JP2003044526A - 設計解析方法および設計解析プログラム - Google Patents

設計解析方法および設計解析プログラム

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JP2003044526A JP2001229481A JP2001229481A JP2003044526A JP 2003044526 A JP2003044526 A JP 2003044526A JP 2001229481 A JP2001229481 A JP 2001229481A JP 2001229481 A JP2001229481 A JP 2001229481A JP 2003044526 A JP2003044526 A JP 2003044526A
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    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、 製品の設計データの解析結果を
蓄積して検索する設計解析方法および設計解析プログラ
ムに関し、製品の設計の解析の題目などの情報および親
子関係を管理して類似する解析内容を検索・表示し、修
正内容をもとにコストシュミレーションすると共に解析
内容を蓄積し、設計時に過去の類似の解析内容の有効活
用を図って解析工数/費用の低減を図ることを目的とす
る。 【解決手段】 データベースを参照して解析リストを表
示するステップと、表示された解析リスト中から選択さ
れた解析内容を表示するステップと、表示された解析内
容について、必要に応じて修正するステップと、修正し
た内容をもとに解析依頼するステップと、解析依頼して
得られた解析結果に新たなIDを付与してデータベース
に登録するステップとを有する設計解析方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製品の設計データ
の解析結果を蓄積して検索する設計解析方法および設計
解析プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車や携帯電話などの製品を設
計する際には、検証作業として設計された製品の強度解
析、落下衝撃解析、流体解析などの解析を行っている。
【0003】通常、企業においては、設計部門と解析部
門とは、部署が分かれている。また、解析の種類により
使用するソフトが異なるため、従来の解析部門では、解
析に関するデータや、解析に関するノウハウなどは各担
当者が個々に蓄積していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の製品を設計し、その解析を行う場合、部署が異なった
り、使うソフトが異なったり、各担当者が解析に関する
ノウハウを個々に蓄積したりしていたため、類似した解
析データがあってもどこにあるかわからず、転用した
り、参照して有効活用したりできないという問題があっ
た。例えば同じモデルに対する異なる解析であれば、モ
デルデータを流用することで工数を低減したり、類似し
た解析を行う場合には以前の解析データを流用したりす
ることが可能であるが、上記のような現状ではこれらが
できなかった。
【0005】また、解析に必要な費用は、開発費に含ま
れるため、設計部門(解析依頼部門)で内容を把握し、
企業としては費用の削減に努める必要があるが、上記の
ような現状ではこれらの見積や過去の類似の解析を流用
して費用を低減したりなどの有効活用ができないという
問題があった。
【0006】本発明は、これらの問題を解決するため、
製品の設計の解析の題目などの情報および依頼される解
析の親子関係を管理して類似する解析内容を容易に検索
・表示することを可能とし、依頼される解析の内容をも
とにコストシミュレーションを行いそのコストを見て解
析依頼部門が解析依頼するかどうか容易に判断できるよ
うにすると共に解析内容を蓄積することで、設計時に過
去の類似の解析内容の有効活用を図って解析工数/費用
の低減を図ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1を参照して課題を解
決するための手段を説明する。図1において、システム
1は、設計部門の計算機システムであって、ここでは、
検索プログラム11、修正プログラム12、コストシミ
