販売価格決定パラメータ
を参照した上で、販売結果データ格納域1600から、
過去の販売価格決定パラメータと販売個数と販売コスト
と販売価格の関係を参照し、新しい販売価格を決定し、
販売価格格納域1500に格納し、それまでの販売価格
を更新する。また、この際、販売価格決定部作業域14
00を利用する。このように、販売価格決定部500
は、販売価格更新手段に相当する。
【0047】なお、価格の決定を販売個数、販売コス
ト、販売価格の関係のみから行う場合には、価格決定パ
ラメータ格納域1200を参照する必要はない。
【0048】600は、販売価格表示部であり、販売価
格格納域1500を参照して、当該商品の販売価格を表
示する。販売価格の表示は、WWWサーバー9、インター
ネットなどの広域通信網3、Webブラウザ8を通じて、
クライアントコンピュータ2の表示出力機器7に対して
行われる。このように、販売価格表示部600は、販売
価格表示手段に相当する。
【0049】700は、販売処理部であり、商品購入者
が、クライアントコンピュータ2の表示出力機器7に表
示された商品を、入力機器6を通じて購入操作を行い、
その結果を、Webブラウザ8、インターネットなどの広
域通信網3、WWWサーバー9を通じて受け取り、販売処
理を行う。
【0050】この販売処理には、商品の発送(電子デー
タの場合は、クライアントコンピュータ2へのダウンロ
ード)、料金の請求、販売の記録など、一般的な販売業
務が含まれる。
【0051】但し、こうした販売業務の自動化について
は、すでに多くの実現例があり、技術的に確立している
ことから、詳細な説明を省略する。
【0052】800は、販売結果格納部であり、販売処
理部700での処理結果を格納し、ここでは、販売処理
部700からの指令により起動されるものとして説明す
る。販売結果格納部800は、販売個数、販売価格を、
販売結果データ格納域1600に格納する。さらに、価
格決定パラメータ格納域1200を参照して、販売した
商品に関する販売価格決定パラメータを、販売結果デー
タ格納域1600に格納する。
【0053】このように、販売処理部700、販売結果
格納部800、及び販売結果データ格納域1600は、
販売情報記憶手段に相当する。
【0054】なお、販売価格の決定を販売個数と販売価
格のみから決定する場合には、価格決定パラメータ格納
域1200を参照する必要はない。
【0055】ここまで説明してきた全体構成をもとに、
以下、本実施の形態の販売価格決定システムがどのよう
に実現されるかを、手順を追って示す。
【0056】図3は、本実施の形態の販売価格決定シス
テムの全体の流れを示すフローチャートである。以下、
図3のフローチャートを参照しながら説明を続ける。
【0057】ステップA100において、販売コスト設
定部400により販売コストを設定し、販売コスト格納
域1300に格納する処理を行う。
【0058】図4は、販売コスト設定部400が表示出
力機器5に表示する販売コスト入力前画面5aの例であ
り、ユーザはこの販売コスト入力前画面5aに従って販
売コストを入力する。
【0059】なお、この例では、商品ごとに販売コスト
を入力する方式としているが、これを複数の画面に分離
して入力するなど、その他の入力方式としてもかまわな
い。
【0060】また、この例では、3種類の商品に対し
て、販売コストを入力することとしているが、必要な商
品数分の入力ができれば、それで十分であることは当然
である。
【0061】図5は、入力機器4を用いて上記販売コス
ト入力前画面5aにコストを入力した状態を示す販売コ
スト入力後画面5bの一例を示す図である。販売コスト
設定部400は、リターンキー、OKボタンなどユーザ
からの入力完了指示を受けて、販売コスト格納域130
0に入力されたデータを格納する。
【0062】このとき、販売コスト格納域1300は、
図6のようになっている。ここでは、入力されたデータ
とその合計を格納する方式を例示しているが、合計値を
別処理にて計算することとして、入力データのみを格納
してもかまわないし、逆に、合計値のみを格納すること
としてもかまわない。
【0063】ここで、販売コストとは、商品の販売個数
に応じて売り手側にかかるコストであり、この例では、
各商品1300aに対して、サポート費用1300b及
び著作権費用1300cの合計1300dが販売コスト
となる場合をあげている。この費用の内訳は、販売する
商品、販売形態によって異なが、何れの場合でも、本実
施の形態の効果を同等に享受できる。
【0064】さらに、この例では、販売価格と独立に各
コストが決定するものとして説明しているが、たとえ
ば、販売価格に対する比率などで指定することも可能で
あり、このような場合でも、販売価格が決定された時点
で指定された比率を積算するだけで同様の販売コストを
得ることができることから、本実施の形態から容易に推
察可能な応用である。
【0065】その他、コストの指定方法には様々な方法
が考えられるが、販売価格決定部500で、販売価格を
決定する際に、必要な販売利益を算出するのに充分な情
報が、販売コスト格納域1300、販売結果データ格納
域1600に格納されていることが必須条件である。
【0066】以上の説明のとおり、本実施の形態は、販
売コストの内訳や入力方法などに特に制約を設けるもの
ではないが、その手段をもつことは必須の構成要件であ
る。
【0067】なお、販売価格決定部500で、販売価格
を決定する際の手順については、ステップA600の説
明で後述する。
【0068】次に、ステップA200において、販売価
格表示部600により、WWWサーバー9、インターネッ
トなどの広域通信網3、Webブラウザ8を通じて、クラ
イアントコンピュータ2の表示出力機器7に初期販売価
格を表示する。
【0069】図7は、表示出力機器7に販売価格が表示
されている画面7aの例である。
【0070】なお、図7では、商品名7a1と価格7a
