JP2003040367A - 吐出製品 - Google Patents
吐出製品Info
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Abstract
られる吐出製品を提供する。 【解決手段】 配合される成分の一部が他の成分と反応
または相溶する2成分以上を内容物中に分離した状態で
含み、かつ、1つの容器に充填した吐出製品であって、
吐出物に剪断を加えることで前記成分が反応を開始し、
発熱、冷却、増粘、発色(変色)、膜形成などの効果を
発現する吐出製品。
Description
る。さらに詳しくは、1本の吐出製品で2液以上の反応
または相溶による効果が得られる吐出製品に関する。
の2液反応型吐出製品は、反応成分を別々に配合した内
容物を別々の容器に充填し、2本の吐出製品を連結させ
て同時に吐出させ、吐出させた内容物を混合することに
より反応成分を反応させ、そのとき発現する効果を得て
いる。
になり、さらに、容器を連結させる結合部材や、複数の
内容物を同時に吐出させ、該吐出物を混合する特殊な吐
出部材が必要となる。
を得るために、各吐出製品からの吐出物の量を調整する
必要があり、内容物の粘度やバルブの孔径、製品圧力な
ど、多くの要素について検討しなければならない。
たものであり、その目的とするところは、1本の吐出製
品で2液以上の反応または相溶による効果が得られる吐
出製品を提供することにある。
分の一部が他の成分と反応または相溶する2成分以上を
内容物中に分離した状態で含み、かつ、1つの容器に充
填した吐出製品であって、吐出物に剪断を加えることで
前記成分が反応または相溶を開始する吐出製品(請求項
1)、反応または相溶する成分を分離する手段が、内容
物の粘度の違い、比重の違い、相溶性の違いまたは界面
での膜の形成による請求項1記載の吐出製品(請求項
2)、容器が、一般的なエアゾール用容器、ピストン型
2重容器または袋型2重容器である請求項1または2記
載の吐出製品(請求項3)、反応する成分同士の反応
が、中和反応、イオン交換反応、水和反応、酸化還元反
応である請求項1、2または3記載の吐出製品(請求項
4)、および反応する成分同士が反応して発現する効果
が、発熱、冷却、増粘、発色(変色)、膜形成である請
求項1、2、3または4記載の吐出製品(請求項5)に
関する。
成分の一部が他の成分と反応または相溶する2成分以上
を内容物中に分離した状態で含み、かつ、1つの容器に
充填した吐出製品であって、吐出物に剪断を加えること
で前記成分が反応または相溶を開始する吐出製品であ
る。前記反応または相溶する成分を、以下、配合成分と
もいう。
応または相溶するというのは、2種以上の配合成分同士
が混合・接触することにより反応または相溶することを
意味し、具体的には、内容物中に分離された状態で配合
されている成分同士が反応または相溶すること、または
配合成分と該配合成分が配合されていないもう1つの異
なる相を形成する溶媒とが反応または相溶することを意
味する。配合成分同士または配合成分と該配合成分が配
合されていないもう1つの異なる相を形成する溶媒とが
反応または相溶するため、たとえば発熱、冷却、増粘、
発色、変色、膜形成などがおこり、所望の効果が得られ
る。
含有せしめるというのは、互いに反応または相溶する成
分が直接混合・接触する状態にならないように含有せし
めることを意味する。このように、互いに反応または相
溶する成分が直接混合・接触する状態にならないように
内容物中に含有せしめるため、該内容物を1本の吐出容
器に充填した吐出製品にした場合にも、容器中では配合
成分同士が反応または相溶することがなく、長期間にわ
たって使用することができる吐出製品を得ることができ
る。
うにする方法としては、たとえば含有させる各配合成分
を含む内容物の粘度、比重、相溶性の違いまたは界面で
の膜の形成などにより、各配合成分が直接混合・接触す
る状態にならないようにして含有せしめる方法があげら
れる。具体的な方法としては、以下の方法があげられる
が、必要により、これらの方法を組み合わせて実用に供
することができる。
り、各配合成分が直接混合・接触する状態にしないよう
に内容物中に含有せしめる方法としては、各内容物の粘
度差により、容器内で分離した状態、好ましくは内容物
が液密となり、分離した状態にすることにより、各配合
成分が直接混合・接触する状態にならないように、内容
物中に含有せしめる方法があげられる。
り、各配合成分が直接混合・接触する状態にしないよう
に内容物中に含有せしめる方法としては、各内容物の比
重の違いにより、容器内で上下に分離した状態、好まし
くは内容物が液密となり、分離した状態にすることによ
り、各配合成分が直接混合・接触する状態にならないよ
うに内容物中に含有せしめる方法があげられる。
より、各配合成分が直接混合し、接触する状態にならな
