JP2003041518A - 雪崩防止用吊枠 - Google Patents

雪崩防止用吊枠

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JP2003041518A
JP2003041518A JP2001232752A JP2001232752A JP2003041518A JP 2003041518 A JP2003041518 A JP 2003041518A JP 2001232752 A JP2001232752 A JP 2001232752A JP 2001232752 A JP2001232752 A JP 2001232752A JP 2003041518 A JP2003041518 A JP 2003041518A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】良好な雪崩防止機能を有しつつ、簡単な構造で
かつ組立てが容易で美観や景観を好ましいものとするこ
とができ、かつ間伐材の有効利用も図ることができる雪
崩防止用吊枠を提供する。 【解決手段】鋼管パイプ1a,1a’を平面三角枠状に
結合し一部に吊り索に対する連結金具1dを設けた底部
体1と、前記底部体1の各隅角部に設けた接続金具3,
4と、下端部が各接続金具3,4に嵌められて三角錐状
を呈するように傾斜状に起立され各頂部が集束用接続金
具5にはめられた防腐処理丸太2a,2a,2b,2b
と、上端部が山側防腐処理丸太2a,2aの中間部に取
り付けた接続金具9,9に連結され、下端部が底部体1
の谷側に固定した接続金具7,7に連結されたステー用
防腐処理丸太6a,6aとを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は雪崩防止用吊枠に関
する。
【0002】
【従来の技術】降雪地帯においては雪崩の危険がつきま
とい、この対策として雪崩防止施設が利用されている。
かかる雪崩防止施設の一態様として、傾斜面の上方にア
ンカー止めしたワイヤロープにより吊置きし、雪の移動
を防止することにより全層雪崩を防止するようにした通
常タコ式スノーガードと称される雪崩防止用吊枠が知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の雪崩防
止用吊枠は、主部材として等辺山形鋼を使用し、これを
溶接等によって三角錐状に組立てていた。このため機能
的には問題がないものの、降雪期を過ぎると、人工物然
としたものが斜面に多数配置されている状態が対岸の山
や、付近を通行するドライバーや歩行者などから視認さ
れるので、圧迫感や威圧感を与えたり、美観や景観を損
なうという問題があった。
【0004】本発明は前記のような問題点を解消するた
めになされたもので、その目的とするところは、良好な
雪崩防止機能を有しつつ、簡単な構造でかつ組立てが容
易で美観や景観を好ましいものとすることができ、かつ
間伐材の有効利用も図ることができる雪崩防止用吊枠を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、鋼管パイプを平面三角枠状に結合し一部に吊
り索に対する連結金具を設けた底部体と、前記底部体の
各隅角部に設けた接続金具と、下端部が各接続金具に嵌
められて三角錐状を呈するように傾斜状に起立され各頂
部が集束用接続金具にはめられた防腐処理丸太と、上端
部が前記山側防腐処理丸太の中間部に取り付けた筒状接
続金具に連結され、下端部が底部体の谷側に固定した接
続金具に連結されたステー用防腐処理丸太とを有してい
ることを特徴としている。
【0006】本発明は、好適には、底部体の各隅角部に
設けた接続金具が防腐処理丸太を嵌める短鋼管を有して
おり、集束用接続金具が山側の防腐処理丸太を嵌める短
鋼管と谷側の防腐処理丸太を嵌める短鋼管とそれら短鋼
管を結ぶ連結プレートを有している。
【0007】また、好適には、底部体と接続金具が防蝕
めっきを有し、表面が防腐処理丸太に相応する着色塗装
が施されている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を添付図面を
参照して説明する。図1ないし図4は本発明による雪崩
防止用吊枠の第1実施例を示しており、1は底部体(ベ
ースフレーム)であり、図7で単体の状態を示すよう