2のみをリスト形式で表示する例を示しているが、商品
の解説やイメージなどを、商品データ格納域12から取
り出し、同時に表示することも可能であり、その他、買
い手に対して商品のイメージを伝達するための画面デザ
インは、無限の表現形式をとることができる。
【0071】また、Webブラウザ8に、商品イメージな
どの固定データと販売価格などの変数データを同時に表
示する方式には、一般にWWWサーバー9に装備されてい
るCGI(Common Gateway Interface)を用いる方法や、Mic
rosoft(登録商標)社のActive Server Pageを用いる
方法など、多数の方法が提案、実現されており、どのよ
うな方法を用いても、本実施の形態の効果を同等に得る
ことができる。
【0072】なお、ここでは、初期販売価格は、任意に
決定され、図8のような形式で、販売価格格納域150
0に格納されているものとして説明する。
【0073】次に、ステップA300において、販売処
理部700により販売処理を行う。
【0074】ここで販売処理とは、ユーザから購入申し
込みを受け付け、商品を伝送あるいは必要に応じて物理
的に配送し、代金の請求、清算などを行う処理をさす。
【0075】販売処理については、従来から一般的な販
売管理システムとして常識的に実現されている。また、
本実施の形態のように、インターネットなどの広域通信
網3、Webブラウザ8を用いた販売処理も、近年多く実
現されており、既存の技術で十分に実現可能であるの
で、詳細な説明を省略する。
【0076】以下では、商品AAAが販売価格2000円で、
7個販売されたものとして説明を続ける。
【0077】次に、ステップA400において、販売結
果格納部800により、販売結果データを、販売結果デ
ータ格納域1600に格納する。
【0078】ここで、販売結果データとは、特定の販売
価格で販売された実績を示すデータであり、販売価格決
定部500で販売価格を決定する際の基礎となるデータ
である。
【0079】図9は、この時点での販売結果データ格納
域1600の状態を示した例である。なお、この例で
は、特定の商品の販売個数と販売価格を同一行に表示す
る形式をとっているが、特定の商品の販売価格と販売個
数が対応付けて管理可能な格納形式であれば、他の形式
をとることも可能である。
【0080】ステップA300と、ステップA400の
処理は、一定期間、商品の販売回数分繰り返され、ステ
ップA500において、一定期間が経過したと判断した
場合には、ステップA600において、販売価格決定部
500により、新しい販売価格を決定する。
【0081】次に、ステップA700において、新しい
販売価格を表示してステップA300に戻り、ステップ
A300からステップA700までの処理が繰り返され
ることになる。
【0082】説明の便宜上、以上の処理が一定回数繰り
返され、ステップA600が数回実行されて、異なる販
売価格で、複数回数の販売が行われたものとして、以後
の説明を続ける。
【0083】図10は、この時点での販売結果データ格
納域1600のデータ内容を示す例である。
【0084】ステップA600では、販売結果データ格
納域1600に蓄積された図10に示したような販売結
果データと、販売コスト格納域1300に格納された販
売コストデータをもとに、販売価格決定部500によ
り、新しい販売価格を決定する。
【0085】販売価格決定部500では、統計的な手法
により、販売価格と販売個数の関係を求め、さらに、利
益を算出して、利益を最大化する販売価格を算出する。
【0086】このような算出を行うための統計手法や技
術は一般に確立されている。また、販売価格と販売個数
の関係、販売個数と利益の関係は、商品の販売形態によ
って様々であり、それによってモデルを確定し、妥当な
統計手法を選定することが必要となるが、この技術も統
計学として一般に確立している。さらに、売り上げ予
測、市場分析などの領域では、このような分析を専門と
するシステムも多数現存している。
【0087】本実施の形態では、このような既存の技
術、手法を、販売価格の自動的な決定に応用するもので
ある。
【0088】以下の説明では、 (a) 販売コストは販売個数と独立に決定される。 (b) 販売価格と販売個数は負の線形相関関係を持
つ。 という場合を想定して、販売価格決定部500の実現例
を説明する。
【0089】図11は、この場合の販売価格決定部50
0の処理手順、すなわち、図3のステップA600をさ
らに詳細に示したフローチャートである。以下、図11
〜図16を中心に参照しながら、販売価格決定部500
の実現例を説明する。
【0090】ステップA610において、販売結果デー
タ格納域1600に蓄積されたデータを、統計処理のサ
ンプルとして耐えうるデータとするために、特定の商品
に対して正規化し、販売価格決定部作業域1400に格
納する処理を行う。
【0091】図12は、図10に例示した販売結果デー
タ格納域1600の内容を、商品AAAについて、販売日
時で正規化した例である。
【0092】なお、本実施の形態では、販売日単位でデ
ータを正規化しているが、商品の販売形態や価格変更の
サイクルによっては、販売日時を分単位まで記録してお
いて、1時間単位で正規化することももちろん可能であ
る。
【0093】また、その他の正規化方法であっても、販
売個数と販売価格の関係を統計的に導くためのサンプル
として扱うことができるデータを導くものであれば、か
まわない。
【0094】次に、ステップA620において、販売価
格の変動による販売個数の変動を予測するため、ステッ
プA610の処理で正規化した販売価格決定部作業域1
400に格納されたデータに対して、回帰分析を行い、
販売価格と販売結果の関係式を確定する。
【0095】図13に、この際回帰分析の対象となる販
売価格決定部作業域1400に格納されたデータの例を
示す。
