JP2003043596A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP2003043596A
JP2003043596A JP2001228501A JP2001228501A JP2003043596A JP 2003043596 A JP2003043596 A JP 2003043596A JP 2001228501 A JP2001228501 A JP 2001228501A JP 2001228501 A JP2001228501 A JP 2001228501A JP 2003043596 A JP2003043596 A JP 2003043596A
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film
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aps
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JP2001228501A
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English (en)
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Takaki Kodaira
隆紀 小平
Masachika Nishimura
政親 西村
Hiroshi Kurokawa
弘 黒川
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透過原稿(APSフィルム、35mmフィル
ム)及び反射原稿に付着したゴミなどの異物を除去する
構成を簡易な機構で実現し、各原稿本来の画像情報(磁
気情報)を得ることにより高精度な画像読取が可能な画
像読取装置を提供する。 【解決手段】APSフィルム2、35mmフィルム3及
び反射原稿4の各アパーチャ22b、51a、61aにお
ける読み取り位置の上流に、不織布41、59、72
(異物除去部材)をフィルム及び反射原稿4に軽圧接する
ように備えることで、本来の原稿情報を得ることを可能
とした。APS磁気情報においても、磁気読み取りヘッ
ド位置の上流に不織布39(異物除去部材)を備えること
で、磁気情報読み取りエラーを排することを可能にして
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、35mmフィル
ム、APS(Advanced Photo System)銀塩フィルム、反
射原稿等における光学的に結合された画像に対して画像
読取手段を相対的に走査させて画像情報を電気信号とし
て読み取る画像読取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のネガフィルムやスライドマウント
されたポジフィルム等の光透過原稿を用いて記録された
画像を読み出すフィルム画像読取装置(スキャナ)は、フ
ィルムサイズにより、それぞれ専用の機器を用いたが、
最近は35mmサイズフィルムの他に、例えばAPSフィ
ルム等のカートリッジ式フィルムにも読み取れるスキャ
ナが出現している。これらフォーマットの異なるフィル
ムを読み取ることが可能なスキャナは、フィルムの挿入
口をそれぞれのフィルムに合わせてサイズを切替える構
成となっており、不使用フィルムホルダ用の挿入口は開
放されたままで、埃やごみ等の異物がスキャナ内部に侵
入し、読み取り画像の品質低下を招いていた。
【0003】このため、図9に示すフィルムスキャナで
は、サイズの異なるフィルムに対応してフィルム挿入口
の大きさを切替えるための切替え部材に、別部材の蓋を
設け、フィルムスキャナを使用しない時はこの蓋を閉め
ておくよう構成していた。
【0004】一方、装置内部に構成される原稿保持部や
走査移動部に対して塵や異物が進入しにくい構成を実現
するために、図10に示すフィルム画像読取装置では、
画像読取手段(図示せず)と、原稿100を略水平な方向
から着脱でき原稿を所定の姿勢で保持する保持手段10
4と、装置の外装101の一部に構成され保持手段に対
する原稿100の着脱操作を可能とする開口部102