に、所要の直径を有し表面に亜鉛などの耐食性めっきを
施した3本の鋼管パイプ1a,1a,1a’を平面略三
角形を呈するように配し、それら3本の鋼管パイプ1
a、1a,1a’の先端部間を溶接等により鋼製ベース
プレート1b,1b,1cと結合し、山側となるべき鋼
製ベースプレート1cには延長部を形成し、ここに連結
金具1dを固着している。
【0009】2は全体として三角錐をなすように前記底
部体1に架設された上部体であり、複数本の防腐処理丸
太2a,2a,2b,2b、6a,6aを主体として構
成されている。それぞれの防腐処理丸太2a,2a,2
b,2b、6a,6aは、伐根や間伐材などを所定の直
径となるように圧縮成形ものでもよいが、より好適に
は、熱硬化性合成樹脂たとえばウレタン系、ポリエーテ
ル系、メラミン系、ビニールエステル系などの1種以上
を注入したもので、安定した寸法と強度、防腐、防虫の
特性を有せしめるようにしたものが用いられる。その処
理方法は任意であるが、たとえば、密閉容器内に原材を
装入し、密閉容器内の空気を外部に逃がしつつ減圧して
原材中の空気を除去し、次いで加圧しながら樹脂を注入
して原材内部に浸透させ、密閉容器から取り出して所要
日数養生させる手法がある。
【0010】2a,2aは平行な2本からなる山側防腐
処理丸太であり、それぞれの下端部は、前記底部体1の
鋼管パイプ1a,1aの山側隅角部において軸線が水平
に対して約60°の角度に向いた筒状の接続金具3には
めこまれている。
【0011】前記筒状の接続金具3は、図9(a)に示
すように、軸線が水平に対して約60°の角度に向いた
2つの短鋼管3a,3aの下側部位にそれぞれ三角状の
プレート3b,3bを溶接等によって接合し、プレート
3b,3bの下縁を鋼管パイプ1a,1aの上面部位に
溶接などによってあらかじめ固着している。短鋼管3
a,3aの底部にはフラットバーなどにより抜け止め3
cが施されている。
【0012】2b,2bは谷側防腐処理丸太であり、そ
れぞれ下端部が前記底部体1の山側と対向状に位置する
鋼管パイプ1a’(鋼管パイプ1aでもよい)の端部に
設けた軸線が水平に対して約60°の角度に向いた筒状
の接続金具4にはめこまれている。
【0013】前記接続金具4は、図9(a)の筒状接続
金具3と同じ構成であり、すなわち、軸線が水平に対し
て約60°の角度に向いた短鋼管4aの下側部位に三角
状のプレート4bを溶接等によって接合し、プレート4
bの下縁は鋼管パイプ1a’(または鋼管パイプ1a)
の上面部位に溶接などによってあらかじめ固着されてい
る。短鋼管4aの底部にはフラットバーなどにより抜け
止め4cが施されている。
【0014】前記山側防腐処理丸太2a,2aと谷側防
腐処理丸太2b,2bは上端部が底部体1の略中心の鉛
直上に立ちあげられ、集束用接続金具5によって不動に
固定されている。
【0015】前記集束用接続金具5は、図8(a)
(b)に単体の状態で示すように、山側防腐処理丸太2
a,2aに対応すべく軸線が水平に対して約60°の角
度に向いた2つの相互に接合された短鋼管5a,5a
と、谷側防腐処理丸太2b,2bに対応すべく相互に離
間され、軸線が水平に対して約60°の角度に向いた短
鋼管5b,5bと、短鋼管5aと短鋼管5bの間をつな
ぐ正面三角状の連結プレート5cと、短鋼管5b,5b
の間をつなぐ正面台形状の連結プレート5dとを備えて
いる。つなぎ手段は通常、溶接である。そして、少なく
とも短鋼管5a,5aの中間位置には軸線と直交するボ
ルト挿通穴50が形成されている。
【0016】前記山側防腐処理丸太2a,2aと谷側防
腐処理丸太2b,2bは、集束用接続金具5の短鋼管5
a,5aと短鋼管5b,5bにそれぞれ内嵌されること
により、三角錐状に組み付けられる。そして、短鋼管5
a,5aのボルト挿通穴50と整合するように山側防腐
処理丸太2a,2aは軸方向と直角に穿孔され、その穿
孔中にボルト51を貫通させ、ナット52を螺合するこ
とにより軸方向に移動しないようにしっかりと固定され
る。
【0017】6a,6bは前記山側防腐処理丸太2a,
2aの中間部を支えるステー用防腐処理丸太であり、下
端部と上端部にそれぞれ接続金具8が嵌め込み固定さ
れ、その接続金具8を山側防腐処理丸太2aの中間に取
り付け固定されている接続金具9と底部体1の鋼管パイ
プ1aに設けられている接続金具7にそれぞれ連結して