【0096】このデータに対して、販売価格を説明変数
X、販売個数を従属変数Yとして回帰分析を行うと以下の
(1式)を導くことができる。 Y=−0.033X+105・・・(1式) 但し、X>0である。
【0097】なお、本実施の形態では、回帰分析を用い
ているが、販売形態や商品特性などによっては、指数平
滑など他の方式を用いてもかまわない。
【0098】次に、ステップA630において、利益が
最大となる販売価格を決定する。
【0099】ステップA620で導いた(1式)より、
売り上げZは、販売価格をXとしたとき、以下の(2式)
となる。 Z=(−0.033X+105)X・・・(2式) 但し、X>0である。
【0100】また、販売コスト格納域1300から、商
品AAAについての販売コストを読み取り、図6に例示し
た通り、商品AAAの販売コストが300円であることから、
商品の販売にかかる総損失Cは、 C=300(−0.033X+105)・・・(3式) と表され、(2式)と(3式)により、商品AAAについ
ての利益を最大化する販売価格は、1741円となる。
【0101】この解を求めるための方式としては、この
例であれば一般の線形計画法を用いれば十分である。ま
た、モデルがあまり安定していなかったり、非線形であ
ったりする場合など、本実施の形態よりも複雑な場合で
あっても、二分法、ニュートン−ラプソン法などのすで
に確立された数値解析手法を用いることで、十分に実現
可能である。
【0102】また、決定した新しい販売価格に対して、
特定の単位で切り捨て、切り上げ、四捨五入などの処理
を加えることも可能であり、この場合でも、本実施の形
態の効果を同等に得ることができる。
【0103】次に、ステップA640で、決定した新し
い販売価格を、販売価格格納域1500に格納する。
【0104】この時点で、商品AAAのみ、新しい販売価
格を決定している状態であるとすると、販売価格格納域
1500の内容は、図8の状態から、図14の状態に変
化することになる。
【0105】次に、ステップA650において、全ての
商品について、新しい販売価格を設定したかどうかを判
断し、まだ、新しい販売価格を設定していない商品があ
れば、ステップA610に戻る。
【0106】一方、この判断の結果、必要な全ての商品
に対して新しい販売価格が設定されていれば、処理を終
わり、図3のステップA600の処理を完了する。
【0107】以上で図3のステップA600の詳細な説
明を終わり、再び、図3に戻って説明を続ける。
【0108】図3のステップA700において、ステッ
プA600で、販売価格格納域1500に格納された新
しい販売価格を、販売価格表示部600により表示す
る。ここでは、ステップA600の処理で、商品AAA、B
BB、CCCについて、販売価格が図15のように決定され
ていたとする。
【0109】図16は、この場合にクライアントコンピ
ュータ2の表示出力機器7に表示される画面7bの例で
ある。
【0110】図3に示したとおり、この後、ステップA
300に戻り、定期的に販売価格を更新しながら、商品
の販売を続ける。以上で、第1の実施形態の詳細な説明
を終わる。
【0111】上述したように、本実施の形態では、販売
実績から、販売価格と販売個数の関係を求め、さらに、
あらかじめ設定した販売コストを考慮して、売り手側の
利益を最大化するような販売価格を自動的に決定しなが
ら、商品の販売を行うことができることを示した。
【0112】これにより、売り手側の利益が常に最大と
なるような販売価格を維持して、商品を販売することが
可能となり、買い手側から見ても、商品の人気に応じて
販売価格が決定されるという公正感を生み出すことが期
待できる。
【0113】また、販売価格の決定を自動的に行うこと
から、複数の商品を大量に販売する場合に、特に事業活
動の効率に寄与することが期待できる。
【0114】特に、画像(写真、絵画、動画など)、音
声(音楽、音声)、映像と音声の組み合わせ、コンピュ
ータプログラムなど、原理的にコピー可能な電子データ
のように、単位販売個数あたりの販売コストが極めて小
さい商品をインターネットなどの広域通信網3を用いて
広く販売する場合に本実施形態のシステムを適用して販
売価格を決定すれば、公正な販売価格を合理的に決定で
き、さらに、一人の売り手だけでなく、複数の売り手が
併存するような、いわゆる電子市場を運営する場合に
も、公正な販売価格を決定できる。
【0115】ところで、本実施の形態で示した方法によ
り、過去の販売実績から、新しい販売価格を決定するた
めには、過去の販売実績が統計データとして十分なサン
プル数であることが必要である。しかし、新しく販売を
はじめた当初などは、統計サンプルとしての販売実績が
不足しているため、十分な精度で販売価格を決定できな
いことも考えられる。
【0116】このような場合には、特開平8−2493
87号公報に開示されている方法や、人間の判断によっ
て価格を変更する従来の方法で対応する必要がある。
【0117】しかしながら、ある程度の統計サンプルと
しての販売実績が蓄積された後では、本実施の形態の方
法で自動的に価格を決定することが可能であり、販売活
動のうち、販売開始からのわずかな期間を除いた大部分
の期間で、本実施の形態を活用できることは明らかであ
る。
【0118】特に、原理的にコピー可能な電子データを
商品とし、インターネットなどの広域通信網を通じてこ
れを販売する場合には、統計サンプルとして多数の販売
実績が得られることが期待できることから、本実施の形
態が有効に活用できることが期待できる。
【0119】また、このような場合には、大量の商品を
人間が介在しないで自動的に販売することが多く、その
意味でも、本実施の形態に示したような自動的に価格を
決定する方式は、特に有効であることがわかる。
【0120】(第2の実施の形態)次に、本発明の商品
価格決定システムの第2の実施の形態を説明する。な
