JP3914010B2 - 設計解析方法および設計解析プログラム - Google Patents

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  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、製品の設計データの解析結果を蓄積して検索する設計解析方法および設計解析プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車や携帯電話などの製品を設計する際には、検証作業として設計された製品の強度解析、落下衝撃解析、流体解析などの解析を行っている。
【0003】
通常、企業においては、設計部門と解析部門とは、部署が分かれている。
また、解析の種類により使用するソフトが異なるため、従来の解析部門では、解析に関するデータや、解析に関するノウハウなどは各担当者が個々に蓄積していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来の製品を設計し、その解析を行う場合、部署が異なったり、使うソフトが異なったり、各担当者が解析に関するノウハウを個々に蓄積したりしていたため、類似した解析データがあってもどこにあるかわからず、転用したり、参照して有効活用したりできないという問題があった。例えば同じモデルに対する異なる解析であれば、モデルデータを流用することで工数を低減したり、類似した解析を行う場合には以前の解析データを流用したりすることが可能であるが、上記のような現状ではこれらができなかった。
【0005】
また、解析に必要な費用は、開発費に含まれるため、設計部門(解析依頼部門)で内容を把握し、企業としては費用の削減に努める必要があるが、上記のような現状ではこれらの見積や過去の類似の解析を流用して費用を低減したりなどの有効活用ができないという問題があった。
【0006】
本発明は、これらの問題を解決するため、製品の設計の解析の題目などの情報および依頼される解析の親子関係を管理して類似する解析内容を容易に検索・表示することを可能とし、依頼される解析の内容をもとにコストシミュレーションを行いそのコストを見て解析依頼部門が解析依頼するかどうか容易に判断できるようにすると共に解析内容を蓄積することで、設計時に過去の類似の解析内容の有効活用を図って解析工数/費用の低減を図ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
図1を参照して課題を解決するための手段を説明する。
図1において、システム1は、設計部門の計算機システムであって、ここでは、検索プログラム11、修正プログラム12、コストシミュレーションプログラム13、依頼プログラム14などから構成されるものである。
【0008】
検索プログラム11は、データベース3を検索して解析リストを表示させるものである。
修正プログラム12は、解析リストから選択して表示させた解析内容を修正するものである。
【0009】
コストシミュレーションプログラム13は、修正された解析内容に基づいて費用をシミュレーションするものである。
依頼プログラム14は、修正後の解析内容について解析を依頼するものである。
【0010】
システム2は、解析部門の計算機システムである。システム1とシステム2とは、通信網であるインターネット4によって接続されている。
データベース3は、解析内容を蓄積するものである。
【0011】
次に、動作を説明する。
システム1を構成する検索プログラム11がデータベース3を検索してシステム1が受け付けた検索条件に基づいて該当する解析リストを表示し、修正プログラム12が解析リストから選択されて表示された解析内容について修正し、依頼プログラム14が修正した内容について解析依頼し、解析依頼して得られた解析結果に新たなIDを付与してデータベース3に登録するようにしている。
【0012】
この際、新たなIDの付与として、解析内容を修正した修正元の解析を親とし、その内容を修正し、新たな解析依頼として生成したものを子とする親子関係情報を当該IDに付与あるいは別データとして付与し、解析リストで当該親子関係情報をもとに親子関係の解析リストを表示するようにしている。
【0013】
また、設計データに解析内容を表す題目、解析内容の目的、解析に用いたモデル、解析に用いた値、解析の条件のうちの少なくとも1つ以上を付与してデータベース3に登録しておき、設計データに付与された情報を検索して希望とする同一、類似の解析リストを表示するようにしている。
【0014】
