JP2003039199A - 基板プレス装置 - Google Patents

基板プレス装置

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JP2003039199A
JP2003039199A JP2001229062A JP2001229062A JP2003039199A JP 2003039199 A JP2003039199 A JP 2003039199A JP 2001229062 A JP2001229062 A JP 2001229062A JP 2001229062 A JP2001229062 A JP 2001229062A JP 2003039199 A JP2003039199 A JP 2003039199A
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Japan
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press
temperature
substrate
pressing
elastic plate
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Application number
JP2001229062A
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English (en)
Inventor
Noriya Wada
憲也 和田
Hisayoshi Ichikawa
久賀 市川
Shinji Sugizaki
真二 杉崎
Hideaki Kataho
秀明 片保
Hiroyuki Shiozawa
博幸 塩澤
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Hitachi High Tech Corp
Original Assignee
Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP2001229062A priority Critical patent/JP2003039199A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/06Platens or press rams
    • B30B15/062Press plates
    • B30B15/064Press plates with heating or cooling means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Press Drives And Press Lines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】上下2枚の基板の間にシール材を介在させた二
層基板を加熱下で加圧し、上下の基板間に厳格に管理さ
れたギャップを形成すると共に、シール材を硬化させて
両基板間を固着する基板プレス装置を提供する。 【解決手段】 シール材を介して接合された上下の基板
からなる二層基板4は上部側プレス部材11と下部側プ
レス部材12との間で加熱下で加圧されるが、それぞれ
のプレス盤14,15の加圧面部には、ゴムまたは合成
樹脂からなる薄板内に電熱線を埋設した弾性板ヒータ1
6,17が密着状態に装着されており、また弾性板ヒー
タにはクッション材18,19が貼着されている。弾性
板ヒータは加熱手段であり、プレス盤には、弾性板ヒー
タがシール材の硬化温度以上にまで加熱された後に、そ
れらを冷却するために、冷却水タンク24から供給され
る冷却水を流通させる冷媒流路22,23が設けられ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば液晶セル等
のように、上下2枚の基板の間にシール材を介在させた
二層基板を加熱下で加圧することによって、上下の基板
間に厳格に管理されたギャップを形成すると共に、シー
ル材を硬化させて両基板間を固着するための基板プレス
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、カラーTFT(Thin Film Tran
sistor)液晶表示パネルを構成する液晶セルは、それぞ
れ透明な部材からなるTFT基板とCF(Color Filte
r)基板との二層からなる接合基板であり、これら上下
の基板間には液晶が封入される。従って、この種の接合
基板には上下の基板間にギャップ(一般に、液晶セルに
おいてはセルギャップと呼ばれている)が形成される。
TFT基板とCF基板との間に適正なセルギャップを持
たせ、かつ液晶封入空間を区画形成するために、シール
材が用いられる。このシール材は、液晶封入空間を形成
すると共に、上下の基板を接合状態に固定する機能を発
揮する。
【0003】従って、液晶セルを形成するには、まず上
下の基板のうちの一方の基板、例えばTFT基板に液晶
封入領域を形成する位置に未硬化の熱硬化性樹脂からな
るシール材を適正なセルギャップより大きな厚みをもっ
て方形枠状のパターンとなるように塗布する。ただし、
このシール材は液晶封入領域の全周に及ぶのではなく、
液晶注入口の部分を欠落させておく。また、両基板間に