お、この第2の実施の形態において、上述した第1の実
施の形態と同一部分には同一の符号を付して詳細な説明
を省略する。
【0121】そして、本実施の形態では、販売個数と販
売価格と商品の販売個数に影響を与える因子を表す販売
価格決定パラメータを登録し、登録した販売価格決定パ
ラメータと販売個数と販売価格の関係から新しい販売価
格を決定する手順を説明することを目的として、第1の
実施の形態を基本としながら、第1の実施形態との違い
に着目しながら説明を行う。
【0122】図17は、本実施の形態の販売価格決定シ
ステムの全体の流れを示すフローチャートである。ステ
ップB100は、図3のステップA100と同様であ
る。
【0123】次に、ステップB110において、価格決
定モデル設定部300により、販売価格決定パラメータ
を決定して、価格決定パラメータ格納域1200に格納
する。
【0124】図18は、販売価格決定パラメータの決定
をユーザに促すため、サーバーコンピュータ1の表示出
力機器5に表示する画面5cの例である。ユーザは、こ
のうちから、販売個数に影響を与えると考える要因を選
択する。
【0125】図19は、ユーザがサーバーコンピュータ
1の入力機器4を通じて、累積販売期間を選択したときの
画面5c1の例である。なお、このとき、複数の価格決
定パラメータを選択してもかまわない。また、ユーザが
あらかじめ用意された販売価格決定パラメータのうち、
必要なものが選択可能となっていれば、表示形式、入力
形式などは問わない。
【0126】価格決定モデル設定部300は、リターン
キー、OKボタンなどユーザからの入力完了指示を受け
て、価格決定パラメータ格納域1200に入力されたデ
ータを格納する。
【0127】このとき、価格決定パラメータ格納域12
00は、図20のようになっている。 なお、ここで
は、あらかじめ用意された販売価格決定パラメータを示
すフィールドに対して、選択されたことを示す1と、選
択されないことを示す0を設定する形式としているが、
後に、どの販売価格決定パラメータが選択されたかを識
別可能であれば、どのような形式でもかまわない。
【0128】また、この例では、販売価格決定パラメー
タの候補として、累積アクセスカウント、累積販売期
間、累積販売個数をあげているが、売り上げを左右する
要因としては、その他にさまざまなパラメータを考える
ことができる。
【0129】たとえば、商品によっては季節や気温など
の環境条件が販売個数に影響を与えることも知られてい
る。このような販売価格決定パラメータの選択は、商品
特性、販売形態によって様々であり、何を用意するかは
限定されない。
【0130】ステップB200は、図3のステップA2
00と同様であり、続くステップB300は、図3のス
テップA300と同様である。
【0131】ステップB400は、図3のステップA4
00と同様であるが、ステップB110で、新たなデー
タ蓄積が必要な販売価格決定パラメータを指定した場合
には、この時点で、選択された販売価格決定パラメータ
を記録しなければならない。
【0132】たとえば、ステップB110で、販売時刻
を販売価格決定パラメータとして指定した場合には、販
売時刻を販売結果データ格納域1600に格納する必要
がある。
【0133】また、ステップB110で指定された価格
決定パラメータに対応するデータを作成するためには、
本実施の形態で述べていない処理を必要とする場合も考
えられる。
【0134】たとえば、アクセスカウントを価格決定パ
ラメータとして利用するためには、アクセスカウントを
取得して記録することが必要であるが、このようなデー
タの取得、記録手段については、大半において容易に実
現可能であり、本実施の形態から容易に推察可能な応用
である。
【0135】ステップB500は、図3のステップA5
00と同様である。ステップB600は、図3のステッ
プA600で説明した手順とほぼ同様であるが、これに
加えて、ステップB110で指定した販売価格決定パラ
メータを加味して価格を決定しなければならない。
【0136】以下、第1の実施の形態における図3のス
テップA600の処理との相違点について、ステップB
600の手順をさらに詳細に示した図21を参照しなが
ら説明する。図21は、原則として、図3ステップA6
00の説明で参照した図11に対応している。
【0137】最初のステップB610は、基本的に、図
3のステップA610と同様であるが、ステップB11
0で指定した販売価格決定パラメータを含めた正規化が
必要になる。
【0138】第1の実施の形態では、正規化の結果の例
として図13を示したが、本実施の形態では、累積販売
期間が販売価格決定パラメータとして追加されているた
め、図22のようになる。
【0139】すなわち、ステップB620での統計処理
のサンプルデータに、ステップB110で指定した販売
価格決定パラメータを追加することである。
【0140】次に、ステップB620において、図3の
ステップA620と同様に、販売価格と販売結果の関係
式を確定する。
【0141】但し、第1の実施の形態では、販売価格を
決定する説明変数が、販売価格のみであったのに対し
て、本実施の形態では、説明変数は、販売価格と累積販
売期間の2個になる。
【0142】したがって、第1の実施の形態では、回帰
分析で具体的説明をし、指数平滑などの他の方法も利用
できることを示唆しているが、本実施の形態では、一般
に多変量解析を用いる必要がある。
【0143】たとえば、販売価格を、第1の説明変数、
累積販売期間を第2の説明変数とし、販売個数を従属変
数として重回帰分析を行い、販売価格、及び累積販売期
間から、販売個数を算出する式を確定することになる。
【0144】ここでは、次に示す(4式)が得られたも
のとして説明を続ける。 Y=−0.033X1−0.52X2+107・・・(4式) 但し、X1は販売価格、X2は累積販売期間であり、Yは販
売個数である。また、X 1>0、X2>0である。