ュレーションプログラム13、依頼プログラム14など
から構成されるものである。
【0008】検索プログラム11は、データベース3を
検索して解析リストを表示させるものである。修正プロ
グラム12は、解析リストから選択して表示させた解析
内容を修正するものである。
【0009】コストシミュレーションプログラム13
は、修正された解析内容に基づいて費用をシミュレーシ
ョンするものである。依頼プログラム14は、修正後の
解析内容について解析を依頼するものである。
【0010】システム2は、解析部門の計算機システム
である。システム1とシステム2とは、通信網であるイ
ンターネット4によって接続されている。データベース
3は、解析内容を蓄積するものである。
【0011】次に、動作を説明する。システム1を構成
する検索プログラム11がデータベース3を検索してシ
ステム1が受け付けた検索条件に基づいて該当する解析
リストを表示し、修正プログラム12が解析リストから
選択されて表示された解析内容について修正し、依頼プ
ログラム14が修正した内容について解析依頼し、解析
依頼して得られた解析結果に新たなIDを付与してデー
タベース3に登録するようにしている。
【0012】この際、新たなIDの付与として、解析内
容を修正した修正元の解析を親とし、その内容を修正
し、新たな解析依頼として生成したものを子とする親子
関係情報を当該IDに付与あるいは別データとして付与
し、解析リストで当該親子関係情報をもとに親子関係の
解析リストを表示するようにしている。
【0013】また、設計データに解析内容を表す題目、
解析内容の目的、解析に用いたモデル、解析に用いた
値、解析の条件のうちの少なくとも1つ以上を付与して
データベース3に登録しておき、設計データに付与され
た情報を検索して希望とする同一、類似の解析リストを
表示するようにしている。
【0014】また、コストシミュレーションプログラム
13が解析内容について修正されたときに、解析にかか
る費用、および必要に応じて実機解析するときにかかる
費用を算出して表示するようにしている。
【0015】また、解析にかかる費用として、修正した
元の解析内容の転用したときの費用を算出して表示する
と共に元の解析内容のときの費用を併せて表示するよう
にしている。
【0016】従って、製品の設計の解析の題目などの情
報および親子関係を管理して類似する解析内容を検索・
表示し、その中から選択された解析に対する修正内容を
もとにコストシミュレーションすると共に解析内容を蓄
積することにより、設計時に過去の類似の解析内容の有
効活用を図って解析工数/費用の低減を図ることが可能
となる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、図1から図8を用いて本発
明の実施の形態および動作を順次詳細に説明する。
【0018】図1は、本発明のシステム構成図を示す。
図1において、システム1は、設計部門A.B・・・・
Nのそれぞれの計算機システムであって、ここでは、検
索プログラム11、修正プログラム12、コストシミュ
レーションプログラム13、依頼プログラム14などか
らそれぞれ構成されるものである。
【0019】検索プログラム11は、データベース3を
検索して過去の解析内容に関する一覧である解析リスト
を表示させたりなどするものである。修正プログラム1
2は、解析リストから選択して表示させた解析内容を修
正したりなどするものである。
【0020】コストシミュレーションプログラム13
は、修正プログラム12により修正された内容に基づき
解析に要する費用(費用/工数)をシミュレーションし
たりなどするものである。
【0021】依頼プログラム14は、修正後の解析内容
について解析を解析部門のシステム2に依頼したりなど
するものである。システム2は、解析部門の計算機シス
テムである。
【0022】データベース3は、システム1から受けた
解析依頼に関する情報と、該依頼に基づきシステム2で
行った解析の結果情報などである解析内容を蓄積するも
のであって、設計部門A,B,C・・・N用にそれぞれ
蓄積するものである。また、各企業毎(例えば企業A,
B,C・・・毎)に解析内容を蓄積するようにしてもよ
い。
【0023】次に、図2のフローチャートの順番に従
い、図1の構成の全体の動作を説明する。図2は、本発
明の動作説明フローチャートを示す。
