JP2003041192A - 転写方法及び転写用被覆剤 - Google Patents

転写方法及び転写用被覆剤

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JP2003041192A
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less
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Toshihiko Shiotani
俊彦 塩谷
Kenji Hayashi
賢児 林
Hirotsuyo Mizoguchi
大剛 溝口
Hiroki Hayashi
宏樹 林
Hironari Tanabe
弘往 田辺
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Dai Nippon Toryo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転写膜の膜厚ムラやハジキ等の生じにくい転
写方法及びその被覆剤を提供する。 【解決手段】 基材表面に、バインダー樹脂及び溶媒を
必須成分として含有する被覆剤を転写する方法におい
て、該被覆剤が、基材表面を前進する際に生じる前進表
面張力と後退する際に生じる後退表面張力との差が10
mN/m以下であり、かつ、20℃における粘度が10
0mPa・s以下であり、さらに、静置状態における表
面張力が25mN/m以下の溶媒を、該被覆材中の全溶
媒に対して5〜100質量%の範囲で含有することを特
徴とする転写方法及び転写用被覆剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基材表面に被覆剤
を、ハジキや膜厚ムラの生じにくい状態で転写する方法
及び基材への転写用被覆剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、プラスチックや、紙、金属、
木材、無機質等の各種素材からなる基材表面に、装飾
や、画像、機能性等を付与する目的で各種被覆剤が、印
刷もしくは塗装されている。その印刷、塗装手段の一つ
として、転写方法が知られている。
【0003】ところで、シート状、フィルム状あるいは
板状の基材表面に被覆剤を転写する際、しばしば膜厚ム
ラやハジキが生じやすく、それを解消するため、通常、
基材表面を特定の表面処理剤で処理したり、被覆剤に消
泡剤、粘度調整剤等の各種添加剤を配合して解決してい
た。しかしながら、基材表面を表面処理剤で処理する方
法は、処理工程が増え、またコストの面でも問題があ
り、更に、基材の種類毎に表面処理剤を開発する必要が
あり、それでもしばしば膜厚ムラやハジキ等が生じる問
題があった。また、添加剤等を配合する方法も基材の種
類に応じて被覆剤を配合設計しないと同様な問題がしば
しば発生していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来技術の課題を背景になされたもので、膜厚ムラや、
ハジキの生じにくい転写方法及び転写用被覆剤を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため鋭意検討した結果、転写される被覆剤の
基材表面に対する特定の表面張力を有する被覆剤を使用
することにより、上記課題が達成できることを見出し、
本発明に到達したものである。
【0006】本発明の一つの局面によれば、次に示すと
おり被覆剤の転写方法が提供される:基材表面に、バイ
ンダー樹脂及び溶媒を必須成分として含有する被覆剤を
転写する方法において、該被覆剤は、基材表面を前進す
る際に生じる前進表面張力と後退する際に生じる後退表
面張力との差が10mN/m以下であり、かつ、20℃
における粘度が100mPa・s以下であり、さらに、
静置状態における表面張力が25mN/m以下の溶媒
を、該被覆剤中の全溶媒に対して5〜100質量%の範
囲で含有することを特徴とする転写方法:[但し、上記
前進及び後退表面張力は、以下の方法に基づき計算、測
定されるものである。前進表面張力(fA):被覆剤中に
基材が、垂直方向で浸漬、接触したときの張力(FA)を
周囲長さ(P)で除した値である。 fA=FA/P 後退表面張力(fR):被覆剤中から基材が、垂直方向で
引き上げられるときの張力(FR)を周囲長さ(P)で除し
た値である。 fR=FR/P ] 本発明の他の局面によれば、次に示すとおり基材への転
写用被覆剤が提供される:基材表面に転写するための、
必須成分としてバインダー樹脂及び溶媒からなる被覆剤
において、該被覆剤は、基材表面を前進する際に生じる
前進表面張力と後退する際に生じる後退表面張力との差
が10mN/m以下であり、かつ、20℃における粘度
が100mPa・s以下であり、さらに、静置状態にお
ける表面張力が25mN/m以下の溶媒を、該被覆剤中
の全溶媒に対して5〜100質量%の範囲で含有するこ
とを特徴とする上記転写用被覆剤:[但し、上記前進及
び後退表面張力は、動力Wilhelmy平板(動的接
触角)法に基づいて以下のとおり測定されるものであ
る。前進表面張力(fA):被覆される基材が、被覆剤中
に垂直方向で浸漬、接触したときの張力(FA)を基材の
周囲長さ(P)で除した値である。 fA=FA/P 後退表面張力(fR):被覆される基材が、被覆剤中に浸
漬された状態から垂直方向に引き上げられるときの張力
