JP2003039999A - 車両用シート - Google Patents
車両用シートInfo
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- JP2003039999A JP2003039999A JP2001229719A JP2001229719A JP2003039999A JP 2003039999 A JP2003039999 A JP 2003039999A JP 2001229719 A JP2001229719 A JP 2001229719A JP 2001229719 A JP2001229719 A JP 2001229719A JP 2003039999 A JP2003039999 A JP 2003039999A
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Abstract
イド式の車両用シートであって、フロント側及びリヤ側
から誤操作なく簡単に操作でき、且つ軽い操作力でスラ
イドロック解除を行う。 【解決手段】 スライドロック解除機構を前後対称状に
設け、前側操作レバー30により回動させるリンクアー
ム32に共有ヒッター40と連結する連結ロッド33を
リンクアーム32に設けた長孔323に挿通させる。後
側操作レバー50により回動操作するリンクアーム52
についても、長孔523を介して連結ロッド53と連結
させる。前後何れか一方側のスライドロック解除を行う
時、他方側のロック解除機構は、長孔323,523に
より、連結ロッド33,53とリンクアーム32,52
との連動をキャンセルすることで操作時の負荷を軽減す
る。
Description
に好適な車両用シートに係り、更に詳しくは、シートク
ッションにシートバックが取付けられてシート本体部が
構成され、車両床面上の長手方向に沿って取付けられた
ロアレールに摺動自在に支持されるアッパーレールに前
記シート本体部が取付けられると共に、シートクッショ
ン側のラッチ部材をロアレールのロック孔に係合させる
ことにより、シートを所定位置でロックするスライドロ
ック機構と、このスライドロック機構のロックを解除す
るスライドロック解除機構を備えた車両用シートに関す
る。
ョン及びその後方で回動調整自在に立設されたシートバ
ック等からなるシート本体を備えてなり、且つこのシー
ト本体を構成するシートクッション等を車両床面上で前
後スライド機構を介して支持することにより、車体の前
後方向にスライド移動調整できるように構成され、車室
内のシートのレイアウトを種々に変更できるように形成
されている。
車両用シートは、シートクッションに取付けられるアッ
パーレールに設けたラッチをロアレールのロック孔に係
合させることにより、所定のスライド位置で固定でき、
シート位置を可変する際には、スライドロックを解除し
てスライド可能な状態にした後、前後方向にスライドさ
せるというものである。
スライドロック解除機構について、簡単に説明する。図
3に示すものはシートクッション1の平面図であり、ス
ライドロックを解除するために、シートクッション1の
アウター側に前側操作レバー2が配設されると共に、シ
ートクッション1のリヤ側に後側操作レバー3が夫々設
けられている。
図示しないスライドロック機構のラッチが動作して、ア
ウター側のスライドロックが解除され、この前側操作レ
バー2の操作により、ピン2aに固着されたリンク2b
が回動することでピン2cと連動しているリンク4がワ
イヤ5を引張り、インナー側のスライドロックも同時に
解除される。
リンク3aを介してワイヤ6が引張られ、リンク4が動
作する。そして、ワイヤ6を介してリンク4を動作させ
れば、ワイヤ5を介してインナー側のスライドロックが
解除されると共に、ピン2c、リンク2b、ピン2aを
介して前側操作レバー2も連動して持ち上げられる。
ライドロック解除機構は、前側操作レバー2と後側操作
レバー3のロック解除方式が相違しているため、誤操作
の可能性があり、使い勝手の面で問題があった。更に、
前側操作レバー2と後側操作レバー3が連動するという
構成であるため、スライドロックを解除する際の乗員に
かかる負荷が大きく、操作面での改善も要望されてい
た。
補助シート等に好適なスライド式の車両用シートであっ
て、スライドロックの解除時における誤操作をなくし、
且つ操作時に乗員にかかる負荷を少なくして、軽い力で
簡単にスライドロックを解除できる車両用シートを提供
するものである。
鑑みてなされたもので、本発明の請求項1に記載の車両
用シートは、シートクッションにシートバックが取付け
られてシート本体部が構成され、車両床面上の長手方向
に沿って取付けられたロアレールに摺動自在に支持され
るアッパーレールに前記シート本体部が取付けられると
共に、シートクッション側のラッチ部材をロアレールの
ロック孔に係合させることにより、シートを所定位置で
ロックするスライドロック機構と、このスライドロック
機構のロックを解除するスライドロック解除機構を備え