【0024】図2において、S1は、検索プログラム1
1が全解析リストを表示する。これは、例えば設計部門
Aのシステム1における操作であれば、図1のデータベ
ース3から設計部門A用に蓄積されている解析内容に関
する一覧である全解析リストを取り出してその一覧を図
3の画面上に示すように表示する。
【0025】S2は、検索プログラム11が検索する。
これは、S1で表示された解析リスト中から、利用者か
らの指示に応じた条件を指定して同一、類似のものを検
索する。検索は、解析リストの各解析内容に付与されて
いる題目(あるいは必要に応じて、目的、モデル、値、
条件)について同一、類似(一部一致)について検索し
て該当するものを強調表示、図3の画面の上部に表示、
あるいは別画面上に表示する。また、解析リストは、解
析内容に親子関係があるときは後述する図3に示すよう
に、親の解析内容に対応づけて子の解析内容を階層構造
として表示する(図4を用いて後述する)。
【0026】S3は、OKか判別する。これは、S2で
検索された同一、類似の中に所望の解析内容があるか判
別する。YESの場合には、S4に進む。NOの場合に
は、S2に戻り、検索条件を変えて再度、検索する。
【0027】S4は、修正プログラム12が起票画面を
表示する。これは、S3のYESでOKとして選択され
た解析内容を例えば後述する図4の画面上に示すように
修正更新が可能な形で表示する。ここでは、図示の下記
の情報を表示する。
【0028】・カルテ番号: ・題目: ・目的: ・モデル: ・値: ・条件: ・その他: S5は、修正プログラム12が修正する。これは、S4
で表示された同一、類似の解析内容を表示した図4の画
面上で、今回解析しようとする内容に沿うように利用者
からの指示に応じて修正(モデル、値、条件などの必要
なものを修正)する。
【0029】S6は、コストシミュレーションプログラ
ム13が費用予測する。これは、S5で修正した後の解
析内容をもとに、後述する図6に示すように解析費用
(シミュレーション解析費用、実機解析費用など)のシ
ミュレーションを行う。
【0030】S7は、依頼プログラム14が依頼する。
これは、S6の費用予測を参照してシステム1の利用者
が解析依頼すると判断したときに、該利用者からの指示
に応じて解析依頼する。尚、費用が予定を超過などした
ときはS5の修正内容を見直したり、S2の検索からや
り直したりする。
【0031】S8は、依頼プログラム14がDB登録す
る。これは、S7で解析依頼した結果(解析内容)が得
られたときに新たな一意のカルテ番号を付与してデータ
ベース3に蓄積する。この際、後述する図3の親子関係
を表す情報をここでは、カルテ番号に付与してデータベ
ース3に蓄積する。
【0032】以上のように、データベース3に親子関係
情報を付与して蓄積されている解析内容のリストを表示
し、検索して同一あるいは類似の解析内容を表示して必
要に応じて修正し、解析費用をシミュレーションして妥
当な解析費用のときに解析依頼し、結果の解析内容に親
子関係情報を付加してデータベース3に蓄積することが
可能となる。これにより、ある製品の設計が進むに従
い、設計に対して解析した解析内容に順次親子関係情報
が付加されてデータベース3に蓄積され、類似の設計に
対する解析結果が多くなり転用可能な割合が増えて解析
内容の有効活用を図り、解析コストの低減を図ることが
可能となる。以下順次詳細に説明する。
【0033】図3は、本発明の画面例(解析リストな
ど)を示す。これは、検索プログラム11がデータベー
ス3から読み出して表示した解析内容の例であって、図
示の下記の情報を対応づけて表示したものである。この
例では、各解析依頼と、対応する解析結果とを関連づけ
て管理するために、依頼と結果を対応づけた各解析をカ
ルテ状に保持している。
【0034】・カルテID: ・カルテID(子): ・題目: ・追加解析ボタン: ・その他: 図中のリストは各行が1つのカルテ、即ち解析内容を表
しており、各カルテには識別子としてカルテIDが付与
されている。カルテIDは、親のカルテIDであって、
最初の設計について解析を依頼した内容に付与された一
意のID(例えば図示の「010627−06」であ
る。カルテID(子)は、親のカルテIDの解析内容の
一部を修正して解析した解析内容のカルテIDであっ
て、親のカルテIDに子(世代)を表すA(1世代),
