JP2003043922A - 筒状シュリンクラベル、包装用シュリンクフィルム及び感熱ラベル - Google Patents

筒状シュリンクラベル、包装用シュリンクフィルム及び感熱ラベル

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JP2003043922A
JP2003043922A JP2001226514A JP2001226514A JP2003043922A JP 2003043922 A JP2003043922 A JP 2003043922A JP 2001226514 A JP2001226514 A JP 2001226514A JP 2001226514 A JP2001226514 A JP 2001226514A JP 2003043922 A JP2003043922 A JP 2003043922A
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JP
Japan
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heat
label
shrink
detection mark
base material
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Susumu Sasaki
将 佐々木
Akihiko Fujihira
昭彦 藤平
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 筒状シュリンクラベル、包装用シュリンクフ
ィルムや感熱ラベルは、熱を利用して容器等に装着又は
貼着することに着目し、そのときの熱で検出マークを透
明又は、下地の色と略同色にして目立たないようにする
ことで、各ラベル及びフィルムに施したデザイン等の邪
魔になるのを防止することを課題とする。 【解決手段】 熱収縮性のフィルム基材が、容器等の被
装着物に装着できるように筒状に形成され、該フィルム
基材には、センサによる位置合わせ等の検出マークが印
刷された筒状シュリンクラベルにおいて、前記検出マー
クは、フィルム基材を収縮させる熱で消去可能なインキ
で印刷されていることにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧品、飲料、錠
剤等が充填された容器や、乾電池等の商品に付される筒
状シュリンクラベル、包装用シュリンクフィルム及び感
熱ラベルに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
例えば図6に示す如く、化粧品、飲料や錠剤等が充填さ
れた容器50や、乾電池等の商品には、デザインや使用
上の注意書や能書き等の所定の表示を施す手段として、
筒状シュリンクラベル51(同図(イ)参照)、包装用
シュリンクフィルム及び感熱ラベル53(同図(ロ)参
照)が使用されているのが一般的である。
【0003】そして、例えば前記筒状シュリンクラベル
51には、センサによる位置合わせ等の検出マーク54
が所定位置に印刷されているのが一般的である。かかる
検出マーク54は、長尺状の熱収縮のフィルムを筒状に
形成した後に、所定の位置で切断するための位置合わせ
に必要となる。この結果、各容器に装着された筒状シュ
リンクラベル51には、この検出マーク54が残存する
ことになる。検出マーク54は、目視でき目立つため、
ラベルのデザイン等の邪魔になる。
【0004】そこで、目立たない部分に設けるように配
慮されているが、検出マーク54は、検知精度を確保す
るためには所定の大きさのものが必要となり、小さくす
ることは困難である。特に、容器等が小さい場合のよう
に、デザイン等の所定の表示や55a,55bも小さく
なると、結局、検出マーク54が目立ってしまう欠点が
あった。
【0005】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、筒状シュリンクラベル、包装用シュリンク
フィルムや感熱ラベルは、熱を利用して容器等に装着又
は貼着することに着目し、そのときの熱で検出マークを
透明又は、下地の色と略同色にして目立たないようにす