【0145】なお、重回帰分析をはじめとする多変量解
析の手法、及び実現方法についても、すでに十分に確立
されており、容易に実現可能であるため、説明を省略す
る。
【0146】また、上記(4式)は、加法形式の重回帰
分析と用いているが、乗法形式としても、他の多変量解
析手法を用いてもかまわない。
【0147】続いて行われるステップB630は、図1
で示したステップA630と同様であるが、ステップA
630では、ステップA620で確定した販売価格か
ら、販売個数を導く式を用いたのに対して、ステップB
630では、ステップB620で確定した販売価格と累
積販売期間から、販売個数を導く式を用いることにな
る。
【0148】販売コストを、第1の実施の形態と同様、3
00円とすると、商品の販売にかかる総損失Cは、 C=300(−0.033X1−0.52X2+107)・・・(5式) となる。このとき、X2の累積販売日数は確定している値
である。また、X1>0、X2>0である。
【0149】そして、X2を31とすると、(4式)、及び
(5式)より、利益を最大化する販売価格は、1748円と
なる。
【0150】続いて行われるステップB640は、図1
1のステップA640と同様であり、ステップB650
は図11のステップA650と同様である。
【0151】以上で図21を用いた、図17のステップ
B600の詳細な説明を終わり、図17を用いた説明に
戻る。
【0152】図17において、ステップB700は、図
11のステップA700と同様である。以上で第2の実
施の形態の説明を終わる。
【0153】上述したように、本実施の形態では、販売
個数と販売価格と販売価格決定パラメータとを登録し、
登録した販売価格決定パラメータ、販売個数、及び販売
価格と、販売コストとの関係から、新しい販売価格を決
定する手順を詳細に説明した。
【0154】これにより、販売価格のみの影響で販売個
数が変化しないような状況においても、第1の実施の形
態と同様の効果を得ることができる。
【0155】なお、図17のステップB110で示した
販売価格決定パラメータを選択する手順は、状況に応じ
て複数の価格決定パラメータから選択するものである
が、販売価格決定パラメータが確実に判明する状況にお
いては、この手順を省略し、固定の販売価格決定パラメ
ータで販売価格を決定することも可能である。
【0156】(第3の実施の形態)次に、本発明の商品
価格決定システムの第3の実施の形態を説明する。な
お、この第3の実施の形態において、上述した第1の実
施の形態及び第2の実施の形態と同一部分には同一の符
号を付して詳細な説明を省略する。ここでは、販売価格
を変更する周期を設定する手順を詳細に説明する。
【0157】販売価格を変更する周期を変更する処理
は、図2に示した販売価格決定周期設定部100、及び
販売価格決定プログラム起動部200によって行われ
る。
【0158】販売価格決定周期設定部100の処理は、
第1の実施の形態における図3、及び第2の実施の形態
における図17で示した全体の手順のうち、任意のタイ
ミングで実施することができる。
【0159】また、販売価格決定プログラム起動部20
0は、販売価格決定周期設定部100の処理を実施した後
であれば、任意のタイミングで実施することができる。
【0160】以上を前提に、本実施形態における販売価
格決定周期設定部100、及び販売価格決定プログラム
起動部200の処理を説明する。販売価格決定周期設定
部100では、ユーザの指示により、販売価格を変更す
るタイミングを指定し、その結果を販売価格決定周期格
納部1100に格納する。
【0161】図23は、ユーザの指示を促すために、サ
ーバーコンピュータ1の表示出力機器5に表示する画面
5dの例である。
【0162】なお、ここでは、販売価格を変更するタイ
ミングを、一定期間ごと、あるいは一定販売個数ごとに
設定可能な画面となっているが、その他一定売上金額に
達した時点など、さまざまな指定方法を考えることがで
きる。
【0163】また、この画面では、一定期間の指定単位
を、日単位としているが、これは、時間単位、分単位、
或いは月単位としてもよい。
【0164】図24は、図23で表示した画面5dに対
して、ユーザが、サーバーコンピュータ1の入力機器4
を通じて7日単位と指定した画面5d1の例である。
【0165】この後、リターンキー、OKボタンなどの
ユーザ指示に応じて、指定された内容を、販売価格決定
周期格納部1100に格納する。
【0166】図25は、販売価格決定周期格納部110
0の構成例である。この例では、販売価格決定周期格納
部を2つの領域に分け、設定方法格納域には、各設定方
法の選択を示すフィールドを設けておき、選択されたこ
とを示す1、選択されていないことを示す0を格納して
いる。また、設定数値格納域に、指定された数値を格納
する方式としている。
【0167】この格納形式は、特に必須の条件ではな
く、後に、指定された内容が識別できる格納形式であれ
ば、どのような格納形式をとってもかまわない。
【0168】次に、販売価格決定プログラム起動部20
0は、販売価格決定周期格納部1100の指定に従っ
て、販売価格決定部500を起動する処理を行うが、こ
れは、一般にプログラムをスケジュールにしたがって起
動する処理であり、既存の技術を用いて十分に実現可能
である。
【0169】たとえば、UNIX(登録商標)オペレーティ
ングシステムのcronと呼ばれるシステムでは、あらかじ
めプログラム起動する周期、時間などと、起動するプロ
グラムを設定しておき、これに従ってプログラムを起動
する処理を実現している。
【0170】また、販売個数、売り上げなどの変数が、
一定値に達した時点で、プログラムを起動する場合に
は、定期的にこの変数を監視して、一定値に達したこと
を見地した時点でプログラムを起動する処理を、常時動
作させておくことによって、実現することができる。
