JP6036381B2 - 設計工数予測装置、方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、設計工数予測装置、方法及びプログラムに関し、特に、製品モデルを変更して新しいモデルを設計する場合における設計工数予測装置、方法及びプログラムに関する。
製品モデルを変更し新しいモデルを設計する際に、変更前の形状定義を使用できるようにした製品設計装置に関する技術については、例えば、特許文献1〜3に開示されている。
特許文献1には、CAM(Computer Aided Manufacturing)等を用いて製品を開発する場合において、過去の開発の工数データに基づき、開発工数を推定する技術が開示されている。特許文献2には、設計処理の各工程及び全体の工数を計算することにより、設計工数を見積もる技術が開示されている。特許文献3には、LSI開発の工数を予測するため、予測工数との間で相関関係があることが知られている少なくとも1つのパラメータを用いた近似式を用いる技術が開示されている。
特開平08−016639号公報 特開2002−015011号公報 特開平10−111887号公報
ここで、金型設計及び製作におけるNC(numerical control)データ作成工程では、作成済みのNCデータのうち類似のNCデータについての加工方法、条件及び工具経路等のCAM情報を流用することで、新規のNCデータの作成工数(又は型費)を低減することを目標としている。しかしながら、上述した特許文献1〜3には、変更前の形状定義を流用する場合のCAMデータの設計工数を見積もることが困難であるという問題点がある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、金型を設計する際に、設計工数の見積もりの精度を向上するための設計工数予測装置、方法及びプログラムを提供することを目的としている。
本発明の第1の態様にかかる設計工数予測装置は、金型設計の際、既存の型データを流用して設計する際の設計工数を予測する設計工数予測装置であって、流用元の型データと設計対象の型データとの加工属性を考慮して、前記流用元から前記設計対象へ型データを流用する度合いである流用率を算出する流用率算出部と、前記流用率に基づいて、前記設計対象の設計工数を算出する設計工数算出部と、を備えるものである。これにより、金型を設計する際に、設計工数の見積もりの精度を向上することができる。
また、前記設計工数算出部は、前記流用率に基づいて所定の補正関数を用いて、前記設計対象の設計工数を算出することが望ましい。これにより、設計工数の見積もりの精度をさらに向上することができる。
また、前記流用率算出部は、前記流用元の型データの加工属性と、前記設計対象の型データの加工属性とを比較して、加工部位ごとに流用の可否を判定し、前記流用の可否の判定結果に基づいて、前記流用率を算出することが望ましい。これにより、より精密に設計工数を見積もることができる。
また、前記流用率算出部は、前記流用元の型データの加工属性と、前記設計対象の型データの加工属性とを比較して、加工部位ごとに流用の可否を判定し、前記流用可と判定された加工部位について流用の種別を判定し、前記流用の種別の判定結果に基づいて、前記加工部位及び前記流用の種別ごとの部分流用率を算出し、前記部分流用率に基づき前記流用率を算出するようにするとよい。これにより、より精密に設計工数を見積もることができる。
さらに、前記流用率算出部は、前記加工部位及び前記流用の種別の組み合わせに基づく係数を用いて、前記部分流用率から前記流用率を算出するとよい。これにより、加工部位及び流用の種別に応じてきめ細かな流用率の算出が可能となる。
さらに、前記流用の種別は、少なくとも完全一致、位置違い及び形違いを含むとよい。これにより、流用の種別に応じた適切な重み付けを用いて設計工数を見積もることができる。
または、前記流用率算出部は、前記金型設計における品番、工程情報及び部品情報を入力する入力手段と、前記入力手段により入力された前記品番、前記工程情報及び前記部品情報並びに前記算出された部分流用率を入力データとするニューラルネットワークを用いた演算を実行することで、当該品番に関する前記流用率及び予測CAM工数を出力する演算手段とを備え、前記ニューラルネットワークは、複数の入力層ニューロン素子を含む入力層と、複数の出力層ニューロン素子を含む出力層と、前記複数の入力層ニューロン素子と前記複数の出力層ニューロン素子との間に設けられる複数の中間層ニューロン素子を含む少なくとも1層の中間層とを有し、前記入力手段により入力された前記品番、前記工程情報及び前記部品情報、並びに、前記算出された部分流用率を前記入力層に対する入力データとし、前記品番に関する流用率及び予測CAM工数を前記出力層による出力データとする階層結合型ニューラルネットワークであるようにしてもよい。これにより、経験的に見積もられた設計工数を学習させて、より予測の精度を高めることができる。