と、保持手段104を原稿の着脱方向と略平行な方向に
往復移動させる移動手段105と、を備え、開口部10
2を開閉する遮蔽部材103を備えた構成としていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の場合には、下記のような問題が生じていた。す
なわち、従来の技術におけるこの種の画像読取装置で
は、フィルム及び反射原稿に付着したゴミなどの異物を
取り除く機構や部材は有していなかった。そのため上記
従来の技術における画像の読み取りでは、フィルム及び
反射原稿に付着したゴミなどの異物も読み取ることにな
り、本来の情報を得られない上に、異物の混入した情報
(画像)が出力されていた。また、APS磁気情報におい
ては、ゴミなどの異物がフィルムと磁気ヘッドの間に介
在した場合は、磁気情報読み取りエラーの発生が多分に
懸念されていた。
【0006】本発明は上記事項を鑑みてなされたもので
あり、透過原稿(APSフィルム、35mmフィルム)及
び反射原稿に付着したゴミなどの異物を除去する構成を
簡易な機構で実現し、各原稿本来の画像情報を得ること
により高精度な画像読取が可能な画像読取装置を提供す
ることを課題とする。また、APSフィルムにおいては
付着したゴミなどの異物によって磁気情報を誤認読み取
りしないように異物を除去する構成を簡易な機構で実現
し、本来の磁気情報を正確に読み取ることにより高精度
な磁気読取が可能な画像読取装置を提供することを課題
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は以下のような手段とした。すなわち、透過
原稿(APSフィルム、35mmフィルム)及び反射原稿
の各読み取りアパーチャ部における読み取り位置の上流
に、不織布又はスポンジで形成された異物除去部材をフ
ィルム及び反射原稿に軽圧接するように備えることで、
本来の原稿情報を得ることを可能とした。APS磁気情
報においても、磁気読み取りヘッド位置の上流に前記異
物除去部材を備えることで、磁気情報読み取りエラーを
排することを可能にしている。
【0008】原稿を走査させて画像を読み取る画像読取
装置において、前記原稿に付着した異物を除去する異物
除去部材を備えた。この構成によって、透過原稿(AP
Sフィルム、35mmフィルム)及び反射原稿に付着し
たゴミなどの異物を除去する構成を簡易な機構で実現
し、各原稿本来の画像情報を得ることにより高精度な画
像読取が可能となる。なお、ここでいう「原稿」には、
透過原稿としてのAPSフィルム、35mmフィルム及
び反射原稿が含まれる。
【0009】35mmフィルムを走査させて画像を読み
取る画像読取装置において、前記35mmフィルムに付
着した異物を除去する異物除去部材を備えることが望ま
しい。これにより、前記35mmフィルムに付着したゴ
ミなどの異物を除去し、35mmフィルム本来の画像情
報を得ることが可能となる。
【0010】反射原稿を走査させて画像を読み取る画像
読取装置において、前記反射原稿に付着した異物を除去
する異物除去部材を備えることが望ましい。これによ
り、前記反射原稿に付着したゴミなどの異物を除去し、
反射原稿本来の画像情報を得ることが可能となる。
【0011】APSフィルムを走査させて磁気情報を読
み取る磁気情報読取手段を有する画像読取装置におい
て、前記APSフィルムの磁気情報記録範囲内に付着し
た異物を除去する異物除去部材を備えることが望まし
い。APSフィルムにおいては付着したゴミなどの異物
によって磁気情報を誤認読み取りしないように異物を除
去する構成を簡易な機構で実現し、画像情報のみなら
ず、本来の磁気情報を正確に読み取ることにより高精度
な磁気読取も可能となる。
【0012】前記磁気情報読取手段の読み取り位置に対
してAPSフィルム移動方向上流側に前記異物除去部材
を備えることが望ましい。これにより前記APSフィル
ムに付着したゴミなどの異物を除去し、磁気情報読み取
りの際、APSフィルム本来の磁気情報を得ることが可
能となる。
【0013】前記APSフィルムに透過光を照射する光
源の照射位置に対してAPSフィルム移動方向上流側に
前記異物除去部材を備えることが望ましい。これにより