適正なセルギャップを持たせるために、例えば適正なセ
ルギャップの寸法と一致する直径を有するガラスロッド
等からなる離隔部材をシール材に混入させる。このよう
にしてシール材が塗布されたTFT基板に対して、カラ
ーフィルタを正確に位置合わせして重ね合わせて仮圧着
する。未硬化のシール材を仮圧着しただけでは外力が加
わると両基板間に位置ずれが生じる可能性があるから、
両基板間における所定の位置に例えば紫外線硬化樹脂を
スポット的に塗布し、紫外線を照射してこの紫外線硬化
樹脂を硬化させて、2枚の接合基板を仮圧着した状態で
の位置ずれを防止するのが一般的である。
【0004】以上のようにして仮圧着された二層基板
は、基板プレス装置により加熱下で加圧することにより
熱圧着させて、両基板間に一定のセルギャップを形成す
ると共にシール材を熱硬化させる。このために、基板プ
レス装置を構成する上下のプレス部材は共に加熱されて
おり、通常は下部側プレス部材は固定され、上部側プレ
ス部材は昇降可能となっており、上部側プレス部材に送
りねじやシリンダ等からなる加圧手段が連結される。両
プレス部材は金属からなる剛体で構成したプレス盤を有
する。これに対して、二層基板は傷等が発生し易い脆弱
なガラスや合成樹脂等で構成される。従って、プレス部
材を構成する剛体のプレス盤の表面にクッション材を貼
着して、このクッション材により二層基板に弾性的に当
接させ、もってプレス時における二層基板の保護を図る
ようにしている。
【0005】前述したように、基板プレス装置によって
セルギャップを形成する際に、シール材は所定量圧縮さ
れることから、このシール材により囲まれた領域の容積
が減少する。二層基板にはシール材が欠落した液晶注入
口が形成されているから、セルギャップ形成時に液晶注
入口から排気されることになる。しかしながら、シール
材を欠落させた部分の開口面積は、その性質上、かなり
小さいものとなる。このために、加圧時における液晶封
入領域内の空気が迅速に排出されず、内部の圧力が上昇
して、シール材による区画壁を破壊する、所謂シールパ
スが生じることになる。
【0006】特に、液晶セルの製造ラインのセルギャッ
プ形成段階までは、通常、二層基板は、最終製品として
の液晶セルのサイズの数倍、例えば6倍〜8倍の大きさ
を有するガラス基板が用いられ、セルギャップ形成を行
った後に、二層基板は所定の切断線に沿って切断され
る。このために、二層基板に形成されるシール材のパタ
ーンは、各液晶封入領域を区画形成するように複数箇所
に及んでいる。また、二層基板を切断する際の便宜のた
めに、相隣接する液晶封入領域間において、液晶封入領
域を形成する以外にも、切断時の補強用としてのシール
材のパターンを配置するのが一般的である。従って、各
々の液晶セルの液晶封入領域における液晶注入口を構成
するシール材の欠落部のうち、ある部分では液晶封入領
域となる部位からの排気通路は、他の液晶封入領域を区
画形成するシール材の壁や、補強用のシール材の間に形
成される細い迷路状となり、二層基板が圧縮された時に
おける空気の排出が益々困難になる。その結果、液晶封
入領域内の圧力が高まり、シール材が破損してシールパ
スが発生する可能性が大である。
【0007】以上のことから、シールパスの発生を抑制
するために、プレス動作を低速で行うようにしなければ
ならない。一方、プレス時にはシール材を硬化させるべ
く、プレス部材は所定の温度にまで加熱するようにして
いる。プレス部材をシール材の硬化温度より高い温度に
まで加熱した場合には、低速で行われるプレス動作が継
続し、適正なセルギャップが形成される前の段階でシー
ル材が硬化温度にまで加熱されて、硬化反応が進行する
ようになり、その結果として上下の基板間に適正なセル
ギャップを形成することができなくなる。
【0008】以上のことから、従来は、プレスはその条
件を変えて、2段乃至3段以上の多段で行うようにして
いる。この場合、少なくとも第1段目のプレス時には、
プレス部材に与えられる温度条件はシール材の硬化温度
以下とし、低速でプレスを行うことにより、シールパス
を発生させないようにしてシール材を押し潰すようにす
る。また、シール材に多量の溶剤が混合されている場合
等には、まず第1段目のプレスで、弱い加圧力を作用さ
せ、シール材をその硬化温度より低い温度に加熱するこ
とにより溶剤の大半を揮発させ、次いで第2段目のプレ
スでは、加圧力を大きくすると共に、温度条件はやはり
シール材の硬化温度より低くし、さらに残りの溶剤を揮
発させると共に、シール材を押し潰すようにする。そし
て、複数段で行われるプレスのうち、最終段のプレスに
おいてシール材の硬化温度より高い温度条件を与えると
共に、適正なセルギャップが形成された状態に維持でき
る加圧力を加えるようにする。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うに、条件を変えて複数段でプレスを行う場合には、少
なくともプレス段数に応じた数のプレス装置を設けなけ
ればならず、プレス工程の装置構成が複雑になり、かつ
大型化する。また、各段のプレス装置間で二層基板の受
渡を行わなければならないので、全体としてのプレス工
程が長時間化することにもなる。さらに、二層基板は最
終段のプレス装置から出るまでは、上下の基板間は安定
した状態で固定されておらず、この状態で、二層基板を
複数のプレス装置間に移載すると、両基板の位置ずれが