た車両用シートにおいて、前記シートクッションの前後
端側にスライドロックを解除するロック解除用の操作レ
バーが前後対称状に設けられ、各々の操作レバーは、シ
ートクッションの前後半部に独立して設けられたスライ
ドロック解除機構を動作させると共に、各スライドロッ
ク解除機構は、シートクッションの中央部に設けた共有
ヒッターを動作させることによりスライドロックを解除
させることを特徴とする。
よれば、シートクッションの前後端に夫々前後対称状の
操作レバーが取付けられ、前後側の操作レバーは、各ス
ライドロック解除機構を介して共有ヒッターに連結さ
れ、前後側いずれの操作レバーを操作しても共有ヒッタ
ーが動作して、スライドロックを解除するという構成で
あるため、前後側の各操作レバーのロック解除方式が同
一となり、誤操作の可能性がなくなる。
は、前後側の各スライドロック解除機構は、操作レバー
の操作により回動するリンクアームと、リンクアームの
回動動作を共有ヒッターに伝達する連結ロッドとを備
え、該リンクアームは、長孔を介して連結ロッドと連結
しており、一方側のスライドロック解除機構が動作した
時、他方側のスライドロック解除機構は、リンクアーム
の長孔内を連結ロッドが摺動することにより、リンクア
ームの回動動作がキャンセルされることを特徴とする。
よれば、各スライドロック解除機構における各リンクア
ームは、各リンクアームに設けられている長孔に連結ロ
ッドの一端がスライド可能に取着され、連結ロッドの他
端は共有ヒッターに固定されている。
操作し、スライドロック解除機構を動作させて共有ヒッ
ターを回動操作した場合、他方側のスライドロック解除
機構における連結ロッドはリンクアームの長孔内を摺動
することにより、リンクアームには連結ロッドからの応
力がキャンセルされ、他方側の操作レバーが持ち上がる
ことがない。よって、前後側の操作レバーは夫々独立形
式であるため、ロック解除操作を行う際の負荷が少な
く、軽い力でロック解除操作を行うことができる。
の好適な実施の形態について、添付図面を参照して詳述
する。図1はスライドロック解除機構を備えたシートク
ッションフレームを示す全体斜視図、図2は同シートク
ッションの分解斜視図である。尚、シートクッション、
シートバック等、シート本体部の図示は省略し、シート
クッションフレーム及びスライドロック解除機構のみの
構成を図示した。
レーム10は、左右のサイドフレーム11と、フロント
フレーム12と、リヤフレーム13とから構成されてい
る。更に詳しくは、各サイドフレーム11に対するフロ
ントフレーム12の取付けは、フロントフレーム12及
びサイドフレーム11に設けた取付孔121,111を
合わせ、サイドフレーム11の取付孔111の背面に溶
接されているウエルドナット112に対して図示しない
ボルトを締着することにより、フロントフレーム12が
両サイドフレーム11のフロント側に固定されている。
フレーム13とサイドフレーム11の取付孔131,1
13を合わせ、取付孔113の背面に溶接されているウ
エルドナット114に対して図示しないボルトを締着す
ることにより、リヤフレーム13がサイドフレーム11
に固定されている。
ーム13には、シートクッショントリムを取付けるため
のブラケット122,132が溶接されており、サイド
フレーム11には、図示しないシートスライド装置のア
ッパーレールを取付けるための取付孔115が開設さ
れ、その背面にウエルドナット116が溶接されてい
る。
構の構成について説明すると、スライドロック機構は、
図示しないアッパーレールに装着されている。即ち、ス
ライドロック機構は、図1中鎖線で示すように、ロアレ
ールのロック孔に係止するラッチ部材20がアーム21
を介して回転軸22に取付けられており、この回転軸2
2は、レバー23により回転動作される。
転軸22、レバー23は、夫々アッパーレールに取付け
られており、レバー23が回動動作することにより、回
転軸22が回転し、アーム21を介してラッチ部材20
が車幅方向に動作して、ラッチ部材20のラッチ爪20
aがロアレールのロック孔に嵌まり込んでロック状態と
なり、逆にロアレールのロック孔からラッチ爪20aが
外れてロック解除がなされる。
このスライドロック機構のロックを解除するロック解除
機構に関するもので、前後側から簡単に操作でき、誤操
作する虞れがなく、しかも、操作に加わる負荷を軽減で
き、軽い力で簡単に操作できる点にある。即ち、スライ
ドロック機構におけレバー23の回動動作を行うスライ
ドロック解除機構について説明する。本発明では、シー
トクッションフレーム10の前後半部に前後が略対称と
なるスライドロック解除機構が配設されていることが特
徴である。
ク解除を行う前側操作レバー30がシャフト31に固定
されており、このシャフト31にリンクアーム32が溶
接固定されている。そして、リンクアーム32は、連結
ロッド33を介して共有ヒッター40に接続され、共有
ヒッター40は下部の操作片401が前述したインナー
側のスライドロック機構のレバー23を動作させると共
