JP3427204B2 - 土砂受け枠 - Google Patents

土砂受け枠

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JP3427204B2
JP3427204B2 JP24667897A JP24667897A JP3427204B2 JP 3427204 B2 JP3427204 B2 JP 3427204B2 JP 24667897 A JP24667897 A JP 24667897A JP 24667897 A JP24667897 A JP 24667897A JP 3427204 B2 JP3427204 B2 JP 3427204B2
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Revetment (AREA)
  • Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】この発明は、地面の傾斜部や段差部等と
いった土砂の流出や崩落を起こし易い箇所、あるいは護
岸箇所や流速の早い河床等において、その保全、復旧、
造成等のための土砂盛りあるいは敷石施工をする際に必
要とされる工事用枠組み部材に関するものであって、動
植物の生態系に悪影響を及ぼすことのないよう、周辺自
然環境への融合化を配慮すると共に、天然資源の有効活
用が図られるよう、間伐材や風倒木等小径木材を組み合
わせて形成可能となる新規な構造の土砂受け枠を提供し
ようとするものである。
【0002】
【従来の技術】我が国は、これまで営々として山地、森
林の維持管理や造成を行い、森林資源の安定供給および
国土の保全に努め、山地の荒廃を改良、復旧し、資源を
維持、造成する等、多くの治山事業が継続されてきたこ
とにより、環境保全事業の一つとしての治山技術も様々
に工夫、改良が繰り返されてきた。特に、代表的な治山
事業である沢、河川の流域や、道路とその周辺等の整
備、開発事業、および山腹の崩落防止事業等に際し、そ
の護岸や河床保護、法面形成のための多くは、耐久性に
秀れていて、長期的に見れば経済的である等の理由か
ら、コンクリートや鋼製の工事用資材を採用することと
なっていたが、このような無機質資材は、周囲の自然環
境との調和が困難なことから、かえって、山林の自然治
癒力を疎外してしまう慮もあって、これら従前までの治
山事業の在り方に疑問が投じられ、改めて木材等の有機
質資材を利用した木製治山施設が見直され、元来森林の
持つ総合的な保全機能を活かす手法の採用が、ここにき
て強く要請され始めてきている。
【0003】こうした動きの背景には、国民の生活水準
が向上し、各人の価値観も多様化する一方、複雑化する
社会生活に起因して各種ストレスに悩まされるようにな
ってきたこと等、人々のライフスタイルが大きく変化
し、多くの人々は、物心両面の豊かさを求め、次第に登
山やオートキャンプ等といったアウトドアライフを志向
する傾向が一段と強まってきて、従前にも増して山や森
林に対する関心が高まってきているという事実があり、
それに連れて山や森林の維持管理に対する関心も高ま
り、次第に、これまでの硬質なコンクリート製の治山施
設よりも、視覚的にも温もりがあり、自然環境に優しい
木製治山施設の方が有益であるとの認識を一層強めてき
ているものと考えられる。
【0004】しかし、このような要請によって採用され
始めた従前までの木製治山施設は、一般に、図8の木製
治山施設の側断面図に示される事例のように、複数本の
杭木8,8,……を沢の岸部や道路の側部に沿って打ち
立て、これら杭木8,8,……の土砂を盛る側に、複数
本の横木9,9,……を積み重ねながら、一本毎に針金
10,10,……によって両者8,9を巻き付け、固定
して工事用柵を形成していき、これら工事用柵によって
その内側に充填した土砂7を塞き止め、支持するように
した構造からなるものが殆どであって、杭木8一本毎、
所定間隔置きに杭打ち作業を行った上、横木9を移動し
てはその交叉部分を針金で巻き付けて一体化していくと