発生するおそれがある等の不都合も生じる。ここで、プ
レス時の加圧条件を変えることは可能であるから、温度
条件を可変にすれば、単一のプレス装置で最終段階まで
プレスすることができるようになる。しかしながら、一
般にプレス開始温度から最高温度までの温度範囲は極め
て広く、このためにプレス部材を一度最高温度にまで加
熱した後に、プレス開始温度にまで低下させるには、極
めて長い時間が必要となり、装置の稼動効率が著しく低
下するという問題点がある。
【0010】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、プレス部材の温度制
御を迅速に行うことによって、単一のプレス装置により
プレス開始から最終段階までのプレスを行えるようにな
し、もって上下の基板に位置ずれ等を生じさせることな
く、効率的に二層基板を適切なギャップを形成すると共
に、シール材を硬化させることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明による基板プレス装置は、シール材を介
して接合された上下の基板からなる二層基板を上部側プ
レス部材と下部側プレス部材との間で加熱下で加圧する
ことによって、前記二層基板を構成する上下の基板間に
所定のギャップを形成すると共に、このシール材を硬化
させるようにした基板プレス装置であって、前記両プレ
ス部材は、それぞれ剛体で形成したプレス盤の加圧面部
に加熱手段を装着したものからなり、これら各プレス盤
に前記加熱手段を冷却する冷却手段をそれぞれ装着する
構成としたことをその特徴とするものである。
【0012】上下のプレス部材間で加圧する際に、プレ
ス開始時にはシール材が硬化しない温度とし、連続的ま
たは段階的に温度を上昇させて、最終的にはシール材が
硬化する温度以上にまでプレス部材を加熱するように温
度制御を行う。従って、プレス終了後には両プレス部材
の温度を低下させるが、この温度低下を迅速に行う必要
がある。本発明においては、プレス部材を構成するプレ
ス盤そのものを加熱するのではなく、その加圧面のみに
限定して加熱を行うようにする。これにより、プレス盤
全体を加熱する場合と比較して、加熱手段の体積をでき
るだけ小さくすることができ、もって加熱時における蓄
熱量が最小限に抑制される。その結果、プレスが終了す
ると、直ちに冷却手段により冷却を行うことによって、
迅速かつ確実に加圧面をプレス開始温度にまで低下させ
ることができる。
【0013】上部側プレス部材と下部側プレス部材との
うち、少なくとも上部側プレス部材の加熱手段は、合成
樹脂製の薄板内に電熱線を埋設され、熱マスの小さい弾
性板ヒータから構成するのが好適である。この弾性板ヒ
ータはプレス盤に装着されるが、プレス盤を熱伝導率の
高い金属で形成する。そして、このプレス盤を冷却手段
として機能させる。即ち、プレス盤内に冷却用流体の流
通路を設けて、プレス終了後に、冷却用流体を流通路に
流すようにする。従って、プレス盤と弾性板ヒータとの
間で効率的な熱交換が行われるように、弾性板ヒータを
プレス盤に密着させるように装着する。プレス盤は剛体
から構成される。弾性板ヒータはゴム等の弾性部材で構
成することによって、この弾性板ヒータを直接二層基板
に当接させるようにすることもできるが、二層基板の保
護という観点から、この弾性板ヒータの下側面にクッシ
ョン材を取り付けるのが望ましい。
【0014】一方、下部側プレス部材も、上部側プレス
部材と同じ構成とすることができる。ただし、上部側プ
レス部材にクッション材を設けた場合には、加圧時に上
下の基板が相対位置ずれを起こす可能性がある。これを
防止するには、下部側プレス部材においては、プレス盤
の上面に可撓性を有するカバーシートにより閉鎖された
流体プールを形成し、この流体プール内に液体等の流体
を充填することによって、二層基板をフローティング状
態で支持されることになる。その結果、上部側プレス部
材のクッション材の撓み時に歪み等が発生しても、それ
を有効に吸収できる。この場合には、加熱手段は流体プ
ールに高温流体を供給する手段から構成し、また冷却手
段は流体プールにこの高温流体と交換的に低温流体を供
給する手段で構成することができる。ここで、プレス時
における最高温度は100℃より高いのが一般的であ
る。そこで、流体プールに供給される高温流体は、シー
ル材の硬化温度より高い高温油であり、また低温流体は
プレス開始温度またはそれより高い温度であって、前記
シール材の硬化温度より低い低温油とするのが最適であ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の一形態を説明する。図1に二層基板を構成する2枚
の基板を上下に配置した状態を示し、また図2にこの2
枚の基板を貼り合わせた状態の断面を示す。図中におい
て、1は例えばTFT基板等からなる下基板、2は例え
ばCF基板等の上基板である。これら下基板1,上基板
2は、予め一方の基板、例えば下基板1の所定の位置に
シール材3を塗布した後に、相互に位置合わせが行わ
れ、次いで上基板2を下基板1上に重ね合わせると共に
上部から加圧することにより仮圧着される。これが二層
基板4であり、この二層基板4は、さらにプレス装置に
よって、上下から加熱下で加圧される。これによって、
図2に示したように、仮圧着の段階では、同図に仮想線
で示したように、上下の基板1,2間の間隔がgであっ