に、共有ヒッター40は共有シャフト41を介して車幅
方向反対側のヒッター42に動作を伝達し、ヒッター4
2下部の操作片421がアウター側のスライドロック機
構のレバー23を動作させるという構成である。
方に持ち上げることでロックの解除を行う。即ち、前側
操作レバー30を上方に持ち上げることにより、シャフ
ト31が回転する。このシャフト31は、シートクッシ
ョンフレームにおけるサイドフレーム11にワッシャー
311、軸受部材312を介して回動可能に軸受されて
おり、このシャフト31に溶接固定されるリンクアーム
32は、シャフト31と一体に回動し、ガイド部材32
1がサイドフレーム11のガイド孔117内に沿ってガ
イドされ、コイルスプリング322により、シャフト3
1が反時計廻り方向に回転力が作用するようにリンクア
ーム32がバネ付勢されている。
れている長孔323内に連結ロッド33の一端33aが
受け部材331を介して長孔323内を摺動自在に装着
され、連結ロッド33の他端33bは、受け部材332
を介して共有ヒッター40の下端側に固定されている。
1に支持されているが、コイルスプリング402により
スライドロック機構がロックされる方向にバネ付勢され
ている。尚、共有シャフト41についてもワッシャー4
11、軸受部材412を介して左右のサイドフレーム1
1に回動可能に軸受されている。
構の構成を示すもので、リヤ側についても前後対称構造
のスライドロック解除機構が採用されている。
に溶接固定されており、シャフト51は、ワッシャー5
11、軸受部材512を介してサイドフレーム11に回
動可能に支持されていると共に、このシャフト51に固
定されているリンクアーム52は、連結ロッド53を介
して共有ヒッター42と連結している。
ャフト51と一体に回動すると共に、ガイド部材521
がサイドフレーム11のガイド孔117内にガイドさ
れ、コイルスプリング522により一定方向にバネ付勢
されている。
長孔523に連結ロッド53の一方端53aがスライド
自在に挿通され、且つ連結ロッド53の他方端53bが
共有ヒッター40の上端側に固定されている。従って、
共有ヒッター40の回動支点、即ち共有シャフト41取
付点を中心にして上下対称位置に夫々連結ロッド33,
53が取付けられることになる。
操作について説明すると、前側操作レバー30を上方に
持ち上げれば、シャフト31が時計廻り方向に回転し、
それに連れてリンクアーム32は、コイルスプリング3
22のバネ圧に対してシャフト31と一体に時計廻り方
向に回動する。
により、連結ロッド33が図1中矢印方向に引張られ、
共有ヒッター40が時計廻り方向に回転し、共有ヒッタ
ー40の下端側の操作片401がインナー側のスライド
ロック機構、即ちレバー23を回動操作し、回転軸22
を回転動作させ、アーム21を介してラッチ部材20を
ロック解除方向に動作させる。
構についても、共有ヒッター40の回動動作は、共有シ
ャフト41によりアウター側のヒッター42を時計廻り
方向に回動動作させ、同様に、レバー23、回転軸22
が回転動作することにより、アーム21を介してラッチ
部材20をロック解除方向に動作させる。
に持ち上げれば、シャフト51を介してリンクアーム5
2が回動動作し、連結ロッド53を図1中矢印方向に引
寄せることにより、共有ヒッター40を時計廻り方向に
回転動作させ、共有ヒッター40及びアウター側のヒッ
ター42の回動動作により、スライドロック機構のロッ
ク状態が解除される。
よれば、シートのフロント側及びリヤ側に前後対称状に
前後側操作レバー30,50を有するスライドロック解
除機構を配置したため、誤操作を未然に防止でき、円滑
なスライド操作が期待できる。
げて、連結ロッド33を手前側に引寄せてスライドロッ
ク解除を行う際、リヤ側のスライドロック解除機構は、
連結ロッド53が後方へ移動するが、リンクアーム52
の長孔523内をスライドすることにより、リンクアー
ム52の動きはキャンセルされ、リンクアーム52は回
動しない。
げてロック解除操作を行っても、フロント側のスライド
ロック解除機構は、連結ロッド33が前方に移動しても
リンクアーム32の長孔323内をスライド動作するだ
けでリンクアーム32の動きはキャンセルされ、リンク
アーム32は回動しない。
レバー50の夫々の操作は独立して行われ、連動しない
ため、夫々の操作に負荷が加わることがなく、最小限度
の入力で済み、操作性を著しく高めることができる。
してよいが、特にスライド操作を頻繁に行うセンターシ
ートや補助シートに特に好適である。尚、本発明は、前
述した実施例構造に限定されず、各部の形状、構造等を
必要に応じて適宜変形、変更することは自由であり、各
部の形状や材質を始め種々の変形例は本発明の範疇に含
まれるものである。
の形態であるが、本発明の請求項1に記載の車両用シー
トによれば、シートクッションの前後端に夫々前後対称
状の操作レバーが取付けられ、前後側の操作レバーは、
各スライドロック解除機構を介して共有ヒッターに連結
され、前後側いずれの操作レバーを操作しても共有ヒッ