いる。接続金具7は図9(b)に単体の状態で示されて
おり、斜め状の側部に通孔70を有するプレート7aか
らなり、その下縁を鋼管パイプ1a,1aに溶接等によ
り固着している。
【0018】接続金具8,8は単体が図9(c)に示さ
れており、短鋼管8aの底部を横切るように溶接等によ
って固着した接続プレート8bを有し、接続プレート8
bには複数個の通孔80が設けられている。短鋼管8a
の中間部位には軸線と直交するボルト挿通穴81が設け
られている。接続金具9,9は単体が図9(d)に示さ
れており、短鋼管9aの側部と平行状に溶接等によって
固着した接続プレート9bを有し、短鋼管9aの中間部
位には軸線と直交するボルト挿通穴90が設けられ、接
続プレート9bには複数個の通孔91が設けられてい
る。
【0019】接続金具9,9は山側防腐処理丸太2a,
2aの中間部位に外嵌され、ボルト挿通穴90と整合す
るように山側防腐処理丸太2a,2aの軸線と直角方向
に穿孔し、この穿孔にボルト92,92を挿通し、ナッ
ト93,93と螺合することにより定位置に固定され
る。前記ステー用防腐処理丸太6a,6aは上端部と下
端部にそれぞれ短鋼管8aを外嵌し、ボルト挿通穴80
と整合するようにステー用防腐処理丸太6a,6aに穿
孔し、この穿孔にボルト82を挿通し、ナット83と螺
合することにより上下端部ともそれぞれ接続金具8,8
と一体のアッセンブリとされる。
【0020】このステー用防腐処理丸太6a,6aは、
下端部の接続金具8の接続プレート8bを底部体1の鋼
管パイプ1aに設けられている接続金具7のプレート7
aに重ね、通孔70にボルト71を通し、ナット72と
螺合することで連結される。そして、上端部の筒状接続
金具8の接続プレート8bを、山側防腐処理丸太2aに
固定してある接続金具9の接続プレート9bに重ね、通
孔81,91にボルト94を通し、ナット95と螺合す
る。これにより雪の荷重を受ける山側防腐処理丸太2
a,2aが安定して支持される。
【0021】前記各筒状接続金具3,4、7,8,9お
よび集束用筒状接続金具5はそれぞれ亜鉛などの防蝕メ
ッキが施されている。そして、外観が防腐処理丸太2
a,2a,2b,2b、6a,6aの色彩と似かようよ
うにたとえば茶系の塗料が施されている。
【0022】図10と図11は本発明による雪崩防止用
吊枠の第2実施例を示している。この実施例は、谷側の
谷側防腐処理丸太2b,2bをそれぞれ2本づつ平行状
にしたものである。その他の構成は第1実施例と同じで
あるから、同じ部分に同じ符号を付し、説明は省略す
る。
【0023】図示するものは本発明の一例であり、他の
構成を採用しうる。ステー用防腐処理丸太6a,6aの
下端部の接続金具としては、たとえば、図10のよう
に、短鋼管7aの底部を横切るように溶接等によって固
着したプレート7bを有しているものであってもよく、
プレート7bの下縁部がそれぞれ溶接によって鋼管パイ
プ1aにあらかじめ固着される。前記短鋼管7aの中間
部位には軸線と直交するボルト挿通穴70が設けられて
いる。この場合には、ステー用防腐処理丸太6aの下端
部には接続金具が取り付けられず、直接、丸太下端部が
短鋼管7aに内嵌され、ボルト挿通穴70と整合する穿
孔が施され、ボルトを貫通させナットと螺合することに
より固定される。
【0024】本発明は防腐処理丸太が好適であるが、場
合によっては、複数本のうち数本を鋼管パイプ、FRP
パイプ、鋼管パイプとFRPの複合材、鋼管パイプと防
腐処理丸太の複合材などの円筒形の部材としてもよい。
【0025】
【実施例の作用】本発明による雪崩防止用吊枠の作用を
説明すると、山側防腐処理丸太2a,2aにはあらかじ
め中間部に接続金具9,9を外嵌固定しておく。底部体
1には接続金具3、4、接続金具7,7をあらかじめ固
着されているので、山側防腐処理丸太2a,2aを接続
金具3の短鋼管3aに嵌め、谷側防腐処理丸太2b,2
bを接続金具4の短鋼管4aに嵌めれば自動的に三角錐
を構成するように傾斜状に樹立される。そこで、集合状
の山側防腐処理丸太2a,2aと谷側防腐処理丸太2
b,2bの上端部に集束用接続金具5を嵌め合わせれ
ば、しっかりとした三角錐が形成される。次に、あらか
じめそれぞれ接続金具8,8を上下端部に取り付けたス
テー用防腐処理丸太6a,6aを斜めに配し、下端部の
接続金具8を底部体1の接続金具7に連結し、上端部の
接続金具8を山側防腐処理丸太2aの中間部の接続金具