てものが、プレスにより同図に実線で示したように、両
基板1,2が接合状態で固定され、かつ両基板1,2間
に所定のギャップ、つまりセルギャップGを有する二層
の接合基板5が形成される。この後に、シール材3を完
全に熱硬化し、さらにセルギャップG内の空間内に液晶
が封入され、液晶の封入口を閉じることによって、液晶
を密閉状態に保持する。そして、両基板1,2間におけ
るセルギャップGを高精度に形成するために、シール材
3には、ガラスロッド等からなるスペーサ6を混入して
おくのが望ましい。また、液晶封入領域には多数の微小
ビーズ7等を分散させておき、これら微小ビーズ7はあ
る程度圧縮された状態に保持する。
【0016】図3及び図4にプレス装置の概略構成を示
す。同図から明らかなように、プレス装置10は、上下
のプレス部材11,12を有し、下部側プレス部材12
は固定的に保持されている。一方、上部側プレス部材1
1は、下部側プレス部材12に対して近接・離間する方
向に昇降駆動されるようになっている。ここで、上部側
プレス部材11は二層基板4に対して所定のプレス圧を
作用するものであり、ボールねじ手段と減速機とからな
る加圧手段13により二層基板4に対して、連続的また
は段階的に最高プレス圧まで加圧力を作用させることが
できるように構成されている。
【0017】プレス部材11,12は、それぞれ金属
等、最高プレス圧が作用しても変形しない剛体からな
り、かつ熱伝導率の高い部材で形成したプレス盤14,
15を有するものであり、上部側プレス部材11のプレ
ス盤14の下面と、下部側プレス部材12のプレス盤1
5の上面とには、加熱手段として弾性板ヒータ16,1
7が装着されている。ここで、弾性板ヒータ16,17
は、シリコンゴム等のゴム材やウレタン樹脂等の合成樹
脂、その他弾性を有する薄板内に電熱線を埋設したもの
から構成される。そして、弾性板ヒータ16の表面に
は、柔軟なシリコンゴムシート等からなるクッション材
18,19が貼り付け等の手段で積層されている。さら
に、クッション材18,19の表面は、薄膜のフッ素樹
脂等の低摩擦材からなる保護シート20,21により覆
われている。これらクッション材18,19及び保護シ
ート20,21は、プレス時に二層基板4の表面に傷が
付かないように保護するためのものである。即ち、上部
側,下部側のプレス部材11,12により二層基板4に
対して上下から加圧する際に、これらクッション材1
8,19で二層基板4に弾性的に当接するようになし、
かつ保護シート20,21により当接時に摩擦が生じる
のを防止している。
【0018】プレス盤14,15は、熱伝導率の高い金
属等から構成され、これらプレス盤14,15には冷却
手段が設けられている。冷却手段は、図4から明らかな
ように、プレス盤14,15に穿設した多数の冷媒流路
22,23を有し、これら冷媒流路22,23には、冷
媒として、例えば冷却水が供給されて、プレス盤14,
15を冷却するようにしている。冷却水は冷却水タンク
24内に貯留されており、この冷却水タンク24とプレ
ス盤14,15の冷媒流路22,23との間は供給配管
25,26で接続されている。そして、これら供給配管
25,26の途中には、ポンプ27,28と、開閉弁2
9,30とが設けられ、かつ冷媒流路22,23には排
水管31,32が接続されている。従って、開閉弁2
9,30を開いて、ポンプ27,28を駆動すれば、供
給配管25,26からプレス盤14,15内の冷媒流路
22,23に冷媒としての冷却水が供給されると共に、
この供給圧により冷媒流路22,23内で昇温した水が
排水管31,32を介して外部に流出することになる。
【0019】冷媒流路22,23は、プレス盤14,1
5の一側、つまり図3の右側側部に開口して、供給配管
25,26の接続部25a,26aに接続しており、こ
の開口部から他側、つまり左側側部近傍でUターンして
右側側部に開口し、この開口には配水管31,32の接
続部31a,32aが接続されている。そして、冷媒流
路22,23の往路は弾性板ヒータ16,17の取付面
に近接した位置を通るようになっている。これによっ
て、プレス盤14,15が冷却されると共に、加熱手段
としての弾性板ヒータ16,17と、二層基板4の損傷
防止機能を発揮するクッション材18,19及び保護シ
ート20,21とが冷却される。
【0020】ここで、プレス盤14,15を冷却するの
は、加熱した後の弾性板ヒータ16,17を迅速に冷却
するためである。従って、弾性板ヒータ16,17をプ
レス盤14,15に密着させて、その間における熱伝達
を効率的に行えるようにしている。しかも、プレス盤1
4,15に設けた冷媒流路22,23は、供給配管2
5,26への接続側、つまり冷却水の流入側は弾性板ヒ
ータ16,17に近接した位置に配置されている。そし
て、この冷媒流路22,23はプレス盤14,15の反
対側の端部近傍で反転させ、弾性板ヒータ16,17の
配設部より遠い側を通って供給配管25,26の接続側
端部に至るようになし、この端部に排水管31,32が
接続される。
【0021】以上のように構成することによって、まず
上下のプレス部材11,12における弾性板ヒータ1
6,17を非加熱状態となし、プレス盤14,15に冷
却水を流通させることによって、これら両プレス部材1
1,12がプレス開始温度となるように冷却する。ここ
で、プレス部材11,12のプレス開始温度は、二層基