いように内容物中に含有せしめる方法としては、各内容
物が相溶しないようにし、各配合成分が直接混合・接触
する状態にならないように内容物中に含有せしめる方法
があげられる。
成により、各配合成分が直接混合・接触する状態になら
ないように内容物中に含有せしめる方法としては、各内
容物の界面に界面活性剤や粉末を存在させて膜を形成
し、各配合成分を隔離し、互いに直接混合・接触する状
態にならないように内容物中に含有せしめる方法があげ
られる。
しては、たとえば表1に記載の2液型内容物および表2
に記載の3液型内容物などがあげられる。
載の2液型内容物および表2の内容物(f)に記載の3
液型内容物が容器内に存在する状態を示す説明図であ
る。
びB剤(下相)がともにW/O型相であり、A剤(上
相)は、配合成分(反応または相溶により、所望の効果
を得るための成分)を含む親水性の不連続相1が連続相
である油相3中に乳化または分散(以下、乳化・分散と
もいう)しており、B剤(下相)は、配合成分を含む親
水性の不連続相2が連続相である油相4中に乳化・分散
している。油相3と油相4とは互いに相溶せず、異なる
相として存在するため、それらのそれぞれに含まれる親
水性の不連続相1と親水性の不連続相2とが実質的に混
合して接触する状態にはなりにくく、実質的に反応した
り相溶したりしない。
の具体例としては、たとえば水、エチルアルコール、イ
ソプロピルアルコール、エチレングリコール、ジエチレ
ングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレ
ングリコール、グリセリンなどの親水性アルコール、ア
セトン、メチルエチルケトンなどの親水性ケトン、ジメ
チルエーテル、ジエチルエーテルなどの親水性エーテ
ル、エチルセロソルブ、ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルスルホキサイドなどのその他の親水性溶媒があげられ
る。これらのうちでは、水、エチルアルコール、イソプ
ロピルアルコール、アセトン、ジメチルエーテル、ジエ
チルエーテルなどの揮発性の親水性液体が、吐出後、速
やかに揮発し、配合成分同士が混合・接触しやすく、し
たがって、反応または相溶しやすく、効果を発現しやす
い点から好ましい。
分の具体例としては、たとえば色素、染料、過酸化水
素、亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、水溶性高
分子、pH調整剤(酸性成分またはアルカリ成分)、多
価アルコール、無機粉体などがあげられる。
は、下記のごとき成分があげられる。 炭化水素:プロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ス
クワラン、スクワレン、流動パラフィン、イソパラフィ
ン、灯油など 高級アルコール:ラウリルアルコール、オレイルアルコ
ール、イソステアリルアルコールなど 脂肪酸エステル油:ミリスチン酸イソプロピル、パルミ
チン酸イソプロピル、オレイン酸オレイル、オレイン酸
デシル、イソオクタン酸セチル、フタル酸ジエチル、フ
タル酸ジブチル、コハク酸ジエトキシエチルなど 脂肪酸:オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、イソス
テアリン酸など シリコーンオイル:メチルポリシロキサン、オクタメチ
ルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、オク
タメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペ
ンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサ
ン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、メチルフェ
ニルポリシロキサンなど ロウ類:液状ラノリンなど 油脂類:オリーブ油、大豆油、トウモロコシ油、ナタネ
油、ヒマシ油、パーム油など。
を組み合わせて使用してもよい。これらのうちでは、炭
化水素、高級アルコール、脂肪酸エステル油、脂肪酸
が、比重が小さく、B剤と分離しやすい点から好まし
い。
に、下記常温で固体の油成分を溶解させたものを使用し
てもよい。 固状炭化水素:ワセリン、パラフィン、マイクロクリス
タリンワックスなど 固状脂肪酸:ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン
酸、ステアリン酸など 固状高級アルコール:セチルアルコール、ステアリルア
ルコール、ラノリンアルコール、コレステロールなど 固状エステル油:ミリスチン酸ミリスチル、酢酸ラノリ
ン、乳酸セチルなど 固状ロウ類:ミツロウ、ラノリン、鯨ロウなど。
は、混合した油成分が常温で液状を保つ範囲であるのが