いう作業を、現場において人手によって行わざるを得
ず、極めて繁雑な作業を強いられ、作業効率が悪いだけ
ではなく、手作業のために施工内容のバラツキを生じ、
構造強度に支障を来す慮がある上、大量の木材を取り扱
わなければならなず、仮令、各種作業機械を補助的に使
用して搬入を合理化したとしても、最終的には作業者が
重量のある木材を一本ずつ取り扱わざるを得ないことと
なって、余計な作業負担が掛ってしまい、どうしても工
事の長期化を回避することが困難であった。
【0005】本願発明者は、このような木製治山施設の
現状に鑑み、工場で組み立てることにより、強度等の品
質を一定に確保すると共に、プレハブ化し、現場までの
搬送や建設機械による設置を容易にすることにより、効
率的な施工が可能となる治山施設の実用化の必要性に着
目し、これを実現すべく逸早く開発、研究に着手し、長
期に渡る試行錯誤と、幾多の試作、実験とを繰り返して
きた結果、遂に新規な構造からなる土砂受枠の開発、実
用化に成功し、周辺自然環境への融合化に配慮し、天然
資源の有効活用を図ることのできる治山施設の実施が可
能となるようにしたものである。以下では、図面に示す
この発明を代表する実施例と共に、その構成を詳述する
こととする。
【0006】
【発明の構成】図面に示すこの発明を代表する実施例か
らも明確に理解されるように、この発明の土砂受け枠
は、基本的に次のような構成から成り立っている。即
ち、直径がφ60〜110mm程度の単位長さ寸法に切り
出された3〜5本の土砂受け丸太材を、並列状に配置し
て、夫々隣接する同士の平均離反間隔を凡そ30mm程度
として上下配置された上、各土砂受け丸太材の両端各端
部から夫々所定寸法だけ内側となる位置、および、必要
とあればそれら位置間の1ないし2箇所を含む背面側
に、土砂受け丸太材軸心に交叉する如く配置され、且つ
少なくとも下端が下方に所定寸法、突出状となる繋ぎ丸
太材を添設し、土砂受け丸太材と繋ぎ丸太材との夫々の
交叉部を、貫通するボルトと、これに螺着されるナット
とにより連結し、受け枠本体として形成される一方、土
砂受け丸太材の両端近傍に位置された繋ぎ丸太材の各上
端側であって、最上端の土砂受け丸太材と、その直下に
ある第二の土砂受け丸太材との間の空間に略相当する位
置辺りに、夫々横差し状に軸受ボルトを挿通した上、こ
れらの各軸受ボルトを軸支部として、適宜長さに設定さ
れた控え丸太材の一端側を夫々枢着し、これら控え丸太
材を、受け枠本体に対して、その上下方向180°の範
囲に渡り、夫々回動自在に組み合わされてなる土砂受け
枠である。
【0007】更に、より好ましい構成からなるこの発明
の土砂受け枠としては、φ60〜110mm程度の直径
と、或る単位長さ寸法に設定された3〜5本の土砂受け
丸太材同士を、平面状且つ平行状に配列し、隣合う同士
を、互いに凡そ30mm程度の平均間隔をおいて上下配列
し、それら各土砂受け丸太材の両端各端部から夫々所定
寸法だけ内側となる位置、および、必要があればそれら
位置間の1ないし2箇所を含む背面側に、土砂受け丸太
材軸心に交叉する配置で、且つ少なくとも下端だけを下
方に所定寸法突出状となるような繋ぎ丸太材を添設し、
双方の交叉部をボルトおよびナットにより連結して、受
け枠本体となす一方、土砂受け丸太材の両端近傍に位置
された繋ぎ丸太材の各上端側、最上端の土砂受け丸太材
と、その下側に隣接配置する第二の土砂受け丸太材と
の、間隔位置に相当する辺りに、夫々軸受ボルトを挿通
し、これら軸受ボルトを軸支部として、適宜長さの控え
丸太材の一端側を夫々枢着し、夫々の控え丸太材は受け
枠本体に対し、上下方向180°の範囲に渡り、回動自
在に組み合わせされ、さらに、控え丸太材各他端に、夫
々の軸心に交叉される如く、下方側に回動させたときに
その回動方向側となる側に定着用丸太材を添設し、ボル
ト・ナット止めしてなる土砂受け枠として、その構成の
要旨を示すことができる。
【0008】そして、上記したこの発明に包含される土
砂受け枠の、更に具体化したものの構成としては、φ6
0〜110mm程度の直径に設定され、所定単位長さ寸法