(FR)を基材の周囲長さ(P)で除した値である。 fR=FR/P ]
【0007】
【発明の実施の形態】本発明で使用する被覆剤は、バイ
ンダー樹脂(必要に応じてその硬化剤併用)、それを溶
解、もしくは安定に分散させるための溶媒を必須成分と
して含み、さらに必要に応じて、通常、塗料やインクに
使用されている着色顔料、体質顔料、染料、等の染顔
料;分散剤、粘度調整剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、
帯電防止剤等の各種添加剤を配合したものから構成され
る。上記バインダー樹脂としては、通常、塗料やインク
に使用されているものが特に制限なく利用可能である
が、具体的には、例えば、エポキシ樹脂や、ポリエステ
ル樹脂、アクリル樹脂、シリコン樹脂、アルキッド樹
脂、ウレタン樹脂、フッ素樹脂、あるいはこれら樹脂の
変性樹脂等が代表的なものとして挙げられる。
【0008】また、上記溶媒としては、通常、塗料やイ
ンクに使用されているものが特に制限なく利用可能であ
るが、具体的には、例えば、メタノール、エタノール、
イソプロピルアルコール、シクロヘキサノールなどのア
ルコール類;イソプロピルエーテル、エチレングリコー
ルモノブチルエーテルなどのエーテル類;メチルエチル
ケトン、ジイソブチルケトンなどのケトン類;n−ヘキ
サン、キシレン、トルエンなどの炭化水素類;酢酸メチ
ル、酢酸エチル、ギ酸イソブチルなどのエステル類;等
が代表的なものとして挙げられ、これら溶媒は、二種以
上の混合溶媒として使用してもよい。
【0009】本発明で使用する被覆剤は、こうような成
分から構成され、ハジキや膜厚ムラが生じないようにす
るため、以下の特性を有する必要がある。
【0010】(1)被覆剤が、基材表面を前進する際に
生じる前進表面張力と後退する際に生じる後退表面張力
との差が10mN/m以下、好ましくは0〜5mN/m
の被覆剤であること。なお、両者の差が、10mN/m
を越えると、ハジキや、膜厚ムラが生じやすくなり、ま
た、転写膜の基材基材との密着性も悪くなるので好まし
くない。上記前進表面張力、後退表面張力は、以下の方
法に基づき計算、測定されるものである。前進表面張力
(fA):被覆される基材が、被覆剤に、垂直方向に接触
したときの張力(FA)を周囲長さ(P)で除した値であ
る。 fA=FA/P 後退表面張力(fR):被覆される基材が、被覆剤中に浸
漬された状態から、垂直方向で離れるときの張力(FR)
を周囲長さ(P)で除した値である。 fR=FR/P なお、上記張力(FA、FR)は、温度;20℃、湿度;
50%RH、基材幅;30mm、基材厚さ;0.4m
m、基材浸漬及び引き上げ速度;10mm/分、の条件
下で測定した値であり、基材の周囲長さPは、次の式に
て計算されたものである。 P=((基材厚さ)+(基材幅))×2 また、張力FA、FRは、動的Wilhelmy平板(動
的接触角)法による測定装置(例えば、(株)オリエン
テック社製 動的接触角測定装置 DCA−20)にて
測定される。
【0011】(2)被覆剤の20℃における粘度が10
0mPa・s以下、好ましくは、80mPa・s以下で
あること。なお、粘度が100mPa・sを越えると、
転写膜の膜厚制御が困難となるので好ましくない。粘度
は、回転粘度計(例えば、(株)トキメック社製 B型
粘度計)にて測定される。
【0012】(3)被覆剤の構成成分である溶媒におい
て、静置状態における表面張力が25mN/m以下の溶
媒量が、全溶媒中の5〜100質量%、好ましくは、1
0〜90%の範囲であること。なお、25mN/m以下
の溶媒量が、5%未満となると、被覆剤の表面張力の調
整が困難となり、好ましくない。なお、表面張力は、W
ilhelmy法(例えば、協和界面科学(株)製 表
面張力計CBVP−A型)にて測定される。
【0013】さらに、好ましくは、以下の(4)、
(5)の条件を満たす被覆剤が望ましい。(4)被覆剤
の転写される基材との静的接触角が30°以下、好まし
くは、20°以下であること。なお、静的接触角が30
°を越えると、被覆剤の精密な印刷、塗装の制御が難し
くなり、また、ハジキや膜厚ムラも生じやすくなる傾向
にある。静的接触角は、液滴法(例えば、協和界面科学
(株)製 接触角計CA−X型)にて測定される。
【0014】(5)被覆剤の静止状態における表面張力
が、27mN/m以下、好ましくは、25mN/m以下
であること。なお、表面張力が、27mN/mを越える
と薄膜、例えば、5μm以下の膜厚制御が難しくなる傾
向にある。
【0015】本発明の転写方法は、以上説明した(1)
〜(3)の条件、好ましくは(1)〜(5)の条件を満
たす方法で実施することにより、ハジキや膜厚ムラのな
い転写膜が形成される。なお、これら条件を満たすため
には、実際に転写される基材を使用して、上記被覆剤の
バインダー樹脂、溶媒などの構成成分の種類、量等を事
前に調整し、被覆剤の上記特性を、確認測定して、決定
すればよい。
【0016】転写方法としては、転写する目的、用途に
応じて、決定すればよく、例えば、ロールコーター法
や、ダイコーター法、ブレードコーター法、グラビアコ
ート法、フローコーター法、バーコート法などが代表的
な方法としてあげられる。
【実施例】
【0017】以下、実施例により、更に詳細に説明す
る。なお、実施例中、「部」、「%」は、特に断らない
限り、質量基準として示す。被覆剤の調製
【0018】「被覆剤A」酢酸ブチル(表面張力25.