前記APSフィルムに付着したゴミなどの異物を除去
し、画像読み取りの際もAPSフィルム本来の画像情報
を得ることが可能となる。
【0014】前記異物除去部材が前記フィルム又は原稿
に接触するように、前記異物除去部材を前記フィルム又
は原稿の方向に付勢する付勢部材を備えることが望まし
い。前記付勢部材を備えることによって、その付勢によ
り前記異物除去部材が前記フィルム又は原稿に好適に接
触するので、前記異物除去部材における異物除去の効果
をより高めることが可能となる。
【0015】前記異物除去部材が不織布又はスポンジで
あると有効である。また、前記付勢部材が板バネ又はコ
イルバネであると有効である。原稿に付着したゴミなど
の異物を除去する部材を不織布又はスポンジ、及びその
付勢部材を板バネ又はコイルバネで各々形成すること
で、特に他の複雑な構成を必要としないので、簡易な機
構により高精度な画像読取が可能な画像読取装置を実現
できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照し、この発明の
実施の形態について詳細に説明する。ただし、この実施
の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、
その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、
この発明の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のも
のではない。また、以下の図面において、前述の従来技
術の説明で用いた図面に記載された部材と同様の部材に
は同じ番号を付す。
【0017】図1は本発明の実施の形態に係るフィルム
スキャナ(画像読取装置)の全体構成を示した斜視図であ
り、図1において、1は筐体、1aはAPSフィルムト
レイ、1bは35mmフィルム3用の挿入口、1cは反
射原稿挿入口、2aはAPSフィルムカートリッジ、3a
は35mmフィルム装着用のキャリア、4は反射原稿で
ある。APSフィルムトレイ1aはスライド機構(図示せ
ず)により、筐体1からスライド移動してAPSフィル
ムカートリッジ2aを装填することによって、35mm
フィルムキャリア3aは35mmフィルム挿入口1bに挿
入することによって、反射原稿4は反射原稿挿入口1c
に挿入することによって、それぞれ画像の読み取りが行
われる。なお、本実施形態におけるフィルムスキャナの
読み取り対象となる「原稿」には、透過原稿としてのA
PSフィルム、35mmフィルム及び反射原稿が含まれ
る。
【0018】(第1の実施形態)図2、図5及び図6を参
照して、第1の実施の形態に係るフィルムスキャナにつ
いて説明する。図2は、APSフィルム(原稿)給送部の
構成を分解して示した部分斜視図である。6はフィルム
送り用のモータ、5はモータ6から発生する電磁ノイズ
シールド板、7はモータ6の放熱板、8、9はモータ6
の出力軸に結合され、各々振動吸収用ダンパ、ピニオン
ギアであり、駆動部のベースである駆動部ベース11に
ネジ(図示せず)で固定される。10a、10b、10c
は減速ギアで駆動部ベース11にとりつけられ、12は
減速ギア10の抜け止め板であり、駆動部ベース11に
ネジ(図示せず)で固定される。11はフィルム収納室2
7bの蓋を兼ねていて、駆動部ベースとしてAPS本体
27にネジ(図示せず)で取り付けられる。
【0019】17及び22は圧板で、APS本体27に
取り付けられてAPSフィルム2が走行するトンネルを
形成している。APSフィルムカートリッジ2aから引
き出されたAPSフィルム2はフィルム収納室27bへ
導かれ収納される。14はローラギア、16は金属軸に
一体となったフィルム送り用ゴムローラ、13及び15
は16の上端、下端それぞれの軸受けで各々上端穴27
c、下端穴27dに嵌合し、ゴムローラ16がAPS本
体27にとりつけられる。ローラギア14はゴムローラ
16に回転止めつきの圧入で固定され、減速ギア10c
と噛み合い動力が伝達される。18はゴムローラ16と
対向している送りサブローラ、20はコイルバネ、19
はコイルバネ20のバネ力をサブローラ18に伝達させ
る部材、21は伝達部材19、コイルバネ20を保持す