に切り出された3〜5本の土砂受け丸太材を、凡そ30
mm程の平均離反間隔をおいて上下方向に平行状に配置す
ると共に、それらの土砂受け丸太材の両端各端部から夫
々所定寸法だけ内側となる位置、および、必要があれば
それら位置間隔の1ないし2箇所を含む背面側に、土砂
受け丸太材軸心に交叉する配置に、夫々の下端だけが下
方に所定寸法突出状となるように繋ぎ丸太材を添設し、
双方の交叉部をボルトおよびナットにより止め、受け枠
本体を形成し、土砂受け丸太材の両端近傍に配置された
繋ぎ丸太材の夫々の上端側、最上端の土砂受け丸太材
と、その直下に平行する第二の土砂受け丸太材との間の
空間に略相当する位置辺りの夫々に、適宜長さの控え丸
太材の一端が、軸受ボルトからなる軸支部によって枢着
され、これら各控え丸太材は、受け枠本体に対し、その
上下方向に180°の範囲に渡り、回動自在となる如く
組み合わされていると共に、控え丸太材各他端間の、控
え丸太を下方側に回動させたときに、その回動方向側と
なる側に掛け渡しされるように定着用丸太材を配置し、
双方の交叉部をボルトおよびナットによって連結した土
砂受け枠とすることができる。
【0009】受け枠本体は、土砂を塞き止め、所定位置
から移動したり、流出してしまうことを阻止する機能を
果たすものであり、上下に渡り複数本の土砂受け丸太材
を平行状に配置し、これらに交叉状となる複数本の繋ぎ
丸太材を配し、互いの交叉部でボルト・ナット、鎹、木
ねじ、または、金物からなる継ぎ手を釘、木ねじ等を用
いて結合する等して連結することにより、僅かな隙間を
もって形成された井桁状あるいは格子状の枠体であっ
て、背後に充填する土砂や砕石、石等を塞き止めるに十
分な構造強度を有したものとして形成される。
【0010】土砂受け丸太材は、上記した受け枠本体の
一部を成し、主として土砂や砕石、石等を塞き止める機
能を果たすものであって、その直径は、φ60〜110
mm程度の間伐材や風倒材等といった比較的小径の原木を
そのままか、それらを剥皮、加工したもの、あるいは、
同等の直径に製材加工された雑木を採用するようにし、
上下平行状に3〜5本配置された土砂受け丸太材は、相
互の隙間から土砂や砕石等を流出させない程度の間隙が
確保されるようにし、通気性を確保して動植物の生息を
可能とするようにすると共に、木材の形状や寸法の違い
をある程度許容できるようにする必要があり、具体的に
は凡そ30mm程度の間隙を確保する如く配置されるよう
にすべきであり、それら採用される木材は、望ましくは
適宜公知の防腐処理を施したものとなし、できるだけ耐
久性が増すよう配慮したものとするのが望ましい。な
お、該土砂受け丸太材21は、180cm、90cmあるい
は60cm等といった適宜単位長さのものが用意され、そ
れらを工事現場の長さに応じて適宜組み合わせが利くよ
うにすべきである。
【0011】繋ぎ丸太材は、上記複数本の土砂受け丸太
材を上下に所定間隔を維持したまま、略平行に枠組み、
一体化する機能を果たすものであり、更に下端を地中に
打ち込むことによって受け枠本体の固定、支持力を高め
る機能をも兼ね備えたものとすることも可能であり、例
えば、土砂受け丸太材の左右両端から僅かに内側の夫々
に縦設される如く配置され、各交叉部にボルトを串刺し
し、夫々ナット締めして土砂受け丸太材全てを一体化す
るものであり、更に、左右の繋ぎ丸太材の間には、必要
に応じて1本または複数本の同様の繋ぎ丸太材を配して
一体化することにより、受け枠本体の全体を補強し、強
度を高めるようにした構造からなるものとすることもで
き、前記した土砂受け丸太材と同様に間伐材や風倒木等
の小径木材を、同様の処理の施されたものとして採用さ
れる。なお、該繋ぎ丸太材22の本数は、前記した土砂
受け丸太材の長さにより、当然その採用本数が変更され
ることは言うまでもない。
【0012】控え丸太材は、充填された土砂や砕石等か
らの圧力に対して受け枠本体が横転してしまわないよ
う、受け枠本体背面に充填される土砂や石等の中に埋没
されてしまい、それら土砂や石等との摩擦抵抗によって
支持するアンカーのような機能を果たすものであり、受