板4の上下の基板1,2間に介装したシール材3の特性
により異なるが、シール材3の硬化が開始する温度より
十分低い温度とする。
【0022】二層基板4は、搬送コンベア等の搬送手段
またはピックアンドプレイス手段により下部側プレス部
材12上にセットされる。この状態で、加圧手段13を
作動させて、上部側プレス部材11を下降させて、上下
のプレス部材11,12間で二層基板4を加圧すると共
に、両プレス部材11,12を構成するプレス盤14,
15の加圧面に設けた弾性板ヒータ16,17を加熱す
る。この弾性板ヒータ16,17の熱はクッション材1
8,19及び保護シート20,21を介して二層基板4
のシール材3に作用することになり、これによってこの
二層基板4を加熱しながら加圧する。
【0023】ここで、プレス時においては、加圧手段1
3による二層基板4への加圧力は連続的または段階的に
大きくし、かつ弾性板ヒータ16,17による二層基板
4の加熱も、これに応じて連続的または段階的に昇温さ
せる。加圧力の調整により二層基板4は低速で加圧さ
れ、もって上下の基板1,2間が緩やかに圧縮されて、
シール材3の内側の圧力が上昇するのを抑制する。この
加圧速度はシールパスの発生を起こさない範囲でできる
だけ速くする。そして、二層基板4に対する加圧力の上
昇に応じて、弾性板ヒータ16,17によるシール材3
の加熱温度を上昇させるように制御する。ここで、弾性
板ヒータ16,17の加熱温度は、加圧力が最高圧に達
する前、つまり二層基板4が加圧されて圧縮される間は
シール材3の硬化温度を越えないようにする。
【0024】そして、二層基板4に最高圧が作用して、
適正なセルギャップGが形成された後に、弾性板ヒータ
16,17による二層基板4の加熱温度を、そのシール
材3の硬化温度より高い最高温度にまで上昇させ、所定
の時間だけ最高圧力及び最高温度を維持する。これによ
って、適正なセルギャップGが形成された状態で、シー
ル材3が熱硬化されることになる。
【0025】以上のようにして二層基板4にギャップが
形成されると共にシール材3が硬化して上下の基板1,
2間が固定されるが、この二層基板4はプレス装置10
から取り出されて、次の工程に移行する。その後に、新
たな二層基板4がプレス装置10の下部側プレス部材1
2上に搬入されて、前述と同様にしてプレスが行われ
る。即ち、プレス装置10において、加圧力だけでな
く、加熱温度もダイナミックに制御することによって、
単一のプレス装置10により二層基板4をプレスするこ
とができ、複数のプレス装置に移行させる必要をなくし
ている。従って、その分だけ生産効率が上昇することに
なる。また、シール材3が未硬化の状態で、プレス装置
間に二層基板4を搬送する必要がなくなるので、基板
1,2間の位置ずれ等を生じるおそれもない。
【0026】ところで、プレスの最終段階においては、
弾性板ヒータ16,17はシール材3の硬化温度より高
くなっている。従って、この弾性板ヒータ16,17を
冷却して、プレス開始温度にまで低下させなければなら
ない。そこで、開閉弁29,30を開くと共に、ポンプ
27,28を作動させて、冷却水タンク24内の冷却水
を供給配管25,26からプレス盤14,15に設けた
冷媒流路22,23に供給する。その結果、プレス盤1
4,15が冷却され、このプレス盤14,15に密着し
ている弾性板ヒータ16,17をプレス開始温度にまで
低下させることになる。
【0027】ここで、弾性板ヒータ16,17がプレス
開始温度に低下するまでは次の二層基板4をプレス装置
10に搬入することはできない。従って、生産効率を高
めるには、弾性板ヒータ16,17を迅速かつ効率的に
冷却しなければならない。弾性板ヒータ16,17は薄
板から構成され、プレス盤14,15と比較して、その
体積は極めて小さいもので構成することができ、二層基
板4の加熱手段の熱マスを最小限に抑制できる。プレス
盤14,15は熱伝導性の高い金属材で形成されている
ので、冷却水を流通させることにより急速に冷却され、
これらプレス盤14,15に密着している弾性板ヒータ
16,17の熱を迅速に吸収できる。特に、図4に示し
たように、供給配管25,26から供給される冷却水は
プレス盤14,15における弾性板ヒータ16,17と
接する部位に近い位置を通っているので、さらに熱の吸
収が良好となり、弾性板ヒータ16,17が迅速に冷却
される。従って、プレス装置10の稼動効率を向上させ
ることができる。
【0028】しかも、弾性板ヒータ16,17を薄板で
構成することにより急冷が可能になっているにも拘ら
ず、クッション材18,19の直下位置に配置されてい
るので、この弾性板ヒータ16,17を加熱した時に
は、迅速にその熱を二層基板4に伝達できるようにな
り、その応答性が高くなる。しかも、弾性板ヒータ1
6,17はゴム等の弾性部材で構成されているので、プ
レス部材11,12により二層基板4に加圧力を作用さ
せた時に、ある程度は緩衝材としての機能を発揮させる
ことができる。従って、プレス盤14,15に直接装着
する場合と比較して、クッション材18,19の薄肉化
が可能となり、弾性板ヒータ16,17を薄くしても、
二層基板4への熱伝達効率を高くすることができる。
【0029】ここで、プレス装置10による二層基板4
のプレス時に与えられる加圧条件及び加熱条件は、二層
基板4における上下の基板1,2間に介装されているシ
ール材3の特性に依存する。加圧条件はシール材3の粘