本発明の第2の態様にかかる設計工数予測方法は、金型設計の際、既存の型データを流用して設計する際の設計工数をコンピュータにより予測する設計工数予測方法であって、前記コンピュータが、流用元の型データと設計対象の型データとの加工属性を考慮して、前記流用元から前記設計対象へ型データを流用する度合いである流用率を算出し、前記流用率に基づいて、前記設計対象の設計工数を算出する。これにより、金型を設計する際に、設計工数の見積もりの精度を向上することができる。
本発明の第3の態様にかかる設計工数予測プログラムは、金型設計の際、既存の型データから設計変更する際の設計工数を予測する処理をコンピュータに実行させる設計工数予測プログラムであって、流用元の型データと設計対象の型データとの加工属性を考慮して、前記流用元から前記設計対象へ型データを流用する度合いである流用率を算出する処理と、前記流用率に基づいて、前記設計対象の設計工数を算出する処理と、を前記コンピュータに実行させる。これにより、金型を設計する際に、設計工数の見積もりの精度を向上することができる。
本発明により、金型を設計する際に、設計工数の見積もりの精度を向上するための設計工数予測装置、方法及びプログラムを提供することができる。
本発明の実施の形態1にかかる設計工数予測装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1にかかる金型設計全体の工程の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1にかかる設計工数予測処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1にかかる加工部位ごとの流用可否及び流用タイプの例を示す図である。 本発明の実施の形態1にかかる流用率の例を示す図である。 本発明の実施の形態1にかかる工数低減率係数の例を示す図である。 本発明の実施の形態1にかかる工数低減率補正関数テーブルの例を示す図である。 本発明の実施の形態1にかかる流用率及び工数低減率の例を示す図である。 本発明の実施の形態1にかかる加工部位グループごとの流用タイプの個数の例を示す図である。 本発明の実施の形態1にかかる流用率の算出過程の例を示す図である。 本発明の実施の形態1にかかる工数低減率係数の例を示す図である。 本発明の実施の形態1にかかる補正関数テーブルの例を示す図である。 本発明の実施の形態2にかかる階層結合型ニューラルネットワークの例を示す図である。
以下では、上述した各態様を含む本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略する。
<発明の実施の形態1>
図1は、本発明の実施の形態1にかかる設計工数予測装置1の構成を示すブロック図である。本発明の実施の形態1にかかる設計工数予測装置1は、金型設計の際、既存の型データを流用して設計する際の設計工数を予測するものである。具体的には、設計工数予測装置1は、典型的なコンピュータシステムを用いて構成されている。設計工数予測装置1は、CPU(Central Processing Unit)11と、RAM(Random Access Memory)12と、ROM(Read Only Memory)13と、入力装置14と、表示装置15と、通信IF(インタフェース)16と、ハードディスク17とを備える。また、ハードディスク17は、不揮発性記憶装置であり、OS(Operating System)171、予測CAM工数算出プログラム172、型Assyデータ(対象車種)173、型Assyデータ(流用元車種)174、流用率175、工数低減率係数176及び補正関数177が格納されている。
予測CAM工数算出プログラム172は、本発明の実施の形態1にかかる設計工数予測処理が実装されたコンピュータプログラムである。設計工数予測処理には、少なくとも流用率算出処理及び設計工数算出処理とを含む。型Assyデータ(対象車種)173は、設計対象の金型の型データである。型Assyデータ(流用元車種)174は、流用元の金型の型データである。型Assyデータ(対象車種)173及び型Assyデータ(流用元車種)174は、例えば、CAM情報である。流用率175は、流用元から設計対象へ型データを流用する度合いを示す数値データである。工数低減率係数176は、設計工数の低減率を算出するために用いる係数である。補正関数177は、設計工数の低減率を補正するための関数である。
