JPH034374Y2 - - Google Patents

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JPH034374Y2
JPH034374Y2 JP12189585U JP12189585U JPH034374Y2 JP H034374 Y2 JPH034374 Y2 JP H034374Y2 JP 12189585 U JP12189585 U JP 12189585U JP 12189585 U JP12189585 U JP 12189585U JP H034374 Y2 JPH034374 Y2 JP H034374Y2
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plate
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は二種類の薬剤(A剤ならびにB剤とい
う。A剤ならびにB剤は単一組成の化学品を指す
他、天然品・合成品・生化学品などをも含めてそ
れらの混合物、調製物等を指す)を別々に収納し
ておき、使用に際し加圧下の容器内で混合し、自
圧で薬剤が溢出させて使用することを目的とする
タイプの容器に関するものである。斯様な例はA
剤とB剤とが予め混合しておくと物理的・化学的
に変化して好ましくない場合に適用されるもので
あり、若干例を掲示すると緊急用酸素の発生装
置で例示すればA剤が過炭酸ソーダ・B剤が硫酸
マンガン水溶液を包填する場合のように、薬剤間
の化学反応が起るもの。接着剤で例示すればA
剤がイソシアネート・B剤がポリオールを配合し
た処方剤を包填する場合の様に高分子を縮重合起
るもの。洗濯剤で例示すればA剤が界面活性剤
や漂白剤の溶液を用いB剤が分解酵素を包填する
場合の様に生成物変化の起るもの。配管洗浄剤
で例示すればA剤が界面活性剤とインヒビター水
溶液、B剤がスルフアン酸を包填する場合の様に
薬剤が水溶液となつたとき包装材料を腐食するも
の。特殊材料で例示すれば、A剤が溶剤ビヒク
ル、B剤が比重の高い顔料を包填する場合の様
に、沈降固化が起るもの。A剤はラテツクス類
等の乳化物、B剤は塩類等を包填する場合の様に
安定コロイドが分離するもの等々、多方面に対処
し得る利用分野がある。
(従来の技術) 従来、斯様な技術は二剤を各々別の圧力容器に
包填し、使用に先立つて別の耐圧容器に薬剤を取
出し混合するか、または圧力差をもつて一方の容
器に圧力差を以て移填して混合する方法がとられ
ていたが、容器が2個以上となり、また使用者が
計量混和する煩わしさがあるので、最近予め適正
量目を一容器内に改め使用時に混和できる容器が
工夫されている。即ち外容器とその内部に収納さ
れる内容器があり、その各々へA,B薬剤を入れ
外部より内容器を開封するための機構を付し、そ
の作動を行つた後、混合した薬剤を溢出させよう
とするものである。
現在報告されているこのアイデアの多くは内容
器の開封機構と薬剤の噴出機構とを外容器の一箇
所の口より行つたものであるが必然的に機構が複
雑となり誤動作も多くなるので、製造時のロスが
多くなる。本考案者は外容器の天部ならびに地部
の二箇所に開口部を設けその収添を別々に行うこ
とを特徴とする発明を行い特願昭59.12748号とし
て提出したところである。
(本考案が解決しようとする問題点) 内容器と外容器とから成る2薬剤混合タイプの
従来公知の容器は、内容器を外容器の内部に収納
する方法において、すべて、外容器の一方の開口
部から行いかつこの開口部に薬剤を溢出させる噴
出機構が付いている。例えば実公昭57−2067号公
報の提案容器は排出部材の押釦を押し下げるだけ
で二種の薬剤を排出(噴射)できるという利点が
ある反面、二種の薬剤の混合率が一定となりにく
い欠点がある。又、実公昭60−4314号公報の提案
容器は、容器の押釦の不十分な押し下げ(内容器
が破壊しない)が生じ易く、逆に2薬剤の混合の
ためボール等を装填することは有効であるが之に
よつてガラス内容器が不時に破壊されている場合
があり、而うして内容器が破壊されたか否か知る
ことが出来ない。何れにせよ、一つだけの開口部