度及び溶剤混合量等により変化し、また加熱条件はシー
ル材3の硬化温度等に応じて変化する。即ち、基本的に
は、適正なセルギャップGが形成されるまでは、基板
1,2間の間隔が圧縮されるが、この間にシールパスを
起こさない加圧速度となるように設定する。また、適正
なセルギャップGが形成されるまではシール材3の硬化
温度以下の温度に保持して、このシール材3の粘度を低
下させて可塑化させる。そして、セルギャップGが形成
され、上下の基板1,2間がそれ以上圧縮されない状態
になると、シール材3の硬化温度以上にまで上昇させ
る。
【0030】図5(a)に無溶剤性のシール材を用いた
場合の、また図5(b)には溶剤性のシール材を用いた
場合の好ましい加圧特性及び昇温特性の一例を示す。こ
れらの図において、実線で示したのは温度特性線図、点
線で示したのは加圧力特性線図である。まず、プレス開
始温度は、溶剤性のシール材を用いる場合の方が、無溶
剤性のシール材を用いる場合より十分低い温度に設定す
る。そして、溶剤がほぼ揮発した後には圧力上昇速度を
上げる(高速加圧)プレス開始後には、圧力及び温度は
連続的または段階的に上昇させるが、二層基板4の加圧
力が最高圧となるまではシール材3の硬化温度以下に保
持する。そして、最高圧が作用した直後に温度を最高温
度となるように大きく上昇させて、シール材3の硬化温
度以上とする。ただし、溶剤性のシール材の場合には、
このシール材に含まれる溶剤がほぼ完全に揮発するまで
は、より低速で加圧し、かつ温度上昇も抑制して、溶剤
の気化に起因するシールパスの発生を防止する(低速加
圧)。従って、シール材から大半の溶剤が除去される
と、プレス速度及び加熱速度を速くする(高速加圧)こ
とにより、ギャップが形成されるまでの時間を短縮す
る。
【0031】プレス装置10を構成する上下のプレス部
材11,12において、保護シート20,21を介して
直接二層基板4を加圧するクッション材18,19の直
下位置に弾性板ヒータ16,17が設けられているの
で、この弾性板ヒータ16,17の加熱温度を微細に制
御することによって、二層基板4の加熱温度を図5
(a),(b)に示した特性を持たせるように正確に制
御できる。また、弾性板ヒータ16,17は薄板から構
成され、かつ冷却手段を備えたプレス盤14,15に密
着しているので、プレスが終了して、最高温度状態とな
っている弾性板ヒータ16,17を迅速にプレス開始温
度にまで低下させることができ、プレス終了後、次の二
層基板4の搬入までのタイムラグを最小限に抑制でき
る。従って、装置の稼動効率が著しく向上する。
【0032】次に、図6に本発明の第2の実施の形態を
示す。この実施の形態におけるプレス装置40は、上部
側プレス部材41は加圧手段(図示せず)により、昇降
可能となった可動側のプレス部材であり、プレス盤42
の下面に弾性板ヒータ43とクッション材44とが装着
されており、またクッション材44は保護シート45で
覆われている。従って、この上部側プレス部材41は、
前述した第1の実施の形態の上部側プレス部材11と実
質的に同じ構成となっている。
【0033】一方、下部側プレス部材46は金属等の熱
伝導率の高い剛体からなるプレス盤47を有し、このプ
レス盤47の上面には底の浅い凹部が形成されている。
これが流体プール48であり、この流体プール48の上
部位置はカバーシート49により覆われている。カバー
シート49は、例えばフッ素樹脂の薄いシート等のよう
に、可撓性を有するが、弾性及び伸縮性が最小限の部材
で構成されて、プレス盤47の上面に固着されており、
これによって流体プール48は密閉空間となっている。
【0034】流体プール48内には、流体、好ましくは
非圧縮性流体である液体が供給されるようになってい
る。しかも、この液体は沸点がプレス時の最高温度より
高いもの、例えば油が用いられる。そして、流体プール
48内には低温油と、高温油とが交換的に供給されるよ
うになっている。このために、低温油貯留タンク50と
高温油貯留タンク51とを備え、これら2つのタンク5
0,51にはそれぞれ給油配管52,53が接続されて
おり、これらの給油配管52,53は切換弁54を介し
て、流体プール48に通じる油供給配管55と接続され
ている。そして、この油供給配管55の途中にはポンプ
56が設けられている。切換弁54は、油供給管55
を、給油配管52と接続する状態と、給油配管53と接
続する状態と、両給油配管52,53との双方に対して
遮断した状態との3位置に切り換え可能なものである。
【0035】また、流体プール48には、排出配管57
が接続されており、この排出配管57は切換弁58に接
続されている。また、低温油貯留タンク50に接続した
還流配管59と、高温貯留タンク51に接続した還流配
管60とが切換弁58に接続されており、この切換弁5
8を切り換えることによって、流体プール48からの排
出配管57を、還流配管59に接続する状態と、還流配
管60に接続する状態と、両還流配管59,60と遮断
する状態とに切り換え可能となっている。そして、排出
配管57には吸引用のポンプ61が装着されている。
【0036】さらに、上部側プレス部材41のプレス盤
42及び下部側プレス部材46のプレス盤47には、第
1の実施の形態と同様、冷却手段として、冷媒流路6
2,63が設けられており、冷却水タンク64からの供
給配管65,66がこれら各冷媒流路62,63に接続
