JP2003043150A - ハイブリッド2次元シンチレータ装置 - Google Patents

ハイブリッド2次元シンチレータ装置

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JP2003043150A JP2002124518A JP2002124518A JP2003043150A JP 2003043150 A JP2003043150 A JP 2003043150A JP 2002124518 A JP2002124518 A JP 2002124518A JP 2002124518 A JP2002124518 A JP 2002124518A JP 2003043150 A JP2003043150 A JP 2003043150A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、高い精度と許容範囲の費用で製造
可能なシンチレータ装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明は複数の1次元検出器ストリップ
(1)から形成されるハイブリッド2次元シンチレータ
装置に関する。ストリップは、シンチレータスラブ
(3)とシンチレータスラブとの間で接着される吸収層
(2)により形成される。ストリップは互いに平行とな
るようはめ込み型(4)にはめ込まれる。ストリップは
高精度で製造可能である。はめ込み型も非常に高精度で
製造可能であり、ストリップが延在する方向に対し垂直
に延在する第2の方向に、個々のストリップを収容す
る。はめ込み型には横部品(5)が設けられ、ストリッ
プは横部品の間に挿入される。ストリップの間にあり、
横部品の上方にある中間空間(6)は、X線吸収層又は
材料(7)により充填され、それにより、第2の方向に
おけるストリップの分離を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第1の方向に延在
し、吸収層により互いに離されるシンチレータスラブが
設けられる検出器ストリップを有する2次元シンチレー
タ装置に関する。
【0002】本発明は更に、シンチレータ装置が設けら
れるX線検出器に関する。本発明は更に、シンチレータ
装置を有するX線検出器を含むX線検査装置と、シンチ
レータ装置を製造する方法に関する。
【0003】
【従来の技術】X線検出器は、医学において材料の非破
壊検査を行うために使用される。X線検出器はピクセル
に分割され、少なくとも1つのフォトセンサが各ピクセ
ルに関連付けられる。X線検出器は次に、フォトセンサ
装置に関連付けられるシンチレータ装置により形成され
る。固体シンチレータが、半導体フォトダイオード又は
フォトセンサ装置と共に使用されて、X線を検出する。
固体シンチレータの発光特性を利用して、X線を最初に
低エネルギー放射線、すなわち、可視放射線に変換す
る。このような可視放射線は次に、例えば、フォトセン
サを含む、可視光線用の放射線検出器により検出され
る。X線は、直接変換半導体材料内で、直接電荷に変換
されることが可能であり、この電荷は続けて読み出しさ
れる。
【0004】X線検出器、即ち、放射線検出器のピクセ
ルが増加すると、ピクセルを互いから遮断し、それによ
り、蛍光X線量子による1つのピクセルからもう1つの
ピクセルへのクロストークを阻止することが必要とな
る。このような個々のピクセル間のクロストークは画像
分解能の低下につながる。個々のピクセルは、従って、
吸収層により互いから離間され、1つのピクセルから近
隣のピクセルへのX線量子及び/又は光量子のクロスト
ークを阻止する。
【0005】少ない数のピクセルの場合は、別個のシン
チレータ素子と吸収シートの構成を形成することが原則
として可能である。
【0006】1次元的に拡大するX線検出器は、適度な
精度で製造することが可能である。この為に、大きい円
盤のシンチレータ結晶は分割され、個々のシンチレータ
スラブは吸収シートと交互になるよう組立てられ、1次
元的に構成される検出器ストリップが形成される。吸収
シートには、例えば、反射層が設けられる金属箔、又
は、金属と合成箔の組合せたものがある。
【0007】1次元検出器ストリップの製造には、高い
精度が伴われる。しかし、このレベルの精度は、2次元
シンチレータ装置、又は、X線検出器を製造する場合に
は達成することができない。しかし、高画質を達成する
ためには、シンチレータの各ピクセルが、所定のフォト
センサに関連付けられることが必要である。ピクセル
は、1乃至3平方ミリメートルの範囲の寸法を有するの
で、大きいX線検出器の場合、任意の偏差が広い範囲に