け枠本体の左右に、少なくとも一本ずつ配置され、夫々
の先端を受け枠本体側に連結されてなり、その連結構造
は、受け枠本体に設けられた軸支部を介して、上下方向
に180°の範囲に渡って回動自在に連結されるよう規
制された構造のものとした上、折り畳んだときには前記
の繋ぎ丸太材に略平行状となって、土砂受け丸太材に対
する控え丸太材の組み合わせ構造のような添設状態に納
まり、土砂受け丸太材背面側への突出高(折り畳んだ土
砂受枠としての厚さ)が、繋ぎ丸太材突出高に略等しい
か、その前後程度に納まるような構造で連結されるよう
にしなければならず、例えば、後述する実施例にも示さ
れているように、平行する上下2本の土砂受け丸太材間
の空間部に先端が位置するような組み合わせ構造で、後
端側の上下方向回動時に、先端が受け枠本体に邪魔さ
れ、自由な回動に支障を来すことがなく、しかも、繋ぎ
丸太材軸心に対し、横方向に交差、貫通する軸受ボルト
からなる軸支部によって枢着されるようにした構造で連
結されるようにすべきである。なお、この控え丸太材
も、基本的に前記した受け枠本体を構成する土砂受け丸
太材や繋ぎ丸太材と同様の間伐材や風倒木等の小径原木
を採用する。
【0013】この控え丸太材と繋ぎ丸太材との軸支部
は、控え丸太材の一端側を受け枠本体に対して繋ぎ丸太
材の所定範囲の回動を可能とするための枢着構造が形成
されるようにしたものでなければならず、土砂受け丸太
材の軸心方向に略一致(平行)する向きに貫通された軸
受ボルトとそれを挿通するため控え丸太材と繋ぎ丸太材
と夫々穿設した挿通孔との組み合わせによる構造のもの
であったり、金属製の軸固定用金具を繋ぎ丸太材の側面
に釘、ボルト・ナットあるいは木ねじ等によって固定
し、該軸固定用金具に突設した軸棒に控え丸太材の通孔
を挿通し、コッターその他公知の抜け止め金具で抜け出
しを阻止するようにした構造等によって形成されるよう
にし、通常のボルト・ナットによるものとする外、木
製、プラスチック製その他の強度ある素材からなるもの
とすることも可能である。
【0014】定着用丸太材は、上記した控え丸太材に組
み合わされ、土砂や石等との摩擦抵抗によって受け枠本
体の倒壊を阻止する控え丸太材の機能を更に強化する必
要がある場合に採用され、受け枠本体背面に充填される
土砂や石等への定着機能を果たすものであり、後述する
実施例のように、一本の定着用丸太材を左右一対の控え
丸太材の他端に掛け渡すように連結、組み合わせるよう
にする外、左右の控え丸太材の夫々に、別々の定着用丸
太材が、夫々軸心に交叉状となるように組み合わせたも
のとすることも可能であり、更に、それら別々に組み合
わされる定着用丸太材が、一本の控え丸太材に対して長
手方向に沿って適宜間隔置きに複数本連結、組み合わさ
れたものとすることもできる。そして、それら組み合わ
される定着用丸太材は、折り畳んだときにできるだけコ
ンパクトなものとなるよう、控え丸太材への組み合わせ
方が、控え丸太材を下方側に回動させたときにその回動
方向となる側に規制して組み合わされるようにするのが
望ましく、また、必要があれば、定着用丸太材を、控え
丸太材に対して折り畳むことのできるよう、適宜枢着構
造によって組み合わされるようにしたものとすることも
可能である。以下、この発明の土砂受け枠が、より一層
明確に理解されるよう、添付図面と共に、代表的な構成
からなる幾つかの実施例を具体的に説明していくことと
する。
【0015】
【実施例1】図の土砂受け枠の構成を示す斜視図、およ
び、図3の交叉部のボルト・ナット止め構造を示す分解
斜視図に示される事例は、この発明に包含される土砂受
け枠の最も代表的な一実施例であり、折り畳み可能な控
え丸太材5,5を備えた上、それらの自由端側には、定
着用丸太材6が掛け渡し状に組み合わされてなるものの
代表的な事例を示すものである。
【0016】所定の単位長さ寸法に切り揃えられた4本
の土砂受け丸太材21,21,……は、夫々の直径をφ
60〜110mm程度の範囲内に統一され、互いの間隔d
を平均して30mm程度となるように上下平行状に配列さ