CPU11は、設計工数予測装置1における各種処理、RAM12、ROM13、入力装置14、表示装置15、通信IF16及びハードディスク17へのアクセス等を制御する。CPU11は、RAM12、ROM13及びハードディスク17に格納されたOS171及び予測CAM工数算出プログラム172を読み込み、実行する。これにより、設計工数予測装置1における設計工数予測処理を実行する言い換えると、流用率算出部及び設計工数算出部として機能する。
入力装置14は、オペレータによる入力を受け付ける装置である。例えば、入力装置14としてマウス及びキーボード又はタッチパネル等が挙げられるが、これに限定されない。
表示装置15は、CPU11による演算結果や、オペレータに対して入力装置14による入力を促すための画面などを表示する。表示装置15は、例えば、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ等が利用可能である。
通信IF16は、図1に示すコンピュータシステムのデータ入出力インタフェースの1つである。通信IF16は、LAN(Local Area Network)、IEEE1394等のネットワークと接続してデータの送受信を行う。
図2は、本発明の実施の形態1にかかる金型設計全体の工程の流れを示すフローチャートである。まず、ユーザは、設計対象の金型を設計する(S101)。次に、ユーザは、予測NCデータを作成する(S102)。そして、ユーザは、設計工数予測装置1を用いて予測CAM工数(設計工数)を算出する(S103)。その後、ユーザは、設計工数予測装置1により算出された予測CAM工数が基準を満たすか否かを判定する(S104)。基準を満たさないと判定した場合、ユーザは、予測NCデータを修正し(S105)、ステップS101へ戻る。ステップS104において、予測CAM工数が基準を満たすと判定した場合、ユーザは、設計工数予測装置1等を用いて図面等を出力する(S106)。そして、ユーザは、予測CAM工数に基づいてNCデータ作成日程を計画する(S107)。
図3は、本発明の実施の形態1にかかる設計工数予測処理の流れを示すフローチャートである。また、以下の説明では、ある特定の下型(例として、品番"11111"、工程名"3"、部品名"下型")における加工工程を想定した場合を、適宜、具体例として図示するものとする。まず、設計工数予測装置1は、対象車種(設計対象)の型Assyデータを入力する(S111)。例えば、ユーザにより設計された設計対象の型データが設計工数予測装置1に入力される。そして、設計工数予測装置1は、入力されたデータを型Assyデータ(対象車種)173としてハードディスク17に格納する。
また、設計工数予測装置1は、流用元車種の型Assyデータを入力する(S112)。例えば、ユーザが上記設計の際に参考にした流用元の型データが設計工数予測装置1に入力される。そして、設計工数予測装置1は、入力されたデータを型Assyデータ(流用元車種)174としてハードディスク17に格納する。
次に、設計工数予測装置1は、対象車種と流用元車種の型Assyデータの加工属性の一致判定を行う(S113)。すなわち、設計工数予測装置1は、流用元の型データの加工属性と、設計対象の型データの加工属性とを比較して、加工部位ごとに流用の可否と有用の種別(流用タイプ)を判定する。ここで、加工属性は、各部位の加工設計に関わる詳細な意味を持つ特徴を示す。その特徴には、部位の意味として、穴の"逃がし"、座の"取り付け"等があり、設計関係として、仕上げ記号、公差等がある。加工属性の例としては、「逃がし穴(▽)」等となる。尚、「▽」は図面を仕上げる際の精度を示す仕上げ記号の一例であり、これに限定されない。また、設計工数予測装置1は加工属性を考慮して加工部位ごとに、設計対象の型データについて対応する流用元の型データを流用可能か否かを判定する。そして、流用可能と判定された加工部位について、設計工数予測装置1は、当該加工部位の類似度として完全一致、位置違い又は形違いのいずれの流用タイプであるかを判定する。ここで、完全一致とは、加工部位が一致しており、型データをそのまま流用できることを示す。また、位置違いとは加工部位の位置が異なり、形状について流用できることを示す。特に、位置違いについては、平行又は回転による違いであるかも判定する。さらに、形違いとは、加工部位の大きさが異なるつまり相似形であり、基準となる位置は流用できることを示す。尚、流用タイプはこれに限定されない。ここで、図4は、本発明の実施の形態1にかかる加工部位ごとの流用可否及び流用タイプの例を示す図である。