影響を及ぼしてしまい、達成される画質はひどく低下す
る。
【0008】大領域の2次元X線検出器は、現代のX線
検査装置に使用される。このような2次元X線検出器
は、少ない量又は等しい量のX線で高い画像分解能を達
成可能にし、それは、高画質をもたらし、最終的には検
査を受ける患者のX線照射量が少なくなる。
【0009】US5059800は、光検出器と、光検
出器に光学的に接続されるシンチレータモザイクを含む
2次元検出器を開示する。シンチレータモザイクは、蛍
光セラミックプレートを切断することにより形成される
蛍光素子からなり、これらの素子は、エポキシ樹脂と酸
化チタニウム充填剤からなるリフレクタの塊を注入する
ことにより光的に離される。後の段において、リフレク
タの塊は、蛍光セラミックプレートを切り込むことによ
り形成されるノッチに注入される。このことは、セラミ
ックプレートの少なくとも1つの側面に広い切り込みが
あることを必要とする。上述した例では、外側面の寸法
が異なり、蛍光セラミックプレートの表面と裏面とで蛍
光材料の分布が異なってしまう。更に、切削技術が用い
られるので、検出器ストリップ間の距離は、任意に小さ
くすることができず、表面領域を経済的に使用すること
ができなくなる。というのは、検出器容積の大部分が、
高エネルギーX線の入射を吸収するために使用すること
ができなくなるからである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、高
い精度と、許容範囲の費用で製造可能な装置を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は、検出器スト
リップが吸収層により互いから離されるシンチレータス
ラブを含み、はめ込み型において、少なくとも2つのそ
のような検出器ストリップが互いに基本的に平行となる
よう配置されるシンチレータ装置により達成される。
【0012】本発明は、1次元検出器ストリップは、高
い精度で製造可能であるという見識に基づいている。こ
のような検出器ストリップを製造する同一の方法を、2
次元検出器を形成するために使用すると、精度が落ちて
しまう。
【0013】従って、2次元シンチレータ装置にハイブ
リッド構成を使用することを提案する。このために、シ
ンチレータスラブと吸収層とを含む検出器ストリップが
製造され、吸収層によりシンチレータが互いから離され
る。検出器ストリップは、シンチレータウェーハをスト
リップ状に切り、ストリップを吸収層に接着し、最初の
切断方向に垂直な方向に再び切ることにより形成され
る。このステップは、非常に高い精度で行うことが可能
であり、従って、例えば、50ミクロンメートルの厚さ
を有する鉛製の層である薄い吸収層を実現することがで
きる。
【0014】対応する個数のシンチレータスラブと中間
吸収層を含むこのような1次元検出器ストリップは、任
意の、つまり、許容可能な限度内の任意の長さで製造す
ることができる。シンチレータスラブと吸収層を有する
このような1次元検出器ストリップは、高精度のはめ込
み型にはめ込むことが可能であり、そこで1次元検出器
ストリップは、固定又は接着される。その結果、このよ
うに形成される2次元シンチレータ装置の偏差は、非常
に小さいままとなる。特に、シリコンウェーハ、又は、
フォトエッチング可能なガラスが、このようなはめ込み
型として好適な材料である。写真技術により、このよう
な材料が、高い精度で、更に、経済的且つ大きい伸張比
で構造化されることが可能となる。
【0015】1次元検出器ストリップをはめ込み型には
め込むことを可能にするためには、はめ込み型の好適な
実施例には、フレーム内に配置される横部品が設けられ
る。横部品は互いに基本的に平行に延在し、はめ込み型
の両側に取付けられる。横部品は、検出器ストリップの
寸法に対応する中間空間を形成し、検出器ストリップは
その中間空間内に挿入される。横部品は従って、隣接す
る検出器ストリップを離間する。横部品は、検出器スト
リップの挿入を容易にし、検出器ストリップが第1の方
向及び第2の方向において高い精度で整列することを可
能にする。
【0016】本発明の好適な実施例では、横部品とフレ
ームを有するはめ込み型を、X線を透過しない材料から
製造することを提案する。従って、蛍光X線量子のクロ
ストークを、第2の方向においても阻止する。
【0017】はめ込み型は、光を透過する材料から形成
される底プレートを含むことが好適である。この結果、
シンチレータスラブから放射される光線は、障害なくシ
ンチレータ装置の下にあるフォトセンサ装置に到達する
ことができる。底プレートは、シンチレータ装置の安定