B(2世代(Aの一部を修正して解析した解析内容),
C(3世代)・・・と、これらABCに付加されている
数字(同じ世代で早く修正して解析した順番)とを付加
したものである。題目は、設計データに対する解析の題
目(タイトル)であって、検索対象となるものである。
追加解析ボタンは、該当するエントリの内容について追
加解析しようとするときに押下するボタンであって、押
下すると後述する図5の解析内容を表示する画面に遷移
する。追加解析ボタンを押下し、表示された解析内容に
対して修正を行うことで生成される新しい解析依頼が最
終的に子のカルテとしてデータベース3に登録されるこ
とになる。
【0035】以上のように、画面上に一意のカルテID
とその親子関係情報をもとに階層的にカルテID(親)
とカルテID(子)を判り易く表示することで、該当す
る題目の追加解析ボタンを押下(選択)して図5の解析
内容を表示させることが可能となる。
【0036】図4は、本発明の画面例(解析内容)を示
す。これは、既述した図3の解析リスト中からの選択
された題目の解析内容を表示したものであり、図示の下
記の情報を表示したものである。
【0037】・カルテID: ・起票日: ・希望納期: ・解析題目: ・ユーザ情報: ・部署名: ・内線: ・名前: ・E−mail: ・関連部門: ・機種(テクノロジ): ・解析目的: ・解析モデル: ・物性値: ・解析条件: ・その他: ここで、カルテIDは解析内容を表す一意のIDであっ
て、親子関係情報を含むものである(図示では親子関係
情報なしで、親であることを表す)。解析題目は、解析
内容を判り易く表示して検索対象とするものである。解
析目的は、設計データに対する解析の目的(例えば図示
の「携帯電話の落下時におけるチップ中心のG予測
値」)である。解析モデルは、解析するモデルに関する
データであって、ここでは、例えばモデルのCADの添
付データである。物性値は解析対象の材料の物性値(例
えば図示の「社内材料DB#4」)である。解析条件は
設計データに対する解析条件(例えば図示の「衝撃評価
指針(#008)に準拠」)である。
【0038】以上のように、図3の解析リストから今回
の設計データについて解析しようとするものに一番類似
するものを選択して図4の画面上にその詳細な解析内容
を表示させることが可能となる。そして、当該図4の画
面上で今回の解析に合うように修正し、コストシミュレ
ーションしてコストが合えば解析依頼して解析すること
が可能となる。
【0039】図5は、動作説明フローチャートを示す。
これは、既述した図4の画面上で解析内容の一部を修正
したときのコストをシミュレーションするときの手順で
ある。
【0040】図5において、S11は、コストシミュレ
ーションプログラム13が修正プログラム12によって
修正された修正データをもとに効率化係数テーブル32
を参照し、費用データテーブル31を作成する。これ
は、既述した図4の画面上に表示した解析内容の一部を
修正された修正データをもとに、後述する図7の(b)
の流用による効率化係数テーブル32中の該当するエン
トリの内容に従い、流用による工数、費用をそれぞれ算
出して図7の(a)の費用データテーブル31を作成す
る。これにより、以前の解析内容を流用することによ
る、今回の解析時に必要な工数および費用を算出できた
こととなる。
【0041】S12は、コストシミュレーションプログ
ラム13が効果を算出して表示する。これは、S11で
算出した結果をもとに、後述する図6の投資効果の欄
に示すように表示する(詳細は図6を用いて後述す
る)。
【0042】S13は、依頼するかどうかの指示を受け
付ける。これは、S12の例えば図6の投資効果の欄
に表示された費用、工数を参照し、利用者が解析依頼す
るか否かを判別し、その結果の指示入力を受け付ける。
YESの場合には、図2のS7に戻り、依頼プログラム
14が依頼を送信する。一方、NOの場合には、費用、
工数が多すぎたので、図2の(A)(START)に戻
りやり直す。
【0043】以上によって、図4の類似する解析内容を
表示させて、修正して修正データをもとにコストをシミ
ュレーションして図6の費用効果を表示し、OKのと
きに解析依頼することにより、解析依頼する前にコスト
をシミュレーションしてOKのときに解析依頼すること
が可能となる。
【0044】図6は、本発明の画面例を示す。ここで