続いて、設計工数予測装置1は、全体のCAM流用率を算出する(S114)。すなわち、設計工数予測装置1は、加工属性の一致判定の判定結果に基づいてCAM流用率を算出する。具体的には、設計工数予測装置1は、加工部位の総数当たりの流用可能と判定された加工部位数の比率をCAM流用率として算出する。
そして、設計工数予測装置1は、加工部位G単位のCAM流用率を算出する(S115)。すなわち、設計工数予測装置1は、加工部位名を加工部位グループごとにまとめて、グループ内の加工部位数を集計する。そして、設計工数予測装置1は、各加工部位グループにおける流用タイプごとに、加工部位の個数を集計し、グループ内の加工部位の総数当たりの各流用タイプに分類された加工部位の個数の比率を流用率(部分流用率)として算出する。また、加工部位グループ当たりの全ての流用タイプにおける個数及び流用率を集計し、流用可と判定された個数及び流用率として算出する。図5は、上記の部品名"下型"における流用率の例を示す図である。
その後、設計工数予測装置1は、予測CAM工数を算出する(S116)。以下に、予測CAM工数を算出するための一例を説明する。まず、図6は、上記の部品名"下型"における工数低減率係数176の例を示す図である。図6に基づいて、工数低減率係数を以下の式(1)に示す行列式で表現する。すなわち、工数低減率係数は、加工部位及び流用タイプの組み合わせに基づく係数である。
Figure 0006036381
そして、設計工数予測装置1は、加工部位グループごとの工数低減率を算出する。具体的には、図5の加工部位グループである壁、座、穴の3グループについて、加工部位グループ及び流用タイプごとに、全体個数当たりの加工部位の個数の比率を算出し、以下の式(2)に示す行列式で表現する。ここで、当該行列式は、行方向が流用タイプ、列方向が加工部位グループとしている。例えば、1行目1列目の"0.10"は、加工部位グループ「壁」の流用タイプ「完全一致」の全体に占める加工部位の個数の割合となる。また、1行目2列目の"0.05"は、加工部位グループ「壁」の流用タイプ「位置違い」の全体に占める加工部位の個数の割合となる。そして、当該行列式に上述した工数低減率係数を掛け合わせることで、壁、座、穴のそれぞれの工数低減率が求まる。
Figure 0006036381
続いて、設計工数予測装置1は、以下の式(3)に示すように、各グループの工数低減率成分の和である工数低減率Xを算出する。
Figure 0006036381
そして、設計工数予測装置1は、所定の補正関数F(X)を用いて、工数低減率Xを補正する。尚、補正関数F(X)は、経験的に求められた関数を用いることができる。また、工数低減率を補正すること、つまり、補正関数を用いることは必須ではない。但し、補正関数を用いて工数低減率を補正することで、低減率の精度を向上させることができる。図7は、本発明の実施の形態1にかかる工数低減率補正関数テーブル177の例を示す図である。図7の例では、品番"11111"、工程名"3"、部品名"下型"における補正関数適用後の工数低減率は、以下の式(4)に示した値となる。
Figure 0006036381
その後、設計工数予測装置1は、対象車種の流用率及び工数低減率を保存する(S117)。図8は、本発明の実施の形態1にかかる流用率及び工数低減率の例を示す図である。また、設計工数予測装置1は、既存の型Assyデータを流用しなかった場合の対象車種におけるCAM工数と、式(4)の工数低減率とを用いて、既存の型Assyデータを流用した場合の対象車種における予測CAM工数を算出し、出力する(S118)。
尚、補正関数は、品番、工程及び部品の組み合わせのうち、一部のものについてのみ適用しても構わない。また、品番、工程及び部品の組み合わせごとに異なる補正関数を用いても構わない。
図9は、上記の部品名"下型"における加工部位グループごとの流用タイプの個数の他の例を示す図である。ここでは、加工部位グループとして、座、ポケ座、その他、壁、ポケットの5グループを例に挙げるがこれに限定されない。そして、図10は、上記の部品名"下型"における流用率の算出過程の例を示す図である。つまり、図9の例における各流用タイプごとの個数の割合を示す。
図11は、上記の部品名"下型"における工数低減率係数の例を示す図である。そのため、設計工数予測装置1は、図11の各係数値を上述した式(1)のような行列式にあてはめ、図10の値と共に、上述した式(2)に適用することで、加工部位グループごとの工数低減率を以下の式(5)のように求めることができる。
Figure 0006036381
そして、設計工数予測装置1は、式(5)の各値を合計することで、以下の式(6)に示す工数低減率合計値Xを求める。
Figure 0006036381