度を増加する。必要である場合には、底プレートは、検
出器ストリップをはめ込み型に挿入した後に外されても
よい。この場合、底プレートが透過性であるか否かは問
題ではない。このような種類のはめ込み型を有するシン
チレータ装置は、フォトセンサ装置、及び、中間層があ
る場合には中間層に、接続、又は、例えば、接着され
る。
【0018】本発明の好適な実施例では、着色料が底プ
レートに添加されるか、又は、底プレートは部分的に吸
収材料から形成され、それにより放射される光線は所与
の程度まで吸収される。従って、シンチレータ装置の下
における光量子のクロストークは阻止される。
【0019】本発明の好適な実施例では、横部品は、検
出器ストリップの間に形成される空間の一部のみを占め
ることが提案される。この空間は、X線検出器の長さ全
体に亘って、検出器ストリップの高さと、横部品の幅と
を有する。このために、このような横部品の上部は、横
部品が配置される、好適には底プレート上における下部
よりも細くされる。このように形成される先細の横部品
は、単純な挿入を可能にし、同時に高い精度が得られ
る。第2の方向におけるX線量子及び/又は光量子のク
ロストークを阻止するために、空間は、X線を吸収する
材料により充填される。これにより、はめ込み型は、X
線を透過しない材料から形成される必要がなくなるとい
う利点を提供し、というのは、第2の方向における検出
器ストリップの分離は、中間空間に設けられるX線吸収
材料により実現されるからである。
【0020】このように1次元検出器ストリップを、高
精度はめ込み型に挿入することにより、公知の方法で行
われるような更なる切断段階を経ることによる精度の低
下をなくす。更に、シンチレータ装置は、高精度である
だけでなく、はめ込み型は非常に安定した材料から形成
することができるので、安定度が増加する。
【0021】検出器ストリップをはめ込み型にはめ込む
ことを可能にするために、好適な実施例におけるはめ込
み型の横部品は、シンチレータスラブ又は検出器ストリ
ップの高さ全体の高さを有さない。横部品は、検出器ス
トリップの充分な固定及び整列を実現することができる
よう検出器ストリップの下部においてのみ形成される。
残りの部分の空間は、吸収材料により充填される。
【0022】本発明の好適な実施例におけるはめ込み型
は、一体式に構成される。従って、非常に高精度のはめ
込み型が達成され、というのは、フレーム及び横部品の
寸法は、製造の際に既に設定されており、後の段階にお
ける組立ての際に、不正確さは発生しないからである。
【0023】一体式はめ込み型は、フォトエッチングに
より実現することができる。
【0024】このシンチレータモジュールのハイブリッ
ド構成は、吸収層が第1の方向においては細く、第2の
方向においては異なる幅を有するよう形成されると特に
有利である。これは、特に、シンチレータ装置の下でC
MOSチップ上に配置される電子回路が、X線に対し保
護されなければならない場合である。電子回路全面に対
する吸収材料を有する横部品の正確な位置決めは、ガラ
ス又はシリコンからなるはめ込み型の正確な寸法により
保証される。
【0025】吸収層は、第2の方向におけるよりも第1
の方向において薄くなるよう構成されなければならな
い。これは、特にCOMSに基づいたコンピュータ断層
撮影検出器において言えることである。
【0026】電子回路のX線に対する保護は、写真技術
的に構成可能であり重金属を含むガラスを用いるか、又
は、個々の検出器ストリップの間にある横部品の上方に
ある残りの空間をX線吸収層即ち吸収材料により充填す
ることにより保証される。低い融点を有する金属合金、
又は、重金属を含む塗料を、この目的のために使用する
ことができる。
【0027】個々のピクセル間の蛍光X線量子によるク
ロストークは、第1の方向では、例えば、鉛から形成さ
れる薄い吸収層により保護され、第2の方向では、重金
属を含むガラス又は上述したはめ込み型に設けられる吸
収層によって保護される。
【0028】シリコンから形成され、数百ミクロンメー
トルほどの高さを有する一体式はめ込み型の場合、はめ
込み型の領域におけるクロストークは問題ではない。と
いうのは、X線クロストークは、X線量子を吸収する領
域、即ち、シンチレータ結晶の上部においてのみ発生
し、ここでは、吸収層と吸収材料を有する横部品により
分離が保証される。
【0029】本発明の目的は更に、X線を光に変換する
ための、請求項1乃至8に記載するシンチレータ装置
と、光線を電荷に変換するためのフォトセンサ装置とが
設けられるX線検出器により達成される。
【0030】本発明の目的は更に、請求項10に記載す