また、コストシミュレーションプログラム13が解析内容について修正されたときに、解析にかかる費用、および必要に応じて実機解析するときにかかる費用を算出して表示するようにしている。
【0015】
また、解析にかかる費用として、修正した元の解析内容の転用したときの費用を算出して表示すると共に元の解析内容のときの費用を併せて表示するようにしている。
【0016】
従って、製品の設計の解析の題目などの情報および親子関係を管理して類似する解析内容を検索・表示し、その中から選択された解析に対する修正内容をもとにコストシミュレーションすると共に解析内容を蓄積することにより、設計時に過去の類似の解析内容の有効活用を図って解析工数/費用の低減を図ることが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、図1から図8を用いて本発明の実施の形態および動作を順次詳細に説明する。
【0018】
図1は、本発明のシステム構成図を示す。
図1において、システム1は、設計部門A.B・・・・Nのそれぞれの計算機システムであって、ここでは、検索プログラム11、修正プログラム12、コストシミュレーションプログラム13、依頼プログラム14などからそれぞれ構成されるものである。
【0019】
検索プログラム11は、データベース3を検索して過去の解析内容に関する一覧である解析リストを表示させたりなどするものである。
修正プログラム12は、解析リストから選択して表示させた解析内容を修正したりなどするものである。
【0020】
コストシミュレーションプログラム13は、修正プログラム12により修正された内容に基づき解析に要する費用(費用/工数)をシミュレーションしたりなどするものである。
【0021】
依頼プログラム14は、修正後の解析内容について解析を解析部門のシステム2に依頼したりなどするものである。
システム2は、解析部門の計算機システムである。
【0022】
データベース3は、システム1から受けた解析依頼に関する情報と、該依頼に基づきシステム2で行った解析の結果情報などである解析内容を蓄積するものであって、設計部門A,B,C・・・N用にそれぞれ蓄積するものである。また、各企業毎(例えば企業A,B,C・・・毎)に解析内容を蓄積するようにしてもよい。
【0023】
次に、図2のフローチャートの順番に従い、図1の構成の全体の動作を説明する。
図2は、本発明の動作説明フローチャートを示す。
【0024】
図2において、S1は、検索プログラム11が全解析リストを表示する。これは、例えば設計部門Aのシステム1における操作であれば、図1のデータベース3から設計部門A用に蓄積されている解析内容に関する一覧である全解析リストを取り出してその一覧を図3の画面上に示すように表示する。
【0025】
S2は、検索プログラム11が検索する。これは、S1で表示された解析リスト中から、利用者からの指示に応じた条件を指定して同一、類似のものを検索する。検索は、解析リストの各解析内容に付与されている題目(あるいは必要に応じて、目的、モデル、値、条件)について同一、類似(一部一致)について検索して該当するものを強調表示、図3の画面の上部に表示、あるいは別画面上に表示する。また、解析リストは、解析内容に親子関係があるときは後述する図3に示すように、親の解析内容に対応づけて子の解析内容を階層構造として表示する(図4を用いて後述する)。
【0026】
S3は、OKか判別する。これは、S2で検索された同一、類似の中に所望の解析内容があるか判別する。YESの場合には、S4に進む。NOの場合には、S2に戻り、検索条件を変えて再度、検索する。
【0027】
S4は、修正プログラム12が起票画面を表示する。これは、S3のYESでOKとして選択された解析内容を例えば後述する図4の画面上に示すように修正更新が可能な形で表示する。ここでは、図示の下記の情報を表示する。
【0028】
・カルテ番号:
・題目:
・目的:
・モデル:
・値:
・条件:
・その他:
S5は、修正プログラム12が修正する。これは、S4で表示された同一、類似の解析内容を表示した図4の画面上で、今回解析しようとする内容に沿うように利用者からの指示に応じて修正(モデル、値、条件などの必要なものを修正)する。
【0029】
S6は、コストシミュレーションプログラム13が費用予測する。これは、S5で修正した後の解析内容をもとに、後述する図6に示すように解析費用(シミュレーション解析費用、実機解析費用など)のシミュレーションを行う。
【0030】
S7は、依頼プログラム14が依頼する。これは、S6の費用予測を参照してシステム1の利用者が解析依頼すると判断したときに、該利用者からの指示に応じて解析依頼する。尚、費用が予定を超過などしたときはS5の修正内容を見直したり、S2の検索からやり直したりする。