好ましい。
せず、親水性の不連続相1を乳化・分散させることがで
きるものを選んで使用すればよい。
の具体例としては、親水性の不連続相1を形成する親水
性液体の具体例としてあげたものを、親水性の不連続相
1を形成する親水性液体の場合と同様に使用することが
できる。
成分としては、親水性の不連続相1に含まれる配合成分
と反応・相溶し、所望の効果が得られる成分があげられ
る。
具体例としては、たとえば色素、染料、過酸化水素、亜
硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、水溶性高分子、
pH調整剤(酸性成分、アルカリ成分)、多価アルコー
ル、無機粉体などがあげられる。
4としては、親水性の不連続相1が乳化・分散する油相
3と相溶性を有さないものが、不連続相1と2とを確実
に分離することができ、不連続相中に含まれる配合成分
を未反応・未相溶の状態で長期間保存できる点から好ま
しい。
は、たとえば前述の炭化水素、流動パラフィン、高級ア
ルコール、脂肪酸のエステル油、脂肪酸、シリコーンオ
イル、油脂類、ロウ類などがあげられる。これらのうち
では、油相3として好適に使用される炭化水素、高級ア
ルコール、脂肪酸エステル油、脂肪酸などと相溶しない
シリコーンオイル、油脂類などが、比重が大きく、A剤
と異なった相を形成しやすい点から好ましい。
る配合成分と、親水性の不連続相2に含有せしめられる
配合成分との組み合わせとしては、配合成分同士が、た
とえば中和反応、水和反応、酸化・還元反応、イオン交
換反応、溶解などする成分があげられる。
分の組み合わせとしては、水溶性高分子とpH調整剤
(酸性成分またはアルカリ性成分)、たとえばカルボキ
シビニルポリマーとアルカリ成分、アクリル酸/スレア
レス共重合体やアクリル酸/セテス共重合体とアルカリ
成分、アクリル酸/アミノアクリル酸/PEG・アルキ
ル(炭素数10〜20)共重合体と酸性成分などがあげ
られる。これらは、頭髪用セット剤や染毛剤、ほてり止
め、冷却剤などの用途に用いることができ、内容物(吐
出物)を増粘させることにより付着性を向上させたり、
冷却感の持続性を向上させたりする効果を得ることがで
きる。
分の組み合わせとしては、たとえばグリセリンやジエチ
レングリコール、プロピレングリコールなどの多価アル
コールと水、無水ケイ酸、ゼオライト、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウムなどの無機粉体と水などがあげられ
る。これらは、保湿クリームやクレンジング、パック、
シェービングフォームなどの用途に用いられ、温熱感を
得ることができる。
配合成分の組み合わせとしては、たとえばパラフェニレ
ンジアミンなどの染料と過酸化水素、亜硫酸ナトリウム
と過酸化水素、チオ硫酸ナトリウムと過酸化水素などが
あげられる。これらは、染毛剤、保湿クリーム、クレン
ジング、パック、シェービングフォームなどの用途に用
いられ、染毛、発熱による血行促進、皮膚軟化などの効
果を得ることができる。
配合成分の組み合わせとしては、たとえばアルギン酸ナ
トリウムと乳酸カルシウムなどがあげられる。これらの
組み合わせの場合には、保護膜以外にも食品や遊戯具、
趣向品などの用途に用いられ、膜形成効果を得ることが
できる。
み合わせとしては、たとえば尿素と水などがあげられ
る。これらの組み合わせの場合には、皮膚軟化剤、角質
除去剤、軟膏などの用途に用いられ、吸熱による冷却感
効果を得ることができる。
応成分などの配合成分の割合は、配合成分の種類、得よ
うとする効果などにより異なるため一概に規定すること
はできないが、たとえば中和反応による増粘効果を目的
とする場合には、0.01〜20重量%(以下、%とい
う)、さらには0.05〜15%であるのが、反応後の
吐出物が適度な粘度を有し、付着性やぬりのばしやすさ
などの使用感にすぐれている点から好ましい。水和反応
による温熱効果を目的とする場合には、水和する成分が
50〜100%、さらには60〜100%と水和させる
水が0.01〜20%、さらには0.1〜10%である
のが、適度な温熱感が得られる点から好ましい。酸化還
元反応による発熱効果を目的とする場合には、0.5〜
40%、さらには1〜30%であるのが、吐出物を適度
な温度にすることができる点から好ましく、また、酸化
還元反応による発色効果を目的とする場合には、0.1
〜15%、さらには0.5〜10%であるのが、たとえ
ば毛髪を適度に染色することができ、かつ、頭皮や頭髪
への刺激が少ない点から好ましい。
連続相1の割合およびB剤(下相)に含まれる親水性の
不連続相2の割合は、いずれも安定なW/O型相となる
点から、1〜90%、さらには3〜87%であるのが好
ましい。
た、親水性の不連続相2を油相4に乳化・分散させるた
めに、通常、乳化剤などの1種以上が含有せしめられる