その後、設計工数予測装置1は、設計対象の品番、工程名及び一般部品名から補正関数F(X)を特定する。図12は、本発明の実施の形態1にかかる補正関数テーブルの例を示す図である。例えば、設計工数予測装置1は、図12の補正関数テーブルを参照して、以下の式(7)に示す補正関数F(X)を特定する。
Figure 0006036381
そして、設計工数予測装置1は、以下の式(8)に示すように、補正後の工数低減率X'を算出する。
Figure 0006036381
以上のように、本発明の実施の形態1により、型データからCAMデータの作成工数を予測することができる。そして、予測されたCAMデータの作成工数から型費の低減率を計算でき、型費の見積もり精度が向上する。すなわち、金型を設計する際に、設計工数(型費)の見積もりの精度を向上することができる。
<発明の実施の形態2>
本発明の実施の形態2では、図3の設計工数予測処理のうち、ステップS114及びS115にニューラルネットワークを適用した場合を示す。図13は、本発明の実施の形態2にかかる階層結合型ニューラルネットワークの例を示す図である。ニューラルネットワーク20は、入力層201及び出力層203と、入力層201及び出力層203の間に位置する中間層(隠れ層)202を有する。
図13において、入力層201には、合計12個の入力層ニューロン素子I1〜I12が含まれており、各々の入力層ニューロン素子には、入力データとして、品番、工程情報、部品情報、算出された部分流用率が入力される。入力層201に対するこれらの入力データが、中間層202に含まれる中間層ニューロン素子C1〜C13(図13では計13個)を経由して出力層203に伝搬する。出力層203には、合計5個の出力層ニューロン素子O1〜O5が含まれており、これらの出力層ニューロン素子の出力データとして、全体の流用率、部位1〜3の流用率及び予測CAM工数が出力される。
なお、図13では、中間層202を1層のみとしているが2層以上の中間層を設けてもよい。また、中間層202に含まれる中間層ニューロン素子の数は図13に示す数(13個)に限定されるものではないことも勿論である。中間層202の層数及び中間層202に含まれるニューロン素子数は、ニューラルネットワーク20の出力データ(全体の流用率、部位1〜3の流用率及び予測CAM工数)と最適値との間の許容誤差、ニューラルネットワーク20の学習及び出力データを得るための演算に要する計算時間の許容度に応じて適宜決定すればよい。図13のニューラルネットワーク20の学習は、バックプロパゲーション法により行ってもよいが、これに限定されない。
また、上述した設計工数予測装置1に実装する場合には、流用率算出部が金型設計における品番、工程情報及び部品情報を入力する入力手段と、入力手段により入力された品番、工程情報及び部品情報並びに算出された部分流用率を入力データとするニューラルネットワーク20を用いた演算を実行することで、当該品番に関する流用率及び設計工数の低減率を出力する演算手段とを備えることとなる。そして、ニューラルネットワーク20は、複数の入力層ニューロン素子を含む入力層201と、複数の出力層ニューロン素子を含む出力層203と、複数の入力層ニューロン素子と複数の出力層ニューロン素子との間に設けられる複数の中間層ニューロン素子を含む少なくとも1層の中間層202とを有する。そしてニューラルネットワーク20は、入力手段により入力された品番、工程情報及び部品情報、並びに、算出された部分流用率を入力層に対する入力データとし、品番に関する流用率及び予測CAM工数を出力層による出力データとする階層結合型ニューラルネットワークである。
このように、予測CAM工数を経験的に算出した見積もり結果について学習させることで、より精度の高い設計工数の予測を実現することができる。
<その他の実施の形態>
上述の例において、設計工数予測処理をコンピュータに行わせるための命令群を含むプログラム(例えば、予測CAM工数算出プログラム172)は、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更及び組み合わせをすることが可能である。
1 設計工数予測装置
11 CPU
12 RAM
13 ROM
14 入力装置
15 表示装置
16 通信IF
17 ハードディスク
171 OS
172 予測CAM工数算出プログラム
173 型Assyデータ(対象車種)
174 型Assyデータ(流用元車種)
175 流用率
176 工数低減率係数
177 補正関数
20 ニューラルネットワーク
201 入力層
202 中間層
203 出力層
I1〜I12 入力層ニューロン素子
C1〜C13 中間層ニューロン素子
O1〜O5 出力層ニューロン素子

Claims (9)