るケースで、APS本体27にネジ(図示せず)で固定さ
れる。サブローラ18、伝達部材19に挟まれたAPS
フィルム2はコイルバネ20のバネ力によってトラクシ
ョンが得られ、安定したフィルム送りが可能である。
【0020】23はAPSフィルム2のエッジ検出用ピ
ンを備えた磁気ヘッド(磁気情報読取手段)、24はフィ
ルムエッジフォロー用引っ張りバネ、25は磁気ヘッド
23の押さえ枠、26は磁気シールドで圧板22に取り
付けられる。39はAPSフィルム2の磁気ヘッド部異
物除去用の不織布(異物除去部材)、40は板バネ(付勢
部材)で、不織布39が取り付いて圧板22に固定され
る。磁気ヘッド23と不織布39は磁気ヘッド挿入口2
2aから所定量突出してAPSフィルム2に接触する構
造になっている。28は磁気ヘッド23に対向し、AP
Sフィルム2を磁気ヘッド23に密着させるための押圧
ローラ、29は押圧ローラ28を押し付けるための押圧
バネであり、APS本体27にネジ(図示せず)で取り付
けられる。22bはフィルム撮影画面を読み取るための
アパーチャ、41は撮影画面の異物除去用不織布(異物
除去部材)、42は板バネ(付勢部材)で不織布41が固
定され、圧板22に取り付けられる。不織布41はアパ
ーチャ22bから所定量突出してAPSフィルム2に接
触している。
【0021】27aは画像取込み照明用の穴、30はラ
ンプカバー、31はランプ(光源)、32はランプ固定用
ベース部材、33はランプ取り付け基板、34はランプ
電磁ノイズシールドである。これらは一体となってAP
S本体27にネジ(図示せず)で固定される。35は図示
されていないAPSフィルムカートリッジ2aの蓋を押
さえる蓋押さえ、36及び37は電気実装基板、38は
電気実装基板37のシールド板であり、図示していない
がFPC、コネクター付リード線で各電気部品と結線さ
れている。また、これらはAPS本体27にネジ(図示
せず)で固定される。矢印Aは読み取り光学系(図示せ
ず)の方向を示す。
【0022】不織布(異物除去部材)39、41がAPS
フィルム2に接触するように、不織布39、41をAP
Sフィルム2の方向に付勢する板バネ(付勢部材)40、
42を備えることによって、その付勢により不織布3
9、41がAPSフィルム2に好適に接触するので、不
織布39、41における異物除去の効果をより高めるこ
とが可能となる。
【0023】なお、本実施形態では、異物除去部材に不
織布39、41を用いているが、これに限定する趣旨で
はなく代わりにスポンジやゴム等のブレード、或いはブ
ラシ等異物を掻き取るものであれば、この他の部材を用
いても差し支えない。また、付勢部材には板バネ40、
42を用いているが、代わりにコイルバネ等の弾性部材
を用いても構わない。APSフィルム2に付着したゴミ
などの異物を除去する部材を不織布又はスポンジ、及び
その付勢部材を板バネ又はコイルバネで各々形成するこ
とで、特に他の複雑な構成を必要としないので、簡易な
機構により高精度な画像読取が可能なフィルムスキャナ
を実現できる。
【0024】図5は、図2においてDで示した部分の断
面拡大図である。2はAPSフィルムカートリッジ2a
から引き出されたフィルムであり、矢印HはAPSフィ
ルム2の読み取り給送方向を示す。H方向へAPSフィ
ルム2が移動しながら、磁気ヘッド23により磁気情報
を読み取る際に、APSフィルム2と磁気ヘッド23の
間にゴミなどの異物が介在してしまうと、誤読み取りの
可能性がある。図5に示すように、磁気ヘッド23の直
前において、板バネ40に取り付けられた不織布39
は、APSフィルム2の表面、裏面の両面からAPSフ
ィルム2に板バネ40のバネ力によって押し付けられて
いる。両面に備えられた不織布39が、APSフィルム
2に付着したゴミなどの異物を除去し、誤読み取りを排
している。
【0025】磁気ヘッド23の読み取り位置に対してA
PSフィルム2移動方向上流側、表面、裏面の両面に不
織布39を備えることによって、APSフィルム2に付
着したゴミなどの異物を除去し、磁気情報読み取りの
際、APSフィルム2本来の磁気情報を得ることが可能
となる。なお、本実施形態では、不織布39をAPSフ
ィルム2の両面に配置した構成としたが、これに限定す