ターが動作して、スライドロックを解除するという構成
であるため、前後側の各操作レバーのロック解除方式が
同一となり、誤操作の可能性がなくなり、使い勝手に優
れるという効果を有する。
ートによれば、各スライドロック解除機構における各リ
ンクアームは、各リンクアームに設けられている長孔に
連結ロッドの一端がスライド可能に取着され、連結ロッ
ドの他端は共有ヒッターに固定されているため、前後何
れか一方側の操作レバーを操作し、スライドロック解除
機構を動作させて共有ヒッターを回動操作した場合、他
方側のスライドロック解除機構における連結ロッドはリ
ンクアームの長孔内を摺動することにより、リンクアー
ムには連結ロッドからの応力がキャンセルされ、他方側
の操作レバーが持ち上がることがなく、よって、前後側
の操作レバーは夫々独立形式であるため、ロック解除操
作を行う際の負荷が少なく、軽い力でロック解除操作を
行うことができ、ロック解除時における操作性を高める
ことができるという効果を有する。
を示すもので、シートクッションフレームとスライドロ
ック解除機構の構成を示す斜視図。
ドロック解除機構の構成を示す分解斜視図。
ートクッションの平面図。
Claims (2)
- 【請求項1】 シートクッションにシートバックが取付
けられてシート本体部が構成され、車両床面上の長手方
向に沿って取付けられたロアレールに摺動自在に支持さ
れるアッパーレールに前記シート本体部が取付けられる
と共に、シートクッション側のラッチ部材をロアレール
のロック孔に係合させることにより、シートを所定位置
でロックするスライドロック機構と、このスライドロッ
ク機構のロックを解除するスライドロック解除機構を備
えた車両用シートにおいて、 前記シートクッションの前後端側にスライドロックを解
除するロック解除用の操作レバーが前後対称状に設けら
れ、各々の操作レバーは、シートクッションの前後半部
に独立して設けられたスライドロック解除機構を動作さ
せると共に、各スライドロック解除機構は、シートクッ
ションの中央部に設けた共有ヒッターを動作させること
によりスライドロックを解除させることを特徴とする車
両用シート。 - 【請求項2】 前後側の各スライドロック解除機構は、
操作レバーの操作により回動するリンクアームと、リン
クアームの回動動作を共有ヒッターに伝達する連結ロッ
ドとを備え、該リンクアームは、長孔を介して連結ロッ
ドと連結しており、一方側のスライドロック解除機構が
動作した時、他方側のスライドロック解除機構は、リン
クアームの長孔内を連結ロッドが摺動することにより、
リンクアームの回動動作がキャンセルされることを特徴
とする請求項1に記載の車両用シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001229719A JP3941430B2 (ja) | 2001-07-30 | 2001-07-30 | 車両用シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001229719A JP3941430B2 (ja) | 2001-07-30 | 2001-07-30 | 車両用シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003039999A true JP2003039999A (ja) | 2003-02-13 |
JP3941430B2 JP3941430B2 (ja) | 2007-07-04 |
Family
ID=19062024
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001229719A Expired - Fee Related JP3941430B2 (ja) | 2001-07-30 | 2001-07-30 | 車両用シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3941430B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009274518A (ja) * | 2008-05-13 | 2009-11-26 | Toyota Boshoku Corp | 車両用シート |
-
2001
- 2001-07-30 JP JP2001229719A patent/JP3941430B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009274518A (ja) * | 2008-05-13 | 2009-11-26 | Toyota Boshoku Corp | 車両用シート |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3941430B2 (ja) | 2007-07-04 |
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