が、これらの使用割合は、乳化剤の場合、0.1〜30
%、さらには0.3〜27%であるのが、使用感や安定
性の点から好ましい。
イオン型界面活性剤、陽イオン型界面活性剤、陰イオン
型界面活性剤、両性界面活性剤、シリコーン界面活性剤
などがあげられる。
25/75であるのが、配合成分が反応しやすく、効果
が発揮しやすくなる、A剤とB剤の吐出割合で吐出でき
る点から好ましい。
も仕込比から求めたものである。
/O型相であり、B剤(下相)が油相である。A剤(上
相)では、配合成分を含む親水性の不連続相1が連続相
である油相3中に乳化・分散しており、B剤(下相)で
は、配合成分が油相5中に溶解している。油相3と油相
5とは互いに相溶せず、異なる相となるため、親水性の
不連続相1と油相5とは実質的に混合して接触する状態
にはならず、それぞれに含まれる成分も反応したり相溶
したりしない。
じであるため、説明は省略する。
分の具体例は、内容物(a)の場合における油相4の具
体例と同じである。異なるのは、配合成分が、内容物
(a)の場合、親水性の不連続相2中に溶解したものが
油相4中に乳化・分散しているのに対して、内容物
(b)の場合、該油成分中に直接溶解または分散してい
る点である。このため、親水性の不連続相2に含まれる
配合成分は、親水性液体に溶解しやすいものが好ましい
が、油相5に含まれる配合成分は、油成分に溶解または
分散しやすいものが好ましく、油相3には溶解または分
散しにくいものが好ましい。
しては、たとえば尿素、油溶性の色素や染料などがあげ
られる。
は、基本的にはA剤に含有される配合成分と反応または
相溶する量になるが、配合成分の種類、得ようとする効
果などにより異なるため一概に規定することはできな
い。たとえば冷却効果を得たい場合には、1〜40%、
さらには3〜30%であるのが、適度に吐出物が冷却さ
れ、すぐれた使用感が得られる点から好ましく、また、
染毛剤(発色・変色効果)に使用する場合には、0.1
〜15%、さらには0.5〜10%であるのが、染毛効
果や配合成分の安定性の点から好ましい。
て、水を乳化・分散させたW/O型相を使用し、B剤と
して、尿素が溶解しない油成分に、たとえば分散剤を用
いて尿素を直接分散させた相を使用し、尿素がA剤の水
に溶解するときの冷却効果を得る例があげられる。
25/75であるのが、配合成分が反応しやすく、効果
が発揮しやすくなる、A剤とB剤の吐出割合で吐出でき
る点から好ましい。
も仕込比から求めたものである。
(下相)が油相である形態について説明したが、本発明
ではA剤が油相、B剤がW/O型相であってもよく、配
合成分の溶解性やW/O型相の形成しやすさなどを考慮
して連続相および油相とする油成分を適宜選択し、どち
らの形態でも実施することができる。
/O型相であり、B剤(下相)が親水性相である。A剤
(上相)では、配合成分を含む親水性の不連続相1が連
続相である油相3中に乳化・分散しており、B剤(下
相)では、配合成分が親水性相6中に溶解して含有され
ている。油相3と親水性相6とは互いに相溶せず、異な
る相となるため、親水性の不連続相1と親水性相6とは
実質的に混合して接触する状態にはならず、それぞれに
含まれる成分も反応したり相溶したりしない。
じであるため、説明は省略する。
親水性液体の具体例は、内容物(a)の場合における親
水性の不連続相1の具体例と同じである。異なるのは、
配合成分が、内容物(a)の場合、親水性の不連続相2
中に溶解したものが油相4中に乳化・分散しているのに
対して、内容物(c)の場合、親水性相6中に直接溶解
または分散している点である。それゆえ、親水性相6に
含まれる配合成分は、親水性液体に溶解・分散しやすい
ものが好ましく、親水性の不連続相2に含まれる配合成
分と同じものが親水性相6中に溶解・分散されていれば
よい。親水性相6の場合、内容物(a)における親水性
の不連続相2と比較して、通常、多量に使用されるた
め、反応または相溶に必要な成分量の差が大きい場合な
どに適する。
量は、基本的にはA剤に含有される配合成分と反応また
は相溶する量になるが、配合成分の種類、得ようとする
効果などにより異なるため一概に規定することはできな
い。たとえば水和反応による温熱効果を得たい場合に
は、50〜100%、さらには60〜100%であるの
が、適度に温熱感が得られ、すぐれた使用感が得られる
点から好ましく、また、中和反応を利用して頭髪や人体
に使用するゲル製品に使用する場合には、0.1〜15
%、さらには0.2〜10%であるのが、吐出物が適度
に増粘し、付着性や冷却感の保持効果などの点から好ま
しい。酸化還元反応による発熱効果を目的とする場合に
は、0.5〜40%、さらには1〜30%であるのが、
吐出物を適度な温度にすることができる点から好まし
い。
て、水を乳化・分散させたW/O型相を使用し、B剤と
して、グリセリン、ジエチレングリコールなどの多価ア