【0031】
S8は、依頼プログラム14がDB登録する。これは、S7で解析依頼した結果(解析内容)が得られたときに新たな一意のカルテ番号を付与してデータベース3に蓄積する。この際、後述する図3の親子関係を表す情報をここでは、カルテ番号に付与してデータベース3に蓄積する。
【0032】
以上のように、データベース3に親子関係情報を付与して蓄積されている解析内容のリストを表示し、検索して同一あるいは類似の解析内容を表示して必要に応じて修正し、解析費用をシミュレーションして妥当な解析費用のときに解析依頼し、結果の解析内容に親子関係情報を付加してデータベース3に蓄積することが可能となる。これにより、ある製品の設計が進むに従い、設計に対して解析した解析内容に順次親子関係情報が付加されてデータベース3に蓄積され、類似の設計に対する解析結果が多くなり転用可能な割合が増えて解析内容の有効活用を図り、解析コストの低減を図ることが可能となる。以下順次詳細に説明する。
【0033】
図3は、本発明の画面例(解析リストなど)を示す。これは、検索プログラム11がデータベース3から読み出して表示した解析内容の例であって、図示の下記の情報を対応づけて表示したものである。この例では、各解析依頼と、対応する解析結果とを関連づけて管理するために、依頼と結果を対応づけた各解析をカルテ状に保持している。
【0034】
・カルテID:
・カルテID(子):
・題目:
・追加解析ボタン:
・その他:
図中のリストは各行が1つのカルテ、即ち解析内容を表しており、各カルテには識別子としてカルテIDが付与されている。カルテIDは、親のカルテIDであって、最初の設計について解析を依頼した内容に付与された一意のID(例えば図示の「010627−06」である。カルテID(子)は、親のカルテIDの解析内容の一部を修正して解析した解析内容のカルテIDであって、親のカルテIDに子(世代)を表すA(1世代),B(2世代(Aの一部を修正して解析した解析内容),C(3世代)・・・と、これらABCに付加されている数字(同じ世代で早く修正して解析した順番)とを付加したものである。題目は、設計データに対する解析の題目(タイトル)であって、検索対象となるものである。追加解析ボタンは、該当するエントリの内容について追加解析しようとするときに押下するボタンであって、押下すると後述する図5の解析内容を表示する画面に遷移する。追加解析ボタンを押下し、表示された解析内容に対して修正を行うことで生成される新しい解析依頼が最終的に子のカルテとしてデータベース3に登録されることになる。
【0035】
以上のように、画面上に一意のカルテIDとその親子関係情報をもとに階層的にカルテID(親)とカルテID(子)を判り易く表示することで、該当する題目の追加解析ボタンを押下(選択)して図5の解析内容を表示させることが可能となる。
【0036】
図4は、本発明の画面例(解析内容)を示す。これは、既述した図3の解析リスト中から▲1▼の選択された題目の解析内容を表示したものであり、図示の下記の情報を表示したものである。
【0037】
・カルテID:
・起票日:
・希望納期:
・解析題目:
・ユーザ情報:
・部署名:
・内線:
・名前:
・E−mail:
・関連部門:
・機種(テクノロジ):
・解析目的:
・解析モデル:
・物性値:
・解析条件:
・その他:
ここで、カルテIDは解析内容を表す一意のIDであって、親子関係情報を含むものである(図示では親子関係情報なしで、親であることを表す)。解析題目は、解析内容を判り易く表示して検索対象とするものである。解析目的は、設計データに対する解析の目的(例えば図示の「携帯電話の落下時におけるチップ中心のG予測値」)である。解析モデルは、解析するモデルに関するデータであって、ここでは、例えばモデルのCADの添付データである。物性値は解析対象の材料の物性値(例えば図示の「社内材料DB#4」)である。解析条件は設計データに対する解析条件(例えば図示の「衝撃評価指針(#008)に準拠」)である。
【0038】
以上のように、図3の解析リストから今回の設計データについて解析しようとするものに一番類似するものを選択して図4の画面上にその詳細な解析内容を表示させることが可能となる。そして、当該図4の画面上で今回の解析に合うように修正し、コストシミュレーションしてコストが合えば解析依頼して解析することが可能となる。
【0039】
図5は、動作説明フローチャートを示す。これは、既述した図4の画面上で解析内容の一部を修正したときのコストをシミュレーションするときの手順である。
【0040】