9に連結すればよい。以上の作業は単純で工程も簡単で
あり、容易に多数基を作成することができる。
【0026】設置に際しては、法面に底部体1をもって
配し、法面の上方にアンカーAを固定し、このアンカー
Aから下した吊索Bの先端部の接続金具たとえばシャッ
クルCを、底部体1の連結金具1dに連結させればよ
い。図12は地盤が土砂質の場所に設置した状態を示し
ており、各雪崩防止吊枠Dは一定レベルに設けたアンカ
ーAたとえばパイプアンカーからの吊索Bに支持されて
いる。図13は地盤が岩盤の場所に設置した状態を示し
ており、各雪崩防止吊枠Dは各段ごとに設けたアンカー
Aたとえばパイプアンカーからの吊索Bに支持されてい
る。
【0027】設置状態においては、雪の荷重が主として
かかる山側が2本の防腐処理丸太2a,2aを有し、そ
れを剛直な鋼管製の底部体1から伸びるステー用防腐処
理丸太6a,6aによって背部から支承されているの
で、確実に雪を支持することができ、全体として三角錐
状であるから、雪の滑り移動を防止することができる。
【0028】降雪期が過ぎた後において、雪崩防止吊枠
Dは主部材が円柱状をなした防腐処理丸太2a,2a,
2b,2b,6a,6aであるから、雪崩防止吊枠Dが
多数配置されていたときに、その木質系特有のやわらか
さと円柱状形態により人工物然とした感じを与えず自然
なものとなり、対岸の山や、付近を通行するドライバー
や歩行者などから視認されたときに、圧迫感や威圧感を
与えたり、美観や景観を損なうことがなくなる。しか
も、主部材が防腐処理丸太であるから、伐根や間伐材を
有効利用することができ、省資源を図ることができ、経
年変化により老朽化したときに、接続金具から取り外す
ことにより丸太となり、そのまま放置しても腐敗して土
壌に戻るため環境に優しく、廃棄処理も容易である。
【0029】しかも、常時湿潤状態にさらされている地
盤に接触している底部体1が防腐処理丸太でなく、鋼管
製のパイプ1a,1a,1a’から構成されているの
で、腐食による短寿命化を抑制することができ、該底部
体1は雑草や土砂に覆われるため、目立たず景観を損な
うこともない。山側、谷側およびステー用の支持部材と
しての防腐処理丸太2a,2a,2b,2b,6a,6
aはそれぞれが接続金具3,4,5,7,8,9に嵌め
られることで組立てられているので、それら防腐処理丸
太が部分的に腐食が進んだときには、そのもののみを接
続金具から取り外して新たな防腐処理丸太と交換するこ
とにより再生させることができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明した本発明の請求項1によると
きには、鋼管パイプ1a,1a,1a’を平面三角枠状
に結合し一部に吊り索に対する連結金具1dを設けた底
部体1と、前記底部体1の各隅角部に設けた接続金具
3,4と、下端部が各接続金具3,4に嵌められて三角
錐状を呈するように傾斜状に起立され各頂部が集束用接
続金具5にはめられた防腐処理丸太2a,2a,2b,
2bと、上端部が山側防腐処理丸太2a,2aの中間部
に取り付けた接続金具9,9に連結され、下端部が底部
体1の谷側に固定した接続金具7,7に連結されたステ
ー用防腐処理丸太6a,6aとを有しているので、良好
な雪崩防止機能を有しつつ美観や景観を良好なものとす
ることができ、しかも間伐材の有効利用も図ることがで
きるとともに、常時湿潤状態にさらされている地盤に接
触している底部体1が防腐処理丸太でなく、鋼管製のパ
イプを主体として構成されているので、腐食による短寿
命化を抑制することができ、さらに構造が簡単で組立て
が容易であるなどのというすぐれた効果が得られる。
【0031】請求項2によれば、底部体1の各隅角部に
設けた接続金具3,4が防腐処理丸太を嵌める短鋼管3
a,4aを有しており、集束用接続金具5が山側の防腐
処理丸太2a,2aを嵌める短鋼管5a,5aと谷側の
防腐処理丸太2b,2bを嵌める短鋼管5b,5bとそ
れら短鋼管を結ぶ連結プレート5c,5dを有している
ので、防腐処理丸太を使用した組立てが容易であり、熟
練を要さず簡単、迅速に雪崩防止用吊枠を製作すること
ができ、また部分的に腐敗したり折損した場合の取替
え、修復を簡易に行なうことができるというすぐれた効
果が得られる。
【0032】請求項3によれば、底部体と接続金具が防