ることで、各ラベル及びフィルムに施したデザイン等の
邪魔になるのを防止することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決すべくなされたものであり、本発明に係る筒状シュリ
ンクラベルとしての特徴は、熱収縮性のフィルム基材
が、容器等の被装着物に装着できるように筒状に形成さ
れ、該フィルム基材には、センサによる位置合わせ等の
検出マークが印刷された筒状シュリンクラベルにおい
て、前記検出マークは、フィルム基材を収縮させる熱で
消去可能なインキで印刷されていることにある。
【0007】また、本発明に係る包装用シュリンクフィ
ルムとしての特徴は、長尺状の熱収縮性のフィルム基材
に、所定間隔をおいて検出マークが印刷され、該検出マ
ークをセンサで検出することにより、フィルム基材を位
置合わせして被包装体を被覆する包装用シュリンクフィ
ルムにおいて、前記検出マークは、フィルム基材を収縮
させる熱で消去可能なインキで印刷されていることにあ
る。
【0008】また、本発明に係る感熱ラベルとしての特
徴は、ラベル基材に、感熱接着剤が塗布され、且つ、セ
ンサによる位置合わせ等の検出マークが印刷されたラベ
ルであって、前記検出マークは、感熱接着剤を活性化さ
せる熱で消去可能なインキで印刷されていることにあ
る。尚、消去とは、透明に変化(消色)又は下地の色と
略同色に変化して実質上、目立たなくなることである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参酌しつつ説明する。 第一実施の形態 図1及び図2に示す第一実施の形態は、例えば化粧品、
飲料、錠剤等が充填された容器に、筒状シュリンクラベ
ルにてシュリンク包装するものである。
【0010】筒状シュリンクラベル1は、熱収縮性を有
するフィルム基材3の両端部を接着することにより、筒
状に形成してなり、被装着物としての容器5に装着され
る。前記フィルム基材3は、例えば透明性を有し、その
一面(筒状シュリンクラベルの内側)には、商品名やデ
ザインや内容物に関する説明等の所定の表示6a,6b
が、表面から目視できるように印刷されている。
【0011】前記フィルム基材3としては、ポリエステ
ル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹
脂、ポリ塩化ビニル等からなる厚さ20μm〜100μ
mの熱収縮性フィルムが使用される。熱収縮性フィルム
の熱収縮率は、筒状に形成したときの周方向に30〜8
0%(90°Cの熱水に10秒浸漬)程度であり、好ま
しくは、50〜80%である。
【0012】次に、以上の構成からなる筒状シュリンク
ラベル1を容器5に装着する場合について説明する。先
ず、図示省略のシュリンクラベラーに、ロール製品8を
セットする。尚、ここで、ロール製品8とは、長尺状の
熱収縮性のフィルム基材3aを筒状に形成して包装用シ
ュリンクフィルムを形成した後に、偏平状態でロールに
巻き取ったものである。また、長尺状のフィルム基材3
aには、該フィルム基材を所定長さ(各ラベル長さ)に
対応して検出マーク10が印刷されている。
【0013】該検出マーク10は、所定温度(本実施の
形態では、筒状シュリンクラベル1を構成するフィルム
基材3を加熱収縮させる温度)の熱により消去可能なイ
ンキで印刷されている。かかるインキは、例えば、染料
と発色剤と消色剤の三成分構成で、前記熱により結合が
切り替わり無色化されるもので、例えば、特開平10−
88046号公報に記載インキ(インク組成物)を挙げ
ることができる。
【0014】尚、消去可能とは、インキが透明(消色)
となり目視困難となる状態又は、インキが下地色と略同
色に変化し目視困難となる状態をいう。また、消色し透
明(無色化)となるインキを用いた場合は、検出マーク
10と前記所定の表示6bとは、重なるように印刷され
ていても良い。例えば、検出マーク10が所定の表示6
bよりも表面側(通常は、検出マーク10が目視できる
状態)に印刷されている。
【0015】次に、前記ロール製品8を偏平状態で繰り
出し、センサとしての光電管11で各マーク10を検出
し、その信号に基づいて所定の切断線Lの位置をカッタ
ー13で切断(分断)することにより、所定長さの筒状