る趣旨ではなく片面のみに配置する構成としても構わな
い。
【0026】図6は、図2においてEで示した部分の断
面拡大図である。照明用穴27aからの照明をAPSフ
ィルム2が透過して、アパーチャ22bを通過して画像
を読み取る。その際、2aにゴミなどの異物が付着して
いると、その異物も画像情報として読み取ってしまう。
矢印Hは図5と同じく読み取り給送方向を示す。アパー
チャ22bの照明用穴27aと対向している直前に設置
された不織布41は、APSフィルム2の表面、裏面の
両面からAPSフィルム2に板バネ42のバネ力によっ
て押し付けられている。両面に備えられた不織布41
が、APSフィルム2に付着したゴミなどの異物を除去
し、APSフィルム2本来の画像を得ることを可能とす
る。
【0027】APSフィルム2に透過光を照射する光源
の照射位置に対してAPSフィルム2移動方向上流側、
表面、裏面の両面に不織布41を備えることによって、
APSフィルム2に付着したゴミなどの異物を除去し、
画像読み取りの際もAPSフィルム2本来の画像情報を
得ることが可能となる。なお、本実施形態では、不織布
41をAPSフィルム2の両面に配置した構成とした
が、これに限定する趣旨ではなく片面のみに配置する構
成としても構わない。また、図6においては、上部側の
板バネ42を一部省略して図示している。
【0028】このように、APSフィルム2を走査させ
て磁気情報を読み取る磁気ヘッド23を有するフィルム
スキャナにおいて、APSフィルム2の磁気情報記録範
囲内に付着した異物を除去する不織布39、41を備え
たことで、APSフィルム2においては付着したゴミな
どの異物によって磁気情報を誤認読み取りしないように
異物を除去する構成を簡易な機構で実現し、画像情報の
みならず、本来の磁気情報を正確に読み取ることにより
高精度な磁気読取も可能となる。
【0029】(第2の実施形態)図3及び図7には、第2
の実施の形態が示されている。上記第1の実施の形態で
は、APSフィルム2における異物除去の説明を示し
た。その他の構成及び作用については第1の実施の形態
と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を
付して、その説明は省略する。
【0030】図3は、35mmフィルム(原稿)給送部の構
成を分解して示した部分斜視図である。43はフィルム
送り用モータ、44はモータ43の出力軸に結合するピ
ニオンギア、45a、45b、45c、45dは減速ギ
ア、47は駆動部ベースである。各減速ギア45は駆動
部ベース47各所に嵌合し、48は各減速ギア45の抜
け止め板で駆動部ベース47にネジ(図示せず)で、また
モータ43も駆動部ベース47にネジ(図示せず)で固定
される。これらは、駆動ユニットとなり、ベース部材5
1、ローラホルダ52にネジ(図示せず)で取り付けら
れ、45dと46が噛み合い動力が伝達される。
【0031】51はベース部材、52は駆動ローラを取
り付けるローラホルダで、これらと駆動部ベース47底
面で35mmフィルム挿入口1bのトンネル部を形成し
ている。46はローラギア、53は金属軸に一体形成し
た給送用ゴムローラで、ローラギア46とゴムローラ5
3は回転止め付で結合される。54はゴムローラ53の
軸受け、55はランプカバー、56はランプ(光源)、5
7はランプ固定用ベース部材、58はランプ用基板であ
り、ローラホルダ52にネジ(図示せず)で固定される。
49はゴムローラ53と対向するサブローラ、50は給
送のトラクションを得るためのトラクションバネであ
る。
【0032】59は撮像画面の異物を除去するための不
織布(異物除去部材)、60は板バネ(付勢部材)であり不
織布59が取り付けられる。これらは、読み取り用アパ
ーチャ51aの読み取りに影響のない位置で不織布59
がアパーチャ51aから所定量突出し、フィルムに接触
し異物を除去するようにベース部材51にネジ(図示せ
ず)で固定される。矢印Bは読み取り光学系(図示せず)
の方向を示す。
【0033】不織布(異物除去部材)59が35mmフィ
ルム3に接触するように、不織布59を35mmフィル
ム3の方向に付勢する板バネ(付勢部材)60を備えるこ
とによって、その付勢により不織布59が35mmフィ