【0171】以上、説明してきた販売価格決定周期設定
部100、販売価格決定プログラム起動部200に相当
する機能を持つことによって、販売価格を変更するタイ
ミングを自由に制御することが可能となる。
【0172】上述したように、本実施の形態では、販売
価格を変更する周期を設定する手順を具体的に示した。
これにより、第1の実施の形態及び第2の実施の形態の
効果に加え、販売状況などに柔軟に対応して、販売価格
を変更するタイミングを制御することが可能となり、シ
ステムがより柔軟に応用可能になる。
【0173】(本発明の他の実施形態)上述した実施形
態の機能を実現するべく各種のデバイスを動作させるよ
うに、該各種デバイスと接続された装置あるいはシステ
ム内のコンピュータに対し、上記実施形態の機能を実現
するためのソフトウェアのプログラムコードを供給し、
そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUある
いはMPU)に格納されたプログラムに従って上記各種
デバイスを動作させることによって実施したものも、本
発明の範疇に含まれる。
【0174】また、この場合、上記ソフトウェアのプロ
グラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコード自体、およびそのプ
ログラムコードをコンピュータに供給するための手段、
例えば、かかるプログラムコードを格納した記録媒体は
本発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する
記録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハー
ドディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−RO
M、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を
用いることができる。
【0175】また、コンピュータが供給されたプログラ
ムコードを実行することにより、上述の実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコン
ピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティング
システム)あるいは他のアプリケーションソフト等と共
同して上述の実施形態の機能が実現される場合にもかか
るプログラムコードは本発明の実施形態に含まれること
は言うまでもない。
【0176】さらに、供給されたプログラムコードがコ
ンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続され
た機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そ
のプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボー
ドや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の
一部または全部を行い、その処理によって上述した実施
形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれること
は言うまでもない。
【0177】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
販売価格と販売個数と販売コストとの関係に基づいて、
販売価格を自動的に決定するようにしたので、売り手側
の戦略を最大化するような販売価格を決定しながら、商
品の販売を行うことができるようになる。
【0178】したがって、売り手側の利益が常に最大と
なるような販売価格を維持して、商品を販売することが
可能となり、買い手側から見ても、商品の販売個数、す
なわち商品の人気に応じて販売価格が決定されるという
公正感を生み出すことができる。
【0179】また、販売価格の決定を自動的に行うよう
にしたので、複数の商品を大量に販売する事業を効率良
く運営することができる。
【0180】また、本発明の他の特徴によれば、販売個
数と販売価格と販売価格決定パラメータとを登録し、登
録した販売価格決定パラメータ、販売個数、及び販売価
格と、販売コストとの関係から、新しい販売価格を決定
するようにしたので、販売価格のみの影響では販売個数
が変化しないような状況においても、売り手側の戦略を
最大化するような販売価格を決定しながら、商品の販売
を行うことができる。
【0181】また、本発明のその他の特徴によれば、販
売価格を変更する周期を設定するようにしたので、販売
価格を変更するタイミングを制御することができ、販売
状況に柔軟に対応して、売り手側の戦略を最大化するよ
うな販売価格を決定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示し、販売価格決
定システムの概略構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示し、販売価格決
定プログラムの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態を示し、販売価格決
定システムの基本的な処理手順を説明するフローチャー
トである。
【図4】本発明の第1の実施の形態を示し、販売コスト
入力画面の販売コスト入力前の表示例を示した図であ
る。
【図5】本発明の第1の実施の形態を示し、販売コスト
入力画面の販売コスト入力後の表示例を示した図であ
る。
【図6】本発明の第1の実施の形態を示し、販売コスト
格納域の構成イメージの一例を示した図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態を示し、過去に設定