シュリンクラベル1を製造する。そして、各ラベル1を
開口させて、空又は内容物が充填された容器5へ嵌挿す
る。
【0016】その後、容器5に嵌挿された筒状シュリン
クラベル1を、熱風やスチームヒーター等を備えた加熱
装置(シュリンクトンネル)15によって加熱して収縮
させて、筒状シュリンクラベル付き容器を製造する(図
2参照)。この筒状シュリンクラベル1の加熱時に、そ
の熱で検出マーク10のインキが加熱されて透明になる
ため、該マーク10を消去することが可能である。ま
た、前記のように、検出マーク10と表示6bとが重ね
て印刷されている場合であっても、検出マーク10が透
明となるため、表示6bが何ら支障なく目視できること
となる。尚、このように熱収縮時の熱により透明になる
インキとしては、60〜100°C程度、好ましくは、
70〜90°Cで消色するものが、収縮時に確実に消色
し且つフィルム保管時に消色するおそれが少なくて好適
である。
【0017】第二実施の形態 本第二実施の形態は、図3及び図4に示す如く感熱ラベ
ルを容器に貼着する場合について説明する。先ず、一面
に感熱接着剤が塗布された長尺状のラベル基材15が、
カットユニット4にて所定長に切断される。即ち、この
ラベル基材15には、前記同様に検出マーク10が印刷
されており、その検出マーク10を光電管11で検出
し、その信号に基づいてカットユニット4にて所定長に
切断等することにより、感熱ラベル16を製造する。
尚、前記検出マーク10は、感熱接着剤を活性化させる
熱で消去可能なインキで印刷されている。
【0018】前記感熱接着剤としては、エチレン酢酸ビ
ニル共重合体やエチレンアクリル酸共重合体等のエチレ
ン系樹脂を主成分としたホットメルトタイプや、粘着性
が持続するディレードタックタイプ等60〜120°C
程度で活性化するものや、エポキシ樹脂等を使用した8
0〜160°Cで活性化する熱硬化タイプを使用でき
る。
【0019】消去可能なインキとしては、感熱接着剤の
活性化温度(活性化が始まる温度)よりも5〜20°C
程度高い温度で消色するものが好ましい。この場合、イ
ンキの消色により接着剤が十分活性化していることが確
認できるため、好ましい。
【0020】そして、該感熱ラベル16を、感熱接着剤
が表面となるように矢印方向に回転する吸着ドラム17
の外周面に吸着保持させる。感熱ラベル16が加熱装置
19の前方に達すると、ヒーターから熱風が感熱ラベル
16の全面に設けられた感熱接着剤に向けて噴出される
こととなる。この際、感熱接着剤は所定の温度まで急速
に加熱され活性化し、粘着性を発揮する。また、感熱ラ
ベル16の加熱時に、検出マーク10のインキが加熱さ
れて透明になるため、該マーク10を消去することが可
能である。
【0021】一方、スクリュー軸21にて移送される容
器20は、案内板22とベルト23により回転する。更
に、容器20は前記吸着ドラム17に達すると、吸着ド
ラム17は容器20を同じ方向に回転させることとな
り、容器20の移送と同期して感熱ラベル16が吸着ド
ラム17により移送される。容器20の回転時に、吸着
ドラム17に保持された感熱ラベル16は、活性化され
て粘着性を発揮している感熱接着剤を介して容器20に
順次接着され、感熱ラベル付き容器が製造できる(図4
参照)。尚、かかる感熱ラベル16にも、前記筒状シュ
リンクラベル1と同様に、所定の表示6a,6bが印刷
されているが、検出マーク10は消去されるため、該マ
ーク10が邪魔になることはない。
【0022】本発明は上記の実施の形態に限定されるも
のではなく、図5に示す如くピロー包装機により包装さ
れた包装体25であっても良い。かかる実施の形態は、
ピロー包装機において、送り出される二軸延伸ポリプロ
ピレン等からなる長尺状のシュリンクフィルムの絵柄や
デザイン等の所定の表示を、同期して移送される被包装
物26と合致させるために、検出マーク10がシュリン
クフィルムに印刷されている。そして、筒状に形成され
且つ所定長さに切断されたシュリンクフィルム27で被
包装物26を被覆した後に、シュリンクトンネルで該シ
ュリンクフィルム27を収縮させさる際に、前記検出マ
ーク10を消去させることができる。
【0023】前記検出マーク用のインキは、更に、消色
後、可視光線では目視できないが、特殊な光線(例え