ルコールを使用し、水と多価アルコールとが混合すると
きの水和熱を用いる例、さらにB剤として、前記多価ア
ルコール中にゼオライトや無水ケイ酸、炭酸ナトリウム
などの無機粉体を、たとえば分散剤を用いて分散させ、
水と無機粉体が混合するときの水和熱を用いる例、A剤
として、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン、
モノエタノールアミン、アミノメチルプロパノール、モ
ノイソプロパノールアミン、アミノメチルプロパンジオ
ール、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカ
リ成分、またはグリコール酸、クエン酸、コハク酸、乳
酸などの酸性成分を含む親水性不連続相1を油相3に乳
化・分散させたW/O型相を使用し、B剤として、カル
ボキシビニルポリマー、アクリル酸/ステアレス共重合
体、アクリル酸/セテス共重合体、アクリル酸/アミノ
アクリル酸/ポリエチレングリコール・アルキル(炭素
数10〜20)共重合体などの水溶性高分子を含む親水
性相6を使用し、これらの配合成分が混合、中和したと
きに生ずる増粘などを利用する例、A剤として、チオ硫
酸ナトリウムを配合した水相を乳化させたW/O型相を
使用し、B剤として、過酸化水素水を配合した水相を使
用し、チオ硫酸ナトリウムと過酸化水素とが酸化・還元
し、発熱する例、A剤として水を乳化・分散させたW/
O型相を使用し、B剤としてニトロセルロースやエチル
セルロースなどの樹脂をアセトンやメチルエチルケトン
などの親水性溶剤に溶解させた親水性相を使用し、親水
性溶剤が水に溶解することにより樹脂が析出して被膜を
形成する例などがあげられる。
25/75であるのが、配合成分が反応しやすく、効果
が発揮しやすくなる、A剤とB剤の吐出割合で吐出でき
る点から好ましい。
も仕込比から求めたものである。
(下相)が親水性相である形態について説明したが、本
発明ではA剤が親水性相、B剤がW/O型相であっても
よく、W/O型相の形成しやすさや安定性などを考慮し
て、連続相とする油成分を適宜選択し、どちらの形態で
も実施することができる。
けるB剤に油成分が分散したもの、あるいは内容物
(c)のB剤が親水性相6中に配合成分が直接溶解また
は分散するかわりに、配合成分の溶解または分散した油
性の不連続相7が、親水性の連続相8中に乳化分散した
ものである。すなわち、A剤(上相)がW/O型相であ
り、B剤(下相)がO/W型相である。A剤(上相)で
は、配合成分を含む親水性の不連続相1が連続相である
油相3中に乳化・分散している。B剤(下相)では、油
性の不連続相7が親水性の連続相8中に乳化・分散して
おり、配合成分は、前者では連続相8中に溶解し、後者
では油性の不連続相7中に溶解している。油相3と親水
性の連続相8とは互いに相溶せず、異なる相となるた
め、親水性の不連続相1と親水性の連続相8および油性
の不連続相7とは実質的に混合して接触する状態にはな
らない。
じであるため、説明は省略する。
を形成する油成分の具体例としては、前者の場合には、
プロパンやブタン、ペンタンなどの蒸気圧を有する炭化
水素を含む油成分があげられ、前記炭化水素は発泡剤と
して作用し、泡状で吐出したり、吐出後発泡させること
ができる。後者の場合には、とくに限定はなく、A剤で
用いた油成分3と相溶するものであってもよい。また、
A剤の油成分3と相溶しない油成分を用いた場合には、
吐出製品を長期間保存した場合であっても、配合成分を
安定に分離した状態で保存することができる。
相1に含まれる配合成分と反応または相溶し、所望の効
果が得られる成分があげられる。
合、内容物(c)で例示したものと同じ配合成分を用い
ることができる。後者の場合、たとえば油溶性の色素や
染料などがあげられる。
水性の連続相8としては、親水性の不連続相1が乳化・
分散する油相3と相溶性を有さないものが、配合成分を
未反応または未相溶の状態で長期間保存できる点から好
ましい。
えば内容物(a)の不連続相1と同じ親水性液体などが
あげられる。これらのうちでは、油相3として好適に使
用される炭化水素、高級アルコール、脂肪酸のエステル
油、脂肪酸などと相溶しにくい水や多価アルコールなど
が、前記油成分との比重差が大きく、A剤と分離しやす
い点から好ましい。
得ようとする効果などにより異なるため一概に規定する
ことはできないが、前者の場合には内容物(c)で例示
した配合成分およびその配合量と同じものがあげられ、
後者の場合には、たとえば発色や変色効果を目的とする
とき、0.1〜15%、さらには0.5〜10%である
のが、たとえば毛髪を適度に染色することができ、かつ
頭皮や頭髪への刺激が少ない点から好ましい。
連続相1の割合およびB剤(下相)に含まれる油性の不
連続相7の割合は、それぞれ安定なW/O型相およびO
/W型相となる点から、いずれも1〜90%、さらには