れ、これら受け丸太材21,21,……の左右端から所
定寸法内側になる位置の夫々、および、その間を等分す
る間隔を隔てた位置の夫々に、垂直状に合計4本の繋ぎ
丸太材22,22,……が配置され、双方の交叉部を、
夫々貫通するボルト31、ナット32により全て結合さ
れ、一体化されることによって、受け枠本体2を形成し
ており、繋ぎ丸太材22,22,……の夫々の下端は、
最下位の土砂受け丸太材21よりも、更に下方に延長さ
れ、地中に打ち込みもしくは埋め込む構造とされてい
る。ボルト31とナット32による連結の全ては、図2
中に示されるように、木材を保護する座金33,33,
……を介在して構成される。
【0017】左右最端に配置された、一対の繋ぎ丸太材
22,22の夫々の上端側の相対する側であって、最上
段の土砂受け丸太材21と、その直下段の第二の土砂受
け丸太材21との間の間隙部分に相当する部位に、控え
丸太材5,5の一端側が夫々配置され、同一端側を、繋
ぎ丸太材22,22の夫々に貫通された軸受ボルト4
1,41によって貫かれ、軸受ボルト41,41の夫々
に軸受ナット42,42が螺着されて軸支部4,4を形
成し、これにより、前記左右2本の繋ぎ丸太材22,2
2の上端側に控え丸太材5,5の夫々が、図中の矢印の
如く、上下方向180°に渡り、回動自在に枢着された
ものとなっている。
【0018】控え丸太材5,5の、繋ぎ丸太材22,2
2,……よりも長く延長された他端側、回動方向の下側
面には、土砂受け丸太材21と同一寸法に形成された定
着用丸太材6が、夫々の端部側を控え丸太材5,5に交
叉状に組み合わせて掛け渡され、夫々の交叉部を串差し
状にボルト31,31を貫通させ、共にナット32,3
2を螺合して双方を一体化することにより、控え丸太材
5,5に共通の定着用丸太材6を組み合わせ、控え丸太
材5,5の土砂や石等への定着力を補強した構造の土砂
受け枠を形成している。
【0019】この実施例に示した各部材は、略10cm程
度の間伐材を採用していて、略180cm程度に切り揃え
た土砂受け丸太材21を4本(合計約40cm程度)採用
し、それらを平均離反距離約3cm程度となるように上下
に平行に配置し(合計約9cm程度)、それらを固定する
ために、背面側には両脇の繋ぎ丸太材22,22と、補
強に更に2本の繋ぎ丸太材22,22、都合4本の繋ぎ
丸太材22,22,……を配して受け枠本体2を形成
し、これら繋ぎ丸太材22,22,……は、夫々約60
cm程度に切り揃えてあって、上端が、受け枠本体2最上
段の土砂受け丸太材21に揃うように組み合わされてい
る結果、各繋ぎ丸太材22,22,……は、受け枠本体
2最下段の土砂受け丸太材21から下方に約11cm{6
0cm−(40cm+9cm)}程度突出する構造のものとな
っている。なお、補強に配した繋ぎ丸太材22を1本と
し、都合3本の繋ぎ丸太材22,22,22としても、
通常の治山用枠組み部材として十分機能することが確認
されている。
【0020】
【実施例2】図2の土砂受け枠の他の構造を示す斜視図
に示される事例は、この発明の土砂受け枠の他の一実施
例を示すものであり、左右の控え丸太材5,5の夫々の
他端に、別々の定着用丸太材61,61を備えた代表的
な事例を示すものであり、受け枠本体2の構造、および
該受け枠本体2と控え丸太材5,5との組み合わせ構造
は、前述の実施例1と略同様にして形成されている。
【0021】即ち、井桁状に交叉された4本の土砂受け
丸太材21,21,……、および4本の繋ぎ丸太材は、
ボルト31・ナット32によって互いに締着され、一体
的な受け枠本体2を形成し、左右端側に配置された、繋
ぎ丸太材22,22の夫々の上端内側周面と、これに対
峙される如く配置された控え丸太材5,5の一端側とに
は、軸支部4が貫通されて上下方向に180°回動可能
に枢着される一方、控え丸太材5,5の夫々の他端側回
動方向上側にはボルト31・ナット32により、比較的
短尺の定着用丸太材61,61が夫々締着されている。
なお、この実施例では、定着用丸太材61,61が、共