されている販売価格の表示イメージの一例を示した図で
ある。
【図8】本発明の第1の実施の形態を示し、過去に設定
されている販売価格が格納されている販売価格格納域の
構成イメージの一例を示した図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態を示し、商品AAAに
対する特定の日時での販売結果データが格納されている
販売結果データ格納域の構成イメージの一例を示した図
である。
【図10】本発明の第1の実施の形態を示し、全商品に
対する一定期間内での販売結果データが格納されている
販売結果データ格納域の構成イメージの一例を示した図
である。
【図11】本発明の第1の実施の形態を示し、販売価格
決定部の処理手順を説明するフローチャートである。
【図12】本発明の第1の実施の形態を示し、販売結果
データ格納域の内容を、商品AAAについて、販売日時で
正規化した場合に販売価格決定部作業域に格納されてい
る正規化データの一例を示した図である。
【図13】本発明の第1の実施の形態を示し、販売価格
決定部作業域に格納されている回帰分析の対象となる正
規化データの一例を示した図である。
【図14】本発明の第1の実施の形態を示し、商品AAA
に対する新たな価格決定後の販売価格格納域のデータを
示した図である。
【図15】本発明の第1の実施の形態を示し、全商品に
対する新たな価格決定後の販売価格格納域のデータを示
した図である。
【図16】本発明の第1の実施の形態を示し、全商品に
対する価格決定後の販売価格表示イメージの一例を示し
た図である。
【図17】本発明の第2の実施の形態を示し、販売価格
決定システムの基本的な処理手順を説明するフローチャ
ートである。
【図18】本発明の第2の実施の形態を示し、販売価格
決定パラメータ入力画面の表示イメージの一例を示した
図である。
【図19】本発明の第2の実施の形態を示し、販売価格
決定パラメータ入力画面の入力後における表示イメージ
の一例を示した図である。
【図20】本発明の第2の実施の形態を示し、価格決定
パラメータ格納域の構成イメージの一例を示した図であ
る。
【図21】本発明の第2の実施の形態を示し、販売価格
決定部の処理手順を説明するフローチャートである。
【図22】本発明の第2の実施の形態を示し、販売価格
決定部作業域に格納されている回帰分析の対象となる正
規化データの一例を示した図である。
【図23】本発明の第2の実施の形態を示し、販売価格
変更タイミング入力画面の表示イメージの一例を示した
図である。
【図24】本発明の第2の実施の形態を示し、販売価格
変更タイミング入力画面の入力後における表示イメージ
の一例を示した図である。
【図25】本発明の第2の実施の形態を示し、販売価格
決定周期格納域の構成イメージの一例を示した図であ
る。
【符号の説明】
1 サーバーコンピュータ 2 クライアントコンピュータ 3 インターネットなどの広域通信網 4 サーバーコンピュータの入力機器 5 サーバーコンピュータの表示出力機器 6 クライアントコンピュータの入力機器 7 クライアントコンピュータの表示出力機器 8 Webブラウザ 9 WWWサーバー 10 販売価格決定プログラム格納域 11 販売価格決定プログラム用データ格納域 12 商品データ格納域 100 販売価格決定周期設定部 200 販売価格決定プログラム起動部 300 価格決定モデル設定部 400 販売コスト設定部 500 販売価格決定部 600 販売価格表示部 700 販売処理部 800 販売結果格納部 1100 販売価格決定周期格納部 1200 価格決定パラメータ格納域 1300 販売コスト格納域 1400 販売価格決定部作業域 1500 販売価格格納域 1600 販売結果データ格納域

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品の販売価格を決定する販売価格決定
    装置において、 上記商品の販売コストを記憶すると共に、上記商品の販
    売個数と商品の販売価格とを関連付けて記憶し、上記記
    憶した商品の販売個数と商品の販売価格と商品の販売コ
    ストとの関係に基づいて、上記商品の販売価格を更新す
    ることを特徴とする販売価格決定装置。
  2. 【請求項2】 商品の販売価格を決定する販売価格決定
    装置において、 上記商品の販売コストを記憶すると共に、上記商品の販
    売個数と、商品の販売価格と、上記商品の販売個数に影
    響を与える要因を表す販売価格決定パラメータとを関連
    付けて記憶し、上記記憶した商品の販売個数と、商品の
    販売価格と、販売価格決定パラメータと、商品の販売コ
    ストとの関係に基づいて、上記商品の販売価格を更新す
    ることを特徴とする販売価格決定装置。
  3. 【請求項3】 商品の販売価格を決定する販売価格決定
    装置において、 上記商品の販売コストを記憶媒体に記憶する販売コスト
    記憶手段と、 上記商品の販売個数と、商品の販売価格とを関連付けて
    記憶媒体に記憶する販売情報記憶手段と、 上記販売情報記憶手段により上記記憶媒体に記憶されて
    いる商品の販売個数及び商品の販売価格と、上記商品の
    販売コスト記憶手段により上記記憶媒体に記憶されてい
    る商品の販売コストとの関係に基づいて、上記商品の販
    売価格を更新する販売価格更新手段と、 上記販売価格更新手段によって更新された商品の販売価
    格を、表示機器に表示する販売価格表示手段とを有する
    ことを特徴とする販売価格決定装置。
  4. 【請求項4】 商品の販売価格を決定する販売価格決定
    装置において、 上記商品の販売コストを記憶媒体に記憶する販売コスト
    記憶手段と、 上記商品の販売個数と、商品の販売価格と、上記商品の
    販売個数に影響を与える要因を表す販売価格決定パラメ