3〜85%であるのが好ましい。
て、水を乳化・分散させたW/O相を使用し、B剤とし
て、多価アルコールに界面活性剤を加えた親水性相に蒸
気圧を有する炭化水素を乳化・分散させたO/W型相を
使用し、B剤を発泡させて、B剤の多価アルコールがA
剤の水と水和するときの発熱効果を得る例などがあげら
れる。
25/75であるのが、配合成分が反応しやすく、効果
が発揮しやすくなる、A剤とB剤の吐出割合で吐出でき
る点から好ましい。
も仕込比から求めたものである。
(下相)がO/W型相である形態について説明したが、
本発明ではA剤がO/W型相、B剤がW/O型相であっ
てもよく、配合成分の溶解性や各エマルジョンの形成し
やすさなどを考慮して、分散相および連続相とする油成
分を適宜選択し、どちらの形態でも実施できる。
相であり、B剤(下相)がO/W型相である。A剤(上
相)では、連続相である油相9中に配合成分が直接溶解
・分散しており、B剤(下相)では、連続相の親水性相
8中に乳化・分散した不連続相の油相7中に配合成分が
溶解している。
(b)のB剤と同等または内容物(a)のA剤を構成す
る連続相の油相3に配合成分が溶解・分散したものと同
等のものであり、また、B剤は、内容物(d)のB剤と
同等のものである。
分の具体例は、内容物(a)の場合における油相3、4
の具体例と同じである。異なるのは、配合成分が、内容
物(a)の場合、親水性の不連続相1、2中に溶解した
ものが油相3、4中に乳化・分散しているのに対して、
内容物(e)の場合、該油成分中に直接溶解または分散
している点である。このため、親水性の不連続相1に含
まれる配合成分は、親水性液体に溶解しやすいものが好
ましいが、油相9に含まれる配合成分は、油成分に溶解
または分散しやすいものが好ましく、親水性相8には溶
解または分散しにくいものが好ましい。
は、たとえば油溶性の色素や染料などがあげられる。
る油成分の具体例としては、親水性相8と相溶しない油
成分であればとくに限定はなく、油相9と同じ油成分で
もよい。この場合、吐出物に剪断が加わったときに配合
成分が反応しやすくなり、効果が得られやすい。また、
油相9と相溶しない油成分を使用した場合には、配合成
分がより安定に分離されるため、吐出製品の保存安定性
にすぐれる。
分としては、連続相の油相9に含まれる配合成分と反応
または相溶し、所望の効果が得られる成分があげられ
る。
体例としては、たとえば油溶性色素や染料などがあげら
れる。
の親水性相8としては、油相9と相溶性を有さないもの
が、不連続相の油相7と連続相の油相9とを確実に分離
することができ、各相中に含まれる配合成分を未反応ま
たは未相溶の状態で長期間保存できる点から好ましい。
とえば内容物(a)の不連続相1と同じ親水性液体など
があげられる。これらのうちでは、油相9として好適に
使用される炭化水素、高級アルコール、脂肪酸のエステ
ル油、脂肪酸などと相溶しにくい水や多価アルコールな
どが、前記油成分との比重差が大きく分離しやすいなど
の点から好ましい。
含まれる配合成分の割合は、配合成分の種類、得ようと
する効果などにより異なるため一概に規定することはで
きないが、たとえば発色や変色効果を目的とする場合に
は、不連続相の油相7中に0.1〜15%、さらには
0.5〜10%であるのが、毛髪を適度に染色すること
ができ、かつ頭皮や頭髪への刺激が少ない点から好まし
い。連続相の油相9中に含まれる配合成分の割合は、不
連続相の油相7に含まれる配合成分に対応する量であれ
ばよいから、たとえば発色効果を目的とする場合には、
連続相の油相9中に0.1〜15%、さらには0.5〜
10%であるのが好ましい。
続相7の割合は、安定なO/W型相となる点から、1〜
90%、さらには3〜85%であるのが好ましい。
て、油性染料を溶解させた油相を使用し、B剤として、
油性染料を油相に溶解させたものを乳化・分散させたO
/W型相を使用し、前記染料が混合して変色するときの
効果を得る例などがあげられる。
25/75であるのが、配合成分が反応しやすく、効果
が発揮しやすくなる、A剤とB剤の吐出割合で吐出でき
る点から好ましい。
も仕込比から求めたものである。
がO/W型相である形態について説明したが、本発明で
はA剤がO/W型相、B剤が油相であってもよく、配合
成分の溶解性やO/W型相の形成しやすさや安定性など
を考慮して、分散相および連続相とする油成分を適宜選
択し、どちらの形態でも実施できる。
びB剤(下相)がともにW/O型相であり、A剤(上
相)およびB剤(下相)の間に中間層10が設けられて
いる3液型内容物である。
B剤(下相)は、内容物(a)におけるA剤(上相)お
よびB剤(下相)と同じものでよい。ただし、各比重
は、A剤(上相)<中間層<B剤(下相)であることが
必要で、A剤(上相)の連続相、中間層およびB剤(下
相)の連続相が互いに混合しないことが必要であり、各