は、図示の下記の情報を対応づけて表示、あるいはコス
トシミュレーションして算出した投資効果を表示した
ものである。
【0045】 ・解析題目: ・解析目的: ・解析モデル: ・物性値: ・解析条件: ・投資効果: ・シミュレーション効果:CAE解析工数 ・実機効果:試作削減工数、試作削減費用、試作期
間、その他 ・費用効果:CAE解析効果: ここで、解析題目、解析目的、解析モデル、物
性値、解析条件は既述した図4の解析題目、解析目
的、解析モデル、物性値、解析条件と同一であるので説
明を省略する。投資効果は、3つからなる。1つ目の
シミュレーション効果はコンピュータによるシミュレ
ーション解析を行った場合の見積もられた費用であっ
て、ここではCAE解析工数であり、工数(例えば1
0.0時間)および費用(例えば1200千円)であ
る。2つ目の実機効果は実機による解析を行った場合
の工数、費用(試作削減工数、試作削減費用、試作期
間、その他)である。3つ目の費用効果は実機効果
からシミュレーション効果を引算した差分であって、シ
ミュレーション解析したときの実機の場合に比較して節
約される費用の効果(CAE解析効果)であり、ここで
は、51時間と4320千円が節約(削減)されるとい
うコストシミュレーション結果である(既述した図5の
S11で計算されてS12で表示されるコストシミュレ
ーション結果である)。
【0046】図7は、本発明の説明図を示す。これは、
既述した図4の画面上で修正プログラム12により解析
内容を一部修正したときに、コストシミュレーションプ
ログラム13が修正データをもとに費用をシミュレーシ
ョンするときの手順を説明するものである。
【0047】図7の(a)は費用データテーブル31の
例を示す。ここで、左端の上段の親は既述した図3の画
面上の解析リストのうちの親の解析に要する工数と費用
を表し、左端の下段の子は親の解析内容を流用したとき
に要する工数と費用を表す、横軸の各欄はINPUT
(データを入力するために要する工数と費用)、SOL
V(解析に要する工数と費用)、OUTPUT(解析結
果を出力するために要する工数と費用)、REPORT
(解析結果を見やすいレポートしてまとめて出力するた
めに要する工数と費用)等である。ここで、○’(親の
解析結果を流用した子の工数、費用を表す)<○(親の
解析に要した工数と費用を表す)である。つまり、流用
した子の工数と費用は親より小さくなる。
【0048】図7の(b)は、流用による効率化係数テ
ーブル32の例を示す。ここで、左端の「モデルの30
%を修正した場合」は、既述した図4の画面上で解析モ
デルの30%を修正した場合に適用される係数をそれぞ
れ予め経験や実験により求めて設定したものである。上
段のINPUT,SOLV,OUTPUT,REPOR
Tは、図7の(a)の同一のものと同じであるので、説
明を省略する。テーブル中の係数、例えばINPUTの
欄の0.5は、左欄のモデルの30%を修正した場合
に、適用される係数である(流用がないときの工数、費
用に係数を乗算したものが、流用したときの工数、費用
である)。
【0049】例えば図4の画面上で解析モデルを30%
変えた場合には、図7の(b)の流用による効率化係数
テーブル32を参照してINPUT,SOLV,OUT
PUT,REPORTのそれぞれの係数を取り出し、図
7の(a)の上段の親の工数、費用に対してそれぞれの
係数を乗算し、下段の子の工数、費用(例えばB’=B
*0.3、b’=b*0.3、以下同様)をそれぞれ算
出して設定したものである。
【0050】以上によって、類似の解析内容を修正した
場合に修正データをもとに図7の(b)の流用による効
率化係数テーブル32を参照して図7の(a)の費用デ
ータテーブル31を自動的に作成して表示(例えば既述
した図6のシミュレーション効果として表示)し、費
用/工数のシミュレーションを行うことが可能となる。
【0051】さて、本発明は上述のように、関連する解
析内容を親子として対応づけ、データベース3に蓄積し
ている。この情報は、システム1からだけではなく、当
然のことながらシステム1により依頼された解析を実施
するシステム2からも参照できるため、システム1から
依頼された解析に対して、システム2側で、親子関係な
どにある類似の解析内容を参照することにより、更に工
数などを削減することが可能である。
【0052】図8は、本発明の説明図を示す。これは、