2mN/m;20℃)45%のアクリル樹脂溶液69部
に、イソプロピルアルコール(表面張力21.7mN/
m;20℃)50部を加え、被覆剤Aを調製した。な
お、被覆剤Aは、20℃における粘度が28mPa・
s、静止状態における表面張力が26mN/mであっ
た。
【0019】「被覆剤B」酢酸ブチル43%のアクリル
樹脂溶液44部に、ジイソブチルケトン(表面張力2
2.5mN/m;20℃)7部とキシレン(表面張力2
8.9mN/m;20℃)60部を加え、アクリル樹脂
被覆剤Bを調製した。なお、被覆剤Bは、20℃におけ
る粘度が33mPa・s、静止状態における表面張力が
28mN/mであった。
【0020】「被覆剤C」被覆剤Bで使用した同様のア
クリル樹脂溶液79部に、イソプロピルアルコール30
部を加え、被覆剤Cを調製した。なお、被覆剤Cは、2
0℃における粘度が25mPa・s、静止状態における
表面張力が24mN/mであった。
【0021】「被覆剤D」キシレン42%、酢酸ブチル
15%のアクリル樹脂溶液44部に、キシレン63部を
加え、被覆剤Dを調製した。なお、被覆剤Dは、20℃
における粘度が31mPa・s、静止状態における表面
張力が30mN/mであった。
【0022】「被覆剤E」被覆剤Dで使用した同様のア
クリル樹脂溶液123部に、イソプロピルアルコール2
3部を加え、被覆剤Eを調製した。なお、被覆剤Eは、
20℃における粘度が120mPa・s、静止状態にお
ける表面張力が28mN/mであった。
【0023】基材 厚さ0.4mm、幅70mm、長さ150mmの四フッ
化ポリエチレン板(基材A)と、同じ寸法のガラス板
(基材B)を使用した。
【0024】実施例1〜4、比較例1〜3 基材A、B表面に、幅50μmの直線パターンの塗膜を
形成するロールコーターを用いて、それぞれ被覆剤A〜
Eを、膜厚5μmになるように転写し、塗膜を形成させ
た。形成させた塗膜につき以下の通り、ハジキ、塗膜の
パターン幅の均一性、膜厚の均一性の試験をした。得ら
れた試験結果を表1に示した。
【0025】ハジキ試験 転写した塗膜のハジキ状態を目視判定した。 (評価基準) ○○:転写した直後の塗膜が、30秒越える時間、はじ
かずに濡れている。 ○:転写した直後の塗膜が、10〜30秒、はじかずに
濡れている。 ×:転写した直後の塗膜が、10秒未満で、はじいてし
まう。
【0026】パターン幅の均一性試験 幅50μmの直線パターンと実際に形成された塗膜幅と
の差異を測定した。 (評価基準) ○○:0.2μm未満 ○:0.2〜0.5μm ×:0.5μm越える
【0027】膜厚均一性試験 形成された塗膜の30個所をランダムに膜厚測定し、最
大膜厚と最小膜厚との差異を計算した。 (評価基準) ○○:0.1μm未満 ○:0.1〜0.5μm ×:0.5μmを越える
【0028】
【表1】 注1) 被覆剤の20℃における粘度をB型粘度計にて測
定した。 注2) 被覆剤の20℃における静止状態の表面張力を協
和界面科学(株)製「表面張力計CBVP―A型」にて
測定した。 注3),注4) 基材A、Bと同質で、基材幅30mm、基
材厚さ0.4mmの基材を、温度20℃、湿度50%R
Hの条件下で被覆剤中に10mm/分の速度で浸漬及び
引き上げ、その際の張力FA、FRを(株)オリエンテッ
ク製「動的接触角測定装置 DCA−20」にて測定し
た。張力FA、FRを基材の周囲長さ60.8mmで除し、
前進表面張力、後退表面張力を計算した。 注5) 協和界面科学(株)製 接触角計CA−Xを使用
し、液滴法にて測定した。 表1の試験結果より明らかの通り、本発明の方法による
実施例1、2、3、及び4では、ハジキがなく、パター
ン幅均一性、膜厚均一性に優れていた。一方、前進表面
張力と後退表面張力の差が10mN/mを越える比較例
1、2、3では、パターン幅均一性、膜厚均一性等が悪
かった。
【0029】
【発明の効果】本発明の方法によれば、ハジキや膜厚ム