比重の差が0.1以上であることが好ましい。中間相を
設けることにより、配合成分をより安定に分離すること
ができる。
ても、中間相を設けることにより、配合成分同士を分離
した状態で長期間保存することができる。
ては、たとえば一般的なエアゾール容器、ピストン型2
重容器または袋型2重容器などがあげられる。
アルミニウム、ブリキなどの金属や、PET、PBTな
どの樹脂、ガラスなどを有底筒状に成形し、所定の耐圧
強度を有するエアゾール容器のことである。該容器を本
発明の吐出製品に使用する場合、特殊な製造工程が不要
で、低コストで製造できる点から好ましい。
は、前記一般的なエアゾール容器の内部に、内容物と加
圧剤とを隔離するピストンを備え、加圧剤の圧力により
前記ピストンが移動して内容物を吐出する容器のことで
ある。該容器を本発明の吐出製品に使用する場合、内容
物が液密状態で充填されるため、容器が転倒したり容器
を振っても内容物は撹拌されず、有効成分同士が反応す
るのを防止することができる点から好ましい。該ピスト
ン型2重容器の詳細については、特開平5−25447
号公報に記載されている。
記一般的なエアゾール容器の内部に、内容物を充填する
袋(内部容器)を備え、加圧剤の圧力により前記袋を収
縮させて内容物を吐出する容器のことである。該容器を
本発明の吐出製品に使用する場合、ピストン型と同じ効
果を奏する点から好ましい。該袋型2重容器の詳細につ
いては、特許第3079150号公報に記載されてい
る。
き容器の1本に、たとえば表1に記載の内容物(a)〜
(f)のうちの1種を充填し、さらに必要に応じて加圧
剤(内容物とは隔離された空間に充填され吐出されな
い)を充填したものである。
酸ガス、圧縮空気、亜酸化窒素などの圧縮ガスや液化石
油ガス、ジメチルエーテルなどの液化ガスがあげられ
る。これらは単独で使用してもよく2種以上を組み合わ
せて使用してもよい。これらのうちではチッ素が、内容
物の安定性がよい点から好ましい。
う)に対する加圧剤の使用量は、0.1〜10部が好ま
しく、0.2〜5部がさらに好ましい。
品は、25℃における内圧が0.2〜1.0MPa、好
ましくは0.3〜0.8MPa、吐出物の形態として
は、泡状、クリーム状、ゲル状、液状、ミスト状などの
形態を有するものであり、吐出後、吐出物に剪断を加え
ることにより、異なった相に含まれる配合成分同士が混
合されることによって、反応または相溶が開始し、目的
とする効果が得られる。また、補助的に熱を加えて、配
合成分を溶解していた油成分や親水性液体を揮発させ、
反応しやすくしてもよい。
手のひらに吐出した吐出物を手のひらの間でこすり合わ
せる、うでや足などに吐出した吐出物を指でこする、頭
髪に付着した吐出物をくしやブラシなどでとくなどによ
り、分離されていた配合成分を物理的な力で混合し、反
応させることをいう。
出割合としては、A剤(上相)に含まれる配合成分とB
剤(下相)に含まれる配合成分とが、効率よく反応また
は相溶する割合であるのが好ましく、90/10〜10
/90(容量比)、さらには80/20〜20/80で
あるのが好ましい。
し、内容物としてホットクリーム(W/O型相とW/O
型相との組み合わせ)を使用した具体例に基づいて、本
発明の吐出製品の製造方法を説明する。
ム)を溶解させた水を、流動パラフィンに界面活性剤を
溶解した油成分中に注入して、両成分を撹拌してW/O
型相を調製する。
解させた水を、メチルポリシロキサンに界面活性剤を溶
解した油成分中に注入して、両成分を撹拌してW/O型
相を調製する。
次充填し、内部容器と容器本体との間の空間に加圧剤
(チッ素ガス)を充填し、バルブを固着する。ついで、
吐出部材を取り付けることで、吐出製品が得られる。
を吐出し、その吐出物を指で塗りのばすなど、剪断を加
えることにより配合成分同士が反応または相溶し、効果
を発揮する。
相3および(または)油相4として、吐出すると揮散す
るものを選べば、吐出後、吐出物に剪断を加えることに
より油相3および(または)油相4が揮散しやすくな
り、親水性の不連続相1および親水性の不連続相2は、
容易に接触・混合し、それらに含まれる反応成分同士が
反応または相溶し、所望の効果が発現する。
の吐出製品をさらに詳細に説明するが、本発明はこれら
に限定されるものではない。
およびB剤を製造した。
テレフタレート)シリンダーを備えたポリエチレンテレ
フタレート製エアゾール容器(満注量100ml)のシ
リンダー内に、A剤およびB剤を表3に記載の割合で合
計量が60gになるように充填し、ついでバルブ(St
(ステム)径0.5φ×(2)、Vt(A剤導入孔)径
0.4φ、Ut(B剤導入孔)径0.5φ)を取り付
け、吐出製品(ホットクリーム)を得た。なお、加圧剤
としてチッ素ガスをシリンダーの外部に充填し、製品圧
力を0.8MPaに調整した。
相として存在しており、吐出させると、2相に分れたク