図4の画面上に表示された解析内容のうちのモデルを変
えた解析依頼に対し、システム2で解析結果についての
レポートを生成する場合のREPORTの例を示す。こ
こでは、図示のように、 ・モデルの板厚変更として、T1からT2に薄くした場
合(図4の解析モデルで板厚をT1からT2に薄く修正
した場合)に、 ・REPORTの内容として、「板厚を薄くしても強度
の低下が規定値内であると分れば、解析の依頼はスキッ
プ可能と判断できる。」 と出力している。即ち、類似の解析内容をもとに、今回
の設計変更に伴う板厚T1を板厚T2に薄くして強度が
低下しても規定値内に収まると既に解析した結果から判
ったり、極めて似た例があって予測ができれば、今回の
解析をしなくても十分であるという判断(REPOR
T)したものである。
【0053】以上のように、類似の解析内容を多数デー
タベース3に蓄積することで、システム2においても、
今回の一部の設計変更に伴う解析(図8の例ではモデル
の板厚を薄く修正したことに伴う再解析)を行なおうと
したときに、類似した多数の解析内容をもとに解析の必
要があるか、スキップしても良いかを推定することが可
能となる。尚、本発明は上記実施例の構成にとらわれる
ものではない。
【0054】(付記1)製品の設計データの解析結果を
蓄積したデータベースを検索する設計解析方法におい
て、上記データベースを参照して解析リストを表示する
ステップと、上記表示された解析リスト中から選択され
た解析内容を表示するステップと、上記表示された解析
内容について、必要に応じて修正するステップと、上記
修正した内容をもとに、解析依頼するステップと、上記
解析依頼して得られた解析結果に新たなIDを付与して
上記データベースに登録するステップとを有する設計解
析方法。
【0055】(付記2)上記新たなIDの付与として、
解析内容の修正元を親とし、該親を修正することで新し
く生成された解析を子とする親子関係情報を当該IDに
付与あるいは別データとして付与し、上記解析リストで
当該親子関係情報をもとに親子関係の情報を含む解析リ
ストを表示することを特徴とする付記1記載の設計解析
方法。
【0056】(付記3)上記設計データに解析内容を表
す題目、解析内容の目的、解析に用いたモデル、解析に
用いた値、解析の条件のうちの少なくとも1つ以上を付
与して上記データベースに登録しておき、該設計データ
に付与された情報を検索して希望とする同一、類似の解
析リストを表示する付記1あるいは付記2記載の設計解
析方法。
【0057】(付記4)上記解析内容が修正されたとき
に、該修正後の解析にかかる費用、および必要に応じて
実機解析にかかる費用を算出して表示するステップを有
する付記1から付記3のいずれかに記載の設計解析方
法。
【0058】(付記5)上記解析にかかる費用として、
修正した元の解析内容を流用したときの費用を算出して
表示すると共に元の解析内容のときの費用を併せて表示
するステップを有する請求項4記載の設計解析方法。
【0059】(付記6)製品の設計データの解析結果を
蓄積したデータベースを検索する設計解析プログラムに
おいて、上記データベースを参照して解析リストを表示
する手段と、上記表示された解析リスト中から選択され
た解析内容を表示する手段と、上記表示された解析内容
について、必要に応じて修正する手段と、上記修正した
内容をもとに、解析依頼する手段と、上記解析依頼して
得られた解析結果に新たなIDを付与して上記データベ
ースに登録する手段としてコンピュータに機能させるた
めの設計解析プログラム。
【0060】(付記7)解析結果を蓄積したデータベー
スを参照して解析リストを表示する手段と、上記表示さ
れた解析リスト中から選択された解析内容を表示する手
段と、上記表示された解析内容について、必要に応じて
修正する手段と、上記修正した内容をもとに、解析依頼
する手段と、上記解析依頼して得られた解析結果に新た
なIDを付与して上記データベースに登録する手段とし
て機能させるコンピュータ読取可能な記録媒体。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
製品の設計の解析の題目などの情報および親子関係を管
理して類似する解析内容を検索・表示し、表示した解析
内容に対する修正内容をもとにコストシミュレーション
すると共に解析内容を蓄積する構成を採用しているた