に控え丸太材5,5の回動方向上側に交叉状に組み合わ
された事例として示してあるが、望ましくは、前記した
実施例同様、控え丸太材5,5の回動方向下側に交叉状
に組み合わせたものとするのが望ましいことは言うまで
もない。
【0022】
【作用】以上のとおりの構成からなるこの発明の土砂受
け枠は、所定寸法の木材を切り出し、所定位置に貫通孔
を穿設し、互いの交叉部分をボルト・ナット止めして一
括生産され、また、保管や搬送に際しては、控え丸太材
5,5は、受け枠本体2に対して平行状態に折り畳まれ
て取り扱われる。なお、この土砂受け枠は、直径φ60
〜110mm程度のサイズの木材に適した構造強度の枠組
み構造に形成するようしてあり、間伐材をはじめ、風倒
木等、一般に利用価値のない原木を積極的に活用できる
ようにすると共に、土砂受け丸太材同士の間に30mm程
度の間隙を設け、隙間からの土砂の流出を阻止する離反
間隔を実現するようにした上、多少曲がった土砂受け丸
太材についても採用できるようにしてある。
【0023】そして、土砂受け丸太材21,21,……
は、予め何種類かの単位長さ寸法に切り揃えたものが用
意され、工場にて複数種類の所定単位寸法の土砂受け枠
1に組み立てられ、完成品として施工現場に搬入した
上、その現場の状況に応じた組み合わせで並べ、夫々の
控え丸太材5,5,……を、図4あるいは5〜7に示す
縦断面図のように、削り取られた地面Gや盛り土7等背
面支持部に応じた角度にして受け枠本体2を自立できる
状態に設置した上、それら連続した土砂受け枠1,1,
……の背後に、バックホーその他の建設機械や人手によ
って土砂や砕石、石等が順次充填され、それら充填され
る土砂等によって、控え丸太材5,5,……諸共受け枠
本体2の背後を埋め尽くし、十分に填圧してしまえば、
連続して配した複数の土砂受け枠1,1,……部分の土
止めあるいは河床が完成し、必要があれば、図5のよう
に更にその上で、先に土砂等を盛った位置よりも後退し
た位置を、同様の施工で順次仕上げていく工程を繰り返
し、土砂崩れ現場や切り通し施工箇所等のような箇所の
長尺な法面の造成、補修工事を完成するようにしたり、
あるいは、図6のように、地盤G上に所定間隔置きに併
置したまま、土砂受け枠全体を土砂や砕石等の盛り土7
で埋め尽くし、盛り土7の地盤G境界面での滑り摩擦抵
抗を増強するための枠組み部材として採用するようにし
たり、更には、図7のように、ダムC下その他の河床で
落水を受けたり流速が早くて浸食の激しい箇所におい
て、河床を保護するための敷き石の移動を固定するため
の枠組み材としても採用することができる。
【0024】こうして施工されたこの発明の土砂受け枠
1では、同受け枠本体2の背後に延伸させた控え丸太材
5,5が、盛り土7内でその表面に摩擦抵抗を受け、盛
り土7の圧力を受けて前方側に転倒しようとする受け枠
本体2を支持し、土砂や石等の盛り土7の移動を食い止
め、山林や河川の改修、保全のための工事用部材として
十分機能すると共に、設置後においては周辺自然環境と
一体化し、動植物の成育を助長して人工的な盛り土7部
分の地盤化あるいは安定化を促進する作用を果たすこと
になる。この作用は、控え丸太材5,5の他端側に定着
用丸太材6(61,61)を連結することにより、一層
確実な結果が得られることとなる。
【0025】
【効果】以上のとおり、木材を採用してなるこの発明の
土砂受け枠は、コンクリート製等の無機質素材からなる
治山施設に比較し、山や森林の自然治癒力を助長して、
より理想的な治山を実現可能とするものであり、特に、
山林の管理によって生じてしまう間伐材や風倒木等の未
利用原木を、そのまま付近の治山に活用することも可能
となり、周辺の自然な植生とも能く調和し、経済性にも
秀れたものとなる上、略30mm前後という土砂受け丸太
材間の隙間の確保により、土砂の流出を防止しながら、
地下水の流出を可能ならしめて土圧の上昇を来すことが
ないようにすると共に、通気性も良くして速やかな動植
物の繁殖、繁茂を促し、盛り土の自然回帰化に大いに寄
与することができることにも繋がるという大きな特徴を
備えている。