ば、紫外線等)により目視できるインキを採用すること
も可能である。かかるインキを採用することにより、例
えば前記筒状シュリンクラベル1が装着された商品や、
感熱ラベルが貼着された商品等が本物であるか偽物であ
るかの識別ができ、真正商品の偽造防止の効果も得られ
る。尚、真正商品の識別は、前記熱で消去するのみのイ
ンキであっても、透明になったインキを判別することに
より可能であるが、特殊な光線で目視できるようにすれ
ば、真正商品の識別を容易且つ迅速に行える。
【0024】また、筒状のシュリンクラベルが装着され
るものは、乾電池等であっても良く、特に限定されるも
のではない。更に、筒状シュリンクラベルや感熱ラベル
は、必ずしも長尺状のフィルム基材又はラベル基材でな
くても、所定長さの筒状シュリンクラベルや感熱ラベル
を多数マガジンにセットしおいて、個々に取り出す場合
であっても良い。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明の筒状シュリンクラ
ベル、包装用シュリンクフィルム及び感熱ラベルは、そ
れぞれ所定温度の熱で消去可能なインキで印刷されてい
るので、別途特別な加熱工程を経ることなく、製造後は
不要となる検出マークを消去することができる。この結
果、検出マークが目立た難くなり、各ラベル及びフィル
ムに施したデザイン等の所定の表示の邪魔になるのを防
止できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態の筒状シュリンクラベル
にてシュリンク包装する工程を示す斜視図である。
【図2】同筒状シュリンクラベル付き容器の斜視図であ
る。
【図3】本発明の第二実施形態の感熱ラベルを容器に貼
着する工程を示す平面図である。
【図4】同感熱ラベル付き容器の斜視図である。
【図5】その他の実施の形態を示す一部破断を含むシュ
リンク包装体の斜視図である。
【図6】従来例を示し、(イ)は筒状シュリンクラベル
付き容器の斜視図、(ロ)は感熱ラベル付き容器の斜視
図である。
【符号の説明】
3…熱収縮性のフィルム基材、5…容器(被装着物)、
6a,6b…所定の表示、10…検出マーク、11…光
電管(センサ)、15…ラベル基材、16…感熱ラベル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E062 AA09 AB01 DA02 DA07 DA08 DA09 3E095 AA07 BA02 CA01 DA03 DA13 DA24 DA45 DA55 EA02 EA09 EA13 EA22 EA26 EA33

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱収縮性のフィルム基材が、容器等の被
    装着物に装着できるように筒状に形成され、該フィルム
    基材には、センサによる位置合わせ等の検出マークが印
    刷された筒状シュリンクラベルにおいて、前記検出マー
    クは、フィルム基材を収縮させる熱で消去可能なインキ
    で印刷されていることを特徴とする筒状シュリンクラベ
    ル。
  2. 【請求項2】 長尺状の熱収縮性のフィルム基材に、所
    定間隔をおいて検出マークが印刷され、該検出マークを
    センサで検出することにより、フィルム基材を位置合わ
    せして被包装体を被覆する包装用シュリンクフィルムに
    おいて、前記検出マークは、フィルム基材を収縮させる
    熱で消去可能なインキで印刷されていることを特徴とす
    る包装用シュリンクフィルム。
  3. 【請求項3】 ラベル基材に、感熱接着剤が塗布され、
    且つ、センサによる位置合わせ等の検出マークが印刷さ
    れたラベルであって、前記検出マークは、感熱接着剤を
    活性化させる熱で消去可能なインキで印刷されているこ
    とを特徴とする感熱ラベル。
JP2001226514A 2001-07-26 2001-07-26 筒状シュリンクラベル、包装用シュリンクフィルム及び感熱ラベル Withdrawn JP2003043922A (ja)

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