め、設計時に過去の類似の解析内容の有効活用を図って
解析工数/費用の低減を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム構成図である。
【図2】本発明の動作説明フローチャート(全体)であ
る。
【図3】本発明の画面例(解析リスト等)である。
【図4】本発明の画面例(解析内容)である。
【図5】本発明の動作説明フローチャートである。
【図6】本発明の画面例である。
【図7】本発明の説明図である。
【図8】本発明の説明図である。
【符号の説明】
1:システム 11:検索プログラム 12:修正プログラム 13:コストシミュレーションプログラム 14:依頼プログラム 2:システム 3:データベース 31:費用データテーブル 32:効率化係数テーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福島 正雄 長野県長野市大字鶴賀字鍋屋田1403番地3 株式会社富士通長野システムエンジニア リング内 (72)発明者 寺澤 憲一 長野県長野市大字鶴賀字鍋屋田1403番地3 株式会社富士通長野システムエンジニア リング内 (72)発明者 丸山 勉 長野県長野市大字鶴賀字鍋屋田1403番地3 株式会社富士通長野システムエンジニア リング内 (72)発明者 田村 亮 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 山田 英一 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5B046 CA06 HA05 JA07 KA05 5B075 KK07 KK13 KK33 KK37 ND20 ND23 ND35 NK10 NK13 NK24 NK43 PQ02 PQ46 QM05 UU21 UU40

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】製品の設計データの解析結果を蓄積したデ
    ータベースを検索する設計解析方法において、 上記データベースを参照して解析リストを表示するステ
    ップと、 上記表示された解析リスト中から選択された解析内容を
    表示するステップと、 上記表示された解析内容について、必要に応じて修正す
    るステップと、 上記修正した内容をもとに、解析依頼するステップと、 上記解析依頼して得られた解析結果に新たなIDを付与
    して上記データベースに登録するステップとを有する設
    計解析方法。
  2. 【請求項2】上記新たなIDの付与として、解析内容の
    修正元を親とし、該親を修正することで新しく生成され
    た解析を子とする親子関係情報を当該IDに付与あるい
    は別データとして付与し、上記解析リストで当該親子関
    係情報をもとに親子関係の情報を含む解析リストを表示
    することを特徴とする請求項1記載の設計解析方法。
  3. 【請求項3】上記設計データに解析内容を表す題目、解
    析内容の目的、解析に用いたモデル、解析に用いた値、
    解析の条件のうちの少なくとも1つ以上を付与して上記
    データベースに登録しておき、該設計データに付与され
    た情報を検索して希望とする同一、類似の解析リストを
    表示する請求項1あるいは請求項2記載の設計解析方
    法。
  4. 【請求項4】上記解析内容が修正されたときに、該修正
    後の解析にかかる費用、および必要に応じて実機解析に
    かかる費用を算出して表示するステップを有する請求項
    1から請求項3のいずれかに記載の設計解析方法。
  5. 【請求項5】製品の設計データの解析結果を蓄積したデ
    ータベースを検索する設計解析プログラムにおいて、 上記データベースを参照して解析リストを表示する手段
    と、 上記表示された解析リスト中から選択された解析内容を
    表示する手段と、 上記表示された解析内容について、必要に応じて修正す
    る手段と、 上記修正した内容をもとに、解析依頼する手段と、 上記解析依頼して得られた解析結果に新たなIDを付与
    して上記データベースに登録する手段としてコンピュー
    タに機能させるための設計解析プログラム。
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