リーム状態で吐出した。吐出物を手のひらでこすり合わ
せると、発熱し、暖かくなった。亜硫酸ナトリウムと過
酸化水素水との酸化還元反応がおこったためと考えられ
る。
立の状態で3ヵ月保存したのちも、同様の外観および性
能を保持した。
およびB剤を製造した。
(イソペンタン以外の成分を調合し、O/W型乳化物を
作り、ついで、乳化物を冷却し、これにイソペンタンを
加える)を表4に記載の割合で合計量が60gになるよ
うに充填し、ついでバルブ(St径0.5φ×(2)、
Vt径0.5φ、Ut径0.5φ)を取り付け、吐出製
品(ホットクリームワックス)を得た。なお、加圧剤と
してチッ素ガスをシリンダー外部に充填し、製品圧力を
0.8MPaに調整した。
相として存在しており、吐出させると、2相に分れたク
リーム状態で吐出した。吐出物を手のひらでこすり合わ
せると、発泡し、さらに発熱し、暖かくなった。チオ硫
酸ナトリウムと過酸化水素水との酸化還元反応がおこっ
たためと考えられる。
立の状態で3ヵ月保存したのちも、同様の外観および性
能を保持した。
およびB剤を製造した。
ンテレフタレート製エアゾール容器(満注量100m
l)の内袋内にA剤およびB剤を表5に記載の割合で合
計量が60gになるように充填し、ついでバルブ(St
径0.5φ、Vt径0.5φ、Ut径0.5φ)を取り
付け、吐出製品(ジェル)を得た。なお、加圧剤として
チッ素ガスを内袋外部に充填し、製品圧力を0.8MP
aに調整した。
相として存在しており、吐出させると、A剤がクリーム
状、B剤がわずかに粘性を有する液状で2相に分れた状
態で吐出した。吐出物を手のひらでこすり合わせると、
増粘した。カルボキシビニルポリマー(商品名、カーボ
ポール)、とトリエタノールアミンとの中和反応がおこ
ったためと考えられる。
立の状態で3ヵ月保存したのちも、同様の外観および性
能を保持した。
およびB剤を製造した。
表6に記載の割合で合計量が60gになるように充填
し、ついでバルブ(St径0.5φ、Vt径0.5φ、
Ut径0.5φ)を取り付け、吐出製品(染毛剤)を得
た。なお、加圧剤としてチッ素ガスを内袋外部に充填
し、製品圧力を0.8MPaに調整した。
相として存在しており、吐出させると、2相に分れたク
リーム状態で吐出した。吐出物をブラシ上にとり、これ
を髪の毛につけてブラッシングすると、発色した。パラ
フェニレンジアミン、レゾルシンおよび過酸化水素水の
酸化還元反応がおこったためと考えられる。
の状態で3ヵ月保存したのちも、同様の外観および性能
を保持した。
およびB剤を製造した。
表7に記載の割合で合計量が60gになるように充填
し、ついでバルブ(St径0.5φ、Vt径0.4φ、
Ut径0.6φ)を取り付け、吐出製品(ホットクリー
ム)を得た。なお、加圧剤としてチッ素ガスを内袋外部
に充填し、製品圧力を0.8MPaに調整した。
相として存在しており、吐出させると、A剤がクリーム
状、B剤が液状で2相に分れた状態で吐出した。吐出物
を手のひらでこすり合わせると、発熱し、暖かくなっ
た。グリセリンおよびジエチレングリコールと水との水
和反応がおこったためと考えられる。
立の状態で3ヵ月保存したのちも、同様の外観および性
能を保持した。
液反応による効果を得ることができる。
るための説明図であり、(a)は、A剤(上相)および
B剤(下相)がともにW/O型相の場合、(b)は、A
剤(上相)がW/O型相で、B剤(下相)が油相の場
合、(c)は、A剤(上相)がW/O型相で、B剤(下
相)が親水性相の場合、(d)は、A剤(上相)がW/
O型相で、B剤(下相)がO/W型相の場合、(e)
は、A剤(上相)が油相で、B剤(下相)がO/W型相
の場合、(f)は、A剤(上相)およびB剤(下相)が
ともにW/O型相で、A剤(上相)およびB剤(下相)
の間にC剤(中間相)が存在する場合を示す。
Claims (5)
- 【請求項1】 配合される成分の一部が他の成分と反応
または相溶する2成分以上を内容物中に分離した状態で
含み、かつ、1つの容器に充填した吐出製品であって、
吐出物に剪断を加えることで前記成分が反応または相溶
を開始する吐出製品。 - 【請求項2】 反応または相溶する成分を分離する手段
が、内容物の粘度の違い、比重の違い、相溶性の違いま
たは界面での膜の形成による請求項1記載の吐出製品。 - 【請求項3】 容器が、一般的なエアゾール用容器、ピ
ストン型2重容器または袋型2重容器である請求項1ま
たは2記載の吐出製品。 - 【請求項4】 反応する成分同士の反応が、中和反応、
イオン交換反応、水和反応、酸化還元反応である請求項
1、2または3記載の吐出製品。 - 【請求項5】 反応する成分同士が反応して発現する効
果が、発熱、冷却、増粘、発色(変色)、膜形成である
請求項1、2、3または4記載の吐出製品。
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