図5において、S11は、コストシミュレーションプログラム13が修正プログラム12によって修正された修正データをもとに効率化係数テーブル32を参照し、費用データテーブル31を作成する。これは、既述した図4の画面上に表示した解析内容の一部を修正された修正データをもとに、後述する図7の(b)の流用による効率化係数テーブル32中の該当するエントリの内容に従い、流用による工数、費用をそれぞれ算出して図7の(a)の費用データテーブル31を作成する。これにより、以前の解析内容を流用することによる、今回の解析時に必要な工数および費用を算出できたこととなる。
【0041】
S12は、コストシミュレーションプログラム13が効果を算出して表示する。これは、S11で算出した結果をもとに、後述する図6の▲6▼投資効果の欄に示すように表示する(詳細は図6を用いて後述する)。
【0042】
S13は、依頼するかどうかの指示を受け付ける。これは、S12の例えば図6の▲6▼投資効果の欄に表示された費用、工数を参照し、利用者が解析依頼するか否かを判別し、その結果の指示入力を受け付ける。YESの場合には、図2のS7に戻り、依頼プログラム14が依頼を送信する。一方、NOの場合には、費用、工数が多すぎたので、図2の(A)(START)に戻りやり直す。
【0043】
以上によって、図4の類似する解析内容を表示させて、修正して修正データをもとにコストをシミュレーションして図6の▲6▼費用効果を表示し、OKのときに解析依頼することにより、解析依頼する前にコストをシミュレーションしてOKのときに解析依頼することが可能となる。
【0044】
図6は、本発明の画面例を示す。ここでは、図示の下記の情報を対応づけて表示、あるいはコストシミュレーションして算出した▲6▼投資効果を表示したものである。
【0045】
・▲1▼解析題目:
・▲2▼解析目的:
・▲3▼解析モデル:
・▲4▼物性値:
・▲5▼解析条件:
・▲6▼投資効果:
・▲7▼シミュレーション効果:CAE解析工数
・▲8▼実機効果:試作削減工数、試作削減費用、試作期間、その他
・▲9▼費用効果:CAE解析効果:
ここで、▲1▼解析題目、▲2▼解析目的、▲3▼解析モデル、▲4▼物性値、▲5▼解析条件は既述した図4の解析題目、解析目的、解析モデル、物性値、解析条件と同一であるので説明を省略する。▲6▼投資効果は、3つからなる。1つ目の▲7▼シミュレーション効果はコンピュータによるシミュレーション解析を行った場合の見積もられた費用であって、ここではCAE解析工数であり、工数(例えば10.0時間)および費用(例えば1200千円)である。2つ目の▲8▼実機効果は実機による解析を行った場合の工数、費用(試作削減工数、試作削減費用、試作期間、その他)である。3つ目の▲9▼費用効果は▲8▼実機効果からシミュレーション効果を引算した差分であって、シミュレーション解析したときの実機の場合に比較して節約される費用の効果(CAE解析効果)であり、ここでは、51時間と4320千円が節約(削減)されるというコストシミュレーション結果である(既述した図5のS11で計算されてS12で表示されるコストシミュレーション結果である)。
【0046】
図7は、本発明の説明図を示す。これは、既述した図4の画面上で修正プログラム12により解析内容を一部修正したときに、コストシミュレーションプログラム13が修正データをもとに費用をシミュレーションするときの手順を説明するものである。
【0047】
図7の(a)は費用データテーブル31の例を示す。ここで、左端の上段の親は既述した図3の画面上の解析リストのうちの親の解析に要する工数と費用を表し、左端の下段の子は親の解析内容を流用したときに要する工数と費用を表す、横軸の各欄はINPUT(データを入力するために要する工数と費用)、SOLV(解析に要する工数と費用)、OUTPUT(解析結果を出力するために要する工数と費用)、REPORT(解析結果を見やすいレポートしてまとめて出力するために要する工数と費用)等である。ここで、○’(親の解析結果を流用した子の工数、費用を表す)<○(親の解析に要した工数と費用を表す)である。つまり、流用した子の工数と費用は親より小さくなる。
【0048】
図7の(b)は、流用による効率化係数テーブル32の例を示す。ここで、左端の「モデルの30%を修正した場合」は、既述した図4の画面上で解析モデルの30%を修正した場合に適用される係数をそれぞれ予め経験や実験により求めて設定したものである。上段のINPUT,SOLV,OUTPUT,REPORTは、図7の(a)の同一のものと同じであるので、説明を省略する。テーブル中の係数、例えばINPUTの欄の0.5は、左欄のモデルの30%を修正した場合に、適用される係数である(流用がないときの工数、費用に係数を乗算したものが、流用したときの工数、費用である)。