  1. 設計対象の金型のNC(numerical control)データを含む型データを、既存の金型のNCデータを含む型データを流用して設計する際の、前記設計対象の金型のNCデータの作成工数を予測する設計工数予測装置であって、
    前記設計する際の流用元の型データの加工部位及びその加工属性、前記設計対象の型データの加工部位及びその加工属性とに基づき、前記流用元から前記設計対象へ型データを流用する度合いである流用率を算出する流用率算出部と、
    前記流用率に基づいて、前記設計対象の金型のNCデータの作成工数を算出する設計工数算出部と、
    を有する演算手段を備える設計工数予測装置。
  2. 前記設計工数算出部は、
    前記流用率に基づいて所定の補正関数を用いて、前記設計対象の設計工数を算出する
    請求項1に記載の設計工数予測装置。
  3. 前記流用率算出部は、
    前記流用元の型データの加工属性と、前記設計対象の型データの加工属性とを比較して、加工部位ごとに流用の可否を判定し、
    前記流用の可否の判定結果に基づいて、前記流用率を算出する
    請求項1又は2に記載の設計工数予測装置。
  4. 前記流用率算出部は、
    前記流用元の型データの加工属性と、前記設計対象の型データの加工属性とを比較して、加工部位ごとに流用の可否を判定し、
    前記流用が可と判定された加工部位について、前記流用元の加工部位と前記設計対象の加工部位との類似度に基づく流用の種別を判定し、
    前記流用の種別の判定結果に基づいて、前記加工部位及び前記流用の種別ごとの部分流用率を算出し、
    前記部分流用率に基づき前記流用率を算出する
    請求項1又は2に記載の設計工数予測装置。
  5. 前記流用率算出部は、
    前記加工部位及び前記流用の種別の組み合わせに基づく係数を用いて、前記部分流用率から前記流用率を算出する
    請求項4に記載の設計工数予測装置。
  6. 前記流用の種別は、少なくとも完全一致、位置違い及び形違いを含む
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の設計工数予測装置。
  7. 前記設計工数予測装置は
    型設計における品番、工程情報及び部品情報を入力する入力手段をさらに備え
    前記演算手段は、前記入力手段により入力された前記品番、前記工程情報及び前記部品情報並びに前記算出された部分流用率を入力データとするニューラルネットワークを用いた演算を実行することで、当該品番に関する前記流用率及び前記作成工数を出力し、
    前記ニューラルネットワークは、複数の入力層ニューロン素子を含む入力層と、複数の出力層ニューロン素子を含む出力層と、前記複数の入力層ニューロン素子と前記複数の出力層ニューロン素子との間に設けられる複数の中間層ニューロン素子を含む少なくとも1層の中間層とを有し、前記入力手段により入力された前記品番、前記工程情報及び前記部品情報、並びに、前記算出された部分流用率を前記入力層に対する入力データとし、前記品番に関する前記流用率及び前記作成工数を前記出力層による出力データとする階層結合型ニューラルネットワークである、
    請求項4に記載の設計工数予測装置。
  8. 設計対象の金型のNC(numerical control)データを含む型データを、既存の金型のNCデータを含む型データを流用して設計する際の、前記設計対象の金型のNCデータの作成工数をコンピュータにより予測する設計工数予測方法であって、
    前記コンピュータが、
    前記設計する際の流用元の型データの加工部位及びその加工属性、前記設計対象の型データの加工部位及びその加工属性とに基づき、前記流用元から前記設計対象へ型データを流用する度合いである流用率を算出し、
    前記流用率に基づいて、前記設計対象の金型のNCデータの作成工数を算出する、
    設計工数予測方法。
  9. 設計対象の金型のNC(numerical control)データを含む型データを、既存の金型のNCデータを含む型データを流用して設計する際の、前記設計対象の金型のNCデータの作成工数を予測する処理をコンピュータに実行させる設計工数予測プログラムであって、
    前記設計する際の流用元の型データの加工部位及びその加工属性、前記設計対象の型データの加工部位及びその加工属性とに基づき、前記流用元から前記設計対象へ型データを流用する度合いである流用率を算出する処理と、
    前記流用率に基づいて、前記設計対象の金型のNCデータの作成工数を算出する処理と、
    を前記コンピュータに実行させる設計工数予測プログラム。
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