ルム3に好適に接触するので、不織布59における異物
除去の効果をより高めることが可能となる。
【0034】なお、本実施形態では、異物除去部材に不
織布59を用いているが、これに限定する趣旨ではなく
代わりにスポンジを用いても差し支えない。また、付勢
部材には板バネ60を用いているが、代わりにコイルバ
ネ等の弾性部材を用いても構わない。35mmフィルム
3に付着したゴミなどの異物を除去する部材を不織布又
はスポンジ、及びその付勢部材を板バネ又はコイルバネ
で各々形成することで、特に他の複雑な構成を必要とし
ないので、簡易な機構により高精度な画像読取が可能な
フィルムスキャナを実現できる。
【0035】図7は、図3においてFで示した部分の断
面拡大図である。矢印Iは35mmフィルム3の読み取
り給送方向を示す。照明用穴52aからの照明を35m
mフィルム3が透過して、アパーチャ51aを通過して
画像を読み取る。その際、35mmフィルム3にゴミな
どの異物が付着していると、その異物も画像情報として
読み取ってしまう。そこで、アパーチャ51aの照明用
穴52aと対向している直前に設置された不織布59
は、35mmフィルム3の表面、裏面の両面から35m
mフィルム3に板バネ60のバネ力によって押し付けら
れている。両面に備えられた不織布59が、35mmフ
ィルム3に付着したゴミなどの異物を除去し、35mm
フィルム3本来の画像を得ることを可能とする。
【0036】35mmフィルム3を走査させて画像を読
み取るフィルムスキャナにおいて、35mmフィルム3
に付着した異物を除去する不織布59を35mmフィル
ム3の表面、裏面の両面に備えることによって、35m
mフィルム3に付着したゴミなどの異物を除去し、35
mmフィルム3本来の画像情報を得ることが可能とな
る。なお、本実施形態では、不織布41を35mmフィ
ルム3の両面に配置した構成としたが、これに限定する
趣旨ではなく片面のみに配置する構成としても構わな
い。また、図7においては、下部側の板バネ42を一部
省略して図示している。
【0037】(第3の実施形態)図4及び図8には、第3
の実施の形態が示されている。上記第2の実施の形態で
は、35mmフィルム3における異物除去の説明を示し
た。その他の構成及び作用については第1及び第2の実
施の形態と同一なので、同一の構成部分については同一
の符号を付して、その説明は省略する。
【0038】図4は、反射原稿(原稿)給送部の構成を分
解して示した部分斜視図である。61は上側ベース、6
1aは読み取り用のアパーチャ、62は下側ベースであ
り、反射原稿挿入口1cから挿入された反射原稿4の給
送通路を形成している。63は読み取り時の基準となる
ための白色基準板、64は給送用サブローラ、65は給
送ローラにトラクションを与えるためのトラクションバ
ネであり、下側ベース62に取り付けられる。66は軸
にゴムが一体となっている給送用ゴムローラであり、一
端には図示されていない駆動部から動力伝達を受けるギ
アが取り付けられている。また、ゴムローラ66は、サ
ブローラ64と対向位置に設置されるよう、軸受け67
をもって上側ベース61に取り付けられる。
【0039】68は原稿の照明用ランプ(光源)、69は
照射光量を増加させるための反射板、70はランプ用基
板、71はこれらの保持部材であるランプホルダであ
り、上側ベース61にネジ(図示せず)で固定される。7
2は反射原稿4の異物除去用の不織布(異物除去部材)、
73は72を保持する板バネ(付勢部材)であり、アパー
チャ61aから読み取りに影響のない位置で、反射原稿
4に接するよう給送通路に所定量突出するよう上側ベー
ス61に取り付けられる。矢印Cは読み取り光学系(図
示せず)の方向を示す。
【0040】不織布(異物除去部材)72が反射原稿4に
接触するように、不織布72を反射原稿4の方向に付勢
する板バネ(付勢部材)73を備えることによって、その
付勢により不織布72が反射原稿4に好適に接触するの
で、不織布72における異物除去の効果をより高めるこ
とが可能となる。
【0041】なお、本実施形態では、異物除去部材に不
織布72を用いているが、これに限定する趣旨ではなく
代わりにスポンジを用いても差し支えない。また、付勢
部材には板バネ73を用いているが、代わりにコイルバ