    ータとを登録する販売情報登録手段と、 上記販売情報登録手段で登録された販売個数と、上記商
    品の販売価格と、上記販売価格決定パラメータとを関連
    付けて記憶媒体に記憶する販売情報記憶手段と、 上記販売情報記憶手段により上記記憶媒体に記憶されて
    いる商品の販売価格、商品の販売個数及び販売価格決定
    パラメータと、上記販売コスト記憶手段により上記記憶
    媒体に記憶されている商品の販売コストとの関係に基づ
    いて、上記商品の販売価格を更新する販売価格更新手段
    と、 上記販売価格更新手段によって更新された上記商品の販
    売価格を表示機器に表示する販売価格表示手段とを有す
    ることを特徴とする販売価格決定装置。
  5. 【請求項5】 上記商品が、広域通信網を通じて販売さ
    れるコピー可能な電子データであることを特徴とする請
    求項3または4に記載の販売価格決定装置。
  6. 【請求項6】 上記商品の販売価格を更新する周期を設
    定する更新周期設定手段を有し、 上記更新周期設定手段によって設定された周期が経過し
    た時に、上記販売価格更新手段により上記商品の販売価
    格を更新することを特徴とする請求項3〜5の何れか1
    項に記載の販売価格決定装置。
  7. 【請求項7】 上記請求項1〜6の何れか1項に記載の
    販売価格決定装置と、クライアント端末とを有すること
    を特徴とする販売価格決定システム。
  8. 【請求項8】 商品の販売価格を決定する販売価格決定
    方法において、 上記商品の販売コストを記憶すると共に、上記商品の販
    売個数と商品の販売価格とを関連付けて記憶し、上記記
    憶した商品の販売個数と商品の販売価格と商品の販売コ
    ストとの関係に基づいて、上記商品の販売価格を更新す
    ることを特徴とする販売価格決定方法。
  9. 【請求項9】 商品の販売価格を決定する販売価格決定
    方法において、 上記商品の販売コストを記憶すると共に、上記商品の販
    売個数と、上記商品の販売価格と、上記商品の販売個数
    に影響を与える要因を表す販売価格決定パラメータとを
    関連付けて記憶し、上記記憶した商品の販売個数と、商
    品の販売価格と、販売価格決定パラメータと、商品の販
    売コストとの関係に基づいて、上記商品の販売価格を更
    新することを特徴とする販売価格決定方法。
  10. 【請求項10】 商品の販売価格を決定する販売価格決
    定方法において、 上記商品の販売コストを記憶媒体に記憶する販売コスト
    記憶処理と、 上記商品の販売個数と、商品の販売価格とを関連付けて
    記憶媒体に記憶する販売情報記憶処理と、 上記販売情報記憶処理により上記記憶媒体に記憶されて
    いる商品の販売個数及び商品の販売価格と、上記販売コ
    スト記憶処理により上記記憶媒体に記憶されている商品
    の販売コストとの関係に基づいて、上記商品の販売価格
    を更新する販売価格更新処理と、 上記販売価格更新処理によって更新された商品の販売価
    格を表示機器に表示する販売価格表示処理とを行うこと
    を特徴とする販売価格決定方法。
  11. 【請求項11】 商品の販売価格を決定する販売価格決
    定方法において、 上記商品の販売コストを記憶媒体に記憶する販売コスト
    記憶処理と、 上記商品の販売個数と、上記商品の販売価格と、上記商
    品の販売個数に影響を与える要因を表す販売価格決定パ
    ラメータとを登録する販売情報登録処理と、 上記販売情報登録処理で登録された商品の販売個数と、
    上記商品の販売価格と、上記販売価格決定パラメータと
    を関連付けて記憶媒体に記憶する販売情報記憶処理と、 上記販売情報記憶処理により上記記憶媒体に記憶されて
    いる商品の販売価格、商品の販売個数及び販売価格決定
    パラメータと、上記販売コスト記憶処理により記憶媒体
    に記憶されている商品の販売コストとの関係に基づい
    て、上記商品の販売価格を更新する販売価格更新処理
    と、 上記販売価格更新処理によって更新された上記商品の販
    売価格を表示機器に表示する販売価格表示処理とを行う
    ことを特徴とする販売価格決定方法。
  12. 【請求項12】 上記商品が、広域通信網を通じて販売
    されるコピー可能な電子データであることを特徴とする
    請求項10または11に記載の販売価格決定方法。
  13. 【請求項13】 上記商品の販売価格を更新する周期を
    設定する更新周期設定処理を行い、 上記更新周期設定処理によって設定された周期が経過し
    た時に、上記販売価格更新処理を行って上記商品の販売
    価格を更新することを特徴とする請求項10〜12の何
    れか1項に記載の販売価格決定方法。
  14. 【請求項14】 上記請求項3〜6の何れか1項に記載
    の各手段としてコンピュータを機能させるためのプログ
    ラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体。
  15. 【請求項15】 上記請求項10〜13の何れか1項に
    記載の方法をコンピュータに実行させるためのプログラ
    ムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体。
  16. 【請求項16】 上記請求項3〜6の何れか1項に記載
    の各手段としてコンピュータを機能させるためのコンピ
    ュータプログラム。
  17. 【請求項17】 上記請求項10〜13の何れか1項に
    記載の方法をコンピュータに実行させるためのコンピュ
    ータプログラム。
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