蝕めっきを有し、表面が防腐処理丸太に相応する着色塗
装が施されているので、耐腐食性がよくなり防腐処理丸
太を安定的にしっかりと支持固定することができるとと
もに、防腐処理丸太との違和感を少なくし、景観をよく
することができるというすぐれた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による雪崩防止用吊枠の第1実施例を示
す側面図である。
【図2】第1実施例の平面図である。
【図3】(a)は第1実施例の谷側隅角部の拡大斜視
図、(b)はその断面図である。
【図4】第1実施例の谷側隅角部を内側から見た斜視図
である。
【図5】第1実施例の谷側隅角部の取り合いとステー部
分の取り合いを示す斜視図である。
【図6】第1実施例のステー部分の取り合いと山側隅角
部の取り合いを示す斜視図である。
【図7】本発明における底部体の平面図である。
【図8】(a)は本発明における集束用接続金具の平面
図、(b)は同じくその側面図である。
【図9】(a)は本発明における接続金具の部分切欠側
面図、(b)は本発明における別の接続金具の側面図、
(c)は本発明における別の接続金具の側面図、(d)
は本発明における別の接続金具の側面図である。
【図10】本発明におけるステー用丸太の接続構造の他
の例を示す側面図である。
【図11】本発明の第2実施例を示す平面図である。
【図12】(a)は本発明の設置例を示す正面図、
(b)はその側面図である。
【図13】(a)は本発明の別の設置例を示す正面図、
(b)はその側面図である。
【符号の説明】
1 底部体 1a,1a,1a’ 鋼管パイプ 1d 連結金具 2a,2a,2b,2b 防腐処理丸太 3,4 接続金具 3a,4a 短鋼管 5 集束用接続金具 5a,5b 短鋼管 5c,5d 連結プレート 7,8 9 接続金具

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋼管パイプ1a,1a’を平面三角枠状に
    結合し一部に吊り索に対する連結金具1dを設けた底部
    体1と、前記底部体1の各隅角部に設けた接続金具3,
    4と、下端部が各接続金具3,4に嵌められて三角錐状
    を呈するように傾斜状に起立され各頂部が集束用接続金
    具5にはめられた防腐処理丸太2a,2a,2b,2b
    と、上端部が山側防腐処理丸太2a,2aの中間部に取
    り付けた接続金具9,9に連結され、下端部が底部体1
    の谷側に固定した接続金具7,7に連結されたステー用
    防腐処理丸太6a,6aとを有していることを特徴とす
    る雪崩防止用吊枠。
  2. 【請求項2】底部体1の各隅角部に設けた接続金具3,
    4が防腐処理丸太を嵌める短鋼管3a,4aを有してお
    り、集束用接続金具5が山側の防腐処理丸太2a,2a
    を嵌める短鋼管5a,5aと谷側の防腐処理丸太2b,
    2bを嵌める短鋼管5b,5bとそれら短鋼管を結ぶ連
    結プレート5c,5dを有している請求項1に記載の雪
    崩防止用吊枠。
  3. 【請求項3】底部体1と接続金具3,4,7,8,9が
    防蝕めっきを有し、表面が防腐処理丸太に相応する着色
    塗装が施されている請求項1または2に記載の雪崩防止
    用吊枠。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015068156A (ja) * 2013-10-01 2015-04-13 弘和産業株式会社 雪崩予防柵設置方法
RU2625834C1 (ru) * 2016-03-09 2017-07-19 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Кубанский государственный аграрный университет" Конструкция противолавинной и противокамнепадной защиты

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JP2015068156A (ja) * 2013-10-01 2015-04-13 弘和産業株式会社 雪崩予防柵設置方法
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