ネ等の弾性部材を用いても構わない。反射原稿4に付着
したゴミなどの異物を除去する部材を不織布又はスポン
ジ、及びその付勢部材を板バネ又はコイルバネで各々形
成することで、特に他の複雑な構成を必要としないの
で、簡易な機構により高精度な画像読取が可能なフィル
ムスキャナを実現できる。
【0042】図8は図4においてGで示した部分の断面
拡大図である。矢印Jは反射原稿4の読み取り給送方向
を示す。ランプ68の照明を反射原稿4が反射して矢印
C方向の光学系(図示せず)で画像を読み取る。その際、
反射原稿4にゴミなどの異物が付着していると、その異
物も画像情報として読み取ってしまう。そこで、アパー
チャ61aの白色基準板63と対向している直前に設置
された不織布72は、反射原稿4に板バネ73のバネ力
によって押し付けられ、反射原稿4に付着したゴミなど
の異物を除去し、反射原稿4本来の画像を得ることを可
能とする。これらは、APSフィルム2、35mmフィ
ルム3、反射原稿4それぞれが給送され、移動すること
によって可能となる。
【0043】反射原稿4を走査させて画像を読み取るフ
ィルムスキャナにおいて、反射原稿4に付着した異物を
除去する不織布72を備えることによって、反射原稿4
に付着したゴミなどの異物を除去し、反射原稿4本来の
画像情報を得ることが可能となる。
【0044】上記のように、原稿を走査させて画像を読
み取るフィルムスキャナにおいて、前記原稿に付着した
異物を除去する不織布41、59、72を備えた。この
構成によって、APSフィルム2、35mmフィルム3
及び反射原稿4に付着したゴミなどの異物を除去する構
成を簡易な機構で実現し、各原稿本来の画像情報を得る
ことにより高精度な画像読取が可能となる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、原稿を
走査させて画像を読み取る画像読取装置において、透過
原稿(APSフィルム、35mmフィルム)及び反射原稿
に付着した異物を除去する異物除去部材を備えた構成と
したので、透過原稿(APSフィルム、35mmフィル
ム)及び反射原稿に付着したゴミなどの異物を除去する
構成を簡易な機構で実現し、各原稿本来の画像情報を得
ることにより高精度な画像読取が可能な画像読取装置を
提供できる。また、APSフィルムにおいては付着した
ゴミなどの異物によって磁気情報を誤認読み取りしない
ように異物を除去する構成を簡易な機構で実現し、本来
の磁気情報を正確に読み取ることにより高精度な磁気読
取が可能な画像読取装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るフィルムスキャナの
全体構成を示した斜視図である。
【図2】第1の実施形態に係るAPSフィルム給送部の
構成を分解して示した部分斜視図である。
【図3】第2の実施形態に係る35mmフィルム給送部の
構成を分解して示した部分斜視図である。
【図4】第3の実施形態に係る反射原稿給送部の構成を
分解して示した部分斜視図である。
【図5】図2においてDで示した部分の断面拡大図であ
る。
【図6】図2においてEで示した部分の断面拡大図であ
る。
【図7】図3においてFで示した部分の断面拡大図であ
る。
【図8】図4においてGで示した部分の断面拡大図であ
る。
【図9】従来の技術におけるフィルムスキャナの構成例
を示した斜視図である。
【図10】従来の技術におけるフィルム画像読取装置の
構成例を示した部分斜視図である。
【符号の説明】
1 筐体 1a APSフィルムトレイ 1b 35mmフィルム挿入口 1c 反射原稿挿入口 2 APSフィルム(原稿) 2a APSフィルムカートリッジ 3 35mmフィルム(原稿) 3a 35mmフィルムキャリア 4 反射原稿(原稿) 5 電磁ノイズシールド板 6 モータ 7 放熱板 8 ダンパ 9 ピニオンギア 10 減速ギア 11 駆動部ベース 12 抜け止め板 13 軸受け 14 ローラギア 15 軸受け 16 ゴムローラ 17 圧板 18 サブローラ 19 伝達部材 20 コイルバネ 21 ケース 22 圧板 22a 磁気ヘッド挿入口 22b アパーチャ 23 磁気ヘッド(磁気情報読取手段) 24 引っ張りバネ 