されている。そして、供給配管65,66には、ポンプ
67,68及び開閉弁69,70が装着されている。さ
らに、冷媒流路62,63には排水管71,72が接続
されている。
【0037】以上のように構成することによっても、単
一のプレス装置40による1段で、シールパスを起こさ
ずに、しかも加圧途中でシール材3が硬化することがな
く、適正なセルギャップGが正確に形成されるようにし
て二層基板4のプレスを行うことができる。
【0038】ここで、下部側プレス部材46のプレス盤
47に設けた流体プール48に供給される低温油の温度
はプレス開始温度乃至それより高い温度となし、また高
温油の温度はシール材3の硬化温度より高い温度とす
る。例えば、図5(a)において、低温油はプレス開始
温度乃至それよりある程度高い温度とし、高温油は最高
温度とする。また、上部側プレス部材41の弾性板ヒー
タ43は、図5(a)の昇温特性と同じ特性を持たせる
ように設定する。
【0039】まず、流体プール48の内部には低温油貯
留タンク50からの低温油を導入しておき、この状態で
切換弁54及び58を遮断状態に保持する。一方、上部
側プレス部材41は、弾性板ヒータ43と、冷却水タン
ク64から供給される冷却水によって、プレス開始温度
に設定する。この状態で、二層基板4を下部側プレス部
材46上に搬入し、上部側プレス部材41を下降させる
ことにより二層基板4に対するプレスを開始する。上部
側プレス部材41におけるクッション材44が二層基板
4の上面に当接すると、まずクッション材44が撓むこ
とになり、これと共に二層基板4に加圧力が作用する。
そして、弾性板ヒータ43による加熱を開始する。下部
側プレス部材46はプレス開始温度に保持されるが、弾
性板ヒータ43の加熱温度を上昇させることによって、
二層基板4の温度を上げながら、上部側プレス部材41
による加圧力を増大させる。ここで、上部側プレス部材
41の加圧力の上昇速度は、二層基板4におけるシール
パスが発生しない速度とし、またこの間における弾性板
ヒータ43による二層基板4の加熱は、シール材3の硬
化温度より低い温度であることを条件として昇温させる
ようにする。
【0040】上部側プレス部材41の作動により二層基
板4に対する加圧力が最高状態となった時に、つまり二
層基板4を構成する上下の基板1,2間がこれ以上圧縮
されない状態となった後に、弾性板ヒータ43の温度を
シール材3の硬化温度以上に上げる。また、切換弁54
を切り換えて、高温油貯留タンク51からの給油配管5
3を油供給配管55と接続すると共に、切換弁58を排
出配管57が還流配管59と接続する状態に切り換え
る。そして、ポンプ56及び61を作動させて、流体プ
ール48内に高温油を供給して、低温油を排出して、こ
の流体プール48の内部を高温油で置換する。この時
に、流体プール48には最高プレス圧が作用しているの
で、この圧力状態を維持するように、ポンプ56,61
の作動を制御する。具体的には、ポンプ56による高温
油の流体プール48への供給圧をポンプ61による排出
圧より高くする。これによって、二層基板4は上下から
シール材3の硬化温度以上に加熱されることになり、迅
速にシール材3を硬化させることができる。
【0041】そして、プレス終了後には、上部側プレス
部材41のプレス盤42と、下部側プレス部材46のプ
レス盤47とに設けた冷媒流路62,63に冷却水を供
給すると共に、下部側プレス部材46のプレス盤47に
形成した流体プール48の高温油を低温貯留タンク50
からの低温油で置換することによって、上下のプレス部
材41,46は速やかにプレス開始温度にまで低下す
る。ここで、下部側プレス部材46では、低温油を供給
することから、これだけでプレス開始温度とすることも
できる。従って、プレス盤47側には必ずしも冷媒流路
を設ける必要はないが、より迅速かつ確実にプレス開始
温度に低下させるためには、冷媒流路63側にも冷却水
を流すようにする。
【0042】ここで、前述した第1の実施の形態では、
上下のプレス部材11,12をプレス盤14,15に弾
性板ヒータ16,17及びクッション材18,19を装
着したものからなり、実質的に剛体プレス手段であり、
プレス時にはクッション材18,19が撓むことにな
る。この時にクッション材18,19が歪みながら圧縮
されると、基板1,2間に相対位置ずれが生じることに
なる。従って、何らかの方法でクッション材が歪まない
ようにするか、または基板1,2間の相対位置ずれを防
止しなければならない。
【0043】この点について、この第2の実施の形態に
よれば、上部側プレス部材41によりプレス圧が作用す
る際に、下部側プレス部材46は流体プール48により
実質的にフローティング状態で二層基板4が支持される
ことになる。従って、上部側プレス部材41による加圧
時にクッション材44が歪みながら撓んだとしても、フ
ローティング状態にある下部側がこれに追従するので、
二層基板4の全面にわたって均等な加圧力が作用し、か
つ両基板1,2間でずれが生じることがなく、真直ぐに
加圧することができる。このように、下部側プレス部材
46では、二層基板4をフローティング状態で支承して
いるものの、この下部側プレス部材46の流体プール4
8内には、非圧縮性の加熱油が貯留されており、しかも
可撓性を有するが、非伸縮部材であるカバーシート49
が設けられている。従って、流体プール48内の油は封