【0049】
例えば図4の画面上で解析モデルを30%変えた場合には、図7の(b)の流用による効率化係数テーブル32を参照してINPUT,SOLV,OUTPUT,REPORTのそれぞれの係数を取り出し、図7の(a)の上段の親の工数、費用に対してそれぞれの係数を乗算し、下段の子の工数、費用(例えばB’=B*0.3、b’=b*0.3、以下同様)をそれぞれ算出して設定したものである。
【0050】
以上によって、類似の解析内容を修正した場合に修正データをもとに図7の(b)の流用による効率化係数テーブル32を参照して図7の(a)の費用データテーブル31を自動的に作成して表示(例えば既述した図6の▲7▼シミュレーション効果として表示)し、費用/工数のシミュレーションを行うことが可能となる。
【0051】
さて、本発明は上述のように、関連する解析内容を親子として対応づけ、データベース3に蓄積している。この情報は、システム1からだけではなく、当然のことながらシステム1により依頼された解析を実施するシステム2からも参照できるため、システム1から依頼された解析に対して、システム2側で、親子関係などにある類似の解析内容を参照することにより、更に工数などを削減することが可能である。
【0052】
図8は、本発明の説明図を示す。これは、図4の画面上に表示された解析内容のうちのモデルを変えた解析依頼に対し、システム2で解析結果についてのレポートを生成する場合のREPORTの例を示す。ここでは、図示のように、
・モデルの板厚変更として、T1からT2に薄くした場合(図4の解析モデルで板厚をT1からT2に薄く修正した場合)に、
・REPORTの内容として、「板厚を薄くしても強度の低下が規定値内であると分れば、解析の依頼はスキップ可能と判断できる。」
と出力している。即ち、類似の解析内容をもとに、今回の設計変更に伴う板厚T1を板厚T2に薄くして強度が低下しても規定値内に収まると既に解析した結果から判ったり、極めて似た例があって予測ができれば、今回の解析をしなくても十分であるという判断(REPORT)したものである。
【0053】
以上のように、類似の解析内容を多数データベース3に蓄積することで、システム2においても、今回の一部の設計変更に伴う解析(図8の例ではモデルの板厚を薄く修正したことに伴う再解析)を行なおうとしたときに、類似した多数の解析内容をもとに解析の必要があるか、スキップしても良いかを推定することが可能となる。尚、本発明は上記実施例の構成にとらわれるものではない。
【0054】
(付記1)
製品の設計データの解析結果を蓄積したデータベースを検索する設計解析方法において、
上記データベースを参照して解析リストを表示するステップと、
上記表示された解析リスト中から選択された解析内容を表示するステップと、
上記表示された解析内容について、必要に応じて修正するステップと、
上記修正した内容をもとに、解析依頼するステップと、
上記解析依頼して得られた解析結果に新たなIDを付与して上記データベースに登録するステップと
を有する設計解析方法。
【0055】
(付記2)
上記新たなIDの付与として、解析内容の修正元を親とし、該親を修正することで新しく生成された解析を子とする親子関係情報を当該IDに付与あるいは別データとして付与し、上記解析リストで当該親子関係情報をもとに親子関係の情報を含む解析リストを表示することを特徴とする付記1記載の設計解析方法。
【0056】
(付記3)
上記設計データに解析内容を表す題目、解析内容の目的、解析に用いたモデル、解析に用いた値、解析の条件のうちの少なくとも1つ以上を付与して上記データベースに登録しておき、該設計データに付与された情報を検索して希望とする同一、類似の解析リストを表示する付記1あるいは付記2記載の設計解析方法。
【0057】
(付記4)
上記解析内容が修正されたときに、該修正後の解析にかかる費用、および必要に応じて実機解析にかかる費用を算出して表示するステップを有する付記1から付記3のいずれかに記載の設計解析方法。
【0058】
(付記5)
上記解析にかかる費用として、修正した元の解析内容を流用したときの費用を算出して表示すると共に元の解析内容のときの費用を併せて表示するステップを有する請求項4記載の設計解析方法。
【0059】
(付記6)
製品の設計データの解析結果を蓄積したデータベースを検索する設計解析プログラムにおいて、
上記データベースを参照して解析リストを表示する手段と、
上記表示された解析リスト中から選択された解析内容を表示する手段と、
上記表示された解析内容について、必要に応じて修正する手段と、
上記修正した内容をもとに、解析依頼する手段と、