【0026】また、この発明の土砂受け枠は、規制され
た構造に折り畳み可能な控え丸太材を備えたものとした
ことから、丸太材2本分の厚み内に収まる寸法に折り畳
むことができる上、定着用丸太材6を折り畳み回動側に
取着したことにより、折り畳み時の不要な突出を無く
し、複数の折り畳まれた土砂受け枠を収納、保管する場
合や、車両による運搬、搬入等に際しては、その収容空
間を減少して保管に要する費用や運送費用を削減すると
共に、現場における取り扱い性も良くすることから、経
済的且つ効率的な使用が可能になるという利点を有して
おり、しかも、その端部側には定着用丸太材を組み合わ
せ、盛り土内での定着強度を増強し得るものとしたこと
から、治山のための工事用枠組み部材としての構造強度
面で極めて信頼性の高いものとすることができる上、そ
の組み合わせ位置構造を規制したものでは、上記したコ
ンパクト化に何等支障を来すことなくその目的を達成可
能にするものであり、その有用性は更に一層高められる
ものとなる。
【0027】特に、図1あるいは2に示したこの発明を
代表する構造の土砂受け枠1は、ボルト31およびナッ
ト32は、全て同一のものを採用可能である上、軸支部
4を形成する軸受ボルト41および軸受ナット42につ
いても、ボルト31・ナット32をそのまま採用できる
ので、部品の統一化が図られ、部品コストを低減させる
と同時に、工具類も最小限の数に抑えられ、作業効率を
大いに高める結果、部材の製造コストは、現場施工に頼
ってきた従前までのものに比較し、大幅に削減可能とな
る上、間伐材等の未利用原木の採用とも相俟って、治山
工事自体の低コスト化が確実に達成され、多くが公共事
業として実施される治山事業の実施割合が、建設費用を
膨大に必要とするコンクリートを使用したこれまでの実
施割合に比較して大幅に改善されることとなり、保全を
必要とする全国至る箇所の山林や河川の改修、管理を急
速に達成可能にするという秀れた効果も得られることと
なる。
【0028】叙述の如く、この発明の土砂受け枠は、比
較的簡便な構造であって製造も容易であり、安価に提供
することを可能にすると共に、折り畳み可能なことから
取扱い性にも秀れる上、間伐材や風倒木等といった未利
用原木の採用も可能なことから、できるだけ経済的な治
山事業の推進を果たし、しかも自然環境への融合化、お
よび天然資源の有効活用に貢献するという所期の目的を
確実に達成することが可能となることから、国家経済に
大いに寄与することになる上、アウトドアライフを楽し
む多くの人々にも、豊かな自然環境を提供し続けること
を保証することにも繋がることとなり、多方面から高い
評価が得られ、今後、広く普及していくものと予想され
る。
【図面の簡単な説明】
図面は、この発明の土砂受け枠を具現化した幾つかの代
表的な実施例を示すものである。
【図1】土砂受け枠の斜視図である。
【図2】他の実施例による土砂受け枠の斜視図である。
【図3】上記各実施例に採用したボルト・ナットによる
交叉部の取着構造を示す分解斜視図である。
【図4】同土砂受け枠を治山に採用した例を示す側断面
図である。
【図5】他の利用状態を示す側断面図である。
【図6】更に他の利用状態を示す側断面図である。
【図7】河床に利用した状態を示す側断面図である。
【図8】従来の木製の治山設備を示す側断面図である。
【符号の説明】
1 土砂受け枠 2 受け枠本体 21 同 土砂受け丸太材 22 同 繋ぎ丸太材 3 ボルト・ナット 31 同 ボルト 32 同 ナット 4 軸支部 41 同 軸受ボルト 42 同 軸受ナット 5 控え丸太材 6 定着用丸太材 7 土砂や砕石・石等の盛り土 8 杭木 9 横木 10 針金 C ダム等のコンクリート構造物 G 地盤

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 φ60〜110mm程度で単位長さ寸法と
    した3〜5本の土砂受け丸太材を、凡そ30mm程度の平
    均離反間隔を置いて上下方向に平行配置した上、それら
    各土砂受け丸太材の両端各端部から夫々所定寸法だけ内