じ込め状態となり、上部側プレス部材41の下降に応じ
て、流体プール48内の圧力(静圧)が上昇することに
なり、二層基板4には確実にプレス圧が作用することに
なる。
【0044】
【発明の効果】本発明は、プレス部材の温度制御を迅速
に行うことによって、単一のプレス装置によりプレス開
始から最終段階までのプレスを行うことができ、もって
上下の基板に位置ずれ等を生じさせることなく、効率的
に二層基板を適切なギャップを形成すると共に、シール
材を硬化させることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】二層基板を、貼り合わせる前の状態にして示す
外観図である。
【図2】二層基板の貼り合わせ状態での断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態を示す基板プレス装
置の概略構成図である。
【図4】図3のプレス部材の平面図である。
【図5】プレス時における加圧力及び温度の制御特性線
図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態を示す基板プレス装
置の概略構成図である。 1 下基板 2 上基板 3 シール材 4 二層基板 10,40 プレス装置 11,41 上部側プレス部材 12,46 下部側プレス部材 13 加圧手段 14,15,42,47 プレス盤 16,17,43 弾性板ヒータ 18,19,44 クッション材 20,21,45 保護シート 22,23,64,65 冷媒流路 48 流体プール 49 カバーシート 50 低温油貯留タンク 51 高温油貯留タンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉崎 真二 東京都渋谷区東3丁目16番3号 日立電子 エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 片保 秀明 東京都渋谷区東3丁目16番3号 日立電子 エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 塩澤 博幸 東京都渋谷区東3丁目16番3号 日立電子 エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 4E090 AA01 AA08 AB01 DA02 DA03 HA07 HA10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シール材を介して接合された上下の基板
    からなる二層基板を上部側プレス部材と下部側プレス部
    材との間で加熱下で加圧することによって、前記二層基
    板を構成する上下の基板間に所定のギャップを形成する
    と共に、このシール材を硬化させる基板プレス装置にお
    いて、 前記両プレス部材は、それぞれ剛体で形成したプレス盤
    の加圧面部に加熱手段を装着したものからなり、 これら各プレス盤に前記加熱手段を冷却する冷却手段を
    それぞれ装着する構成としたことを特徴とする基板プレ
    ス装置。
  2. 【請求項2】 前記上部側プレス部材と下部側プレス部
    材とのうち、少なくとも上部側プレス部材の加熱手段
    は、前記プレス盤の下面に密着状態にして装着され、ゴ
    ムまたは合成樹脂からなる薄板内に電熱線を埋設した弾
    性板ヒータで構成し、この弾性板ヒータの前記二層基板
    への当接面側にクッション材を装着する構成としたこと
    を特徴とする請求項1記載の基板プレス装置。
  3. 【請求項3】 前記プレス盤は金属で構成し、このプレ
    ス盤内に冷却用流体の流通路を設け、この流通路内に冷
    却用流体を流通させることにより前記冷却手段を構成し
    たことを特徴とする請求項1記載の基板プレス装置。
  4. 【請求項4】 前記下部側プレス部材は、前記プレス盤
    の上面に可撓性を有するカバーシートにより閉鎖された
    流体プールを形成し、前記加熱手段はこの流体プールに
    高温流体を供給する手段から構成され、また前記冷却手
    段は前記流体プールにこの高温流体と交換的に低温流体
    を供給する手段から構成したことを特徴とする請求項1
    記載の基板プレス装置。
  5. 【請求項5】 前記流体プールに供給される高温流体
    は、前記シール材の硬化温度より高い高温油であり、ま
    た低温流体はプレス開始温度またはそれより高い温度で
    あって、前記シール材の硬化温度より低い低温油である
    ことを特徴とする請求項4記載の基板プレス装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008508745A (ja) * 2004-08-03 2008-03-21 ハリス コーポレイション Lcp基板で作成された屈曲回路を封止する方法及び装置
CN103203893A (zh) * 2013-05-03 2013-07-17 湖州东方机械有限公司 油加热水冷却压力成型机
KR101560831B1 (ko) * 2008-12-16 2015-10-16 주식회사 포스코 열간 프레스 장치

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