を持つ外容器において、破壊機構ならびに噴射機
構を一諸に組込むことは部材が複雑となるのみな
らず、薬剤の充填作業に際して誤動作が生じ易く
不良品の発生率が多いのである。
よつて破壊機構と噴射機構を外容器の別々の開
口部に組込み上記の欠点を補うとした容器は、本
考案者によつて特願昭59−12748号で提案された。
しかし、この発明において例示されている開口部
材は、内容器が地部の目金部に固着している場合
には内容器の内面側から底壁を、また内容器が天
部蓋の目金板に固着している場合は、内容器の外
面側から底壁を、それぞれ押し破るものであるた
め、二種薬剤の組合が変つたり薬剤の量を変える
(いずれも内容器の大きさが変わつてくる)たび
に開口部材の長さ(棒状部材の長さ)が変るの
で、コスト高になり、また開口部材が長くなつた
場合には、撓み易くなり、内容器の破断が不正確
となる等の欠点を有する。
本考案は上記の欠点を解消した使用時に混合す
る種類の薬剤を収納するための容器を提供するこ
とを目的とする。
(考案の構成) 本考案の構成について第1図〜第4図を掲げそ
の説明を行う。
外容器1は耐圧強度が満足する円筒形であり、
その天部および地部にそれぞれ目金を作る円形孔
5,7があいている。高圧ガス取締法の関係から
エアゾールに使用されている缶が参考となし得、
その規格品を採用するとすれば、孔の直径は1イ
ンチであり、その縁は目金板をかしめつけるため
の内カールMが型どられている。円筒型の天・地
の絞りに別材片を用いるか否かでモノブロツク缶
、ツーピース缶、スリーピース缶がある。
(第2図) 内容器2は、その口部が被破壊板4で密封され
ている。この内容器に薬剤を充填するには口から
充填して蓋Wを付す(第3図)場合と、尻から充
填してそこを密封にする(第4図)両案がある。
内容器を外容器内に収納するに当たり、本考案
では内容器の被破壊板の付してある口部Oが、破
壊機構が取付けられる外容器の地部目金板に対し
て向い合う様に(即ち内容器をさかさまにして)
位置づけられることが特徴である。故に内容器の
外辺は地部目金板8に組込まれている接続具Uに
取付ける様に型どられている。
地部目金板8は、外容器と地部円形穴7に接続
するもので、その縁は外カール‘N'が型取られ、
その中心位置に内容器を固定するための接続具U
破壊板を押し破るための押棒Vやこの部分の洩れ
を防ぐシールTが組込まれており、T〜Zを総称
して破壊機構10と呼ぶ。破壊機構については
種々考えられるところであり、その例を第3図、
第4図に別載したが、その他被破壊板に薄刻目を
つけ引くことによつてはがれるプルトツプ式、ネ
ジによつて押し込みまた引抜くスクリユー式、ま
た先端を出しておき之をカツトするアンプル式等
挙げ得る。第3図の破壊機構は押棒Vを押し、把
手Yを回すとナイフエツジZが被破壊板4を切取
る様になつている。第4図は押棒Vを作動させる
とそのエツジZ′は口部を貫通する。破壊板は鉛、
アルミニウム、プラスチツクス、ゴム、ガラスペ
ーパーまたはラミネート等の材質が用いられる。
破壊機構を作動した後、内容B薬剤が出て外容
器に充填するA薬剤と混和させるため接続具には
通気路Xを設ける工夫を要する。
外容器の天部円形穴5には噴出機構9が付属す
る天部目金板6をクリンプするため目金板の円縁
部には外カールNが型どられている。噴出機構と
は一般エアゾール製品にあるもので、スプリン
グ・バルブ等をコンパクトに収納したハウジング
P、その下部に吸液のために付けられるデイツプ
チユーブQ、また薬剤を導引するためのステム
R、噴霧するためのボタンS等から成り立つてい
る。
なおA,B両材の混合をよくするためのボール
11が入れられることがある。外容器の天地には
噴射機構・破壊機構を保護するためのキヤツプ1
2が付される。
(実施例) 以上より、実際に泡状染毛剤の製品を作成た例
を述べる。
先づ第3図による20ml内容器にB薬剤として過
炭酸ナトリウム12gを充填し、フタWで密栓し、
検査する。検査方法は水中に投じておくと不完全
なものは泡を出して12時間後に容器は破壊してい
るからすぐ確認出来る。これを地部目金板の接続
具にはめ込み、内容器を外容器内にいれて地部目