るX線検出器、及び、X線検出器に関連付けられるX線
源を含むX線検査装置により達成される。
【0031】本発明の目的は更に、シンチレータスラブ
とシンチレータスラブに接着される吸収層とを含み、第
1の方向に拡張する細長い検出器ストリップが形成さ
れ、このように形成される複数の検出器ストリップは、
第1の方向に垂直な第2の方向においてはめ込み型に隣
接するように配置される。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を、図面を参照し
ながら以下に詳細に説明する。
【0033】図1は、1次元検出器ストリップ1を示
し、シンチレータスラブ3と中間吸収層2とを含む。シ
ンチレータスラブ3は、シンチレータウェーハをストリ
ップ状に切断することにより形成される。このようなス
トリップは次に、吸収層に接着され、最初の切断方向に
垂直な方向で切断することにより仕上げられる。このよ
うな1次元検出器ストリップ1は幾何学的に精度が高く
製造され、長さ2センチメートルの理想格子から10ミ
クロンメートルの偏差が関連する。
【0034】図2は、上述から形成されるハイブリッド
2次元シンチレータ装置を示す。1次元検出器ストリッ
プ1が図2内に示される。このような1次元検出器スト
リップ1は、はめ込み型4に挿入され、この型はX線検
出器の表面全体の領域を占める。このはめ込み型は、X
線検出器面に適応されるフレーム11と横部品5が設け
られ、この横部品は、1次元検出器ストリップ1の形状
に適応される。検出器ストリップ1は、横部品5により
互いから離され、X線量子によるクロストークが阻止さ
れる。
【0035】図3は、ハイブリッド2次元シンチレータ
装置の側面図である。横部品5は底プレート8に設けら
れ、横部品5の上部の寸法は、底プレート8上における
寸法よりも細くなっている。横部品5の先細の形状によ
り、1次元検出器ストリップ1を挿入することが容易と
なる。検出器ストリップ間の中間空間6と、横部品5の
上は、X線吸収層7、即ち、X線を吸収する材料によっ
て充填される。X線吸収層は、例えば、X線を透過しな
いガラス又はX線を吸収する粉末から形成される。この
ような粉末は、例えば、後の段階において、横部品5と
1次元検出器ストリップ1の間に形成される残りの空間
において堆積されることが可能である。
【0036】図4は、ハイブリッド2次元シンチレータ
装置を示す側面図である。ここでは、横部品5aは、1
次元検出器ストリップ1の高さよりかなり小さくなるよ
う構成される。これにより、はめ込み型4を対応して構
成することが単純となる。1次元検出器ストリップ1
は、横部品5aの間に挿入される。1次元検出器ストリ
ップ1の間にある中間空間6は、X線を吸収する材料7
により充填される。このような高さのない横部品5aが
設けられるはめ込み型4は、例えば、エッチングされた
シリコンチップの形で実現されることが可能であり、そ
れによりここでも非常に高い精度が達成される。
【0037】横部品は、X線検出器の長さ方向に沿って
異なる高さを有してもよく、従って、横部品は、X線検
出器の中心領域ではフレームの付近におけるよりも高く
なるようにされることが可能である。挿入されるべき検
出器ストリップの高さと比較して僅かに小さい高さを有
する横部品を実現することも可能である。例えば、検出
器ストリップの機械による挿入を容易にするために、通
常は低い横部品は、間の間隔において検出器ストリップ
の高さにまで大きくされる。
【0038】X線検出器の種類に依存して、横部品は、
はめ込み型のフレームの幅に亘って異なる幅を有しても
よく、というのは、X線検出器の中心領域では分解能が
高いからである。
【0039】更なる実施例におけるシンチレータスラブ
は、吸収層に接着又は接続される前に、反射層により被
覆される。同様に、検出器ストリップも接着された後に
反射層が設けられるが、光が出射する方の側面、つま
り、シンチレータ装置の底面、即ち、X線が入射する側
面の反対にある側面には設けられない。X線の入射方向
に向かって上方向に反射し、信号振幅の損失をもたらす
光量子が、上方向に放射されることを阻止するために、
シンチレータ装置は上面に光線を反射する層が設けられ
る。検出器ストリップがはめ込み型に挿入されると、上
述の目的のためにはめ込み型の下にカバープレートが設
けられ、カバープレートの光反射面ははめ込み型及び検
出器ストリップに向いている。製造工程が完了すると、
カバープレートを有する完成したシンチレータ装置は逆
さまにされて、それにより、X線は、上方からカバープ
レートに入射し、カバープレートを横断し、シンチレー
タスラブを透過し、光線に変換され、この光線は、シン