ラの生じにくい転写膜が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 溝口 大剛 栃木県大田原市中央1−19−5 シティハ イムベルファムA201 (72)発明者 林 宏樹 栃木県那須郡西那須野町一区町281−483 (72)発明者 田辺 弘往 栃木県那須郡西那須野町朝日町8−15 Fターム(参考) 4D075 AC21 AC41 AC91 AC96 CA48 DA03 DA04 DA06 DB01 DB13 DB18 DB21 DB39 DC27 DC38 DC40 EA07 EB16 EB22 EB33 EB35 EB36 EB38 EB43 EC30 EC51 EC54 4J038 CD091 CG141 DB001 DD001 DD121 DG001 DL031 EA011 JA02 JA05 JA19 JA25 JA33 JA56 KA06 MA12 NA09 NA12 4J039 AD04 AD10 AE04 AE05 AE06 AE11 BC01 BC07 BC08 BC12 BC14 BC16 BC20 BC21 BC22 BE12 BE28 EA48 GA05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材表面に、バインダー樹脂及び溶媒を
    必須成分として含有する被覆剤を転写する方法におい
    て、該被覆剤は、基材表面を前進する際に生じる前進表
    面張力と後退する際に生じる後退表面張力との差が10
    mN/m以下であり、かつ、20℃における粘度が10
    0mPa・s以下であり、さらに、静置状態における表
    面張力が25mN/m以下の溶媒を、該被覆剤中の全溶
    媒に対して5〜100質量%の範囲で含有することを特
    徴とする転写方法:[但し、上記前進及び後退表面張力
    は、動的Wilhelmy平板(動的接触角)法に基づ
    いて以下のとおり測定されるものである。前進表面張力
    (fA):被覆される基材が、被覆剤中に垂直方向で浸
    漬、接触したときの張力(FA)を基材の周囲長さ(P)で
    除した値である。 fA=FA/P 後退表面張力(fR):被覆される基材が、被覆剤中に浸
    漬された状態から垂直方向に引き上げられるときの張力
    (FR)を基材の周囲長さ(P)で除した値である。 fR=FR/P ]
  2. 【請求項2】 被覆剤の、基材との静的接触角が30゜
    以下であることを特徴とする請求項1記載の転写方法。
  3. 【請求項3】 被覆剤の静置状態における表面張力が2
    7mN/m以下であることを特徴とする請求項1記載の
    転写方法。
  4. 【請求項4】 基材表面に転写するための、必須成分と
    してバインダー樹脂及び溶媒からなる被覆剤において、
    該被覆剤は、基材表面を前進する際に生じる前進表面張
    力と後退する際に生じる後退表面張力との差が10mN
    /m以下であり、かつ、20℃における粘度が100m
    Pa・s以下であり、さらに、静置状態における表面張
    力が25mN/m以下の溶媒を、該被覆剤中の全溶媒に
    対して5〜100質量%の範囲で含有することを特徴と
    する上記転写用被覆剤:[但し、上記前進及び後退表面
    張力は、動的Wilhelmy平板(動的接触角)法に
    基づいて以下のとおり測定されるものである。前進表面
    張力(fA):被覆される基材が、被覆剤中に垂直方向で
    浸漬、接触したときの張力(FA)を基材の周囲長さ(P)
    で除した値である。 fA=FA/P 後退表面張力(fR):被覆される基材が、被覆剤中に浸
    漬された状態から垂直方向に引き上げられるときの張力
    (FR)を基材の周囲長さ(P)で除した値である。 fR=FR/P ]
  5. 【請求項5】 被覆剤の、基材との静的接触角が30゜
    以下であることを特徴とする請求項4記載の転写用被覆
    剤。
  6. 【請求項6】 被覆剤の静置状態における表面張力が2
    7mN/m以下であることを特徴とする請求項4記載の
    転写用被覆剤。
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