金板をクリンプする。次いで次の組成のA薬剤80
mlを外容器に充填する。
〔A薬剤:塩基性酸化染料3.0、ハイドロキノ
ン0.1、ポリオキシエチレンフエノールエーテル
4.0、ポリエチレングリコール2.0、30%アンモニ
ア水4.0、トリエタノールアミン2.0、ヒマシ油
0.5、セチルアルコール0.3、香料0.1、精製水
84.0、何れもW%〕、噴射機構を付した天部目金
板をクリンプする。液化ガス〔ブタン13、フロン
87、何れもW%〕10mlをステムより加圧充填す
る。
使用に当つて破壊機構を作動させ、よく振盪し
て、外容器内で両薬剤を混和する。ボタンを押し
て内容薬剤を取出し直接施用者の頭髪へ散布す
る。約20分後洗髪してしらが染めを完了する。そ
の製品の特徴は細い泡状であるためたれさがりが
ないこと美容師が直接手で触れなくてもよいこと
である。
(発明の効果) 機能包装を目的とする二種薬剤を包填するため
の容器において、本考案は既存の設備を応用して
生産可能であるから底廉に供給し得る。現在のと
ころ、この様な商品は市販されていないのは一に
コスト的に満されないためであり、本考案によつ
てその技術的問題を解決し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案容器の全体を説明するための断
面図であり、第2図は外容器の3例を示す断面図
であり、第3図および第4図は内容器ならびに破
壊機構の例を説明する断面図である。 1……外容器、M……内カール、2……内容
器、3……内容器の開口部、O……接続口型、4
……被破壊板、5……天部円形穴、6……天部目
金板、N……外カール、7……地部円形穴、8…
…地部目金板、9……噴出機構、P……ハウジン
グ、Q……デイツプチユーブ、R……ステム、S
……ボタン、10……破壊機構、T……シール、
U……接続具、V……押棒、W……フタ、X……
通続路、Y……把手、Z……エツジ、11……ボ
ール、12……キヤツプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 缶内で二種の薬剤を混合後、自圧で内容薬剤を
    溢出させるための包装容器において、天部及び地
    部に夫々天部円形孔5・地部円形孔7を有する耐
    圧性外容器1にA薬剤が、被破壊板4で開口部3
    がシールされている内容器2にB薬剤が充填さ
    れ、内容器はその開口部が地部円形孔に相対する
    方向でもつて地部目金板8に取付けられた保持具
    Uで保持して外容器の内に収納され、かつ地部目
    金孔に嵌合する地部目金板には被破壊板を破るた
    めの破壊機構10が付されており、天部円形孔に
    嵌合する天部目金板6には内容薬剤が溢出するた
    めの噴出機構9が付されていることを特徴とする
    加圧下に二種薬剤を混合してから噴出使用するた
    めの容器。
JP12189585U 1985-08-08 1985-08-08 Expired JPH034374Y2 (ja)

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JP12189585U JPH034374Y2 (ja) 1985-08-08 1985-08-08

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JP12189585U JPH034374Y2 (ja) 1985-08-08 1985-08-08

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JPS6231076U JPS6231076U (ja) 1987-02-24
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JP2020186029A (ja) * 2019-05-14 2020-11-19 東日本旅客鉄道株式会社 エアゾール製品及びこれを用いた建設系構造物の表面保護方法、並びにこれに表面保護された建設系構造物

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