チレータスラブの側部にある反射面被膜と上部にある反
射カバープレートによりフォトセンサ装置に向かって下
方向に出る。
【図面の簡単な説明】
【図1】1次元検出器ストリップを示す側面図である。
【図2】ハイブリッド2次元シンチレータ装置を示す平
面図である。
【図3】先細の横部品を有する2次元シンチレータ装置
を詳細に示す側面図である。
【図4】高さの小さい横部品を有する2次元シンチレー
タ装置を示す側面図である。
【符号の説明】
1 1次元検出器ストリップ 2 吸収層 3 シンチレータスラブ 4 はめ込み型 5 横部品 6 中間空間 7 X線吸収材料 11 フレーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/32 H01L 31/00 A 5/335 27/14 K (72)発明者 ヘルフリート カルル ヴィチョレク ドイツ連邦共和国,52076 アーヘン,ミ ュンスターシュトラーセ 207 (72)発明者 フランシスコ モラレス セラーノ ドイツ連邦共和国,52078 アーヘン,コ ーニンスベルガー シュトラーセ 98 Fターム(参考) 2G088 EE01 FF02 GG13 GG19 GG20 JJ05 JJ09 JJ13 JJ30 JJ37 4M118 AA10 AB10 BA04 CA02 CB11 GA10 HA24 HA25 5C024 AX12 AX16 CY47 EX01 GX09 5F088 AA01 BA03 BA10 BA16 BB03 BB07 EA04 JA17 LA08

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸収層により互いに離されるシンチレー
    タスラブを含む検出器ストリップを含み、少なくとも2
    つの上記検出器ストリップが、はめ込み型において互い
    に基本的に平行となるよう配置されるシンチレータ装
    置。
  2. 【請求項2】 上記はめ込み型は、横部品及びフレーム
    を含み、 上記横部品は、互いに平行となるよう配置され、上記は
    め込み型の両端に取付けられることを特徴とする請求項
    1記載のシンチレータ装置。
  3. 【請求項3】 上記はめ込み型は、X線を透過しないよ
    う構成されることを特徴とする請求項1又は2記載のシ
    ンチレータ装置。
  4. 【請求項4】 上記横部品及び/又は上記フレームは、
    光を透過する底プレート上に形成されることを特徴とす
    る請求項1又は2記載のシンチレータ装置。
  5. 【請求項5】 上記底プレートは、隣接するピクセルの
    光量子のクロストークを阻止するよう着色料を添加する
    ことにより調節可能な吸収度を有することを特徴とする
    請求項4記載のシンチレータ装置。
  6. 【請求項6】 上記横部品は、上記検出器ストリップの
    間に形成される中間空間のほんの一部を占めることを特
    徴とする請求項1又は2記載のシンチレータ装置。
  7. 【請求項7】 上記中間空間は、X線を吸収する材料に
    より充填されることを特徴とする請求項3記載のシンチ
    レータ装置。
  8. 【請求項8】 上記はめ込み型は、一体式に構成される
    ことを特徴とする請求項1記載のシンチレータ装置。
  9. 【請求項9】 X線を光線に変換する請求項1乃至8記
    載のシンチレータ装置と、上記光線を電荷に変換するフ
    ォトセンサ装置とを含むX線検出器。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のX線検出器と、上記X
    線検出器に関連付けられるX線源とを含むX線検査装
    置。
  11. 【請求項11】 第1の方向に延在する検出器ストリッ
    プを、シンチレータスラブ及び上記シンチレータスラブ
    に関連付けられる吸収層から形成し、 少なくとも2つの上記検出器ストラップを、はめ込み型
    内において互いに基本的に平行となるよう配置する、シ
    ンチレータ装置を製造する方法。
JP2002124518A 2001-04-28 2002-04-25 シンチレータ装置、x線検出器、x線検査装置、及び、シンチレータ装置を製造する方法 Expired - Fee Related JP4338938B2 (ja)

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Cited By (2)

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