    側となる位置、および、必要があればそれら位置間の1
    ないし2箇所を含む背面側には、土砂受け丸太材軸心に
    交叉する配置で、且つ少なくとも下端だけが下方に所定
    寸法突出状となるようにして繋ぎ丸太材を添設し、双方
    の交叉部をボルト・ナット止めして受け枠本体を形成す
    る一方、土砂受け丸太材の両端近傍に配された繋ぎ丸太
    材の各上端側であって、最上端の土砂受け丸太材とその
    直下で平行する第二丸太材との間の離反空間に略相当す
    る位置辺りに、夫々横差し状に軸受ボルトを挿通した
    上、これら各軸受ボルトを軸支部として、適宜長さの控
    え丸太材一端側が夫々枢着され、これら各控え丸太材
    が、受け枠本体に対し、その上下方向180°の範囲に
    渡って夫々回動自在に組み合わされてなることを特徴と
    する土砂受け枠。
  2. 【請求項2】 φ60〜110mm程度で単位長さ寸法と
    した3〜5本の土砂受け丸太材を、凡そ30mm程度の平
    均離反間隔を置いて上下方向に平行配置した上、それら
    各土砂受け丸太材の両端各端部から夫々所定寸法だけ内
    側となる位置、および、必要があればそれら位置間の1
    ないし2箇所を含む背面側には、土砂受け丸太材軸心に
    交叉する配置で、且つ少なくとも下端だけが下方に所定
    寸法突出状となるようにして繋ぎ丸太材を添設し、双方
    の交叉部をボルト・ナット止めして受け枠本体を形成す
    る一方、土砂受け丸太材の両端近傍に配された繋ぎ丸太
    材の各上端側であって、最上端の土砂受け丸太材とその
    直下で平行する第二丸太材との間の離反空間に略相当す
    る位置辺りに、夫々横差し状に軸受ボルトを挿通した
    上、これら各軸受ボルトを軸支部として、適宜長さの控
    え丸太材一端側が夫々枢着され、これら各控え丸太材
    が、受け枠本体に対し、その上下方向180°の範囲に
    渡って夫々回動自在に組み合わされると共に、控え丸太
    材各他端には、夫々軸心に交叉状であって、下方側に回
    動させたときにその回動方向となる側に定着用丸太材を
    添設し、双方の交叉部をボルト・ナット止めしてなるこ
    とを特徴とする土砂受け枠。
  3. 【請求項3】 φ60〜110mm程度で単位長さ寸法と
    した3〜5本の土砂受け丸太材を、凡そ30mm程度の平
    均離反間隔を置いて上下方向に平行配置した上、それら
    各土砂受け丸太材の両端各端部から夫々所定寸法だけ内
    側となる位置、および、必要があればそれら位置間の1
    ないし2箇所を含む背面側には、土砂受け丸太材軸心に
    交叉する配置で、且つ下端だけが下方に所定寸法突出状
    となるようにして繋ぎ丸太材を添設し、双方の交叉部を
    ボルト・ナット止めして受け枠本体を形成する一方、土
    砂受け丸太材の両端近傍に配された繋ぎ丸太材の各上端
    側であって、最上端の土砂受け丸太材とその直下で平行
    する第二丸太材との間の離反空間に略相当する位置辺り
    に、夫々横差し状に軸受ボルトを挿通した上、これら各
    軸受ボルトを軸支部として、適宜長さの控え丸太材一端
    側が夫々枢着され、これら各控え丸太材が、受け枠本体
    に対し、その上下方向180°の範囲に渡って夫々回動
    自在に組み合わされると共に、控え丸太材各他端間であ
    って、控え丸太材を下方側に回動させたときにその回動
    方向となる側には定着用丸太材が掛け渡され、双方の交
    叉部をボルト・ナット止めしてなることを特徴とする土
    砂受け枠。
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「治山・林道事業における木材の使用事例集」(昭和60年7月、株式会社林土連研究社発行)

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