25 押さえ枠 26 磁気シールド 27 APS本体 27a 照明用穴 27b フィルム収納室 27c 上端穴 27d 下端穴 28 押圧ローラ 29 押圧バネ 30 ランプカバー 31 ランプ(光源) 32 ランプ用ベース部材 33 ランプ用基板 34 ランプ電磁ノイズシールド 35 蓋押さえ 36 電気実装基板37 電気実装基板 38 シールド板 39 不織布(異物除去部材) 40 板バネ(付勢部材) 41 不織布(異物除去部材) 42 板バネ(付勢部材) 43 モータ 44 ピニオンギア 45 減速ギア 46 ローラギア 47 駆動部ベース 48 抜け止め板 49 サブローラ 50 トラクションバネ 51 ベース部材 51a アパーチャ 52 ローラホルダ 52a 照明用穴 53 ゴムローラ 54 軸受け 55 ランプカバー 56 ランプ(光源) 57 ランプ用ベース部材 58 ランプ用基板 59 不織布(異物除去部材) 60 板バネ(付勢部材) 61 上側ベース 61a アパーチャ 62 下側ベース63 白色基準板 64 サブローラ 65 トラクションバネ 66 ゴムローラ 67 軸受け 68 ランプ(光源) 69 反射板 70 ランプ用基板 71 ランプホルダ 72 不織布(異物除去部材) 73 板バネ(付勢部材) 100 原稿 101 外装 102 開口部 103 遮蔽部材 104 保持手段 105 移動手段
フロントページの続き Fターム(参考) 2H109 CA34 5B047 AA05 BA01 BB02 BC16 DA06 5C051 AA01 BA03 DA03 DC07 FA04 5C062 AA01 AB03 AB17 AB30 AC72 AD06 BA06 5C072 AA01 BA17 EA05 LA02 RA04 VA03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を走査させて画像を読み取る画像読
    取装置において、 前記原稿に付着した異物を除去する異物除去部材を備え
    た画像読取装置。
  2. 【請求項2】 35mmフィルムを走査させて画像を読
    み取る画像読取装置において、 前記35mmフィルムに付着した異物を除去する異物除
    去部材を備えた請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 反射原稿を走査させて画像を読み取る画
    像読取装置において、 前記反射原稿に付着した異物を除去する異物除去部材を
    備えた請求項1又は2に記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 APSフィルムを走査させて磁気情報を
    読み取る磁気情報読取手段を有する画像読取装置におい
    て、 前記APSフィルムの磁気情報記録範囲内に付着した異
    物を除去する異物除去部材を備えた請求項1〜3何れか
    に記載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】 前記磁気情報読取手段の読み取り位置に
    対してAPSフィルム移動方向上流側に前記異物除去部
    材を備えたことを特徴とする請求項4に記載の画像読取
    装置。
  6. 【請求項6】 前記APSフィルムに透過光を照射する
    光源の照射位置に対してAPSフィルム移動方向上流側
    に前記異物除去部材を備えたことを特徴とする請求項4
    に記載の画像読取装置。
  7. 【請求項7】 前記異物除去部材が不織布又はスポンジ
    であることを特徴とする請求項1〜6何れかに記載の画
    像読取装置。
  8. 【請求項8】 前記異物除去部材が前記フィルム又は原
    稿に接触するように、前記異物除去部材を前記フィルム
    又は原稿の方向に付勢する付勢部材を備えたことを特徴
    とする請求項1〜7何れかに記載の画像読取装置。
  9. 【請求項9】 前記付勢部材が板バネ又はコイルバネで
    あることを特徴とする請求項1〜8何れかに記載の画像
    読取装置。
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