上記解析依頼して得られた解析結果に新たなIDを付与して上記データベースに登録する手段と
してコンピュータに機能させるための設計解析プログラム。
【0060】
(付記7)
解析結果を蓄積したデータベースを参照して解析リストを表示する手段と、
上記表示された解析リスト中から選択された解析内容を表示する手段と、
上記表示された解析内容について、必要に応じて修正する手段と、
上記修正した内容をもとに、解析依頼する手段と、
上記解析依頼して得られた解析結果に新たなIDを付与して上記データベースに登録する手段と
して機能させるコンピュータ読取可能な記録媒体。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、製品の設計の解析の題目などの情報および親子関係を管理して類似する解析内容を検索・表示し、表示した解析内容に対する修正内容をもとにコストシミュレーションすると共に解析内容を蓄積する構成を採用しているため、設計時に過去の類似の解析内容の有効活用を図って解析工数/費用の低減を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム構成図である。
【図2】本発明の動作説明フローチャート(全体)である。
【図3】本発明の画面例(解析リスト等)である。
【図4】本発明の画面例(解析内容)である。
【図5】本発明の動作説明フローチャートである。
【図6】本発明の画面例である。
【図7】本発明の説明図である。
【図8】本発明の説明図である。
【符号の説明】
1:システム
11:検索プログラム
12:修正プログラム
13:コストシミュレーションプログラム
14:依頼プログラム
2:システム
3:データベース
31:費用データテーブル
32:効率化係数テーブル

Claims (2)

  1. コンピュータによって実行される設計解析方法において、
    上記コンピュータが検索プログラムを実行することによって、少なくとも解析依頼に関する情報と解析の結果情報とを含む解析内容に関する情報を蓄積するデータベースを参照して、該解析内容に関する一覧である解析リストを表示するステップと、
    上記コンピュータが修正プログラムを実行することによって、上記表示た解析リスト中から選択入力された第1の解析内容の詳細を表示するステップと、
    上記コンピュータが上記修正プログラムを実行することによって、上記表示第1の解析内容の上記解析依頼に関する情報について、解析対象とするモデルに関するデータへの修正の指示を受け付けるステップと、
    上記コンピュータがコストシミュレーションプログラムを実行することによって、解析モデルの修正度合いと係数とを対応付けて管理する効率化係数テーブルを参照し、上記受け付けた修正の後のモデルの、該修正の対象とした元のモデルに対する修正度合いに応じた係数を求め、該係数を上記第1の解析内容に示される解析に要する工数と費用とに乗ずることで、上記修正の後のモデルの解析に要する工数と費用とを算出するステップと、
    上記算出した修正の後のモデルの解析に要する工数と費用とを出力するステップと
    を含む設計解析方法。
  2. コンピュータが設計解析を実行するための設計解析プログラムにおいて、
    上記コンピュータが検索プログラムを実行することによって、少なくとも解析依頼に関する情報と解析の結果情報とを含む解析内容に関する情報を蓄積するデータベースを参照して、該解析内容に関する一覧である解析リストを表示するステップと、
    上記コンピュータが修正プログラムを実行することによって、上記表示た解析リスト中から選択入力された第1の解析内容の詳細を表示するステップと、
    上記コンピュータが上記修正プログラムを実行することによって、上記表示第1の解析内容の上記解析依頼に関する情報について、解析対象とするモデルに関するデータへの修正の指示を受け付けるステップと、
    上記コンピュータがコストシミュレーションプログラムを実行することによって、解析モデルの修正度合いと係数とを対応付けて管理する効率化係数テーブルを参照し、上記受け付けた修正の後のモデルの、該修正の対象とした元のモデルに対する修正度合いに応じた係数を求め、該係数を上記第1の解析内容に示される解析に要する工数と費用とに乗ずることで、上記修正の後のモデルの解析に要する工数と費用とを算出するステップと、
    上記算出した修正の後のモデルの解析に要する工数と費用とを出力するステップと
    として機能させるための設計解析プログラム。
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